JP2005256565A - 水路構成板連結部材及びその連結部材を使用した水路構成板連結方法 - Google Patents

水路構成板連結部材及びその連結部材を使用した水路構成板連結方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 簡単な連結作業で連結部分の止水性を良好に確保することが可能な水路構成板連結部材及びその連結部材を使用した水路構成板連結方法を提供する。
【解決手段】 水路を形成するトラフ型ライニング板組立品を構成する板材2,3A,3B同士を連結部材6によって連結する。この連結部材6は、各トラフ型ライニング板組立品1,1に形成された円形溝に嵌り込む係合部61,62と、これら係合部61,62間に架け渡された止水部63とを備えている。この止水部63によって板材2,3A,3B同士の間の隙間が止水される。
【選択図】 図6

Description

本発明は、例えば農業用水路等に代表される水路を構成する水路構成板同士を連結するための連結部材及びその連結部材を使用した水路構成板連結方法に係る。特に、本発明は、簡単な連結作業で連結部分の止水性を良好に確保するための対策に関する。
従来より、農業用水路等に代表される三面水路(トラフ型水路)は、現場打ちコンクリートやプレキャストコンクリート部材の組み合わせによって構成され、底部とこの底部の両端に立設された立ち上がり部(縦壁部)とを備えている。
そして、この種の水路では、長期間に亘って使用している間にコンクリートの経年劣化や地震等の影響によって底部や立ち上がり部に凹みや割れが生じて漏水する虞がある。このため、定期的な改修が必要である。
これまで、一般的な改修工法としては、既設三面水路の底部及び立ち上がり部に、ポリウレタン樹脂塗料やエポキシ樹脂塗料を吹き付けることが行われていた。しかし、流水や紫外線の影響によって短期間のうちに塗料が剥がれ落ちてしまう可能性が高く、再度の改修作業が必要になってしまうものであった。
そこで、例えば下記の特許文献1に開示されているようなライニング板を使用した水路改修が行われるようになってきている。この特許文献1には、ライニング板を既設三面水路の底部及び立ち上がり部に対向配置し、これらライニング板と既設三面水路との間に裏込材として無収縮モルタルを充填することが開示されている。そして、水路の延長方向で互いに隣り合うライニング板同士の連結構造としては、既設水路の内面に保持金具を取付けておき、この保持金具にシール材を介して各ライニング板を当て付け、そして、これらライニング板の表面から、このライニング板とシール材とを貫通するドリリングタッピンねじを保持金具に向けてねじ込むようにしている。つまり、既設水路の内面に取付けた保持金具を介してライニング板同士を連結するようにしている。
また、下記の特許文献2には、隣り合うライニング板をそれぞれ個別にアンカーボルトによって既設水路に締結すると共に、隣り合うライニング板に亘って可撓性伸縮継手を設けて止水性を確保するようにした構成が開示されている。
特開平9−132908号公報 特開平1−46092号公報
しかしながら、上述したライニング板同士の連結構造にあっては、連結のための部品点数が多くなり、その分、連結のための作業工数も多くなってしまって作業効率が悪くまた作業時間を長く要するものであった。また、部品点数を削減した場合、連結部分での止水性が確保できなくなってしまう可能性もある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、簡単な連結作業で連結部分の止水性を良好に確保することが可能な水路構成板連結部材及びその連結部材を使用した水路構成板連結方法を提供することにある。
−発明の概要−
上記の目的を達成するために講じられた本発明の解決手段は、水路を構成する複数の板材同士を連結するための連結部材に、各板材に係合することによって板材同士を連結する機能部分と、これら板材の間に介在することによって板材同士の間の隙間からの漏水を防止する止水機能部分とを備えさせるようにした。これにより、一つの連結部材を適用するのみで、板材同士の連結及び止水を図ることが可能になる。
−解決手段−
具体的に、本発明は、水路を構成する複数の板材同士を連結するための連結部材を前提とする。この連結部材に対し、互いに連結する板材のうち一方の板材に係合する第1係合部と、他方の板材に係合する第2係合部と、上記第1係合部と第2係合部との間に架け渡されて板材同士の間からの漏水を阻止する止水部とを備えさせている。
具体的な使用形態として、水路は、水路側面を構成する一対の側板及び水路底面を構成する底板を備えて成り、水路の延長方向で互いに隣り合う側板同士及び底板同士を連結するように水路の周囲方向に亘って連結部材を配設している。
