JP2005256815A - 多気筒回転圧縮機 - Google Patents
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Abstract
【課題】インバータ式の電動要素を用いた多気筒回転圧縮機であって、低回転時におけるCOPの低下を抑えるようにした多気筒回転圧縮機を提供する。
【解決手段】密閉容器1内にインバータ式の電動要素2と、回転圧縮要素3とを上下に位置させて配設する。回転圧縮要素3は、第1の回転圧縮要素4と、その上に位置する第2の回転圧縮要素とが仕切板6で仕切られる。一端が密閉容器1内に開口し、他端が第1の回転圧縮要素4におけるベーン4cの背圧部に開口する連通管15と、この連通管15の途中に設けた分岐管16と、この分岐管16の分岐点に取り付けた三方弁17とから構成される冷媒ガス切替手段14を設け、更に第1の回転圧縮要素5における通孔4dをシール部材13で塞ぐ。高回転時には前記連通管15により密閉容器内の高圧の冷媒ガスを第1の回転圧縮要素4におけるバネの設けられていないベーン4cの背圧部4eに供給して作動状態にし、低回転時には分岐管16により高圧の冷媒ガスを逃がし、第1の回転圧縮要素4におけるベーン4cの背圧部4eに供給せずに非作動状態にする。
【選択図】 図1
【解決手段】密閉容器1内にインバータ式の電動要素2と、回転圧縮要素3とを上下に位置させて配設する。回転圧縮要素3は、第1の回転圧縮要素4と、その上に位置する第2の回転圧縮要素とが仕切板6で仕切られる。一端が密閉容器1内に開口し、他端が第1の回転圧縮要素4におけるベーン4cの背圧部に開口する連通管15と、この連通管15の途中に設けた分岐管16と、この分岐管16の分岐点に取り付けた三方弁17とから構成される冷媒ガス切替手段14を設け、更に第1の回転圧縮要素5における通孔4dをシール部材13で塞ぐ。高回転時には前記連通管15により密閉容器内の高圧の冷媒ガスを第1の回転圧縮要素4におけるバネの設けられていないベーン4cの背圧部4eに供給して作動状態にし、低回転時には分岐管16により高圧の冷媒ガスを逃がし、第1の回転圧縮要素4におけるベーン4cの背圧部4eに供給せずに非作動状態にする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、インバータ式の電動要素により駆動する多気筒回転圧縮機に係わるもので、特に高回転時には2つの回転圧縮要素を作動させ、低回転時には1つの回転圧縮要素のみ作動させるようにした多気筒回転圧縮機に関する。
従来、空気調和装置や冷蔵庫等に用いられる冷媒ガス圧縮用の圧縮機であって、2つの回転圧縮要素を上下に配置した構造の回転圧縮機が知られている。2つの回転圧縮要素で冷媒ガスを同時に圧縮し、この圧縮した冷媒ガスを密閉容器内に吐出し、密閉容器に設けた吐出管から圧縮冷媒ガスを取り出すようにしたもの(以下、二気筒回転圧縮機と称す)がある。又、密閉容器内に配設されている電動要素がインバータ式であり、電動要素のロータを介して回転する回転軸の回転数を、出力に応じて可変できるようにしたものがある(例えば、特許文献1)。
上記従来の二気筒回転圧縮機について概略説明すると、例えば図3に示すように密閉容器A内に電動要素Bと、回転圧縮要素Cとが上下に位置して配設され、回転圧縮要素Cは第1の回転圧縮要素C1と第2の回転圧縮要素C2とを備えている。そして、第1の回転圧縮要素C1における圧縮室内を偏心回転するローラD1にはベーンE1がバネF1により付勢されて当接し、これにより圧縮室内を低圧室と高圧室とに区画している。同様に第2の回転圧縮要素C2における圧縮室内を偏心回転するローラD2にはベーンE2がバネF2により付勢されて当接し、これにより圧縮室内を低圧室と高圧室とに区画している。第1の回転圧縮要素C1の圧縮室及び第2の回転圧縮要素C2の圧縮室で圧縮した冷媒ガスは、密閉容器A内に吐出される。
