JP2005234968A - 演算処理装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 デコード部40は、フェッチ部30で読み出された命令の種別および命令の形態を判別し、複数サイクル命令管理部50は、デコード部40から出力された命令デコード情報に基づいて、どのモジュールが使用されるかを命令ごとに判断し、そのモジュールの電力を制御する電力制御信号を動作状態管理部70に出力し、動作状態管理部70は、複数サイクル命令管理部50から出力された電力制御信号に基づいて、今回の命令で使用されるモジュールに対応したイネーブル信号EN_0〜EN_nを生成し、クロック制御部80は、このイネーブル信号EN_0〜EN_nに基づいてクロックゲーティングを行うことにより、今回の命令で使用されるモジュールにクロック信号clkN_0〜clk_nを供給する。
【選択図】 図1
Description
第2の従来例は、主要業務のアプリケーション・プログラムを格納する記憶装置と、そのプログラムを実行する高速動作可能なメインCPUと、主要業務以外の処理を実行する低電圧駆動、低消費電力型のサブCPUと、サブCPUによって制御される周辺回路とを備えている。
第3の従来例は、命令プログラムの実行に関与する回路を判別し、命令プログラムの実行に関与する回路のみにクロックを供給する制御回路を備えている。
これにより、命令プログラムの実行に関与する回路のみにクロックが供給されるので、消費電力を低減することができる。
これにより、ディジタル信号処理プロセッサなどのプログラム処理のプロセッサについて消費電力を低減することができる。
第6の従来例は、命令列をデコードするデコ−ダと、データについての演算を行なう命令ユニットと、デコ−ダが命令列をデコードした結果が、命令ユニットへの命令がNOP(no−operation)であるときには、命令ユニットの電源をオフとする電源制御ユニットとを備え、命令ユニットへの命令がNOPであるときには、命令ユニットの電源がオフとされる。
第7の従来例は、CPUで実行される命令のうち、高速処理が要求されるものと高速処理が要求されないものとを識別するための情報がテーブル化されたテーブルメモリを設け、CPUに命令がフェッチされるごとに、テーブルメモリの情報に基づいてクロック信号の周波数を制御する。
第8の従来例は、命令キャッシュから供給される命令列において、命令無効化回路で浮動小数点演算ユニットを使用しない命令を無効命令に置き換え、その無効命令を浮動小数点命令レジスタに保持し、浮動小数点演算ユニット内の浮動小数点デコーダに供給するように構成される。
第6の従来例は、デコード結果がNOPであるときは、命令ユニットの電源をオフとするようになっている。しかし、並列演算処理装置では、複数の演算器のうち一部を使って演算を行う場合、演算を行わない他の演算器にNOPを与えないこともあり、このような場合は、低消費電力化を十分に図ることができない。これは、演算を行わない他の演算器にもNOPを与えることとすると、プログラム容量が膨大になってしまうためである。
また、並列演算処理装置は、複数の演算器のほか、演算器が演算に利用するデータを格納するためのレジスタを備えている。しかし、第1ないし第6の従来例では、演算器の省電力制御しか行っていないため、演算器がレジスタを使用しない命令コードを実行する場合には、レジスタで不要な電力が消費されてしまう。したがって、低消費電力化を十分に図ることができない。
これにより、対象となる今回の命令で使用されるモジュールのみを動作させながら、対象となる今回の命令で指定される演算処理を実行させることが可能となる。このため、モジュールに演算処理を行わせるため命令を与えることにより、対象となる今回の命令で使用されないモジュールを停止させることが可能となり、対象となる今回の命令で使用されない他のモジュールを特定するために、NOP命令などを挿入する必要がなくなることから、種類の異なる複数のモジュールが設けられている場合においても、プログラミングにかかる負担を抑制しつつ、消費電力を低減することが可能となる。
これにより、ベクトル命令に基づいて、どのモジュールが使用されるかを判断することが可能となる。このため、実行プログラムにNOP命令などを挿入することなく、対象となる今回のベクトル命令で使用されるモジュールにのみクロック信号を供給することが可能となり、プログラミングにかかる負担を抑制しつつ、消費電力を低減することが可能となる。
