JP2005242744A - コンテンツ再生管理データを記憶した記憶媒体、コンテンツ再生装置及びサーバー装置 - Google Patents

コンテンツ再生管理データを記憶した記憶媒体、コンテンツ再生装置及びサーバー装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 無線IDタグを利用し、著作権保護されたコンテンツの販売システムを提供する。
【解決手段】 曲データであるコンテンツの販売に利用されるSONGKEY1には無線IDタグ2が内蔵されており、商品シリアル番号、曲ID、曲管理サーバーURLなどが記録されいる。SONGKEY1を購入したユーザーがプレーヤー10にSONGKEY1を近付けると、記録されている情報が読み取られ、曲管理サーバー30にその曲IDの曲データのダウンロードリクエストが送られる。これに応じて、曲管理サーバー30からその曲データが転送されHDD19に保存され、無線IDタグ2には、ダウンロード済みであることとプレーヤー10の機器IDが記録される。曲管理サーバー30にも、曲ID、ダウンロードした無線IDタグ2のシリアル番号、プレーヤー10の機器IDが記録される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、曲データなどのコンテンツの販売に用いることのできる記憶媒体、該記憶媒体に対応するコンテンツを再生するコンテンツ再生装置(プレーヤー)及びコンテンツ再生装置にコンテンツを配信するサーバー装置に関する。
近年、非接触ICタグ(「無線IDタグ」、「無線ICタグ」又は「RFID(Radio Frequency ID(Identification))タグ」とも呼ばれる。以下、「無線IDタグ」と呼ぶ。)が注目をあびている。
無線IDタグは、メモリ、ロジック回路、送受信回路などを有するICチップと、アンテナから構成されており、専用の無線IDタグリーダー/ライターからの要求に応じて、内蔵メモリからデータを読み出したり、外部からのデータを内蔵メモリに書き込んだりすることができるものである。
この無線IDタグには、データの読み出しだけが可能な読み出し専用型、フラッシュメモリやEEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)、FeRAM(Ferroelectric Random Access Memory:強誘電体メモリ)などを内蔵し、データの書き込みも可能な書き込み可能型、マイクロプロセッサを内蔵し、暗号化などの高度な処理を行うことができるマイクロプロセッサ内蔵型などの各種のものがある。
また、電源を内蔵するものと内蔵しないものがあるが、現在は、電源を内蔵しないものが主流である。これは、前記リーダー/ライターからの電波により電磁誘導などにより発生する起電力を電源として動作するものである。
このような無線IDタグをコンパクトディスク(CD)などの記録媒体に付加して、記録媒体の不適法な譲渡や貸与を抑制しつつ、販売業者などが投下資本を適切に回収することが可能になる電子化情報管理装置が提案されている(特許文献1)。
特開2003−132623号公報
上記提案されている電子化情報処理管理装置によれば、CD(Compact Disc;コンパクトディスク)やDVD(Digital Versatile Disk:デジタル多用途ディスク)などの記録媒体に大きな改変を加えることなく記録媒体の不適法な譲渡や貸与を抑止しつつ、販売業者などが投下資本を適切に回収することが可能となる。
しかしながら、提案されている電子化情報処理管理装置は、不正コピーの使用抑制が主目的とされているため、再生禁止という制御しか行うことができなかった。
また、CDなどの記録媒体に無線IDタグが付加されているため、最初に曲を聴くためには、そのCDディスクが必要であった。
そこで本発明は、無線IDタグなどの非接触ICタグをデジタルコンテンツの販売に利用して、従来の物理メディアよりも便利であり、かつ、著作権保護されたコンテンツの再生を保証する、コンテンツ再生管理用データを記憶した記憶媒体、コンテンツ再生装置及びサーバー装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のコンテンツ再生管理データを記憶した記憶媒体は、無線IDタグを備えた記憶媒体であって、前記無線IDタグは、書き換え禁止領域と書き換え可能領域を有する記憶領域を有し、前記書き換え禁止領域には、その記憶媒体に固有の識別番号と、提供するコンテンツを識別するコンテンツ識別番号と、コンテンツを提供するサーバー装置を指定する情報とが記憶されており、前記書き換え可能領域には、対価が支払い済みであることを示す情報と、そのコンテンツのコンテンツ再生装置へのダウンロードが終了していることを示す情報とが記憶されるようになされており、前記対価が支払い済みであることを示す情報は、その記憶媒体に対する対価が支払われたときに、店舗にて書き込まれるものであり、前記コンテンツ再生装置へのダウンロードが終了していることを示す情報は、当該コンテンツが、前記コンテンツを提供するサーバー装置から前記コンテンツ再生装置にダウンロードされ、コンテンツ再生装置内に保存されたときに書き込まれるものとされているものである。
また、前記無線IDタグの書き換え可能領域には、前記コンテンツ再生装置に固有の機器識別情報が記憶されるようになされており、該コンテンツ再生装置の機器識別情報は、当該コンテンツが前記サーバー装置から前記コンテンツ再生装置にダウンロードされて保存されたときに書き込まれるようになされているものである。
さらに、前記無線IDタグの書き換え禁止領域には、そのコンテンツの試聴回数を制限するか否かを示す情報が記憶されており、前記無線IDタグの書き換え可能領域には、残り試聴回数を記憶することができるようになされているものである。
