JP2005252561A - 端末装置及びそのアドレス設定方法、並びに制御プログラム - Google Patents

端末装置及びそのアドレス設定方法、並びに制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 固定のIPアドレスが設定された端末装置を、通常使用している場所とは異なる場所でネットワークに接続する際に、従来、ユーザによって行われていた煩雑な設定作業を不要にすることができる端末装置を提供する。
【解決手段】 端末装置100は、LAN200に接続する際にアクセスポイントに対してDHCP要求を行う。これに対するアクセスポイントの応答メッセージから、アクセスポイントが属するネットワークのアドレス情報を読み取り、接続先のLANで通常使用している固定のIPアドレスが使用可能か否かを判定する。前記固定されたIPアドレスが接続先のLANにおいて使用不可能である場合には、接続先のLANから割り当てられるIPアドレスを使用するように設定する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ネットワークへ接続するために固定のアドレスが設定された端末装置及びそのアドレス設定方法、並びに該端末装置のアドレス設定方法を実行するための制御プログラムに関する。
情報機器間を相互に接続する手段としては、従来から有線や無線によるLAN(Local Area Network)が広く普及しており、オフィスや家庭において幅広く用いられるに至っている。こうしたネットワークでは、一般にTCP/IPプロトコルが用いられており、このプロトコルに従ったデータパケットを相互に交換することでデータ通信が実現される。
また、ネットワークに接続する端末装置には、ネットワーク上で端末装置を識別するためのIPアドレスと呼ばれるアドレスが、端末が属するネットワーク内において一意となるように与えられており、データパケットには送信元及び宛先のIPアドレスが含まれる。すなわち、TCP/IPを用いて通信を行うネットワークでは、通信を行うためには各端末装置ごとにIPアドレスが設定されている必要がある。
TCP/IPネットワークに接続する端末装置に対してIPアドレスを設定する方法としては、予め端末装置ごとに固定のIPアドレスを設定しておく方法のほかに、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)と呼ばれるプロトコルを用いることにより、新たにネットワークに接続した端末装置に対してIPアドレスを自動的に割り振るという方法がある(例えば特許文献1を参照)。
DHCPプロトコルを用いる場合、IPアドレスの管理はLAN上のDHCPサーバによって行われる。DHCPサーバは、新たにネットワークに接続した端末装置からのIPアドレス割り当て要求を受信すると、記憶している複数のIPアドレスの中から未使用のIPアドレスを1つ選択し、端末装置に対して送信する。DHCPプロトコルを用いると、ネットワークに接続していない端末装置にはIPアドレスの割り当ては行われず、ネットワークに接続している端末装置に対してのみIPアドレスの割り当てが行われるため、各端末装置に対して固定的なIPアドレスを割り当てる場合よりも効率的にIPアドレス資源を利用することが可能であるという利点がある。加えて、ノート型パソコン等の携帯型の端末装置を利用する場合でも、DHCPプロトコルを用いることにより、ネットワークに接続する際にIPアドレスの設定をやり直す必要が無くなるという利点が存在する。
特開2003−333055号公報
しかしながら、LAN上の機器から、ネットワークに接続している他の端末に対して通信を確立しようとする場合、通信相手のIPアドレスを前もって知っておく必要があるが、上述のようにDHCPを利用するネットワークでは、端末装置をネットワークに接続する度に、割り当てられるアドレスも異なったものとなる可能性があるため、通信を確立しようとする側が常に通信相手となる端末のIPアドレスを把握しておくことが困難となってしまい、IPアドレスを固定している場合では利用可能であったサービスの利用やエンドツーエンドの通信が不可能となってしまう、という問題点が存在した。
こうした問題を解決するためには、通信相手を特定するための情報として各端末に対して設定された端末名を記憶し、これと対応する各端末のアドレス情報を通知するネームサーバをネットワーク上に配置する方法が存在するが、こうしたネームサーバによるサービスに対応していない端末やアプリケーションも多く、またネームサーバが存在しない場合は新たにそれを設置し、端末情報を登録しなければならないという手間が発生する。
