JP2005258744A - ファイル制御装置,その制御方法およびファイル制御装置用プログラム - Google Patents

ファイル制御装置,その制御方法およびファイル制御装置用プログラム Download PDF

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一馬 高津
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Abstract

【課題】データ転送を制御するファイル制御装置に関し,タスク管理テーブル(ACB)の領域獲得によるオーバーヘッドを軽減することを目的とする。
【解決手段】複数のホスト処理用ACB201(ホスト処理用ACB群203)と,複数の内部処理用ACB202(内部処理用ACB群204)とを,あらかじめ領域を獲得して用意し,さらに,各ホスト処理用ACB201と各内部処理用ACB202とが1対1になるようにリンク関係を設定しておく。ホストからのI/O要求時には,ホスト処理用ACB群203から未使用のホスト処理用ACB201を獲得して使用し,その延長でバックエンド処理が発生した場合には,そのホスト処理用ACB201にリンクされている内部処理用ACB202を内部処理用ACB群204から自動的に選択して使用する。
【選択図】図1

Description

本発明は,ホストコンピュータ(以下,ホストという)とファイル装置(ディスク装置等)との間のデータ転送を制御するファイル制御装置に関するものであり,特に,タスク管理テーブル(以下,ACB(Action Control Block)という)の領域獲得によるオーバーヘッドを軽減することを可能にしたファイル制御装置およびその制御方法に関するものである。
従来から,ホストとRAID装置(複数のディスク装置を使って1台の大きなディスク装置に見せるファイル装置)等のファイル装置との間にファイル制御装置を設け,そのファイル制御装置によって,ホスト−ファイル装置間のデータ転送を制御することが行われている(例えば,特許文献1,特許文献2参照)。
ファイル制御装置は,転送データを一時的に記憶するためのキャッシュメモリを備えている。また,ファイル制御装置では,データ転送等のスレッドの情報を管理するためのACBに従って,ファイルコントローラのモジュールが動作する。なお,スレッドは,プロセッサの実行権を割り当てる単位であり,タスクと呼ばれることもある。
スレッドの情報を管理するためのACBには,ホストからのI/O処理時に使用するホスト処理用ACBと,バックエンド処理時に使用する内部処理用ACBとがある。ホスト処理用ACBと内部処理用ACBとは互いに独立しており,そのフォーマットも,領域の大きさも互いに異なるものである。
ホスト処理用ACBは,ホストI/O全般に用いられ,内部処理用ACBは,ライトバック(WriteBack :ホストからファイル装置へのライト時にキャッシュメモリに一時的に蓄積されたライトデータをファイル装置に書き出す処理)/ステージング(Staging :キャッシュミス(Cache Miss)時に必要なデータをファイル装置からキャッシュメモリに転送する処理)/プリフェッチ(PreFetch:ホストへの転送が予測されるデータをあらかじめファイル装置からキャッシュメモリに転送しておく処理)起動や,リビルド(Rebuild :RAID装置において1台の物理ディスクが不良となった場合に,再び冗長性を保つため,生きているディスクの方からデータを吸い上げて別のホットスペアというディスクに書き込む処理)/コピーバック(Copyback)処理などに用いられる。
図8は,従来技術におけるACBの領域獲得を説明する図である。従来のファイル制御装置40では,図8に示すように,ホストからのI/O要求時にホスト処理用ACBの領域を獲得してスレッドを生成し,その延長でバックエンド処理が発生した場合には,その都度,内部処理用ACBの領域を獲得して内部処理用のスレッドを生成していた。
例えば,ホストからリード要求があった場合には,ホスト処理用ACBの領域を獲得して,そのスレッドによりキャッシュメモリからホストへのデータ転送を処理し,キャッシュメモリ上に目的のデータがない場合(キャッシュミス時)には,さらに内部処理用ACBの領域を獲得して,ステージング処理によるファイル装置からキャッシュメモリへのデータの転送を処理していた。