これら特定事項により、両板材に跨るように連結部材を配設し、この連結部材の一端側である第1係合部は一方の板材に係合し、連結部材の他端側である第2係合部は他方の板材に係合する。これにより板材同士が連結される。例えば、水路の延長方向で互いに隣り合う側板同士及び底板同士が連結されることになる。この状態では、板材同士の間、つまり板材同士の突き合わせ部分に止水部が存在することになり、この部分の止水性も確保されている。このように、連結作業と同時に止水性も確保でき、少ない部品点数で且つ簡単な作業で、連結部材同士の連結及びそれらの間の止水を行うことができる。
板材に対する第1係合部の係合作業を容易に行うための構成として以下のものが掲げられる。つまり、第1係合部を弾性材料で構成し、この第1係合部の断面形状を、一方の板材に形成されている水路周囲方向に延びる係合溝の開口形状に略一致させると共に中空断面で形成する。そして、その中空内部が減圧されて断面積が小さくなった状態で上記係合溝に第1係合部を挿通し、その後、減圧状態が解除されて拡張されることによって外面が係合溝内面を押圧して止水機能を発揮する構成としている。これにより、第1係合部の係合作業が容易に行えると共に、この係合部分の止水性を良好に得ることができる。
また、第1係合部の硬度は、第2係合部及び止水部の硬度よりも高く設定されている。このため、第1係合部を係合溝に沿って挿入していく際に、この第1係合部が屈曲してしまうことが抑制され、これによっても挿入作業の容易化を図ることができる。
更に、第1係合部における、一方の板材に形成されている係合溝への挿入先端部分が先細り形状に形成されている。これによっても、第1係合部の先端部分を係合溝へ挿入する際の挿入作業が容易になる。
また、上記各解決手段のうちの何れか一つの水路構成板連結部材を使用した水路構成板連結方法も本発明の技術的思想の範疇である。つまり、水路構成板連結部材の全体を弾性材料により構成する。また、第1係合部の外面を、一方の板材に形成されている係合溝内面を押圧することにより、この第1係合部と一方の板材との間の止水機能を得る。一方、第2係合部を他方の板材に重ね合わせた後、この重ね合わせ部分に挟持板を適用して他方の板材と挟持板との間で第2係合部を押圧変形させることにより、この第2係合部と他方の板材との間の止水機能を得るようにしている。これにより、第1係合部と一方の板材との間ばかりでなく、第2係合部と他方の板材との間の止水機能も良好に得ることができ、水路全体としての止水性を確保できる。
また、この水路構成板連結方法において、予め工場内で、水路構成板連結部材の第1係合部を一方の板材に形成されている係合溝内に挿通しておき、この第1係合部と一方の板材との組み付け品の複数を水路施工現場に輸送し、各水路構成板同士を、第2係合部が他方の板材に重ね合わされるように組み合わせた後、この重ね合わせ部分に挟持板を適用して他方の板材と挟持板との間で第2係合部を挟持するようにしている。これにより、水路施工現場での作業工数を削減でき、一日当たりの改修水路長さを長く得ることができる。
本発明では、水路を構成する複数の板材同士を連結するための連結部材に、各板材に係合することによって板材同士を連結する機能部分と、これら板材の間に介在することによって板材同士の間の隙間からの漏水を防止する止水機能部分とを備えさせるようにした。これにより、一つの連結部材を適用するのみで、板材同士の連結及び止水を図ることを可能にした。その結果、板材同士の連結のための部品点数を大幅に削減することができ、連結のための作業工数も削減できる。このため、作業効率が良好になり作業時間の短縮化を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。本形態では、三面水路で構成される農業用水路を改修する際に本発明を適用する場合について説明する。尚、本発明は、新設の水路に対しても適用可能である。
−トラフ型ライニング板組立品−
図1は、本形態における三面水路改修用のトラフ型ライニング板組立品1,1を示す斜視図である。この図では、一対のトラフ型ライニング板組立品1,1が後述する連結部材6によって一体的に連結された状態を示している。尚、本形態に係るトラフ型ライニング板組立品1は、工場内で個別に製造され(例えば水路延長方向長さ4mの部材として製造され)、水路改修現場まで輸送された後に複数が水路延長方向に一体的に連結されることになる。つまり、この図1に示す状態は、トラフ型ライニング板組立品1,1が既設水路A内に施工された状態を示している。
また、図2は、上記トラフ型ライニング板組立品1によって農業用水路A(既設水路)が改修された状態を示す断面図(水流方向に直交する断面を示す図)である。
