JP2005263637A - アトルバスタチンとα1−アドレナリン作動性受容体アンタゴニストとの組み合わせ - Google Patents
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Abstract
【課題】 アトルバスタチンとα1−アドレナリン作動性受容体アンタゴニストとの組み合わせによる良性前立腺肥大(BPH)の治療薬を提供する。
【解決手段】アトルバスタチンとα1−アドレナリン作動性受容体アンタゴニストとの組み合わせにおいて、アドレナリン作動性受容体アンタゴニストとして、テラゾシン、ドキサゾシン、プラゾシン、ブナゾシン、アルフゾシン、ナフトピジル、タムスロシン、シドロシン、4−アミノ−6,7−ジメトキシ−2−(5−メタンスルフォンアミド−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリル−2−イル)−5−(2−ピリジル)キナゾリン等を使用する。
【選択図】なし
【解決手段】アトルバスタチンとα1−アドレナリン作動性受容体アンタゴニストとの組み合わせにおいて、アドレナリン作動性受容体アンタゴニストとして、テラゾシン、ドキサゾシン、プラゾシン、ブナゾシン、アルフゾシン、ナフトピジル、タムスロシン、シドロシン、4−アミノ−6,7−ジメトキシ−2−(5−メタンスルフォンアミド−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリル−2−イル)−5−(2−ピリジル)キナゾリン等を使用する。
【選択図】なし
Description
本発明は、アトルバスタチンとα1−アドレナリン作動性受容体アンタゴニストとの組み合わせ、このような組み合わせの、良性前立腺肥大症(BPH)の治療への使用、このような組み合わせを用いるBPHの治療方法、及びこのような組み合わせを含有する薬剤に関する。
BPHは、例えば、急性尿貯留、再発性尿路感染症、膀胱結石及び腎機能不全のような併発症を生ずる可能性がある慢性的進行性疾患である。男性におけるBPHに関連した下部尿路症候群(LUTS)の罹患率及び平均重症度は、年齢と共に上昇する。
BPHは、前立腺体積(prostate volume)の増加をもたらし、尿道閉塞及び膀胱流出閉塞並びに膀胱機能の二次的変化を引き起こす。これの影響は、夜間頻尿、尿意逼迫及び尿流量減少を生じる、貯蔵(刺激性)症候群及び排尿(閉塞性)症候群の両方によって発現する。
BPH患者では、前立腺の交感(アドレナリン作動性)神経の神経支配遮断が尿道内圧を約50%低下させて(J.Urol.,1982,128,836)、流出閉塞の症状を軽減する。特に、α1亜種のアドレナリン作動性受容体が、前立腺及び下部尿路において優位を占めており、心臓血管平滑筋に比べて前立腺平滑筋を優先的に弛緩させる、α1アドレノセプター特異的アンタゴニストが同定されている。臨床試験が、この仮説を確認しており、例えばタムスロシン、テラゾシン、アルフゾシン及びドキサゾシンのような、幾つかのα1アンタゴニストが、BPHの治療のために、現在販売されている。
α1アドレノセプター・アンタゴニストについての多くのレビューが利用可能である、例えばProstate Cancer Prostatic Dis.2000,3,76-83; Annu.Rep.Med.Chem.2000,35,221-230; Expert Opin.Invest.Drugs,1999,8,2073-2094;Prostate Cancer Prostatic Dis.,1999,2,110-119;J.Med.Chem.,1997,40,1293;Pharm.Res.,1996,33,145参照。
薬理学的療法の導入が、症状の影響の幾らかの改良及びBPHに対する外科的介入の必要性を予告しているが、総合的効果は中程度であり、患者及び医師の必要性はまだ大部分満たされていない。さらに、現在利用可能な薬理学的療法が、BPHに関連した、膀胱肥大、排尿筋不安定又は前立腺/膀胱線維症のいずれかの治療に有効であるという証拠はない。
米国特許第5,273,995号に開示されたアトルバスタチン・カルシウムは、現在、Lipitor(登録商標)として販売されており、これは、以下の式Iによって示される、[R−(R*,R*)]−2−(4−フルオロフェニル)−β,δ−ジヒドロキシ−5−(1−メチルエチル)−3−フェニル−4−[(フェニルアミノ)カルボニル]−1H−ピロール−1−ヘプタン酸ヘミカルシウム塩である:
これは、HMG−CoAレダクターゼの強力な阻害剤であることが知られている。本明細書で用いる場合のスタチンなる用語は、“3−ヒドロキシ−3−メチルグルタリル−Coenzyme A レダクターゼ阻害剤”及び“HMG−CoAレダクターゼ阻害剤”なる用語と同義語である。これらの用語は、相互交換可能に用いられる。
