JP2005250584A - 入力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 入力したその場で入力内容を簡単に確認することのできるローカルフィードバック付きのマイクロフォン装置等の入力装置を提供する。
【解決手段】 拾音部4より音声で入力された情報は、音声信号に変換されて音声信号出力部7より出力される一方、ローカルフィードバック部13にてフィードバックされ、音声認識部13にて音声認識されて文字コードに変換され、フォント変換部14にて該文字コードがフォントに変換され、表示部3にて表示される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、音声を電気信号に変換して出力するマイクロフォン装置や、ペンや指を用いて接触にて指示された位置に応じて電位の変化や電流変化を生じ、その変化を電気信号として出力する座標情報検出式入力装置等の入力装置に関するものである。
従来から、音声を電気信号に変換し、該電気信号である音声信号を出力するマイクロフォン装置が使用されている。マイクロフォン装置からの音声信号は、音声信号を受け取る側の装置である外部装置に、有線、或いは無線にて入力される。
例えば、特許文献1、2には、マイクロフォンからの音声信号を音声認識装置に入力する構成が記載されている。特許文献1では、音声認識装置にて文字情報に変換された情報は、音声認識装置と接続されたコンピュータの表示装置に表示される。また、特許文献2では、マイクロフォンと発話者とを撮像し、これを画像処理してマイクロフォンと発話者の口の位置関係を検出し、その結果に基づいて発話者にメッセージを与えることで、音声認識装置への音声の入力を確実にする構成が記載されている。
また、ペンや指を用いて接触にて指示された位置に応じて生じる電位の変化や電流変化より、指示位置の座標情報を逐次検出することのできる、タッチパネル等の座標情報検出式入力装置も従来から使用されている。例えば、引用文献3〜5に開示されているように、このような座標情報検出式入力装置から出力される電気信号は、コンピュータ端末などの電気信号を受け取る側の外部装置等に入力され、該外部装置の表示部等に文字等で表示される。
特開平1−95322号公報(1989年4月13日公開) 特開平1−155430号公報(1989年6月19日公開) 特開2000−347807号公報(2000年12月15日) 特開平1−131951号公報(1989年5月24日) 特開平5−120258号公報(1993年5月18日) 特開平11−17107号公報(平成11年1月22日公開) 日経エレクトロニクス(2003,2,17) p.123−130
しかしながら、上記従来の入力装置の構成では、マイクロフォン装置にしろ、座標情報検出式入力装置にしろ、入力した情報の確認は、情報を受ける側の外部装置に情報が送られ、外部装置側で表示部に表示されたりするなどして初めて可能となる。
そのため、例えば、入力装置が、ワイヤレスシステムを具備して数十メートルも離れた場所からの通信を可能とするワイヤレスマイクロフォン装置である場合、該マイクロフォン装置を用いて音声を入力したユーザは、入力が確実に行われたかどうかを確認したいとき、数メートルもの距離を移動して外部装置側の表示部等を見て確認する必要があり、その場で簡単に入力内容を確認するといったことができなかった。また、近年のIT技術の進展で音声により機器を制御するような用途も高まってきているが、特にこのような場合、機器が反応する適切な音量で発話できているか、或いは機器が反応する的確な発話ができているかなどの指標を得るには、使用者のそのシステムへの習熟の度合いに依存するような場合が多い。単純な拡声器システムにおいても入力が適切に行われたかを入力機器側で知るすべはなかった。
このことは、ワイヤレスシステムを具備した座標情報検出式入力装置でも同様である。また、ワイヤレスシステムに限らず、距離の離れた外部装置に入力する場合は、有線においても同様である。
また、CADなどの電子図面作成装置と入力タブレットとの接続のような、近距離で接続される場合でも、入力が最終情報利用システムに反映されないような障害発生時に、入力機器側の問題で情報が出ていないのか、外部装置(外部機器)側の問題なのかを判断するのに簡便で素早い判断指標が得られなかった。
また、近年ではネットワークインフラやサービスの発展により、主たる情報処理を行う機能までを常に一体化、または一系統として備えておるのではなく、ホストという形で外部装置(外部機器)として切り離し、特定、あるいは不特定のホストへ接続することができるクライアント、特にシンクライアントと呼ばれる形でマイクロフォン装置や座標情報検出式入力装置だけを単独の装置あるいは機器として利用することで携帯性を確保し、利用範囲と用途を拡充することも求められてきている。
さらに、例えばタッチパネルの場合、利用者は位置感覚や視覚的に自己意識として無意識な操作確認を行いながら作業を進めているが、同一感覚器官による自己確認に頼ることになるため、思いこみによる誤りや、継続操作時の集中力低下や神経刺激への慣れによる誤りなどの時間的増加が存在しうることも否めない。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、入力したその場で入力内容を簡単に確認することのできるローカルフィードバック機能付きの入力装置を提供することにある。
本発明の入力装置は、上記課題を解決するために、入力部より入力された入力情報に対応する信号(電気信号、光信号等)を信号出力部より本装置と接続される外部装置へ入力させる入力装置において、上記入力情報をフィードバックして表示或いは音声出力するローカルフィードバック手段を備えたことを特徴としている。
これによれば、入力部より入力された入力情報は、電気信号等に変換されて外部装置へと送られるだけでなく、ローカルフィードバック手段によって、フィードバックされて表示或いは音声にて出力されるので、ユーザは表示を見る或いは音声を聞くことで、入力を行ったその場所で、入力情報の確認を行うことができる。
したがって、音声入力であれば声が小さいなどの理由で、外部装置への電気信号の送信が正常に行われないような状況でも、その状況をその場で把握することが可能となり、声を大きくするなどの入力状態を改善することで、確実な情報入力を可能とし、かつ、常に安心して入力動作を行うことができる。また、フィードバック信号(入力情報をフィードバックした信号)の有無により、入力装置側が正しく動作しているかどうかの判断基準も提供される。したがって、入力装置が、随時ホストに接続される前記シンクライアントのような場合には、機能のセルフチェック機能にもなる。
本発明の入力装置は、上記課題を解決するために、音声を拾音して電気信号に変換する拾音部を備え、該拾音部より音声にて入力された入力情報に対応する信号を信号出力部より本装置と接続される第1の外部装置へ入力させる入力装置において、上記入力情報をフィードバックして表示するローカルフィードバック手段を備えたことを特徴としている。
これによれば、拾音部より音声による情報の入力を可能とし、これを電気信号(音声信号)に変換して第1の外部装置へと送るマイクロフォン装置等の入力装置において、音声入力した入力情報が、ローカルフィードバック手段によって、フィードバックされて表示されるので、上記と同様に、ユーザは入力を行ったその場所で、入力情報の確認を行うことができる。
しかも、音声による入力において、フィードバックした入力情報を表示するといった、音とは関係のない感覚器官である目を用いた確認であるので、音声による入力を、音に関係のある感覚器官、つまり、耳を用いた音声出力による確認に比べて、フィードバックされた情報の内容がユーザに知覚されやすく、より効果的な確認が可能となる。
本発明の入力装置は、上記課題を解決するために、音声を拾音して電気信号に変換する拾音部を備え、該拾音部より音声にて入力された入力情報に対応する信号を信号出力部より本装置と接続される第1の外部装置へ入力させる入力装置において、上記入力情報をフィードバックして表示すると共に音声出力するローカルフィードバック手段を備えたことを特徴としている。
これによれば、上記と同様に、ユーザが情報入力を行ったその場所で、入力情報の確認を行うことができる。しかも、上述したように、情報の入力には直接関係の無い目を用いた確認であるので、フィードバックされた情報の内容がユーザに知覚されやすく、より効果的な確認が可能となる上、耳からも確認できるので、複数の感覚器官を用いることで、より一層効果的な確認が可能となる。
そして、上記ローカルフィードバック手段としては、例えば、表示部と、上記拾音部にて電気信号に変換された音声を認識して文字コードに変換する音声認識部と、該音声認識部にて変換された文字コードを対応する文字データに変換する文字変換部とを備え、該文字変換部にて変換された文字データに基づいて上記表示部に表示を行う構成とすることで、音声にて入力された情報をフィードバックして表示する入力装置を、容易に実現することができる。また、この場合、音声認識部に供されるアルゴリズムやパラメータの調整によって、外部装置で必要とされる入力レベルの判断基準となるフィードバック動作の深さの調整もできる。
同様に、上記ローカルフィードバック手段としては、例えば、表示部と、音声出力部と、上記拾音部にて電気信号に変換された音声を認識して文字コードに変換する音声認識部と、該音声認識部にて変換された文字コードを対応する文字データに変換する文字変換部と、上記音声認識部にて変換された文字コードを対応する音声データに変換する音声合成部とを備え、上記文字変換部にて変換された文字データに基づいて上記表示部に表示を行うと共に、上記音声合成部にて変換された音声データに基づいて音声出力部より音声を出力する構成とすることで、音声にて入力された情報を、フィードバックして表示と音声とで出力する入力装置を、容易に実現することができる。
