JP2005259643A - 防水型同軸ケーブル及びその製造方法、並びにその製造装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】同軸ケーブルの防水性能の向上を図る。
【解決手段】防水型同軸ケーブル1は、中心導体3と、この中心導体3の外周に被覆した絶縁体5と、この絶縁体5の外周に被覆した外部導体7と、この外部導体7の外周に被覆した一又は複数層からなるシース13と、からなる。さらに、前記外部導体7とシース13との間もしくは前記複数層のシース13間の隙間に、接触角90°以上の撥水性の高い防水剤27からなる防水層11を設けているので、水の進入を防止できる。
【選択図】図1
【解決手段】防水型同軸ケーブル1は、中心導体3と、この中心導体3の外周に被覆した絶縁体5と、この絶縁体5の外周に被覆した外部導体7と、この外部導体7の外周に被覆した一又は複数層からなるシース13と、からなる。さらに、前記外部導体7とシース13との間もしくは前記複数層のシース13間の隙間に、接触角90°以上の撥水性の高い防水剤27からなる防水層11を設けているので、水の進入を防止できる。
【選択図】図1
Description
この発明は、防水型同軸ケーブル及びその製造方法、並びにその製造装置に関し、特にCATVシステムやアンテナヘの給電線に使用される同軸ケーブルの防水性能の向上を図ることのできる防水型同軸ケーブル及びその製造方法、並びにその製造装置に関する。
従来、同軸ケーブルとしては、ケーブル中心に設けた中心導体と、この中心導体の外側に同心上に被覆した絶縁体と、この絶縁体の外側に同心上に被覆した外部導体と、この外部導体の外側に最外層としてのシースが施される構造が一般的である。なお、上記の外部導体には、金属線を編んで構成した編組と、金属テープを巻きつけた構造と、パイプ状の金属で構成したものとに大別される。
一般に、同軸ケーブルは、電子機器内に使用されるものもあるが、屋外に布設される場合が多い。屋外に布設された状態では、布設中又は布設後に外部から損傷が与えられたためにシースや外部導体や絶縁体に外傷が発生することがある。この外傷はシース及び外部導体及び絶縁体に及ぶ場合がある。このような状態では、降雨による雨水が前記外傷から浸透してケーブル内部に入ると、伝送損失が増大するために、伝送すべき信号を送ることができないという問題点があった。また、上記の雨水が同軸ケーブルの内部を長い距離に亘って伝わり、端末に接続されている電子機器に達して当該電子機器に障害を与えることもある。
上記のように雨水が伝わる同軸ケーブル内の経路としては、中心導体と絶縁体との隙間と、絶縁体と外部導体との間の隙間と、外部導体とシースとの間の隙間とがある。
従来では、絶縁体と外部導体との間の隙間、外部導体とシースとの間の隙間に対する防水の対策を講じた防水型同軸ケーブルがある。
図8を参照するに、従来の防水型同軸ケーブル101としては、ケーブル中心に設けた中心導体103と、この中心導体103の外側に同心上に被覆した絶縁体105と、この絶縁体105の外周に防水剤を塗布した防水層107と、この防水層107の外側に同心上に被覆した外部導体109と、この外部導体109の外側に最外層としてのシース111が施される。
この例では、絶縁体105は発泡樹脂で、外部導体109は金属テープ113或いは金属泊貼り合わせプラスチックテープが使用されており、前記外部導体109は絶縁体105の外周に縦添えされ、この図8では付き合せ部115により付き合わせて溶接されているが、重ね合わせている場合もある。また、防水剤としては、シリコン油が用いられており、例えば前記シリコン油は、外部導体109が絶縁体105に縦添えすべく巻かれる前に、シリコン油の微粒子を懸濁させた空気流を絶縁体105の周囲に吹き付けることによって塗布されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
図9を参照するに、従来の他の防水型同軸ケーブル117は、図8とほぼ同様に構成されているので、同部材には同符号を付し、詳細な説明は省略する。なお、この例では、外部導体109は金属線の編組119(図9では編み目が粗いが実際には密である)が用いられている。防水剤としては、吸収膨張性樹脂粉末が用いられ、外部導体109に塗布されている。この場合は、外部導体109を形成してから、その編み組工程時等に生じた静電気を利用して外部導体109に吸水膨張性樹脂粉末を付着させ、もしくは微少量の水分を与えてゲル状にした吸水膨張性樹脂粉末をそのまま外部導体109に塗布した後、その外側にシース111を被覆している(例えば、特許文献3及び特許文献4参照)。