イタリア特許出願第048658号は、BPHの治療のためのHMG−CoAレダクターゼ阻害剤の使用を記載する。JP56115717は、前立腺肥大の治療のための2種類のHMG−CoAレダクターゼ阻害剤(モナコリンKとML−236B)の使用を開示する。US2002/0004521は、BPHの治療のためのアトルバスタチンの使用を記載する。米国特許第5,753,641号には、BPHの治療に用いるための、5α−レダクターゼ阻害剤とα−アドレナリン作動性受容体アンタゴニストとの組み合わせが記載されている。WO99/11260は、アトルバスタチンと、α−アドレナリン作動性受容体アンタゴニストを含みうる降圧薬との組み合わせに関する。このような組み合わせは、狭心症、アテローム硬化症、高血圧/高脂血症合併症の治療に、及び心臓危険の症状を示す対象の治療のために有用である。
本発明は、BPHの治療用薬剤の製造における(A)アトルバスタチン又はその製薬的に受容される誘導体と、(B)α1−アドレナリン作動性受容体アンタゴニスト又はその製薬的に受容される誘導体との組み合わせの使用を提供する。製薬的に受容される誘導体は、製薬的に受容される塩及び製薬的に受容される溶媒和物を包含する。
さらに、本発明は、下部尿路症候群及び尿流量を改良し、該疾患の進行を制限し、該疾患に関連した、膀胱及び前立腺の病的変化を逆転させ、このようにして、尿貯留の発生率及び手術の必要性を減じるための、BPHの治療用の(A)と(B)との組み合わせの使用を提供する。
本発明の組み合わせは、有効成分間の相乗的相互作用のために、先行技術に比べて、有効成分がより強力になり、より長い作用持続期間を有し、疾患進行をより効果的に低下させ、したがって、外科的介入の必要性をより効果的に減少させ、より広範囲の活性を有し、より安定であり、より少ない副作用を有し、より大きく選択的である(特に、これらの有効成分は、好ましくない心臓血管効果を惹起することなく、BPHに有益な効果を及ぼしうる)又は他の、より有用な性質を有するという利点を有することができる。
1つの実施態様では、BPHの治療における、(A)アトルバスタチン又はその製薬的に受容される誘導体及び(B)α1−アドレナリン作動性受容体アンタゴニスト又はその製薬的に受容される誘導体の同時、逐次又は別々の投与による併用療法のための薬剤の製造における(A)と(B)との組み合わせの使用を提供する。
(B)として、有用なα1−アドレナリン作動性受容体アンタゴニストは、非限定的に、テラゾシン(米国特許第4,026,894号)、ドキサゾシン(米国特許第4,188,390号)、プラゾシン(米国特許第3,511,836号)、ブナゾシン(米国特許第3,920,636号)、アルフゾシン(米国特許第4,315,007号)、ナフトピジル(米国特許第3,997,666号)、タムスロシン(米国特許第4,703,063号)、シロドシン(米国特許第5,387,603号);国際出願公開第WO03/076427号に開示された化合物、特に、5−シクロプロピル−7−メトキシ−2−(2−モルホリン−4−イルメチル−7,8−ジヒドロ[1,6]−ナフチリジン−6(5H)−イル)−4(3H)−キナゾリノン(実施例11)、及び国際出願公開第WO98/30560号に開示された化合物、特に、4−アミノ−6,7−ジメトキシ−2−(5−メタンスルホンアミド−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノル−2−イル)−5−(2−ピリジル)キナゾリン(実施例19);並びにこれらの製薬的に受容される誘導体を包含する。
好ましいα−アドレナリン作動性受容体アンタゴニストは、ドキサゾシン、5−シクロプロピル−7−メトキシ−2−(2−モルホリン−4−イルメチル−7,8−ジヒドロ[1,6]−ナフチリジン−6(5H)−イル)−4(3H)−キナゾリノン及び4−アミノ−6,7−ジメトキシ−2−(5−メタンスルホンアミド−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノル−2−イル)−5−(2−ピリジル)キナゾリン並びにこれらの製薬的に受容される誘導体である。4−アミノ−6,7−ジメトキシ−2−(5−メタンスルホンアミド−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノル−2−イル)−5−(2−ピリジル)キナゾリンのメシラート塩(mesylate salt)が、特に興味深い(WO01/64672参照)。
好ましいα−アドレナリン作動性受容体アンタゴニストは、ドキサゾシン、5−シクロプロピル−7−メトキシ−2−(2−モルホリン−4−イルメチル−7,8−ジヒドロ[1,6]−ナフチリジン−6(5H)−イル)−4(3H)−キナゾリノン及び4−アミノ−6,7−ジメトキシ−2−(5−メタンスルホンアミド−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノル−2−イル)−5−(2−ピリジル)キナゾリン並びにこれらの製薬的に受容される誘導体である。4−アミノ−6,7−ジメトキシ−2−(5−メタンスルホンアミド−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノル−2−イル)−5−(2−ピリジル)キナゾリンのメシラート塩(mesylate salt)が、特に興味深い(WO01/64672参照)。
本発明に適したα1−アドレナリン作動性アンタゴニストは、下記アッセイを用いて同定することができる。