これら図に示すように、トラフ型ライニング板組立品1は、水路の底部(底面)を構成する底板2と、水路の縦壁(側面)を構成する第1及び第2の一対の縦板3A,3Bと、上記底板2の両側縁と各縦板3A,3Bの下端縁との間に介在される第1及び第2の一対のコーナ板4A,4Bとを備えている。つまり、上記底板2と各縦板3A,3Bとによって水路の三面が構成され、且つこのトラフ型ライニング板組立品1の断面形状が既設水路Aの形状に沿うように、各板2,3A,3B同士の間にコーナ板4A,4Bが介在されて、5面の内面を有する構成となっている。
このトラフ型ライニング板組立品1を構成している各板同士の組み付け構造について説明すると、底板2の一端縁(図2における右側端縁)、第1コーナ板4A及び第1縦板3Aに亘って金属製の第1連結板5Aが架け渡されており、この第1連結板5Aが、底板2、第1コーナ板4A及び第1縦板3Aにそれぞれネジ止めや釘打ち等の手段によって連結されている。同様に、底板2の他端縁(図2における左側端縁)、第2コーナ板4B及び第2縦板3Bに亘って金属製の第2連結板5Bが架け渡されており、この第2連結板5Bが、底板2、第2コーナ板4B及び第2縦板3Bにそれぞれネジ止めや釘打ち等の手段によって連結されている。これにより、底板2、各縦板3A,3B、各コーナ板4A,4B
がトラフ型形状となるように一体的に組み付けられてトラフ型ライニング板組立品1が構成されている。尚、上記各連結板5A,5Bは水路の延長方向(図2において紙面に直交する方向の複数箇所:例えば5箇所)に配設されている。また、この連結板5A,5Bはゴム製や樹脂製であってもよい。更に、止水性を十分に確保するために、この連結板5A,5Bと各板材との間に止水ゴムを挿入しておくことが好ましい。
また、上記底板2及び各縦板3A,3Bの材料としては特に限定されるものではないが、トラフ型に成形した場合であっても重量が小さく、トラックに対する積み卸し作業や輸送が容易である点や、板厚を大きくしても、輸送できない程度まで重量が大きくなることがないために自立性を確保しながらも軽量化を図ることができる点や、外観が木質調を有しており、周辺の景観に馴染む見映えを有する点などを考慮して、繊維強化発泡樹脂成形板(FFU)や木質チップ積層板(REW)が作用されている。以下、これら材料について説明する。
−繊維強化発泡樹脂成形板−
先ず、繊維強化発泡樹脂成形板について説明する。この繊維強化発泡樹脂成形板は、所定間隔に引き揃えられた多数の長尺ガラス繊維が、各ガラス繊維同士の間に含浸されたウレタン樹脂組成物を発泡硬化することにより形成されたウレタン樹脂にて一体化されたものである。例えば、ウレタン樹脂中に、ウレタン樹脂成分100重量部に対して比重4.0以上の充填材15〜70重量部が分散されており、全体の比重が1.0以上とされている。
この繊維強化発泡樹脂成形板の製造方法としては、先ず、ガラス繊維ロービングを所定数セットする。次に、各ロービングを所望のピッチに引き揃えて、各ロービングが所定間隔に並んだロービング群として一方向に進行させ、進行途中で散布機を左右に往復動させながらロービング群の上方から、充填材が分散混合されているウレタン樹脂組成物を散布し、各ロービングに付着させる。この際、ウレタン樹脂組成物としては、ポリオールに比重が4.0以上の充填材を混合した後、イソシアネートと混合したものであって、ポリオール及びイソシアネートの合計100重量部に対して、比重4.0以上の充填材15〜70重量部を混合したものを用いる。そして、このように各ロービングにウレタン樹脂組成物が付着したロービング群を含浸台において収束させ、含浸台の上方に設けた含浸板と含浸台との間で挟み込み、含浸台を左右に摺動させてロービング群を揉み、各ロービングを構成する繊維と繊維との間にウレタン樹脂組成物を含浸させる。
上述のようにしてウレタン樹脂組成物を充分に各繊維間に含浸させたロービング群を、4つの無端ベルトを組み合わせて形成された成形用通路の入口から成形用通路内へ連続的に送り込み、成形用通路内でウレタン樹脂組成物を加熱し発泡させて、成形用通路と同じ断面形状の繊維強化発泡樹脂成形板を連続的に得る。この繊維強化発泡樹脂成形板を所定寸法(底板2及び各縦板3A,3Bの寸法)に裁断することにより所定形状の繊維強化発泡樹脂成形板が得られる。尚、上記充填材の配合割合は上述したものには限らない。また、全体の比重が1.0未満となるようにしてもよい。
−木質チップ積層板−
次に、木質チップ積層板について説明する。この木質チップ積層板は、間伐材などの木質原材料を破砕した木質チップを配向積層して接着及び圧縮することにより形成されたものである。
この木質チップ積層板の製造方法としては、先ず、木材廃棄物処理業者から購入したボード用チップを、ウェブローラー方式の分級機ウェブローラースクリーン(たいへい社製)を用いて分級する。そして、この木質チップを加熱オーブン(50℃、24h)にて含