また、音声入力した情報のフィードバックを音声で出力する場合、自己の発話と重なることでのフィードバック効果の低下や、音声回路の自己ループ形成によるハウリングの危険性の低下などの排除するために、フィードバックした音声の出力タイミングを調整する出力タイミング調整手段が備えられている構成とすることがより好ましい。
拾音部からの音声入力と音声出力部からの音声出力とが同時に行われると、集音され、アンプで増幅された後、音声出力部から放出された音声が再度集音され、無限回の増幅回路通過と伝達歪みおよび遅延の効果で極めて不快で大きな雑音出力につながることがある。これがハウリングであるが、このようにタイミング調整手段を設けてフィードバックされた情報の音声出力のタイミングを入力と出力が重ならないように遅らせることで、上記した不具合を回避することができる。また、音声回路の遅延により知覚的原因により発話が困難になる現象が知られているが、このような元来の入力機能の障害となるエコーバック環境を防ぐことも期待できる。
また、音声入力した情報のフィードバックを音声で出力する場合、上記拾音部より入力される音声中よりフィードバックした音声を除去するエコーキャンセル手段が備えられている構成としてもよく、エコーキャンセル手段によっても、上記ハウリングが防止されるので、同様に上記した不具合を回避することができる。
また、本発明の入力装置は、上記構成に加えて、さらに、上記ローカルフィードバック手段における、音声認識部、文字変換部、或いは音声合成部にて生成される、文字コード、文字データ、或いは音声データのうちの少なくとも一つを、本装置と接続される第2の外部装置へと出力する副産物データ信号出力部を備えたことを特徴とすることもできる。
これによれば、副産物データ信号出力手段にて、ローカルフィードバック手段で生成される文字コード、文字データ、或いは音声データのうちの少なくとも一つを、装置外へと出力させ得るようになるので、副産物データ信号出力手段と第2の外部装置とを接続することで、フィードバックされた情報を、文字コードや映像信号、或いは音声信号としても出力することができる。
ここで、第2の外部装置は第1の外部装置と同一であってもよく、外部装置側の用途拡大や情報の信頼性向上にも寄与する。また、必ず第1の外部装置との接続がないと機能しないものではなく、第2の外部装置だけとの接続を行う形でもよい。
したがって、このような入力装置は、音声を音声信号に変換して出力するマイクロフォン装置等でありながら、文字コードを出力するキーボードや、映像信号を出力するスキャナやCCDカメラ等の撮像デバイス等の代替デバイスとして使え、その他、合成された音声の音声信号を出力する装置としても使え、利便性の高い装置となる。
本発明の入力装置は、上記課題を解決するために、接触或いは近接された先端物を検出して逐次指示位置の座標情報を得ることができる座標情報検出部を備え、該座標情報検出部を用いて入力された入力情報を本装置と接続される第1の外部装置へと入力させる入力装置において、上記入力情報をフィードバックして音声出力するローカルフィードバック手段を備えたことを特徴としている。
これによれば、座標情報検出装置を備え、該座標情報検出装置を用いて入力された入力情報を電気信号に変換して第1の外部装置へと送る座標情報検出式入力装置等の入力装置において、座標情報検出装置を用いて入力した入力情報が、ローカルフィードバック手段によって、フィードバックされて音声出力されるので、上記と同様に、ユーザは入力を行ったその場所で、入力情報の確認を行うことができる。
しかも、座標情報検出部を用いた入力において、フィードバックした入力情報を音声出力するといった、座標情報検出部からの入力とは関係のない感覚器官である耳を用いた確認であるので、座標情報検出部からの入力を、該入力に関係のある感覚器官、つまり、目を用いた表示による確認に比べて、フィードバックされた情報の内容がユーザに知覚されやすく、より効果的な確認が可能となる。
本発明の入力装置は、上記課題を解決するために、接触或いは近接された先端物を検出して逐次指示位置の座標情報を得ることができる座標情報検出部を備え、該座標情報検出部を用いて入力された入力情報を本装置と接続される第1の外部装置へと入力させる入力装置において、上記入力情報をフィードバックして音声出力すると共に表示するローカルフィードバック手段を備えたことを特徴としている。
これによれば、上記と同様に、ユーザが情報入力を行ったその場所で、入力情報の確認を行うことができる。しかも、上述したように、情報の入力には直接関係の無い耳を用いた確認であるので、フィードバックされた情報の内容がユーザに知覚されやすく、より効果的な確認が可能となる上、目からも確認できるので、複数の感覚器官を用いることで、より一層効果的な確認が可能となる。
そして、上記ローカルフィードバック手段としては、例えば、上記ローカルフィードバック手段は、音声出力部と、上記座標情報検出部にて検出された座標情報を認識して文字コードに変換する文字認識部と、該文字認識部にて変換された文字コードを対応する音声データに変換する音声合成部とを備え、該音声合成部にて変換された音声データに基づいて上記音声出力部より音声を出力する構成とすることで、座標情報検出部にて入力された入力情報をフィードバックして音声出力する入力装置を実現することができる。
また、上記ローカルフィードバック手段としては、例えば、音声出力部と、表示部と、上記座標情報検出部にて検出された座標情報を文字認識して文字コードに変換する文字認識部と、該文字認識部にて変換された文字コードを対応する文字データに変換する文字変換部と、上記文字認識部にて変換された文字コードを対応する音声データに変換する音声合成部とを備え、上記音声合成部にて変換された音声データに基づいて音声出力部より音声を出力すると共に、上記文字変換部にて変換された文字データに基づいて上記表示部に表示する構成とすることで、座標情報検出部を用いて入力された入力情報をフィードバックして音声と文字表示にて出力する入力装置を実現することができる。
また、上記ローカルフィードバック手段としては、音声出力部と、表示部と、上記座標情報検出部にて検出された座標情報を認識して文字コードに変換する文字認識部と、該文字認識部にて変換された文字コードを対応する音声データに変換する音声合成部とを備え、上記音声合成部にて変換された音声データに基づいて上記音声出力部より音声を出力すると共に、上記座標情報検出部にて検出された座標情報を上記表示部に表示する構成とすることで、座標情報検出部を用いて入力された入力情報をフィードバックして音声と座標情報や軌跡などの表示にて出力する入力装置を実現することができる。
本発明の入力装置は、上記構成に加えて、さらに、上記ローカルフィードバック手段における、文字認識部、文字変換部、或いは音声合成部にて生成される、文字コード、文字データ、或いは音声データのうちの少なくとも一つを、本装置と接続される第2の外部装置へと出力する副産物データ信号出力部を備えたことを特徴とすることもできる。
これによれば、副産物データ信号出力手段にて、ローカルフィードバック手段で生成される文字コード、文字データ、或いは音声データのうちの少なくとも一つを、装置外へと出力させ得るようになるので、副産物データ信号出力手段と第2の外部装置とを接続することで、フィードバックされた情報を、文字コードや映像信号、或いは音声信号としても出力することができる。
ここで、第2の外部装置は第1の外部装置と同一であってもよく、外部装置側の用途拡大や情報の信頼性向上にも寄与する。また、必ず第1の外部装置との接続がないと機能しないものではなく、第2の外部装置だけとの接続を行う形でもよい。
したがって、このような入力装置は、タッチパネルにて入力された情報を電気信号に変換して出力する座標情報検出式入力装置等でありながら、文字コードを出力するキーボードや、映像信号を出力するスキャナやCCDカメラ等の撮像装置といった各種装置の代替装置として使え、その他、合成された音声の音声信号を出力する装置(例えば、ボコーダやテキスト音声合成器)としても使え、利便性の高い装置となる。
本発明の入力装置は、上記構成に加えて、さらに、上記ローカルフィードバック手段における音声認識部と文字変換部、音声認識部と文字変換部と音声合成部、或いは文字認識部と文字変換部と音声合成部、或いはこれらに上記副産物データ信号出力部を含めてその一部または全てが、上記表示部を形成する基板であって、画素駆動用回路素子が形成される薄膜基板上に直接形成されているか、或いは該薄膜基板上に別基板上に形成した能動素子を貼り合わせることで形成されていることを特徴とすることもできる。
また、本発明の入力装置は、上記構成に加えて、さらに、上記ローカルフィードバック手段における文字認識部と音声合成部、或いはこれに上記副産物データ信号出力部を含めてその一部または全てが、薄膜素子が形成される薄膜基板上に、直接形成されているか、或いは該薄膜基板上に別基板上に形成した能動素子を貼り合わせることで形成されていることを特徴とすることもできる。
このような構成とすることで、入力装置本来のあるべき外形のサイズおよび形状を大幅に変更または大型化することなく、ローカルフィードバック手段を具備した入力装置、或いはローカルフィードバック手段に加えて副産物データ信号出力手段を具備した入力装置を実現することができる。また、これら関わりのある回路部を、同一の基板上に形成することで、別基板を必要としない分、コスト削減も可能となり、ICなどの独立回路部品の接合部の振動による剥離などの問題がなくなり電力ロス低減と信頼性、省エネルギー性向上にも寄与するといった効果もある。
上記薄膜基板としては、多結晶珪素薄膜を含む薄膜層を有するものや、連続粒界結晶珪素薄膜を含む薄膜層を有するものを用いることができる。
そして、上記薄膜基板への別基板に形成した能動素子の貼り付けは、該能動素子を含む上記別基板が水素イオン注入部を有しており、該水素イオン注入部が形成された上記別基板を上記薄膜基板に貼り合わせた後、該別基板を熱処理することでなされていることが好ましい。
このような水素イオン注入部を形成して剥離する水素イオン剥離法を用いた貼り合わせは、能動素子を別基板上に形成し、これを接着剤を用いて貼りあわせる方法に比べて、面倒な貼り付け作業も必要なく生産性に優れ、また、接着剤を用いないので、接着剤の耐熱性が問題となることもなく、簡単に別基板上に形成した能動素子を貼り付けることができる。