ヒト前立腺の収縮反応
前立腺組織を縦長ストリップ(約3x2x10mm)に切断して、器官浴において1gの静止応力下で、次の組成(mM):NaCl(119)、KCl(4.7)、CaCl2(2.5)、KH2PO4(1.2)、MgSO4(1.2)、NaHCO3(25)、グルコース(11)のKrebs Ringer 炭酸水素塩中に吊るして、95%O2/5%CO2のガスを供給する。該溶液はさらに、10mMコカイン及び10mMコルチコステロンを含有する。組織を感作量の(−)−ノルアドレナリン(100mM)に暴露させて、45分間にわたって洗浄する。(−)−ノルアドレナリンの累積添加に反応して、等尺性収縮(isometric contractions)が得られ、全ての組織における対照曲線(control curve)が得られる。次に、アンタゴニストの存在下又は不存在下(2時間インキュベートする)で、更なる曲線を作製する。アンタゴニスト・アフィニティ推定値(pA2)を、単一濃度の競合アンタゴニストを用いて算出する、pA2=−log[A]/(DR−1)、式中、対応する対照に対する用量比率(DR)は、競合アンタゴニズム及び1(unity)に近いSchild回帰を想定して、アンタゴニストの単一濃度[A]によって得られる。
ヒト前立腺の収縮反応
前立腺組織を縦長ストリップ(約3x2x10mm)に切断して、器官浴において1gの静止応力下で、次の組成(mM):NaCl(119)、KCl(4.7)、CaCl2(2.5)、KH2PO4(1.2)、MgSO4(1.2)、NaHCO3(25)、グルコース(11)のKrebs Ringer 炭酸水素塩中に吊るして、95%O2/5%CO2のガスを供給する。該溶液はさらに、10mMコカイン及び10mMコルチコステロンを含有する。組織を感作量の(−)−ノルアドレナリン(100mM)に暴露させて、45分間にわたって洗浄する。(−)−ノルアドレナリンの累積添加に反応して、等尺性収縮(isometric contractions)が得られ、全ての組織における対照曲線(control curve)が得られる。次に、アンタゴニストの存在下又は不存在下(2時間インキュベートする)で、更なる曲線を作製する。アンタゴニスト・アフィニティ推定値(pA2)を、単一濃度の競合アンタゴニストを用いて算出する、pA2=−log[A]/(DR−1)、式中、対応する対照に対する用量比率(DR)は、競合アンタゴニズム及び1(unity)に近いSchild回帰を想定して、アンタゴニストの単一濃度[A]によって得られる。
前立腺圧及び血圧の、麻酔した犬モデル
雄ビーグル成犬(体重12〜15kg)をナトリウム・ペントバルビトン(30〜50mg/kg i.v.)で麻酔し、気管カニューレを挿入する。その後の麻酔は、ペントバルビトン注入を用いて維持する。動物に、pO290〜110mmHg、pCO235〜45mmHg、pH7.35〜7.45の範囲内にガス圧を維持するように調節したBird Mk8呼吸装置(Bird Corp.,Palm Springs,CA,USA)を用いて、空気で呼吸させる。加熱された手術台を用いて、体温を36〜37.5℃に維持する。カテーテルを血圧測定のために左大腿動脈中に、及び化合物投与のために左大腿静脈中に挿入する。リードIIE.C.Gを介して心拍数を記録する。開腹術を行なって、両方の尿管にカニューレを挿入して、膀胱内の流体量の変化を防止する。7F心臓カテーテル(1.5ml容量バルーン先端付き)を尿道から膀胱に挿入する。バルーンに空気を充填して、該バルーンが前立腺中に引っ掛かり、このことがデジタル圧によって確認されるまで、該カテーテルを引き出す。バルーン圧をDruckトランスデューサによって記録する。前立腺圧及び血液動力学パラメータをGrass Polygraph(Grass Instruments,Quincy Mass,U.S.A.)上に構成して、データをMotorola68000−based microcomputer system(Motorola Inc.,Temple,AZ,U.S.A.)を用いてオンラインで測定する。化合物をPEG300で製造して、大腿静脈中のカテーテルを介してi.v.投与する。フェニレフリン(1〜16μg/kg i.v.生理食塩水中)に対する反応を得て、対照用量−反応曲線を形成する(各実験に対して2対照曲線)。フェニレフリン曲線の構成(試験化合物の存在下で128μg/kgの最大投与量まで構成)前5分間に、化合物を10〜300μg/kgでi.v.投与する(化合物塩基の形態で)。
