JP2005236769A - ネットワークモニタシステム及びネットワークをモニタする方法をコンピュータに実行させるためのプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 複数の異なるネットワークの中から通信に最も適したネットワークを選択するネットワークモニタシステムを提供する。
【解決手段】 所定の範囲においてなされるネットワークに係る構成情報をデジタル情報として送信する送信部21備える放送局1と、構成情報を受信する放送信号受信部23、各々が異なるネットワーク対応し、各ネットワークによって情報を送受信する携帯電話用送受信部24、無線LAN用送受信部25、構成情報に基づいて、携帯電話用送受信部24、無線LAN用送受信部25のうちのいずれかを選択する送受信制御部29を備える携帯型通信装置7とを含む。
【選択図】 図2
【解決手段】 所定の範囲においてなされるネットワークに係る構成情報をデジタル情報として送信する送信部21備える放送局1と、構成情報を受信する放送信号受信部23、各々が異なるネットワーク対応し、各ネットワークによって情報を送受信する携帯電話用送受信部24、無線LAN用送受信部25、構成情報に基づいて、携帯電話用送受信部24、無線LAN用送受信部25のうちのいずれかを選択する送受信制御部29を備える携帯型通信装置7とを含む。
【選択図】 図2
Description
本発明は、ネットワーク環境をモニタするネットワークモニタシステム及び携帯型の通信装置にあって無線ネットワークをモニタする方法をコンピュータに実行させるためのプログラムに関する。
現在、無線LANやBluetoothなどのアクセスポイントを設置し、インターネット接続環境を利用者に提供するサービスがなされている。このようなネットワークを使用することが可能なエリアは、ホットスポット(登録商標)と呼ばれている。ネットワーク接続環境は、様々な提供事業者によって提供されており、提供事業者ごとに通信規格が異なっている。このため、ネットワークの利用者は、提供事業者の規格にあった通信装置を用意する必要がある。
ところで、近年、携帯電話に電話網以外の無線通信の機構を利用できる機能を付与することが考えられていて、テレビ放送が視聴できる携帯電話はすでに実用化されている。また、携帯電話に無線LAN等を使った通信が可能な送受信機能を付与することへの要請もある。
無線LANを使った通信の機能を付与した携帯電話では、携帯電話の通話可能な範囲と無線LANのホットスポット(登録商標)とが重なっている場合、どちらの通信手段を使っても通信が可能である。ただし、携帯電話によって通信した場合と無線LANを使って通信した場合とでは通信にかかる料金が異なる。通信にかかる料金は通信の時間や時間帯、あるいは通話先等の条件によっても異なる。このため、ユーザは、携帯電話網、無線LANのどちらを使って通信した場合により通信にかかる料金が低くなるかを一義的に判断することはできない。したがってユーザは、料金の観点から最も有利な回線を選択することができない場合がある。
無線LANを使った通信の機能を付与した携帯電話では、携帯電話の通話可能な範囲と無線LANのホットスポット(登録商標)とが重なっている場合、どちらの通信手段を使っても通信が可能である。ただし、携帯電話によって通信した場合と無線LANを使って通信した場合とでは通信にかかる料金が異なる。通信にかかる料金は通信の時間や時間帯、あるいは通話先等の条件によっても異なる。このため、ユーザは、携帯電話網、無線LANのどちらを使って通信した場合により通信にかかる料金が低くなるかを一義的に判断することはできない。したがってユーザは、料金の観点から最も有利な回線を選択することができない場合がある。
このような不具合を解消するため、従来より、複数の通信回線のうち、最も料金の低い回線を自動的に選択することがなされている(例えば、特許文献1参照)。このような技術によれば、相手先や時間帯といった通信の条件に応じて最も料金の低い通信経路が自動的に選択されるので、ユーザは常に必要最小限の通信費で通信することができる。
特開平11−27350号公報
