JP2005243978A - 半導体素子の製造方法 - Google Patents

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和久 澤田
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Abstract

【課題】 高集積化された半導体素子における上層配線の断線を確実に防止して信頼性と高歩留りを確保するとともに、スルーホールの寸法精度及び生産性を向上させることができる半導体素子の製造方法を提供する。
【解決手段】 第2層間絶縁膜7とフォトレジスト8の選択比(エッチングレート比)が高い条件にて、第2層間絶縁膜7、平坦化絶縁膜6及び第1層間絶縁膜5をドライエッチングする。エッチングガスは、例えばCFを用いると下層配線4上を垂直に開口することができる。次に、第2層間絶縁膜7とフォトレジスト8との選択比がほぼ等しい条件にてフォトレジスト8と第2層間絶縁膜7をドライエッチングし、スルーホール9を形成する。エッチングガスは、例えばCFとOの混合ガスを用い、CFに対するOの流量比を0.8〜1.2とすると、エッチング形状がフォトレジスト8の開口部8aの形状に依存したテーパ部を形成することができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、半導体素子の製造方法に関し、特に下層配線と上層配線を電気的に接続するためのスルーホールを形成する半導体素子の製造方法に関する。
近年、半導体デバイスでは高速化、高性能化への要求から、半導体素子がますます微細化され構造が複雑になっている。それに従い、半導体素子の高集積化のために種々の多層配線技術が採用されている。このような半導体素子は、例えば、特開平6−65746号公報(特許文献1)に開示されている。図4(a)〜図5(f)は従来の半導体素子41の製造方法を説明する要部断面図である。
先ず、図4(a)に示すように、能動素子を形成した半導体基板42の上に、プラズマCVD法により酸化シリコンからなる下地絶縁膜43を形成する。次に、下地絶縁膜43の上にスパッタ法によりアルミニウムを堆積してパターニングし、下層配線44を形成する。次に、図4(b)に示すように、下地絶縁膜43と下層配線44の全面に、プラズマCVD法により酸化シリコンからなる第1層間絶縁膜45を形成する。このとき、下層配線44の影響により第1層間絶縁膜45上に段差ができる。この段差が存在すると、フォトリソグラフィ工程における露光系のレンズ焦点が部分的に合わなくなり、後に形成するスルーホールや上層配線等の微細パターンの寸法精度を低下させる原因になる。この段差を緩和するため、第1層間絶縁膜45の上に、ポリシロキサン系、アルコキシラン系の溶液を回転塗布し、窒素雰囲気中で熱処理を行うことにより、有機SOG(Spin On Glass)膜からなる平坦化絶縁膜46を形成する。次に、図4(c)に示すように、ドライエッチングにより平坦化絶縁膜46と第1層間絶縁膜45の一部をエッチバックして平坦化する。
次に、図5(d)に示すように、プラズマCVD法により酸化シリコンからなる第2層間絶縁膜47を形成した後、その上にフォトレジスト48を形成し、公知のフォトリソグラフィ技術により露光及び現像を行ない、所定領域を開口する。次に、図5(e)に示すように、フォトレジスト48をマスクとして、ドライエッチングにより第2層間絶縁膜47と第1層間絶縁膜45に対して異方性エッチングを行い、下層配線44に達するスルーホール49を形成する。最後に、図5(f)に示すように、フォトレジスト48を除去した後、下層配線44に接続させるようにスパッタ法によりアルミニウムからなる上層配線50を形成し、半導体素子41を得る。
しかし、半導体素子41の高集積化に伴ない、下層配線44が狭ピッチ化すると、スルーホール49のアスペクト比(深さと幅の比)が高くなる。このようなスルーホール49の内部に上層配線50を形成しようとすると、角部50aのステップカバレッジ(段差被覆性)が低下し、電流密度の増大により半導体素子41の誤動作や断線等の問題が生じる。これを改善するために、例えば、特開平6−97104号公報(特許文献2)には、他の半導体素子が開示されている。図6(a)〜(c)はこの半導体素子51の製造方法を説明する要部断面図である。