前記第1の回転圧縮要素C1には通孔G1が設けられ、密閉容器A内に吐出された高圧冷媒ガスの一部を通過させることにより前記ベーンE1に背圧をかけ、この背圧をバネF1の付勢力に付加することでベーンE1をローラD1に密着させるようにしてある。同様に第2の回転圧縮要素C2にも通孔G2が設けられ、密閉容器A内に吐出された高圧冷媒ガスの一部を通過させることにより前記ベーンE2に背圧をかけ、この背圧をバネF2の付勢力に付加することでベーンE2をローラD2に密着させるようにしてある。
特開平6−22836号公報
上記従来の二気筒回転圧縮機において、電動要素Bをインバータ式とし回転軸Hの回転数を制御すれば、低回転から高回転までの広範囲にわたる運転が可能となる。このため、通常幅広い運転範囲での特性を確保するように設計すると、低回転時におけるモータ効率、ポンプ効率のダウンにより、低い冷凍能力が必要な運転時のCOP(成績係数)が低下してしまう。
本発明は、このような従来技術における問題点を解決するためになされたもので、インバータ式の電動要素を用いた多気筒回転圧縮機であって、低回転時におけるCOPの低下を抑えるようにした多気筒回転圧縮機を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、本発明の請求項1は、密閉容器内に回転圧縮要素が配設され、この回転圧縮要素は少なくとも2つの回転圧縮要素を備えた多気筒回転圧縮機であって、高回転時には前記双方の回転圧縮要素を作動させ、低回転時にはいずれか一方の回転圧縮要素のみ作動させて他方の回転圧縮要素を非作動状態にすることを特徴とする。
本発明の請求項2は、請求項1に記載の多気筒回転圧縮機において、前記密閉容器に冷媒ガス切替手段を設け、この冷媒ガス切替手段により高回転時には前記双方の回転圧縮要素を作動させ、低回転時にはいずれか一方の回転圧縮要素のみ作動させ、他方の回転圧縮要素を非作動状態にすることを特徴とする。
本発明の請求項3は、請求項2に記載の多気筒回転圧縮機において、前記冷媒ガス切替手段は、一端が前記密閉容器内に開口し、他端が前記2つの回転圧縮要素のうちいずれか一方の回転圧縮要素におけるバネの設けられていないベーンの背圧部に開口するようにして密閉容器の外側に取り付けられた連通管と、この連通管の途中に設けられた開閉弁とから構成されていることを特徴とする。
本発明の請求項4は、密閉容器内に回転圧縮要素が配設され、前記回転圧縮要素は第1の回転圧縮要素と第2の回転圧縮要素とを備えた多気筒回転圧縮機であって、一端が前記密閉容器内に開口し、他端が前記第1の回転圧縮要素におけるベーンの背圧部に開口する連通管を設け、この連通管の途中に分岐管を設けてその分岐点に三方弁を取り付け、高回転時には前記三方弁を切り替えて連通管により密閉容器内の高圧冷媒ガスを前記第1の回転圧縮要素におけるバネの設けられていないベーンの背圧部に導入して当該ベーンをローラに押し付けて第1の回転圧縮要素を作動させ、低回転時には前記三方弁を切り替えて前記連通管により密閉容器内の高圧冷媒ガスを前記分岐管に逃がして前記第1の回転圧縮要素におけるベーンの背圧部に導入するのを遮断し、当該ベーンをローラに押し付けないで第1の回転圧縮要素を非作動状態にし、前記第2の回転圧縮要素のみ作動させることを特徴とする。
本発明の請求項5は、請求項4に記載の多気筒回転圧縮機において、前記第1の回転圧縮要素におけるベーンの背圧部に通じる通孔がシール部材により塞がれていることを特徴とする。