さらにまた、本発明のコンテンツ再生装置は、コンテンツを管理しているサーバー装置からコンテンツをダウンロードして再生することができるコンテンツ再生装置であって、記憶媒体に備えられている無線IDタグに記憶されている情報を読み取る無線IDタグリーダーと、前記無線IDタグに情報を書き込む無線IDタグライターと、前記無線IDタグに対価が支払い済みであることを示す情報が記憶されており、かつ、そのコンテンツのダウンロードが終了していることを示す情報が記憶されていないときに、前記無線IDタグに記憶されている前記サーバー装置を指定する情報を読み取って前記サーバー装置にアクセスし、該サーバー装置からその無線IDタグに対応するコンテンツをダウンロードして保存する手段と、前記コンテンツの保存が終了した後に、前記無線IDタグにコンテンツのダウンロードが終了していることを示す情報を書き込む手段とを有するものである。
さらにまた、前記書き込む手段は、前記コンテンツのダウンロードが終了していることを示す情報とともに、自機に固有の機器識別情報も前記無線IDタグに書き込むようになされており、前記無線IDタグに対価が支払い済みであることを示す情報及びそのコンテンツのダウンロードが終了していることを示す情報が記憶されているときであっても、前記無線IDタグに記憶されているコンテンツ再生装置の機器識別情報と自機の機器識別情報が一致しており、かつ、自機にそのコンテンツが保存されていないときには、前記サーバー装置からそのコンテンツをダウンロードして保存する手段を有するものである。
さらにまた、本発明の他のコンテンツ再生装置は、コンテンツを管理しているサーバー装置からストリーミング配信されるコンテンツを再生することができるコンテンツ再生装置であって、記憶媒体に備えられている無線IDタグに記憶されている情報を読み取る無線IDタグリーダーと、前記無線IDタグに対価が支払い済みであることを示す情報が記憶されているときに、前記無線IDタグに記憶されている前記サーバー装置を指定する情報を読み取って前記サーバー装置にアクセスし、該サーバー装置からその無線IDタグに対応するコンテンツのストリーミング配信を受ける手段とを有するものである。
さらにまた、前記無線IDタグに情報を書き込む無線IDタグライターと、前記無線IDタグにコンテンツの試聴回数を制限する旨の情報が記憶されているときに、前記無線IDタグに記憶されている残り試聴回数の情報を読み取って、該残り試聴回数の値が0でないときに、前記サーバー装置からその無線IDタグに対応するコンテンツのストリーミング配信を受ける手段と、該コンテンツの再生時間が所定時間以上となったときに、前記残り試聴回数の値を1だけ少ない値として、前記無線IDタグに書き込む手段とを有するものである。
さらにまた、本発明のサーバー装置は、コンテンツを管理し、記憶媒体に記憶されている情報を読み取ったコンテンツ再生装置からのリクエストに応じて当該コンテンツを送信するサーバー装置であって、前記コンテンツ再生装置にコンテンツをダウンロードさせたときに、前記記憶媒体に固有の識別番号、その記憶媒体に対応するコンテンツのコンテンツ識別番号及びそのコンテンツ再生装置に固有の機器識別情報を関連づけて記憶するデータベースを備え、前記コンテンツ再生装置からコンテンツダウンロードリクエストを受信したときに、前記データベースを参照して、その記憶媒体に関する最初のダウンロードであるときに、そのコンテンツをダウンロードさせ、その記憶媒体に関する最初のダウンロードでないときであっても、そのコンテンツ再生装置の機器識別情報が前記データベースに記憶されている機器識別情報と一致しているときには、そのコンテンツをダウンロードさせる手段とを有するものである。
本発明のコンテンツ再生管理用データを記憶した記憶媒体、コンテンツ再生装置及びサーバー装置によれば、CDやDVDといったコンテンツ自体を記録した記録媒体がなくても、コンテンツの再生が可能となる。
また、個々のコンテンツ再生装置対応に、適切な著作権保護のもとに、曲の再生や保存のコントロールを行うことができる。
さらに、コンテンツ再生管理用データを記憶した記憶媒体のみを販売すればよいので、CDやDVDのようにかさばらず、しかも軽いので持ち運びが容易である。
本発明のコンテンツ再生管理用データを記憶した記憶媒体、コンテンツ再生装置(プレーヤー)及びサーバー装置からなるコンテンツ再生システムは、音楽コンテンツ、映像コンテンツなどコンテンツの種類を問わず各種のコンテンツに適用することができるが、以下では、音楽コンテンツ(曲データ)に適用した実施の形態を例にとって説明する。
図1は、本発明の記憶媒体、プレーヤー及びサーバー装置からなる曲再生システムの一構成例を示す機能ブロック図である。
この図において、1は本発明のコンテンツ再生管理用データを記憶した記憶媒体である。後述するように、この記憶媒体は曲データを販売するために用いられる音楽販売用記憶媒体であり、以下、「SONGKEY」と呼ぶ。図示するように、SONGKEY1は、無線IDタグ2を内蔵しており、この無線IDタグ2に後述する各種のコンテンツ再生管理用データが記憶されている。この無線IDタグ2は、上述した書き換え可能なタイプのものである。また、電源については、内蔵しているタイプ、内蔵していないタイプのいずれでもよいが、電源を内蔵しないタイプの方が好ましい。また、無線IDタグ2は、通常、1cm角程度の大きさであり、SONGKEY1はそれを内蔵することのできるサイズであればよく、例えば、クレジットカードなどの大きさとすることができる。さらに、SONGKEY1の形状もカード状に限らず任意のものとすることができる。ここでは、例えば、ガム1枚程度の大きさのプラスチック製のカードとされているものとする。
10は、前記SONGKEY1を用いて音楽を再生することができるコンテンツ再生装置(以下、「SONGKEYプレーヤー」と呼ぶ。)である。このSONGKEYプレーヤー10において、11はSONGKEYプレーヤー10の動作を制御するマイクロコンピュータなどからなる中央制御部、12は制御プログラムや各種データを記憶するメモリ、13はキー入力部、14は表示部、15は前記SONGKEY1に内蔵されている無線IDタグ2からのデータを受信する無線IDタグリーダー、16は前記無線IDタグ2に対してデータを書き込む無線IDタグライター、17は後述する曲管理サーバー30との間のデータのやり取りを暗号化して行うための暗号化・復号化処理部、18はインターネットなどのネットワークに接続するためのネットワーク通信部、19はダウンロードされた曲データなどを格納するハードディスク装置などの大容量記憶装置(HDD)、20はオーディオデータ生成部、21は該オーディオデータ生成部21からのオーディオデータをアナログ信号に変換するD/A変換器、22は増幅器とスピーカなどからなるオーディオ信号出力部である。なお、このSONGKEYプレーヤー10は例えば自宅などに設置されるものである(自宅SONGKEYプレーヤー)。
