JP2005254831A - 搭載物の空気抵抗低減構造、搭載物及び搭載物の搭載方法 - Google Patents

搭載物の空気抵抗低減構造、搭載物及び搭載物の搭載方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 取扱が容易で簡単な構造の物体によって空気抵抗を低減することができる搭載物の空気抵抗低減構造、搭載物及び搭載物の搭載方法を提供する
【解決手段】 搭載物1は、貨物列車Tに搭載されたコンテナCに作用する空気抵抗を低減するために、コンテナCの前後の空き領域に搭載される。空気抵抗低減部2は、空気の流れの剥がれが少なく空気抵抗が小さくなるように、外観形状が滑らかな曲線で構成された流線形で形成されている。フレーム部3は、貨物列車TにコンテナCと並べて搭載可能であり、かつ、コンテナCや他の搭載物1とともに貨物駅で積み重ね可能なように、コンテナCと高さ、長さ及び幅が略同一に形成されている。貨物列車Tが矢印方向に走行すると、搭載物1によって空気の流れの剥離を抑制してコンテナCの空気抵抗を低減する。
【選択図】 図2

Description

この発明は、貨物列車に搭載されたコンテナに作用する空気抵抗を低減するために、この貨物列車に積降可能に搭載される搭載物とその空気抵低減構造及び搭載物の搭載方法に関する。
従来の貨物列車の空気抵抗低減構造は、コンテナを搭載する貨物列車が走行する地下トンネルと、この地下トンネル内の軌道に沿って貨物列車を走行させるリニアモータと、貨物列車の前方側の空気をこの貨物列車の後方側に還流させる空気バイパス通路などを備えている(例えば、特許文献1参照)。このような貨物列車の空気抵抗低減構造では、地下トンネル内を走行する貨物列車の前方で加圧されたこの地下トンネル内の空気を、空気バイパス通路を通して貨物列車の後方に還流して、貨物列車の前後の圧力差の増加を抑制し、空気抵抗による走行抵抗を低減している。
特開平6-212890号公報
従来の貨物列車の空気抵抗低減構造では、既存の鉄道とは別に地下トンネルを新たに構築して、既存の貨物列車や軌道をリニアモータ方式に改造する必要があり、施工や改造に手間がかかるとともにコストが高くなってしまう問題点がある。また、従来の貨物列車の空気抵抗低減構造では、貨物列車の前側の空気をこの貨物列車の後側に還流するために地下トンネルの全区間に空気バイパス通路を構築する必要があり、システムが大規模で複雑になり建設コストが高くなってしまう問題点がある。現状の貨物列車では、コンテナなどの搭載物が貨物列車に間隔をあけて搭載されていることが多いため、走行時に発生する空気の流れが搭載物に当たり空気抵抗が増加してしまう問題点がある。この場合に、搭載物を可能な限り間隔を詰めて貨物列車に搭載することで、空気の流れが乱されず空気抵抗を低減することができる。しかし、実際の貨物列車では、各コンテナ車などの行き先が異なっていたり、途中の貨物駅などで搭載物を積み降ろししたりすることがあり、搭載物の間隔を詰めて貨物列車に搭載することは現実には不可能である。
この発明の課題は、取扱が容易で簡単な構造の物体によって空気抵抗を低減することができる搭載物の空気抵抗低減構造、搭載物及び搭載物の搭載方法を提供することである。
この発明は、以下に記載するような解決手段により、前記課題を解決する。
なお、この発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、この実施形態に限定するものではない。
請求項1の発明は、貨物列車(T)に搭載されたコンテナ(C)に作用する空気抵抗を低減するために、この貨物列車に積降可能に搭載される搭載物(1)の空気抵低減構造であって、前記搭載物は、前記空気抵抗を低減する空気抵抗低減部(2)を備えることを特徴とする搭載物の空気抵抗低減構造である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の搭載物の空気抵抗低減構造において、前記空気抵抗低減部は、外観形状が流線形であることを特徴としている搭載物の空気抵抗低減構造である。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の搭載物の空気抵抗低減構造において、前記搭載物は、積み重ね可能なフレーム部(3)を備えることを特徴とする搭載物の空気抵抗低減構造である。