このように,従来は,ホストからのI/O要求の処理の延長でバックエンド処理が発生した場合には,その都度,内部処理用ACBの領域の獲得処理を行っていた。
特開平9−16290号公報 特開平10−320128号公報
前述のように,従来は,必要に応じてダイナミックにACBの領域を獲得していた。そのため,従来技術では,ACBの領域獲得によるオーバーヘッドが発生するという問題があった。
本発明は,上記の問題点に鑑み,ACBの領域獲得によるオーバーヘッドを軽減することによりファイル制御装置の処理の高速化を図ることを目的とする。
本発明は,上記の課題を解決するため,あらかじめホスト処理用ACBの領域と内部処理用ACBの領域とを複数用意しておき,さらに,あらかじめホスト処理用ACBと内部処理用ACBとを1対1に関連付けたACBの組をいくつか用意しておくことを主要な特徴とする。
図1は,本発明の原理を説明する図である。図1(A)は,ホスト処理用ACB201と内部処理用ACB202の関連付けを示しており,図1(B)は,本発明におけるACBの獲得を示している。
図1(A)に示すように,複数のホスト処理用ACB201(図1(A)のホスト処理用ACB群203)と,複数の内部処理用ACB202(図1(A)の内部処理用ACB群204)とを,あらかじめ領域を獲得して用意しておく。さらに,ホスト処理用ACB201と内部処理用ACB202とが1対1になるようにリンク関係を設定しておく。
図1(B)に示すように,ホストからのI/O要求時には,ホスト処理用ACB群203から空いているホスト処理用ACB201を獲得して使用し,その延長でバックエンド処理が発生した場合には,獲得されたホスト処理用ACB201にリンクされた内部処理用ACB202を内部処理用ACB群204から選択して使用する。
このように,本発明では,ホスト処理用ACB201を獲得した時点で,自動的に内部処理用ACB202の領域が獲得されることになるので,ホストからのI/O要求の処理の延長でバックエンド処理が発生した場合に,内部処理用ACB202の領域の獲得処理を行う必要がない。
具体的には,本発明は,ホストとファイル装置との間のデータ転送を制御するファイル制御装置であって,装置の電源投入時などにあらかじめ複数のホスト処理用ACB201と複数の内部処理用ACB202の領域を獲得して,未使用状態の複数のホスト処理用ACB201と複数の内部処理用ACB202とを作成する手段と,ホスト処理用ACB201と内部処理用ACB202とを1対1に対応させて管理する手段と,ホストからのI/O要求があった場合にホスト処理用ACB201を獲得して処理を実行する手段と,その処理の延長でバックエンド処理が発生した場合にホスト処理用ACB201に対応する内部処理用ACB202を選択してバックエンド処理を実行する手段とを備えることを特徴とする。
また,ホスト処理用ACB201と内部処理用ACB202とを1対1に対応させたものを,未使用のACB管理キューにキューイングすることによって管理することを特徴とする。
また,事前に作成するホスト処理用ACB201と内部処理用ACB202の数を,パラメータで設定できるようにし,設定されたパラメータに従って,ホスト処理用ACB201と内部処理用ACB202の領域を獲得することを特徴とする。
以上の各手段による処理は,コンピュータとソフトウェアプログラムとによって実現することができる。
本発明によって,ホストからのI/O要求に対する処理の延長でステージング等の処理が必要な場合に,そのバックエンド処理のための内部処理用ACBの領域の獲得処理が不要となるので,その領域獲得のためのオーバーヘッドを軽減することが可能となる。
また,ホスト処理用ACBからバックエンド処理の状態(内部処理用ACBの使用中・未使用等)を認識できるので,ホストからのキャンセル処理(ホスト処理用ACBの回収)を行うことができるかどうかの判断が可能となる。
以下,本発明の実施の形態について,図を用いて説明する。