水率5.2%に調整する。
次に、ドラムブレンダーを用いて結合剤をブレンドする。まず、ドラムブレンダーにチップを投入し、結合剤としてイソシアネート系接着剤を木質チップに対して5重量%塗布する。
次に、ブレンドされた結合剤と木質チップとを、OSLフォーミングマシーン(たいへい社製)に投入する。次に、フォーミング金型から板材を脱型し、プレス機へ投入する。このプレス機は伝熱タイプで、例えば川崎油工製300tプレスを用いる。加熱温度180℃、圧力3MPaで、プレス時間は10分、成形品の最終形状が所定寸法(底板2及び各縦板3A,3Bの形状)になるように加圧しつつ、プレス盤をキープする。このプレス工程の後、プレス機から木質チップ配向積層体である木質チップ積層板を得る。ここで得られる木質チップ積層板としては、比重が1以上となるようにしてもよいし、1未満となるようにしてもよい。尚、上記各数値はこれに限られるものではない。
以上のようにして、トラフ型ライニング板組立品1を構成するための板材である底板2及び各縦板3A,3Bが作製される。また、このトラフ型ライニング板組立品1は水路改修現場に設置された後には流水や紫外線に晒されることになるため、底板2及び各縦板3A,3Bの表面に透明または半透明のコート層を設けて、耐候性及び耐摩耗性を向上させるようにしてもよい。このコート層の材料としては、PVC(ポリ塩化ビニル)やPP(ポリプロピレン)が掲げられる。また、このコート層は、上述した各製作工程により得られた底板2及び各縦板3A,3Bの表面に接着剤などを利用して貼り付けるようにしてもよいし、上記製造工程中にコート層となる材料を重ね合わせて一体成形するようにしてもよい。更に、このコート層を設ける領域としては、底板2及び各縦板3A,3Bの全体であってもよいし、水路内面を構成する面のみであってもよい。
−連結部材−
次に、本形態の特徴とする部材である連結部材6(図3参照)について説明する。この連結部材6は、ゴム製(例えばEPDM:エチレンプロピレンゴム)であって水路延長方向で隣り合うトラフ型ライニング板組立品1,1の端縁部同士を連結すると共に、この連結部分の止水性を確保するための部材である。
図3は連結部材6の一部分を示す斜視図であり、図4は連結部材6の一部を破断した側面図である。これら図に示すように、連結部材6は、中空円筒形状の第1係合部61、中実円柱形状の第2係合部62、これら第1係合部61と第2係合部62との間に架け渡された薄板形状の止水部63を備えている。
一方、この連結部材6によって連結されるトラフ型ライニング板組立品1の底板2及び各縦板3A,3Bは、図5に示すように、一端縁に、上記第1係合部61が嵌り込む断面円形の係合溝としての円形溝11及び上記止水部63の一部が嵌り込む断面矩形状の矩形溝12が一体的に形成されている。これら溝11,12は底板2及び各縦板3A,3Bの短尺方向(図5における奥行き方向であって、トラフ型ライニング板組立品1によって水路を構成した場合にその水路の周囲方向となる方向)に沿って、底板2及び各縦板3A,3Bの一端縁から他端縁に亘って延びている。尚、上記コーナ板4A,4Bにも同様の溝(図示省略)が形成されている。このため、図1に示すように各板材2,3A,3B,4A,4Bによってトラフ型ライニング板組立品1が組み立てられた状態では、各板材2,3A,3B,4A,4Bそれぞれに形成されている溝11,12が互いに連通した状態(水路の周方向で連通した状態)となり、これら板材2,3A,3B,4A,4Bの溝11,12に亘って連結部材6の挿通が可能な状態となっている。
また、上記第1係合部61の中空内部61aが大気開放されている状態でのこの第1係合部61の外径寸法は、上記円形溝11の内径寸法よりも僅かに大きく設定されている。具体的に、上記円形溝11の内径寸法が4mmであるのに対し、第1係合部61の外径寸法は5mmに設定されている。尚、第2係合部62の外径寸法は第1係合部61の外径寸法(中空内部61aが大気開放されている状態での外径寸法)と同寸法に設定されている。
また、底板2及び各縦板3A,3Bの他端縁(図5における右側端縁)は、一部が切り欠かれて段部13が形成されていると共に、この段部13には板厚方向に貫通するボルト孔13aが形成されている。尚、この段部13を形成している切り欠き部形状に略一致する短冊形状の挟持板14が予め用意されており、この挟持板14には上記段部13のボルト孔13aに対向する同様のボルト孔14aが形成されている。これら段部13及び挟持板14に形成されているボルト孔13a,14aは、底板2及び各縦板3A,3Bの短尺方向(図5における奥行き方向であって、トラフ型ライニング板組立品1によって水路を構成した場合にその水路の周囲方向となる方向)に亘る複数箇所に形成されている。