また、30は、インターネットに接続されて設けられた曲管理サーバーである。この曲管理サーバー30には、複数の音楽コンテンツが蓄積された楽曲データベースが接続されており、クライアント(コンテンツ再生装置)からリクエストのあった楽曲の曲データをクライアントにダウンロードさせたり、あるいは、ストリーミング配信する。
後述するように、SONGKEY1を購入してきたユーザーがSONGKEYプレーヤー10の無線IDタグリーダー15でSONGKEY1のデータを読み取らせると、そのSONGKEY1に対応する曲データが前記曲管理サーバー30からSONGKEYプレーヤー10にダウンロードされハードディスク装置19に格納される。これにより、ユーザーはその曲を任意に再生することが可能となる。
図2は、持ち運びが可能なポータブルSONGKEYプレーヤー40を有する曲再生システムの機能ブロック図である。
この図に示すように、ポータブルSONGKEYプレーヤー40は、ポータブルSONGKEYプレーヤー40の動作を制御するマイクロコンピュータなどからなる中央制御部41、制御プログラムや各種データを記憶するメモリ42、キー入力部43、表示部44、SONGKEY1に内蔵されている無線IDタグ2からのデータを受信する無線IDタグリーダー45、前記無線IDタグ2に対してデータを書き込む無線IDタグライター46、暗号化・復号化処理部47、無線LAN通信部48、オーディオデータ生成部49、D/A変換器50及び増幅器とヘッドフォンなどからなるオーディオ信号出力部51を有している。前記SONGKEYプレーヤー10と比較すると、ポータブルSONGKEYプレーヤー40には、ダウンロードした曲データを格納するハードディスク装置が設けられておらず、また、インターネットに接続するための手段として無線アクセスポイント52に接続することのできる無線LAN通信部48を有している点で異なっている。
後述するように、ポータブルSONGKEYプレーヤー40を用いる場合には、無線アクセスポイント52を介して、前記曲管理サーバー30からSONGKEY1に対応する曲データのストリーミング配信を受けて、その曲を再生することができる。
図3は、前記SONGKEY1に内蔵されている無線IDタグ2中のメモリに記憶される情報を示す図である。前述のように、この無線IDタグ2には、フラッシュメモリ、EEPROM又はFeRAMなどの書き換え可能な不揮発性メモリが搭載されており、該メモリには、書き換え禁止エリア3と書き換え可能エリア4とが設けられている。
そして、書き換え禁止エリア3には、商品シリアル番号、曲ID、曲管理サーバURL、店頭試聴可否フラグ、試聴回数制限フラグの各情報が記憶されており、書き換え可能エリア4には、残り試聴回数、支払い済フラグ、ダウンロード済みフラグ及びダウンロード先機器IDなどの情報が記憶される。
「商品シリアル番号」は、個々の記憶媒体1に固有の識別番号(シリアル番号)であり、この情報を読めばSONGKEYであることがわかるだけでなく、シリアル番号でひとつひとつのSONGKEYを区別することができる。同じ曲のSONGKEYでも、2つあれば異なるシリアル番号が付されている。すなわち、通常商品に付されているバーコードのように商品の種別を識別することができるだけではなく、個々の商品を識別することができるように情報量が大きいものとされている。
「曲ID」は、曲1曲ずつに割り振られた曲識別番号であり、この番号から曲を特定することができる。
「曲管理サーバーURL」は、曲データをダウンロードしたり、曲データのストリーム配信を受けるためにアクセスする曲管理サーバー30のURL(Uniform Resource Locator)である。
「店頭試聴可否フラグ」は、SONGKEY1を購入するときに、店頭試聴プレーヤーでその曲を再生することを許可する場合にセットされているフラグである。
「試聴回数制限フラグ」は、SONGKEY購入後に、曲データをストリーミング配信させる回数に制限を設ける場合にセットされているフラグである。
以上の各情報が、前記書き換え禁止エリア3に記憶されている。
書き換え可能エリア4には、次の情報が記憶される。
「残り試聴回数」は、試聴回数制限がある場合にあと何回試聴することができるかを示す情報であり、1回試聴するごとに1ずつ減少されるようになされている。
「支払い済みフラグ」は、購入時に店頭レジによりセットされるフラグであり、正規に購入されたことを示す情報である。
「ダウンロード済みフラグ」は、曲データを曲管理サーバーから正常にダウンロードし終わったときに、SONGKEYプレーヤーによってセットされるフラグである。
「ダウンロード先機器ID」は、曲データのダウンロード先の機器(SONGKEYプレーヤー)に固有の識別番号(機器ID)であり、曲データをダウンロードした後に、該SONGKEYプレーヤーによりその機器IDが書き込まれる。この機器IDは、同一機種のものでも区別することが可能なように個々のSONGKEYプレーヤーに割り当てられたシリアル番号である。
このようなSONGKEY1を用いる曲再生システムにおいては、もはやCD販売店でCDやDVDなどの記録メディア自体ではなく、例えばプラスチックカード製とされたSONGKEY1が販売されることとなる。前述のように、SONGKEY1には、前述した各種データが書き込まれた無線IDタグ2が埋め込まれており、店内には、前記無線IDタグ2と通信する無線IDタグリーダー/ライターを備えたSONGKEY店頭試聴プレーヤーが設置されており、また、レジスター(店頭レジ)にも無線IDタグリーダー/ライターが備えられている。SONGKEY店頭試聴プレーヤーは、前述した自宅SONGKEYプレーヤー10と同様の構成とされている。
