JP2005261515A - 清掃用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】 清掃面に繊維層が現れている清掃用シートにおいて、清掃時の圧力によって、繊維層が潰れにくく、長期間に渡って清掃効果を発揮しやすくする。
【解決手段】 伸縮シート11を伸ばした状態で繊維層12を重ねて伸縮シート11と繊維層12とを、間隔を空けて形成された接合線19によって接合する。その後に伸縮シート11を自らの弾性復元力で収縮させると、接合線19と接合線19との間隔が狭まって、接合線19と接合線19との間の繊維層12が立ち上がってループ部13が形成される。このループ部13は潰れ難く、長期間に渡って清掃効果を発揮できるようになる。
【選択図】図4

Description

本発明は、被清掃部を拭く清掃用シートに係わり、特に製造が容易であり、且つゴミや埃を捕捉する効果の高い清掃用シートに関する。
モップ形状のホルダなどに取付けられて床面などの清掃に使用される清掃用シートは、被清掃部を拭く清掃面が不織布で形成されているものや、前記清掃面に多数の繊維が現れているものがある。
以下の特許文献1に記載の清掃用シートは、基材シートに連続繊維の層が重ねられて、前記連続繊維の層と前記基材シートとが、繊維の延びる方向へ間隔を空けた位置で接合線により接合されており、前記接合線と接合線との間に、前記連続繊維が連続している部分と、前記連続繊維が切断されてブラシ部が形成されている部分とが設けられている。この清掃用シートは、前記ブラシ部で被清掃部のゴミや埃を払うことができ、また前記連続繊維が連続している部分でゴミや埃を捕捉することができる。
特許文献2に記載の清掃用シートは、基材シートに連続繊維の層が重ねられ、互い違いに配置された複数の接合線によって、前記連続繊維が前記基材シートに部分的に接合されている。そして前記接合線と接合線との間で連続繊維の層に膨らみが形成されている。この清掃用シートは、前記連続繊維の層で膨らみを形成することにより、この膨らみの部分でゴミや埃を拭き払うことができ、また膨らみを有する連続繊維の層の内部にゴミや埃を取り込むことが可能となっている。
特許文献3に記載の清掃用シートは、連続繊維から切断された繊維の層が基材シートに植え込まれて、前記基材シートから延びるブラシ部が形成されている。
前記特許文献4に記載の清掃用シートは、伸縮性の基材シートが使用され、この基材シートを伸ばした状態で、連続繊維の層を重ね、前記連続繊維の繊維が延びる方向に間隔を空けて、前記連続繊維の層と基材シートとを接合線で接合する。その後に接合線と接合線との間で連続繊維の層を切断して前記接合線から前記繊維の層が延び出るブラシ部を形成するとともに、前記基材シートを自らの弾性復元力で収縮させることにより、前記ブラシ部の間隔を短くしている。
前記特許文献3および特許文献4に記載の清掃用シートは、いずれも基材シートから延び出るブラシ部によってゴミや埃を拭き払う機能を発揮できる。
特開平11−235301号公報 特開平11−267078号公報 特開2001−299658号公報 特開2001−299657号公報
前記各特許文献に記載の清掃用シートは、清掃面に繊維の層を配置し、あるいは繊維の層でブラシ部を形成することにより、不織布のみで形成された清掃用シートに比べてゴミや埃を拭き払う機能やゴミや埃を捕捉する機能を向上させることが可能である。
しかし、前記各特許文献に記載の清掃用シートは、使用開始から一定の期間は優れた清掃効果を発揮できるものの、長期間使用し続けると、ゴミや埃を捕捉する効果が低下しがちである。その理由は、基材シートの表面に繊維層が重ねられているものでは、清掃時の圧力により繊維層が潰れやすい点にある。また、繊維の層で前記ブラシ部を形成したものにおいても、長期間の使用により被清掃部との圧力でブラシ部が倒れて潰され、あるいは繊維どうしが絡みあって、ゴミや埃を拭き払う効果が低下しやすい。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、清掃面に繊維が現れているものにおいて、前記清掃面に圧力が作用してもゴミや埃を拭き払う機能や捕捉する機能が低下しにくく、長期間の使用に耐えることが可能な清掃用シートを提供することを目的としている。
本発明は、被清掃部を清掃する清掃面を有する清掃用シートにおいて、
伸縮自在な伸縮シートに、繊維層が重ねられて、前記繊維層で形成された多数のループ部が前記清掃面に設けられており、