上記連結部材6は、図6(a)に示すように、工場内において、予めトラフ型ライニング板組立品1に装着されている。以下、この装着作業について説明する。
この連結部材6の装着作業としては、トラフ型ライニング板組立品1の一端縁(例えば第1縦板3Aの上端縁)から上記溝11,12に対して連結部材6の第1係合部61を挿入していく。つまり、この連結部材6の第1係合部61を、第1縦板3A、第1コーナ板4A、底板2、第2コーナ板4B、第2縦板3Bに亘って架け渡しておく。
この際、連結部材6の挿入作業を円滑に行うために本形態では以下の構成が採用されている。
(1)先ず、図4に示すように、連結部材6の第1係合部61は、上記溝11,12に対する挿入先端部分が先細り形状に形成されている。これにより、溝11,12の開口端への挿入作業が容易になる。
(2)次に、連結部材6は、第1係合部61の硬度が他の部分(第2係合部62や止水部63)の硬度よりも高く設定されている。具体的に、第1係合部61の硬度は「80」程度であるのに対し、第2係合部62の硬度は「50〜70」程度であり、止水部63の硬度は「10」程度となっている。この硬度の差は、連結部材6を成形する際にゴム材料の配合割合を成形型内の各所で異ならせることにより得ることができる。これにより、第1係合部61を円形溝11に沿って挿入していく際に、この第1係合部61が屈曲してしまうことが抑制され、挿入作業が容易になる。また、特に、止水部63は、トラフ型ライニング板組立品1,1同士が相互にズレてしまう場合に、そのズレを吸収しながらも止水性を確保するべく低硬度であることが必要である。
(3)更に、第1係合部61は中空内部61aが予め減圧(真空引き)されており、その外径寸法が円形溝11の内径寸法よりも小さく(例えば3mm程度に)設定されている。具体的には、この第1係合部61の一端部(中空内部61aの開放側端部)には取り外し可能なシールSによって封止されており(図4参照)、このシールSは、中空内部61aが減圧された状態でこの中空内部61aを封止している。これにより、第1係合部61は外径が収縮された状態が維持され、溝11への挿入が容易になる。そして、この挿入が完了した後に上記シールSを剥がすことにより中空内部61aが大気圧に戻り、第1係合部61の外径寸法が元の寸法に戻って、この外面が円形溝11内面を押圧することになる。これにより、溝11の内面と第1係合部61の外面との間の水密性が高く確保されるこ
とになる。
−水路改修作業−
次に、上述の如く構成されたトラフ型ライニング板組立品1を使用した農業用水路の改修作業について説明する。
先ず、上記構成のトラフ型ライニング板組立品1,1,…を工場内で多数製造しておく。このとき、上述したように、溝11,12内に連結部材6を挿入しておく。つまり、一方の端縁に連結部材6が装着された複数のトラフ型ライニング板組立品1,1,…を工場内で製造しておく。そして、これらトラフ型ライニング板組立品1,1,…をトラック等によって現場に輸送する。
そして、各トラフ型ライニング板組立品1,1,…を、水路改修現場の既設三面水路A内に順に設置していきながら、上記図6(a)〜(b)に示す連結動作(挟持板14を使用した連結動作)を行っていく。つまり、上記段部13に対し、隣接するトラフ型ライニング板組立品1に装着されている連結部材6の第2係合部62を載置した後、この段部13に挟持板14を重ね合わせ、この挟持板14のボルト孔14a及び段部13のボルト孔13aに亘ってボルトBを挿通し、段部13に対して挟持板14を締結する。このとき、段部13と挟持板14との間に連結部材6の第2係合部62が挟み込まれて押圧変形され、これにより、連結部材6の第2係合部62がトラフ型ライニング板組立品1に接続される(図7参照)。これと同時に、トラフ型ライニング板組立品1と第2係合部62との間の水密性が高く確保されることになる。このようにしてトラフ型ライニング板組立品1,1…を順に接続していく。また、この状態では、隣り合うトラフ型ライニング板組立品1,1同士の間の隙間には、連結部材6の止水部63が水路の周囲方向の全体に亘って存在することになり、トラフ型ライニング板組立品1内の水が外部に漏れ出すことを阻止する止水機能を発揮することになる。また、上述した如く、止水部63は、第1係合部61及び第2係合部62に比べて硬度が低く設定されているため、トラフ型ライニング板組立品1,1同士が相互にズレて、この両者の隙間が大きくなった場合であっても、この隙間の変化に応じて伸びることができる。つまり、トラフ型ライニング板組立品1に位置ズレ(目開きや不当沈下)が生じても高い止水性を確保することができる。
以上のようにして水路延長方向の所定長さまで各トラフ型ライニング板組立品1,1,…を連結していき、トラフ型ライニング板組立品1の設置作業が終了する。この状態では、トラフ型ライニング板組立品1,1,…の外側と既設三面水路Aの内側との間に僅かな隙間が生じている。