図4は、販売店においてSONGKEYを試聴し、購入するときのシーケンスを説明する図であり、(a)はユーザーが試聴を行うときのシーケンス、(b)は購入時にレジにて実行される処理のシーケンスを示している。
図4の(a)において、ユーザーが試聴したいSONGKEY1を手に取り、店内に備え付けられているSONGKEY店頭試聴プレーヤーに近付けると、SONGKEY読み取りシーケンスが開始され(ステップS1)、SONGKEY1に搭載された無線IDタグ2の前記書き換え禁止エリア3に書き込まれている「店頭試聴可否フラグ」が読み取られる(ステップS2)。店頭試聴可否フラグがセットされておらず、試聴不可とされているときは、ステップS4に進み、SONGKEY店頭試聴プレーヤーの表示部に試聴不可とされている旨の表示が行われる(ステップS5)。
店頭試聴可否フラグがセットされているときは、前記書き換え禁止エリア3に記憶されている曲IDとその曲をダウンロードすることができる曲管理サーバーのURLを読み取る(ステップS5,S6)。
そして、ステップS6でURLを読み取った曲管理サーバー30へのアクセスを開始する(ステップS7)。
曲管理サーバー30へアクセスすると、まず、そのSONGKEY店頭試聴プレーヤーが設置されている店舗を識別する店舗IDを曲管理サーバー30に送信する(ステップS8)。
曲管理サーバー30では、SONGKEY店頭試聴プレーヤーからの店舗IDを受信すると、相互に認証処理を行い(曲管理サーバ30のステップS21及びSONGKEY店頭試聴プレーヤーのステップS9)、正規に登録された店舗であるか否かを判定する(ステップS22)。その結果、認証に失敗すると、認証に失敗したことをそのSONGKEY店頭試聴プレーヤーに送信する(ステップS23)。正規に登録された店舗からのアクセスであることが確認され、認証に成功すると(ステップS22がYES)、暗号化して送信する曲データを復号するための暗号解読キーを前記SONGKEY店頭試聴プレーヤーに対して送信する(ステップS24)。
SONGKEY店頭試聴プレーヤーは、曲管理サーバー30から暗号解読キーを受信すると、前記ステップS5で読み取った曲IDを曲管理サーバー30に送信し(ステップS10)、曲管理サーバー30は受信した曲IDに対応する楽曲の曲データを暗号化して、当該SONGKEY店頭試聴プレーヤーに対してストリーミング配信する(ステップS25)。
店頭試聴プレーヤーは、ストリーミング配信された曲データを受信し、予め受信していた暗号解読キーを用いて復号し(ステップS11)、その曲を再生する(ステップS12)。
このようにして、ユーザーは、SONGKEY店頭試聴プレーヤーにSONGKEY1を近付けるだけで、その曲を試聴することができる。
ユーザーがその曲を気に入り、購入したい場合には、そのSONGKEY1をレジに持っていく。図4の(b)は、購入時のシーケンスを示すフローチャートである。
店員がSONGKEYをレジスターに近付けると、そのSONGKEY1の無線IDタグ2の書き換え禁止エリア3に記憶されている「商品シリアル番号」のデータが、レジスターに設けられている無線IDタグリーダーにより読み取られる(ステップS31)。これにより、レジにその金額が表示され、顧客はその金額を支払う(ステップS32)。支払いを確認すると、店員は、レジスターに設けられている無線IDタグライターを用いて、そのSONGKEY1の無線IDタグの書き換え可能エリア4における「支払い済みフラグ」をセットする書き込みを行う(ステップS33)。
店舗の出入り口には、万引き防止用のSONGKEYリーダーが備え付けられており、顧客がその横を通り過ぎるときにSONGKEYの前記支払い済みフラグの内容を読み取り、支払いが済んでいないものがあれば警告音を鳴らすこともできる。
次に、SONGKEY1を購入したユーザーが帰宅し、購入した楽曲を再生するときのシーケンスについて、図5を参照して説明する。
SONGKEYを購入したユーザーが家に帰り、部屋に備え付けてあるSONGKEYプレーヤー10(図1)の電源を投入し、今購入したばかりのSONGKEY1をSONGKEYプレーヤー10に近付けると、SONGKEY読み取りシーケンスが開始される(ステップS41)。SONGKEYプレーヤー10の無線IDタグリーダー15により、まず、SONGKEY1の無線IDタグ2に記憶されている「支払い済みフラグ」が読み取られる(ステップS42)。その結果、支払い済みでないときは、取り扱い不可を示す表示がSONGKEYプレーヤー10の表示部14に表示され、処理は終了する(ステップS56)。
支払い済みフラグがセットされているときは、前記「ダウンロード済みフラグ」を読み取り、そのSONGKEY1の楽曲の曲データが既にダウンロードされてHDD19に格納されているか否かを判定する(ステップS44)。
その曲がダウンロード済みでないとき(ステップS44がNO)は、SONGKEY1に記憶されている「曲ID」、「商品シリアル番号」、「曲管理サーバーURL」を読み取り(ステップS45,S46)、ネットワーク通信部18を介して曲管理サーバー30へのアクセスを開始する(ステップS47)。
まず、曲管理サーバー30との間で相互に認証処理が行われる(ステップS48及び曲管理サーバー30のステップS71)。そして、認証が終了すると、その機器ID、前記ステップS45で読み取ったそのSONGKEY1の曲ID、及び、SONGKEY1の商品シリアル番号を曲管理サーバー30に送信する(ステップS49)。
曲管理サーバー30は、該送られてきた情報に基づいてSONGKEYごとのダウンロード履歴などを記憶したデータベースを参照して、そのSONGKEYが正規のものであり、そのSONGKEYに対応する曲データがまだダウンロードされていないことを確認すると(ステップS72がYES)、自宅SONGKEYプレーヤー10から送られてくる曲データダウンロードリクエスト(ステップS50)に対して、ダウンロードOKの応答と暗号解読キーを送信し(ステップS73)、続けて、リクエストされた曲データを送信する(ステップS74)。そして、送信が完了したら、SONGKEY1の商品シリアル番号とその曲IDと前記SONGKEYプレーヤー10の機器IDとを関連づけて前記データベースに登録する(ステップS75,S76)。