しかしながら、上記した従来技術は、複数の電話回線のうちから最も低い料金で通話が可能な通信経路を選択するものであり、電話網と無線LAN等の他のネットワークとの間で1の手段を選択することはできない。
本発明は、上記した点に鑑みてなされたものであり、複数の異なるネットワークの中から通信に最も適した手段を選択するネットワークモニタシステム及び無線ネットワークをモニタする方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、上記した点に鑑みてなされたものであり、複数の異なるネットワークの中から通信に最も適した手段を選択するネットワークモニタシステム及び無線ネットワークをモニタする方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを提供することを目的とする。
以上の課題を解決するため、本発明のネットワークモニタシステムは、所定の範囲において情報送受信が可能な複数のネットワークの構成に係る構成情報をデジタル情報として送信する構成情報送信手段を備える情報送信装置と、前記構成情報を受信する構成情報受信手段と、各々が前記各ネットワークに対応し、各ネットワークによって情報を送受信する複数の情報送受信手段と、前記構成情報に基づいて、前記情報送受信手段のうちのいずれかを選択する情報送受信選択手段と、を備える携帯型通信装置と、を含むことを特徴とする。
このような発明によれば、複数のネットワークによる情報の送受信が可能な環境にあって、携帯型の通信装置が、各ネットワークの構成情報を受信する。そして、構成情報からユーザが所望するネットワークを選択し、選択されたネットワークによる通信が可能になるように携帯型通信装置を設定することができる。このため本発明は、複数の異なるネットワークの中から通信に最も適したネットワークを選択するためのネットワークモニタシステムを提供することができる。
また、本発明のネットワークモニタシステムは、前記情報送受信選択手段が、前記構成情報を表示する表示手段と、当該表示手段の表示に基づいて前記ネットワークのうちいずれかを選択するための指示を入力する入力手段とを備え、入力された指示が示すネットワークに対応する情報送受信手段を選択することを特徴とする。
このような発明によれば、ユーザが構成情報を視認しながら希望するネットワークを手動で選択することができる。
このような発明によれば、ユーザが構成情報を視認しながら希望するネットワークを手動で選択することができる。
また、本発明のネットワークモニタシステムは、前記携帯型通信装置が、前記ネットワークのうちのいずれのネットワークを選択すべきかを指示する指示情報を作成する指示情報作成手段をさらに備えることを特徴とする。
このような発明によれば、構成情報から即座に最適なネットワークを判別し、適切なネットワークを選択することができる。
このような発明によれば、構成情報から即座に最適なネットワークを判別し、適切なネットワークを選択することができる。
また、本発明のネットワークモニタシステムは、前記携帯型通信装置が、現在位置に係る情報を取得する現在地情報取得手段と、当該現在地情報取得手段が取得した現在位置の情報と前記構成情報とに基づいてネットワークを選択し、選択されたネットワークに対応する情報送受信手段を選択することを特徴とする。
このような発明によれば、携帯型通信装置がネットワークを自動的に選択することができる。
このような発明によれば、携帯型通信装置がネットワークを自動的に選択することができる。
また、本発明のネットワークモニタシステムは、情報送受信選択手段は、予め定められたネットワークの選択条件を記憶し、該選択条件に基づいて前記ネットワークのうちのいずれかを選択することを特徴とする。
このような発明によれば、希望条件に沿ったネットワークを自動的に選択することができる。
このような発明によれば、希望条件に沿ったネットワークを自動的に選択することができる。
また、本発明のネットワークモニタシステムは、前記携帯型通信装置が、前記情報送受信手段の選択を変更した場合、該変更に係る情報を、前記情報送受信手段に情報を配信する配信元に通知する設定変更通知手段をさらに備えることを特徴とする。