先ず、図6(a)に示すように、上述した図4(a)〜図5(d)と同様の方法で、能動素子を形成した半導体基板42の上に下地絶縁膜43〜フォトレジスト48を形成した後、公知のフォトリソグラフィ技術により露光及び現像を行ない、フォトレジスト48の所定領域を開口する。次に、このフォトレジスト48をマスクとしてバッファードフッ酸溶液を用いたウェットエッチングにより、第2層間絶縁膜47と第1層間絶縁膜45の一部に対して等方性エッチングを行なう。次に、図6(b)に示すように、ドライエッチングにより第1層間絶縁膜45に対して異方性エッチングを行い、下層配線44に達するスルーホール52を形成する。最後に、図6(c)に示すように、フォトレジスト48を除去した後、下層配線44に接続させるようにスパッタ法によりアルミニウムからなる上層配線53を形成し、半導体素子51を得る。
特開平6−65746号公報(第4頁、0029段落〜0032段落、図5) 特開平6−97104号公報(第2頁、0002段落〜0005段落、図2)
しかしながら、従来の半導体素子51の形成方法には、以下のような問題があった。上述したように、下層配線44上に第1層間絶縁膜45、平坦化絶縁膜46及び第2層間絶縁膜47を形成した後、ウェットエッチングとドライエッチングの2段階エッチングを行ない、下部に垂直部を有し、上部にテーパ部を有するスルーホール52を形成することにより、ステップカバレッジの優れた上層配線53を形成していた。
しかし、半導体素子51の下層配線44は、全て同じ寸法で形成されているわけではなく配線の幅や間隔が異なっているため、例えば、図7(a)に示すように、幅の狭い下層配線44aに対して、幅の広い下層配線44bの上部には平坦化絶縁膜46が厚く形成される。その結果、平坦化絶縁膜46全面をエッチバックしても、幅の広い下層配線44bの上部には平坦化絶縁膜46が残りやすくなる。このような状態で、ウェットエッチングを行なうと、図7(b)に示すように、第2層間絶縁膜47、第1層間絶縁膜45のみならず、幅の広い下層配線44b上に形成された平坦化絶縁膜46もオーバーエッチングにより除去されて空洞部46aが発生する。これは、ウェットエッチングにおける平坦化絶縁膜46のエッチングレートが、第2層間絶縁膜47、第1層間絶縁膜45のエッチングレートよりも大きいためである。その後、図7(c)に示すように、フォトレジスト48をマスクとして、ドライエッチングにより第1層間絶縁膜45に対して異方性エッチングを行い、下層配線44bに達するスルーホール52を形成した後、図7(d)に示すように、下層配線44bに接続させるようにスパッタ法によりアルミニウムからなる上層配線53を形成すると、空洞部46aが原因で上層配線53にクラック53aが発生する。このクラック53aは断線の原因となり、半導体素子51の信頼性や歩留りを大きく低下させるという問題があった。
また、スルーホール52の上部にテーパ部を形成するウェットエッチングは、横方向にもエッチングが進行するため、制御性に乏しく、バッチ間あるいはウェーハ面内においてばらつきを生じ易いという問題もあった。これは、スルーホール52の寸法精度を低下させ、半導体素子51の高集積化を阻害する要因になっていた。さらに、ウェットエッチングとドライエッチングの2段階エッチングを行なってスルーホール62を形成していたので、工程が長く生産性が低いという問題もあった。
本発明は、上記問題点を解決するために考えられたもので、高集積化された半導体素子における上層配線の断線を確実に防止して信頼性と高歩留りを確保するとともに、スルーホールの寸法精度及び生産性を向上させることができる半導体素子の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1記載の半導体素子の製造方法は、下層配線が形成された半導体基板上に絶縁膜を形成する工程と、前記絶縁膜上に順テーパ状の開口部を有するフォトレジストを形成する工程と、前記フォトレジストに対して選択比の高い混合ガスを使用して前記絶縁膜をドライエッチングし、前記下層配線まで達するスルーホールの垂直部を形成する工程と、前記フォトレジストに対して選択比の低い混合ガスを使用して前記絶縁膜をドライエッチングし、前記スルーホールの上部にテーパ部を形成する工程と、前記絶縁膜上及び前記スルーホール内に上層配線を形成する工程とを有することを特徴とする。