請求項4の発明は、請求項3に記載の搭載物の空気抵抗低減構造において、前記フレーム部は、前記コンテナと≡さ、長さ及び幅が略同一であることを特徴とする搭載物の空気抵抗低減構造である。
請求項5の発明は、貨物列車(T)に搭載されたコンテナ(C)に作用する空気抵抗を低減するために、この貨物列車に積降可能に搭載される搭載物であって、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の搭載物の空気抵抗低減構造(2)を備えることを特徴とする搭載物(1)である。
請求項6の発明は、貨物列車(T)に搭載されたコンテナ(C)に作用する空気抵抗を低減するために、この貨物列車に積降可能に搭載される搭載物の搭載方法であって、前記貨物列車の前記コンテナを搭載する領域に空き領域が存在するときに、請求項5に記載の搭載物(1)をこの空き領域に搭載することを特徴とする搭載物の搭載方法である。
請求項7の発明は、請求項6に記載の搭載物の搭載方法において、前記貨物列車の進行方向に対して前記コンテナと隣接してこのコンテナの前側及び/又は後側に前記搭載物を搭載することを特徴とする搭載物の搭載方法である。
この発明によると、取扱が容易で簡単な構造の物体によって空気抵抗を低減することができる。
以下、図面を参照して、この発明の実施形態について詳しく説明する。
図1は、この発明の実施形態に係る搭載物を搭載した貨物列車の側面図である。図2は、この発明の実施形態に係る搭載物を貨物列車に搭載した状態を示す斜視図である。図3は、この発明の実施形態に係る搭載物の外観図であり、図3(A)は正面図であり、図3(B)は側面図であり、図3(C)は平面図である。図4は、この発明の実施形態に係る搭載物の断面図であり、図4(A)は図3のIV-IVAで切断した状態を示す断面図であり、図4(B)は図3のIV-IVBで切断した状態を示す断面図であり、図4(C)は図3のIV-IVCで切断した状態を示す断面図であり、図4(D)は図3のIV-IVDで切断した状態を示す断面図である。図5は、この発明の実施形態に係る搭載物を積み重ねた状態を示す斜視図である。
図1に示す貨物列車Tは、貨物を輸送するために編成された列車であり、動力車T0と貨車T1〜T5とから編成されている。図1に示す貨物列車Tは、貨車T1,T3には全てコンテナCが搭載されているが、貨車T2には移動方向の両端部に搭載物1のみが搭載され、貨車T4には後尾側の空き領域に搭載物1が搭載され、貨車T5には貨物が全く搭載されていない。動力車T0は、電動機や内燃機関を原動機として使用する電気機関車や内燃機関車などである。貨車T1〜T5は、動力車T0に牽引される車両であり、コンテナCを輸送するためのコンテナ車である。図1に示す貨車T1〜T5には、1台当たり長さ12フィート(3658mm)のコンテナCを5個搭載可能である。コンテナCは、輸送する貨物を収容する容器であり、図示しないコンテナ緊締装置によって貨車T1〜T5に固定され搭載される。コンテナCは、有蓋コンテナ、冷蔵冷凍コンテナ、通風コンテナ、タンクコンテナ、ホッパコンテナなどである。
搭載物1は、貨物列車Tに搭載されたコンテナCに作用する空気抵抗を低減するために、この貨物列車Tに積降可能に搭載される物体である。搭載物1は、図1〜図4に示すように、実際のコンテナCと同様に取扱が可能なようにコンテナCを模擬した擬似コンテナ(ダミーコンテナ)であり、図1に示すようにコンテナCの空気抵抗を低減するためにコンテナCの前後の空き領域に搭載される。搭載物1は、新規に製造することもできるが中古のコンテナCなどを改造し再利用することもできる。搭載物1は、図2〜図4に示すように、空気抵抗低減部2とフレーム部3などを備えており、空気抵抗を低減するためのフェアリングとして機能する。