これにより、ベクトル命令で指定された演算を行うために何サイクルかかるかを判断することが可能となる。このため、ベクトル命令を実行するために必要なサイクル数分だけ、対象となる今回のベクトル命令で使用されるモジュールのみにクロック信号を供給することを可能となり、プログラミングにかかる負担を抑制しつつ、消費電力を低減することが可能となる。
これにより、複数のベクトル演算器を並列に動作させながら、ベクトル命令のパイプライン処理が行われる場合においても、それらのベクトル命令で使用されるモジュールのみにクロック信号を供給することが可能となり、プログラミングにかかる負担を抑制しつつ、消費電力を低減することが可能となる。
これにより、スカラー命令が入力された場合においても、スカラー命令で使用されるモジュールにのみクロック信号を供給することが可能となり、プログラミングにかかる負担を抑制しつつ、消費電力を低減することが可能となる。
また、本発明の一態様に係る演算処理装置によれば、前記モジュールの構成要素単位で設けられ、前記命令を実行するために必要な期間中に前記命令を実行するために必要な構成要素を選択して消費電力の制御を局所的に行なう局所電力制御部をさらに備えることを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る演算処理装置によれば、前記構成要素単位で挿入された第2クロックゲーティングマクロ回路が設けられ、前記局所電力制御部は、前記命令を実行するために必要な期間中に前記命令を実行するために必要な構成要素に対応した第2クロックゲーティングマクロ回路に第2イネーブル信号を供給することにより、前記命令を実行するために必要な構成要素を選択することを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る演算処理装置によれば、前記第1クロックゲーティングマクロ回路の後段に前記第2クロックゲーティングマクロ回路が接続され、前記モジュール単位で消費電力の制御を行ないながら、前記構成要素単位で消費電力の制御を行なうことを特徴とする。
図1は、本発明の一実施形態に係るコンピュータシステムの概略構成を示すブロック図である。
図2において、並列演算処理プロセッサ100には、メインメモリ110に対してアクセスを行うアクセス部100a、アクセス部100aを介して読み出した命令コードに基づいて並列演算処理を行う演算処理部100bおよび演算処理部100bの電力制御を行う電力制御部100cが設けられている。
演算処理部100bは、スカラー演算を行う複数のスカラー演算器10a、10bと、ベクトル演算を行う複数のベクトル演算器10c、10dと、スカラー演算器10a、10bがスカラー演算に利用するスカラーレジスタ20aと、ベクトル演算器10c、10dがベクトル演算に利用するベクトルレジスタ20bと、メモリアクセス部1を介してメインメモリ110およびプログラムキャッシュ5から命令を読み出すフェッチ部30と、フェッチ部30で読み出した命令の内容を解読するデコード部40とを備えている。なお、フェッチ部30で読み出される命令は、スカラー命令、ベクトル命令またはマルチサイクル命令のいずれでもよい。
図3において、スカラーレジスタ20aには、例えば、32ビット分のデータをそれぞれ記憶する記憶領域SR0〜SR15を16本だけ設けることができる。また、例えば、ベクトルの要素数が8であるとすると、32ビット分のデータをそれぞれ記憶する8個の記憶領域VR0[0]〜VR0[7]で1本分のベクトルレジスタを構成することができる。そして、ベクトルレジスタ20bには、例えば、32ビット分のデータをそれぞれ記憶する64個の記憶領域VR0[0]〜VR0[7]、VR1[0]〜VR1[7]、VR2[0]〜VR2[7]、VR3[0]〜VR3[7]、VR4[0]〜VR4[7]、VR5[0]〜VR5[7]、VR6[0]〜VR6[7]、VR7[0]〜VR7[7]を設けることで、8本分のベクトルレジスタを設けることができる。
図4において、ベクトル命令には、乗算や加算などの命令の種類を定義するオペコードopecodeおよびベクトル演算の実行回数を定義するリピートアマウントrptamtが設けられている。また、ベクトル命令では、書き込み先のディスティネーションレジスタdstおよび読み出し先のソースレジスタsrc1、src2を指定することができる。このため、図2のデコード部40にてベクトル命令を解読することで、どのレジスタを使用しながら、どのような演算が何回行われるかを判別することができる。