また、請求項2記載の半導体素子の製造方法は、下層配線が形成された半導体基板上に絶縁膜を形成する工程と、前記絶縁膜上に順テーパ状の開口部を有するフォトレジストを形成する工程と、前記フォトレジストに対して選択比の高い混合ガスを使用して前記絶縁膜の途中までをドライエッチングし、スルーホールの垂直部を形成する工程と、前記フォトレジストに対して選択比の低い混合ガスを使用して前記絶縁膜をドライエッチングし、前記スルーホールの上部にテーパ部を形成すると同時に、前記下層配線まで達するスルーホールの垂直部を形成する工程と、前記絶縁膜上及び前記スルーホール内に上層配線を形成する工程とを有することを特徴とする。
また、請求項3記載の半導体素子の製造方法は、請求項1又は2記載の半導体素子の製造方法であって、前記フォトレジストの上部にフォーカスを合わせて露光を行った後、現像処理を施すことにより、前記フォトレジストにテーパ状の開口部を形成することを特徴とする。
また、請求項4記載の半導体素子の製造方法は、請求項1又は2記載の半導体素子の製造方法であって、前記フォトレジストに対して選択比の高い混合ガスが、CF系ガスからなることを特徴とする。
また、請求項5記載の半導体素子の製造方法は、請求項1又は2記載の半導体素子の製造方法であって、前記フォトレジストに対して選択比の低い混合ガスが、CF系ガスとOガスからなり、前記CF系ガスに対する前記Oガスの流量比が0.8〜1.2であることを特徴とする。
また、請求項6記載の半導体素子の製造方法は、請求項4又は5記載の半導体素子の製造方法であって、前記CF系ガスが、CF、C、CHF及びCのうちの少なくとも1種類以上からなることを特徴とする。
また、請求項7記載の半導体素子の製造方法は、請求項1又は2記載の半導体素子の製造方法であって、前記絶縁膜が、CVD法により形成された層間絶縁膜と塗布法により形成された平坦化絶縁膜を有することを特徴とする。
また、請求項8記載の半導体素子の製造方法は、請求項7記載の半導体素子の製造方法であって、前記平坦化絶縁膜が、有機SOG膜、無機SOG膜及び高分子膜のうちの少なくとも1種類以上からなることを特徴とする。
また、請求項9記載の半導体素子の製造方法は、請求項1又は2記載の半導体素子の製造方法であって、前記下層配線及び上層配線が、アルミニウム、ポリシリコン、チタン、窒化チタン、タングステン、窒化タングステン、金、銅及び金属シリサイドのうちの少なくとも1種類以上からなることを特徴とする。
以上説明したように、本発明の半導体素子の製造方法によれば、先ず、フォトレジストにテーパ状の開口部を形成する。次に、フォトレジストに対する選択比を変えて絶縁膜のドライエッチングを行い、スルーホールの垂直部とテーパ部を形成する。これにより、下層配線の幅や寸法が異なり、下層配線上に平坦化絶縁膜が存在する場合でも、平坦化絶縁膜がオーバーエッチングされることがなくなる。その結果、上層配線のクラックの発生を防止することができ、半導体素子の信頼性及び歩留りを大きく向上させることができる。
また、スルーホールの形成にウェットエッチングを使用しないので、スルーホールの寸法精度が向上し、バッチ間あるいはウェーハ面内における寸法ばらつきを抑制することができる。また、ドライエッチング装置のエッチングガスを切替えるだけでスルーホールの垂直部とテーパ部を連続して形成することができるので、生産性を大きく向上させることができる。
また、スルーホールの垂直部を形成する際に絶縁膜の一部を残し、スルーホールのテーパ部を形成する際に、同時に絶縁膜をエッチングするようにすれば、下層配線のプラズマダメージを抑えることができる。これにより、下層配線の抵抗増加を抑制することができ、半導体素子の信頼性をより一層向上させることができる。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照して説明する。図1(a)〜図2(h)は本発明の第1実施例の半導体素子1の製造方法を説明する要部断面図である。
