JP2005239227A - 卵包装容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 衛生的に多目的に利用することができる卵包装容器を提供する。
【解決手段】 容器本体1と、容器本体1の上端開口部11を開閉する蓋2と、容器本体内へ嵌め込まれかつ蓋の下端開口部21の内側に着脱可能である加工容器3とからなり、容器本体の上端開口部11の外周縁部に係止部12を形成し、蓋の外周縁部に係止部12と互いに係合かつ離脱可能である凹面部22を形成し、加工容器はその上端開口部31の外周縁部に受部32を形成し、かつ容器本体に受部を介して保持可能であり、容器本体の内底面と上記加工容器の底部との間は単一の卵を収納可能なかつ上下動を抑制可能とする収納空間4となっており、加工容器の受部32と蓋の凹面部22とは互いに係合かつ離脱可能であって、受部が凹面部の内壁面223に弾力的に接触している。
【選択図】 図1
【解決手段】 容器本体1と、容器本体1の上端開口部11を開閉する蓋2と、容器本体内へ嵌め込まれかつ蓋の下端開口部21の内側に着脱可能である加工容器3とからなり、容器本体の上端開口部11の外周縁部に係止部12を形成し、蓋の外周縁部に係止部12と互いに係合かつ離脱可能である凹面部22を形成し、加工容器はその上端開口部31の外周縁部に受部32を形成し、かつ容器本体に受部を介して保持可能であり、容器本体の内底面と上記加工容器の底部との間は単一の卵を収納可能なかつ上下動を抑制可能とする収納空間4となっており、加工容器の受部32と蓋の凹面部22とは互いに係合かつ離脱可能であって、受部が凹面部の内壁面223に弾力的に接触している。
【選択図】 図1
Description
本発明は、単一の卵を携帯したり輸送したりする場合などに便利な卵包装容器に関するものである。
少ない個数の卵を衛生的に傷つけずに輸送したり携帯することができる卵包装容器として、例えば特開2001−55218号公報に記載の食品の包装容器(以下「従来例1」という。)や特開2002−19867号公報に記載の卵包装用容器(以下「従来例2」という。)が提案されている。また容器内部の密閉性を確保するために実用新案登録第3070846号登録実用新案公報に記載の食品収納用容器(以下「従来例3」という。)が提案されている。
従来例1は、4個の卵を入れる容器本体と、この容器本体と片側でヒンジ部によって接続されている透明な材料で作成されている蓋とからなり、上記容器本体には卵に適合した形状の4つの凹部が形成されかつ蓋にも閉めた状態で凹部内の卵を被せる状態になるように4つの凹部が形成され、容器本体の上部に蓋を重ね合わせた状態で嵌め合わせ機構によって容器本体と蓋とが互いに固定される。
従来例2は、4個の卵を入れる容器本体と、容器本体の開口部を上側から被せることができる蓋体とからなり、上記容器本体には4つの角錐状の卵収納凹部が形成されており、前段側の2つの卵収納凹部が卵のほぼ下半分を収納することができる程度に浅く、後段側の2つの卵収納凹部がそれより深くなる傾斜状態になっており、傾斜した容器本体の外周縁に蓋体の傾斜した外周縁が密着嵌合するものである。
従来例3は、容器本体と蓋体の周縁を外方に張り出したフランジ部とし、容器本体と蓋体のフランジ部が重ね合わされて容器内部が密閉される構造となっているものである。
特開2001−55218号公報
特開2002−19867号公報
実用新案登録第3070846号登録実用新案公報
従来例1は、4個の卵を入れる容器本体と、この容器本体と片側でヒンジ部によって接続されている透明な材料で作成されている蓋とからなり、上記容器本体には卵に適合した形状の4つの凹部が形成されかつ蓋にも閉めた状態で凹部内の卵を被せる状態になるように4つの凹部が形成され、容器本体の上部に蓋を重ね合わせた状態で嵌め合わせ機構によって容器本体と蓋とが互いに固定される。
従来例2は、4個の卵を入れる容器本体と、容器本体の開口部を上側から被せることができる蓋体とからなり、上記容器本体には4つの角錐状の卵収納凹部が形成されており、前段側の2つの卵収納凹部が卵のほぼ下半分を収納することができる程度に浅く、後段側の2つの卵収納凹部がそれより深くなる傾斜状態になっており、傾斜した容器本体の外周縁に蓋体の傾斜した外周縁が密着嵌合するものである。
従来例3は、容器本体と蓋体の周縁を外方に張り出したフランジ部とし、容器本体と蓋体のフランジ部が重ね合わされて容器内部が密閉される構造となっているものである。
従来例1及び従来例2は、いずれも卵の形状に対応する収納用の凹部が形成されているので、運搬などの移動中に卵が傷付くことが防止できる。そして従来例3では容器内部が密閉されているために食品の衛生上好ましい。