雄ビーグル成犬(体重12〜15kg)をナトリウム・ペントバルビトン(30〜50mg/kg i.v.)で麻酔し、気管カニューレを挿入する。その後の麻酔は、ペントバルビトン注入を用いて維持する。動物に、pO290〜110mmHg、pCO235〜45mmHg、pH7.35〜7.45の範囲内にガス圧を維持するように調節したBird Mk8呼吸装置(Bird Corp.,Palm Springs,CA,USA)を用いて、空気で呼吸させる。加熱された手術台を用いて、体温を36〜37.5℃に維持する。カテーテルを血圧測定のために左大腿動脈中に、及び化合物投与のために左大腿静脈中に挿入する。リードIIE.C.Gを介して心拍数を記録する。開腹術を行なって、両方の尿管にカニューレを挿入して、膀胱内の流体量の変化を防止する。7F心臓カテーテル(1.5ml容量バルーン先端付き)を尿道から膀胱に挿入する。バルーンに空気を充填して、該バルーンが前立腺中に引っ掛かり、このことがデジタル圧によって確認されるまで、該カテーテルを引き出す。バルーン圧をDruckトランスデューサによって記録する。前立腺圧及び血液動力学パラメータをGrass Polygraph(Grass Instruments,Quincy Mass,U.S.A.)上に構成して、データをMotorola68000−based microcomputer system(Motorola Inc.,Temple,AZ,U.S.A.)を用いてオンラインで測定する。化合物をPEG300で製造して、大腿静脈中のカテーテルを介してi.v.投与する。フェニレフリン(1〜16μg/kg i.v.生理食塩水中)に対する反応を得て、対照用量−反応曲線を形成する(各実験に対して2対照曲線)。フェニレフリン曲線の構成(試験化合物の存在下で128μg/kgの最大投与量まで構成)前5分間に、化合物を10〜300μg/kgでi.v.投与する(化合物塩基の形態で)。
フェニレフリンのα1−関連リズム障害性(α1-related dysrhythymic properties)のために、絶対最大反応は得られないが、これは16μg/kgフェニレフリンによって得られる対照反応より10%大きいと見なされる。薬物濃度は、化合物モル重量/kg体重に基づいて算出されるので、フェニレフリン用量−反応曲線におけるシフトに由来する用量比率を用いる、Schild分析による“擬似pA2”算出を可能にする。
“製薬的に受容される誘導体”なる表現は、本発明の化合物の、製薬的に受容される塩、溶媒和物、錯体、多形体(polymorphs)、プロドラッグ、立体異性体、幾何異性体、互変異性体及び同位体変形(isotopic variation)を包含する。好ましくは、本発明の化合物の製薬的に受容される誘導体は、製薬的に受容される塩、溶媒和物、エステル及びアミドを含む。より好ましくは、本発明の化合物の製薬的に受容される誘導体は、製薬的に受容される塩及び溶媒和物である。
本発明の1実施態様は、(A)アトルバスタチン又はその製薬的に受容される誘導体、及び(B)ドキサゾシン又はその製薬的に受容される誘導体を含む薬剤組成物を含む。
代替実施態様は、(A)アトルバスタチン又はその製薬的に受容される塩、及び(B)5−シクロプロピル−7−メトキシ−2−(2−モルホリン−4−イルメチル−7,8−ジヒドロ[1,6]−ナフチリジン−6(5H)−イル)−4(3H)−キナゾリノン又はその製薬的に受容される塩を含む薬剤組成物を含む。
代替実施態様は、(A)アトルバスタチン又はその製薬的に受容される塩、及び(B)5−シクロプロピル−7−メトキシ−2−(2−モルホリン−4−イルメチル−7,8−ジヒドロ[1,6]−ナフチリジン−6(5H)−イル)−4(3H)−キナゾリノン又はその製薬的に受容される塩を含む薬剤組成物を含む。
更なる実施態様は、(A)アトルバスタチン又はその製薬的に受容される誘導体、及び(B)4−アミノ−6,7−ジメトキシ−2−(5−メタンスルホンアミド−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノル−2−イル)−5−(2−ピリジル)キナゾリン又はその製薬的に受容される誘導体を含む薬剤組成物を含む。
他の実施態様は、(A)アトルバスタチン又はその製薬的に受容される誘導体、及び(B)ドキサゾシン又はその製薬的に受容される誘導体を含む薬剤組成物を含む。
更なる実施態様では、BPHの治療において同時、逐次又は別々に投与するための(A)アトルバスタチン又はその製薬的に受容される誘導体及び(B)4−アミノ−6,7−ジメトキシ−2−(5−メタンスルホンアミド−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノル−2−イル)−5−(2−ピリジル)キナゾリン又はその製薬的に受容される誘導体を、別々に又は一緒に、含有する薬剤を提供する。
更なる実施態様では、BPHの治療において同時、逐次又は別々に投与するための(A)アトルバスタチン又はその製薬的に受容される誘導体及び(B)4−アミノ−6,7−ジメトキシ−2−(5−メタンスルホンアミド−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノル−2−イル)−5−(2−ピリジル)キナゾリン又はその製薬的に受容される誘導体を、別々に又は一緒に、含有する薬剤を提供する。
代替実施態様では、BPHの治療において同時、逐次又は別々に投与するための(A)アトルバスタチン又はその製薬的に受容される誘導体及び(B)5−シクロプロピル−7−メトキシ−2−(2−モルホリン−4−イルメチル−7,8−ジヒドロ[1,6]−ナフチリジン−6(5H)−イル)−4(3H)−キナゾリノン又はその製薬的に受容される塩を、別々に又は一緒に、含有する薬剤を提供する。