上述のような問題から、IPアドレスを固定した方が都合のよいサービスやアプリケーションを利用するために、固定のIPアドレスを使用することが考えられる。このような固定のIPアドレスを使用している携帯型の端末を、通常使用している場所とは異なる場所でネットワークに接続しようとする際には、通常使用している固定のIPアドレスが、接続しようとするネットワークにおいても有効であるか否かを予め調べておき、IPアドレスが有効でない場合はユーザが手動でアドレス設定を変更する必要があり、ユーザにとって煩雑な作業が必要であった。
本発明は上記従来の問題点に鑑み、固定のアドレスが設定された端末装置を、通常使用している場所とは異なる場所でネットワークに接続する際に、ユーザによって行われる煩雑な設定作業を不要にすることができる端末装置及びそのアドレス設定方法、並びに制御プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の端末装置は、ネットワークへ接続するために予め第1のアドレス情報が設定された端末装置において、接続先に対して、該接続先が属するネットワークのアドレス情報を問い合わせる問い合わせ手段と、前記問い合わせ手段によって得られた第2のアドレス情報と前記第1のアドレス情報とに基づき、前記第1のアドレス情報が前記接続先のネットワークにおいても使用可能であるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に応じて、該接続先が属するネットワークから割り当てられるアドレス情報を使用するように設定する設定手段とを備えたことを特徴とする。
本発明の端末装置のアドレス設定方法は、アクセスポイントを介してネットワークへ接続するために予め第1のアドレス情報が設定された端末装置のアドレス設定方法であって、前記端末装置から接続先のアクセスポイントに対して、アクセスポイントが属するネットワークのアドレス情報を問い合わせる問い合わせ工程と、前記問い合わせ工程によって得られた第2のアドレス情報と前記第1のアドレス情報とに基づき、前記第1のアドレス情報が接続先のネットワークにおいても使用可能であるか否かを判定する判定工程と、前記判定工程の判定結果に応じて、該接続先のネットワークから割り当てられるアドレス情報を使用するように設定する工程とを順次実行することを特徴とする。
本発明の制御プログラムは、アクセスポイントを介してネットワークへ接続するために予め第1のアドレス情報が設定された端末装置のアドレス設定方法を実行するための、コンピュータで読み取り可能な制御プログラムであって、前記端末装置から接続先のアクセスポイントに対して、該アクセスポイントが属するネットワークのアドレス情報を問い合わせる問い合わせステップと、前記問い合わせステップによって得られた第2のアドレス情報と前記第1のアドレス情報とに基づき、該第1のアドレス情報が接続先のネットワークにおいても使用可能であるか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップの判定結果に応じて、前記接続先のネットワークから割り当てられるアドレス情報を使用するように設定するステップとを順次実行することを特徴とする。
本発明によれば、ネットワークへ接続するために予めアドレス情報が設定された端末装置を、通常使用している場所とは異なる場所でネットワークに接続する際に、従来、ユーザによって行われていた煩雑な設定作業を不要にすることが可能になる。
本発明の端末装置及びそのアドレス設定方法、並びに制御プログラムの実施の形態について、図面を参照しながら説明する。本実施形態では、端末装置として例えば携帯型の無線端末装置を適用し、この無線端末装置を、アクセスポイントを介してLANに接続する場合について説明する。
<無線端末装置の構成>
図1は、本発明の端末装置の実施形態に係る携帯型無線端末装置の構成を示すブロック図である。
同図に示すように、この無線端末装置100は、制御部101、ROM102、RAM103、無線通信回路部104、二次記憶部105、電源部107、及びシステムバス106の各部によって構成され、電源部107を除く各ブロックはシステムバス106によって相互に接続されている。また電源部108は、上述の各ブロックが動作するのに必要となる電力を供給する。