なお、前記ステップS72でNOと判定された場合、すなわち、通常はあり得ないことであるが、新品のSONGKEYを購入したにもかかわらず曲管理サーバー30にそのSONGKEYについて曲データがダウンロード済みであることが記録されているときには、曲管理サーバー側に異常があるとして、サポート窓口に電話をかけることを促すメッセージをSONGKEYプレーヤー10の表示部14に表示させるようにする(ステップS77)。
前記SONGKEYプレーヤー10は、前記ステップS73で送られてきた暗号解読キーを用いて送られてきた曲データを復号し(ステップS51)、該曲データをHDD19に保存する(ステップS52)。そして、保存が完了したら、前記無線IDタグライター16を用いて、前記SONGKEY1の無線IDタグ2における書き換え可能エリア4の「ダウンロード済みフラグ」をセットする(ステップS53,S54)とともに、「ダウンロード先機器ID」に自機の機器ID(シリアル番号)を書き込む(ステップS55)。
これにより、新規に購入したSONGKEY1の音楽コンテンツのダウンロード処理が終了した。ユーザーは、これ以降、SONGKEY1をSONGKEYプレーヤー10に毎回読み取らせることなく、HDD19に保存された音楽コンテンツを随時再生して楽しむことができる。
なお、SONGKEY1をSONGKEYプレーヤー10に読み取らせることによっても、その音楽コンテンツを再生することができる。すなわち、この場合には、前記ステップS44のSONGKEY1から読み取られた曲IDの音楽コンテンツが既にダウンロード済みであるか否かの判定結果がYESとなるため、ステップS57に進み、そのSONGKEY1に書き込まれているダウンロード先機器IDを読み取る。そして、読み取ったダウンロード先機器IDと自SONGKEYプレーヤー10の機器IDとが一致していることを確認し(ステップS58)、一致しているときには、その曲IDを読み取ってHDD19内をサーチする(ステップS59)。そして、見つかった曲データを再生する(ステップS61)。このようにSONGKEY1の曲データをダウンロードした後に、SONGKEY1をSONGKEYプレーヤー10に読み取らせることでも、その音楽コンテンツの再生を楽しむことができる。
なお、前記ステップS58で機器IDが一致していないとき、すなわち、異なる機器に用いられたSONGKEYであるときは、自宅SONGKEYプレーヤーストリーム再生シーケンス(図7)に進む。該ストリーム再生シーケンスの詳細については後述するが、これにより、友人などから借りたSONGKEYを用いてその曲のストリーミング再生を行うことができる。ただし、曲のダウンロードはすることができない。
また、前記HDD19内に曲データが保存されていなかったとき(前記ステップS60がNO)には、後述するハードディスク再ダウンロードシーケンス(図6)に進む。
次に、ハードディスク再ダウンロードシーケンスについて説明する。音楽コンテンツをHDD19にダウンロードした後に、何らかのトラブルでHDD19から曲データを読み出せなくなり、ダウンロードした音楽コンテンツを楽しむことができなくなることがある。このような場合でも、本発明のSONGKEY1を所有していれば、機器IDを利用することによって不正コピーを防いだ上で曲管理サーバー30から再度曲データをダウンロードすることができる。
図6は、ハードディスク再ダウンロードシーケンスを示すフローチャートである。
HDD19が故障するなどして格納されているデータを読み出せなくなると、ユーザーはハードディスクの入れ替えを行う(ステップS81)。すなわち、SONGKEYプレーヤー10に新しいハードディスク19を挿入して電源を投入し(ステップS82)、HDDの初期化(フォーマット)を行う(ステップS83)。この初期化時に、機器ID(SONGKEYプレーヤー10のシリアル番号)がHDD19に書き込まれる(ステップS84)。このように、初期化時にHDD19に機器IDを書き込むことで、このHDDを他のSONGKEYプレーヤーに接続しても、機器IDをチェックすることにより、そのHDDに格納されている音楽コンテンツを再生しないようにすることができ、不正利用を防止することができる。
このように新しいHDD19を接続して初期化した後、以前購入したSONGKEY1をSONGKEYプレーヤー10に近付け、その記憶内容を読み取らせる。これにより、SONGKEY読み取りシーケンス(図5のステップS41)に移行する(ステップS85)。
この場合には、SONGKEY1にダウンロード済みフラグが書き込まれているので、ステップS42、S43、S44の判定結果がYES、S57、S58がYES、S59と進むが、HDD19内に当該曲データが保存されていないので、ステップS60の判定結果がNOとなり、図6のステップS91に進み、再度曲管理サーバー30にアクセスしてその曲データをダウンロードしようと試みる。
すなわち、そのSONGKEY1から曲IDと曲管理サーバーのURLを読み取り(ステップS91,S92)、曲管理サーバー30にアクセスを開始する(ステップS93)。そして、前述と同様に、相互に認証を行って互いの正当性を確認した上で(ステップS94及び曲管理サーバーのステップS101(図5のステップS71と同じ))、SONGKEYプレーヤー10は曲管理サーバー30に対し機器ID、曲ID及びSONGKEY1の商品シリアル番号を送信する(ステップS95)。