空気抵抗低減部2は、貨物列車Tに搭載されたコンテナCに作用する空気抵抗を低減する部分である。空気抵抗低減部2は、図2〜図4に示すように、空気の流れの剥がれが少なく空気抵抗が小さくなるように、外観形状が滑らかな曲線で構成された流線形によって形成されている。このような流線形としては、1/4回転楕円体、1/4球体、1/2四角すい、航空機の先頭形状、300系新幹線の先頭形状、砲弾の先端形状などを模擬した三次元形状などがあり、流線形以外の形状としては三角形、1/4楕円、1/4円などを模擬した二次元形状の傾斜面などがある。空気抵抗低減部2としては、図2及び図3に示すように、コンテナCの周囲の空気の流れが円滑になり剥離を抑えるような形状に形成することが好ましい。空気抵抗低減部2は、例えば、図4(A)(B)に示すように一端部が尖っており後端部に向かって徐々に鈍い形態に形成されており、一端部側が円形又は楕円形などに近似した曲線、指数関数、多項式などで形成されており、後端部側が角型に近い直線とこの直線をつなぐ曲線とによって形成されている。
フレーム部3は、搭載物1を積み重ね可能にするための部分である。フレーム部3は、図3及び図4に示すように、上側に配置された4本の柱状部3aと、下側に配置された4本の柱状部3bと、柱状部3aと柱状部3bとが平行になるように間隔をあけてこれらを連結する4本の柱状部3cとから構成されている。フレーム部3は、外観形状が直方体を形成するように、各柱状部3a〜3cの両端部が継手や溶接などによって連結されている。フレーム部3は、図1及び図2に示すように、貨物列車TにコンテナCと並べて搭載可能であり、かつ、図5に示すようにコンテナCや他の搭載物1とともに貨物駅で積み重ね可能なように、コンテナCと高さ、長さ及び幅が略同一に形成されている。
次に、この発明の実施形態に係る搭載物の作用を説明する。
図1に示すように、搭載物1の先端部(細くなっている側)を貨物列車Tの後尾側に向けて、貨車T2の先頭の空き領域にこの搭載物1を搭載したときには、貨車T1の搭載物1よりも前側のコンテナCの表面から貨車T2の表面に向かう空気の流れが剥離せずにスムーズになって空気抵抗が低減する。また、搭載物1の先端部を貨物列車Tの先頭側に向けて貨車T2の後尾の空き領域に搭載したときには、貨車T2の表面から貨車T3の搭載物1の後側のコンテナCの表面に向かう空気の流れが剥離せずにスムーズになって空気抵抗が低減する。さらに、搭載物1の先端部を貨物列車Tの後尾側に向けて貨車T4の後尾の空き領域に搭載したときには、貨車T4の搭載物1よりも前側のコンテナCの表面から貨車T5の表面に向かう空気の流れが剥離せずにスムーズになって空気抵抗が低減する。
次に、この発明の実施形態に係る搭載物の搭載方法を説明する。
図6は、この発明の実施形態に係る搭載物の搭載方法を説明するための図であり、図6(A)は貨物列車Tの一部にコンテナCを搭載した状態を示し、図6(B)は貨物列車Tの空き領域に搭載物1を搭載した状態を示し、図6(C)は貨物列車TにコンテナCを全て搭載した状態を示す。以下では、出発駅S1で貨物列車Tの一部にコンテナCを搭載して空き領域に搭載物1を搭載し、途中駅S2で搭載物1を降ろし代わりにコンテナCを搭載する場合を例に挙げて説明する。
先ず、出発駅S1で動力車T0と貨車T1〜T5とによって貨物列車Tが編成される。出発駅S1では、図6(A)に示すように、貨車T1,T3については全ての空き領域にコンテナCがそれぞれ5個搭載されており、貨車T4については先頭側からコンテナCが4個並べて搭載され後尾側にコンテナCの1個分の空き領域がある。この状態で動力車T0が貨車T1〜T5を牽引して走行すると、コンテナCが鈍い形状(鈍頭形状)であるため、貨車T1,T4の最後尾側のコンテナCの下流側端面で空気の流れが大きく剥離するとともに、貨車T3の先頭側のコンテナCの上流側端面でも空気の流れが大きく剥離する。その結果、貨車T1,T4の後尾側のコンテナCの下流側端面における圧力が低くなってこれらのコンテナCが大きな空気抵抗を受けるとともに、貨車T3の先頭側のコンテナCの上流側端面における圧力が高くなってこのコンテナCも大きな空気抵抗を受ける。このため、出発駅S1の置場P1に予め準備されている搭載物1をフォークリフトなどの荷役用機械Fによって置場P1から貨物列車Tまで搬送し、この貨物列車Tの空き領域に搭載物1が搭載される。このとき、貨物列車Tの空気抵抗が小さくなるように、貨物列車Tの進行方向に対してコンテナCと隣接してこのコンテナCの前側及び後側に搭載物1が搭載される。その結果、貨車T1,T4の後尾側のコンテナCの下流側端面からの空気の流れの剥離を搭載物1が抑制するため、これらの下流側端面における圧力の低下が抑制されてこれらのコンテナCの空気抵抗が低減する。また、貨車T3の先頭側のコンテナCの上流側端面からの空気の流れの剥離を搭載物1が抑制するため、この上流側端面における圧力の上昇が抑制されてこのコンテナCの空気抵抗が低減する。