制御部101は、無線端末装置100全体の制御を行う部分であり、マイクロプロセッサやその周辺回路などから構成される。制御部101は後述のROM102に格納されている動作制御プログラムを実行することにより、LAN上に存在する機器との間で送受信されるパケットの処理を行うとともに、予め設定されたIPアドレスが存在する場合は、そのIPアドレスが接続先のネットワークにおいても有効か否かを判定する処理を行う。
加えて制御部101は、予め設定されているIPアドレスが接続先のネットワークでも有効であると判定された場合にはそのIPアドレスをそのまま使用し、有効ではないと判定した場合にはIPアドレスの設定をDHCPによって割り当てを受ける設定へ変更し、ネットワーク側から割り当てられるIPアドレスを使用する制御を実行する。加えて制御部101は、図1で示した各ブロックに対するアクセス制御等の処理を行う。
ROM102は、制御部101において実行される動作制御プログラムが格納される不揮発性のメモリであり、制御部101からの命令に従って格納されている内容をシステムバス110上に出力する。
RAM103は、制御部101において実行される制御プログラムを実行する際のワークメモリとしての機能に加え、LAN上の他機器との間で送受信される各種データを一時的に格納するためのバッファメモリとしての機能を持つ。またRAM103上には、無線端末装置に対して設定されたIPアドレス(ユーザによって設定されるか、あるいはDHCPサーバによって割り当てられる)を格納するための領域が設けられている。
無線通信回路部104は、他の無線機器との間でパケットの送受信を行うためのものであり、高周波回路、符号化・復号化回路、及びアンテナ等によって構成され、同種の無線通信手段を備える無線端末装置との間の無線通信を実現する。
二次記憶部105は、書き換え可能な不揮発性の記憶媒体、及びその駆動装置等で構成され、IPアドレスを含む、無線端末装置100の動作を規定する各種設定情報を記憶するために用いられる。加えて二次記憶部105は、無線端末装置100のユーザが使用するユーザデータを格納するためにも用いられる。二次記憶部105の記憶内容に対する読み込みあるいは書き込みの制御は、制御部101によって実行される。なお、二次記憶部105を構成する記憶媒体は特に限定されるものではないが、一般的にはハードディスクや光ディスクといったランダムアクセス可能な記録媒体を用いることが望ましい。
<無線端末装置100を含むLANの構成例>
図2は、本実施形態に係る無線端末装置100を含むLAN200の構成例を示す図である。
このLAN200は、図2に示すように、無線端末装置100と、アクセスポイント(AP)202a,202b,202c,…を含み、その他各種ネットワーク機器(ルータ203や不図示の各種サーバ等)により構成される。
無線端末装置100は、アクセスポイント202aを介してLAN200に接続されている。ここで、LAN200は、ルータ203によって複数のサブネットに分割されており、図中では、ネットワークアドレスが「X.X.X.0」に設定されているネットワークAと、ネットワークアドレスが「Y.Y.Y.0」のネットワークBの2つに分割されている。ここでは、アクセスポイント202a、202bはネットワークAに、アクセスポイント202cはネットワークBにそれぞれ接続されている。また無線端末装置100には、通常使用する(固定の)IPアドレスとして「X.X.X.101」が設定されているものとする。なお、本実施形態では、サブネットマスクは全て「255.255.255.0」であるものとして説明する。
アクセスポイント202aは、LAN200上においてはIPアドレスが「X.X.X.10」を持つ機器として認識される。同様に、アクセスポイント202b,202cのIPアドレスは、それぞれ「X.X.X.11」、「Y.Y.Y.10」が設定されている。
また、LAN200上のアクセスポイント202a,202b,202cには、DHCPプロトコルに従ったアドレス割り当て要求を行ってくる無線端末装置に対してIPアドレスを割り当てるためのDHCPサーバ機能が内蔵されている。これによって、アクセスポイント202a,202b,202cは、例えば会議室等の共用スペースに設置された際に、会議に参加するユーザの端末装置を一時的にアクセスポイントを介してネットワークに接続させたいといった場合に、ユーザの端末装置に対して一時的なIPアドレスを割り当てることが可能となる。
