JP2005231117A - 印鑑及び印鑑認証システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 書類等に押印する動作と同時に、その際使用された印鑑本体が正規に登録されたものであることの認証を行う機能を備えた印鑑認証システムを提供することである。
【解決手段】 半導体メモリ部23及びこの半導体メモリ部23にデータを送受信する第1アンテナ部24からなるICタグ21を組み込んだ印鑑11と、前記第1アンテナ部24との間でデータの送受信を行う第2アンテナ部を有すると共に、前記ICタグ21に対して、前記印鑑11に固有の識別データの読出しまたは書込みを行うリーダ・ライタ装置42と、前記識別データ及びこの識別データと対応する個人データを登録及び管理するデータサーバ44と、前記リーダ・ライタ装置42によって読み取られた半導体メモリ部23内の識別データと前記データサーバ44内に登録されている識別データ及び個人データとを照合する端末装置43とを備えた。
【選択図】 図4

Description

本発明は、複製による不正使用、または、本人になりすまして金融機関等と取引するのを防止するための機能を備えた印鑑及び印鑑認証システムに関するものである。
銀行や郵便局等において、現金を引き出す際や品物を受け取る際には、その手続きを行う者が本人であるかの確認が求められる。このような本人確認を行う手段として、日本では古来より印鑑が使用されている。この印鑑は、取引を行う金融機関等に予め印影が登録されているので、同名の他人の印鑑や印影の異なった印鑑を使用した場合には取引ができないようになっている。ところで、前記印影は他人の目に容易に触れてしまう場合があり、同一の印影からなる印鑑の複製が容易に行われてしまうことがある。このような印影の複製による不正使用を防止する機能を備えた印鑑がいくつか出願されている。例えば、特許文献1に示す印鑑は、一端に印影、他端にICチップを設けると共に、前記ICチップ内に固有の識別データ(ID番号)が登録され、そのID番号を基に照合するようになっている。
また、特許文献2における印鑑は、刻印された面に多数の微小な小孔で構成された凹データ配列による識別子を設けたものとなっている。この識別子は、孔の配列やその深さの組み合わせによって、多数の識別パターンを構成している。この印鑑によって、識別子を読み取る場合は、透明ガラス板で形成された押印パネルの上に、印面を下にした状態で載置する。そして、前記押印パネルの下部に配設されたCCD等の光学読み取り手段によって、凹データ配列の識別子を読み取り、予め登録してある識別子の凹データ配列と比較照合するようになっている。
このような、印面の複製等による不正使用の他に、印鑑の紛失あるいは盗難等によって、その印鑑を取得した他人が印鑑の本来の所有者であると偽って金融機関等から現金を引き出したり、不当な取引を行ったりして被害を与えるおそれがある。その対策として、上記特許文献1及び特許文献2では、印鑑自体に固有の識別子であるID番号を付すると共に、このIDと対応する個人データを蓄積したサーバとやり取りしながら本人確認を行う印鑑及びこの印鑑認証システムが開示されている。
特開平9−305729号公報 特開2000−123175号公報
しかしながら、上記特許文献1にあっては、ICチップを印鑑本体内に埋め込み、外表面に前記ICチップから延びる電極端子を設ける必要があるため、前記ICチップの実装構造及び印鑑自体の構造が複雑になるといった問題がある。また、前記印鑑にあっては、印面と反対側の面に電極端子を設けているため、通常の押印動作とは別に、前記電極端子を認証用の読取装置の電極端子に接触させるといった動作が必要となる。このため、認証に要する時間がかかったり、押印だけ済ませて認証手順を忘れてしまったりする場合がある。
また、上記特許文献2にあっては、印面の空いたスペースに識別子を設ける構造であるため、その識別子のパターンの種類が限定されたものとなってしまう。このため、多くの印鑑に対してそれぞれ固有の識別子を付するには限界がある。また、前記識別子のパターンが深さや配列を変えた複数の孔または凹部によって形成されるため、精密な加工精度が要求される。また、前記識別子パターンを光学的な手段によって読み取る際に、孔または凹部に加工不良やごみ等が付着していた場合は、読み取り不良や間違ったパターンで読み出されるおそれがある。
そこで、本発明の目的は、認証用の読取装置に電気的に接触させることなく、自然に書類等に押印する動作と同時に、その使用された印鑑本体が正規に登録されたものであることの認証を行うことのできる機能を備えた印鑑を提供することである。
また、本発明の第2の目的は、書類等に押印する動作と同時に、その際使用された印鑑本体が正規に登録されたものか確認すると共に、押印している人物がその印鑑の真正の登録者であるかを確認することのできる印鑑認証システムを提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の印鑑は、一端に印面を有する印鑑本体と、この印鑑本体に組み込まれ、固有の識別データが記憶される半導体メモリ部及び前記識別データを発信するアンテナ部からなる無線ICユニットとを備えたことを特徴とする。