図6(B)に示すように、貨車T2については先頭側の端部と後尾側の端部にそれぞれ搭載物1が1個ずつ搭載され、貨車T4については後尾側の端部に搭載物1が1個搭載される。その結果、この状態で動力車T0が貨車T1〜T5を牽引して矢印方向に走行すると、搭載物1によって流れの剥離が抑制されコンテナCの空気抵抗が低減する。
次に、途中駅S2に貨物列車Tが到着すると、図6(C)に示すように貨車T2,T4から搭載物1が荷役用機械Fによって降ろされて途中駅S2の置場P2に搬送され、例えば、図5に示すように搭載物1が積み重ねた状態で保管される。そして、図6(C)に示すように、貨車T2,T4,T5の空き領域に荷役用機械FによってコンテナCが搭載され、全ての貨車T2〜T5にコンテナCが搭載された状態で、貨車T2〜T5を動力車T0が牽引して貨物列車Tが次の駅に向かって走行する。なお、途中駅でコンテナCを降ろしたり貨物列車Tの切り離しや連結によって編成が変わったりして、貨物列車Tに空き領域ができたときには、図6(A)に示すように荷役用機械Fによってこの空き領域に搭載物1が搭載される。
この発明の実施形態に係る搭載物とその搭載方法には、以下に記載するような効果がある。
(1) この実施形態では、貨物列車Tに積降可能に搭載される搭載物1が空気抵抗低減部2を備える。このため、空気の流れの剥離を抑制してこのコンテナCに作用する空気抵抗を低減することができる。その結果、貨物列車Tに作用する空気抵抗が低減して、動力車T0が内燃機関車や電気機関車である場合には燃料消費量や電気消費量を低減することができる。
(2) この実施形態では、空気抵抗低減部2の外観形状が流線形であるため、コンテナCからの空気の流れの剥離を抑えることができ、コンテナCに作用する空気抵抗を低減することができる。
(3) この実施形態では、積み重ね可能なフレーム部3を搭載物1が備えている。このため、図5及び図6(C)に示すように、貨物駅などに搭載物1を複数積重ねた状態で保管することができ、搭載物1の保管場所の省スペース化を図ることができる。
(4) この実施形態では、フレーム部3がコンテナCと≡さ、長さ及び幅が略同一である。このため、通常のコンテナCとの互換性が確保され貨物列車Tの空き領域にコンテナCと同様に搭載することができるとともに、通常のコンテナCと同様に荷役用機械Fによって搬送し取り扱うことができる。
(5) この実施形態では、空気抵抗低減部2を搭載物1が備える。このため、貨物列車Tの空き領域にこの搭載物1を積降可能に搭載するだけで貨物列車Tに作用する空気抵抗を低減することができる。また、通常のコンテナCと同様の取扱が可能になり、搭載物1を貨物列車Tから降ろしこの搭載物1に代えてコンテナCを簡単に搭載することができる。
(6) この実施形態では、貨物列車TのコンテナCを搭載する領域に空き領域が存在するときに、空気抵抗低減部2を備える搭載物1をこの空き領域に搭載する。このため、空き領域の前後の空気の流れを搭載物1が円滑化し、コンテナCが受ける空気抵抗を搭載物1によって低減することができる。
(7) この実施形態では、貨物列車Tの進行方向に対してコンテナCと隣接してこのコンテナCの前側及び/又は後側に搭載物1を搭載するため、空気の流れの剥離を抑制してこのコンテナCに作用する空気抵抗を低減することができる。
この発明は、以上説明した実施形態に限定するものではなく、以下に記載するように種々の変形又は変更が可能であり、これらもこの発明の範囲内である。
(1) この実施形態では、レール上を走行する貨物列車Tを例に挙げて説明したが、磁気浮上式の貨物列車についてもこの発明を適用することができる。また、この実施形態では、貨物列車Tがコンテナ専用列車である場合を例に挙げて説明したが、有蓋車や無蓋車などの他の形式の貨車と混合して編成された貨物列車についてもこの発明を適用することができる。さらに、この実施形態では、コンテナ車の空気抵抗低減を例に挙げて説明したが、有蓋車、タンク車、ホッパ車などの他の形式の貨車の空気抵抗低減についてもこの発明を適用することができる。