しかしながら、これらの従来例には次のような課題がある。すなわち、
従来例1及び従来例2では、例えば屋外で生卵を食べる場合、容器には卵を収納するための凹部が設けられているため、当該凹部が障害となってこの容器を食器として転用することが困難である。
従来例3では、食品として卵を入れる容器として利用することができ、当該容器を携帯して例えばハイキングに行き、目的地にて生卵を食べる場合、容器から卵を取り出して割った卵の中身を容器内に落すことによって食器として利用することができる。しかし、当該容器では移動中に卵が容易に移動するために割れたり傷付くおそれがある他に、卵の外殻や容器内面に雑菌が付着している可能性があるから、保険衛生上の問題がある。
いずれの従来例も卵包装容器として衛生的にかつ多目的に利用することができない。
本発明の目的は、衛生的に多目的に利用することができる卵包装容器を提供することにある。
しかしながら、これらの従来例には次のような課題がある。すなわち、
従来例1及び従来例2では、例えば屋外で生卵を食べる場合、容器には卵を収納するための凹部が設けられているため、当該凹部が障害となってこの容器を食器として転用することが困難である。
従来例3では、食品として卵を入れる容器として利用することができ、当該容器を携帯して例えばハイキングに行き、目的地にて生卵を食べる場合、容器から卵を取り出して割った卵の中身を容器内に落すことによって食器として利用することができる。しかし、当該容器では移動中に卵が容易に移動するために割れたり傷付くおそれがある他に、卵の外殻や容器内面に雑菌が付着している可能性があるから、保険衛生上の問題がある。
いずれの従来例も卵包装容器として衛生的にかつ多目的に利用することができない。
本発明の目的は、衛生的に多目的に利用することができる卵包装容器を提供することにある。
本発明に係る卵包装容器の第1の特徴は、上端が開口されている容器本体と、この容器本体の上端に着脱可能に取付けられる蓋と、上端が開口されていると共に上記容器本体内に配置される加工容器とからなるところにある。上記容器本体はその上端開口部の外周縁部に係止部を形成してあり、上記蓋は上記容器本体の上端開口部を開閉可能であり、その外周縁部に上記係止部と互いに係合かつ離脱可能である凹面部を形成してあり、上記加工容器はその上端開口部の外周縁部に受部を形成してあり、上記容器本体にその上端開口部から容器本体内へ嵌め込み可能であって上記受部を介して保持可能であり、加工容器の上端開口部が上記蓋によって被覆可能であり、上記容器本体の内底面と上記加工容器の底部との間は単一の卵を収納することができると共に上下動を抑制可能とする収納空間となっているものである。
本発明に係る卵包装容器の第2の特徴は、上記第1の特徴を前提として、収納空間において、卵を容器本体の内底面と加工容器の底部とによって挟持することができるものであることにある。
本発明に係る卵包装容器の第3の特徴は、上記第1又は第2の特徴を前提として、加工容器の底部が弾性変形可能であることにある。
本発明に係る卵包装容器の第4の特徴は、上記第1、第2又は第3の特徴を前提として、収納空間は、小袋に入れた調味料を収納可能である広さを備えていることにある。
本発明に係る卵包装容器の第5の特徴は、上記第1、第2、第3又は第4の特徴を前提として、加工容器の受部は容器本体の上端開口部の外周縁部上に保持されるものであることにある。
本発明に係る卵包装容器の第6の特徴は、上記第1、第2、第3、第4又は第5の特徴を前提として、容器本体の係止部と加工容器の受部とは蓋の凹面部内に係合かつ離脱可能であることにある。
本発明に係る卵包装容器の第7の特徴は、上記第1、第2、第3、第4、第5又は第6の特徴を前提として、加工容器の受部と蓋の凹面部とは互いに係合かつ離脱可能であって、上記受部が上記凹面部の内壁面に弾力的に接触していることにある。
本発明に係る卵包装容器の第2の特徴は、上記第1の特徴を前提として、収納空間において、卵を容器本体の内底面と加工容器の底部とによって挟持することができるものであることにある。
本発明に係る卵包装容器の第3の特徴は、上記第1又は第2の特徴を前提として、加工容器の底部が弾性変形可能であることにある。
本発明に係る卵包装容器の第4の特徴は、上記第1、第2又は第3の特徴を前提として、収納空間は、小袋に入れた調味料を収納可能である広さを備えていることにある。
本発明に係る卵包装容器の第5の特徴は、上記第1、第2、第3又は第4の特徴を前提として、加工容器の受部は容器本体の上端開口部の外周縁部上に保持されるものであることにある。