このような発明によれば、情報の配給元が、ネットワークが切り替わったことを把握し、ネットワーク切り替えのタイミングに情報送信の切り替えタイミングを合わせることができる。このため、ユーザに対しネットワークが切り替わったことを意識しないシームレスな通信環境を提供することができる。
このような発明によれば、情報の配給元が、ネットワークが切り替わったことを把握し、ネットワーク切り替えのタイミングに情報送信の切り替えタイミングを合わせることができる。このため、ユーザに対しネットワークが切り替わったことを意識しないシームレスな通信環境を提供することができる。
また、本発明のネットワークモニタシステムは、前記情報送信装置が、構成情報をデータとして放送するデジタル放送局であることを特徴とする。
このような発明によれば、構成情報として特定のネットワークの事業者に偏ることなく公平な情報をデジタル信号として放送することができる。
また、本発明のネットワークをモニタする方法をコンピュータに実行させるためのプログラムは、所定の範囲において情報送受信が可能な複数のネットワークの構成に係る構成情報を受信する構成情報受信ステップと、前記構成情報受信ステップにおいて受信した構成情報に基づいて、各々異なるネットワークによって情報を送受信する複数の情報送受信手段のうちのいずれかを選択する情報送受信選択ステップと、を含むことを特徴とする。
このような発明によれば、構成情報として特定のネットワークの事業者に偏ることなく公平な情報をデジタル信号として放送することができる。
また、本発明のネットワークをモニタする方法をコンピュータに実行させるためのプログラムは、所定の範囲において情報送受信が可能な複数のネットワークの構成に係る構成情報を受信する構成情報受信ステップと、前記構成情報受信ステップにおいて受信した構成情報に基づいて、各々異なるネットワークによって情報を送受信する複数の情報送受信手段のうちのいずれかを選択する情報送受信選択ステップと、を含むことを特徴とする。
このような発明によれば、複数のネットワークによる情報の送受信が可能な環境にあって、構成情報からユーザが所望するネットワークを選択し、選択されたネットワークによる通信が可能になるように携帯型通信装置を設定することができる。このため本発明は、複数の異なるネットワークの中から通信に最も適したネットワークを選択するためにネットワークをモニタする方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを提供することができる。
以下、図を参照して本発明に係るネットワークモニタシステムの一実施形態を説明する。図1は、本実施形態のネットワークモニタシステムが適用される範囲を示した図である。本発明のネットワークモニタシステムは、所定の範囲において情報送受信が可能な複数のネットワークの構成に係る構成情報をデジタル情報として送信する構成情報送信手段と、このデジタル情報を受信できる携帯可能な携帯型通信装置と、を含む。本実施形態では、構成情報送信手段をデジタルTVの放送局1とし、携帯型通信装置を携帯電話7として構成した。
図1は、放送局1が送信する放送信号の受信が可能な範囲Aに携帯電話の基地局3と通信可能な範囲Bと無線LANのアクセスポイント5を使って通信可能な範囲C(ホットスポット(登録商標)エリア)とがある状態を示している。また、範囲Bと範囲Cとは重なる範囲Dを持つ。
携帯電話7は、複数のネットワークに対応することができる。すなわち、本実施形態の携帯電話7は、携帯電話として電話網を使って情報を送受信することができるばかりでなく、デジタルTVの放送波の受信が可能で、かつ無線LANを使い、IP電話として情報を送受信することができる。したがって、携帯電話7のユーザは、範囲Aのうち、範囲Bでは携帯電話会社と契約していることを条件にこの携帯電話会社による情報送受信のサービスが受けられ、範囲Cでは無線LANのプロバイダ等と契約していることを条件にこのプロバイダ等が提供するネットワークを使用することができる。さらに、携帯電話7は、範囲Dにおいて、例えば1つのホームページに携帯電話7と無線LANとのどちらを使ってでもアクセスし、情報を取得することができる。