本発明の請求項6は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の多気筒回転圧縮機において、前記低回転時に、前記回転軸の回転数を約2倍に増やすことを特徴とする。
上記請求項1の発明によれば、密閉容器内に少なくとも2つの回転圧縮要素を備えた多気筒回転圧縮機(例えば、二気筒回転圧縮機)において、低回転時にはいずれか一方の回転圧縮要素のみを回転させるため低回転時でのCOPの低下を抑えることができる。
請求項2の発明によれば、請求項1に記載の多気筒回転圧縮機において、密閉容器に設けた冷媒ガス切替手段により低回転時にはいずれか一方の回転圧縮要素のみ作動させて他方の回転圧縮要素を非作動状態にすることができる。これにより、低回転時でのCOPの低下を抑えることができる。
請求項3の発明によれば、請求項2に記載の多気筒回転圧縮機において、前記冷媒ガス切替手段を連通管と、この連通管の途中に設けられた開閉弁とから構成することができ、高回転時には開閉弁を開いて密閉容器内の高圧冷媒ガスを一方の回転圧縮要素におけるバネの設けられていないベーンの背圧部に送り込んで作動状態にし、低回転時には開閉弁を閉じて密閉容器内の高圧冷媒ガスを一方の回転圧縮要素におけるベーンの背圧部に送りこむのを遮断し、非作動状態にすることができる。これにより、低回転時でのCOPの低下を抑えることができる。
請求項4の発明によれば、密閉容器内に少なくとも2つの回転圧縮要素を備えた多気筒回転圧縮機(例えば、二気筒回転圧縮機)において、密閉容器に連通管を取り付けると共に、この連通管に分岐管を設けて三方弁を取り付けることにより冷媒ガス切替手段とし、高回転時には三方弁を切り替えて密閉容器内の高圧冷媒ガスを一方の回転圧縮要素におけるバネの設けられていないベーンの背圧部に送り込んで作動状態にし、低回転時には三方弁を切り替えて密閉容器内の高圧冷媒ガスを分岐管に逃がし、一方の回転圧縮要素におけるベーンの背圧部に送り込むのを遮断し、非作動状態にすることができる。これにより、低回転時でのCOPの低下を抑えることができる。
請求項5の発明によれば、請求項4に記載の多気筒回転圧縮機において、前記第1の回転圧縮要素におけるベーンの背圧部に通じる通孔がシール部材により塞がれているため、低回転時に密閉容器内の高圧の冷媒ガスが通孔を介して第1の回転圧縮要素におけるバネの設けられていないベーンの背圧部に作用することがない。これにより、低回転時での第1の回転圧縮要素の非作動状態を保持することができる。
請求項6の発明によれば、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の多気筒回転圧縮機において、前記低回転時に、前記回転軸の回転数を約2倍に増やすため、一方の回転圧縮要素の作動のみにより密閉容器から取り出す高圧の冷媒ガス量を増やすことができる。
次に、本発明に係る多気筒回転圧縮機の実施形態を添付図面に基づいて説明する。図1は本発明を二気筒回転圧縮機に適用した実施形態を示す概略縦断面図である。図2は図1の二気筒回転圧縮機における回転圧縮要素の一部概略横断面図である。
図1において、1は金属製の密閉容器であり、内部にインバータ式の電動要素2と、この電動要素2により駆動される回転圧縮要素3とが上下に位置して配設されている。電動要素2は密閉容器1の内面に固定されているほぼ円環状のステータ2aと、このステータ2a内を回転するロータ2bとから構成され、このロータ2bは回転軸9の上端部に軸着されている。回転圧縮要素3は第1の回転圧縮要素4と、その上に位置する第2の回転圧縮要素5とを備え、これらは仕切板6により仕切られており、第1の回転圧縮要素4の下には下部軸受け部材7が取り付けられ、第2の回転圧縮要素5の上には上部軸受け部材8が取り付けられて前記回転軸9を軸受けしている。
