JP2005262037A - 液体散布用スプレー装置 - Google Patents

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嘉史 宇井
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Abstract

【課題】 本発明は1kg/cm以上の強力圧力薬液スプレーが得られ、蛇口の位置に関係なく移動し得るばかりでなく、かつ密閉容器内において薬液と圧力流体との境界薄膜や昇降摺動板を必要としない簡便な薬液散布用スプレー装置を得ることを目的とする。
【解決手段】 密閉容器1の上側に圧力ガス注入口2を設け、下側に液体注入口3を設け、上記圧力ガス注入口2に接続したチューブ4を3方弁5を介して液化不燃ガスボンベ6及びスプレー機7に接続し、かつ液体注入口3に接続したチューブ8を3方弁9を介して液体貯槽10及び上記スプレー機7に接続し、該スプレー機7に上記圧力ガス用及び上記液体用の開閉コック11,12を介してスプレーノズル13を設けてなる液体散布用スプレー装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は家庭・マンション・病院等の空調機、家具、壁、神社仏閣、墓、自動車内外装面等の清掃又は農薬散布等に用いる液体散布用スプレー装置に関するものである。
従来の液体散布用スプレー装置では圧力薬液を得るため上水道水が用いられた(例えば特許文献1)。
上水道水の水圧は1kg/cm弱であるため、密閉容器内にそれ以上の強力圧力を求めることはできなかったし、水道水による液体スプレーで泡状噴霧を得ることは困難であった。
又上水道の蛇口は一定の固定位置に設けられ、液体圧力密閉容器を蛇口の位置と関係のない場所に移動させることはできないという問題があった。
特許第3068802号公報
本発明は1kg/cm以上の強力圧力泡状スプレーが得られ、
蛇口の位置に関係なく移動し得る簡便な泡状液体散布用スプレー装置を得ることを目的とする。
上記の目的を達成するため本発明は
第1に密閉容器の上側に圧力ガス注入口を設け、下側に液体注入口を設け、上記圧力ガス注入口に接続したチューブを3方弁を介して液化不燃ガスボンベ及びスプレー機に接続し、かつ液体注入口に接続したチューブを3方弁を介して液体貯槽及び上記スプレー機に接続し、該スプレー機に上記圧力ガス用及び上記液体用の開閉コックを介してスプレーノズルを設けてなる液体散布用スプレー装置、
第2に上記ガスボンベが液化COガス可搬ボンベであり、液体が水又は薬液である上記第1発明記載の液体散布用スプレー装置、
第3に上記液体注入口が上記容器の下側に代り上側にあり、圧力ガス注入口が上記容器の上側に代り下側にあって、上記液体注入口から上記容器の下側に至る導管を垂設した上記第1又は第2発明記載の液体散布用スプレー装置、
第4に可搬機枠に上記密閉容器を支持し、該機枠に上記液体貯槽、上記ガスボンベ及びスプレー機を着脱自在に支持した上記第1〜第3発明のいずれかに記載の液体散布用スプレー装置、
によって構成される。
従って密閉容器内に双方の3方弁を操作して液体及び圧力ガスを注入し、液体面を圧力ガスで加圧することができる。
その状態で双方の3方弁をスプレー機側に切替え双方の上記コックを一度に開きスプレーノズルから圧力ガスと水又は薬液との混合物を泡状に噴出し、被洗浄物又は被防虫農産物又は植木等に噴射することができる。
本発明は上述のように構成したので圧力ガスボンベからのガス圧が高く液体の泡状高圧スプレーが可能であり、
装置を必要場所に自由に移動可能な装置が得られる効果がある。
車輪やキャスター22等による可搬機枠に竪型シリンダー状又は球状密閉容器1を搭載し、
該容器1の上端部(上側)に圧力ガス注入口2を設け、下端部(下側)に液体注入口3を設ける(図1)。
上記ガス注入口2を下端部(下側)に、液体注入口3を上端部(上側)に設けることができる(図2)。
上記ガス注入口2に接続したチューブ4は一方の3方弁5を介して液化不燃ガスボンベ6及びスプレー機7にチューブ4’,4”によって接続し、