曲管理サーバー30では、送られてきた情報に基づいてデータベースを参照し、その商品シリアル番号のSONGKEY1に対するダウンロードが初めてであるか否かを判定する(ステップS102(図5のステップS72と同じ))。ここで、初回ダウンロードであると判定したときは、ステップS105に進む。この場合は、以前にダウンロードされたことがあるため、判定結果はNOとなる。そこで、曲管理サーバー30中に保存している過去のダウンロード記録を検索し(ステップS103)、送られてきた機器IDとSONGKEYのシリアル番号が前記データベースに記憶されているSONGKEY1の商品シリアル番号及び機器IDと一致するか否かを確認する(ステップS104)。この結果、一致している場合は、全く同じ機器においてHDD19が故障したか、あるいは、バックアップ目的のダウンロードであると判定して、曲のダウンロードシーケンスを開始させる。すなわち、SONGKEYプレーヤー10からの曲データダウンロードリクエスト(ステップS96)に応答して、暗号解読キーを送信し(ステップS105)、続いて、当該曲データを送信する(ステップS106)。そして、送信が完了したら(ステップS107)、今回の処理は終了する。
SONGKEYプレーヤー10では、送られてきた暗号解読キーを用いて送られてきた曲データの暗号化を解除し(ステップS97)、その曲データを入れ換えたHDD19に保存する(ステップS98)。
なお、前記ステップS103において、送られてきたSONGKEYの商品シリアル番号及び機器IDとデータベースに記憶されている商品シリアル番号及び機器IDとが一致しないときは、曲管理サーバー30側に保存したデータに異常があるものとして、サポート窓口に電話をかけることを促すメッセージをSONGKEYプレーヤー10の表示部14に表示させるようにする(ステップS108)。
このように、本発明によれば、SONGKEY1を保管してさえいれば、たとえSONGKEYプレーヤー10のHDD19が故障したとしても、入れ換えたHDDに音楽コンテンツを再度ダウンロードして復活させることができる。
次に、自宅SONGKEYプレーヤーストリーム再生シーケンスについて説明する。
前述のように、SONGKEY1を自宅SONGKEYプレーヤー10に読み取らせたときに(図5のステップS41)、そのSONGKEY1に「支払い済みフラグ」と「ダウンロード済みフラグ」がセットされており、SONGKEY1に記録されている「機器ID」とそのSONGKEYプレーヤー10の機器IDが一致していないとき(ステップS58がNO)は、この自宅SONGKEYプレーヤーストリーム再生シーケンスが実行される。このような状態は、例えば、友人から借りたSONGKEY1を自宅のSONGKEYプレーヤー10に読み取らせたときなどに対応する。
前記図5におけるステップS58の判定結果がNOであるときは図7に進み、まず、そのSONGKEY1の無線IDタグ2の書き換え禁止エリア3に記憶されている「試聴回数制限フラグ」を読み取る(ステップS111)。その結果、試聴回数制限フラグがセットされており、試聴回数に制限が設けられているときは(ステップS112がYES)、そのSONGKEY1の無線IDタグ2の書き換え可能エリア4に記録されている「残り試聴回数」を読み取って、その値が0であるか否かを判定する(ステップS113)。残り試聴回数が0となっていたときは、その曲を試聴することができないので、取り扱い不可の表示を行って処理を終了する(ステップS114)。
試聴回数制限フラグがセットされておらず試聴回数に制限が設けられていないとき(ステップS112がNO)、又は、残り試聴回数が0でないとき(ステップS113がNO)は、該SONGKEY1に記憶されている曲IDと曲管理サーバー30のURLを読み取り(ステップS115,S116)、曲管理サーバー30へのアクセスを開始する(ステップS117)。
そして、前述と同様に、曲管理サーバー30との間で相互認証を行い、互いの正当性を確認する(ステップS118及び曲管理サーバー30のステップS131)。
相互認証が終了すると、SONGKEYプレーヤー10は、そのSONGKEY1の曲IDとその曲の曲データのストリーム配信要求を曲管理サーバー30に送信する(ステップS119,S120)。
これを受けて、曲管理サーバー30は、そのSONGKEYプレーヤー10に対して暗号解読キーを送信し(ステップS132)、続けてリクエストされた曲データをストリーミング配信する(ステップS133)。
SONGKEYプレーヤー10は、前記暗号解読キーを用いてストリーミング配信された曲データの暗号化を解除し(ステップS121)、前記オーディオデータ生成部20、D/A変換器21、オーディオ信号出力部22を用いてその曲を再生する(ステップS122)。そして、曲の再生を開始してから予め設定されている所定の時間(例えば、3分間)経過したときに(ステップS123)、前記無線IDライター16を用いて前記SONGKEY1の無線IDタグ1の書き換え可能エリア4における「残り試聴回数」の値を1だけ減少させた値に書き換える(ステップS124)。このように、あらかじめ設定した所定時間よりも短い時間の再生は、1回の試聴であると判定しないようにしている。
以上のように、友人から借りたSONGKEYのように機器IDが一致していないときであっても、その試聴回数が制限回数に達していないときには、その曲のストリーミング配信を受けてその曲を再生することができる。ただし、その曲のダウンロードはすることができない。
次に、SONGKEY1と前記ポータブルSONGKEYプレーヤー40を用いた音楽コンテンツの再生について説明する。前述のように、ポータブルSONGKEYプレーヤー40にはHDD19は備えられていないが、無線LAN機能が備えられているので、例えば、ホットスポットなどの無線LANサービスが提供されているコーヒーショップなどで、曲管理サーバー30からSONGKEY1の曲データのストリーミング配信を受けてその再生を楽しむことができる。
図8は、前記SONGKEY1と前記ポータブルSONGKEYプレーヤー40を用いたコンテンツの再生シーケンスを示すフローチャートである。
ユーザーがポータブルSONGKEYプレーヤー40を用いてSONGKEY1に記憶されているデータの読み取りシーケンスを開始させると(ステップS141)、支払い済みフラグが読み取られ(ステップS142)、支払い済みでないときは(ステップS143がNO)、ポータブルSONGKEYプレーヤー40の表示部44に取り扱い不可の表示が行われて処理が終了する。