また、音声による入力の場合、上記拾音部が、振動部と該振動部の振動を電気信号に変換して出力するピックアップ部とからなり、上記薄膜基板が該振動部である構成とすることでできる。各種の回路部が形成されている薄膜基板自身を拾音部の振動部として用いることで、拾音部の振動部を薄膜基板とは別に有する構成に比べて、装置全体をコンパクトにできる。
また、音声出力部を備えた構成においては、上記音声出力部が、振動部と上記音声合成部からの音声データにより上記振動部を振動させる励振源部とからなり、上記薄膜基板が該振動部である構成とすることができる。各種の回路部が形成されている薄膜基板自身を音声出力部の振動部として用いることで、音声出力部の振動部を薄膜基板とは別に有する構成に比べて、装置全体をコンパクトにできる。
また、音声入力であり、かつ、音声出力部を備えた構成においては、上記薄膜基板が、上記拾音部及び上記音声出力部の共通の振動部である構成とすることで、拾音部或いは音声出力部の何れか一方の振動部が薄膜基板である構成よりも、装置全体をよりコンパクトにできる。
特に、上記薄膜基板が、上記拾音部及び上記音声出力部の共通の振動部である構成とした場合、上記ピックアップ部と上記励振源部とも共用である構成とすることで、装置全体をさらにコンパクトにできる。
本発明の入力装置は、以上のように、入力部より入力された入力情報に対応する信号を信号出力部より本装置と接続される外部装置へ入力させる入力装置において、入力情報をフィードバックして表示或いは音声出力するローカルフィードバック手段を備えているので、入力情報は、電気信号等に変換されて第1の外部装置へと送られるだけでなく、ローカルフィードバック手段によって、フィードバックされて表示或いは音声にて出力されるので、ユーザは表示を見る或いは音声を聞くことで、入力を行ったその場所で、入力情報の確認を行うことができる。
したがって、音声入力であれば声が小さいなどの理由で、第1の外部装置への電気信号の送信が正常に行われないような状況でも、その状況をその場で把握することが可能となり、声を大きくするなどの入力状態を改善することで、確実な情報入力を可能とし、かつ、常に安心して入力動作を行うことができるという効果を奏する。
また、入力の状況把握において、入力と異なる感覚器官での確認が併用できるため、入力の誤りなどを低減し、信頼性を向上できる。
本発明に係る実施形態について、図1ないし図20に基づいて説明すると以下の通りである。
図2は、本発明に係る実施の形態1であるマイクロフォン装置1の外観図である。図2に示すように、マイクロフォン装置1は、外観上は、集音孔2が形成され、ユーザが両手或いは片手で把持して使用できるマイクロフォン装置の形状を有している。基本的に従来のマイクロフォン装置との外観上の相違は、表示部3を有している点であるが、従来のマイクロフォン装置の外観にとらわれるものではない。
なお、マイクロフォン装置1の形状としては、必ずしも図2のような薄型の矩形型である必要はないが、表示部3を搭載させる必要上、円筒型のマイクロフォン装置ではフラットな表示部を広く確保できないため、直方体型などのマイクロフォン装置であることが望ましい。
表示部3を構成する表示素子としては、薄膜層を用いて形成される薄膜素子にて駆動可能な表示部であればよく、LCDの他、EL(Electro Luminescence)素子や、圧電素子やマイクロマシンなどで可動の画素部を制御して入射光の反乱又は散乱の状態を変更することによって表示を行うものや、FED(Field Emission Display)方式を用いたものなどを用いることもできる。
図1は、このようなマイクロフォン装置1の構成を機能にて示す機能ブロック図である。図1に示すように、実施の形態1のマイクロフォン装置1は、主に、マイクロフォン部30と、ローカルフィードバック部31と、副産物データ信号出力部32とから構成される。
マイクロフォン部30は、入力された音声を電気信号に変換して音声信号として出力する、マイクロフォン装置本来の機能部であり、詳細には、拾音部4、アンプ部11、アナログ/ディジタル変換(ADC)部12、及び音声信号出力部7を含んでいる。
拾音部4は、集音孔2より取り込んだ音声を電気信号に変換して出力するもので、該電気信号は、アンプ部11へと出力され、アンプ部11にて増幅された後、音声信号出力部7に送られ、ここから音声信号を受ける側の装置である後述する外部装置100(図3参照)へと出力される。
ローカルフィードバック部31は、上記マイクロフォン部30が拾音部4より取り込んで音声信号出力部7より出力する音声信号の内容を音声認識し、その結果をフォントに変換して表示するものであり、詳細には、音声認識部13、フォント変換部14、フォントメモリ14a、及び表示部(LCD)3を含んでいる。
音声認識部13は、入力された音声信号に対する文字コードを識別して出力するもので、上記マイクロフォン部30におけるADC部12より入力された音声信号は、該音声認識部13にて文字コードに変換されてフォント変換部14へと出力される。フォント変換部14は、フォントメモリ14aを用いて入力された文字コードを対応するフォントデータへと変換するものであり、該フォント変換部14にて、文字コードはフォントデータに変換され、映像信号として表示部3へと送られる。表示部3は、入力された映像信号に基づいてフォントを表示する。
副産物データ信号出力部32は、上記ローカルフィードバック部31において生成される文字コード、或いは映像信号を、装置外部へと出力することを可能にするものであり、詳細には、文字コード出力部16と映像信号出力部17とを含んでいる。なお、副産物データ信号出力部32としては、文字コード出力部16及び映像信号出力部17の何れか一方の出力部のみを備えた構成であってもよい。
文字コード出力部16には、音声認識部13から文字コードが入力され、文字コードを、文字コードを受け取る側の装置である後述する外部装置へと出力するようになっている。映像信号出力部17には、フォント変換部14から映像信号が入力され、映像信号を、映像信号を受け取る側の装置である後述する外部装置へと出力するようになっている。
このような構成のマイクロフォン装置1では、ユーザが、例えば「/てすと/」と発話すると、その音声は、マイクロフォン部30にて音声信号に変換され、音声信号出力部7より出力される一方、ローカルフィードバック部30によって、音声認識され、フォントに変換されることで、表示部3にフィードバックされて表示される。例えば、入力音声の音量等に問題が無ければ、「てすと」と発話の内容に対応するフォントが表示される。これに対し、声が小さかったり、明瞭な音声でなかったりすると、表示部3には何も表示されなかったり、違う内容がフォント表示されることとなる。
したがって、このようなマイクロフォン装置1を用いることで、ユーザは、入力したその場で、入力内容を簡単に確認することが可能となり、問題なければ、そのまま入力を続け、問題があれば、声を大きくする、発音を明瞭にするなどの対応をとることができ、入力状態に不安を感じることなく、確実に情報を入力することができる。
しかも、ここでの内容の確認は、音声による入力において、フィードバックした情報を表示するといった、音とは関係のない感覚器官である目を用いた確認であるので、音声による入力を、音に関係のある感覚器官、つまり、耳を用いた音声出力による確認に比べて、フィードバックされた情報の内容がユーザに知覚されやすく、より効果的な確認が可能となる。
また、フィードバック信号(入力情報をフィードバックした信号)の有無により、入力装置であるマイクロフォン装置1側が正しく動作しているかどうかの判断基準も提供される。したがって、マイクロフォン装置1が、随時ホストに接続される前記シンクライアントのような場合には、機能のセルフチェック機能にもなる。
さらに、この場合、音声認識部13に供されるアルゴリズムやパラメータの調整によって、外部装置で必要とされる入力レベルの判断基準となるフィードバック動作の深さの調整もできる。
また、上記構成のマイクロフォン装置1では、ローカルフィードバック部31にて生成される文字コードと映像信号とを、装置外へと出力させ得る副産物データ信号出力部32がさらに具備されている。これにより、副産物データ信号出力部32における文字コード出力部16、或いは映像信号出力部17と、外部装置とを接続することで、フィードバックされた内容を、文字コードや映像信号としても出力することができる。
したがって、マイクロフォン装置1は、マイクロフォン装置でありながら、文字コードを出力するキーボードや、映像信号を出力するスキャナやCCDカメラ等の撮像デバイス等の代替デバイスとして使え、その他、合成された音声の音声信号を出力する装置としても使え、利便性の高い装置となる。
なお、言うまでもないが、副産物データ信号出力部32は、ローカルフィードバック機能を利用して入力装置の利便性を向上し得るものであるが、ローカルフィードバックによる入力情報の確認には必要なものではなく、マイクロフォン装置1において必ずしも必要なものではない。このことは、後述する全ての実施の形態においても同様である。
図3に、このような構成を有するマイクロフォン装置1と、音声信号を受け取る第1の外部装置としての外部機器100、並びに副産物データ信号出力部32より出力される映像信号、文字コードをそれぞれ受け取る第2の外部装置としての外部機器101・102とで構成するシステム全体の構成を示す。
外部機器100は、マイクロフォン装置1と有線で接続される通常のマイクジャックを備えた機器や、マイクロフォン装置1と無線で接続される場合は、一般的なワイヤレスシステムを構成する基地局側無線設備や受信機などであり、何れにしても、音声信号入力部100aを備えていればよい。
また、外部装置101は、一般的に対応する形式の情報を取り扱うホストシステム等であってもよく、何れにしても、映像信号入力部101aを備えていればよい。外部装置101とマイクロフォン装置1との接続も、有線・無線の何れであってもよい。