図2は,本発明の実施の形態におけるファイル制御装置の構成例を示す図である。ファイル制御装置20は,ホスト10と,複数のディスク装置31からなるファイル装置30と接続され,ホスト10−ファイル装置30間のデータ転送の制御を行う装置である。このファイル制御装置20は,転送データ等を一時的に記憶するキャッシュメモリ21と,あらかじめACBの領域を獲得し,未使用状態のACBを作成するACB作成部22と,あらかじめ領域が獲得され作成されたACBを管理するACB管理部23と,ホスト10からのI/O要求を受けたときにホスト処理用ACB201を獲得するACB獲得部24とを備える。
ACB作成部22は,例えばファイル制御装置20への電源投入によるシステムの初期設定時に,あらかじめパラメータで設定された数の複数のホスト処理用ACB201と,複数の内部処理用ACB202とを,ファイル制御装置20のメモリ領域から獲得して用意する。
ACB管理部23は,ACB作成部22により用意されたホスト処理用ACB201と内部処理用ACB202とを1対1に関連付けて,後述するACB管理キューにより管理する。
このとき,ホスト処理用ACB201や内部処理用ACB202は独立して使用される場合があるため,ACB作成部22で用意されたすべてのホスト処理用ACB201と内部処理用ACB202とを関連付けるのではなく,独立したホスト処理用ACB201と独立した内部処理用ACB202とを残しておくようにしてもよい。
ここで,あらかじめ用意するACBの個数は,ファイル装置30の性能をもとに設定されたパラメータによる。キャッシュメモリ21は,容量が少ないが動きは速い。それに対してディスク装置31は容量が大きく動きが遅い。よって,ファイル装置30に多くのアクセスがあるとディスク装置31の部分で処理が滞りやすく,それがそのファイル装置30の限界となる。そこで,そのファイル装置30が同時にさばける処理の数をあらかじめ計算して内部処理用ACB202の個数を設定し,その内部処理用ACB202の個数に対するホスト処理用ACB201の個数を計算して設定する。
ホスト処理用ACB201と内部処理用ACB202との関連付けは,ポインタによって行う。ホスト処理用ACB201には,対応する内部処理用ACB202へのポインタが書き込まれ,内部処理用ACB202には,対応するホスト処理用ACB201へのポインタが書き込まれる。これにより,どちらのACBからでも相手のACBを認識することができる。
ACB管理部23は,未使用のホスト処理用ACB201と内部処理用ACB202との組をACB管理キューにキューイングして管理する。そのため,未使用のホスト処理用ACB201には,次の未使用のホスト処理用ACB201へのポインタを書き込むフィールドを設けておく。また,未使用の独立したホスト処理用ACB201,未使用の独立した内部処理用ACB202も,それぞれ専用のACB管理キューにキューイングして管理する。
図3は,本実施の形態におけるACB管理キューの例を示す図である。図3の例は,1対1に関連付けられたホスト処理用ACB201と内部処理用ACB202との組を管理するACB管理キューの例である。
図3に示すように,ホスト処理用ACB201と内部処理用ACB202との組は,互いにポインタで関連付けられている。また,未使用のホスト処理用ACB201には,次の未使用ホスト処理用ACB201へのポインタが書き込まれている。キューターミナル205には,先頭のホスト処理用ACB201へのポインタ,すなわち次のホスト10からのI/O要求時に使用する未使用のホスト処理用ACB201へのポインタが書き込まれている。
図4は,本実施の形態において,1対1に関連付けられたホスト処理用ACB201と内部処理用ACB202の内部データ構造の例を示す図である。図4(A)はホスト処理用ACB201のデータ構造の例を示し,図4(B)は,内部処理用ACB202のデータ構造の例を示している。
図4(A)に示すように,ホスト処理用ACB201は,スレッドのIDや状態等のスレッド管理のための情報であるスレッド管理情報2101,そのACBがホスト処理用ACB201か内部処理用ACB202かを示すACBタイプ2102(ここでは“ホスト処理用ACB”が記録される),次の未使用のホスト処理用ACB201へのリンク情報(ポインタ)であるACBリンク2103,ホスト10からのI/O要求がリードであるのかライトであるのかを記録するリード/ライト情報2104,ホスト10がメインフレームであるのかオープンシステムであるのかを記録するメインフレーム/オープン情報2105,複数のホスト10と接続されている場合にどのホスト10からのI/O要求かを記録するポート番号情報2106,ホストボリュームに対して付ける装置内の一意の番号であるホストLUN情報2107,ホストLUN情報2107における処理開始LBAを示すLBA情報2108,処理要求されたブロック数を示すブロック数情報2109,対応する内部処理用ACB202へのリンク情報(ポインタ)であるACBリンク2110,ホスト10がリード/ライトするデータを置くキャッシュアドレスを示すキャッシュアドレス2111のフィールドから構成される。