一方、支払い済みであるときは、SONGKEY1の無線IDタグ2の書き換え禁止エリア3に記憶されている「試聴回数制限フラグ」が読み取られる(ステップS145)。その結果、試聴回数制限フラグがセットされており、試聴回数に制限が設けられているときは(ステップS146がYES)、SONGKEY1の無線IDタグ2の書き換え可能エリア4に記憶されている「残り試聴回数」のデータを読み取り、残り試聴回数が0となっているか否かを判定する(ステップS147)。残り試聴回数が0となっていたときは、試聴することができないので、取り扱い不可の表示を行って処理を終了する。
残り試聴回数が0でないとき(ステップS147がNO)、又は、前記試聴回数制限フラグがセットされておらず試聴回数に制限が設けられていないとき(ステップS146がNO)は、そのSONGKEY1に記憶されている曲IDとその曲管理サーバー30のURLを読み取る(ステップS148,S149)。そして、曲管理サーバー30へのアクセスを開始する(ステップS150)。
そして、前述と同様に、曲管理サーバー30との間で相互認証を行い、互いの正当性を確認すると(ステップS151及び曲管理サーバー30のステップS161)、ポータブルSONGKEYプレーヤー40は、曲IDとその曲の曲データのストリーミング配信要求を曲管理サーバー30に送信し(ステップS152,S153)、曲管理サーバー30は、ポータブルSONGKEYプレーヤー40に対して暗号解読キーを送信し、その曲データをストリーミング配信する(ステップS162,S163)。
ポータブルSONGKEYプレーヤー40は、ストリーミング配信された曲の暗号化を解除し(ステップS154)、前記オーディオデータ生成部49及びD/A変換器50を介して、オーディオ信号出力部51から出力する(ステップS155)。そして、曲の再生を開始してから所定の時間(例えば、3分間)経過したときに(ステップS156)、前記SONGKEY1の無線IDタグ2の書き換え可能エリア4における「残り試聴回数」の値を1だけ減少させた値に変更して書き込む(ステップS157)。
このシーケンスにおいては、ポータブルSONGKEYプレーヤー40の機器IDのチェックを行っていないので、ユーザーの友人もポータブルSONGKEYプレーヤー40を所有している場合には、その友人のポータブルSONGKEYプレーヤーにユーザーの所有しているSONGKEY1を読み取らせることで、(試聴回数が許す範囲内で)友人もその曲を聴くことができる。また、SONGKEY1を友人に貸したときは、友人はポータブルSONGKEYプレーヤー40又は前述のように自宅SONGKEYプレーヤー10を用いて自宅でその曲をストリーミング再生することができるが、曲をダウンロードすることはできない。
なお、上記ポータブルSONGKEYプレーヤー40は、無線IDタグライター46を内蔵しており、前記残り試聴回数をデクリメントして書き込むようにしていたが、無線IDタグライター46を設けず、試聴回数制限フラグがセットされておらずに試聴回数の制限がないコンテンツについてのみ曲データのストリーミング配信を受けるようにしてもよい。
また、小型のHDDが内蔵されているポータブルSONGKEYプレーヤーの場合には、前記自宅SONGKEYプレーヤー10と同様に、曲データをHDDにダウンロードして再生するようにしてもよい。
さて、上述のように、本発明のSONGKEY1は無線IDタグ2を内蔵しているものであれば、どのような形状のものであってもよい。
そこで、お菓子につけられるおまけのフィギュアなどに前記無線IDタグ2を埋め込んでSONGKEY1とすることもできる。
この実施の形態においては、おまけがついたお菓子を購入したユーザーが自宅に帰り、おまけのフィギュアを前記SONGKEYプレーヤー10に近付けると、前述と同様に、SONGKEYプレーヤー10がSONGKEY1であるフィギュア内の無線IDタグ2を読み取り、前記曲管理サーバー30にアクセスする。ここで、前記曲管理サーバー30は、そのお菓子メーカーの契約歌手の歌をそのSONGKEYプレーヤー10にストリーミング再生させるようにしてもよいし、あるいは、お菓子の商品シリアル番号を用いて抽選を行い、当たりが出たら、曲データをプレゼントとしてダウンロードさせるようにすることもできる。
このように、本発明のSONGKEY1はその形状が限られないので、さまざまの形態で利用することができる。
なお、以上の説明においては、曲データという音楽コンテンツの販売の場合を例に取って説明したが、これに限られることはなく、動画や静止画などの映像コンテンツの場合にも同様に適用することができる。
本発明のコンテンツ再生管理データを記憶した記憶媒体、コンテンツ再生装置及びサーバー装置からなるコンテンツ再生システムの一実施の形態である曲再生システムの構成例を示す機能ブロック図である。 ポータブルプレーヤーを有する曲再生システムの構成例を示す機能ブロック図である。 記憶媒体に記憶されている情報を示す図である。 本発明の記憶媒体を購入するときのシーケンスを説明するための図であり、(a)は試聴を行うときのシーケンス、(b)は購入時にレジにて行われる処理のシーケンスを示す図である。 本発明の記憶媒体を用いて購入したコンテンツを再生するときのシーケンスを示す図である。 ハードディスクにコンテンツを再ダウンロードするときのシーケンスを示す図である。 コンテンツをストリーミング再生するときのシーケンスを示す図である。 ポータブルプレーヤーを用いてコンテンツを再生するときのシーケンスを示す図である。
符号の説明
1:記憶媒体(SONGKEY)、2:無線IDタグ、3:書き換え禁止エリア、4:書き換え可能エリア、10:(自宅)SONGKEYプレーヤー、11:中央制御部、12:メモリ、13:キー入力部、14:表示部、15:無線IDタグリーダー、16:無線IDタグライター、17:暗号化・復号処理部、18:ネットワーク通信部、19:ハードディスク装置、20:オーディオデータ生成部、21:D/A変換器、22:オーディオ信号出力部、30:曲管理サーバー、40:ポータブルSONGKEYプレーヤー、41:中央制御部、42:メモリ、43:表示部、44:キー入力部、45:無線IDタグリーダー、46:無線IDタグライター、47:暗号化・復号処理部、48:無線LAN通信部、49:オーディオデータ生成部、50:D/A変換器、51:オーディオ信号出力部、52:無線アクセスポイント

