JP2005264791A - 2段スクリュー圧縮機および冷凍装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 2段スクリュー圧縮機における容量制御を簡易な構成で行う。
【解決手段】 1段目の圧縮機13のスライド弁28の吸引側に配置され、スライド弁28にロッド34を介して接続されるピストン32を有するシリンダ30を備え、シリンダ30内の吸引側のシリンダ室41を吐出圧力P1が付与されるラインL1に固定弁49を介して連結し、かつ、圧縮機13の吐出圧力P3以下の圧力P2が付与されるラインL2に開閉弁51を介して連結し、シリンダ30内の吐出側のシリンダ室42を、ラインL2に連結する。これにより、開閉弁51を開くと、シリンダ室41の圧力、およびシリンダ室42の圧力が共に中間圧力P3以下の圧力P2になり、スライド弁28の吐出側にかかる力の方が、ピストン32の吸引側にかかる力よりも大きくなるので、スライド弁28を良好に吸引側、つまり、容量増加側に移動させることができる。
【選択図】 図1
【解決手段】 1段目の圧縮機13のスライド弁28の吸引側に配置され、スライド弁28にロッド34を介して接続されるピストン32を有するシリンダ30を備え、シリンダ30内の吸引側のシリンダ室41を吐出圧力P1が付与されるラインL1に固定弁49を介して連結し、かつ、圧縮機13の吐出圧力P3以下の圧力P2が付与されるラインL2に開閉弁51を介して連結し、シリンダ30内の吐出側のシリンダ室42を、ラインL2に連結する。これにより、開閉弁51を開くと、シリンダ室41の圧力、およびシリンダ室42の圧力が共に中間圧力P3以下の圧力P2になり、スライド弁28の吐出側にかかる力の方が、ピストン32の吸引側にかかる力よりも大きくなるので、スライド弁28を良好に吸引側、つまり、容量増加側に移動させることができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、互いに噛み合う雌雄のスクリューロータを備えた圧縮機を2台有し、一方の圧縮機で圧縮した冷媒を他方の圧縮機でさらに圧縮する2段スクリュー圧縮機、および、それを備えた冷凍装置に関する。
一般に、スクリュー式の圧縮機は、スクリューロータの外周の少なくとも一部を覆って軸方向に進退自在に設けられた容量制御用のスライド弁により、容量を制御するように構成されている(例えば、特許文献1参照)。例えば、スライド弁をスクリューロータの吐出側に前進させると、スクリューロータの軸方向に沿って形成される複数の圧縮室をスクリューロータの吸引口に連通する還流流路が開かれ、圧縮容量が低減する。逆に、スライド弁をスクリューロータの吸引側に後退させると圧縮容量が増大する。このスライド弁の駆動機構は、スライド弁をロッドを介してピストンシリンダのピストンに連結し、ピストンを挟む2つのシリンダ室に圧縮機の吐出圧力と吸引圧力を切り替えて供給することにより、スライド弁を前進または後退駆動するようにしている。
しかし、特許文献1のスライド弁の駆動機構によれば、2つのシリンダ室に供給する圧力を切り替える切替弁の構成が複雑になるという問題がある。
この点、特許文献2に記載されたスライド弁の駆動機構によれば、スライド弁に作用する押圧力を利用して、2つのシリンダ室に供給する圧力を切り替える機構を簡単化することが提案されている。すなわち、スライド弁は、一方の端部が圧縮機の吐出圧力室に臨ませて配置されているから、スライド弁の端面に作用する吐出圧力によりスライド弁はスクリューロータの吸引側に押圧される。そこで、2つのシリンダ室を圧縮機の吐出圧力に共通に連通しておき、スライド弁の押圧力を利用してスライド弁を進退いずれかの方向に駆動し、逆の方向に駆動するときは、スライド弁の押圧力と同一方向にピストンを駆動する側のシリンダ室を低圧源に切り替えるようにしている。
しかしながら、2段スクリュー圧縮機の場合、1段目の圧縮機のスライド弁の吐出側の端面にかかる圧力が、2段スクリュー圧縮機の吐出圧力よりも低い中間圧力になる。したがって、特許文献2に記載の駆動機構を利用すると、2つのシリンダ室に供給される圧縮機の吐出圧力に対してスライド弁の押圧力が相対的に低下する。その結果、2つのシリンダ室に2段目の圧縮機の吐出圧力を作用させると、スライド弁の押圧力が不足してスライド弁を進退駆動できなくなる場合、あるいは進退が遅くなる場合があるなどの問題がある。