携帯電話7は、複数のネットワークに対応することができる。すなわち、本実施形態の携帯電話7は、携帯電話として電話網を使って情報を送受信することができるばかりでなく、デジタルTVの放送波の受信が可能で、かつ無線LANを使い、IP電話として情報を送受信することができる。したがって、携帯電話7のユーザは、範囲Aのうち、範囲Bでは携帯電話会社と契約していることを条件にこの携帯電話会社による情報送受信のサービスが受けられ、範囲Cでは無線LANのプロバイダ等と契約していることを条件にこのプロバイダ等が提供するネットワークを使用することができる。さらに、携帯電話7は、範囲Dにおいて、例えば1つのホームページに携帯電話7と無線LANとのどちらを使ってでもアクセスし、情報を取得することができる。
図2は、本実施形態のネットワークモニタシステムを構成する放送局1、携帯電話7の構成を説明するための機能ブロック図である。放送局1は、所定の範囲(範囲A)において使用できるネットワークに係る構成情報を送信する構成情報送信手段である送信部21を備えている。送信部21は、基地局3を介してなされる情報送受信、基地局5を介してなされる情報送受信の両方について、使用可能なネットワーク及び各ネットワークによる通信に係る料金、通信速度、利用可能なエリア等の情報を構成情報として放送する。
なお、構成情報は、構成情報生成部22で生成される。構成情報生成部22は、放送局1がネットワークを提供する事業者から情報を収集し、この情報に基づいて各情報送受信の状態を把握して構成情報を生成する。また、構成情報生成部22は指示情報生成部30を備え、指示情報生成部30は、構成情報生成部22が把握した状態に基づいて、構成情報が示すいずれのネットワークを選択すべきかを指示する指示情報を生成する。生成された指示情報は、構成情報と共に放送される。
ネットワークの状態は、例えば、基地局3、基地局5を管理する業者から放送局1を管理する放送業者に通知される。また、課金に関する条件やネットワーク使用可能なエリア等の変更があったとき、業者は放送局1に変更の内容を通知することによって放送局1に通知したネットワークの状態を更新することができる。なお、放送局1に通知された情報は、放送局1の側でデータベースに蓄積、更新するようにしてもよい。
構成情報の放送にかかる費用は、基地局3、基地局5を管理する業者が自己の業務の宣伝の対価として放送局1を管理する放送業者に支払うものであってもよい。また、基地局3、基地局5を管理する業者と契約したユーザが業者に支払うものであってもよい。業者が放送業者に依頼して構成情報を放送することにより、本実施形態は、偏りのない公平な構成情報を作成し、放送することができる。
一方、携帯電話7は、放送局1が提供する構成情報を受信する放送信号受信部23、各々が異なるネットワークに対応し、各ネットワークによって情報を送受信する携帯電話用送受信部24、無線LAN用送受信部25、構成情報に基づいて、携帯電話用送受信部24、無線LAN用送受信部25のうちのいずれかを選択する送受信制御部29を備えている。なお、送受信制御部29は、例えばマイクロコンピュータのような携帯電話に搭載可能なコンピュータとして構成されている。
また、本実施形態の携帯電話7は、構成情報を表示する表示部26、表示部26の表示に基づいて構成情報の選択の指示を入力する入力手段である操作部27を備えている。さらに、携帯電話7は、現在位置に係る情報を取得する現在地情報取得手段であるGPS(Global Positioning System)28を備えている。なお、表示部26、操作部27、GPS28は、いずれも一般的な携帯電話が備える既存の構成である。
以上述べた本実施形態のネットワークモニタシステムは、以下のように動作する。すなわち、本実施形態では、携帯電話7を持つユーザが範囲Bから移動して範囲Dを通り範囲Cに向かうとき、ユーザのいる範囲に対応して携帯電話7が電話網を使用するか、無線LANを使用するかをシームレスに切り替えることができる。この切り替えにおいて、携帯電話、無線LANの両方が使用可能な環境下では、ユーザにいずれのネットワークを使用するかを選択させることもできる。この選択は、手動、自動のいずれでも可能である。