この際に、アクセスポイント202a,202b,202cから無線端末装置に対して割り当てられるIPアドレスの範囲は、他と重複しなければどのようなアドレス範囲であってもよく、予めネットワークの管理者等によって設定されるか、あるいはアクセスポイントとは別に存在するDHCPサーバ(不図示)からネットワークを介して割り当て可能なIPアドレスを取得し、それを割り当てる、といった方法を用いてもよい。なお、本実施形態におけるアクセスポイント202a,202b,202cに関しては、DHCPサーバ機能を有するものであれば既存のアクセスポイントでよく、特に本実施形態を実現するために変更を必要とするものではない。
<無線端末装置100の動作>
以下、本発明の実施形態における無線端末装置の動作について、図3のフローチャートを参照しながら説明する。
図3は、無線端末装置100がネットワークに接続する際に実行する制御処理の動作を示すフローチャートである。なお、この図3のフローチャートに従ったプログラムをROM102内に格納し実行することにより、以下の制御方法を実現させることが可能となる。また、無線端末装置100は、電源投入時やユーザによる操作等をトリガとして、以下に説明するネットワークへの接続手順を実行する。
まず、ステップS301において無線端末装置100は、ビーコン信号によって存在を確認したアクセスポイント(アクセスポイントが複数ある場合は、ユーザの選択か、予め決められた優先順位に従ってそのうちのいずれか1つを選択)に対して接続要求を送信し、ステップS302へ進む。
ステップS302では、アクセスポイントとの間で所定のリンクレベルの認証処理等を実行した後、無線通信のための通信リンク確立の処理を行う。なおここで、無線端末装置100の接続をアクセスポイントが許可しない場合は通信リンクの確立処理は実行されず、接続は切断されるが、図3ではこの場合に関する処理フローは省略してある。また、アクセスポイントとの間で行われるリンクレベルでの認証後、LAN200上にネットワークへのアクセス可否を認証するRADIUS(Remote Access Dial−in User Service)サーバ等の認証サーバが存在する場合は、こうしたサーバと無線端末装置100との間でネットワークへのアクセス認証等を実行することも可能であるが、ここでは説明を省略する。
次のステップS303では、無線端末装置100は、接続しようとするアクセスポイントが属するネットワークアドレス情報を獲得するため、接続先となるアクセスポイントに対してDHCPDISCOVERメッセージを送信する。LAN200上の各アクセスポイント202a,202b,202cはDHCPサーバ機能を有しており、無線端末装置100からDHCPDISCOVERメッセージを受信すると、これに対してDHCPOFFERメッセージを返信するように構成されている。
図4は、DHCPDISCOVERメッセージ、及びDHCPOFFERメッセージに含まれるアドレス情報の内容を示す図である。本実施形態では、無線端末装置100に予め固定のIPアドレスが割り当てられている場合について説明しているが、DHCPDISCOVERメッセージに含まれる「クライアントIPアドレス」は既に設定されているIPアドレスではなく、「0.0.0.0」を設定し、IPヘッダの送信元IPアドレスに関しても、「0.0.0.0」と書き換えて送信する。
図3に戻り、ステップS304において無線端末装置100は、DHCPDISCOVERメッセージに対してアクセスポイントから返されるDHCPOFFERメッセージを受信し、受信したDHCPOFFERメッセージの「サーバIPアドレス」(図4参照)から当該アクセスポイントのIPアドレスを読み取り、ステップS305へ進む。
ステップS305では、ステップS304において読み取ったアクセスポイントのIPアドレスとサブネットマスクを基に、アクセスポイントが接続されているネットワークのネットワークアドレスと、無線端末装置100が通常固定IPアドレスを用いて接続しているネットワークのネットワークアドレスとを比較し、接続先のアクセスポイントが属するネットワークは、無線端末装置100が通常接続しているネットワークと同一のネットワークであるか否か(同一のサブネットであるか)を判定する。
図2の例を用いて具体的に説明すると、無線端末装置100がアクセスポイント202aに対してDHCPDISCOVERメッセージを送信した場合、アクセスポイント202aより返されるDHCPOFFERメッセージから読み取られるサーバIPアドレスは、「X.X.X.10」である。このとき、無線端末装置100に設定されているサブネットマスクは「255.255.255.0」であるので、両者のビット積の演算により、アクセスポイント202aが属するネットワークは、「X.X.X.0」(ネットワークA)であると求められる。