同様に、外部装置102は、一般的に対応する形式の情報を取り扱うホストシステム等であってもよく、何れにしても、文字コード入力部102aを備えていればよい。外部装置102とマイクロフォン装置1との接続も、有線・無線の何れであってもよい。
図3では、パーソナリティがマイクロフォン装置1を用いて音声を入力し、同時にミキシング、カメラ確認、キャンプション生成を並行処理するシステムを例示している。マイクロフォン装置1を用いて入力された音声による入力情報は、有線或いは無線にて、音声信号入力部100aを備えた外部機器100へと入力され、ミキシング処理等が施される。このとき、マイクロフォン装置1の表示部3には、音声による入力情報がローカルフィードバックされて表示されており、パーソナリティ自身は、表示部3の表示を視認して入力結果を確認しながら作業を続ける。また、ローカルフィードバック時に副産物的に生成される(情報ソースは同じ音声入力)映像信号や文字コードは、外部機器101・102に入力される。外部機器101は、映像信号を別の表示装置に表示し、これにより、該表示を用いて第2の人物がカメラ確認を行う。また、外部機器102は、文字コードをキャプション生成装置へと出力し、該生成装置にて並行してキャンプション生成も行われる。
このように、マイクロフォン装置1では、入力状況をチェックができる効能と、同じ情報ソースを複数の形式で提供できることによる作業の並列化、更には相互の情報での新しい自動操作システムが構築できる可能性がある。
ここで、第1の外部装置としての外部機器100、及び第2の外部装置としての外部機器101・102は、図4に示すように、それぞれ個別の外部機器よりなっていても、図5に示すように、全て単一の外部機器に含まれている構成であってもよい。図4のように個別の場合は、異なる業務間で同時に使い易い形での情報取得が可能となる。また、図5のように、単一の外部機器に含まれる場合は、外部機器側の用途拡大や情報の信頼性向上にも寄与する。
また、この場合、マイクロフォン装置1は、必ずしも第1の外部装置である外部機器100と接続されないと機能しないものではなく、マイクロフォン装置1が第2の外部装置である外部機器101・102との接続のみを行う形で用いることもできる。
次に、本発明に係る実施の形態2であるマイクロフォン装置21について、図6を用いて説明する。なお、説明の便宜上、実施の形態1と同じ機能を有する部材には同じ参照符号を付して、その説明を省略する。
実施の形態2のマイクロフォン装置21も外観等は、実施の形態1のマイクロフォン装置1と同じであり、表示部3を備えるものの、あくまでユーザが両手或いは片手で把持して使用できるマイクロフォンの形状を有している。
実施の形態2のマイクロフォン装置21における前述のマイクロフォン装置1との違いは、図6に示すように、ローカルフィードバック部31に代えてローカルフィードバック部33を備えたであり、この点のみが異なる。
実施の形態1のマイクロフォン装置1におけるローカルフィードバック部31は、入力された音声の音声信号を音声認識し、これをフォントに変換して表示部3に表示するようになっていた。これに対し、実施の形態2のマイクロフォン装置21におけるローカルフィードバック部33は、同様の表示部3を用いた表示に加えて、認識した結果を発音部6から音声によっても出力するようになっている。
詳細には、ローカルフィードバック部33は、前述した、音声認識部13、フォント変換部14、フォントメモリ14a、及び表示部3に加えて、一時記憶メモリ27、音声合成部25、及び発音部6を備えている。
音声認識部13の文字コード出力は、フォント変換部14に加えて、一時記憶メモリ27を介して音声合成部25にも入力される。音声合成部25は、入力された文字コードに対応する音声を発音部6から出力するために、文字コードに対応した音声データ素片を音声データメモリ(図示せず)から抽出して適切な接続編集などを行うものである。音声データメモリは音声合成部25が発声機構モデル化による規則合成のみから構成できる場合は無くてもよい。音声認識部13より入力された文字コードは、該音声合成部25にて音声データに変換されて音声信号となり、発音部6に送られて音声出力されることとなる。
これにより、ユーザは、入力したその場で、表示に加えて音声によっても入力内容を確認することが可能となるので、表示だけの場合よりも、さらに効果的に入力内容を確認することができる。
なお、上述したように、入力内容の確認自体は、発音部6から出力される音声出力だけでも可能であるので、表示部3を備えない、或いは表示部3にフォントを表示することなく、発音部6から音声のみでフィードバック出力するような構成としてもよい。
ここで、一時記憶メモリ27は、拾音部4からの音声の入力と、発音部6からの音声の出力のタイミングをずらすために挿入されたタイミング調整手段である。合成音声が集音され、アンプで増幅された後音声出力部から放出された音声が再度集音され、無限回の増幅回路通過と伝達歪みおよび遅延の効果で極めて不快で大きな雑音出力につながることがある。これがハウリングであるが、ハウリングを防止する効果が期待できる。また、人は、自身の発した声が少し遅れたタイミングで返ってくると、話せなくなったり、話しにくく感じたりする。そこで、このように、一時記憶メモリ27を挿入し、文字コードをこれに格納し、再生指示があった際に音声出力させるなどの構成とすることで、ユーザ(話者)の発話が困難になるなどの不具合を回避できる。また、入力結果を記録しておいて必要に応じて適宜再生するといった使い方も可能となる。一時記憶メモリ27は単純なリングバッファで入力と同速度で読み出しを行うことを継続することでバッファ長分の遅延を生み出す単純なものでもよく、または無音を検出してメモリに蓄積された情報を出力するような高度な制御機能を備えていても良い。また、音声合成部25の後に位置していても良い。
次に、本発明に係る実施の形態3であるマイクロフォン装置22について、図7を用いて説明する。なお、説明の便宜上、実施の形態1、2と同じ機能を有する部材には同じ参照符号を付して、その説明を省略する。
実施の形態3のマイクロフォン装置22における実施の形態2のマイクロフォン装置21との違いは、図7に示すように、ローカルフィードバック部33に代えてローカルフィードバック部34を備えた点である。
実施の形態2のマイクロフォン装置21におけるローカルフィードバック部33は、入力された音声の音声信号を音声認識し、これを発音部6から音声によって出力するにあたり、一時記憶メモリ27を備え、一時記憶メモリ27にて音声入力と音声出力との間に不具合が生じないようにしていた。これに対し、本実施の形態であるマイクロフォン装置22におけるローカルフィードバック部34は、一時記憶メモリ27に換えて、エコーキャンセル回路28を備えており、この点のみが異なる。
エコーキャンセル回路28は、音声合成部25からの音声信号を所定のレベルまで低下させるアッテネータ(ATT)回路、または所定のレベルまで増幅するバッファアンプ回路と、音声信号を逆相にするインバータと、発音部6から出力された音声が拾音部4より入力されるまでの遅延を音声信号に与えるディレイ部とからなり、拾音部4より入力される音声の中に含まれる、発音部6から出力された音声部分を相殺するものである。エコーキャンセル回路28を具備することで、拾音部4からの音声入力と発音部6からの音声出力とが同時に行われても、ハウリングを防止することができる。
また、エコーキャンセル回路28以外に、PTT(Push To Talk:発話時のみマイクロフォン回路を作動させる)スイッチや、VOX(Voice operated Transfer:マイクロフォンの近くで発話されたと想定できるような一定レベル以上の音声信号入力があった場合に、その入力信号レベルをキーとしてマイクロフォン回路を自動動作させる)回路等を設けて、拾音部4より音声を入力する発話時は、単方向(シンプレックス)運用ができるような構成としてもよい。
次に、本発明に係る実施の形態4である座標情報検出式入力装置45について、図8を用いて説明する。なお、説明の便宜上、実施の形態1〜3と同じ機能を有する部材には同じ参照符号を付して、その説明を省略する。
図8は、本実施の形態の座標情報検出式入力装置45の構成を示すブロック図である。図8に示すように、座標情報検出式入力装置45は、主に、タッチパネル部(座標情報検出部)35と、ローカルフィードバック部36と、副産物データ信号出力部37とから構成される。
タッチパネル部35は、タッチパネル5を用いて入力された情報を電気信号に変換し、映像信号として出力する、座標情報検出式入力装置本来の機能部であり、詳細には、タッチパネル(T/P)5と、映像信号出力部8とを含んでいる。
タッチパネル5は、その表面において、ペンや手などによって触れられた点(接触点)に生じる負荷の変化に基づき、流れる電流や電圧の変動を検出することで接触点の座標を求めるための源信号を得るものである。すなわち接触点の座標の情報を、入力内容に応じた電気信号として出力するものであり、タッチパネル5の後段に、その座標情報をそのまま出力する場合や、座標の情報を映像信号に変換する信号処理を行う信号処理回路を具備することができる。ここでは座標の情報を映像信号に変換し、映像信号として出力するようになっている場合を例示する。タッチパネル5からの映像信号は、映像信号出力部8に送られ、ここから映像信号を受け取る側の装置である外部装置へと出力される。
なお、タッチパネル部35としては、上記した信号処理回路を具備しておらず、タッチパネル5から出力される接触点の座標の情報をそのまま出力部より出力する構成であってもよい。また、タッチパネル5は、表示部3の表示面側に積層されている。
ローカルフィードバック部36は、上記タッチパネル部35が入力を受け付け、映像信号に変換して映像信号出力部8より出力する映像信号の内容を文字認識し、その結果を音声合成して、発音部6より音声出力するものであり、詳細には、文字認識部23、音声合成部25、及び発音部6を含んでいる。