前記ループ部は、前記伸縮シートを伸長させた状態で前記繊維層と前記伸縮シートとを前記繊維層の繊維の延びる方向に間隔を空けて接合した後に、前記伸縮シートを自らの弾性復元力で収縮させることにより形成されたものであることを特徴とするものである。
本発明の清掃用シートは、伸縮シートの弾性収縮力によって前記繊維層を清掃面から立ち上がらせてループ部を形成しているため、ループ部の剛性を高くでき、被清掃部との接触圧力によりループ部が潰れにくい。また伸縮シートを弾性収縮させてループ部を形成しているために、ループ部を形成するための工程が簡単である。また、伸縮シートを収縮させることによりループ部を密集させることができ、ゴミや埃を拭き払う機能および補足する機能を高くできる。
また、本発明は、前記ループ部は、繊維の延びる方向と直交する方向に間隔を空けて配置されているものである。
前記ループ部が前記方向において間隔を空けて配置されていると、隣り合うループ部とループ部との間において、ゴミや埃を捕捉しやすくなる。
本発明は、好ましくは、前記繊維層は、複数本の連続繊維の束を捻って紐状にしたものであり、この紐状の繊維層によって前記ループ部が形成されているものである。
連続繊維を所定本数ずつ分割して捻って紐状の繊維層を形成すると、ループ部の剛性を更に高くでき、ループ部が潰れにくくなる。
また本発明は、前記伸縮シートは、伸縮性の樹脂フィルムと不織布とが重ねられて接合されたものであり、前記繊維層が前記不織布の表面に配置されて、前記繊維層と前記不織布とが接合されているものとして構成できる。
この清掃用シートでは、前記不織布の表面から前記ループ部が立ち上がる構造であるため、床面などの被清掃部に対して清掃用シートの清掃面を強く押し付けたときに、前記ループ部と共に前記不織布が床面などを摺動するため、清掃時の摩擦抵抗が小さくなる。また前記不織布自体も床面などに位置する埃やゴミを拭き取る効果を発揮できる。
また、本発明は、前記ループ部が設けられた前記清掃面は長方形で、前記清掃面の両長辺から両外側へ保持シート部が延出しており、前記清掃面が清掃用ホルダの底面にて外側に向けて設置された状態で、前記保持シート部が前記清掃用ホルダの上面に固定可能とされたものとして構成できる。
本発明では、伸縮シートの収縮力を利用して繊維層を立ち上げてループ部を形成しているため、ループ部を形成する工程を簡単にできる。またループ部を密集させて立ち上げることが可能であるため、ループ部によってゴミや埃を除去して補足する効果を高くできる。
図1は本発明の第1の実施の形態の清掃用シートを清掃面を上向きとして示した斜視図、図2は前記清掃用シートの清掃面に設けられたループ部を拡大して示す拡大斜視図、図3は伸長させた伸縮シートに繊維層を接合した状態を示す側面図、図4は伸縮シートを弾性復元させて多数のループ部を形成した状態を示す側面図、図5はループの拡大側面図、図6は第1の実施の形態の清掃用シートがホルダに取付けられた状態を示す斜視図、図7は図のVII矢視での拡大側面図である。
第1の実施の形態の清掃用シート1は、幅寸法W1の範囲が清掃機能部2である。前記清掃機能部2のうちの、図1において上に向けられている側が清掃面3であり、図示下に向けられている側が把持部4である。前記清掃機能部2は、X方向の幅寸法が前記W1であり、Y方向の長さ寸法が前記W1の1.5倍以上となる長方形状である。
前記清掃機能部2および清掃面3は長方形状である。前記清掃機能部2の左右両側の長辺から左右両側には幅寸法W2の保持シート部5,5が延出している。
前記清掃機能部2の把持部4および前記保持シート部5,5は、基材シート10によって一体に形成されている。この基材シート10は、図1に示す清掃用シート1の全体と同じ形状で同じ寸法である。
前記清掃機能部2では、前記基材シート10の表面に伸縮シート11が重ねられており、この伸縮シート11の表面に繊維層12で形成された多数のループ部13が設けられている。ループ部13はX方向に連続的に繰り返すように形成され、且つY方向に所定の間隔を空けて配置されている。前記繊維層12は、清掃機能部2の清掃面3においてX方向に途切れることなく連続する連続繊維で形成されており、所定本数の連続繊維が捻られて紐状とされ、この紐状の繊維層12によって前記ループ部13が形成されている。なお、前記繊維層12は、連続繊維で形成されているものに限られず、例えば繊維長が30〜60mm程度の長繊維の束を捻って紐状としたものであってもよい。