図3は、本実施形態のネットワークモニタシステムにおいて、携帯電話7が手動選択、自動選択の切り替えをする処理を説明するためのフローチャートである。なお、このフローチャートで説明した処理は、送受信制御部29として機能するコンピュータによって実行される。また、図3のフローチャートが示す方法は、コンピュータが読み取り可能な記録媒体(フロッピー(登録商標)デスク、CD−ROM、CD−R等)に記憶され、コンピュータによって読み出されて実行される。また、ネットワーク回線を通じて配信され、コンピュータにダウンロードされて実行される。
送受信制御部29は、電源がオンあるいは所定のスイッチ(図示せず)のオンにより、先ず、携帯電話7にGPS等の測位機能があるか否か判断する(S301)。測位機能がある場合には現在位置を測定し(S301:Yes)、放送信号受信部23をオンして範囲Aで情報を送受信できるネットワーク、各ネットワークの範囲Aにおけるカバー状況、課金額等にかかる構成情報を受信する(S303)。測位機能がない場合(S302:No)、測位の処理をすることなく構成情報を受信する(S303)。
さらに、送受信制御部29は、通信手段を自動的に選択するよう設定されているか否か判断する(S304)。手動選択、自動選択の設定は、予めユーザが操作部27を介して送受信制御部29に設定しておいてもよいし、測位機能がない場合には自動的に手動でネットワークを選択するよう設定しておいてもよい。ステップS304において、自動で選択するように設定されていると判断された場合には(S304:Yes)、後述する自動選択の処理によりネットワークを設定する(S306)。
また、ステップS304において、手動で選択するように設定されていると判断された場合には(S304:No)、後述する手動選択の処理によりネットワークを設定する(S305)。
次に、ステップS306で示したネットワークの手動選択、ステップS305で示したネットワークの自動選択について説明する。
(手動選択)
放送局1の送信部21は、構成情報生成部22で構成情報を生成し、範囲Aに放送する。放送された構成情報は、携帯電話7の放送信号受信部23で受信される。手動で情報送受信に使用するネットワークを選択する場合、構成情報は、携帯電話7の表示部26に表示される。図4は、構成情報の表示例を示すものである。ユーザは、表示された内容と自身がいる現在地とから使用可能なネットワークを認識し、希望するネットワークを選択する。そして、操作部27を操作して携帯電話またはLAN(IP電話)のいずれによって信号を送受信するか指示する。
(手動選択)
放送局1の送信部21は、構成情報生成部22で構成情報を生成し、範囲Aに放送する。放送された構成情報は、携帯電話7の放送信号受信部23で受信される。手動で情報送受信に使用するネットワークを選択する場合、構成情報は、携帯電話7の表示部26に表示される。図4は、構成情報の表示例を示すものである。ユーザは、表示された内容と自身がいる現在地とから使用可能なネットワークを認識し、希望するネットワークを選択する。そして、操作部27を操作して携帯電話またはLAN(IP電話)のいずれによって信号を送受信するか指示する。
また、指示情報生成部30が生成した指示情報は、構成情報と共に放送され、携帯電話7の表示部26に表示される。指示情報は、図3に示した構成情報の表示に対し、「携帯電話の利用をお勧めします」等の表示を追加する。指示情報は、さらに通信に係る料金、通信状態のいずれに着目するかによって、「携帯電話を利用した場合に最も料金が低額になります」あるいは「LANを使うことにより良好な通信状態を得られます」等の指示をするものであってもよい。
また、ユーザは、携帯電話による通話だけが可能な範囲Bにいる場合にも構成情報を受信することができる。このため、無線LAN等による通信ができる範囲C、範囲Dを構成情報に含ませれば、ユーザは無線LANによる通信を希望する場合には範囲C、範囲Dまで移動して無線LANを使用して情報の提供を受けることができる。
ユーザがネットワークを選択すると、選択されたネットワークに係る情報が送受信制御部29に通知される。送受信制御部29は、選択にしたがって携帯電話用送受信部24、無線LAN用送受信部25のいずれかを起動し、通信可能な状態にする。
ユーザがネットワークを選択すると、選択されたネットワークに係る情報が送受信制御部29に通知される。送受信制御部29は、選択にしたがって携帯電話用送受信部24、無線LAN用送受信部25のいずれかを起動し、通信可能な状態にする。