本発明は、2段スクリュー圧縮機のスライド弁の駆動機構の構成を簡単化でき、かつスライド弁を確実に進退させることを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、冷媒を圧縮する雌雄のスクリューロータを有する1段目の圧縮機と、この1段目の圧縮機から吐出される冷媒を圧縮する雌雄のスクリューロータを有する2段目の圧縮機と、1段目の圧縮機のスクリューロータの外周の少なくとも一部を覆って軸方向に進退自在に設けられた容量制御用のスライド弁と、このスライド弁の1段目の圧縮機の吸引側に配置されスライド弁にロッドを介して連結されたピストンとを有するシリンダとを備えた2段スクリュー圧縮機において、ピストンによりロッドの反対側に画成される第1のシリンダ室は、2段目の圧縮機の吐出圧力が付与される高圧源に流路抵抗を介して連通され、かつ1段目の圧縮機の吐出圧力以下の圧力が付与される低圧源に開閉弁を介して連通され、第1のシリンダ室のピストンの反対側に画成される第2のシリンダ室は、低圧源に連通されてなることを特徴とする。
このように構成することにより、開閉弁を開くと、第1のシリンダ室と第2のシリンダ室の圧力がともに1段目の圧縮機の吐出圧力(中間圧力)以下の圧力になる。この結果、スライド弁に作用する中間圧力に応じた押圧力は、ピストンに作用する力よりも大きくなる。これにより、スライド弁を中間圧力に応じた押圧力により後退させ、圧縮機の吸引側、つまり、圧縮容量の増加側に移動させることができる。一方、開閉弁を閉じると第1のシリンダ室の圧力が2段目の圧縮機の吐出圧力になり、第2のシリンダ室の圧力は、中間圧力以下の圧力に保持されているから、ピストンに作用する圧縮機の吐出圧力によりスライド弁を吐出側、つまり、圧縮容量の減少側に移動させることができる。したがって、スライド弁に作用する中間圧力に応じた押圧力を利用して、簡単な構成でスライド弁を前進および後退駆動させることができる。
この場合において、第2のシリンダ室も同様に、流路抵抗を介して高圧源に連通させ、かつ、開閉弁を介して低圧源に連通させることができる。これによれば、2段スクリュー圧縮機の容量を増加させるときに、第2のシリンダ室側の開閉弁を閉じれば、第2のシリンダ室内の圧力が吐出圧力にできるので、スライド弁を容量増加側に積極的に移動させることができる。
また、本発明の2段スクリュー圧縮機を有して形成される冷凍サイクルを用いて冷凍装置を構成する場合、2段スクリュー圧縮機から吐出される冷媒に含まれる潤滑油を分離する油分離器を設け、この油分離器により分離された潤滑油層を高圧源として用いる構成にできる。
本発明によれば、2段スクリュー圧縮機における容量制御を簡易な構成で行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。図1は、本発明の2段スクリュー圧縮機の容量制御回路を示した拡大断面図である。図2は、本発明の2段スクリュー圧縮機を備えた冷凍装置を示す図である。図3は、本発明の2段スクリュー圧縮機の構成を示した断面図である。
冷凍装置は、図2に示すように、2段スクリュー圧縮機1を有して形成された冷凍サイクルを備えている。すなわち、2段スクリュー圧縮機1から吐出された冷媒は、油分離器であるオイルセパレータ3、凝縮器5、膨張弁7および蒸発器9を介して2段スクリュー圧縮機1に吸引されて循環するようになっている。オイルセパレータ3では、例えば鉱油などの潤滑油が冷媒から分離されて循環油層4が形成される。潤滑油層4の潤滑油は、ラインL1を介し、例えば、圧縮機13の吸引側の軸受け、圧縮機13の吐出側の軸受け、および圧縮機14の吐出側の軸受けに供給されるようになっている。