密閉容器1の上端部にはターミナル10が取り付けられ、このターミナル10を貫通している複数の接続端子10aは、図示を省略した内部リード線を介して前記電動要素2のステータ2aに接続すると共に、外部リード線を介して外部電源に接続する。このターミナル10を介してステータ2aに通電するとロータ2bが回転し、その回転によって回転軸9を回転させる。又、密閉容器1の上端部には吐出管11が取り付けられている。
上記回転軸9には第1の偏心部9aと、第2の偏心部9bとが180°位相をずらして設けられ、第1の偏心部9aには前記第1の回転圧縮要素4におけるローラ4aが嵌合し、第2の偏心部9bには前記第2の回転圧縮要素5におけるローラ5aが嵌合し、ローラ4aは第1の回転圧縮要素4における圧縮室4b内を偏心回転し、ローラ5aは第2の回転圧縮要素5における圧縮室5b内を偏心回転する。
第2の回転圧縮要素5においては、ベーン5cがバネ12により付勢されて前記ローラ5aに常時圧接され、図示はされていないが前記圧縮室5bが低圧室と高圧室とに区画されている。又、第2の回転圧縮要素5には通孔5dが設けられ、この通孔5dはベーン5cの背圧部に連通しており、密閉容器1内の高圧の冷媒ガスが通孔5cを通ることでベーン5cの背圧部に背圧を掛けるようにしてある。
第1の回転圧縮要素4においては、ベーン4cを付勢するバネは設けられておらず、後記する冷媒ガス切替手段14を介してベーン4cの背圧部に高圧の冷媒ガスが供給された時に、ベーン4cが押圧されて前記ローラ4aに圧接する。このローラ4aの圧接時に、図示はされていないが前記圧縮室4bが低圧室と高圧室とに区画される。これにより、第1の回転圧縮要素4は圧縮可能な作動状態となる。ベーン4cの背圧部に高圧の冷媒ガスが供給されない時はベーン4cが押圧されないのでローラ4aに圧接しない。このため、圧縮室4bが低圧室と高圧室とに区画されず、第1の回転圧縮要素4は圧縮不能な非作動状態となる。又、第1の回転圧縮要素4における通孔4dはシール部材13により閉塞され、密閉容器1内の高圧の冷媒ガスが通孔4cを通らないように遮断し、ベーン4cに背圧を掛けないようにしてある。
上記シール部材13は、例えば前記仕切板6の外周端部を一部外側に張り出して形成し、この張出部6aで通孔4dの上端を閉塞し、下部軸受け部材7の外周端部を一部張り出して形成し、この張出部7aで通孔4dの下端を閉塞することで実施できる(図2参照)。シール部材13としては、これに限定されることなく要するに通孔4dを閉塞できる物であればよい。予め第1の回転圧縮要素4に通孔4dを設けない場合にはシール部材13は不要となる。
前記冷媒ガス切替手段14の一例としては、例えば図1に示すように一端が密閉容器1
内に開口し、他端が第1の回転圧縮要素4におけるベーン4cの背圧部4eに開口するよ
うにして密閉容器1の外側に取り付けられた連通管15と、この連通管15の中間部に分
岐して設けられている分岐管16と、その分岐管16の分岐点に取り付けられている三方
弁17とから構成されている。この他、冷媒ガス切替手段14としては、図示は省略したが
一端が密閉容器1内に開口し、他端が第1の回転圧縮要素4におけるベーン4cの背圧部
4eに開口するようにして密閉容器1の外側に取り付けられ連通管と、この連通管の途中
に取り付けられる開閉弁とから構成することも可能である。
内に開口し、他端が第1の回転圧縮要素4におけるベーン4cの背圧部4eに開口するよ
うにして密閉容器1の外側に取り付けられた連通管15と、この連通管15の中間部に分
岐して設けられている分岐管16と、その分岐管16の分岐点に取り付けられている三方