また,図4(B)に示すように,内部処理用ACB202は,スレッドのIDや状態等のスレッド管理のための情報であるスレッド管理情報2201,そのACBがホスト処理用ACB201か内部処理用ACB202かを示すACBタイプ2202(ここでは,内部処理用ACB”が記録される),ステージングであるのかライトバックであるのかを記録するステージング/ライトバック情報2203,ステージング/ライトバック情報2203がステージングであるときにプリフェッチであるかどうかを記録するプリフェッチ情報2204,RAIDグループに対して付ける装置内の一意の番号(ステージング要求時にはホストLUN情報2107,LBA情報2108から変換する)であるRAIDグループLUN情報2205,RAIDグループLUN情報2205における処理開始LBA(ステージング要求時にはホストLUN情報2107,LBA情報2108から変換する)を示すLBA情報2206,処理要求されたブロック数を示すブロック数情報2207,対応するホスト処理用ACB201へのリンク情報(ポインタ)であるACBリンク2208,ステージング/ライトバックするデータを置くキャッシュアドレス(ホスト10がリード/ライトするデータのアドレスと同じ)を示すキャッシュアドレス2209のフィールドから構成される。
ACB獲得部24は,ホスト10からのI/O要求を受けたとき,未使用のホスト処理用ACB201を獲得して使用する。ホストI/O処理の延長でバックエンド処理が発生した場合には,獲得したホスト処理用ACB201に関連付けられた内部処理用ACB202を自動的に選択して使用する。ホスト10からのI/O要求があったときに,未使用のホスト処理用ACB201がない場合には,これ以上のアクセスが受けられない状態であるので,ホスト10に“ビジー”を返し,I/O要求を受け付けることができないことを通知する。
図5は,本実施の形態におけるメインフレームからのリード要求時の処理フローチャートである。図5のフローチャートは,ホスト10がメインフレームであり,ホスト10からのI/O要求がリード要求である場合の処理の例を示す。ここで,ホスト処理用ACB201,内部処理用ACB202はあらかじめ用意されており,互いに1対1に関連付けられているものとする。
まず,ファイル制御装置20は,ホスト10からのI/O要求を受けると(ステップS10),ACB管理キューに未使用のホスト処理用ACB201があるか否かを確認し(ステップS11),ない場合には,ホスト10に“ビジー”を返し(ステップS12),処理を終了する。
ステップS11において未使用のホスト処理用ACB201がある場合には,ACB管理キューから未使用のホスト処理用ACB201を1つ取り出し(ステップS13),取り出したホスト処理用ACB201にホスト10からのI/O要求の情報を記録し(ステップS14),ホスト処理用ACB201を解析する(ステップS15)。ここでは,ステップS14でホスト処理用ACB201にリードする領域が記録され,ステップS15の解析によりホスト10からのI/O要求がリード要求であると判定される。
リードするデータがキャッシュメモリ21上にあるか否かを確認し(ステップS16),ある場合(キャッシュヒット時)には,ホスト10にキャッシュメモリ21上の該当データをリードさせる(ステップS17)。ホスト10へのデータのリード完了後,使用していたホスト処理用ACB201を未使用のホスト処理用ACB201としてACB管理キューに戻し(ステップS18),処理を終了する。
ステップS16においてデータがキャッシュメモリ21上にない場合(キャッシュミス時)には,ホスト処理用ACB201によってホスト10とのディスコネクト処理を行い(ステップS19),同時に,ホスト処理用ACB201にリンクされた内部処理用ACB202に必要な情報を記録し(ステップS20),ステージング処理を開始する(ステップS21)。ここで,ディスコネクトを完了したホスト処理用ACB201は,ステージング処理の完了を待ちあわせる。