特開平10−312720号公報
特開平11−154433号公報
特開平8−321221号公報
特開平8−315648号公報
ところで、従来の防水型同軸ケーブルにおいては、外部導体109の表面及びシース111の内面が製造上、完全に平滑ではないので、外部導体109とシース111との間の隙間は均一ではなく、0〜100μm程度のバラツキがある。この隙間に防水剤を完全に充填できれば良いのであるが、通常は製造時の不安定性により、0〜数10μmの隙間は残るものである。この隙間があると、毛細管現象によって雨水などの液体は前記隙間に侵入するために、完全に防水することが難しいという問題点があった。
また、上記の防水剤が少なすぎると防水効果がなく、多すぎるとシース111の厚さに影響したり、コネクタ加工の為にシース111を剥いだ時に防水剤がたれて作業性を悪化させるという問題点があった。
この発明は上述の課題を解決するためになされたものである。
この発明の防水型同軸ケーブルは、中心導体と、この中心導体の外周に被覆した絶縁体と、この絶縁体の外周に被覆した外部導体と、この外部導体の外周に被覆した一又は複数層からなるシースと、からなる防水型同軸ケーブルにおいて、
前記外部導体とシースとの間もしくは前記複数層のシース間の隙間に、撥水性を有する防水剤からなる防水層を設けてなることを特徴とするものである。
前記外部導体とシースとの間もしくは前記複数層のシース間の隙間に、撥水性を有する防水剤からなる防水層を設けてなることを特徴とするものである。
この発明の防水型同軸ケーブルは、前記防水型同軸ケーブルにおいて、前記防水剤が、接触角90°以上の撥水性を有することが好ましい。
この発明の防水型同軸ケーブルの製造方法は、中心導体の外周に絶縁体を被覆し且つ前記絶縁体の外周に外部導体を被覆して構成したケーブルコアを、前記外部導体の外周に防水剤を塗布すべく送出する工程と、
前記ケーブルコアの外部導体の外周に撥水性を有する防水剤を塗布すると共に前記防水剤の塗布量を調整して防水層を形成する工程と、
前記防水層を形成したケーブルコアの外周にシースを被覆する工程と、
を有することを特徴とするものである。
前記ケーブルコアの外部導体の外周に撥水性を有する防水剤を塗布すると共に前記防水剤の塗布量を調整して防水層を形成する工程と、
前記防水層を形成したケーブルコアの外周にシースを被覆する工程と、
を有することを特徴とするものである。
この発明の防水型同軸ケーブルの製造方法は、前記防水型同軸ケーブルの製造方法において、前記防水剤が、接触角90°以上の撥水性を有することが好ましい。
この発明の防水型同軸ケーブルの製造装置は、中心導体の外周に絶縁体を被覆し且つ前記絶縁体の外周に外部導体を被覆して構成したケーブルコアを通過せしめて前記外部導体の外周に撥水性を有する防水剤を塗布すると共に前記防水剤の塗布量を調整して防水層を形成する防水剤塗布装置と、
前記防水層を形成したケーブルコアの外周にシースを被覆するシース押出装置と、を備えてなることを特徴とするものである。
前記防水層を形成したケーブルコアの外周にシースを被覆するシース押出装置と、を備えてなることを特徴とするものである。
以上のごとき課題を解決するための手段から理解されるように、この発明によれば、防水型同軸ケーブルは、外部導体とシースとの間もしくは前記複数層のシース間の隙間に、接触角90°以上の撥水性を有する防水剤からなる防水層が形成されているので、隙間が減少して水の進入を防止できると共に、防水層が撥水性の高い防水剤であるので、外部導体とシースとの間もしくは前記複数層のシース間にたとえわずかな隙間があったとしても水の進入を防止できる。
また、同軸ケーブルの製造工程で、防水層はケーブルコアの外部導体の外周上に防水剤を塗布するだけでよいので、容易に同軸ケーブル製造ラインに導入できる。
また、上記の防水剤としては潤滑剤も使用できるので、例えば外部導体の外径を小さくする工程の手前で潤滑剤を塗布することにより、潤滑剤と防水層の二つの効果を得ることができる。
