JP2005240600A - Multiple throttle device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、例えば内燃機関の吸気通路を開閉する複数のスロットルバルブが一体的に回転可能な多連スロットル装置に関する。 The present invention relates to a multiple throttle device in which, for example, a plurality of throttle valves that open and close an intake passage of an internal combustion engine can rotate integrally.
特許文献1には、個々の気化器に設けられた複数のスロットルバルブが一体的に回転するように連係された多連スロットル装置が開示されている。この装置では、個々のスロットルバルブが調整スクリュー(調整ネジ)を含むリンク機構を介して一体的に回転するように機械的に連係されている。上記の調整スクリューは、隣り合うスロットルバルブの一方に設けられ、他方のスロットルバルブに設けられたストッパレバーに突き当てられる。この調整スクリューのねじ込み量を調整することにより、個々のスロットルバルブの回転位置を調整することができる。
しかしながら、このように隣り合うスロットルバルブを調整スクリューを含むリンク機構により連係している構成では、長期の使用により経時的にリンク機構の寸法ばらつきを招き易い。スロットルバルブの調整は工場等で行わねばならず、頻繁に行えるものではない。 However, in the configuration in which the adjacent throttle valves are linked by the link mechanism including the adjusting screw as described above, the dimensional variation of the link mechanism is likely to occur over time due to long-term use. Adjustment of the throttle valve must be done at a factory or the like and cannot be performed frequently.
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、個々のスロットルバルブ毎に開度調整を精度良く行うことができ、かつ、長期にわたって精度良く調整された状態を良好に維持し得る新規な多連スロットル装置を提供することを主たる目的としている。 The present invention has been made in view of such a problem, and the degree of opening can be accurately adjusted for each throttle valve, and the state of being accurately adjusted over a long period of time can be satisfactorily maintained. The main purpose is to provide a new multiple throttle device.
同軸上に配置される複数のスロットルバルブと、これら複数のスロットルバルブの中で最も軸方向外側に位置するスロットルバルブを回転駆動するアクチュエータと、上記複数のスロットルバルブが一体的に回転するように、隣り合うスロットルバルブを接続する電磁クラッチと、を有する。 A plurality of throttle valves arranged on the same axis, an actuator that rotationally drives a throttle valve located on the outermost side in the axial direction among the plurality of throttle valves, and the plurality of throttle valves so as to rotate integrally. And an electromagnetic clutch for connecting adjacent throttle valves.
本発明によれば、電磁クラッチを開放した状態で、個々のスロットルバルブ毎に開度調整を精度良く行うことができ、かつ、調整後に、電磁クラッチを締結することにより、全てのスロットルバルブが一体構造となり、リンク機構のような寸法ばらつきを招くことがない。従って、全てのスロットルバルブが正確に調整された状態を長期にわたって良好に維持することができる。 According to the present invention, the opening degree can be accurately adjusted for each throttle valve with the electromagnetic clutch opened, and after the adjustment, all the throttle valves are integrated by fastening the electromagnetic clutch. It becomes a structure, and does not cause a dimensional variation like a link mechanism. Therefore, the state in which all the throttle valves are accurately adjusted can be well maintained over a long period of time.
以下、本発明を、内燃機関の各気筒に接続する吸気分岐通路を開閉する多連スロットル装置に適用した実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。 Hereinafter, an embodiment in which the present invention is applied to a multiple throttle device that opens and closes an intake branch passage connected to each cylinder of an internal combustion engine will be described in detail with reference to the drawings.