本発明に係る卵包装容器の第6の特徴は、上記第1、第2、第3、第4又は第5の特徴を前提として、容器本体の係止部と加工容器の受部とは蓋の凹面部内に係合かつ離脱可能であることにある。
本発明に係る卵包装容器の第7の特徴は、上記第1、第2、第3、第4、第5又は第6の特徴を前提として、加工容器の受部と蓋の凹面部とは互いに係合かつ離脱可能であって、上記受部が上記凹面部の内壁面に弾力的に接触していることにある。
本発明において、容器本体と加工容器との間の収納空間内で単一の卵を移動制御可能に収納することができるので、傷付けることなく移動する包装容器としての本来の機能が発揮される他に、上記収納空間と区別して加工容器を設けているので、使用時に衛生的に食器として利用することができ、多目的な利用が可能となる。
本発明において、蓋の下端開口部の凹面部に加工容器の受部を所定のばね力で接触させて互いに係止及び離脱可能とすることにより、蓋と加工容器の一体化が可能となり、蓋を開けた際に加工容器が容器本体から離れるので、使用時まで加工容器内の汚染が防止され、衛生的な使用が可能となる。
本発明において、蓋の下端開口部の凹面部に加工容器の受部を所定のばね力で接触させて互いに係止及び離脱可能とすることにより、蓋と加工容器の一体化が可能となり、蓋を開けた際に加工容器が容器本体から離れるので、使用時まで加工容器内の汚染が防止され、衛生的な使用が可能となる。
本発明の卵包装容器について図面を参照して説明する。
図1及び図2に示す卵包装容器は、いずれもプラスチック材によって成形された容器本体1と、蓋2と、加工容器3とからなるものである。
容器本体1は、図1、図2及び図3に示すように、上端が開口されており、内部に卵Eを収納するものである。容器本体1は、上端開口部11の縁部外側にフランジからなる係止部12を形成してある。上端開口部11の縁部内側に凹面部13が形成されている。
蓋2は、図1、図2及び図4に示すように、容器本体1の上端に着脱可能に取付けられるものである。蓋2は図示の例ではキャップ状に形成されており、下端開口部21が下方に向けて外側に拡大されている。下端開口部21の縁部内側に凹面部22が形成されている。凹面部22は、その天井部が規制部221となっており、下部には内方に突出した係止部222を設けてある。係止部222は図2及び図4の例では、凹面部22の内周に沿って図4の上下左右の4箇所に設けてある等長のリブで構成されている。凹面部22は規制部221と係止部222と内壁面223とによって保持溝を形成している。
加工容器3は、図1、図2及び図5に示すように、その上端が開口されていると共に、容器本体1内に配置されるものである。加工容器3は、上端開口部31の外周縁部がフランジからなる受部32となっている。加工容器3は容器本体1の上端開口部11から容器本体内へ嵌め込み可能である。また加工容器の上端開口部31は蓋2によって上側から被覆されている。
図1及び図2に示す卵包装容器は、いずれもプラスチック材によって成形された容器本体1と、蓋2と、加工容器3とからなるものである。
容器本体1は、図1、図2及び図3に示すように、上端が開口されており、内部に卵Eを収納するものである。容器本体1は、上端開口部11の縁部外側にフランジからなる係止部12を形成してある。上端開口部11の縁部内側に凹面部13が形成されている。
蓋2は、図1、図2及び図4に示すように、容器本体1の上端に着脱可能に取付けられるものである。蓋2は図示の例ではキャップ状に形成されており、下端開口部21が下方に向けて外側に拡大されている。下端開口部21の縁部内側に凹面部22が形成されている。凹面部22は、その天井部が規制部221となっており、下部には内方に突出した係止部222を設けてある。係止部222は図2及び図4の例では、凹面部22の内周に沿って図4の上下左右の4箇所に設けてある等長のリブで構成されている。凹面部22は規制部221と係止部222と内壁面223とによって保持溝を形成している。
加工容器3は、図1、図2及び図5に示すように、その上端が開口されていると共に、容器本体1内に配置されるものである。加工容器3は、上端開口部31の外周縁部がフランジからなる受部32となっている。加工容器3は容器本体1の上端開口部11から容器本体内へ嵌め込み可能である。また加工容器の上端開口部31は蓋2によって上側から被覆されている。
容器本体1、蓋2及び加工容器3の相互の関係について説明する。
蓋2は容器本体1の上端開口部11を開閉可能である。蓋2は、容器本体1に対して係止手段を構成している係止部12及び凹面部22によって取付け取り外し自在である。