(2)この実施形態では、貨車T1〜T5に1台当たり5個のコンテナCを搭載する場合を例に挙げて説明したが、貨車1台当たり2個又は3個搭載可能な20〜24フィート又は30〜31フィートの大型コンテナについてもこの発明を適用することができる。この場合には、この大型コンテナと略同一の高さ、長さ及び幅に搭載物1を形成することができる。また、この実施形態では、空き領域1個分に相当する長さの搭載物1を例に挙げて説明したが、空き領域2個分以上に跨る長さに搭載物1を形成することもできる。
(3) この実施形態では、搭載物1がダミーコンテナである場合を例に挙げて説明したが、通常のコンテナCと同様にこの搭載物1に荷物を収容することもできる。また、この実施形態では、空気抵抗低減部2の長さをフレーム部3の長さと略同一にした場合を例に挙げて説明したが、フレーム部3の長さよりも短くすることもできる。さらに、この実施形態では、フレーム部3の断面形状が四角形である場合を例に挙げて説明したが、フレーム部3の断面形状を流線形にして空気抵抗及び空力音を低減することもできる。
この発明の実施形態に係る搭載物を搭載した貨物列車の側面図である。 この発明の実施形態に係る搭載物を貨物列車に搭載した状態を示す斜視図である。 この発明の実施形態に係る搭載物の外観図であり、(A)は正面図であり、(B)は側面図であり、(C)は平面図である。 この発明の実施形態に係る搭載物の断面図であり、(A)は図3のIV-IVAで切断した状態を示す断面図であり、(B)は図3のIV-IVBで切断した状態を示す断面図であり、(C)は図3のIV-IVCで切断した状態を示す断面図であり、(D)は図3のIV-IVDで切断した状態を示す断面図である。 この発明の実施形態に係る搭載物を積み重ねた状態を示す斜視図である。 この発明の実施形態に係る搭載物の搭載方法を説明するための図であり、(A)は貨物列車の一部にコンテナを搭載した状態を示し、(B)は貨物列車の空き領域に搭載物を搭載した状態を示し、(C)は貨物列車にコンテナを全て搭載した状態を示す。
符号の説明
1 搭載物
2 空気抵抗低減部
3 フレーム部
3a〜3c 柱状部
T 貨物列車
0 動力車
1〜T5 貨車
C コンテナ
1 出発駅
2 途中駅
1,P2 置場

Claims (7)

  1. 貨物列車に搭載されたコンテナに作用する空気抵抗を低減するために、この貨物列車に積降可能に搭載される搭載物の空気抵低減構造であって、
    前記搭載物は、前記空気抵抗を低減する空気抵抗低減部を備えること、
    を特徴とする搭載物の空気抵抗低減構造。
  2. 請求項1に記載の搭載物の空気抵抗低減構造において、
    前記空気抵抗低減部は、外観形状が流線形であること、
    を特徴とする搭載物の空気抵抗低減構造。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の搭載物の空気抵抗低減構造において、
    前記搭載物は、積み重ね可能なフレーム部を備えること、
    を特徴とする搭載物の空気抵抗低減構造。
  4. 請求項3に記載の搭載物の空気抵抗低減構造において、
    前記フレーム部は、前記コンテナと≡さ、長さ及び幅が略同一であること、
    を特徴とする搭載物の空気抵抗低減構造。
  5. 貨物列車に搭載されたコンテナに作用する空気抵抗を低減するために、この貨物列車に積降可能に搭載される搭載物であって、
    請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の搭載物の空気抵抗低減構造を備えること、
    を特徴とする搭載物。
  6. 貨物列車に搭載されたコンテナに作用する空気抵抗を低減するために、この貨物列車に積降可能に搭載される搭載物の搭載方法であって、
    前記貨物列車の前記コンテナを搭載する領域に空き領域が存在するときに、請求項5に記載の搭載物をこの空き領域に搭載すること、
    を特徴とする搭載物の搭載方法。
  7. 請求項6に記載の搭載物の搭載方法において、
    前記貨物列車の進行方向に対して前記コンテナと隣接してこのコンテナの前側及び/又は後側に前記搭載物を搭載すること、
    を特徴とする搭載物の搭載方法。
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