先ず、図1(a)に示すように、能動素子を形成した半導体基板2の上に、プラズマCVD法により酸化シリコンからなる下地絶縁膜3と、下地絶縁膜3の上にスパッタ法によりアルミニウムを堆積してパターニングし、下層配線4を形成する。次に、下地絶縁膜3と下層配線4の全面に、プラズマCVD法により酸化シリコンからなる第1層間絶縁膜5を形成する。次に、図1(b)に示すように、第1層間絶縁膜5の上に、ポリシロキサン系、アルコキシラン系の溶液を回転塗布し、窒素雰囲気中で熱処理を行うことにより、有機SOG膜からなる平坦化絶縁膜6を形成する。次に、図1(c)に示すように、ドライエッチングにより平坦化絶縁膜6をエッチバックして平坦化する。次に、図1(d)に示すように、プラズマCVD法により酸化シリコンからなる第2層間絶縁膜7を形成する。
次に、図2(e)に示すように、第2層間絶縁膜7の上にフォトレジスト8を塗布した後、フォトレジスト8の上部にレンズ焦点を合わせて露光を行う。これにより、フォトレジスト8の内部にいくに従い照射される露光エネルギーが減少するので、現像処理を施すと、フォトレジスト8にテーパ状の開口部8aを形成することができる。次に、図2(f)に示すように、第2層間絶縁膜7とフォトレジスト8の選択比(エッチングレート比)が高い条件にて、第2層間絶縁膜7、平坦化絶縁膜6及び第1層間絶縁膜5をドライエッチングする。エッチングガスは、例えばCFを用いると下層配線4上を垂直に開口することができる。次に、図2(g)に示すように、第2層間絶縁膜7とフォトレジスト8との選択比がほぼ等しい条件にてフォトレジスト8と第2層間絶縁膜7をドライエッチングし、スルーホール9を形成する。エッチングガスは、例えばCFとOの混合ガスを用い、CFに対するOの流量比を0.8〜1.2とすると、エッチング形状がフォトレジスト8の開口部8aの形状に依存したテーパ部を形成することができる。CFに対するOの流量比が0.8を下回ると第2層間絶縁膜7のエッチングレートが速くなり、また逆にCFに対するOの流量比が1.2を超えるとフォトレジスト8のエッチングレートが速くなって、スルーホール9のテーパ部の寸法精度が低下する。最後に、図2(h)に示すように、フォトレジスト8を除去した後、下層配線4に接続させるようにスパッタ法によりアルミニウムからなる上層配線10を形成し、半導体素子1を得る。
この実施例によれば、先ず、フォトレジスト8を露光現像してテーパ状の開口部8aを形成する。次に、フォトレジスト8に対する第2層間絶縁膜7の選択比を高くしてスルーホール9の垂直部を形成する。次に、フォトレジスト8に対する第2層間絶縁膜7の選択比をほぼ等しくしてスルーホール9のテーパ部を形成する。このように、ドライエッチングにおけるエッチングガスの種類と流量比を変えることにより、スルーホール9の垂直部とテーパ部を形成することができるので、下層配線4上に平坦化絶縁膜6が存在していても、オーバーエッチングされることがなくなる。これにより、スルーホール9内に形成する上層配線10の断線を確実に防止することができ、信頼性及び歩留りの高い半導体素子1を得ることができる。また、ウェットエッチングを使用しないので、スルーホール9の寸法精度が向上し、半導体素子1の高集積化にも好適する。さらに、エッチングガスの種類と流量比を変えることにより、スルーホール9の垂直部とテーパ部を連続して形成することができるので、生産性を大きく向上させることができる。
次に、他の好ましい実施の形態を、図面を参照して説明する。図3(a)〜(d)は本発明の第2実施例の半導体素子11の製造方法を説明する要部断面図である。
先ず、図3(a)に示すように、上述した第1実施例と同様にして、能動素子を形成した半導体基板12の上に、酸化シリコンからなる下地絶縁膜13と、アルミニウムからなる下層配線14を形成する。次に、下地絶縁膜13と下層配線14の全面に、酸化シリコンからなる第1層間絶縁膜15と、有機SOG膜からなる平坦化絶縁膜16と、酸化シリコンからなる第2層間絶縁膜17と、フォトレジスト18を形成した後、フォトレジスト18の上部にレンズ焦点を合わせて露光及び現像を行い、フォトレジスト18にテーパ状の開口部18aを形成する。
次に、図3(b)に示すように、第2層間絶縁膜17とフォトレジスト18の選択比が高い条件にて、第2層間絶縁膜17、平坦化絶縁膜16及び第1層間絶縁膜15をドライエッチングする。エッチングガスは、例えばCFを用いると下層配線14上を垂直に開口することができる。このとき、上述した第1実施例と異なり、下層配線14が露出する前にエッチングを停止する。