蓋2による容器本体1の開閉時において、容器本体の係止部12は凹面部22の係止部222を乗り越えて凹面部と係合し又は凹面部から離脱する。係止部12は凹面部22の係止部222を乗り越える時には、容器本体1の上端開口部11と蓋2の下端開口部21との一方又は双方が弾性変形して、係止部の移動が阻止されないから、蓋の動作が円滑に行える。
図1に示すように、包装時には加工容器3は容器本体1に嵌め込まれた状態でかつ受部32が容器本体1の外周縁部の係止部12上に重ねられた状態で容器本体に支持されている。また加工容器3の底部と容器本体1の内底面との間は単一の卵Eを収納することができる収納空間4となっている。そして収納空間4の高さは、卵Eが上下動することを抑制することができるものに設定されており、望ましくは図2に示すように、容器本体の内底面と加工容器との底部外面とで卵を挟持し、上下方向はもちろん左右方向への移動を阻止するようにすると良い。また収納空間4は、小袋に詰めた調味液や塩などの調味料Sも収納することができる広さを備えている。
加工容器3は、蓋2に対して係止手段を構成している凹面部22及び受部32によって取付け取り外しが自在である。通常、図6に示すように、加工容器3は蓋2の下端開口部21の内側に一体に上記係止手段(凹面部22及び受部32)を通じて離脱可能に結合されている。結合状態では、加工容器3の受部32は、蓋2の凹面部22に所定のばね力で係合されている。係合をより一層確実なものとするために、受部32の外周端面321は凹面部22の内壁面223に所定の弾性力で接触して外周端面が内壁面を所定のばね力で外側に向けて押圧している。
図1に示す卵Eを包装している状態において、容器本体1、蓋2及び加工容器3の関係について説明すると、蓋2の凹面部22内に容器本体の係止部12と加工容器の受部32が係合され、容器本体、蓋及び加工容器が一体化され結合されている。このような結合状態から、蓋2の下端開口部21を外側に変形させながら蓋を上方に引張れば、係止部12が蓋の係止部222を乗り越えるから、蓋は内側に加工容器を抱きかかえたまま容器本体から外れる。この時、受部32の外周端面は凹面部22の内壁面223に強く接触しているから蓋2から外れることなく蓋と一体となって容器本体1から外れる。
蓋2は容器本体1の上端開口部11を開閉可能である。蓋2は、容器本体1に対して係止手段を構成している係止部12及び凹面部22によって取付け取り外し自在である。
蓋2による容器本体1の開閉時において、容器本体の係止部12は凹面部22の係止部222を乗り越えて凹面部と係合し又は凹面部から離脱する。係止部12は凹面部22の係止部222を乗り越える時には、容器本体1の上端開口部11と蓋2の下端開口部21との一方又は双方が弾性変形して、係止部の移動が阻止されないから、蓋の動作が円滑に行える。
図1に示すように、包装時には加工容器3は容器本体1に嵌め込まれた状態でかつ受部32が容器本体1の外周縁部の係止部12上に重ねられた状態で容器本体に支持されている。また加工容器3の底部と容器本体1の内底面との間は単一の卵Eを収納することができる収納空間4となっている。そして収納空間4の高さは、卵Eが上下動することを抑制することができるものに設定されており、望ましくは図2に示すように、容器本体の内底面と加工容器との底部外面とで卵を挟持し、上下方向はもちろん左右方向への移動を阻止するようにすると良い。また収納空間4は、小袋に詰めた調味液や塩などの調味料Sも収納することができる広さを備えている。
加工容器3は、蓋2に対して係止手段を構成している凹面部22及び受部32によって取付け取り外しが自在である。通常、図6に示すように、加工容器3は蓋2の下端開口部21の内側に一体に上記係止手段(凹面部22及び受部32)を通じて離脱可能に結合されている。結合状態では、加工容器3の受部32は、蓋2の凹面部22に所定のばね力で係合されている。係合をより一層確実なものとするために、受部32の外周端面321は凹面部22の内壁面223に所定の弾性力で接触して外周端面が内壁面を所定のばね力で外側に向けて押圧している。
図1に示す卵Eを包装している状態において、容器本体1、蓋2及び加工容器3の関係について説明すると、蓋2の凹面部22内に容器本体の係止部12と加工容器の受部32が係合され、容器本体、蓋及び加工容器が一体化され結合されている。このような結合状態から、蓋2の下端開口部21を外側に変形させながら蓋を上方に引張れば、係止部12が蓋の係止部222を乗り越えるから、蓋は内側に加工容器を抱きかかえたまま容器本体から外れる。この時、受部32の外周端面は凹面部22の内壁面223に強く接触しているから蓋2から外れることなく蓋と一体となって容器本体1から外れる。