図6は,本実施の形態におけるオープンシステムからのリード要求時の処理フローチャートである。図6のフローチャートは,ホスト10がオープンシステムであり,ホスト10からのI/O要求がリード要求である場合の処理の例を示す。ホスト10がオープンシステムである場合には,ホスト処理用ACB201と内部処理用ACB202の両方のスレッドが同時に動くことはない。ここで,ホスト処理用ACB201,内部処理用ACB202はあらかじめ用意されており,互いに1対1に関連付けられているものとする。
まず,ファイル制御装置20は,ホスト10からのI/O要求を受けると(ステップS30),未使用のホスト処理用ACB201があるか否かを確認し(ステップS31),ない場合には,ホスト10に“ビジー”を返し(ステップS32),処理を終了する。
ステップS31において未使用のホスト処理用ACB201がある場合には,ACB管理キューから未使用のホスト処理用ACB201を1つ取り出し(ステップS33),取り出したホスト処理用ACB201にホスト10からのI/O要求の情報を記録し(ステップS34),ホスト処理用ACB201を解析する(ステップS35)。ここでは,ステップS34でホスト処理用ACB201にリードする領域が記録され,ステップS35の解析によりホスト10からのI/O要求がリード要求であると判定される。
リードするデータがキャッシュメモリ21上にあるか否かを確認し(ステップS36),ある場合(キャッシュヒット時)には,ホスト10にキャッシュメモリ21上の該当データをリードさせる(ステップS37)。ホスト10へのデータのリード完了後,使用していたホスト処理用ACB201を未使用のホスト処理用ACB201としてACB管理キューに戻し(ステップS38),処理を終了する。
ステップS36においてデータがキャッシュメモリ21上にない場合(キャッシュミス時)には,ホスト処理用ACB201にリンクされた内部処理用ACB202に必要な情報を記録し(ステップS39),ステージング処理を開始する(ステップS40)。ここで,ホスト処理用ACB201は,ステージング処理の完了を待ちあわせる。
図7は,本実施の形態におけるステージング処理後の処理フローチャートである。図7のフローチャートは,図5ステップS21,図6のステップS40におけるステージング処理やプリフェッチによるステージング処理などの終了後の処理の例を示す。
ステージング処理が終了すると(ステップS50),ホスト処理用ACB201の待ち合わせがあるか否かを確認し(ステップS51),待ち合わせがなければ,使用していた内部処理用ACB202を未使用の内部処理用ACB202として,内部処理用ACB専用のACB管理キューに戻し(ステップS52),処理を終了する。ここで,ホスト処理用ACB201の待ち合わせがない場合としては,例えば,プリフェッチによるステージング処理の場合があり,独立した内部処理用ACB202を用いてステージング処理が行われる。
ステップS51において待ち合わせがあれば,ホスト10がメインフレームかオープンシステムかを確認し(ステップS53),オープンシステムであれば,待ち合わせているホスト処理用ACB201によって,ホスト10にキャッシュメモリ21上の該当データをリードさせる(ステップS55)。
ステップS53においてメインフレームであれば,待ち合わせているホスト処理用ACB201によってホスト10とのリコネクト処理を行い(ステップS54),リコネクト処理完了後に,ホスト10にキャッシュメモリ21上の該当データをリードさせる(ステップS55)。
ホスト10へのデータのリード完了後,使用していたホスト処理用ACB201と内部処理用ACB202の組をACB管理キューに戻して未使用とし(ステップS56),処理を終了する。
以上,ホスト10からのI/O要求がリードである場合の例を説明したが,ライト等の他の要求の場合にも,同様にホスト処理用ACB201と内部処理用ACB202の組をホスト10からのI/O要求時にまとめて獲得することにより,ファイル制御装置20における全体の処理の高速化を図ることができる。