同様に、無線端末装置100のIPアドレス「X.X.X.101」とサブネットマスクから、無線端末装置100は「X.X.X.0」(ネットワークA)のネットワークに属していることとなり、アクセスポイント202aが属するネットワークと、無線端末装置100が本来属しているネットワークとは同じである、と判定される。
ここで、接続先のアクセスポイントが属するネットワークと、無線端末装置100が通常接続しているサブネットとが同一のサブネットであると判定された場合(ステップS305のYES)は、ステップS306へ進み、異なるサブネットであると判定された場合(ステップS305のNO)はステップS307へ進む。
図5は、無線端末装置100が同一サブネット内で移動する場合を示す模式図であり、図6は、無線端末装置100が異なるサブネット間で移動する場合を示す模式図である。
図5の例では、アクセスポイント202aと202bは同一のサブネット、すなわちネットワークアドレスが「X.X.X.0」のネットワークAに属しており、無線端末装置100は通常使用しているIPアドレス(ここでは「X.X.X.101」)をそのまま利用することができる。
一方、図6の例では、アクセスポイント202aと202cはルータ203によって隔てられた異なるネットワークA,B上にそれぞれ存在する。無線端末装置100がネットワークAからネットワークBへ移動し、アクセスポイント202cに対して接続しようとする場合において、アクセスポイント202cが無線端末装置100のDHCPDISCOVERメッセージへの応答として送信する、DHCPOFFERメッセージ内の「サーバIPアドレス」から読み取られるネットワークアドレス(「Y.Y.Y.0」)は、無線端末装置100が通常接続しているネットワークのネットワークアドレス(この場合は「X.X.X.0」)とは異なる。そのため、後述するように、無線端末装置100は、アクセスポイント202cから割り当てられるIPアドレスを使用してネットワークに接続する。
図3に戻り、ステップS306では、無線端末装置100は、通常使用しているアドレス設定を用いてネットワークへ接続する。ステップS307では、無線端末装置100は、先にステップS304においてアクセスポイントから受信したDHCPOFFERメッセージによって指定されたIPアドレス(DHCPOFFERメッセージの「Your IP アドレス」で指定されるIPアドレス)を自らのIPアドレスとして設定するため、アクセスポイントに対してDHCPREQUESTメッセージを送信し、これに対するアクセスポイントから応答である、DHCPACKメッセージの受信を確認した後、割り当てられたIPアドレスを使用してネットワークへ接続する。
ステップS306またはステップS307の処理後のステップS308では、無線端末装置100は接続先のアクセスポイントを介してLAN200上の機器とIPアドレスを用いた通信を開始し、処理を終了する。
以上のように本実施形態では、図3に示したフローチャートに従った処理を実行することにより、固定のIPアドレスを利用している携帯型の無線端末装置をLANに接続しようとする際に、通常時に使用しているIPアドレスが接続先のLANでも有効であるか否かを自動的に判別することができる。これにより、ネットワークへ接続するために固定のIPアドレスが設定された無線端末装置を、通常使用している場所とは異なる場所でネットワークに接続する際に、ユーザによって行われている煩雑な設定作業を不要にすることが可能になる。さらに、同一ネットワーク内の移動に関してはアドレスの設定を変更することなく通常使用しているIPアドレスを使用することができる。
なお、本発明は以上において説明した具体的な実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、様々に変更することが可能である。例えば上記実施形態中では、端末装置とネットワークとの接続手段として無線を例として説明したが、接続手段は無線に限定されるものではなく、端末装置が有する通信手段が有線の場合であっても適用可能である。