上記液体注入口3に接続したチューブ8は他方の3方弁9を介して上方の液体貯槽10及び上記スプレー機7にチューブ8’,8”によって接続する。
上記スプレー機7には上記圧力ガス用チューブ4”に開閉コック11及び上記液体用チューブ8”に開閉コック12を設け、これらのコック11,12を介して両チューブ4”,8”を合流16し、合流部16を手動開閉弁17を介してスプレーノズル13に接続して上記スプレー機7を形成する。
液化不燃ガスボンベ6には液化COガス可搬ボンベが用いられ、上記機枠15に着脱自在に搭載し、該ボンベ6と上記3方弁5とはチューブ4’によって着脱自在に接続される。
上記ボンベ6は食品添加CO供給用に用いられ、圧力ガスは約60kg/cmのガス圧が得られる。
液体貯槽10は上記機枠15の上部に設けた上面開放容器18内に収容され、該貯層10と上記3方弁9とはチューブ8’によって接続される。
又、双方の3方弁5,9にそれぞれ接続する上記チューブ4”,8”は可撓性パイプ19内に一緒に挿通されて上記コック11,12にそれぞれ接続される。
図2に示すように液体注入口3を上端部(上側)に設ける場合は該注入口3に液体20の導管14を垂設し、液体20を該導管14の下端部から注入することができる。
上記機枠15は図1、図2に示されるが、植生中の農産物に用いる場合は畝を走行する耕耘機上に設けることができる。
従って一方の3方弁9を操作して密閉容器1内に上記液体貯槽10内の液体20を注入する。
又他方の3方弁5を操作し、上記ボンベ6の栓6’を開いて液化不燃ガスを密閉容器1内に加圧注入することができる。
その状態において上記容器1内の液体20の液面には図3(イ)図に示すように直接上記ガス圧が印加され、該ガス例えばCOガスが液体(例えば水)中に溶解し圧力炭酸水となり、(ロ)図に示す昇降摺動自在のピストン23や(ハ)図に示す薄膜袋24を介して上記ガス圧が液体例えば洗剤等に印加される。
そして上記双方の3方弁5,9を操作し、かつ上記コック11,12の一方又は双方を開いてスプレー機7のスプレーノズル13から上記ガスを溶解した液体(炭酸水)又は洗剤等の薬液20を泡状に噴霧21することができる。
本発明の液体散布用スプレー装置を示す正面図である。 本発明の他の実施例の正面図である。 (イ)図は液体面露出状態の密閉容器の縦断面図、(ロ)図は昇降摺動自在のピストンを用いた密閉容器の縦断面図、(ハ)図は薄膜袋による境界を示す密閉容器の縦断面図である。
符号の説明
1 密閉容器
2 圧力ガス注入口
3 液体注入口
4,8 チューブ
5,9 3方弁
6 液化不燃ガスボンベ
7 スプレー機
10 液体貯槽
11,12 開閉コック
13 スプレーノズル
14 導管
15 可搬機枠

Claims (4)

  1. 密閉容器の上側に圧力ガス注入口を設け、下側に液体注入口を設け、
    上記圧力ガス注入口に接続したチューブを3方弁を介して液化不燃ガスボンベ及びスプレー機に接続し、
    かつ液体注入口に接続したチューブを3方弁を介して液体貯槽及び上記スプレー機に接続し、
    該スプレー機に上記圧力ガス用及び上記液体用の開閉コックを介してスプレーノズルを設けてなる液体散布用スプレー装置。
  2. 上記ガスボンベが液化COガス可搬ボンベであり、液体が水又は薬液である請求項1記載の液体散布用スプレー装置。
  3. 上記液体注入口が上記容器の下側に代り上側にあり、
    圧力ガス注入口が上記容器の上側に代り下側にあって、
    上記液体注入口から上記容器の下側に至る導管を垂設した請求項1又は2記載の液体散布用スプレー装置。
  4. 可搬機枠に上記密閉容器を支持し、該機枠に上記液体貯槽、上記ガスボンベ及びスプレー機を着脱自在に支持した請求項1〜3のいずれかに記載の液体散布用スプレー装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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