その後、このトラフ型ライニング板組立品1,1,…の外側と既設三面水路Aの内側との間の隙間に裏込材としてのエアモルタルMを充填していく。そして、このエアモルタルMが乾燥硬化することにより水路改修作業が完了する。ここで充填する裏込材としては無収縮モルタルであってもよい。
−実施形態の効果−
上述のように本実施形態では、一つの連結部材6を適用するのみで、トラフ型ライニング板組立品1,1同士の連結及び止水を図ることが可能になる。このため、トラフ型ライニング板組立品1,1同士の連結のための部品点数を大幅に削減することができ、連結のための作業工数も削減できる。その結果、作業効率が良好になり作業時間の短縮化を図ることができる。
−連結部材6の変形例−
次に、連結部材6の変形例について説明する。
(第1変形例)
図8及び図9は連結部材6の第1の変形例を示しており、図8は連結部材6の一部分を示す斜視図(図3に相当する図)、図9はトラフ型ライニング板組立品1,1同士の連結部分を示す断面図(図7に相当する図)である。
これら図に示すように、本例に係る連結部材6は、第1係合部61だけでなく、第2係合部62も中空円筒形状に形成されている。
そして、本形態におけるトラフ型ライニング板組立品1の底板2及び各縦板3A,3Bは、図9に示すように、両端縁に円形溝11及び矩形溝12が一体的に形成されている。つまり、一端側の円形溝11は第1係合部61のための溝であり、他端側の円形溝11は第2係合部62のための溝として形成されている。
また、本例では、第2係合部62における上記溝11,12に対する挿入先端部分が第1係合部61と同様に(図4参照)先細り形状に形成されており、溝11,12の開口端への挿入作業が容易になる。
更に、本形態では、第2係合部62の硬度は第1係合部61の硬度と同等に比較的高く設定されている。これにより、第1係合部61ばかりでなく、第2係合部62をも円形溝11への挿入の際に屈曲してしまうことがないようになっている。
そして、上述した実施形態における第1係合部61の場合と同様に、この第2係合部62にあっても、中空内部62aが予め減圧(真空引き)されており、その外径寸法が円形溝11の内径寸法よりも小さく(例えば3mm程度に)設定されている。具体的には、この第2係合部62の一端部(中空内部62aの開放側端部)には取り外し可能なシール(図示省略)によって封止されており、このシールは、中空内部62aが減圧された状態でこの中空内部62aを封止している。これにより、第2係合部62は外径が収縮された状態が維持され、溝11への挿入が容易になる。つまり、本形態では、第1係合部61及び第2係合部62が共に外径が縮小された状態で各溝11,11へ同時挿入され、この挿入作業と同時に各トラフ型ライニング板組立品1,1,…同士が連結されるようになっている。
そして、これら第1係合部61及び第2係合部62の挿入が完了した後にそれぞれのシールを剥がすことにより中空内部61a,62aが大気圧に戻り、第1係合部61及び第2係合部62の外径寸法が元の寸法に戻って、この外面が円形溝11,11内面を押圧することになる。これにより、溝11の内面と第1係合部61の外面との間、溝11の内面と第2係合部62の外面との間の水密性がそれぞれ高く確保され、トラフ型ライニング板組立品1,1同士の連結作業が完了する。
(第2変形例)
図10及び図11は連結部材6の第2の変形例を示しており、図10は連結部材6の一部分を示す斜視図(図3に相当する図)、図11はトラフ型ライニング板組立品1,1同士の連結部分を示す断面図(図7に相当する図)である。
これら図に示すように、本例に係る連結部材6は、止水部63の片面の中央部にシーリング用突起63aが一体形成されている。このシーリング用突起63aは、断面が矩形状であって、連結部材6の長手方向の全長に亘って形成されている。
このように形成された連結部材6によってトラフ型ライニング板組立品1,1同士が連
結された状態を図11に示している。この図に示すようにトラフ型ライニング板組立品1,1同士が連結された状態では、シーリング用突起63aが板材2,3A,3Bの端面同士の間に挟持されて僅かに押し潰されており、この端面同士の間の止水性の向上に寄与している。また、板材2,3A,3Bの端面同士の間に隙間が生じないため、水路の見映えを良好にすることにも寄与する。
尚、図10及び図11では、上記実施形態で示した連結部材6(図3に示すもの)にシーリング用突起63aを一体形成した場合について説明したが、上記第1変形例で示した連結部材6(図8に示すもの)にシーリング用突起63aを一体形成するようにしてもよい。
(第3変形例)
図12は、第3の変形例に係る連結部材6の一部分を示す斜視図(図3に相当する図)である。