次に使用方法について説明する。
卵包装容器の移動時には、図1に示す状態すなわち容器本体1上に蓋2を被せ、収納空間4内には卵Eと小袋に詰めた調味料Sを入れた状態で卵包装容器を手に持つか又は箱に入れて運ぶ。
例えば屋外で卵包装容器を開封して卵Eを食べるには、まず、蓋2を容器本体1から外す。この時、図7に示すように加工容器3は蓋2と一緒にその内側に装着された状態で容器本体1の上端開口部11から離脱される。ついで、容器本体1内から卵E及び小袋に詰めた調味料Sを取り出す。その後、蓋2の内側に装着された加工容器3を外して、この加工容器を食器として卵を加工する。加工時に、図8に示すように容器本体1を加工容器3の置き台として利用する場合には、加工容器を容器本体の上端開口部11から嵌め込んで受部32を係止部12上に載せて吊り下げ状態で容器本体に支持させる。この状態から、卵Eが生卵であれば、図9に示すようにこれを割って中身Eaを加工容器3内に落し、生卵の中身上に、調味料Sを入れた小袋を開けて小袋の中から調味料例えばタレをかけて箸などで撹拌して、適当な加工状態に達した溶き卵を食器に入れてある飯上に掛けるか又は加工容器内に飯を入れて食事をする。いずれの場合も加工容器3を食器として利用する。
卵Eが温泉卵である場合にも、上例の生卵である卵Eと同様の方法で処理する。
また卵Eがゆで卵であれば、調味料Sとして例えば塩を小袋に詰めておき、ゆで卵の殻を剥いて、殻を容器本体1内に入れ、ゆで卵本体は加工容器3内に移し、加工容器内に入れた塩をつけながら、食べることによって加工容器を食器として利用することができる。
卵包装容器の移動時には、図1に示す状態すなわち容器本体1上に蓋2を被せ、収納空間4内には卵Eと小袋に詰めた調味料Sを入れた状態で卵包装容器を手に持つか又は箱に入れて運ぶ。
例えば屋外で卵包装容器を開封して卵Eを食べるには、まず、蓋2を容器本体1から外す。この時、図7に示すように加工容器3は蓋2と一緒にその内側に装着された状態で容器本体1の上端開口部11から離脱される。ついで、容器本体1内から卵E及び小袋に詰めた調味料Sを取り出す。その後、蓋2の内側に装着された加工容器3を外して、この加工容器を食器として卵を加工する。加工時に、図8に示すように容器本体1を加工容器3の置き台として利用する場合には、加工容器を容器本体の上端開口部11から嵌め込んで受部32を係止部12上に載せて吊り下げ状態で容器本体に支持させる。この状態から、卵Eが生卵であれば、図9に示すようにこれを割って中身Eaを加工容器3内に落し、生卵の中身上に、調味料Sを入れた小袋を開けて小袋の中から調味料例えばタレをかけて箸などで撹拌して、適当な加工状態に達した溶き卵を食器に入れてある飯上に掛けるか又は加工容器内に飯を入れて食事をする。いずれの場合も加工容器3を食器として利用する。
卵Eが温泉卵である場合にも、上例の生卵である卵Eと同様の方法で処理する。
また卵Eがゆで卵であれば、調味料Sとして例えば塩を小袋に詰めておき、ゆで卵の殻を剥いて、殻を容器本体1内に入れ、ゆで卵本体は加工容器3内に移し、加工容器内に入れた塩をつけながら、食べることによって加工容器を食器として利用することができる。
図示する卵包装容器によれば、卵Eを入れる収納部分としての収納空間4と、卵の加工部分としての加工容器3とを区別し、この加工容器を食器として利用することができるので、卵の殻に付着した雑菌によって加工容器内が汚染されることがなく、また加工容器は蓋2の内側にこれと一体であり、蓋の取り外し時にも加工容器内は閉じられたままであるから、加工容器の使用直前まで使用者の手や外気に触れることがないから、加工容器内が汚染されることがなく、衛生上の観点から好ましいものである。
図示する卵包装容器によれば、収納空間4は、内部の卵Eが容器本体1の内底面と加工容器3の底部との間で挟持されており、上下動作及び左右移動が抑制されるから、移動時に傷付きにくい利点がある。
図示する卵包装容器によれば、収納空間4は、内部の卵Eが容器本体1の内底面と加工容器3の底部との間で挟持されており、上下動作及び左右移動が抑制されるから、移動時に傷付きにくい利点がある。
本発明に係る卵包装容器において、図1の例では卵Eを挟持することによって安定的な包装状態の移動を可能にするが、必ずしも図示の例に限定されない。また卵Eの大きさに対応するために、加工容器3の底部を弾性変形可能にすれば、収納空間4の高さを越えた径の卵であっても弾性変形することによって上側から卵を押えることができ卵の大きさにばらつきがあっても収納空間は十分適合できる。