文字認識部23は、タッチパネル5より出力される映像信号中の文字の形状の情報をパターンマッチング等の技術を用いて照合して、手書き入力された文字等を判別し、対応する文字コードに変換して出力するものであり、タッチパネル5に入力された手書き情報は、該文字認識部23にて文字コードに変換されて出力される。変換された文字コードは、音声合成部25に入力され、該音声合成部25にて音声に変換されて音声信号となり、発音部6に送られ、音声出力される。
副産物データ信号出力部37は、上記ローカルフィードバック部36において生成される文字コード、或いは音声信号を、装置外部へと出力することを可能にするものであり、文字コード出力部16及び音声信号出力部19を含んでいる。なお、ここでは、副産物データ信号出力部37として、文字コード出力部16と音声信号出力部19との両方を備える構成としたが、何れか一方の出力部のみを備えた構成であってもよい。
文字コード拾音部16は、文字認識部23からの文字コードが入力され、文字コードをこれを受け取る側の装置である外部装置へと出力するものであり、音声信号出力部19は、音声合成部25からの音声信号が入力され、音声信号を、これを受け取る側の装置である外部装置へと出力するものである。
このような構成の座標情報検出式入力装置45では、ユーザが、例えば「てすと」とタッチパネル5を用いて手書き入力すると、その手書きの文字情報は、タッチパネル部35にてそのままの映像信号に変換され、映像信号出力部8より出力されると共に、ローカルフィードバック部36によって、文字認識、音声合成が順に行われ、発音部6に音声出力としてフィードバックされる。
例えば、手書き入力に問題が無ければ、「てすと」と手書き入力の内容に対応する音声が出力されるが、筆圧が弱かったり、崩し字であったりすると、認識不能で何も音声出力されなかったり、異なる文字に認識されて、入力の内容とは違う内容の音声が出力されたりすることとなる。
したがって、このような座標情報検出式入力装置45によれば、ユーザは、入力したその場で、簡単に入力内容を確認することが可能となり、問題なければ、そのまま入力を続け、問題があれば、筆圧や字体を調整するなどの対応をとることで、入力状態に不安を感じることなく、確実に情報を入力し、あるいは伝達することができる。
しかも、タッチパネル5を用いた手書きによる入力において、フィードバックした情報を音声出力するといった、手書き入力とは関係のない感覚器官である耳を用いた確認であるので、手書き入力を、該入力に関係のある感覚器官、つまり、目を用いた表示による確認に比べて、フィードバックされた情報の内容がユーザに知覚されやすく、より効果的な確認が可能となる。
また、上記構成の座標情報検出式入力装置45では、ローカルフィードバック部36にて生成される文字コードと音声信号とを、装置外へと出力させ得る副産物データ信号出力部37がさらに具備されている。これにより、副産物データ信号出力部37における文字コード出力部16、或いは音声信号出力部19と、外部装置とを接続することで、フィードバックされた内容を、文字コードや音声信号として出力することができる。
したがって、座標情報検出式入力装置45は、座標情報検出式入力装置でありながら、文字コードを出力するキーボードや、映像信号を出力するスキャナやCCDカメラ等の撮像装置といった各種装置の代替装置として使え、その他、合成された音声の音声信号を出力する装置(例えば、ボコーダやテキスト音声合成器)としても使え、利便性の高い装置となる。
このような構成を有する座標情報検出式入力装置45と、映像信号を受け取る側の装置である外部装置とで構成するシステム全体の構成も、基本的には図3〜図5と同様である。この場合、座標情報検出式入力装置45とシステムを構成する第1の外部装置は、座標情報検出式入力装置1と有線で接続される通常の映像信号入力部101aを備えた外部機器101となる。座標情報検出式入力装置45と無線で接続される場合は、一般的なワイヤレスシステムを構成する基地局側無線設備や受信機などであり、何れにしても、映像信号入力部101aを備えていればよい。
また、このような構成を有する座標情報検出式入力装置1より出力される文字コード、或いは音声信号を受け取る第2の外部装置は、外部機器102・100となる。文字コード入力部102a、或いは映像信号入力部101aを備えていればよく、これら座標情報検出式入力装置45と外部機器102・100との接続も、有線・無線の何れであってもよい。
次に、本発明に係る実施の形態5である座標情報検出式入力装置46について、図9を用いて説明する。なお、説明の便宜上、実施の形態1〜4と同じ機能を有する部材には同じ参照符号を付して、その説明を省略する。
本実施の形態の座標情報検出式入力装置46と前述の座標情報検出式入力装置45との違いは、図9に示すように、ローカルフィードバック部36に代えてローカルフィードバック部38を備えた点である。
実施の形態3の座標情報検出式入力装置45におけるローカルフィードバック部36は、タッチパネル5より手書き入力された文字の映像信号を文字認識し、これを音声合成して発音部6より音声出力するようになっていた。これに対し、座標情報検出式入力装置46におけるローカルフィードバック部38は、発音部6による音声出力に加えて、表示部3を用いて入力内容を表示し、視覚による確認も可能にしており、この点のみが異なる。
ローカルフィードバック部38は、前述した、文字認識部23、音声合成部25、及び発音部6に加えて、表示部3を備えておりタッチパネル5からの映像信号は、表示部3にも出力され、表示部3には、手書き入力された文字がそのままの形で表示される。
これにより、ユーザは、入力したその場で、音声に加えて表示によっても入力内容を確認することが可能となるので、音声だけの場合よりも、さらに効果的に入力内容を確認することができる。
なお、入力内容の確認自体は、表示部3に手書き入力した文字がそのまま表示されるだけでも可能である。したがって、音声で出力される場合に比べてユーザによる認識のし易さと点では低いものの、手書き文字がそのまま表示されるだけの構成としてもよい。
次に、本発明に係る実施の形態6である座標情報検出式入力装置47について、図10を用いて説明する。なお、説明の便宜上、実施の形態1〜5と同じ機能を有する部材には同じ参照符号を付して、その説明を省略する。
本実施の形態の座標情報検出式入力装置47と実施の形態4の座標情報検出式入力装置45との違いは、図10に示すように、ローカルフィードバック部36に代えてローカルフィードバック部39を備えた点である。また、副産物データ信号出力部37に代えて副産物データ信号出力部40を備えた点である。
実施の形態4の座標情報検出式入力装置45におけるローカルフィードバック部36は、タッチパネル5より手書き入力された文字の映像信号を文字認識し、これを音声合成して発音部6より音声出力するようになっていた。これに対し、座標情報検出式入力装置47におけるローカルフィードバック部39は、手書き入力された文字を文字認識し、フォントに変換すれ表示部3に表示することでフィードバックするようになっている。
ローカルフィードバック部39は、文字認識部23、フォント変換部14、フォントメモリ14a、及び表示部3を備えており、タッチパネル5からの映像信号は、文字認識部23にて文字コードに変換され、次いでフォント変換部14にてフォントに変換され、表示部3にてフォントで表示される。
つまり、タッチパネル5を用いて手書き入力すると、その文字情報は、タッチパネル部35にて映像信号に変換され、映像信号出力部8より出力されると共に、ローカルフィードバック部39によって、文字認識、フォント変換が順に行われ、表示部3にフォント表示としてフィードバックされる。例えば、手書き入力に問題が無ければ、「てすと」と、手書き入力の内容に対応するフォントが表示されるが、筆圧が弱かったり、崩し字であったりすると、認識不良で何も表示されなかったり、異なる文字に認識されて、入力の内容とは違う内容の表示が出力されたりすることとなる。
したがって、このような座標情報検出式入力装置47によっても、ユーザは、入力したその場で、簡単に入力内容を確認することが可能となり、問題なければ、そのまま入力を続け、問題があれば、筆圧や字体を調整するなどの対応をとることで、入力状態に不安を感じることなく、確実に情報を入力することができる。
また、ここでの内容の確認は、手書きによる入力において同じ知覚である視覚による確認であるが、手書き入力に対して、フォントで表示されるようになっているので、手書き入力を、そのままの手書き文字が表示部に表示されることにて行う確認よりも、フィードバックされた内容がユーザに認識されやすく、効果的である。
また、上記構成の座標情報検出式入力装置47に備えられた副産物データ信号出力部40は、ローカルフィードバック部39にて生成される文字コードとフォントデータからなる映像信号とを、装置外へと出力させ得るものであり、文字コード出力16と、第2映像信号出力部18とを含んでいる。したがって、副産物データ信号出力部37における文字コード出力部16、或いは第2映像信号出力部19と、外部装置とを接続することで、フィードバックされた内容を、文字コードやフォントデータからなる映像信号として出力することができる。
これにより、座標情報検出式入力装置47は、座標情報検出式入力装置でありながら、文字コードを出力するキーボード、或いはフォントデータからなる映像信号を出力する清書機のような装置としても使用でき、利便性の高い装置となる。なお、ここでは、副産物データ信号出力部40として、文字コード出力部16と第2映像信号出力部18との両方を備える構成としたが、何れか一方の出力部のみを備えた構成であってもよい。
次に、本発明に係る実施の形態7である座標情報検出式入力装置48について、図11を用いて説明する。なお、説明の便宜上、実施の形態1〜6と同じ機能を有する部材には同じ参照符号を付して、その説明を省略する。