図1は、本発明の一実施例に係る多連スロットル装置を示している。この多連スロットル装置は、同軸上に配置される複数(この例では3つ)のスロットルバルブ12(12A,12B,12C)と、これら複数のスロットルバルブ12の中で最も軸方向外側に位置する一方(図1では右方)の第1スロットルバルブ12Aを回転駆動するアクチュエータ14と、複数のスロットルバルブ12が一体的に回転するように、隣り合うスロットルバルブ12を締結・接続する2つの電磁クラッチ16(16A,16B)と、を有している。各スロットルバルブ12には、軸部22を例えば閉弁方向へ常時付勢する付勢手段としてのリターンスプリング18が設けられている。
FIG. 1 shows a multiple throttle device according to an embodiment of the present invention. The multiple throttle device is located on the outermost side in the axial direction among a plurality (three in this example) of throttle valves 12 (12A, 12B, 12C) arranged on the same axis and among the plurality of
各スロットルバルブ12は、ハウジング20に軸受21を介して回転可能に支持される軸部22と、この軸部22にボルト23によって固定され、吸気分岐通路24を開閉する弁体25と、を有している。ハウジング20は、図示せぬシリンダヘッドと吸気マニホールドとの間に介装され、各吸気分岐通路24がシリンダヘッドの側面に開口する吸気ポートに連通する状態で、シリンダヘッドに固定される。
Each
アクチュエータ14は、運転者によるアクセルペダルの操作とは独立してエンジン制御部40からの指令信号により作動可能な電制モータであり、第1ギヤ26及び第2ギヤ27を介して第1スロットルバルブ12Aを開弁方向へ回転駆動する。第2ギヤ27はボルト・ナット28により第1スロットルバルブ12Aの軸部22の一端に共締め固定されている。これらのギヤ26,27はカバー29によりハウジング20内に収容配置されている。
The
アクチュエータ14の非作動状態でもスロットルバルブ12が完全に閉塞された状態となることを回避するように、デフォルトレバー36と、このデフォルトレバー36をハウジング20に対して閉弁方向へ付勢する第1レバースプリング37と、第1スロットルバルブ12Aの軸部22及び第2レバー27をデフォルトレバー36に対して開弁方向へ付勢する第2レバースプリング38と、が設けられている。なお、第2レバースプリング38は、デフォルトレバー36を介して第1スロットルバルブ12Aを閉弁方向へ付勢する上記のリターンスプリング18としての機能を兼用している。
A
各電磁クラッチ16は、周知のように、物体間の磁気的な結合によるクラッチであり、代表的には、磁性流体や磁性粉末クラッチ、渦電流クラッチ、及びヒステリシスクラッチなどが挙げられる。エンジン搭載状態での通常の使用形態では、電磁クラッチ16A,16Bの双方が締結され、3つのスロットルバルブ12A〜12Cが一体構造となる。つまり、アクチュエータ14の駆動力がギヤ26,27を介して第1スロットルバルブ12Aに伝達され、この回転動力が第1電磁クラッチ16Aを介して中間スロットルバルブ12Bへ伝達され、かつ、この回転動力が第2電磁クラッチ16Bを介して第2スロットルバルブ12Cに伝達されて、全てのスロットルバルブ12がリターンスプリング18,38の付勢力に抗して一体的に回動する。
As is well known, each
このような本実施例によれば、電磁クラッチ16A,16Bを開放した状態で、個々のスロットルバルブ毎に、その開度、つまりスロットルバルブと吸気分岐通路のボア間のクリアランスを精度良く調整することができる。クリアランス調整後のエンジン搭載状態における通常の使用形態では、電磁クラッチ16A,16Bが締結され、これにより3つのスロットルバルブ12A〜12Cが一体構造となる。従って、上述した特許文献1のように隣り合うスロットルバルブがリンク機構により連係されている場合のように経時的なリンク機構の寸法ばらつきを招くことがなく、個々のスロットルバルブが精度良く調整された状態を長期にわたって安定して確保することができる。
According to the present embodiment, the opening degree, that is, the clearance between the throttle valve and the bore of the intake branch passage can be accurately adjusted for each throttle valve with the
また、本実施例では、中間スロットルバルブ12Bの開度、すなわち回転角度位置を検出する第1開度センサ41と、第2スロットルバルブ12Cの開度、すなわち回転角度位置を検出する第2開度センサ42と、が設けられ、両センサ41,42からの検出信号に基づいて、エンジン制御部40により電磁クラッチ16A,16Bの締結及び開放を切り換えるようになっている。
In the present embodiment, the
この切換動作について、図2を参照して説明する。ステップ(図ではSと記す)1では、第1開度センサ41の検出信号に基づいて、中間スロットルバルブ12Bが作動不良・故障しているかを判定する(作動不良検出手段)。ステップ2では、第2開度センサ44の検出信号に基づいて、第2スロットルバルブ12Cが作動不良・故障しているかを判定する。中間スロットルバルブ12Bが作動不良であると判定されると、S1からS3へ進み、この中間スロットルバルブ12Bの直ぐアクチュエータ側である第1電磁クラッチ16Aを開放し、以降、第1スロットルバルブ12のみを開閉制御する(クラッチ切換手段)。駆動力伝達を切断された中間スロットルバルブ12B及び第2スロットルバルブ12Cは、それぞれリターンスプリング18により全閉位置もしくは必要アイドル空気量を発生するスロットル開度位置に強制的に保持される。第2スロットルバルブ12Cが故障していると判定されると、S2からS4へ進み、この第2スロットルバルブ12Cの直ぐアクチュエータ側に位置する第2電磁クラッチ16Bを開放し、以降、第1スロットルバルブ12及び中間スロットルバルブ12Bを開閉制御する(クラッチ切換手段)。駆動力伝達を切断された第2スロットルバルブ12Cは、リターンスプリング18により全閉位置もしくは必要アイドル空気量を発生するスロットル開度位置に保持される。
This switching operation will be described with reference to FIG. In step (denoted by S in the figure) 1, it is determined whether the
このように本実施例では、少なくとも一つのスロットルバルブの固着等による作動不良を検出し、作動不良が検出されると、そのスロットルバルブの直ぐアクチュエータ側の電磁クラッチを開放している。従って、中間スロットルバルブ12B又は第2スロットルバルブ12Cのいずれかが故障・作動不良に陥っても、作動不良となったスロットルバルブを切り離し、残りの正常なスロットルバルブの作動を継続して、いくつかの気筒のスロットル制御(吸入空気量制御)を継続することができる。よって、フェールセーフ時のリンプホーム性能を向上することができる。