弁17とから構成されている。この他、冷媒ガス切替手段14としては、図示は省略したが
一端が密閉容器1内に開口し、他端が第1の回転圧縮要素4におけるベーン4cの背圧部
4eに開口するようにして密閉容器1の外側に取り付けられ連通管と、この連通管の途中
に取り付けられる開閉弁とから構成することも可能である。
上記のように構成されている二気筒回転圧縮機の作用に付いて説明する。回転圧縮要素3の第1の回転圧縮要素4と第2の回転圧縮要素5とに、図示を省略した導入管から低圧の冷媒ガスがそれぞれ供給され、前記インバータ式の電動要素2のステータ2aにターミナル10を介して通電すると、ロータ2bが回転して回転軸9を回転させ、回転圧縮要素3が作動して冷媒ガスを圧縮する。
回転圧縮要素3における第1の回転圧縮要素4と、第2の回転圧縮要素5とで圧縮された高圧冷媒ガスは密閉容器1内に吐出される。この密閉容器1内に吐出された高圧冷媒ガスは、前記吐出管11から密閉容器1外に取り出し、エアコン等の冷凍サイクルに供給される。そして、冷凍サイクルを回った冷媒ガスは、アキュームレータ(図略)から圧縮機に戻される。
前記電動要素2は、インバータ式であるため周波数を調整することで、回転軸9の回転数を制御することができる。高回転時においては、前記冷媒ガス切替手段14の三方弁17が切り替えられて、密閉容器1内の高圧冷媒ガスの一部が連通管15を通って第1の回転圧縮要素4におけるベーン4cの背圧部4eに供給される。このため、ベーン4cは背圧部4eに供給される高圧の冷媒ガスによって押圧され、前記ローラ4aに圧接することで圧縮室4bを低圧室と高圧室とに区画し、第1の回転圧縮要素4を作動状態に保持する。これにより、高回転時には第1の回転圧縮要素4と第2の回転圧縮要素5との双方が作動することになる。尚、第2の回転圧縮要素5におけるベーン5cは前記バネ12により付勢されてローラ5aに圧接している。
第1の回転圧縮要素4と第2の回転圧縮要素5とにおける冷媒ガスの圧縮動作は同じであるから、第1の回転圧縮要素4を例にあげて説明すると、前記導入管(図略)から導入された冷媒ガスは、吸入ポート(図略)から前記圧縮室4bの低圧室に吸入され、ローラ4aの偏心回転によって圧縮され、高圧室から吐出ポート(図略)を経て密閉容器1内に吐出する。
低回転時においては、前記冷媒ガス切替手段14の三方弁17が切り替えられて、密閉容器1内の高圧冷媒ガスの一部が分岐管16に逃がされ、連通管15を通って第1の回転圧縮要素4におけるベーン4cの背圧部4eに供給されない。このため、ベーン4cは高圧冷媒ガスによって押圧されず、前記ローラ4aに圧接しない。又、第1の回転圧縮要素4における通孔4dがシール部材13により閉塞されているため、密閉容器1内の高圧の冷媒ガスがシール部材13により遮断されて通孔4d内に入らない。このため、密閉容器1内の高圧冷媒ガスによってもベーン4cは押圧されず、ローラ4aに圧接しない状態が保持される。ベーン4cがローラ4aに圧接しないと、圧縮室4bを低圧室と高圧室とに区画することはできず、第1の回転圧縮要素4を非作動状態にする。これにより、低回転時には第2の回転圧縮要素5のみが作動することになる。尚、低回転時に分岐管16に逃がす一部の高圧冷媒ガスは、分岐管16の端部を吐出管11の出口付近に接続して吐出冷媒ガスに合流させるか、又は分岐管16の端部を密閉容器1に接続して密閉容器1内に戻すようにすると、無駄が省けて好ましい。
又、低回転時には、第2の回転圧縮要素5のみが作動し、第1の回転圧縮要素4は非作動状態になるため、密閉容器1内に吐出される高圧冷媒ガス量が減少する。この時、例えば回転軸9の回転数を約2倍に増やせば、ポンプ効率及びモータ効率の良い運転ができ、少能力時のCOPを改善することができる。この二気筒回転圧縮機をエアコンに組み込んだ場合には、エアコンの能力可変幅が広がることになる。