図5は、図2の並列演算処理プロセッサ100のベクトル乗算処理を示す図である。
図5において、ベクトル命令において、例えば、オペコードopecodeにて乗算が指定され、リピートアマウントrptamで8が指定され、ディスティネーションレジスタdstとして図3のベクトルレジスタVR0が指定され、ソースレジスタsrc1、src2として図3のベクトルレジスタVR1、VR2がそれぞれ指定されていたものとする。この場合、ベクトル演算器10c、10dの中から乗算器A1が選択され、ベクトルレジスタVR1に格納されている要素a0〜a7およびベクトルレジスタVR2に格納されている要素x0〜x7が乗算器A1に順次送られる。そして、乗算器A1にて各要素ごとに乗算が行われた後、その乗算結果がベクトルレジスタVR0に格納される。
ここで、並列演算処理プロセッサ100には、複数のベクトル演算器10c、10dが設けられ、ベクトル命令に基づいてパイプライン処理を行う場合、各サイクルごとに発行されるベクトル命令で指定される演算を複数のベクトル演算器10c、10dで並列に処理させることができる。
図6において、メインメモリ110に格納されているプログラムは、例えば、プログラムキャッシュメモリ5を介してフェッチ部30に取り込むことができる。そして、サイクルC1において、インストラクションフェッチIFがフェッチ部30にて行われ、ベクトル命令Ins.1がフェッチ部30に取り込まれる。そして、ベクトル命令Ins.1がフェッチ部30に取り込まれると、サイクルC2において、デコードRDがデコード部40にて行われ、ベクトル命令Ins.1の解読が行われる。そして、ベクトル命令Ins.1を解読することにより、オペコードopecodeおよびリピートアマウントrptamtを抽出し、そのベクトル命令Ins.1では、どのベクトル演算器10c、10dを用いて何回分のベクトル演算が行われるかを判別することができる。
また、デコード部40にてベクトル命令Ins.1〜Ins.4の解読が行われると、それらのベクトル命令Ins.1〜Ins.4にそれぞれ対応したオペコードopecodeおよびリピートアマウントrptamtを含む命令デコード情報が、複数サイクル命令管理部50に送られる。そして、複数サイクル命令管理部50は、命令デコード情報に基づいて、これらのベクトル命令Ins.1〜Ins.4の依存関係を判断し、これらのベクトル命令Ins.1〜Ins.4を実行するために、何サイクル分の時間がかかるかを判定することができる。
そして、ベクトル演算器10c、10dおよびベクトルレジスタ20bの電力を制御する電力制御信号が出力されると、動作状態管理部70は、この電力制御信号に基づいて、ベクトル命令Ins.1〜Ins.4で使用されるモジュールに対応したイネーブル信号EN_0〜EN_nを生成することができる。そして、クロック制御部80は、このイネーブル信号EN_0〜EN_nに基づいてクロックゲーティングを行うことにより、ベクトル命令Ins.1〜Ins.4で使用されるクロック信号clkN_0〜clk_nをベクトル演算器10c、10dおよびベクトルレジスタ20bに供給することができる。
図7において、クロック制御部80は、モジュールM0〜Mnにそれぞれ対応したクロックゲーティングマクロ回路CG1〜CGnが設けられている。なお、各モジュールM0〜Mnは、図2のフェッチ部30、デコード部40、ベクトル演算器10c、10d、スカラー演算器10a、10b、スカラーレジスタ20aおよびベクトルレジスタ20bなどにそれぞれ対応させることができる。そして、各クロックゲーティングマクロ回路CG1〜CGnには、ルートバッファRB1を介してクロック信号CLKが共通に入力されるとともに、動作状態管理部70にて生成されたイネーブル信号EN_0〜EN_nがそれぞれ入力される。そして、クロックゲーティングマクロ回路CG1〜CGnは、イネーブル信号EN_0〜EN_nがハイレベルになると、ゲートクロック信号GateCLK_0〜GateCLK_nを各モジュールM0〜Mnに供給するとともに、イネーブル信号EN_0〜EN_nがロウレベルになると、各モジュールM0〜Mnへのゲートクロック信号GateCLK_0〜GateCLK_nの供給を停止することができる。
図8(a)は、図7のクロックゲーティングマクロ回路CG1〜CGnの概略構成を示すブロック図、図8(b)は、図7のクロックゲーティングマクロ回路CG1〜CGnの動作を示すタイミングチャートである。