図3と図4は前記ループ部13の製造過程を示している。前記伸縮シート11は、弾性的に伸長し且つ収縮変形可能なものであり、限界歪みが10〜150%程度である。伸縮シートは少なくとも清掃面3側が不織布で形成されている。この実施の形態では、図5に示すように、前記伸縮シート11が、伸縮性フィルム15と、この伸縮性フィルム15の清掃面3側に積層された不織布16と、前記伸縮性フィルム15の把持部4側に積層された不織布17を有している。前記伸縮性フィルム15と不織布16および不織布17は、熱エンボスなどによって部分的に接合されている。
前記伸縮シート11は、スチレン系エラストマーなどで形成された伸縮性フィルムである。前記不織布16と17は、熱融着可能な熱可塑性繊維を含んでおり、例えばポリプロピレン(PP)樹脂で形成されたスパンボンド不織布である。前記伸縮シート11の目付けは、5〜200g/mであり、好ましくは20〜50g/mである。
図3に示すように、前記伸縮シート11をX方向に伸長させた状態で、伸縮シート11に繊維層12が重ねられる。この繊維層12は、TOW(トウ)と称される連続繊維の塊を開繊し、開繊した連続繊維を所定本数ずつの束に分離し、この繊維の束を捻って紐状にしたものである。この紐状の繊維層12はX方向に連続して延び且つY方向に間隔を空けて並べられて前記伸縮シート11の上に重ねられる。1本の連続繊維の繊度は1.1〜8.8dtexの範囲であり、捻りを与えた紐状の繊維層12の1束あたりの繊度は300〜1500dtexの範囲である。
前記連続繊維は熱融着可能な熱可塑性樹脂で形成されており、ポリエチレン(PE),ポリプロピレン(PP),ナイロン(Ny),ポリエステルなどの合成樹脂繊維である。あるいは前記合成樹脂繊維にレーヨン、アセテートなどが含まれたものであってもよい。前記連続繊維を形成する合成樹脂繊維は、界面活性剤が塗布されまたは界面活性剤が練り込まれて親水化処理されたものが好ましく使用される。
前記伸縮シート11をX方向へ伸長させた状態で、前記繊維層12と伸縮シート11とが部分的に接合される。この接合は、前記繊維層12と前記伸縮シート11とを接合線19において溶接することで行われる。前記接合線19は、繊維層12の繊維の延びる方向であるX方向へ一定の間隔を空け且つY方向に直線的に延びている。前記溶接のための手段は、熱シールや超音波シールである。また前記溶接に代えてまたは溶接とともに接着剤を用いて前記伸縮シート11と繊維層12とを前記接合線19において接着してもよい。
前記伸縮シート11と繊維層12とを溶接する際には、伸縮シート11の表面に位置する前記不織布16と前記繊維層12のみを溶融させ、伸縮性フィルム15を溶融させないことまたは伸縮フィルム11を厚み方向において完全に溶融させないことが好ましい。前記伸縮性フィルム15を溶融させないことにより、伸縮シート11の弾性収縮機能が低下するのを防止できる。
前記接合線19において、伸縮シート11と繊維層12とを接合した後に、伸縮シート11に与えられていた伸長力を解除し、伸縮シート11を自らの弾性復元力により収縮させる。その結果、図4に示すように前記接合線19の間隔が縮まって、接合線19と接合線19との間に位置する前記紐状の繊維層12によりループ部13が形成される。
前記ループ部13の高さ寸法は5〜30mmである。前記範囲であると、ゴミの捕捉率を高く保ちまた個々のループ部13の弾性力も十分に発揮できる。また、図4に示すように伸縮シート11が収縮した状態で、接合線19のX方向での間隔は5〜100mmであり、10〜50mmであることが好ましい。また紐状の繊維層12で形成されたループ部13のY方向での間隔は0〜15mmの範囲であるが、所定寸法の間隔が設けられていることが好ましい。前記伸縮シート11を収縮させて接合線19を接近させて前記ループ部13を形成することにより、ループ部13を密集して配置させることができる。ループ部13が形成された状態において、繊維層12の目付けは20〜250g/mの範囲である。前記範囲であると、床面などの被清掃部上のゴミや埃を捕捉する効果を高めることができる。
図4に示すように、表面に多数のループ部13が形成された伸縮シート11は、基材シート10に重ねられ、伸縮シート11と基材シート10が溶接やホットメルト型接着剤を用いた接着により固定される。図1に示すように、前記伸縮シート11は基材シート10上においてX方向の中央部に設置される。この伸縮シート11が重ねられている領域が前記清掃機能部2であり、この清掃機能部2からX方向の両側へ突出する前記基材シート10によって、前記保持シート部5,5が形成される。またループ部13は、前記伸縮シート11の表面すなわち清掃面3のほぼ全域に渡って配列している。