2段スクリュー圧縮機1は、図3に示すように、ケーシング11内に1段目の圧縮機13と、2段目の圧縮機14を備えている。圧縮機13、14は、それぞれ紙面に直交する方向に並んで配置された互いに噛み合う雌雄一対のスクリューロータを有して構成されている。このように噛み合う雌雄のスクリューロータによって軸方向に複数の圧縮室が形成され、スクリューロータが回転駆動することにより各圧縮室で圧縮が行われるようになっている。圧縮機13、14のスクリューロータの回転軸17、18は、それぞれモータ20に連結されている。また、ケーシング11には、吸引口22と吐出口24が設けられている。圧縮機13は、吸引口22から冷媒を吸込み、圧縮機14側に吐出するようになっている。なお、紙面左側を吐出側、紙面右側を吸引側と称する。圧縮機13から吐出される冷媒は、圧縮機14の吸引側に導かれるようになっている。圧縮機14は、吸込んだ冷媒を吐出口24から吐出するようになっている。
スライド弁28は、圧縮機13のスクリューロータの外周の少なくとも一部を覆って軸方向に進退自在、すなわち、圧縮機13の吐出側に前進、および吸引側に後退できるようになっている。吸引口22には、還流流路26が連通されている。スライド弁28は、最も吸引側の位置で還流流路26とスクリューロータとを遮断するようになっている。つまり、スライド弁28を吸引側に後退させると、還流流路26が閉じられて容量が増大することになる。逆に、スライド弁28を吐出側に前進させることにより、圧縮機13のスクリューロータの圧縮室と吸引口22が還流流路26によって連通され、2段スクリュー圧縮機の容量が減少することになる。
スライド弁28は、ピストン機構により駆動されるようになっている。シリンダ30は、スライド弁28の吸引側に設けられている。シリンダ30内にはピストン32が摺動可能に設けられている。シリンダ30のスライド弁28側の壁に設けられた挿通孔33にロッド34が摺動可能に挿通されている。挿通孔33とロッド34の摺動面はシールされている。ロッド34は、一端がスライド弁28の吸引側の端面に連結され、他端がピストン32に連結されている。なお、シリンダ30内は、ピストン32によりロッド34の反対側に第1のシリンダ室41が画成され、ロッド34側に第2のシリンダ室42が画成されている。第1のシリンダ室41の吸引側の端部には、圧力媒体を通流させる通流孔43、44がそれぞれ形成されている。第2のシリンダ室42には、挿通孔33の縁に形成された段部47を介してシリンダ室42に連通する通流孔45が設けられている。
通流孔43は、図1に示すように、2段目の圧縮機14の吐出圧力が付与される高圧源、例えば、ラインL1に流路抵抗である固定弁49を介して接続されている。また、通流孔45は、1段目の圧縮機13の吐出圧力以下の圧力が付与される低圧源、例えば、圧縮機13の吸引側に連通するラインL2に連通されている。通流孔44は、開閉弁51を介してラインL2に連結されている。
このように構成された2段スクリュー圧縮機の容量制御回路の動作について、冷凍装置の動作と合わせて説明する。まず、2段スクリュー圧縮機1が駆動すると、圧縮機13で圧縮された冷媒が圧縮機14でさらに圧縮されて吐出される。
このとき、2段スクリュー圧縮機1の吐出圧力はP1(例えば、1.6MPa)、吸引圧力はP2(例えば、0.03〜0.16MPa)となる。したがって、オイルセパレータ3内の潤滑油層4に連通されたラインL1の油圧は吐出圧力P1になる。一方、圧縮機13の吸引側に連通されているラインL2の圧力は吸引圧力P2になる。また、圧縮機13の吐出圧力、言い換えれば圧縮機14の吸引圧力は、中間圧力P3(例えば、0.2〜0.6MPa)になる。
ところで、スライド弁28を移動させる力は、スライド弁28の吐出側の端面にかかる力A、スライド弁28の吸引側の端面にかかる力B、ピストン32に第2のシリンダ室42側からかかる力C、および、ピストン32に第1のシリンダ室41側からかかる力Dの4つである。このうち、スライド弁を吸引側に押す力はA+Cであり、吐出側に押す力はB+Dである。したがって、A+C>B+Dのとき、スライド弁28は吸引側に後退、つまり容量増加側に移動し、A+C<B+Dのとき、スライド弁28は吐出側に前進、つまり容量減少側に移動することになる。
ここで、スライド弁28の断面積をSv、ロッド34の断面積をSr、ピストン32の面積をSp、圧縮機13の吐出圧力をPa、圧縮機13の吸引圧力をPb、シリンダ室42の圧力をPc、シリンダ室41の圧力をPdとすると、A+C、B+Dは、それぞれ次式(1)、および次式(2)に置き換えられる。また、各面積の関係は、Sp>Sv>Srである。
A+C=SvPa+(Sp−Sr)Pc 式(1)
B+D=(Sv−Sr)Pb+SpPd 式(2)
