JP2005236862A - ログ分析装置、ログ分析プログラムおよび記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 イベントの時間的特性に特徴を有する異常の検出を行うことができるログ分析装置、ログ分析プログラムおよび記録媒体を提供する。
【解決手段】 ログ分析部103は、記憶部102からログを読み出し、過去の所定期間に記録されたイベントの到着間隔または継続時間を示す時間値に関する分布を生成する。ログ分析部103は、この分布の平均値および標準偏差に基づいて理論統計分布を生成し、分析対象の所定期間に記録されたイベントの時間値に関する分布と、理論統計分布との相関度を示す相関係数を算出する。ログ分析部103は、相関係数の値が所定値以下の場合に、分析対象のイベントが異常であると判断する。
【選択図】 図1
Description
竹森敬祐、外2名,「ログ分析支援システムの提案」,情報処理学会研究報告,社団法人情報処理学会,2003年5月,p.65−70 竹森敬祐、外4名,「セキュリティデバイスログ分析支援システムの広域監視への適用」,Computer Security Symposium(CSS2003),2003年10月,p.397−402
Claims (17)
- ネットワーク機器から収集したログに基づいて分析処理を行うログ分析装置において、
前記ネットワーク機器から出力されるログを収集する収集手段と、
前記収集手段によって収集された前記ログに記録されたイベントの到着間隔または継続時間を示す時間値に基づいて、ネットワークの異常度を分析する分析手段と、
を具備することを特徴とするログ分析装置。 - 前記分析手段は、
過去の所定期間に前記ログに記録された前記イベントの前記時間値に関する第1の分布を生成する第1の生成手段と、
前記第1の分布において、分析対象の前記イベントの前記時間値以上となる前記時間値の記録数が前記第1の分布中の前記時間値の総記録数に占める割合または分析対象の前記イベントの前記時間値以下となる前記時間値の記録数が前記第1の分布中の前記時間値の総記録数に占める割合を算出する算出手段と、
を具備することを特徴とする請求項1に記載のログ分析装置。 - 前記分析手段は、
過去の所定期間に前記ログに記録された前記イベントの前記時間値に関する第1の分布を生成する第1の生成手段と、
前記第1の分布の平均値および標準偏差に基づいて理論統計分布を生成する第2の生成手段と、
前記理論統計分布に基づいて、分析対象の前記イベントの前記時間値に基づいた上側稀率または下側稀率を算出する算出手段と、
を具備することを特徴とする請求項1に記載のログ分析装置。 - 前記分析手段は、
過去の所定期間に前記ログに記録された前記イベントの前記時間値に関する第1の分布を生成する第1の生成手段と、
前記第1の分布の平均値および標準偏差に基づいて理論統計分布を生成する第2の生成手段と、
分析対象の所定期間に前記ログに記録された前記イベントの前記時間値に関する第2の分布を生成する第3の生成手段と、
前記第2の分布と前記理論統計分布との相関度を示す第1の相関係数を算出する算出手段と、
を具備することを特徴とする請求項1に記載のログ分析装置。 - 前記第2の生成手段はさらに、前記第1の分布の平均値および標準偏差に基づいて複数の理論統計分布を生成し、前記第1の分布と前記理論統計分布との相関度を示す第2の相関係数を算出し、該第2の相関係数が示す相関度に応じて前記理論統計分布を選択することを特徴とする請求項3または請求項4に記載のログ分析装置。
- 前記分析手段はさらに、前記第1の相関係数が示す相関度が所定量以下の場合に、前記分析対象の所定期間に前記ログに記録された前記イベントが異常であると判定する判定手段を具備することを特徴とする請求項4に記載のログ分析装置。
- 前記第1の生成手段はさらに、前記第1の分布の中で、異常な前記時間値を前記第1の分布から排除することを特徴とする請求項2〜請求項6のいずれかの項に記載のログ分析装置。
- 前記分析手段はさらに、前記ログに記録された複数の前記イベントをグループに分割し、同一のグループに属する前記イベントを同一のイベントとして認識するための識別情報を生成するグループ化手段を具備することを特徴とする請求項2〜請求項7のいずれかの項に記載のログ分析装置。