更なる実施態様は、BPHの治療において同時、逐次又は別々に投与するための(A)アトルバスタチン又はその製薬的に受容される誘導体及び(B)ドキサゾシン又はその製薬的に受容される塩を、別々に又は一緒に、含有する薬剤を含む。
更なる実施態様では、上記で定義したような(A)及び上記で定義したような(B)の有効量の混合物を任意に、製薬的に受容されるキャリヤーと共に含む薬剤組成物を提供する。
本発明の薬剤組成物では、(A)は、投与量当り10〜80mgの範囲内の量で存在し、(B)は、投与量当り0.1〜20mgの範囲内の量で存在する。いずれにせよ、医師が、如何なる個々の患者にも、最も適する実際の投与量を決定する、この投与量は特定の患者の年齢、体重及び反応によって変化する。上記投与量は、平均的なケースの例示である。当然、これより多い又は少ない投与量範囲が妥当である、個々の場合が存在する可能性があり、このような場合も本発明の範囲内である。
本発明の薬剤組成物は、単独で投与されることができるが、一般には、予定の投与経路及び標準的な製薬実施に関して選択される、適当な製薬的賦形剤、希釈剤又はキャリヤーとの混合物として投与される。例えば、該薬剤組成物は、即時放出、遅延放出、緩和放出(modified release)、持続放出、パルス化放出又は制御放出投与のために、フレーバー剤又は着色剤を含有しうる、錠剤、カプセル剤、多粒子剤、ゲル、フィルム、小卵(ovule)、エリキシル剤、溶液又は懸濁液の形態で経口投与、頬側投与又は舌下投与されることができる。該薬剤組成物は、速分散性若しくは速溶解性投与形として、又は高エネルギー分散液の形態で、又は被覆粒子として投与されることもできる。薬剤組成物の適当な製剤は、被覆形でも、また非被覆形でもよい。
固体薬剤組成物、例えば錠剤は、例えば微結晶性セルロース、ラクトース、クエン酸ナトリウム、炭酸カルシウム、二塩基リン酸カルシウム、グリシン及びデンプン(好ましくは、トウモロコシデンプン、ジャガイモデンプン又はタピオカデンプン)のような賦形剤、例えばデンプングリコラートナトリウム、クロスカルメロースナトリウム及びある種の複合シリケートのような崩壊剤、並びに例えばポリビニルピロリドン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)、スクロース、ゼラチン及びアラビアゴムのような造粒結合剤(granulation binder)を含有することができる。さらに、例えばステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸、グリセリルベヘネート、及びタルクのような滑沢剤を含めることができる。
該薬剤組成物を、直腸投与のための座薬の形態で投与することもできる。これらの組成物は、薬物を、常温では固体であるが、直腸温度では液体であるので、直腸内で溶融して、薬物を放出する、適当な非刺激性賦形剤と混合することによって調製することができる。このような物質はカカオ脂及びポリエチレングリコールである。
本発明の組み合わせは、例えば遅速放出性製剤又は迅速放出性製剤のような、制御放出投与製剤として投与することもできる。本発明の組み合わせの、このような制御放出製剤は、当業者に周知の方法によって調製することができる。
本発明による薬剤組成物は、0.1〜95%、好ましくは1〜70%の本発明の化合物
を含有しうる。
さらになお、BPHの治療方法であって、このような治療を必要とする対象に、上記のような(A)及び上記のような(B)の、共に有効である量を投与することを含む方法が、本発明によって提供される。
を含有しうる。
さらになお、BPHの治療方法であって、このような治療を必要とする対象に、上記のような(A)及び上記のような(B)の、共に有効である量を投与することを含む方法が、本発明によって提供される。
さらになお、BPHの治療に同時に、別々に又は逐次用いるための複合製剤として、上記で定義したような(A)及び(B)を含有する薬剤生成物が、本発明によって提供される。
本明細書で用いる“有効量”とは、求められる生物学的又は医学的反応を導出する、(A)及び(B)の量である。該治療方法に用いられる(A)及び(B)の1日量は、上記薬剤組成物への使用に関して述べた該用量と同じである。本発明による治療方法では、(A)及び(B)を単一投与形として組み合わせて一緒に投与することができる、又は(A)及び(B)を、各々それ自身の投与形で、但し、同じ治療処置計画の一部として、別々に、本質的に同時に投与することができる、そして(A)及び(B)を異なる時点で及び異なる経路で別々に投与することも可能であると考えられる。
BPHの治療における薬剤としての本発明の組み合わせの有用性は、以下に述べるプロトコールでの該組み合わせの活性によって実証される:
自然発症高血圧ラット(SHR)における良性前立腺肥大(BPH)に対するアトルバスタチン及びα1−アドレナリン作動性受容体アンタゴニストの効力