この図に示すように、本例に係る連結部材6は、第1係合部61に形成されている中空内部61aに、芯材として金属棒64を挿入した構成としている。この金属棒64を挿入したことにより、円形溝11への第1係合部61の挿入作業時に第1係合部61が屈曲してしまうことが無くなり、挿入作業を円滑に行うことが可能になる。尚、この金属棒64は、上記挿入作業の終了後には中空内部61aから抜き取ってもよいし、そのまま残しておいてもよい。
尚、本第3変形例の構成は、上記実施形態で示した連結部材6(図3に示すもの)に限らず、第1変形例や第2変形例に係る連結部材6へも適用することが可能である。
(第4変形例)
図13及び図14は連結部材6の第4の変形例を示しており、図13はトラフ型ライニング板組立品1,1同士の連結部分を示す図(図7に相当する図)、図14は板材2,3A,3Bに対する連結部材6の係合部分を示す図である。
図14に示すように、本例に係る連結部材6は、両端部分が先細り形状(断面台形状)の2個の係合部65(図13では図示省略)を備えている。
一方、底板2及び各縦板3A,3Bの端縁部分には、上記円形溝11に代えて、上記係合部65の外径寸法と同等若しくは僅かに小さい内径寸法を有する係合部挿入空間15が形成されている。
そして、トラフ型ライニング板組立品1,1同士の連結作業時には、連結部材6の各係合部65,65がそれぞれトラフ型ライニング板組立品1,1の係合部挿入空間15,15に向けて矩形溝12,12を通過して挿入される。図14は、この挿入作業後の状態を示している。
このようにしてトラフ型ライニング板組立品1,1同士が連結部材6によって連結された状態では、係合部65が、係合部挿入空間15と矩形溝12との間の段部16に引っ掛かることになり、連結部材6が抜け落ちることはない。また、係合部挿入空間15の奥行き寸法(図14における左右方向の寸法)は係合部65の長さ寸法よりも僅かに長く設定されているため、トラフ型ライニング板組立品1に位置ズレ(目開きや不当沈下)が生じても、係合部挿入空間内15で係合部65が移動することにより、このズレを吸収することになる。
このように、本例に係る連結部材6にあっても、各板材同士を連結する機能部分と、これら板材の間での止水機能部分とを備えている。尚、本例のものでは、板材2,3A,3Bの端面同士の間に隙間が生じないようにシーリング用突起63aを一体形成している。また、本例に係る連結部材6の材質としては、金属製、樹脂製、ゴム製の何れであってもよい。
(第5変形例)
上述した実施形態及び各変形例では、水路延長方向で隣り合うトラフ型ライニング板組立品1,1の端縁部同士を連結するために連結部材6を適用した場合について説明した。本例は、水路周囲方向で隣り合う板材同士を連結するために連結部材6を適用した場合について説明する。
図15は、底板2と第1の縦板3Aとの連結部分に連結部材6を適用した場合を示している。つまり、連結部材6を水路延長方向に沿って配設して底板2と第1の縦板3Aとを連結するものである。この図に示すように、底板2及び第1の縦板3Aのそれぞれの端縁に円形溝11及び矩形溝12を形成しておき、上記実施形態や変形例の場合と同様の連結作業によって底板2と第1の縦板3Aとを連結する。
これによれば、連結部材6が上記コーナ板4A及び連結板5Aとしての役目を果たしながらも底板2と第1の縦板3Aとの間の止水構造を得ることができ、部品点数の大幅な削減が図れる。本例の構成は、底板2と第2の縦板3Bとの連結構造にも適用することができる。また、上記コーナ板を使用する場合には、このコーナ板とそれに隣接する板材との間を連結部材6によって連結するようにしてもよい。更に、連結部材6の構成としても、上記実施形態のものに限らず、各変形例のものを適用してもよい。
(第6変形例)
図16は、水路の曲がり部分X及び他の水路の合流部分Yに本発明に係る連結部材6を適用した場合の平面図である。
この図に示すように、本発明に係る連結部材6によれば、水路の形状に拘わりなく連結部材6によるトラフ型ライニング板組立品1,1同士の連結構造を得ることができる。特に、他の水路Yの合流部分にあっては、上記円形溝11及び矩形溝12がトラフ型ライニング板組立品1の外側面に向けて開放され、この開放部分に対向するように、もう一方のトラフ型ライニング板組立品1の端面が連結される構成となる。
−その他の実施形態−
上述した実施形態では、三面水路で構成される農業用水路の改修に本発明を適用する場合について説明した。本発明はこれに限らず、下水道用の水路や工業用水の水路の改修にも適用可能である。また、改修水路に限らず新設水路として本発明を適用することもできる。また、水路の形態としても三面水路に限らず、その他の開放型水路やボックスカルバート等の閉鎖型水路に対しても本発明は適用可能である。