- ネットワーク機器から収集したログに基づいた分析処理をコンピュータに実行させるためのログ分析プログラムにおいて、
前記ネットワーク機器から出力されるログを収集するステップと、
収集された前記ログに記録されたイベントの到着間隔または継続時間を示す時間値に基づいて、ネットワークの異常度を分析するステップと、
を具備することを特徴とするログ分析プログラム。 - 収集された前記ログに記録されたイベントの到着間隔または継続時間を示す時間値に基づいて、ネットワークの異常度を分析するステップは、
過去の所定期間に前記ログに記録された前記イベントの前記時間値に関する第1の分布を生成するステップと、
前記第1の分布において、分析対象の前記イベントの前記時間値以上となる前記時間値の記録数が前記第1の分布中の前記時間値の総記録数に占める割合または分析対象の前記イベントの前記時間値以下となる前記時間値の記録数が前記第1の分布中の前記時間値の総記録数に占める割合を算出するステップと、
を具備することを特徴とする請求項9に記載のログ分析プログラム。 - 収集された前記ログに記録されたイベントの到着間隔または継続時間を示す時間値に基づいて、ネットワークの異常度を分析するステップは、
過去の所定期間に前記ログに記録された前記イベントの前記時間値に関する第1の分布を生成するステップと、
前記第1の分布の平均値および標準偏差に基づいて理論統計分布を生成するステップと、
前記理論統計分布に基づいて、分析対象の前記イベントの前記時間値に基づいた上側稀率または下側稀率を算出するステップと、
を具備することを特徴とする請求項9に記載のログ分析プログラム。 - 収集された前記ログに記録されたイベントの到着間隔または継続時間を示す時間値に基づいて、ネットワークの異常度を分析するステップにおいては、
過去の所定期間に前記ログに記録された前記イベントの前記時間値に関する第1の分布を生成するステップと、
前記第1の分布の平均値および標準偏差に基づいて理論統計分布を生成するステップと、
分析対象の所定期間に前記ログに記録された前記イベントの前記時間値に関する第2の分布を生成するステップと、
前記第2の分布と前記理論統計分布との相関度を示す第1の相関係数を算出するステップと、
を具備することを特徴とする請求項9に記載のログ分析プログラム。 - 前記第1の分布の平均値および標準偏差に基づいて理論統計分布を生成するステップは、
前記第1の分布の平均値および標準偏差に基づいて複数の理論統計分布を生成するステップと、
前記第1の分布と前記理論統計分布との相関度を示す第2の相関係数を算出し、該第2の相関係数が示す相関度に応じて前記理論統計分布を選択するステップと、
を具備することを特徴とする請求項11または請求項12に記載のログ分析プログラム。 - 収集された前記ログに記録されたイベントの到着間隔または継続時間を示す時間値に基づいて、ネットワークの異常度を分析するステップはさらに、前記第1の相関係数が示す相関度が所定量以下の場合に、前記分析対象の所定期間に前記ログに記録された前記イベントが異常であると判定するステップを具備することを特徴とする請求項12に記載のログ分析プログラム。
- 前記過去の所定期間に前記ログに記録された前記イベントの前記時間値に関する第1の分布を生成するステップにおいてはさらに、前記第1の分布の中で、異常な前記時間値を前記第1の分布から排除することを特徴とする請求項10〜請求項14のいずれかの項に記載のログ分析プログラム。
- 前記ログに記録された複数の前記イベントをグループに分割し、同一のグループに属する前記イベントを同一のイベントとして認識するための識別情報を生成するステップをさらに具備することを特徴とする請求項10〜請求項15のいずれかの項に記載のログ分析プログラム。
- 請求項9〜請求項16のいずれかの項に記載のログ分析プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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