この研究は、自然発生高血圧ラット(SHR)の膀胱機能(シストメトリー、即ち、膀胱/尿道を通る尿流量によって評価)及び肉眼的前立腺形態(前立腺重量、間質/上皮容量(stromal/epithelial volume))に対する1、10及び30mg/kgのアトルバスタチンの効果と、0.1mg/kgのドキサゾシンとの併用治療の効果を調べるように設計する。SHRは、正常血圧性Wistar−Kyoto(WKY)カウンターパートに比べて、増大した前立腺サイズ(増強した間質及び上皮増殖)及び膀胱機能亢進を有する。膀胱機能及び前立腺形態におけるこれらの変化は、BPHを有する男性に見られる変化を表す。回収した、全ての組織サンプル(前立腺)をBPHの徴候としてのサイズ及び肉眼的細胞形態(間質内容(stromal content)及び上皮厚さ)に関して検査した。
自然発症高血圧ラット(SHR)における良性前立腺肥大(BPH)に対するアトルバスタチン及びα1−アドレナリン作動性受容体アンタゴニストの効力
この研究は、自然発生高血圧ラット(SHR)の膀胱機能(シストメトリー、即ち、膀胱/尿道を通る尿流量によって評価)及び肉眼的前立腺形態(前立腺重量、間質/上皮容量(stromal/epithelial volume))に対する1、10及び30mg/kgのアトルバスタチンの効果と、0.1mg/kgのドキサゾシンとの併用治療の効果を調べるように設計する。SHRは、正常血圧性Wistar−Kyoto(WKY)カウンターパートに比べて、増大した前立腺サイズ(増強した間質及び上皮増殖)及び膀胱機能亢進を有する。膀胱機能及び前立腺形態におけるこれらの変化は、BPHを有する男性に見られる変化を表す。回収した、全ての組織サンプル(前立腺)をBPHの徴候としてのサイズ及び肉眼的細胞形態(間質内容(stromal content)及び上皮厚さ)に関して検査した。
動物は、12:12時間明暗サイクル下で、グループ収容した。動物には、標準ラット食餌及び水を自由に与えた。
生後12週間の自然発生高血圧雄ラット100匹(SHR;Harlan,UK)を、5処置グループ:(i)プラセボ、(ii)1mg/kg/d、poの率での組み合わせ、(iii)10mg/kg/d、poでの組み合わせ、(iv)30mg/kg/d、poでの組み合わせ、又は(v)0.1mg/kg/dでのドキサゾシンにランダムに割り当てた。正常血圧ラットWistar−Kyoto(WKY)20匹から成る、更なる対照グループをこの研究に含めた、これらの動物はプラセボ処置を受けた。
生後12週間の自然発生高血圧雄ラット100匹(SHR;Harlan,UK)を、5処置グループ:(i)プラセボ、(ii)1mg/kg/d、poの率での組み合わせ、(iii)10mg/kg/d、poでの組み合わせ、(iv)30mg/kg/d、poでの組み合わせ、又は(v)0.1mg/kg/dでのドキサゾシンにランダムに割り当てた。正常血圧ラットWistar−Kyoto(WKY)20匹から成る、更なる対照グループをこの研究に含めた、これらの動物はプラセボ処置を受けた。
SHR及びWKY動物に、それらのそれぞれの処置を60日間の期間にわたって経口投与した。排尿パラメータ(頻度、排尿量(volume void)及び2時間にわたる総量)を、研究の0、25及び50日目に動物のサブグループで評価した。
実験の30及び60日目に、各処置グループから10匹をランダムに選択して、神経終末麻酔研究を受けさせて、膀胱/尿道機能(シストメトリー、即ち、膀胱/尿道を通る尿流量)及び前立腺サイズに対する処置の効果を評価した。
ウレタン(1.2g/kg、i.p.)を用いて、動物を麻酔した。麻酔の深さを血圧及び心拍数の安定性によって、及び前足つまみに反応した後肢引っ込めの無いことによって評価した。必要な場合には、ウレタンの補充量(0.1g/kg、i.v.)を与えた。気管に挿管して、開放気道を維持した。薬物投与のために、左頚静脈にカニューレを挿入し、動脈血圧の測定のために及び血中ガス分析のための動脈血液のサンプリングのために、左総頚動脈にヘパリン添加カニューレ(0.9%w/v生理食塩水中ヘパリン1mlにつき20単位)によってカニューレ挿入した。
圧変換器(Gould Statham P23Db)を用いて、血圧を測定し、PoneMah(Linton Pty Ltd UK)を用いて、血圧からオンライン式で、心拍数(HR)を電子的に導出した。体温を直腸温度プローブでモニターし、恒温ブランケット・システム(Harvard,UK)を用いて、36〜38℃に維持した。
動物は、空気を自発呼吸したか、又は人工的に換気され、血中ガスは、90〜130mmHg PO2、40〜50mmHg PCO2、pH7.3〜7.4に維持された。補充酸素レベル(自発呼吸動物)及び呼吸ポンプ速度及び容量(人工的換気動物)の調節を必要に応じて行なって、血中ガス及びpHバランスを維持した。
正中腹部切開によって、膀胱を露出した。膀胱穹窿部(bladder dome)に切開を行なって、ダブルルーメン・カニューレ(内径0.52mm、外径1.2mm)を膀胱中に挿入し、その1つを圧変換器(Gould Statham P23Db)に接続して、膀胱内の膀胱圧を記録し、他方は、排尿反射を呼び起こすための生理食塩水(0.9%w/v)注入のために注射器ポンプに接続した。膀胱中への生理食塩水の注入速度(0.046ml/min)は、最大毎時利尿速度(Klevmark,1974)をシミュレートするように選択された。