また、上記実施形態では、底板2及び各縦板3A,3Bのみを繊維強化発泡樹脂成形板または木質チップ積層板により形成していた。本発明はこれに限らず、上記各コーナ板4A,4Bをも繊維強化発泡樹脂成形板または木質チップ積層板により形成してもよい。
また、本発明でいう繊維強化発泡樹脂成形板とは、上述した製造方法により作製された繊維強化発泡樹脂成形板が回収され、それが裁断された後に、再度、所定形状の板状に成形されて成るリサイクル繊維強化発泡樹脂成形板(RFFU)も含む概念である。
更に、本発明に係る水路壁材としての繊維強化発泡樹脂成形板や木質チップ積層板は、板形状のまま水路改修現場や水路施工現場に輸送し、その現地において1枚ずつ施工(所謂現場打ち)するように使用してもよい。つまり、各板材を既設水路Aの壁面にアンカ接続する構成を採用することになる。
トラフ型ライニング板組立品を示す斜視図である。 改修後の水路を示す断面図である。 連結部材の一部分を示す斜視図である。 連結部材の一部を破断した側面図である。 ライニング板の両端部分を示す断面図である。 トラフ型ライニング板組立品の連結動作を説明するための断面図である。 トラフ型ライニング板組立品同士の連結部分を示す断面図である。 第1変形例における図3相当図である。 第1変形例における図7相当図である。 第2変形例における図3相当図である。 第2変形例における図7相当図である。 第3変形例における図3相当図である。 第4変形例における図7相当図である。 第4変形例における連結部材の係合部分を示す図である。 第5変形例における連結部材の連結構造を示す図である。 第6変形例における水路を示す平面図である。
符号の説明
1 トラフ型ライニング板組立品
2 底板
3A,3B 縦板
6 連結部材
61 第1係合部
62 第2係合部
61a,62a 中空内部
63 止水部
11 円形溝(係合溝)
14 挟持板

Claims (7)

  1. 水路を構成する複数の板材同士を連結するための連結部材であって、
    互いに連結する板材のうち一方の板材に係合する第1係合部と、他方の板材に係合する第2係合部と、上記第1係合部と第2係合部との間に架け渡されて板材同士の間からの漏水を阻止する止水部とを備えていることを特徴とする水路構成板連結部材。
  2. 請求項1記載の水路構成板連結部材において、
    水路は、水路側面を構成する一対の側板及び水路底面を構成する底板を備えて成り、水路の延長方向で互いに隣り合う側板同士及び底板同士を連結するように水路の周囲方向に亘って配設されていることを特徴とする水路構成板連結部材。
  3. 請求項2記載の水路構成板連結部材において、
    第1係合部は、弾性材料で構成されており、その断面形状が、一方の板材に形成されている水路周囲方向に延びる係合溝の開口形状に略一致していると共に中空断面で形成されており、その中空内部が減圧されて断面積が小さくなった状態で上記係合溝に挿通され、その後、減圧状態が解除されて拡張されることによって外面が係合溝内面を押圧して止水機能を発揮するよう構成されていることを特徴とする水路構成板連結部材。
  4. 請求項3記載の水路構成板連結部材において、
    第1係合部の硬度は、第2係合部及び止水部の硬度よりも高く設定されていることを特徴とする水路構成板連結部材。
  5. 請求項3または4記載の水路構成板連結部材において、
    第1係合部は、一方の板材に形成されている係合溝への挿入先端部分が先細り形状に形成されていることを特徴とする水路構成板連結部材。
  6. 請求項1〜5のうち何れか一つに記載の水路構成板連結部材を使用した水路構成板連結方法であって、
    水路構成板連結部材は全体が弾性材料により構成されており、
    第1係合部の外面を、一方の板材に形成されている係合溝内面を押圧することにより、この第1係合部と一方の板材との間の止水機能を得る一方、
    第2係合部を他方の板材に重ね合わせた後、この重ね合わせ部分に挟持板を適用して他方の板材と挟持板との間で第2係合部を押圧変形させることにより、この第2係合部と他方の板材との間の止水機能を得ることを特徴とする水路構成板連結部方法。
  7. 請求項6記載の水路構成板連結方法であって、
    予め工場内において、水路構成板連結部材の第1係合部を一方の板材に形成されている係合溝内に挿通しておき、この第1係合部と一方の板材との組み付け品の複数を水路施工現場に輸送し、各水路構成板同士を、第2係合部が他方の板材に重ね合わされるように組み合わせた後、この重ね合わせ部分に挟持板を適用して他方の板材と挟持板との間で第2係合部を挟持するようにしていることを特徴とする水路構成板連結部方法。
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