As described above, in this embodiment, an operation failure due to fixing of at least one throttle valve or the like is detected, and when the operation failure is detected, the electromagnetic clutch on the actuator side of the throttle valve is released. Therefore, even if either of the
以上のように本発明を具体的な実施例に基づいて説明してきたが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で、種々の変形・変更を含むものである。例えば、2個又は4個以上のスロットルバルブを有する多連スロットル装置に本発明を適用することもできる。また、構成の簡素化の目的で、センサ41,42を省略し、既存のエアフロメータによる回転変動等からスロットルバルブの作動不良を推定するようにしても良い。
As described above, the present invention has been described based on the specific embodiments. However, the present invention is not limited to the above-described embodiments, and includes various modifications and changes without departing from the spirit of the present invention. . For example, the present invention can be applied to a multiple throttle device having two or four or more throttle valves. Further, for the purpose of simplifying the configuration, the
以上の説明より把握し得る特徴的な技術思想について列記する。 The characteristic technical ideas that can be grasped from the above explanation are listed.
(1)同軸上に配置される複数のスロットルバルブ12A〜12Cと、これら複数のスロットルバルブの中で最も軸方向外側に位置するスロットルバルブ12Aを回転駆動するアクチュエータ14と、上記複数のスロットルバルブが一体的に回転するように、隣り合うスロットルバルブを接続する電磁クラッチ16A,16Bと、を有する。
(1) A plurality of
(2)少なくとも一つのスロットルバルブの作動不良を検出する作動不良検出手段(S1,S2)と、作動不良が検出されたスロットルバルブのアクチュエータ側の電磁クラッチを開放するクラッチ切換手段(S3,S4)と、を有する。 (2) A malfunction detection means (S1, S2) for detecting malfunction of at least one throttle valve, and a clutch switching means (S3, S4) for releasing the electromagnetic clutch on the actuator side of the throttle valve where the malfunction is detected. And having.
12A〜12C…スロットルバルブ
14…アクチュエータ
16A,16B…電磁クラッチ
40…エンジン制御部
41,42…開度センサ
12A to 12C ...
Claims (2)
これら複数のスロットルバルブの中で最も軸方向外側に位置するスロットルバルブを回転駆動するアクチュエータと、
上記複数のスロットルバルブが一体的に回転するように、隣り合うスロットルバルブを接続する電磁クラッチと、を有する多連スロットル装置。 A plurality of throttle valves arranged on the same axis;
An actuator that rotationally drives a throttle valve located on the outermost side in the axial direction among the plurality of throttle valves;
A multiple throttle device comprising: an electromagnetic clutch for connecting adjacent throttle valves so that the plurality of throttle valves rotate integrally.
作動不良が検出されたスロットルバルブのアクチュエータ側の電磁クラッチを開放するクラッチ切換手段と、
を有する請求項1に記載の多連スロットル装置。
Malfunction detection means for detecting malfunction of at least one throttle valve;
Clutch switching means for releasing the electromagnetic clutch on the actuator side of the throttle valve in which the malfunction is detected;
The multiple throttle device according to claim 1, comprising:
Priority Applications (1)
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JP2004048883A JP2005240600A (en) | 2004-02-25 | 2004-02-25 | Multiple throttle device |
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Publications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009103022A (en) * | 2007-10-23 | 2009-05-14 | Mikuni Corp | Multiple throttle device |
JP2021156186A (en) * | 2020-03-25 | 2021-10-07 | 日立Astemo株式会社 | Intake control device |
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2004
- 2004-02-25 JP JP2004048883A patent/JP2005240600A/en active Pending
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