A+C=SvPa+(Sp−Sr)Pc 式(1)
B+D=(Sv−Sr)Pb+SpPd 式(2)
ここで、圧縮容量を減少させる場合、開閉弁51を閉じる。これにより、シリンダ室41の圧力PdがP1になり、シリンダ室42の圧力Pcは吸引圧力P2になる。なお、圧縮機13の吐出圧力PaはP3、吸引圧力PbはP2である。ここで、P1>P3>P2であり、Sp>Svであるので、A+CとB+Dの関係は、次式(3)、(4)となる。次式(3)(4)では右辺が大きいので、スライド弁28は吐出側に前進し、圧縮容量が減少する。
SvP3+(Sp−Sr)P2 < (Sv−Sr)P2+SpP1 式(3)
Sv(P3−P2) < Sp(P1−P2) 式(4)
SvP3+(Sp−Sr)P2 < (Sv−Sr)P2+SpP1 式(3)
Sv(P3−P2) < Sp(P1−P2) 式(4)
一方、圧縮容量を増加させる場合、開閉弁51を開く。これにより、第1のシリンダ室41内の潤滑油がラインL2を介して吸引圧力P2側に排出され、シリンダ室41の圧力Pd、および第2のシリンダ室42の圧力Pcが吸引圧力P2になる。ここで、P3>P2であるので、A+CとB+Dの関係は、次式(5)、(6)となる。次式(5)(6)では、左辺が大きくなるので、スライド弁28は吸引側に後退し、容量が増加する。
SvP3+(Sp−Sr)P2 > (Sv−Sr)P2+SpP2 式(5)
Sv(P3−P2) > 0 式(6)
SvP3+(Sp−Sr)P2 > (Sv−Sr)P2+SpP2 式(5)
Sv(P3−P2) > 0 式(6)
このように、開閉弁51を開くことで第1のシリンダ室41および第2のシリンダ室42が中間圧力P3以下になる。その結果、スライド弁28に作用する中間圧力P3に応じた押圧力は、ピストン32に作用する力よりも大きくなり、スライド弁28を中間圧力に応じた押圧力により後退させ、圧縮容量の増加側に移動させることができる。
このように本実施形態によれば、スライド弁28に作用する中間圧力に応じた押圧力を利用してスライド弁を前進および後退駆動させることができる。したがって、特許文献1のように、2つのシリンダ室に供給する圧力を交互に切り替える複雑な構成は不要となり、簡単な構成でスライド弁を前進および後退駆動させることができる。また、スライド弁に作用する中間圧力に応じた押圧力を利用してスライド弁を前進および後退駆動させることができるので、特許文献2のように、2段スクリュー圧縮機においてスライド弁の進退駆動に不具合を生じさせることもない。
以上の説明より明らかなように、本実施形態によればスライド弁を使用している2段スクリュー圧縮機を用いた冷凍装置の容量制御機構を比較的簡素な回路で実現できる。これにより従来では、困難と考えられていた、スライド弁を使用している2段スクリュー圧縮機に容量制御回路を組込むことが可能となり、冷凍装置組立ての作業量の低減を図ることが可能となる。
なお、本実施形態では、高圧源としてラインL1を介して潤滑油の油圧を用いたが、これに代えて、単に高圧側の冷媒圧力を用いてもよい。また、低圧源としてラインL2を介して圧縮機の吸引圧力P2を用いたが、これに代えて、中間圧力P3を用いることができる。
さらに、本実施形態では、2段スクリュー圧縮機1の容量を最大か最小のいずれかでしか制御できない構成について説明した。以下に、中間の容量で制御できる構成について説明する。なお、図1と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
スライド弁28で中間の容量を保つためには、シリンダ30の中間位置にピストン32を位置させておく必要がある。そこで、図4に示すように、シリンダ30の中間位置に通流孔53を設け、この通流孔53を開閉弁55を介してラインL2に接続する構成にする。そして、中間容量にするために、開閉弁51を閉じ、開閉弁55を開く。これにより、まず、ピストン32が通流孔53よりも吸引側に位置している場合、第1のシリンダ室41がラインL1に連通して吐出圧力P1になり、ピストン32を吐出側に前進させる。そして、ピストン32が前進して、ピストン32が通流孔53よりも吐出側にくると、第1のシリンダ室41内がラインL2に連通し吸引圧力P2になり、ピストン32は吸引側に後退することになる。この結果、ピストン32は、通流孔53を設けた位置に留まることになり、圧縮機の容量を中間に維持できる。