本発明は、二気筒回転圧縮機に適用することができ、冷媒ガス切替手段に適宜変形を加えることで、三気筒以上の回転圧縮機に適用することも可能である。又、本発明に係る二気筒回転圧縮機は、エアコンに限らず冷蔵庫、冷凍庫、自動販売機等に組み込んで使用することができる。
1 密閉容器
2 インバータ式電動要素
3 回転圧縮要素
4 第1の回転圧縮要素
4a ローラ
4b 圧縮室
4c ベーン
4d 通孔
4e 背圧部
5 第2の回転圧縮要素
6 仕切板
7 下部軸受け部材
8 上部軸受け部材
9 回転軸
10 ターミナル
11 吐出管
12 バネ
13 シール部材
14 冷媒ガス切替手段
15 連通管
16 分岐管
17 三方弁
2 インバータ式電動要素
3 回転圧縮要素
4 第1の回転圧縮要素
4a ローラ
4b 圧縮室
4c ベーン
4d 通孔
4e 背圧部
5 第2の回転圧縮要素
6 仕切板
7 下部軸受け部材
8 上部軸受け部材
9 回転軸
10 ターミナル
11 吐出管
12 バネ
13 シール部材
14 冷媒ガス切替手段
15 連通管
16 分岐管
17 三方弁
Claims (6)
- 密閉容器内に回転圧縮要素が配設され、この回転圧縮要素は少なくとも2つの回転圧縮要素を備えた多気筒回転圧縮機であって、高回転時には前記双方の回転圧縮要素を作動させ、低回転時にはいずれか一方の回転圧縮要素のみ作動させて他方の回転圧縮要素を非作動状態にすることを特徴とする多気筒回転圧縮機。
- 前記密閉容器に冷媒ガス切替手段を設け、この冷媒ガス切替手段により高回転時には前記双方の回転圧縮要素を作動させ、低回転時にはいずれか一方の回転圧縮要素のみ作動させ、他方の回転圧縮要素を非作動状態にすることを特徴とする請求項1に記載の多気筒回転圧縮機。
- 前記冷媒ガス切替手段は、一端が前記密閉容器内に開口し、他端が前記2つの回転圧縮要素のうちいずれか一方の回転圧縮要素におけるバネの設けられていないベーンの背圧部に開口するようにして密閉容器の外側に取り付けられた連通管と、この連通管の途中に設けられた開閉弁とから構成されていることを特徴とする請求項2に記載の多気筒回転圧縮機。
- 密閉容器内に回転圧縮要素が配設され、この回転圧縮要素は第1の回転圧縮要素と第2の回転圧縮要素とを備えた多気筒回転圧縮機であって、一端が前記密閉容器内に開口し、他端が前記第1の回転圧縮要素におけるベーンの背圧部に開口する連通管を設け、この連通管の途中に分岐管を設けてその分岐点に三方弁を取り付け、高回転時には前記三方弁を切り替えて連通管により密閉容器内の高圧冷媒ガスを前記第1の回転圧縮要素におけるバネの設けられていないベーンの背圧部に導入して当該ベーンをローラに押し付けて第1の回転圧縮要素を作動させ、低回転時には前記三方弁を切り替えて前記連通管により密閉容器内の高圧冷媒ガスを前記分岐管に逃がして前記第1の回転圧縮要素におけるベーンの背圧部に導入するのを遮断し、当該ベーンをローラに押し付けないで第1の回転圧縮要素を非作動状態にし、前記第2の回転圧縮要素のみ作動させることを特徴とする多気筒回転圧縮機。
- 前記第1の回転圧縮要素におけるベーンの背圧部に通じる通孔がシール部材により塞がれていることを特徴とする請求項4に記載の多気筒回転圧縮機。
- 前記低回転時に、前記回転軸の回転数を約2倍に増やすことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の多気筒回転圧縮機。
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