また、前記無線ICユニットは、前記印鑑本体の内部に設けられた空洞部または印鑑本体の表面に設けられた凹設部等からなる空間部に配設した。
また、前記無線ICユニットは、アンテナ部を印鑑本体の印面に向けて配設した。
また、本発明の印鑑認証システムは、半導体メモリ部及びこの半導体メモリ部にデータを送受信する第1アンテナ部からなる無線ICユニットを組み込んだ印鑑と、前記第1アンテナ部との間でデータの送受信を行う第2アンテナ部を有すると共に、前記無線ICユニットに対して、前記印鑑に固有の識別データの読出しまたは書込みを行うリーダ・ライタ装置と、前記識別データ及びこの識別データと対応する個人データを登録及び管理するデータサーバと、前記リーダ・ライタ装置によって読み取られた半導体メモリ部内の識別データと前記データサーバ内に登録されている識別データ及び個人データとを照合する端末装置とを備えたことを特徴とする。
前記リーダ・ライタ装置は、所定の押印領域を有する押印台と、前記押印領域の裏面側に配設される第2アンテナ部とを備えた。
前記第1アンテナ部が印面に向かって配設され、前記印面を前記押印領域上に近接あるいは接触させたときに、識別データの書込みまたは読出しを行うようにした。
前記端末装置は、前記印鑑から読み取られた識別データに対応する個人データが前記データサーバに登録されている場合に個人データを表示するようにした。
前記個人データには、少なくとも前記印面の印影データ、指紋データ、識別データを登録する本人の顔写真データのいずれかを備えた。
本発明の印鑑によれば、書類に押印する動作と同時にデータサーバ等に予め登録してある識別データと非接触で照合可能な無線ICユニットを備えているので、複製等された印鑑による不正使用のチェックを迅速且つ正確に行うことができる。また、構成部品が少なく、小型であるため、印鑑本体の内部や表面の任意の箇所に組み込みが可能となる。
また、本発明の印鑑認証システムは、固有の識別データが記憶された印鑑をリーダ・ライタ装置に近接させて、データサーバに登録されている識別データ及び印鑑登録者の顔写真データや指紋データを端末装置で照合することができるので、印面の複製による不正使用の他に、本来の印鑑所有者と偽って取引を行おうとする者の排除が可能となる。
さらに、上記印鑑及びこの印鑑認証システムによれば、一定の近接距離内において、非接触の状態で本人照合が行える。このため、専用の読み取り台上に置かれた書類に対する通常の押印動作と同時に本人認証システムを運用することができる。
図1は本発明の印鑑11の一実施形態を示したものである。この印鑑11は、一端に所有者の名前等が刻印された印面14を備えた丸棒状の印鑑本体12と、この印鑑本体12の内部に組み込まれ、印鑑11の固有の識別子である識別データ(ID番号)が登録された無線ICユニット(以下、ICタグ21という)とを備えている。
前記ICタグ21は、数mm角の微小な回路基板22の上に所定の記憶容量を備えた半導体メモリ部23と、前記回路基板22の一端から延びるコイル状のアンテナ部24とで構成される。前記半導体メモリ部23には、製造段階で数十ビットからなる固有の製造番号が書き込まれているROM部と、数バイトから数十Kバイトからなる任意の情報の書込みまたは読出しが可能なRAM部と、受発信部とを備えている。このようなICタグ21には、電源を内蔵して自ら電波をリーダ・ライタ装置に向けて発するアクティブ型と、リーダ・ライタ装置からの電波を受けるだけのパッシブ型があるが、本実施形態では、印鑑本体12の内部に組み込むため小型化が可能で、生産コストも低く抑えられることを考慮して後者のパッシブ型を採用している。このパッシブ型においては、電源を内蔵していないため、ICタグ21内のアンテナ部24でリーダ・ライタ装置から発信されてくる電波を拾い、その誘導起電力を利用して発電を行う。これによって、電力、および命令を実行するための時間の単位となるクロックを作り出している。そして、発電された電力を利用して半導体メモリ部23を駆動し、この半導体メモリ部23に記録されているデータをリーダ・ライタ装置からの電波に合わせて送信したり、あるいはデータの内容を書き換えたりできるようになっている。なお、このようなICタグ21には、現在いくつかの規格があり、それによって電波の周波数が異なるが、本実施形態では125KHz帯の電波を使用した。