次に、図3(c)に示すように、第2層間絶縁膜17とフォトレジスト18との選択比がほぼ等しい条件にて、フォトレジスト18、第2層間絶縁膜17及び第2層間絶縁膜17及び第1層間絶縁膜15をドライエッチングする。エッチングガスは、例えばCFとOの混合ガスを用い、CFに対するOの流量比を0.8〜1.2とすると、エッチング形状がフォトレジスト18の開口部18aの形状に依存したテーパ部を形成することができる。このとき、同時に下層配線14上の第1層間絶縁膜15をエッチングすることにより、スルーホール19を形成する。
最後に、図3(d)に示すように、フォトレジスト18を除去した後、下層配線14に接続させるように、スパッタ法によりアルミニウムからなる上層配線20を形成し、半導体素子11を得る。
この実施例によれば、先ず、フォトレジスト18を露光現像してテーパ状の開口部18aを形成する。次に、フォトレジスト18に対する第2層間絶縁膜17の選択比を高くし、下層配線14上に第1層間絶縁膜15の一部を残すようにしてスルーホール19の垂直部の一部を形成する。次に、フォトレジスト18に対する第2層間絶縁膜17の選択比をほぼ等しくしてスルーホール19のテーパ部を形成する。このとき同時に、下部配線14上の第1層間絶縁膜15をエッチングして垂直部を形成するようにしたので、下層配線14がプラズマにさらされる時間を減少させることができる。これにより、プラズマダメージによる下層配線14の抵抗増加を防止することができ、より半導体素子11の信頼性を向上させることができる。
なお、上述した各実施例では、平坦化絶縁膜6、16の材料にポリシロキサン系、アルコキシラン系の有機SOG膜を使用する場合について説明したが、塗布が可能で誘電率の低い材料であればよく、例えば、メチルシルセスキシオキサンやアルキルヒドロキシシランやシリコンラダー等の有機SOG膜、水素化シルセスキシオキサンや多孔質シリカ等の無機SOG膜、ポリイミドやパリレン等の高分子膜を塗布して平坦化するようにしてもよい。いずれも、塗布可能な低誘電率の材料であり、素子特性を損なうことなく凹凸のない平坦化絶縁膜6、16を形成することができる。
また、スルーホール9、19の形成に使用するエッチングガスは、CFの他にCHF、C、Cを使用してもよい。
また、下層配線4、14と上層配線10、20は、アルミニウムの他にポリシリコン、チタン、窒化チタン、タングステン、窒化タングステン、金、銅、金属シリサイドを使用してもよい。さらに、下層配線4、14と上層配線10、20を接続する2層配線のみならず、多層配線を接続する場合についても適用することができる。また、半導体基板2、12内に形成されたソース又はドレイン等の拡散層に上層配線10、20を接続させるようにしてもよい。
先ず、フォトレジストにテーパ状の開口部を形成する。次に、フォトレジストに対する選択比を変えて絶縁膜のドライエッチングを行い、スルーホールの垂直部とテーパ部を形成する。これによって、下層配線の幅や寸法が異なり、下層配線上に平坦化絶縁膜が存在する場合でも、平坦化絶縁膜がオーバーエッチングされることがなくなる。その結果、上層配線のクラックの発生を防止することができ、半導体素子の信頼性及び歩留りを大きく向上させることができる。
本発明の第1実施例の半導体素子の製造方法を説明する要部断面図 本発明の第1実施例の半導体素子の製造方法を説明する要部断面図 本発明の第2実施例の半導体素子の製造方法を説明する要部断面図 従来の半導体素子の製造方法を説明する要部断面図 従来の半導体素子の製造方法を説明する要部断面図 従来の他の半導体素子の製造方法を説明する要部断面図 従来の他の半導体素子の製造方法の問題点を説明する要部断面図
符号の説明
1 本発明の第1実施例の半導体素子
2 半導体基板
3 下地絶縁膜
4 下層配線
5 第1層間絶縁膜
6 平坦化絶縁膜
7 第2層間絶縁膜
8 フォトレジスト
8a 開口部
9 スルーホール
9a 垂直部
9b テーパ部
10 上層配線
11 本発明の第2実施例の半導体素子
12 半導体基板
13 下地絶縁膜
14 下層配線
15 第1層間絶縁膜
16 平坦化絶縁膜
17 第2層間絶縁膜
18 フォトレジスト
18a 順テーパ状の開口部
19 スルーホール
19a 垂直部
19b テーパ部