また、防水剤の塗布量を必要最小限に調整できるので、防水効果を有すると共にシースの厚さにも悪影響を及ぼすことがない。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1及び図2を参照するに、この実施の形態に係る防水型同軸ケーブル1は、ケーブル中心に設けた中心導体3と、この中心導体3の外周に同心上に被覆した絶縁体5と、この絶縁体5の外周に同心上に被覆した外部導体7と、からケーブルコア9が構成され、このケーブルコア9の外部導体7の外周に撥水性のある防水剤が塗布されて形成される防水層11と、この防水層11の外側に同心上に最外層として被覆したシース13と、から構成される。
なお、この実施の形態では、中心導体3は銅線であり、絶縁体5は発泡ポリエチレンなどの発泡樹脂であり、外部導体7はアルミパイプや銅パイプなどの金属コルゲート管が使用されている。なお、金属コルゲート管は金属テープ15が絶縁体5の外周にエッジが付き合わされるように縦添えされてからこの付き合わせ部17が溶接されて円筒状に加工され、その後、波付き(コルゲート)加工が施行される。
また、防水剤としては、接触角が90°以上の撥水性を有するものである。撥水性能としては、図3に示されているように、水平な固体面19に液滴21が付いた時に前記固体面19と液滴21とがつくる角度、いわゆる接触角θで表現できる。この接触角θが大きいほど撥水性能は高いと定義できる。
この実施の形態の防水型同軸ケーブル1の特徴としては、上記の外部導体7とシース13との間に防水層11を設けることと、前記防水層11に撥水性の高い材料の防水剤を使用することにある。つまり、外部導体7の表面及びシース13の内面が製造上、完全に平滑ではないので、外部導体7とシース13との間の隙間は均一ではなく、0〜100μm程度のバラツキがある。この隙間に完全に防水剤を充填できれば良いが、通常は製造時の不安定性により0〜数10μmの隙間は残るものである。一般に、隙間があると毛細管現象によって液体はその隙間に侵入するが、隙間の表面の撥水性が高いと水の進入を防ぐことができる。すなわち、この実施の形態では撥水性の高い防水剤による防水層11が外部導体7とシース13との間に設けられているので、浸水防止となる。
なお、上記の防水型同軸ケーブル1は、例えば携帯電話の基地局にて送受信アンテナへの給電用同軸ケーブル或いはCATV網の伝送用同軸ケーブル1として使用されるもので、低い伝送損失を有するケーブルである。
次に、この発明の実施の形態の防水型同軸ケーブル1の製造方法について図4により説明する。なお、前述した実施の形態の防水型同軸ケーブル1と同様の部材は、同符号を付して説明する。
防水型同軸ケーブル1の一部を構成するケーブルコア9は、一般的に、中心導体3の外周に絶縁体5を被覆すべく図示していない絶縁押出装置により押出成形すると共に、図示していない外部導体被覆装置によって前記絶縁体5の外周に外部導体7を被覆し、これらは別々の工程で製造される。
図4を参照するに、図5に示すように構成されたケーブルコア9は、防水剤塗布装置23により、外部導体7の上に均一かつ必要最低限の防水剤27が塗布されて防水層11が形成される。
防水剤塗布装置23の防水剤塗布槽25の内部には、防水剤27が貯留されており、防水剤27の量は液面センサ29によってモニターされる。防水剤27が減少した時は、液面センサ29の検出信号により防水剤供給装置31の防水剤27が防水剤供給モータ33で駆動される防水剤送出ポンプ35によって防水剤塗布槽25へ供給され、防水剤27の最適量が常に保持される。
ケーブルコア9が防水剤塗布槽25を通過するとき、ケーブルコア9の外部導体7の外側に防水剤27が付着する。その後、防水剤塗布ダイス37を通過することによって、防水剤27が外部導体7の表面に均一に塗布される。なお、塗布される防水剤27が少なすぎると防水効果がなく、多すぎるとシース13の厚さに影響したり、コネクタ加工の為にシース13を剥いだ時に防水剤27がたれて作業性を悪化させてしまうので、防水剤27の塗布量は必要最小限であることが必要である。この点において、上記の防水剤塗布槽25による防水剤27の塗布量の制御は、防水剤塗布ダイス37の内径を変化させることで可能である。
その後、防水層11が形成されたケーブルコア9は、シース押出装置39の押出ヘッド39Aのダイス39Bを通過して例えばポリエチレン樹脂のシース13が前記防水層11の外周に被覆するよう押出成形されて図1及び図2に示されているように防水型同軸ケーブル1となる。この同軸ケーブル1は冷却槽41を通過して冷却されてから巻取りリール43に巻き取られる。