前記清掃用シート1は、図6および図7に示すモップ型のホルダ40に装着されて使用される。
前記ホルダ40は、支持プレート41と、前記支持プレート41の下面に保持された支持体42と、前記支持プレート41の上面に回動自在に連結された柄43とを有している。前記支持プレート41の上面には一対の支持ブラケット44が一体に形成されている。この支持ブラケット44の間には、連結部材45が回動自在に取付けられ、前記柄43の基部が前記連結部材45に回動自在に連結されている。その結果、柄43は各方向へ自由に倒れることができるようになっている。
前記支持プレート41の上面には、Y方向に間隔を空けて一対の固定部材46,46が設けられており、この固定部材46,46は、柄43に向けられる基部46a,46aが前記支持プレート41に回動自在に連結されている。
前記清掃用シート1は使い捨て用であり、ホルダ40に装着されるときには、図7に示すように、清掃機能部2の把持部4が、前記支持体42の底面42aに当てられ、清掃機能部2の清掃面3が下に向けられた状態で、前記保持シート部5,5が支持プレート21の上面に巻きつけられ、この保持シート部5,5が、支持プレート21の上面と前記固定部材46,46との間で挟持されて固定される。
清掃用シート1がホルダ40に取付けられた状態において、前記清掃機能部2の全体が、支持体42の底面42aに支持され、支持体42の底面42aには、ほぼ全域に前記ループ部13が位置する。前記接合線19は、前記底面42aにおいてその長辺と並行に延び、個々のループ部13がX方向およびY方向に配列した状態となる。
前記清掃用シート1は、基本的には乾燥状態で使用される。ただし、ループ部13を形成している繊維層12が親水性繊維または親水化処理された繊維で形成されていると、床面などの被清掃部に付着していた水分をゴミや埃と共に吸着することが可能である。
前記清掃用シート1が保持されたホルダ40の柄43を保持し、支持体42を、床面などの被清掃部に沿って、主にX方向さらにはY方向へ摺動させることにより清掃作業が行われる。前記支持体42の底面42aに位置する清掃機能部2では、多数のループ部13が形成されているため、多数のループ部13によって、床面などのゴミや埃を払うことができ、ループ部13を構成する繊維間やループ部13とループ部13との間、さらにループ部13と伸縮シート11との間にゴミや埃を保持することができる。
伸縮シート11を収縮させることによって、ループ部13を密集させることができるため、個々のループ部13が清掃時の圧力によって潰れにくい。特にこの実施の形態では、個々のループ部13が繊維の束を捻ることにより形成されているため、ループ部13の剛性が高く、清掃時の圧力によってループ部13が潰れにくい。よって長期間に渡ってループ部13が清掃面3で立ち上がった状態を維持でき、清掃効果を長期間発揮することができる。
また、清掃面3が多数のループ部13を有することにより、清掃面3と床面などとの間の摩擦抵抗を低減できる。
前記伸縮シート11の清掃面3に不織布16が現れ、ループ部13がこの不織布16から立ち上がっているため、不織布16による清掃効果も期待できる。すなわち、ループ部13により補足したゴミや埃が不織布16の表面に付着して、このゴミや埃が清掃面3から離脱しにくくなる。
本発明は、前記第1の実施の形態の清掃用シート1に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
本発明の清掃用シートは、伸縮シート11を伸長させた状態で繊維層12を接合する際に、接合線19の配列ピッチを変えることによって、ループ部13の大きさを、場所によって相違させることができる。また、接合線19の形成パターンを鋸刃パターン、波状パターン、前記波状パターン以外の曲線パターンなどに変更することによっても、ループ部13の大きさを、場所によって相違させることが可能である。
図8(A)(B)(C)(D)は、いずれも前記接合線19の配列ピッチに変化を持たせた場合の実施の形態を示すものであり、図4と同じ側面図である。なお図8の各図では、伸縮シート11とループ部のみを示し、基材シート10は省略している。