20 上層配線
41 従来の半導体素子
42 半導体基板
43 下地絶縁膜
44 下層配線
44a 幅の狭い下層配線
44b 幅の広い下層配線
45 第1層間絶縁膜
46 平坦化絶縁膜
46a 空洞部
47 第2層間絶縁膜
48 フォトレジスト
49 スルーホール
50 上層配線
50a 角部
51 従来の他の半導体素子
52 スルーホール
53 上層配線
53a クラック

Claims (9)

  1. 下層配線が形成された半導体基板上に絶縁膜を形成する工程と、前記絶縁膜上にテーパ状の開口部を有するフォトレジストを形成する工程と、前記フォトレジストに対して選択比の高い混合ガスを使用して前記絶縁膜をドライエッチングし、前記下層配線まで達するスルーホールの垂直部を形成する工程と、前記フォトレジストに対して選択比の低い混合ガスを使用して前記絶縁膜をドライエッチングし、前記スルーホールの上部にテーパ部を形成する工程と、前記絶縁膜上及び前記スルーホール内に上層配線を形成する工程とを有することを特徴とする半導体素子の製造方法。
  2. 下層配線が形成された半導体基板上に絶縁膜を形成する工程と、前記絶縁膜上にテーパ状の開口部を有するフォトレジストを形成する工程と、前記フォトレジストに対して選択比の高い混合ガスを使用して前記絶縁膜の途中までをドライエッチングし、スルーホールの垂直部を形成する工程と、前記フォトレジストに対して選択比の低い混合ガスを使用して前記絶縁膜をドライエッチングし、前記スルーホールの上部にテーパ部を形成すると同時に、前記下層配線まで達するスルーホールの垂直部を形成する工程と、前記絶縁膜上及び前記スルーホール内に上層配線を形成する工程とを有することを特徴とする半導体素子の製造方法。
  3. 前記フォトレジストの上部にフォーカスを合わせて露光を行った後、現像処理を施すことにより、前記フォトレジストにテーパ状の開口部を形成することを特徴とする請求項1又は2記載の半導体素子の製造方法。
  4. 前記フォトレジストに対して選択比の高い混合ガスが、CF系ガスからなることを特徴とする請求項1又は2記載の半導体素子の製造方法。
  5. 前記フォトレジストに対して選択比の低い混合ガスが、CF系ガスとOガスからなり、前記CF系ガスに対する前記Oガスの流量比が0.8〜1.2であることを特徴とする請求項1又は2記載の半導体素子の製造方法。
  6. 前記CF系ガスが、CF、C、CHF及びCのうちの少なくとも1種類以上からなることを特徴とする請求項4又は5記載の半導体素子の製造方法。
  7. 前記絶縁膜が、CVD法により形成された層間絶縁膜と塗布法により形成された平坦化絶縁膜を有することを特徴とする請求項1又は2記載の半導体素子の製造方法。
  8. 前記平坦化絶縁膜が、有機SOG膜、無機SOG膜及び高分子膜のうちの少なくとも1種類以上からなることを特徴とする請求項7記載の半導体素子の製造方法。
  9. 前記下層配線及び上層配線が、アルミニウム、ポリシリコン、チタン、窒化チタン、タングステン、窒化タングステン、金、銅及び金属シリサイドのうちの少なくとも1種類以上からなることを特徴とする請求項1又は2記載の半導体素子の製造方法。
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JP2004052684A Pending JP2005243978A (ja) 2004-02-27 2004-02-27 半導体素子の製造方法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007266291A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Tokyo Electron Ltd 半導体装置の製造方法、プラズマ処理装置及び記憶媒体。
US8263498B2 (en) 2006-03-28 2012-09-11 Tokyo Electron Limited Semiconductor device fabricating method, plasma processing system and storage medium

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