以上の構成によれば、本実施形態は、ユーザが望む条件に最も適したネットワークによる通信環境を提供することができる。また、この際、表示画面に表示された構成情報からユーザが任意にネットワークを選択するので、ユーザにとっては状況に即して最適なネットワークによる通信を実現することができる。
(自動選択)
また、本実施形態のネットワークモニタシステムは、携帯電話7が、GPS28が取得した現在位置の情報と構成情報とに基づいてネットワークを選択することができる。この場合、放送局1は、実施形態1と同様に構成情報生成部22で構成情報を生成し、範囲Aに放送する。放送信号受信部23が構成情報を受信して送受信制御部29に送る。一方、GPS28は、現在位置の情報を定期的に取得して送受信制御部29に送る。
(自動選択)
また、本実施形態のネットワークモニタシステムは、携帯電話7が、GPS28が取得した現在位置の情報と構成情報とに基づいてネットワークを選択することができる。この場合、放送局1は、実施形態1と同様に構成情報生成部22で構成情報を生成し、範囲Aに放送する。放送信号受信部23が構成情報を受信して送受信制御部29に送る。一方、GPS28は、現在位置の情報を定期的に取得して送受信制御部29に送る。
本実施形態の送受信制御部29は、構成情報と現在位置の情報とを照合し、現在位置で提供を受けることができるネットワークを把握する。また、送受信制御部29は、予め定められたネットワークの選択条件を記憶しており、使用可能なネットワークから選択条件に基づいてネットワークを選択する。選択条件は、例えば、「通信に係る料金が最も安価」、「接続状態が最も安定」等の条件のほか、「通信が安価でかつ、同じ料金なら接続状態が安定」等の複合条件を設定することができる。
送受信制御部29は、このような選択条件にしたがって使用可能なネットワークのうちの1つを選択し、選択されたネットワークによる通信が可能な状態に携帯電話7を自動的に設定する。
ところで、携帯電話7が情報を受信しながら例えば範囲Bから範囲Dに移動し、送受信制御部29が自動的に携帯電話用送受信部24から無線LAN用送受信部25に通信を切り替えた場合、切り替えの際に受信信号がいったん途絶え、シームレスな通信の切り替えができなくなるおそれがある。そこで、本実施形態では、情報送受信の手段の選択を変更した場合、この変更に係る情報を、送受信制御部29が携帯電話用送受信部24を制御して情報の配給元に通知する。
ところで、携帯電話7が情報を受信しながら例えば範囲Bから範囲Dに移動し、送受信制御部29が自動的に携帯電話用送受信部24から無線LAN用送受信部25に通信を切り替えた場合、切り替えの際に受信信号がいったん途絶え、シームレスな通信の切り替えができなくなるおそれがある。そこで、本実施形態では、情報送受信の手段の選択を変更した場合、この変更に係る情報を、送受信制御部29が携帯電話用送受信部24を制御して情報の配給元に通知する。
このような構成によれば、情報の配給元は、携帯電話から無線LANへの通信の切り替えのタイミングにあわせて情報送信切り替えのタイミングを調整し、ユーザが携帯電話から無線LANへ切り替わったことに気がつかない、シームレスな通信環境を実現することができる。
また、選択情報には、ユーザが加入しているネットワークの条件(通信時間によらず月々定額で通信が可能といった条件や定額の金額等)も含まれている。このため、本実施形態は、例えば携帯電話7が電話網に接続してパケットデータ通信をしているとき(100円/1ヶ月)、3円/1パケットで通信可能なホットスポット(登録商標)に移動した場合にも使用するネットワークを切り替えず、ハンドオーバすることを防ぐことができる。
また、選択情報には、ユーザが加入しているネットワークの条件(通信時間によらず月々定額で通信が可能といった条件や定額の金額等)も含まれている。このため、本実施形態は、例えば携帯電話7が電話網に接続してパケットデータ通信をしているとき(100円/1ヶ月)、3円/1パケットで通信可能なホットスポット(登録商標)に移動した場合にも使用するネットワークを切り替えず、ハンドオーバすることを防ぐことができる。