図9において、複数サイクル命令管理部50には、デコード部40から送られた命令デコード情報に基づいて、今回の命令で使用されるモジュールM0〜Mnを判定する使用モジュール判定部51、今回の命令で使用されるモジュールM0〜Mnの動作を制御する制御信号を生成するモジュール制御用ステートマシン52a〜52n、モジュール制御用ステートマシン52a〜52nから出力された制御信号に基づいて、モジュールM0〜Mnの消費電力を制御する電力制御信号を生成する電力制御信号発生部53が設けられている。
また、図10(b)において、マルチサイクル命令に対応したモジュールM0〜Mnのステートマシン52a〜52nは、IDLE状態において、マルチサイクル命令により起動されると、データ設定ステートを経て、演算実行ステートに遷移する。そして、終了条件が成立するまで、演算実行ステートを継続し、終了条件が成立した時点で、IDLE状態に遷移する。ここで、終了条件は、命令ごとに定義してもよいし、データにより決定してもよい。
図11において、動作状態管理部70は、電力モードの設定を記憶した電力モード設定レジスタ71と、電力モード設定レジスタ71の設定に基づいて電力モードを定義する電力モード定義部72と、電力制御信号、割り込みによる起動信号、メモリストール信号および電力モード定義部72からの電力モード信号に基づいて、スカラー演算器10a、10b、ベクトル演算器10c、10d、スカラーレジスタ20aおよびベクトルレジスタ20bの消費電力に関する制御を行う動作ユニット調整部73と、電力モード定義部72からの電力モード信号に基づいて、スカラー演算器10a、10b、ベクトル演算器10c、10d、スカラーレジスタ20aおよびベクトルレジスタ20bに供給するクロック、電圧および電力を切り換えるクロック・電源切換部74とで構成されている。
図12において、スカラー演算器10a、10b、ベクトル演算器10c、10d、スカラーレジスタ20aおよびベクトルレジスタ20bに供給する周波数および電圧を調整する場合、周波数・電圧モード変更要求信号により電力モード定義部72が出力する周波数・電圧モードを入力したときは(1)、スカラー演算器10a、10b、ベクトル演算器10c、10d、スカラーレジスタ20aおよびベクトルレジスタ20bへのクロックの供給を停止すべきクロック停止要求をクロック制御部80に出力する(2)。
図13において、図2のクロック制御部80には、クロックゲーティングマクロ回路CG1〜CGnが設けられ、クロックゲーティングマクロ回路CG1〜CGnは、例えば、図2のフェッチ部30、デコード部40、ベクトルレジスタ21b、ベクトル演算器10c、10d、スカラー演算器10a、10b、スカラーレジスタ21aにそれぞれ接続することができる。
図14は、本発明の第3実施形態に係るクロックゲーティング方法を示すブロック図である。
すなわち、クロックゲーティングマクロ回路CG12には、ラッチ回路84およびアンド回路85が設けられるとともに、アンド回路85の出力は、DフリップフロップF0〜F31の各クロック入力端子に接続されている。そして、ラッチ回路82に入力されるクロック信号CLKに同期して、イネーブル信号ENがラッチ回路82にてラッチされる。そして、ラッチ回路82にてラッチされたイネーブル信号ENはアンド回路83に出力され、クロック信号CLKとの論理積をとることにより、ゲートクロック信号G_CLKがDフリップフロップF0〜F31の各クロック入力端子に出力される。そして、ゲートクロック信号G_CLKがDフリップフロップF0〜F31の各クロック入力端子に入力されると、DフリップフロップF0〜F31は、Dフリップフロップ84のD端子に入力されるデータDATA[0]〜[31]を取り込み、D_OUT[0]〜[31]として出力することができる。
図15において、図2のクロック制御部80には、クロックゲーティングマクロ回路CG1〜CGnが設けられ、クロックゲーティングマクロ回路CG1〜CGnは、図2のフェッチ部30、デコード部40、ベクトルレジスタ21b、ベクトル演算器10c、10d、スカラー演算器10a、10bおよびスカラーレジスタ21aにそれぞれ接続されている。そして、各クロックゲーティングマクロ回路CG1〜CGnには、ルートバッファRB1を介してクロック信号CLKが共通に入力されるとともに、動作状態管理部70にて生成されたイネーブル信号EN_0〜EN_nがそれぞれ入力される。