また、図5に示すように、第2のシリンダ室42も第1のシリンダ室41と同様に、流路抵抗を介して高圧源に連通させ、かつ、開閉弁を介して低圧源に連通させることができる。具体的には、第2のシリンダ室42に連通する通流孔57を設け、通流孔57を流路抵抗である固定弁49を介して高圧源であるラインL1に連結し、かつ、通流孔45とラインL2との間に開閉弁59を設ける構成にできる。これによれば、スライド弁28を容量増加側に移動させるとき、開閉弁59を閉じることでシリンダ室42を吐出圧力P1にすることができ、積極的にスライド弁28を容量増加側に移動させることができる。
また、図5の場合も2段スクリュー圧縮機1の容量を最大か最小のいずれかでしか制御できない構成であるが、図6に示すように、スライド弁28を中間に位置させることで中間の容量を確保することができる。具体的には、シリンダ30の中間に通流孔63を設け、通流孔63を開閉弁65を介してラインL2に接続する構成にする。これによれば、開閉弁51、59を閉じ、開閉弁63を開くと、スライド弁28が中間位置、すなわち、通流孔63を設けた位置に留まることになり、圧縮機の容量を中間に維持できる。
また、本実施形態では、流路抵抗である固定弁49を介して高圧源に接続する構成としたが、これに限らず、流路抵抗となるキャピラリやオリフィスなどを用いることができる。また、開閉弁51、55、59、65として、電磁弁を用いることができる。この電磁弁は、例えば制御装置により自動で制御することができる。
1 2段スクリュー圧縮機
3 オイルセパレータ
11 ケーシング
13、14 圧縮機
26 還流流路
28 スライド弁
30 シリンダ
32 ピストン
34 ロッド
41、42 シリンダ室
49 固定弁
51 開閉弁
L1 ライン(高圧源)
L2 ライン(低圧源)
3 オイルセパレータ
11 ケーシング
13、14 圧縮機
26 還流流路
28 スライド弁
30 シリンダ
32 ピストン
34 ロッド
41、42 シリンダ室
49 固定弁
51 開閉弁
L1 ライン(高圧源)
L2 ライン(低圧源)
Claims (4)
- 冷媒を圧縮する雌雄のスクリューロータを有する1段目の圧縮機と、該1段目の圧縮機から吐出される冷媒を圧縮する雌雄のスクリューロータを有する2段目の圧縮機と、前記1段目の圧縮機のスクリューロータの外周の少なくとも一部を覆って軸方向に進退自在に設けられた容量制御用のスライド弁と、該スライド弁の前記1段目の圧縮機の吸引側に配置され前記スライド弁にロッドを介して連結されたピストンを有するシリンダとを備えた2段スクリュー圧縮機において、
前記ピストンにより前記ロッドの反対側に画成される第1のシリンダ室は、前記2段目の圧縮機の吐出圧力が付与される高圧源に流路抵抗を介して連通され、かつ前記1段目の圧縮機の吐出圧力以下の圧力が付与される低圧源に開閉弁を介して連通され、前記第1のシリンダ室の前記ピストンの反対側に画成される第2のシリンダ室は、前記低圧源に連通されてなることを特徴とする2段スクリュー圧縮機。 - 前記2段スクリュー圧縮機の容量を増加させるときに前記開閉弁を開き、容量を低下させるときに前記開閉弁を閉じることを特徴とする請求項1に記載の2段スクリュー圧縮機。
- 請求項1または2に記載の2段スクリュー圧縮機を有して形成される冷凍サイクルを備えた冷凍装置。
- 請求項1または2に記載の2段スクリュー圧縮機を有して形成される冷凍サイクルと、前記2段スクリュー圧縮機から吐出される冷媒に含まれる潤滑油を分離する油分離器とを備えてなり、前記高圧源は前記油分離器により分離された潤滑油層であることを特徴とする冷凍装置。
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JP2004076469A JP2005264791A (ja) | 2004-03-17 | 2004-03-17 | 2段スクリュー圧縮機および冷凍装置 |
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2004
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