以上述べた構成によれば、本実施形態は、ユーザが所望する条件に最も適したネットワークを使用できるように携帯電話7の通信を自動的に切り替えるので、ユーザが望む条件に最も適したネットワークをシームレスに切り替える通信環境を実現することができる。
以上述べたように、本実施形態は、構成情報からユーザが所望するネットワークを選択し、選択されたネットワークによる情報の提供が受けられるよう携帯型通信装置を設定することができる。したがって、複数の異なるネットワークの中から通信に最も適した手段を選択するネットワークモニタシステム及び無線ネットワークモニタ方法をコンピュータに実行させるプログラムを提供することができる。
以上述べたように、本実施形態は、構成情報からユーザが所望するネットワークを選択し、選択されたネットワークによる情報の提供が受けられるよう携帯型通信装置を設定することができる。したがって、複数の異なるネットワークの中から通信に最も適した手段を選択するネットワークモニタシステム及び無線ネットワークモニタ方法をコンピュータに実行させるプログラムを提供することができる。
1は放送局、 3、5は基地局、 7は携帯電話、 21は送信部、 22は構成情報生成部、 23は放送信号受信部、 24は携帯電話用送受信部、 25は無線LAN用送受信部、 26は表示部、 27は操作部、 28はGPS、 29は送受信制御部
Claims (8)
- 所定の範囲において情報送受信が可能な複数のネットワークの構成に係る構成情報をデジタル情報として送信する構成情報送信手段を備える情報送信装置と、
前記構成情報を受信する構成情報受信手段と、各々が前記各ネットワークに対応し、各ネットワークによって情報を送受信する複数の情報送受信手段と、前記構成情報に基づいて、前記情報送受信手段のうちのいずれかを選択する情報送受信選択手段と、を備える携帯型通信装置と、
を含むことを特徴とするネットワークモニタシステム。 - 前記情報送受信選択手段は、前記構成情報を表示する表示手段と、当該表示手段の表示に基づいて前記ネットワークのうちいずれかを選択するための指示を入力する入力手段とを備え、入力された指示が示すネットワークに対応する情報送受信手段を選択することを特徴とする請求項1に記載のネットワークモニタシステム。
- 前記携帯型通信装置は、前記ネットワークのうちのいずれのネットワークを選択すべきかを指示する指示情報を作成する指示情報作成手段をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載のネットワークモニタシステム。
- 前記情報送受信選択手段は、現在位置に係る情報を取得する現在地情報取得手段と、当該現在地情報取得手段が取得した現在位置の情報と前記構成情報とに基づいてネットワークを選択し、選択されたネットワークに対応する情報送受信手段を選択することを特徴とする請求項1に記載のネットワークモニタシステム。
- 前記情報送受信選択手段は、予め定められたネットワークの選択条件を記憶し、該選択条件に基づいて前記ネットワークのうちのいずれかを選択することを特徴とする請求項4に記載のネットワークモニタシステム。
- 前記携帯型通信装置は、前記情報送受信手段の選択を変更した場合、該変更に係る情報を、前記情報送受信手段に情報を配信する配信元に通知する設定変更通知手段をさらに備えることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のネットワークモニタシステム。
- 前記情報送信装置は、構成情報をデータとして放送するデジタル放送局であることを特徴とする請求項1から6項のいずれか1項に記載のネットワークモニタシステム。
- 所定の範囲において情報送受信が可能な複数のネットワークの構成に係る構成情報を受信する構成情報受信ステップと、
前記構成情報受信ステップにおいて受信した構成情報に基づいて、各々異なるネットワークによって情報を送受信する複数の情報送受信手段のうちのいずれかを選択する情報送受信選択ステップと、を含むことを特徴とするネットワークをモニタする方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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