本実施の形態の座標情報検出式入力装置48は、実施の形態4の座標情報検出式入力装置45における音声出力によるフィードバック機能と、実施の形態6の座標情報検出式入力装置47におけるフォント表示によるフィードバック機能とを両方備えた構成であり、図11に示すように、ローカルフィードバック部41を備え、また、副産物データ信号出力部42を備えている。
ローカルフィードバック部41は、前述した、文字認識部23、音声合成部25、及び発音部6、並びに、フォント変換部14、フォントメモリ14a、及び表示部3を備えており、タッチパネル5からの映像信号は、文字認識部23にて文字コードに変換され、音声合成部25にて音声に変換されて発音部6から音声出力としてフィードバックされると共に、文字コードがフォント変換部14に入力されることで、表示部3にフォント表示としてもフィードバックされるようになっている。
これにより、ユーザは、入力したその場で、音声とフォント表示とで入力内容を確認することが可能となるので、音声だけ或いはフォント表示だけによる確認の場合よりも、さらに効果的に入力内容を確認することができる。
また、上記構成の座標情報検出式入力装置48に備えられた副産物データ信号出力部42は、ローカルフィードバック部41にて生成される文字コード、フォントデータからなる映像信号、音声信号を、装置外へと出力させ得るものであり、文字コード出力16と、第2映像信号出力部18と、音声信号出力部19とを含んでいる。したがって、副産物データ信号出力部42における文字コード出力部16、或いは第2映像信号出力部19、或いは音声信号出力部19と、外部装置とを接続することで、フィードバックされた内容を、文字コードやフォントデータからなる映像信号、音声信号として出力することができる。
これにより、座標情報検出式入力装置48は、座標情報検出式入力装置でありながら、文字コードを出力するキーボード、或いはフォントデータからなる映像信号を出力する清書機のような装置、或いは、合成した音声信号を出力する装置としても使用でき、利便性の高い装置となる。なお、ここでは、副産物データ信号出力部42として、文字コード出力部16と第2映像信号出力部18と音声信号出力部19とを備える構成としたが、何れか1つ或いは2つの出力部のみを備えた構成であってもよい。
次に、上記した実施の形態1〜7の各入力装置1・21における、各機能部の配置や構造例について説明する。
図12は、図1に示した、実施の形態1のマイクロフォン装置1における、構造の一例を示すイメージ図である。図中、50は表示部3が形成されているのと同じガラス等からなる基板である。表示部3を構成する表示素子が例えば液晶を用いた液晶パネルであれば、該基板50と対向して配される基板を有し、これら基板の間に液晶が注入される。
上記基板50は、多結晶珪素(ポリシリコン)薄膜を含む薄膜層を有しており、該薄膜層を用いて、表示部3の領域には、図示してはいないが、画素電極や画素駆動用回路素子が形成されている。そして、該基板50上には、表示部3を駆動する表示部駆動回路51・52を初め、前述の音声認識部13、フォント変換部14、アンプ部11、A/D変換部12等の回路ブロック53が該薄膜層を用いて形成されている。また、文字コード出力部16、映像信号出力部17、音声信号出力部7等も、薄膜層を用いて形成されている。上記回路ブロック53には、フォントメモリ14aが薄膜層を用いて形成されていてもよい。
基板50に形成される上記薄膜層としては、ポリシリコン薄膜を含む薄膜層以外に、ガラス基板上に連続粒界結晶珪素(CGシリコン)薄膜を含む薄膜層が形成されているものを用いてもよい。非特許文献1には、ガラス基板上に8ビットのマイクロプロセッサを形成する技術が記載されている。これによれば、CGシリコン技術を用い、ガラス基板上にCGシリコンを含む薄膜層を形成している。CGシリコンは、一般の低温多結晶シリコンに比べて、結晶粒が大きく境界が規則的であるという特徴を備える。電子移動度が200〜300cm2/Vsと高いため、論理回路の高速動作が可能となる。この技術を用いることで、液晶を挟持する基板にマイクロプロセッサに代表されるような論理処理回路からなる音声認識機能などを作り込むことができる。
さらに、基板50上に、単結晶シリコンからなる集積回路用能動素子を貼り合わせる技術を用いて、貼り合わされた単結晶シリコンの薄膜層に、前述の音声認識部13、フォント変換部14、アンプ部11、A/D変換部12等を含む回路ブロック53や、文字コード出力部16、映像信号出力部17、音声信号出力部7等が形成されていてもよい。なお、該貼り合わせ技術については、例えば特許文献6に記載されている。以下、貼りあわせ技術を用いた薄膜層を転写シリコンと称する。
そして、特に、基板50に別基板に形成した能動素子を貼り付けるにおいては、能動素子を含む別基板が水素イオン注入部を有し、水素イオン注入部を有する該別基板を上記基板50上に貼り合わせ、該別基板を熱処理する、水素イオン剥離法を用いた貼り合わせが好ましい。
能動素子を別基板上に形成し、これを基板50に貼り付けるにおいて、接着剤を用いて貼りあわせる方法などもあるが、面倒な貼り付け作業が必要であり、また、接着剤の耐熱性が問題となるため、能動素子を貼り付けた後に実施可能な工程が制限されたりする。これに対し、水素イオン剥離法を用いた貼り合わせでは、接着剤を用いないので、このような問題が一切ない。
ここで、水素イオン剥離法でMOS型の単結晶シリコン薄膜トランジスタを貼り付ける例を説明する。貼り合わされる側の基板である単結晶シリコン基板には、表面にMOS型の単結晶シリコン薄膜トランジスタの一部を形成する酸化膜、ゲートパターン、不純物イオン注入部が形成され、かつ、表面から所定の深さに水素イオン注入部が設けられている。このような単結晶シリコン基板を、絶縁基板に対して酸化膜側において接合し、熱処理する。熱処理することで、基板間の接合が原子同士の結合に変わり強固な接合となると共に、水素イオン注入部において劈開剥離(熱処理により)が起こり、単結晶シリコン基板における不要部分が除去される。これにより、接着剤を使用しなくても容易にMOS型の単結晶シリコン薄膜トランジスタを、絶縁性基板上に貼り付けることができる。
このような構成とすることで、マイクロフォン装置1を大型化することなく、ローカルフィードバック部31、副産物データ信号出力部32を設けることができ、また、これら関わりのあるこれら回路部を、同一の基板50上に形成することで、別基板を必要としない分、コスト削減も可能となり、ICなどの独立回路部品の接合部の振動による剥離などの問題がなくなり電力ロス低減と信頼性向上にも寄与するといった効果もある。回路ブロック53に記載された回路の一部を基板50の薄膜層上に形成し、一部は外部基板を用いる構成ももちろん可能である。
なお、図12では、拾音部4は、基板50上に形成されておらず表示部3とは別部材となっているが、図13に示すように、拾音部4に、例えばロッシェル塩の結晶やセラミックの薄板からなる圧電素子を用いて、上記基板50上に拾音部4を作り込む、もしくは貼り付けて一体化するようにしてもよい。つまり、拾音部4が、音声によって振動する振動部と、該振動部の振動を電気信号に変換するピックアップ部(ピックアップ回路)とからなるとすると、振動部を基板50とし、ピックアップ部を圧電素子とすればよい。音声による基板50の振動は、圧電素子にて電気信号に変換され、音声認識部13等へ入力される。
このような構成では、表示部3が形成される基板50自身を振動部として用いるので、表示部3を構成する表示素子はマイクロフォン回路内蔵型表示素子となり、拾音部4が表示部3とは別に構成されるよりも、マイクロフォン装置1の形状を小さくすることができる。
図14〜図16は、図6に示した、実施の形態2のマイクロフォン装置21における、構造の一例を示すイメージ図である。なお、説明の便宜上、図12、図13を用いて説明した部材と同じ機能を有する部材には同じ参照符号を付して、その説明を省略する。
上記基板50上に、表示部駆動回路51・52や、前述の音声認識部13、フォント変換部14、一時記憶メモリ27、アンプ部11、A/D変換部12を含む回路ブロック53、及び文字コード出力部16、映像信号出力部17、音声信号出力部7等が、上記と同様に、薄膜層(ポリシリコン、CGシリコン、転写シリコン)を用いて形成されている。
このうち、図14では、拾音部4が基板50自身を振動部とする、基板50上に作りこまれた構成であり、発音部6が別部材からなる構成である。また、図15では、これとは反対に、発音部6が基板50自身を振動部とする、基板50上に作りこまれた構成であり、拾音部4が別部材からなる構成である。そして、図16は、拾音部4及び発音部6が両方とも基板50自身を振動部とする、基板50上に作りこまれた構成である。
なお、図7に示した、実施の形態3のマイクロフォン装置22のイメージ図も、一時記憶メモリ27に換えてエコーキャンセル回路28が具備されている以外が、図14〜16のイメージ図と同様である。エコーキャンセル回路28も、上記同様に、基板50に形成された薄膜層(ポリシリコン、CGシリコン、転写シリコン)を用いて形成される。
このように、出力部4と発音部6とを備えた構成においては、上記基板50上に、拾音部4或いは発音部6の少なくとも何れか一方を、基板50上に作りこまれた構成とすることで、拾音部4或いは発音部6が別部材からなる構成よりも、装置全体をよりコンパクトにできる。
また、図17は、実施の形態2、3のマイクロフォン装置21・22における、構造のさらに別の例を示すイメージ図であり、説明の便宜上、図12〜図16を用いて説明した部材と同じ機能を有する部材には同じ参照符号を付して、その説明を省略する。
図17の構成では、拾音部4における上記ピックアップ部を構成する圧電素子と、発音部6における励振源部を構成する圧電素子とが共通化され、上記基板50上に形成された1つの圧電素子、つまり音源部54にて、拾音と発音とを行うようになっている。これによれば、基板50の振動を、この音源部54を構成する圧電素子で電気信号に変換して、音声認識部13等に入力する。また、音声合成部25の出力部に設けられる、上記した音声部駆動回路からの駆動信号に基づいて、この音源部54が基板50を振動させることにより、音声が発生される。