以上のように、この実施の形態の防水型同軸ケーブル1は、外部導体7とシース13との間の隙間に防水層11が形成されているので、隙間が減少して水の進入を防止できると共に、防水層11が接触角90°以上の撥水性の高い材料の防水剤27で構成されるので、外部導体7とシース13との間にたとえわずかな隙間があったとしても水の進入を防止できる。
また、防水型同軸ケーブル1を製造する過程で、防水層11はケーブルコア9の外部導体7の外周上に塗布するだけでよいので、非常に容易に同軸ケーブル製造ラインに導入可能である。
また、上記の防水剤27としては潤滑剤も使用できるので、外部導体7の外径を小さくする工程があれば、その手前の工程で潤滑剤を塗布することにより、潤滑剤と防水層11の二つの効果を得ることができる。なお、外部導体7を小さくする工程では、従来では必要により、その潤滑剤を洗浄して洗い落としていたが、防水剤27を使用することで洗浄が不要となる。
前述したように同軸ケーブル1に設ける防水層11の撥水性能と防水性との関係を調査するための試験を行った。前述したように、防水剤27の撥水性能は接触角θで表される。
使用した防水剤27は、A剤、B剤、C剤の3種類であり、A剤は接触角θが150°で、撥水性に優れた油性の潤滑油である。B剤は接触角θが90°で、撥水性が少し劣る潤滑油である。C剤は接触角θが0°で、撥水性が殆どない水性の潤滑油である。
上記のA剤、B剤、C剤の防水剤27を使用して防水型同軸ケーブル1A,1B,1Cを製造した。なお、上記の同軸ケーブル1AはA剤を使用し、同軸ケーブル1BはB剤を使用し、同軸ケーブル1CはC剤を使用している。これらの同軸ケーブル1A,1B,1Cは、図1に示されている形態とほぼ同様の構造であるが、外部導体7はコルゲート加工されていない。すなわち、中心導体3が外径3mmφの銅線であり、絶縁体5が発泡ポリエチレンの発泡樹脂で外径12mmφであり、外部導体7が外径13mmφのアルミパイプであり、シース13が外径15mmφのポリエチレン樹脂からなる。
上記の防水型同軸ケーブル1A,1B,1Cに対して、次に示すような防水性能の調査を行った。すなわち、各同軸ケーブル1A,1B,1Cをそれぞれ500mmに切断し、片端のシース13のみを約10mm除去して前記各同軸ケーブル1A,1B,1Cに順に対応するサンプルA,B,Cを製作し、これらのサンプルA,B,Cを水深50mmの水中につけた。なお、各サンプルA,B,Cはそれぞれ複数のサンプルが用いられている。
各サンプルA,B,Cは、1,5,10,15,24時間経過後に水中から取り出されて、シース13を剥いで除去し、外部導体7とシース13との間の水の浸水長を測定した。その結果は表1に示されている通りである。この表1のデータは図6に示されているグラフとなる。
表1から分かるように、各サンプルA,B,Cは、浸漬時間が数時間後に浸水長は飽和する傾向にある。過浸漬時間が15〜24時間経後では、サンプルAの浸水長が4〜5mm程度であり、サンプルBの浸水長が60〜70mm程度である。しかし、サンプルCの浸水長が240〜250mmで、極めて大きい数値を示している。したがって、撥水性の高い防水剤27を使用した場合は浸水長が極めて少ないことが分かる。
次に、この発明の他の実施の形態の防水型同軸ケーブル45について図面を参照して説明する。なお、前述した実施の形態の防水型同軸ケーブル1と同様の部材は同符号を付すと共に、同じ部分の説明は省略し、異なる部分について説明する。
図7を参照するに、同軸ケーブル45は、外部導体7が金属線の編組47(図7では編み目が粗いが実際には密である)が用いられている。このような編組47の場合でも、編組47の綱目の中に前述した撥水性の高い防水剤27、例えば前述したA剤やB剤の防水剤27を十分に充填することにより、前述した防水型同軸ケーブル1と同様の効果を有する防水型同軸ケーブル45を得ることができる。
なお、この形態の防水型同軸ケーブル45は、可撓性(フレキシビリティ)が要求される場所で使用され、例えば家庭用テレビと屋根上のアンテナを結ぶケーブルとして用いられる。また、前記同軸ケーブル45の外径は5mmφ程度と細径である。
また、他の実施の形態の防水型同軸ケーブルとしては、図示していないが前述した実施の形態の同軸ケーブル1、45において、シース13を複数層、例えば二重構造にしたケーブルであっても、前記2層のシース13の間に撥水性の高い防水剤27を塗布して防水層11を設けることにより、効果的な防水型同軸ケーブルを製造することができる。