図16において、ベクトル演算型並列演算処理プロセッサには、乗算を行う2つの乗算器11a、11b、加算を行う2つの加算器11c、11d、データ転送を行う2つの転送ユニット11e、11f、スカラーレジスタ23aおよびベクトルレジスタ23bが設けられている。また、ベクトル演算型並列演算処理プロセッサには、フェッチ部300、デコード部400、プログラムカウンタ500およびステータスレジスタ600が設けられている。そして、これらのモジュールは、データバス、プログラムバス、データアドレスバスまたはプログラムアドレスバスを介して互いに接続されている。
Claims (11)
- 命令で指定された演算処理を行う複数のモジュールと、
前記命令を実行するために必要な期間中に前記命令を実行するために必要なモジュールを選択して消費電力の制御を行う消費電力制御部とを備えることを特徴とする演算処理装置。 - 前記モジュール単位で挿入された第1クロックゲーティングマクロ回路が設けられ、
前記消費電力制御部は、前記命令を実行するために必要な期間中に前記命令を実行するために必要なモジュールに対応した第1クロックゲーティングマクロ回路に第1イネーブル信号を供給することにより、前記命令を実行するために必要なモジュールを選択し、クロックを供給することを特徴とする請求項1記載の演算処理装置。 - 前記モジュールは、
スカラー演算を行う複数のスカラー演算器と、
ベクトル演算を行う複数のベクトル演算器と、
スカラーデータを格納するスカラーレジスタと、
ベクトルデータを格納するベクトルレジスタとを備え、
前記消費電力制御部は、前記命令の種別がベクトル命令の場合、前記ベクトル命令の実行期間中に、前記ベクトル演算器および前記ベクトルレジスタにクロックを供給するとともに、前記スカラー演算器および前記スカラーレジスタへのクロックの供給を停止することを特徴とする請求項1または2記載の演算処理装置。 - 前記消費電力制御部は、前記ベクトル命令に含まれるオペコードに基づいて、クロックを供給するベクトル演算器を選択することを特徴とする請求項3記載の演算処理装置。
- 前記消費電力制御部は、前記ベクトル命令に含まれる演算要素数に基づいて、前記ベクトル演算器および前記ベクトルレジスタにクロックを供給するサイクル数を決定することを特徴とする請求項3または4記載の演算処理装置。
- 前記消費電力制御部は、複数のベクトル命令の依存関係に基づいて、どのモジュールに何サイクル分だけクロックを供給するかを判断することを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項記載の演算処理装置。
- 前記消費電力制御部は、前記命令の種別がスカラー命令の場合、前記スカラー命令の実行期間中に、前記スカラー演算器および前記スカラーレジスタにクロックを供給するとともに、前記ベクトル演算器および前記ベクトルレジスタへのクロックの供給を停止することを特徴とする請求項3記載の演算処理装置。
- 前記消費電力制御部は、前記命令の種別がマルチサイクル命令の場合、前記マルチサイクル命令の実行期間中に、前記マルチサイクル命令の実行に使用されるモジュールにクロックを供給するとともに、前記マルチサイクル命令の実行に使用されないモジュールへのクロックの供給を停止することを特徴とする請求項3記載の演算処理装置。
- 前記モジュールの構成要素単位で設けられ、前記命令を実行するために必要な期間中に前記命令を実行するために必要な構成要素を選択して消費電力の制御を局所的に行なう局所電力制御部をさらに備えることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項記載の演算処理装置。
- 前記構成要素単位で挿入された第2クロックゲーティングマクロ回路が設けられ、
前記局所電力制御部は、前記命令を実行するために必要な期間中に前記命令を実行するために必要な構成要素に対応した第2クロックゲーティングマクロ回路に第2イネーブル信号を供給することにより、前記命令を実行するために必要な構成要素を選択することを特徴とする請求項9記載の演算処理装置。 - 前記第1クロックゲーティングマクロ回路の後段に前記第2クロックゲーティングマクロ回路が接続され、前記モジュール単位で消費電力の制御を行ないながら、前記構成要素単位で消費電力の制御を行なうことを特徴とする請求項10記載の演算処理装置。
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