本発明は、上述した実施形態の装置に限定されず、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用してもよい。前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体をシステムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、完成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMを用いることができる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけではなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、次のプログラムコードの指示に基づき、その拡張機能を拡張ボードや拡張ユニットに備わるCPUなどが処理を行って実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明の端末装置の実施形態に係る携帯型無線端末装置の構成を示すブロック図である。 実施形態に係る無線端末装置100を含むLAN200の構成例を示す図である。 無線端末装置100の動作を示すフローチャートである。 DHCPDISCOVERメッセージ、及びDHCPOFFERメッセージに含まれるアドレス情報の内容を示す図である。 無線端末装置100が同一サブネット内で移動する場合を示す模式図である。 無線端末装置100が異なるサブネット間で移動する場合を示す模式図である。
符号の説明
100 無線端末装置
101 制御部
102 ROM
103 RAM
104 無線通信回路部
105 二次記憶部
106 システムバス
107 電源部

Claims (4)

  1. ネットワークへ接続するために予め第1のアドレス情報が設定された端末装置において、
    接続先に対して、該接続先が属するネットワークのアドレス情報を問い合わせる問い合わせ手段と、
    前記問い合わせ手段によって得られた第2のアドレス情報と前記第1のアドレス情報とに基づき、前記第1のアドレス情報が前記接続先のネットワークにおいても使用可能であるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段の判定結果に応じて、該接続先が属するネットワークから割り当てられるアドレス情報を使用するように設定する設定手段とを備えたことを特徴とする端末装置。
  2. 前記接続先は、DHCPプロトコルを用いたDHCPサーバ機能を有するアクセスポイントであり、
    前記問い合わせ手段は、前記アクセスポイントに対してDHCP要求メッセージを送信する手段であり、
    前記第2のアドレス情報は、前記DHCP要求メッセージに対する前記アクセスポイントの応答メッセージから得られる該アクセスポイントのアドレス情報であり、
    前記ネットワークから割り当てられるアドレス情報は、前記アクセスポイントが有するDHCPサーバ機能を用いて割り当てられるアドレス情報であることを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
  3. アクセスポイントを介してネットワークへ接続するために予め第1のアドレス情報が設定された端末装置のアドレス設定方法であって、
    前記端末装置から接続先のアクセスポイントに対して、アクセスポイントが属するネットワークのアドレス情報を問い合わせる問い合わせ工程と、
    前記問い合わせ工程によって得られた第2のアドレス情報と前記第1のアドレス情報とに基づき、前記第1のアドレス情報が接続先のネットワークにおいても使用可能であるか否かを判定する判定工程と、
    前記判定工程の判定結果に応じて、該接続先のネットワークから割り当てられるアドレス情報を使用するように設定する工程とを順次実行することを特徴とする端末装置のアドレス設定方法。
  4. アクセスポイントを介してネットワークへ接続するために予め第1のアドレス情報が設定された端末装置のアドレス設定方法を実行するための、コンピュータで読み取り可能な制御プログラムであって、
    前記端末装置から接続先のアクセスポイントに対して、該アクセスポイントが属するネットワークのアドレス情報を問い合わせる問い合わせステップと、
    前記問い合わせステップによって得られた第2のアドレス情報と前記第1のアドレス情報とに基づき、該第1のアドレス情報が接続先のネットワークにおいても使用可能であるか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップの判定結果に応じて、前記接続先のネットワークから割り当てられるアドレス情報を使用するように設定するステップとを順次実行することを特徴とする制御プログラム。
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