但し、このように、音源部54として、拾音部4と発音部6とを兼用する場合は、一時記憶メモリ27を具備させるか、上述したように、シンプレックス運用ができるように、PTTスイッチや、VOX回路等を設ける必要がある。これらPTTスイッチやVOX回路も、上記同様に、基板50に形成された薄膜層(ポリシリコン、CGシリコン、転写シリコン)を用いて形成できる。
なお、概略構成図を上げては説明しなかったが、図17とは反対に、拾音部4と発音部6との何れもが基板50上に作りこまれていない、基板50とは別の独自の振動部を有する構成であってもよい。
また、図18は、図10に示した、実施の形態6の座標情報検出式入力装置47における、構造の一例を示すイメージ図である。なお、説明の便宜上、図12〜17を用いて説明した部材と同じ機能を有する部材には同じ参照符号を付して、その説明を省略する。
上記基板50上に、表示部駆動回路51・52や、前述の文字認識部23、フォント変換部14等を含む回路ブロック53、及び文字コード出力部16、映像信号出力部8、第2映像信号出力部18等が、上記と同様に、薄膜層(ポリシリコン、CGシリコン、転写シリコン)を用いて形成されている。
上記実施の形態では、タッチパネル5内に、入力内容に応じた座標の情報である電気信号を映像信号に変換して出力する電気信号処理回路を備える構成としていたが、タッチパネル5側ではなく、基板50上に、文字認識部23等と同様に薄膜層(ポリシリコン、CGシリコン、転写シリコン)を利用して形成するようにしてもよい。
また、図19は、図11に示した、実施の形態7の座標情報検出式入力装置48における、構造の一例を示すイメージ図である。なお、説明の便宜上、図12〜図18を用いて説明した部材と同じ機能を有する部材には同じ参照符号を付して、その説明を省略する。
上記基板50上に、表示部駆動回路51・52や、前述の文字認識部23、フォント変換部14、音声合成部25等を含む回路ブロック53、及び文字コード出力部16、映像信号出力部8、第2映像信号出力部18、音声信号出力部19等が、上記と同様に、薄膜層(ポリシリコン、CGシリコン、転写シリコン)を用いて形成されている。
また、図19では、発音部6は、基板50上に形成されておらず、表示部3とは独立した別部材となっているが、図20に示すように、発音部4に、例えばロッシェル塩の結晶やセラミックの薄板からなる圧電素子を用いて、上記基板50上に発音部4を作り込むようにしてもよい。つまり、発音部4が、音声によって振動する振動部と、該振動部を音声合成回路より入力された音声信号に応じて振動させ励振源部とからなるとすると、振動部を基板50とし、励振源部を圧電素子とすればよい。
このような発音部4を表示部3を構成する表示素子に内蔵した構成とした場合、圧電素子からなる励振源部を駆動する音声部駆動回路が、音声合成部25の出力部に設けられ、該音声駆動回路からの駆動信号に基づいて、励振源部が基板50を振動させることにより、音声が発生される。音声部駆動回路も、上記同様に、基板50に形成された薄膜層(ポリシリコン、CGシリコン、転写シリコン)を用いて形成できる。
このような構成では、基板50自身を振動部として用いるので、表示部3を構成する表示素子は音源内蔵型表示素子となり、発音部6が表示部とは別に構成されるよりも、表示部/スピーカ付き座標情報検出式入力装置33・34の形状を小さくすることができる。
なお、図9の実施の形態5の座標情報検出式入力装置46のイメージ図についても、特に図示しないが、回路ブロック53に、フォント変換部14、フォントメモリ14aが形成されておらず、また、第2映像信号出力部18が形成されていない以外は、図19、図20と同様である。
なお、上記実施形態は、全て、ガラス基板上に、CGシリコン等の素子から成る電気回路(音声認識回路、音声合成回路、表示部駆動回路等)を形成して、本発明に係る入力装置を構成したものであるが、電気回路に代えて、光学演算回路、すなわち、光制御FET、光スイッチ等の光学演算素子により構成され、選択的光路形成を行うことにより、演算を実行する光学演算回路を、ガラス基板上に形成して、本発明に係る入力装置を構成することもできる。また、光学演算回路以外に、例えば、分子の作用を利用した有機演算素子により形成される有機演算回路を、ガラス基板上に形成して、本発明に係る入力装置を構成することもできる。
情報を受け取る側として提供されるホスト装置に、有線やワイヤレスシステム等を利用して、クライアント装置であるマイクロフォン装置や座標情報検出式入力装置より入力情報を送るシステム等に利用可能である。
本発明の実施の形態1であるマイクロフォン装置の機能的構成を示す機能ブロック図である。 図1のマイクロフォン装置の外観と、使用中の様子を示す説明図である。 図1のマイクロフォン装置と外部装置とで構成されるシステム全体を示す図面である。 図1のマイクロフォン装置と外部装置とで構成される別のシステム全体を示す図面である。 図1のマイクロフォン装置と外部装置とで構成されるさらに別のシステム全体を示す図面である。 本発明の実施の形態2であるマイクロフォン装置の機能的構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態3であるマイクロフォン装置の機能的構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態4である座標情報検出式入力装置の機能的構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態5である座標情報検出式入力装置の機能的構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態6である座標情報検出式入力装置の機能的構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態7である座標情報検出式入力装置の機能的構成を示す機能ブロック図である。 図1のマイクロフォン装置の構造の一例を示すイメージ図であり、表示部が形成される基板に、表示部駆動回路と共に、マイクロフォン部及びローカルフィードバック部の各回路部と、マイクロフォン部の音声信号出力部と、副産物データ信号出力部とを形成したイメージ図である。 図1のマイクロフォン装置の構造の別の例を示すイメージ図であり、表示部が形成される基板に、表示部駆動回路と共に、マイクロフォン部及びローカルフィードバック部の各回路部と、マイクロフォン部の音声信号出力部と、副産物データ信号出力部と、マイクロフォン部における拾音部とを形成したイメージ図である。 図2のマイクロフォン装置の構造の一例を示すイメージ図であり、表示部が形成される基板に、表示部駆動回路と共に、マイクロフォン部及びローカルフィードバック部の各回路部と、マイクロフォン部の音声信号出力部と、副産物データ信号出力部と、マイクロフォン部における拾音部とを形成し、ローカルフィードバック部の発音部を上記基板とは別に形成したイメージ図である。 図2のマイクロフォン装置の構造の別の例を示すイメージ図であり、表示部が形成される基板に、表示部駆動回路と共に、マイクロフォン部及びローカルフィードバック部の各回路部と、マイクロフォン部の音声信号出力部と、副産物データ信号出力部と、ローカルフィードバック部における発音部とを形成し、マイクロフォン部の拾音部を上記基板とは別に形成したイメージ図である。 図2のマイクロフォン装置の構造のさらに別の例を示すイメージ図であり、表示部が形成される基板に、表示部駆動回路と共に、マイクロフォン部及びローカルフィードバック部の各回路部と、マイクロフォン部の音声信号出力部と、副産物データ信号出力部と、ローカルフィードバック部における発音部と、マイクロフォン部の拾音部とを形成したイメージ図である。 図2のマイクロフォン装置の構造のさらに別の例を示すイメージ図であり、表示部が形成される基板に、表示部駆動回路と共に、マイクロフォン部及びローカルフィードバック部の各回路部と、マイクロフォン部の音声信号出力部と、副産物データ信号出力部と、ローカルフィードバック部における発音部兼マイクロフォン部の拾音部である音源部を形成したイメージ図である。 図10の座標情報検出式入力装置の構造の一例を示すイメージ図であり、表示部が形成される基板に、表示部駆動回路と共に、ローカルフィードバック部の各回路部と、タッチパネル部の映像信号出力部と、副産物データ信号出力部とを形成したイメージ図である。 図11の座標情報検出式入力装置の構造の一例を示すイメージ図であり、表示部が形成される基板に、表示部駆動回路と共に、ローカルフィードバック部の各回路部と、タッチパネル部の映像信号出力部と、副産物データ信号出力部とを形成し、ローカルフィードバック部の発音部を上記基板とは別に形成したイメージ図である。 図11の座標情報検出式入力装置の構造の別の例を示すイメージ図であり、表示部が形成される基板に、表示部駆動回路と共に、ローカルフィードバック部の各回路部と、タッチパネル部の映像信号出力部と、副産物データ信号出力部と、ローカルフィードバック部の発音部を形成したイメージ図である。
符号の説明
1 マイクロフォン装置(入力装置)
3 表示部
4 拾音部(入力部)
5 タッチパネル(入力部、座標情報検出部)
6 発音部(音声出力部)
7 音声信号出力部(信号出力部)
8 映像信号拾音部(信号出力部)
13 音声認識部
14 フォント変換部
21 マイクロフォン装置(入力装置)
22 マイクロフォン装置(入力装置)
23 文字認識部
25 音声合成部
27 一時記憶メモリ(タイミング調整手段)
28 エコーキャンセル回路(エコーキャンセル手段)
30 マイクロフォン部
31 ローカルフィードバック部
32 副産物データ信号出力部
33 ローカルフィードバック部
34 ローカルフィードバック部
35 タッチパネル部
36 ローカルフィードバック部
37 副産物データ信号出力部
38 ローカルフィードバック部
39 ローカルフィードバック部
40 副産物データ信号出力部
41 ローカルフィードバック
42 副産物データ信号出力部