本発明に係る卵包装容器において、図1の例では蓋2に対して加工容器3を一体的に結合可能にしたが、必ずしもこの例に限られない。加工容器3を例えば容器本体1の凹面部13内に支持するようにしても良い。
本発明に係る卵包装容器において、図1の例では蓋2に対して加工容器3を一体的に結合可能にしたが、必ずしもこの例に限られない。加工容器3を例えば容器本体1の凹面部13内に支持するようにしても良い。
1 容器本体
11 上端開口部
12 係止部
2 蓋
21 下端開口部
22 凹面部
221 規制部
222 係止部
223 内壁面
3 加工容器
31 上端開口部
32 受部
321 受部の外周端面
4 収納空間
E 卵
S 調味料
11 上端開口部
12 係止部
2 蓋
21 下端開口部
22 凹面部
221 規制部
222 係止部
223 内壁面
3 加工容器
31 上端開口部
32 受部
321 受部の外周端面
4 収納空間
E 卵
S 調味料
Claims (7)
- 上端が開口されている容器本体と、この容器本体の上端に着脱可能に取付けられる蓋と、上端が開口されていると共に上記容器本体内に配置される加工容器とからなり、
上記容器本体はその上端開口部の外周縁部に係止部を形成してあり、
上記蓋は上記容器本体の上端開口部を開閉可能であり、その外周縁部に上記係止部と互いに係合かつ離脱可能である凹面部を形成してあり、
上記加工容器はその上端開口部の外周縁部に受部を形成してあり、上記容器本体にその上端開口部から容器本体内へ嵌め込み可能であって上記受部を介して保持可能であり、加工容器の上端開口部が上記蓋によって被覆可能であり、
上記容器本体の内底面と上記加工容器の底部との間は単一の卵を収納することができると共に上下動を抑制可能とする収納空間である
ことを特徴とする卵包装容器。 - 収納空間において、卵を容器本体の内底面と加工容器の底部とによって挟持することができるものであることを特徴とする請求項1記載の卵包装容器。
- 加工容器の底部が弾性変形可能であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の卵包装容器。
- 収納空間は、小袋に入れた調味料を収納可能である広さを備えていることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載の卵包装容器。
- 加工容器の受部は容器本体の上端開口部の外周縁部上に保持されるものであることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4記載の卵包装容器。
- 容器本体の係止部と加工容器の受部とは蓋の凹面部内に係合かつ離脱可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の卵包装容器。
- 加工容器の受部と蓋の凹面部とは互いに係合かつ離脱可能であって、上記受部が上記凹面部の内壁面に弾力的に接触していることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の卵包装容器。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004052958A JP2005239227A (ja) | 2004-02-27 | 2004-02-27 | 卵包装容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=35021380
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Country | Link |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2522928A (en) * | 2014-02-11 | 2015-08-12 | New Egg Company Ltd | A Container for holding an egg |
JP2016152793A (ja) * | 2015-02-12 | 2016-08-25 | 横山 豪 | 味付けゆで卵製造用容器 |
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2004
- 2004-02-27 JP JP2004052958A patent/JP2005239227A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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