更に、この発明は、外部導体7とシース13との間に防水性を有する同軸ケーブルに関するものであるが、中心導体3と絶縁体5との間、或いは絶縁体5と外部導体7との間に適用しても同様な効果が得られる。
1 防水型同軸ケーブル
3 中心導体
5 絶縁体
7 外部導体
9 ケーブルコア
11 防水層
13 シース
15 金属テープ(外部導体)
19 固体面
21 液滴
23 防水剤塗布装置
25 防水剤塗布槽
27 防水剤
29 液面センサ
31 防水剤供給装置
35 防水剤送出ポンプ
37 防水剤塗布ダイス
39 シース押出装置
45 防水型同軸ケーブル
47 編組
3 中心導体
5 絶縁体
7 外部導体
9 ケーブルコア
11 防水層
13 シース
15 金属テープ(外部導体)
19 固体面
21 液滴
23 防水剤塗布装置
25 防水剤塗布槽
27 防水剤
29 液面センサ
31 防水剤供給装置
35 防水剤送出ポンプ
37 防水剤塗布ダイス
39 シース押出装置
45 防水型同軸ケーブル
47 編組
Claims (5)
- 中心導体と、この中心導体の外周に被覆した絶縁体と、この絶縁体の外周に被覆した外部導体と、この外部導体の外周に被覆した一又は複数層からなるシースと、からなる防水型同軸ケーブルにおいて、
前記外部導体とシースとの間もしくは前記複数層のシース間の隙間に、撥水性を有する防水剤からなる防水層を設けてなることを特徴とする防水型同軸ケーブル。 - 前記防水剤が、接触角90°以上の撥水性を有することを特徴とする請求項1記載の防水型同軸ケーブル。
- 中心導体の外周に絶縁体を被覆し且つ前記絶縁体の外周に外部導体を被覆して構成したケーブルコアを、前記外部導体の外周に防水剤を塗布すべく送出する工程と、
前記ケーブルコアの外部導体の外周に撥水性を有する防水剤を塗布すると共に前記防水剤の塗布量を調整して防水層を形成する工程と、
前記防水層を形成したケーブルコアの外周にシースを被覆する工程と、
を有することを特徴とする防水型同軸ケーブルの製造方法。 - 前記防水剤が、接触角90°以上の撥水性を有することを特徴とする請求項3記載の防水型同軸ケーブルの製造方法。
- 中心導体の外周に絶縁体を被覆し且つ前記絶縁体の外周に外部導体を被覆して構成したケーブルコアを通過せしめて前記外部導体の外周に撥水性を有する防水剤を塗布すると共に前記防水剤の塗布量を調整して防水層を形成する防水剤塗布装置と、
前記防水層を形成したケーブルコアの外周にシースを被覆するシース押出装置と、を備えてなることを特徴とする防水型同軸ケーブルの製造装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004072851A JP2005259643A (ja) | 2004-03-15 | 2004-03-15 | 防水型同軸ケーブル及びその製造方法、並びにその製造装置 |
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JP (1) | JP2005259643A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106816218A (zh) * | 2015-11-30 | 2017-06-09 | 安徽九华金润铜业有限公司 | 一种防水型同轴电缆 |
CN107464616A (zh) * | 2017-09-05 | 2017-12-12 | 福建通宇电缆有限公司 | 一种防水阻燃复合电缆 |
CN108962471A (zh) * | 2018-05-29 | 2018-12-07 | 浙江麦知网络科技有限公司 | 一种防水室外网络线 |
CN110473667A (zh) * | 2018-05-09 | 2019-11-19 | 江苏宝安电缆有限公司 | 一种防水橡套软电缆 |
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2004
- 2004-03-15 JP JP2004072851A patent/JP2005259643A/ja active Pending
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