外科処置後に、動物を約30分間安定化させた。安定化期間後に、シストメトリーを行なった。膀胱/尿道機能及び総排尿量を60分間にわたって評価した。
マイクロスフェア手法を用いて、前立腺及び膀胱血流量に対する処置の効果を評価した(Das et al,2002参照)。簡単に説明すると、200万Nuflow蛍光赤色マイクロスフェア(IMT;15μm直径、0.4mlの0.9%生理食塩水及び0.01%Tween−80中に懸濁)を頚部カテーテルによって注入した。マイクロスフェア注入前、中及び後に血液サンプルを採取した。注入後5分間で、ラットを安楽死させて、膀胱、尿道及び前立腺を回収し、血流量を測定した。前立腺サイズのいずれの変化も、膀胱血流量を変化させて、膀胱機能を改善する。
マイクロスフェア手法を用いて、前立腺及び膀胱血流量に対する処置の効果を評価した(Das et al,2002参照)。簡単に説明すると、200万Nuflow蛍光赤色マイクロスフェア(IMT;15μm直径、0.4mlの0.9%生理食塩水及び0.01%Tween−80中に懸濁)を頚部カテーテルによって注入した。マイクロスフェア注入前、中及び後に血液サンプルを採取した。注入後5分間で、ラットを安楽死させて、膀胱、尿道及び前立腺を回収し、血流量を測定した。前立腺サイズのいずれの変化も、膀胱血流量を変化させて、膀胱機能を改善する。
シストメトリー後に、2ml血液サンプルを、ヘパリン添加管中に採取し、血漿をできる限り早く調製して、該組み合わせに関する分析を行なうまで、−20℃で貯蔵した。
実験の終了直後に、ラットの前立腺を回収し、計量し、間質及び上皮の厚さの肉眼による形態学的検査を行なうまで10%ホルマリン中に貯蔵した。
実験の終了直後に、ラットの前立腺を回収し、計量し、間質及び上皮の厚さの肉眼による形態学的検査を行なうまで10%ホルマリン中に貯蔵した。
処置グループ間の差異を、ANOVAを用いて検査した。
アトルバスタチンとα1−アドレナリン作動性受容体アンタゴニストとの組み合わせの効力の臨床研究
症候性BPHを有する男性における12週間研究で、IPSS(国際前立腺症状スコア)を二重盲検処置の基底(at baseline)、中及び終りに記録した。IPSSは、それぞれがLikertスケール上の0〜5の可能な応答を有する、7つの質問から構成される。高いスコアは、より重症な下部尿路症状を示す。この研究の第1終点は、包括解析集団(intent-to-treat population)における研究の基底から終了までのIPSSの平均変化であった。この研究では、用いたα1−アドレナリン作動性受容体アンタゴニストは、4−アミノ−6,7−ジメトキシ−2−(5−メタンスルホンアミド−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノル−2−イル)−5(2−ピリジル)キナゾリン(WO98/30560及びWO01/64672に記載)であり、4つの処置グループ:α1−アドレナリン作動性受容体アンタゴニスト1mg、α1−アドレナリン作動性受容体アンタゴニスト3mg、α1−アドレナリン作動性受容体アンタゴニスト6mg及びプラセボが存在した。
アトルバスタチンとα1−アドレナリン作動性受容体アンタゴニストとの組み合わせの効力の臨床研究
症候性BPHを有する男性における12週間研究で、IPSS(国際前立腺症状スコア)を二重盲検処置の基底(at baseline)、中及び終りに記録した。IPSSは、それぞれがLikertスケール上の0〜5の可能な応答を有する、7つの質問から構成される。高いスコアは、より重症な下部尿路症状を示す。この研究の第1終点は、包括解析集団(intent-to-treat population)における研究の基底から終了までのIPSSの平均変化であった。この研究では、用いたα1−アドレナリン作動性受容体アンタゴニストは、4−アミノ−6,7−ジメトキシ−2−(5−メタンスルホンアミド−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノル−2−イル)−5(2−ピリジル)キナゾリン(WO98/30560及びWO01/64672に記載)であり、4つの処置グループ:α1−アドレナリン作動性受容体アンタゴニスト1mg、α1−アドレナリン作動性受容体アンタゴニスト3mg、α1−アドレナリン作動性受容体アンタゴニスト6mg及びプラセボが存在した。
スクリーニング視察(Screening visit)時に、併用薬剤を記録した。アトルバスタチンを受容した対象における効力を、スタチン療法を受けなかった対象における効力と比較した。この比較は、α1−アドレナリン作動性受容体アンタゴニストの各投与量グループに関して、各グループにおけるプラセボ反応と比較した場合に、アトルバスタチン処置グループでは、スタチン非処置グループにおけるよりも大きい効力が見られたことを実証している。
表1.スタチン療法を受けなかった対象(スタチンなし)対アトルバスタチンを受容した対象における基底から12週目までのIPSSの、プラセボ調整された平均変化。
Claims (16)