Claims (8)

  1. 無線IDタグを備えた記憶媒体であって、
    前記無線IDタグは、書き換え禁止領域と書き換え可能領域を有する記憶領域を有し、
    前記書き換え禁止領域には、その記憶媒体に固有の識別番号と、提供するコンテンツを識別するコンテンツ識別番号と、コンテンツを提供するサーバー装置を指定する情報とが記憶されており、
    前記書き換え可能領域には、対価が支払い済みであることを示す情報と、そのコンテンツのコンテンツ再生装置へのダウンロードが終了していることを示す情報とが記憶されるようになされており、
    前記対価が支払い済みであることを示す情報は、その記憶媒体に対する対価が支払われたときに、店舗にて書き込まれるものであり、
    前記コンテンツ再生装置へのダウンロードが終了していることを示す情報は、当該コンテンツが、前記コンテンツを提供するサーバー装置から前記コンテンツ再生装置にダウンロードされ、コンテンツ再生装置内に保存されたときに書き込まれるものであることを特徴とするコンテンツ再生管理データを記憶した記憶媒体。
  2. 前記無線IDタグの書き換え可能領域には、前記コンテンツ再生装置に固有の機器識別情報が記憶されるようになされており、該コンテンツ再生装置の機器識別情報は、当該コンテンツが前記サーバー装置から前記コンテンツ再生装置にダウンロードされて保存されたときに書き込まれるものであることを特徴とする請求項1記載のコンテンツ再生管理データを記憶した記憶媒体。
  3. 前記無線IDタグの書き換え禁止領域には、そのコンテンツの試聴回数を制限するか否かを示す情報が記憶されており、前記無線IDタグの書き換え可能領域には、残り試聴回数を記憶することができるようになされていることを特徴とする請求項1又は2に記載のコンテンツ再生管理データを記憶した記憶媒体。
  4. コンテンツを管理しているサーバー装置からコンテンツをダウンロードして再生することができるコンテンツ再生装置であって、
    記憶媒体に備えられている無線IDタグに記憶されている情報を読み取る無線IDタグリーダーと、
    前記無線IDタグに情報を書き込む無線IDタグライターと、
    前記無線IDタグに対価が支払い済みであることを示す情報が記憶されており、かつ、そのコンテンツのダウンロードが終了していることを示す情報が記憶されていないときに、前記無線IDタグに記憶されている前記サーバー装置を指定する情報を読み取って前記サーバー装置にアクセスし、該サーバー装置からその無線IDタグに対応するコンテンツをダウンロードして保存する手段と、
    前記コンテンツの保存が終了した後に、前記無線IDタグにコンテンツのダウンロードが終了していることを示す情報を書き込む手段と
    を有することを特徴とするコンテンツ再生装置。
  5. 前記書き込む手段は、前記コンテンツのダウンロードが終了していることを示す情報とともに、自機に固有の機器識別情報も前記無線IDタグに書き込むようになされており、
    前記無線IDタグに対価が支払い済みであることを示す情報及びそのコンテンツのダウンロードが終了していることを示す情報が記憶されているときであっても、前記無線IDタグに記憶されているコンテンツ再生装置の機器識別情報と自機の機器識別情報が一致しており、かつ、自機にそのコンテンツが保存されていないときには、前記サーバー装置からそのコンテンツをダウンロードして保存する手段を有することを特徴とする請求項4記載のコンテンツ再生装置。
  6. コンテンツを管理しているサーバー装置からストリーミング配信されるコンテンツを再生することができるコンテンツ再生装置であって、
    記憶媒体に備えられている無線IDタグに記憶されている情報を読み取る無線IDタグリーダーと、
    前記無線IDタグに対価が支払い済みであることを示す情報が記憶されているときに、前記無線IDタグに記憶されている前記サーバー装置を指定する情報を読み取って前記サーバー装置にアクセスし、該サーバー装置からその無線IDタグに対応するコンテンツのストリーミング配信を受ける手段と
    を有することを特徴とするコンテンツ再生装置。
  7. 前記無線IDタグに情報を書き込む無線IDタグライターと、
    前記無線IDタグにコンテンツの試聴回数を制限する旨の情報が記憶されているときに、前記無線IDタグに記憶されている残り試聴回数の情報を読み取って、該残り試聴回数の値が0でないときに、前記サーバー装置からその無線IDタグに対応するコンテンツのストリーミング配信を受ける手段と、
    該コンテンツの再生時間が所定時間以上となったときに、前記残り試聴回数の値を1だけ少ない値として、前記無線IDタグに書き込む手段と
    を有することを特徴とする請求項6記載のコンテンツ再生装置。
  8. コンテンツを管理し、記憶媒体に記憶されている情報を読み取ったコンテンツ再生装置からのリクエストに応じて当該コンテンツを送信するサーバー装置であって、
    前記コンテンツ再生装置にコンテンツをダウンロードさせたときに、前記記憶媒体に固有の識別番号、その記憶媒体に対応するコンテンツのコンテンツ識別番号及びそのコンテンツ再生装置に固有の機器識別情報を関連づけて記憶するデータベースを備え、
    前記コンテンツ再生装置からコンテンツダウンロードリクエストを受信したときに、前記データベースを参照して、その記憶媒体に関する最初のダウンロードであるときに、そのコンテンツをダウンロードさせ、その記憶媒体に関する最初のダウンロードでないときであっても、そのコンテンツ再生装置の機器識別情報が前記データベースに記憶されている機器識別情報と一致しているときには、そのコンテンツをダウンロードさせる手段と
    を有することを特徴とするサーバー装置。
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