図2は、前記第1実施形態の印鑑11の内部構造を示したものである。この印鑑11は、印鑑本体12が印面14を備えた第1胴体部12aと、指で?むための所定の長さを有する第2胴体部12bとの二分割構成となっている。前記第1胴体部12aと第2胴体部12bは、電波を透過しやすい材質であればよく、印材として一般的に使用されている象牙、ツゲ、合成樹脂やゴムなどを用いて丸棒状に形成され、それぞれの接合面に前記ICタグ21を収容するための空洞部15,16が形成されている。前記ICタグ21は、第2胴体部12bの空間部16に半導体メモリ部23が埋め込まれ、前記第1胴体部12aに設けた空間部15にアンテナ部24が挿入される。そして、前記第1胴体部12aと第2胴体部12bは、それぞれの接合面を合わせて接着するか、又は接合部に形成した雄ねじ部と雌ねじ部との螺合によって固定することができる。この実施形態では、前記ICタグ21を印鑑本体12の略中央部である第1胴体部12aと第2胴体部12bの接合部に設けたが、前記アンテナ部24が印面14に向いた位置であれば、印鑑本体12内のどこに設けてもよい。なお、前記ICタグ21を前記空間部15,16に収容する際には、印鑑11に振動や落下等の衝撃が加わった場合に損傷しないように、軟質性の樹脂材で覆うことが好ましい。
前記構造からなる印鑑11にあっては、前記ICタグ21のアンテナ部24が印面14に向けて配設されているので、半導体メモリ部23に登録されているID番号の発信電波を印面14に集中して出射させることができる。このため、後述するように、押印する際に、リーダ・ライタ装置に備えるアンテナ部との送受信状態を良好に保つことができる。
図3は、上記第1実施形態の印鑑11とは別の形態でICタグ21を組み込んだ第2実施形態の印鑑31を示したものである。この印鑑31は、一端に印面34を有する丸棒状の印鑑本体32と、この印鑑本体32の外表面の一部を切り欠いた凹設部35に組み込まれるICタグ21とで構成されている。前記印鑑本体32の材質は、第1実施形態の印鑑本体12と同じものが使用される。前記ICタグ21は、アンテナ部24を印面34に向けた状態で空間部35内に収容され、図示しない蓋体で全体を覆うことが望ましい。この実施形態の印鑑31によれば、印鑑本体32を分割することなく、ICタグ21の組み込みを行うことができるので、製造工数や製造コストを低く抑えることができる。また、前記ICタグ21のアンテナ部24が印面34に向けて配設されているため、前記第1実施形態の印鑑11と同様な電波の発信状態を確保することができる。
なお、上述したICタグ21のようなチップ状の半導体メモリ部23にアンテナ部24を一体に設けたもの以外に、回路パターンが形成されたフィルム体に半導体メモリ部やアンテナ部パターンを形成したタイプのものも使用可能である。このようなフィルム状のICタグによれば、印鑑本体の外表面にそのまま貼付することが可能となるので、製造が容易となる。
次に、上記印鑑11,31を用いた印鑑認証システムの一実施形態を図4に基づいて説明する。この印鑑認証システム41は、銀行や郵便局等の金融機関において、印鑑を所持した者が本人であることを金融機関側が確認して安全な取引を行うためのものである。そのシステム構成は、上記ICタグ21を内蔵した印鑑11と、押印台45を兼ねたリーダ・ライタ装置42と、このリーダ・ライタ装置42に接続される認証確認用の端末装置43と、ID番号が登録された印鑑11を所有する人のID番号、氏名・住所、印影データ、顔写真データ、指紋データ等の個人データが登録されたデータサーバ44とからなっている。前記ID番号、氏名、住所等の文字情報は、前記端末装置43から直接入力され、顔写真や印影は、デジタルカメラ48またはスキャナ49で取り込まれ、イメージデータに変換した後データサーバ44に登録される。また、指紋は指紋採取器51で取り込まれ、データサーバ44に登録される。
前記リーダ・ライタ装置42は、上面の押印台45の中央部に電波の送受信が可能な押印領域46が設けられている。この押印領域46の裏面側には、図5に示すように、アンテナ(第2アンテナ部47)が配設され、その他に、電波の送受信の制御を行う図示しないリードライト制御部が備えられている。前記第2アンテナ部47は、前記ICタグ21のアンテナ部(第1アンテナ部24)と同様にコイルで形成され、このコイルが前記押印領域46の全域に亘って渦巻き状に張り巡らされている。図4に示したように、前記印鑑11の印面14を下に向けた状態であれば、前記押印領域46の上のどこに載置あるいは近接させても読み取りが可能である。このため、図5に示したように、押印領域46上に書類50を束ねた状態で押印する場合においても、ICタグ21の識別データを正確に読み取り、認識することができる。また、前記押印領域46の上に複数の印鑑を載置あるいは近接させた場合にあっても、それぞれの印鑑に固有の識別データを読み取り、認識することができる。このリーダ・ライタ装置42には、後述する端末装置43、データサーバ44と接続するためのUSB等のシリアルインターフェイスあるいはネットワーク接続を行うためのLANインターフェイスが組み込まれている。