- BPHの治療用薬剤の製造における、(A)アトルバスタチン又はその製薬的に受容される誘導体と、(B)α1−アドレナリン作動性受容体アンタゴニスト又はその製薬的に受容される誘導体との組み合わせの使用。
- BPHの治療のための請求項1記載の組み合わせの使用。
- BPHの治療における、(A)及び(B)の同時、逐次又は別々の投与による併用療法用の薬剤の製造のための請求項1記載の(A)と請求項1記載の(B)との組み合わせの使用。
- (B)が、テラゾシン、ドキサゾシン、プラゾシン、ブナゾシン、アルフゾシン、ナフトピジル、タムスロシン、シロドシン、4−アミノ−6,7−ジメトキシ−2−(5−メタンスルホンアミド−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノル−2−イル)−5−(2−ピリジル)キナゾリン、5−シクロプロピル−7−メトキシ−2−(2−モルホリン−4−イルメチル−7,8−ジヒドロ[1,6]−ナフチリジン−6(5H)−イル)−4(3H)−キナゾリノン、又はこれらの製薬的に受容される誘導体から選択される、請求項1〜3のいずれかに記載の使用。
- (B)が、ドキサゾシン又はその製薬的に受容される誘導体である、請求項4記載の使用。
- (B)が、4−アミノ−6,7−ジメトキシ−2−(5−メタンスルホンアミド−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノル−2−イル)−5−(2−ピリジル)キナゾリン又はその製薬的に受容される誘導体である、請求項4記載の使用。
- (B)が、5−シクロプロピル−7−メトキシ−2−(2−モルホリン−4−イルメチル−7,8−ジヒドロ[1,6]−ナフチリジン−6(5H)−イル)−4(3H)−キナゾリノン又はその製薬的に受容される誘導体である、請求項4記載の使用。
- BPHの治療方法であって、このような治療を必要とする対象に、請求項1〜7で定義したとおりの(A)及び(B)の、共に有効である量を投与することを含む方法。
- BPHの治療に同時に、別々に又は逐次用いるための組み合わせ製剤としての、請求項1〜7で定義したとおりの(A)及び(B)を含有する薬剤生成物。
- (A)アトルバスタチン又はその製薬的に受容される誘導体、及び(B)ドキサゾシン又はその製薬的に受容される誘導体を含む薬剤組成物。
- (A)アトルバスタチン又はその製薬的に受容される誘導体、及び(B)4−アミノ−6,7−ジメトキシ−2−(5−メタンスルホンアミド−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノル−2−イル)−5−(2−ピリジル)キナゾリン又はその製薬的に受容される誘導体を含む薬剤組成物。
- (A)アトルバスタチン又はその製薬的に受容される誘導体、及び(B)5−シクロプロピル−7−メトキシ−2−(2−モルホリン−4−イルメチル−7,8−ジヒドロ[1,6]−ナフチリジン−6(5H)−イル)−4(3H)−キナゾリノン又はその製薬的に受容される誘導体を含む薬剤組成物。
- BPHの治療に同時に、逐次又は別々に投与するための、(A)アトルバスタチン又はその製薬的に受容される誘導体及び(B)ドキサゾシン又はその製薬的に受容される誘導体を別々に又は一緒に含有する薬剤。
- BPHの治療に同時に、逐次又は別々に投与するための、(A)アトルバスタチン又はその製薬的に受容される誘導体及び(B)4−アミノ−6,7−ジメトキシ−2−(5−メタンスルホンアミド−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノル−2−イル)−5−(2−ピリジル)キナゾリン又はその製薬的に受容される誘導体を別々に又は一緒に含有する薬剤。
- BPHの治療に同時に、逐次又は別々に投与するための、(A)アトルバスタチン又はその製薬的に受容される誘導体及び(B)5−シクロプロピル−7−メトキシ−2−(2−モルホリン−4−イルメチル−7,8−ジヒドロ[1,6]−ナフチリジン−6(5H)−イル)−4(3H)−キナゾリノン又はその製薬的に受容される誘導体を別々に又は一緒に含有する薬剤。
- (A)と(B)との組み合わせの有効量を、任意に、製薬的に受容されるキャリヤーと共に含む薬剤組成物である、請求項13〜15のいずれかに記載の薬剤。
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---|---|---|---|---|
CN100418529C (zh) * | 2006-06-30 | 2008-09-17 | 南京美瑞制药有限公司 | 萘哌地尔在制备促进泌尿系统结石排出的药物中的应用 |
JP2010540621A (ja) * | 2007-10-02 | 2010-12-24 | ドン ア ファーマシューティカル カンパニー リミテッド | 良性前立腺肥大症および下部尿路症状の治療または予防用組成物、およびその治療または予防方法 |
-
2004
- 2004-03-16 JP JP2004074029A patent/JP2005263637A/ja not_active Withdrawn
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