図8(A)に示す清掃用シート101は、伸縮シート11をX方向へ伸長させた状態で、捻りを与えた紐状の繊維層12を接合する際に、接合線19のピッチをX方向における中央部分で粗く、その前後において段階的に徐々に狭くしている。その後に伸縮シート11を収縮させてループ部113を形成すると、前記ループ部113は、中央部においてX方向での幅寸法および立ち上がり寸法が大きく、前後に向うにしたがって前記幅寸法および立ち上がり寸法が段階的に小さくなる。
図8(B)に示す清掃用シート201は、伸縮シート11を伸長させて繊維層12を接合する際の接合線19のピッチを、X方向での前後領域で粗くし中央部に向うにしたがって徐々に狭くしている。その結果、伸縮シート11を収縮させると、ループ部213が、X方向の前後において大きく立ち上がり、中央に向うにしたがって立ち上がり寸法が徐々に小さくなる。
図8(C)に示す清掃用シート301は、伸縮シート11を伸長させて繊維層12を接合する際に、X方向の中央部分で接合線19を粗いピッチで且つ等間隔に形成し、その前後では接合線19を狭いピッチで且つ等間隔に形成している。その結果、伸縮シート11を収縮させると、ループ部313は中央部分において同じ大きさで且つ幅寸法と立ち上がり寸法が大きく、前後においてはループ部313は幅寸法および立ち上がり寸法が小さい寸法で且つ同じ大きさとなる。
図8(D)に示す清掃用シート401は、前記図8(C)と逆であり、接合線19のピッチは中央部で狭く、前後において粗くなっており、その結果、ループ部413は中央部分において低く且つ小さく同じ大きさのものが並び、その前後でループ部413は、幅が大きく且つ高さ寸法大きいものが並んでいる。
また、前記第1の実施の形態の清掃用シート1では、繊維の束に捻りを与えて紐状とされた繊維層12でループ部13が形成されているが、本発明は繊維に捻りを与えることなくループ部13を形成してもよい。この場合に、伸縮シート11を伸ばした状態で、TOWから開繊された繊維層を、Y方向に間隔を空けて、複数条の帯となるように配置し、接合線19において伸縮シート11と繊維層12とを接合した後に伸縮シート11を収縮させてもよい。このようにして形成されたループ部は、Y方向に間隔を空けて、且つX方向に向けて凹凸が連続して繰り返すような形状となる。
本発明の第1の実施の形態の清掃用シートを清掃面を上向きにして示した斜視図、 図1の部分拡大斜視図、 伸縮シートを伸ばして繊維層を接合した状態を示す側面図、 伸縮シートを収縮させて多数のループ部を形成し、さらに伸縮シートを基材シートに取付ける状態を示す側面図、 ループ部を拡大した側面図、 清掃用シートをホルダに装着した状態を示す斜視図、 図6のVII矢視の拡大側面図、 (A)(B)(C)(D)は清掃用シートの他の実施の形態を示す側面図、
符号の説明
1 清掃用シート
2 清掃機能部
3 清掃面
4 把持部
10 基材シート
11 伸縮シート
12 繊維層
13 ループ部
15 伸縮性フィルム
16,17 不織布
19 接合線
40 ホルダ
42 支持体

Claims (5)

  1. 被清掃部を清掃する清掃面を有する清掃用シートにおいて、
    伸縮自在な伸縮シートに、繊維層が重ねられて、前記繊維層で形成された多数のループ部が前記清掃面に設けられており、
    前記ループ部は、前記伸縮シートを伸長させた状態で前記繊維層と前記伸縮シートとを前記繊維層の繊維の延びる方向に間隔を空けて接合した後に、前記伸縮シートを自らの弾性復元力で収縮させることにより形成されたものであることを特徴とする清掃用シート。
  2. 前記ループ部は、繊維の延びる方向と直交する方向に間隔を空けて配置されている請求項1記載の清掃用シート。
  3. 前記繊維層は、複数本の連続繊維の束を捻って紐状にしたものであり、この紐状の繊維層によって前記ループ部が形成されている請求項1または2記載の清掃用シート。
  4. 前記伸縮シートは、伸縮性の樹脂フィルムと不織布とが重ねられて接合されたものであり、前記繊維層が前記不織布の表面に配置されて、前記繊維層と前記不織布とが接合されている請求項1ないし3のいずれかに記載の清掃用シート。
  5. 前記ループ部が設けられた前記清掃面は長方形で、前記清掃面の両長辺から両外側へ保持シート部が延出しており、前記清掃面が清掃用ホルダの底面にて外側に向けて設置された状態で、前記保持シート部が前記清掃用ホルダの上面に固定可能とされている請求項1ないし4のいずれかに記載の清掃用シート。
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