本発明の原理を説明する図である。 本発明の実施の形態におけるファイル制御装置の構成例を示す図である。 本実施の形態におけるACB管理キューの例を示す図である。 本実施の形態におけるACBの内部データ構造の例を示す図である。 本実施の形態におけるメインフレームからのリード要求時の処理フローチャートである。 本実施の形態におけるオープンシステムからのリード要求時の処理フローチャートである。 本実施の形態におけるステージング処理後の処理フローチャートである。 従来技術におけるACBの領域獲得を説明する図である。
符号の説明
10 ホスト
20,40 ファイル制御装置
21 キャッシュメモリ
22 ACB作成部
23 ACB管理部
24 ACB獲得部
201 ホスト処理用ACB
202 内部処理用ACB
203 ホスト処理用ACB群
204 内部処理用ACB群
205 キューターミナル
30 ファイル装置
31 ディスク装置

Claims (5)

  1. コンピュータからのI/O要求をホスト処理用タスク管理テーブルを用いて処理し,その処理の延長でバックエンド処理が必要になった場合に,内部処理用タスク管理テーブルを用いてバックエンド処理を行うことにより,コンピュータとファイル装置との間のデータ転送を制御するファイル制御装置において,
    あらかじめ複数のホスト処理用タスク管理テーブルの領域と複数の内部処理用タスク管理テーブルの領域とを獲得し,獲得した領域を用いて未使用状態の複数のホスト処理用タスク管理テーブルと複数の内部処理用タスク管理テーブルとを作成する第1の手段と,
    前記ホスト処理用タスク管理テーブルと前記内部処理用タスク管理テーブルとをリンクし,1対1に対応させて管理する第2の手段と,
    前記コンピュータからのI/O要求があった場合に,前記ホスト処理用タスク管理テーブルを獲得して処理を実行する第3の手段と,
    前記第3の手段の処理の延長でバックエンド処理が発生した場合に,前記ホスト処理用タスク管理テーブルに対応する前記内部処理用タスク管理テーブルを用いてバックエンド処理を実行する第4の手段とを備える
    ことを特徴とするファイル制御装置。
  2. 請求項1に記載のファイル制御装置において,
    前記第2の手段は,前記ホスト処理用タスク管理テーブルと前記内部処理用タスク管理テーブルとを1対1に対応させたものを,所定の未使用タスク管理テーブルのキューにキューイングして管理する手段である
    ことを特徴とするファイル制御装置。
  3. コンピュータからのI/O要求をホスト処理用タスク管理テーブルを用いて処理し,その処理の延長でバックエンド処理が必要になった場合に,内部処理用タスク管理テーブルを用いてバックエンド処理を行うことにより,コンピュータとファイル装置との間のデータ転送を制御するファイル制御装置の制御方法において,
    あらかじめ複数のホスト処理用タスク管理テーブルの領域と複数の内部処理用タスク管理テーブルの領域とを獲得し,獲得した領域を用いて未使用状態の複数のホスト処理用タスク管理テーブルと複数の内部処理用タスク管理テーブルとを作成する第1の過程と,
    前記ホスト処理用タスク管理テーブルと前記内部処理用タスク管理テーブルとをリンクし,1対1に対応させて管理する第2の過程と,
    前記コンピュータからのI/O要求があった場合に,前記ホスト処理用タスク管理テーブルを獲得して処理を実行する第3の過程と,
    前記第3の過程の処理の延長でバックエンド処理が発生した場合に,前記ホスト処理用タスク管理テーブルに対応する前記内部処理用タスク管理テーブルを用いてバックエンド処理を実行する第4の過程とを有する
    ことを特徴とするファイル制御装置の制御方法。
  4. 請求項3に記載のファイル制御装置の制御方法において,
    前記第2の過程では,前記ホスト処理用タスク管理テーブルと前記内部処理用タスク管理テーブルとを1対1に対応させたものを,所定の未使用タスク管理テーブルのキューにキューイングして管理する
    ことを特徴とするファイル制御装置の制御方法。
  5. 請求項1または請求項2に記載のファイル制御装置が備える手段の機能を,ファイル制御装置が内蔵するコンピュータに実現させるためのファイル制御装置用プログラム。
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