45 座標情報検出式入力装置(入力装置)
46 座標情報検出式入力装置(入力装置)
47 座標情報検出式入力装置(入力装置)
48 座標情報検出式入力装置(入力装置)
50 基板(薄膜基板)
53 回路ブロック
100 外部機器(第1の外部装置・第2の外部装置)
101 外部機器(第1の外部装置・第2の外部装置)
102 外部機器(第2の外部装置)

Claims (27)

  1. 入力部より入力された入力情報に対応する信号を信号出力部より本装置と接続される外部装置へ入力させる入力装置において、
    上記入力情報をフィードバックして表示或いは音声出力するローカルフィードバック手段を備えたことを特徴とする入力装置。
  2. 音声を拾音して電気信号に変換する拾音部を備え、該拾音部より音声にて入力された入力情報に対応する信号を信号出力部より本装置と接続される第1の外部装置へ入力させる入力装置において、
    上記入力情報をフィードバックして表示するローカルフィードバック手段を備えたことを特徴とする入力装置。
  3. 音声を拾音して電気信号に変換する拾音部を備え、該拾音部より音声にて入力された入力情報に対応する信号を信号出力部より本装置と接続される第1の外部装置へ入力させる入力装置において、
    上記入力情報をフィードバックして表示すると共に音声出力するローカルフィードバック手段を備えたことを特徴とする入力装置。
  4. 上記ローカルフィードバック手段は、
    表示部と、
    上記拾音部にて電気信号に変換された音声を認識して文字コードに変換する音声認識部と、
    該音声認識部にて変換された文字コードを対応する文字データに変換する文字変換部とを備え、
    該文字変換部にて変換された文字データに基づいて上記表示部に表示を行うことを特徴とする請求項2に記載の入力装置。
  5. 上記ローカルフィードバック手段は、
    表示部と、
    音声出力部と、
    上記拾音部にて電気信号に変換された音声を認識して文字コードに変換する音声認識部と、
    該音声認識部にて変換された文字コードを対応する文字データに変換する文字変換部と、
    上記音声認識部にて変換された文字コードを対応する音声データに変換する音声合成部とを備え、
    上記文字変換部にて変換された文字データに基づいて上記表示部に表示を行うと共に、上記音声合成部にて変換された音声データに基づいて上記音声出力部より音声を出力することを特徴とする請求項3に記載の入力装置。
  6. フィードバックした音声の出力タイミングを調整する出力タイミング調整手段が備えられていることを特徴とする請求項3に記載の入力装置。
  7. 上記拾音部に入力される音声中よりフィードバックした音声を除去するエコーキャンセル手段が備えられていることを特徴とする請求項3に記載の入力装置。
  8. 上記ローカルフィードバック手段における、音声認識部、文字変換部、或いは音声合成部にて生成される、文字コード、文字データ、或いは音声データのうちの少なくとも一つを、本装置と接続される第2の外部装置へと出力する副産物データ信号出力部を備えたことを特徴とする請求項4又は5に記載の入力装置。
  9. 接触或いは近接された先端物を検出して逐次指示位置の座標情報を得ることができる座標情報検出部を備え、該座標情報検出部を用いて入力された入力情報を本装置と接続される第1の外部装置へと入力させる入力装置において、
    上記入力情報をフィードバックして音声出力するローカルフィードバック手段を備えたことを特徴とする入力装置。
  10. 接触或いは近接された先端物を検出して逐次指示位置の座標情報を得ることができる座標情報検出部を備え、該座標情報検出部を用いて入力された入力情報を本装置と接続される第1の外部装置へと入力させる入力装置において、
    上記入力情報をフィードバックして音声出力すると共に表示するローカルフィードバック手段を備えたことを特徴とする入力装置。
  11. 上記ローカルフィードバック手段は、
    音声出力部と、
    上記座標情報検出部にて検出された座標情報を認識して文字コードに変換する文字認識部と、
    該文字認識部にて変換された文字コードを対応する音声データに変換する音声合成部とを備え、
    該音声合成部にて変換された音声データに基づいて上記音声出力部より音声を出力することを特徴とする請求項9に記載の入力装置。
  12. 上記ローカルフィードバック手段は、
    音声出力部と、
    表示部と、
    上記座標情報検出部にて検出された座標情報を認識して文字コードに変換する文字認識部と、
    該文字認識部にて変換された文字コードを対応する音声データに変換する音声合成部と、
    上記文字認識部にて変換された文字コードを対応する文字データに変換する文字変換部とを備え、
    上記音声合成部にて変換された音声データに基づいて上記音声出力部より音声を出力すると共に、上記文字変換部にて変換された文字データに基づいて上記表示部に表示を行うことを特徴とすることを特徴とする請求項10に記載の入力装置。
  13. 上記ローカルフィードバック手段は、
    音声出力部と、
    表示部と、
    上記座標情報検出部にて検出された座標情報を認識して文字コードに変換する文字認識部と、
    該文字認識部にて変換された文字コードを対応する音声データに変換する音声合成部とを備え、
    上記音声合成部にて変換された音声データに基づいて上記音声出力部より音声を出力すると共に、上記座標情報検出部にて検出された座標情報を上記表示部に表示することを特徴とすることを特徴とする請求項10に記載の入力装置。
  14. 上記ローカルフィードバック手段における、文字認識部、文字変換部、座標情報検出部、或いは音声合成部にて生成される、文字コード、文字データ、座標情報、或いは音声データのうちの少なくとも一つを、本装置と接続される第2の外部装置へと出力する副産物データ信号出力部を備えたことを特徴とする請求項11ないし13の何れか1項に記載の入力装置。
  15. 上記ローカルフィードバック手段における音声認識部と文字変換部との一部または全てが、上記表示部を形成する基板であって、画素駆動用回路素子が形成される薄膜基板上に直接形成されているか、或いは別基板上に形成した能動素子を該薄膜基板上に貼り合わせることで形成されていることを特徴とする請求項4に記載の入力装置。
  16. 上記ローカルフィードバック手段における音声認識部と文字変換部と音声合成部の一部または全てが、上記表示部を形成する基板であって、画素駆動用回路素子が形成される薄膜基板上に直接形成されているか、或いは別基板上に形成した能動素子を該薄膜基板上に貼り合わせることで形成されていることを特徴とする請求項5に記載の入力装置。
  17. 上記ローカルフィードバック手段における音声認識部及び文字変換部、或いは音声認識部及び文字変換部及び音声合成部と、上記副産物データ信号出力部との一部または全てが、上記表示部を形成する基板であって、画素駆動用回路素子が形成される薄膜基板上に直接形成されているか、或いは別基板上に形成した能動素子を該薄膜基板上に貼り合わせることで形成されていることを特徴とする請求項8に記載の入力装置。
  18. 上記ローカルフィードバック手段における文字認識部と音声合成部との一部または全てが、薄膜素子が形成される薄膜基板上に、直接形成されているか、或いは別基板上に形成した能動素子を該薄膜基板上に貼り合わせることで形成されていることを特徴とする請求項11又は13に記載の入力装置。
  19. 上記ローカルフィードバック手段における文字認識部と文字変換部と音声合成部との一部または全てが、上記表示部を形成する基板であって、画素駆動用回路素子が形成される薄膜基板上に直接形成されているか、或いは別基板上に形成した能動素子を該薄膜基板上に貼り合わせることで形成されていることを特徴とする請求項12に記載の入力装置。
  20. 上記ローカルフィードバック手段における文字認識部及び音声合成部、或いは文字認識部及び文字変換部及び音声合成部と、上記副産物データ信号出力部との一部または全てが、上記表示部を形成する基板であって、画素駆動用回路素子が形成される薄膜基板上に直接形成されているか、或いは別基板上に形成した能動素子を該薄膜基板上に貼り合わせることで形成されていることを特徴とする請求項14に記載の入力装置。
  21. 上記薄膜基板は、多結晶珪素薄膜を含む薄膜層を有することを特徴とする請求項15〜20の何れか1項に記載の入力装置。
  22. 上記薄膜基板は、連続粒界結晶珪素薄膜を含む薄膜層を有することを特徴とする請求項15〜20の何れか1項に記載の入力装置。
  23. 上記薄膜基板への別基板上に形成した能動素子の貼り付けは、該能動素子を含む上記別基板が水素イオン注入部を有しており、該水素イオン注入部が形成された上記別基板を上記薄膜基板に貼り合わせた後、該別基板を熱処理することでなされていることを特徴とする請求項15〜20の何れか1項に記載の入力装置。
  24. 上記拾音部が、振動部と該振動部の振動を電気信号に変換して出力するピックアップ部とからなり、上記薄膜基板が該振動部であることを特徴とする請求項15又は16に記載の入力装置。
  25. 上記音声出力部が、振動部と上記音声合成部からの音声データにより上記振動部を振動させる励振源部とからなり、上記薄膜基板が該振動部であることを特徴とする請求項16、18又は19に記載の入力装置。
  26. 上記拾音部が、振動部と該振動部の振動を電気信号に変換して出力するピックアップ部とからなり、
    上記音声出力部が、振動部と上記音声合成部からの音声データにより上記振動部を振動させる励振源部とからなり、
    上記薄膜基板が、上記拾音部及び上記音声出力部の共通の振動部であることを特徴とする請求項16又は19に記載の入力装置。
  27. 上記ピックアップ部と上記励振源部とが共用であることを特徴とする請求項26に記載の入力装置。
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