前記データサーバ44は、大容量のハードディスクと、前記リーダ・ライタ装置42及び端末装置43との間でデータの受け渡しを行うためのUSB等のシリアルインターフェイスあるいはネットワーク接続を行うためのLANインターフェイスが組み込まれている。前記ハードディスクには、認証する印鑑のID番号をキーとした印鑑所有者の個人データが多数登録されたデータベースが構成されている。
端末装置43は、一般のパーソナルコンピュータが使用され、前記リーダ・ライタ装置42で読み取られた印鑑のID番号を基にデータサーバ44内のデータベースと参照する。そして、前記ID番号と一致した個人データを前記データベース44から抽出してディスプレイに表示する。また、印鑑を新規にID登録する場合は、前記ディスプレイ上に新規登録の画面が現れ、そこに、ID番号と登録する印鑑所有者の個人データが書き込まれる。
前記データベース100は、図6に示すように、印鑑のID番号101の他、金融機関等の口座番号、氏名、住所、顔写真、印影、指紋等からなる個人データ102で構成されている。前記顔写真、印影、指紋は、それぞれデジタルカメラ、スキャナ、指紋採取器によって前記端末装置43に取り込まれたイメージデータが使用される。前記顔写真または指紋は、印鑑のID番号101登録時における人物と、前記印鑑を使用して実際に押印している人物とを比較するために必要となる。
図7は、本印鑑認証システム41を起動したときの前記端末装置43に現れるスタート画面110である。このスタート画面110では、印鑑のID番号101及び個人データ102をデータサーバ44内のデータベース100へ新規に登録を行う印鑑登録処理111、既に登録済みのデータベース100に変更や追加を行うレコード編集処理112、実際に印鑑の照合及びデータベース検索を行う照合検索処理113の中から選択するようになっている。
前記印鑑登録処理111に移行すると、図8に示したような印鑑登録画面120が現れる。ここで、ID入力欄121に所定のID番号を入力し、ID印鑑登録ボタン122をクリックするとICタグ内のメモリを初期化した後、前記ID番号が書き込まれる。続いて、氏名入力欄123に氏名、その他の個人データ入力欄124に口座番号、住所、連絡先等の文字情報と、予めデジタルカメラ、スキャナ、指紋採取器によって変換されたイメージデータを入力する。これらの入力が完了した後、新規追加ボタン125をクリックすることで前記データベース100に登録される。また、この印鑑登録画面120には、ICタグのユーザメモリ領域に対して任意の情報を書き込むことができるメモリ書込み欄126が設けられている。
図9は、既にデータベース100に登録済みのデータ内容を変更するためのレコード編集画面130である。ここで、変更したい印鑑のID番号101を入力してレコード読出しボタン132をクリックすると、データベース100に登録されている個人データ102の内容がデータ項目欄133に表示される。そして、変更したいデータ項目欄133にカーソルを移動して削除や再入力した後、レコード書込みボタン134をクリックする。
図10は、実際に印鑑認証を行うための照会画面140である。上記図4及び図5に示したように、リーダ・ライタ装置42の押印台45に印鑑11の印面14を下にした状態で載置、あるいは近接したときに、照合・検索ボタン141をクリックすると、図11に示すように、データベース100から一致する印鑑のID番号101と、氏名、住所、連絡先等の文字情報及び顔写真141、印影142、指紋143からなる個人データ102が表示される。
上記印鑑認証システム41によれば、印鑑11のID番号101を照合することで、印面14を模倣した印鑑による不正使用を防止することができ、前記ID番号101と顔写真141または指紋143と合わせて照合することで登録した本人になりすまして不正な取引を行うことを防止することができる。また、従来のように、印影142による照合も可能であるため、より安全性の高いシステムとなる。
次に、上記構成からなる印鑑認証システム41による認証手順の一例を図4及び図5に基づいて説明する。ここで、使用する印鑑11は、ICタグ21が既に内蔵されたものであり、前記ICタグ21には、固有の製造番号が印鑑製造時に書き込まれているだけで、その他の情報は記録されていない。
金融機関において取引を行おうとする者は、口座開設等の手続きを行う際に、使用する印鑑11と個人データをその金融機関に備えられている上記印鑑認証システム41に登録する手続きを行う。金融機関側では、図7及び図8に示した手順にしたがって前記印鑑11に固有のID番号101を書き込むと同時に、氏名、住所、連絡先、顔写真、印影、指紋といった個人データ102を登録する。そして、次から前記金融機関において取引や契約を行う場合は、その金融機関に備え付けのリーダ・ライタ装置42の押印台45上に必要な書類50を載せて押印する。この押印動作と同時に、印鑑11に内蔵されているICタグ21のID番号101が第1アンテナ24から発せられ、前記リーダ・ライタ装置42の第2アンテナ部47を介して自動的に読み取られ、データサーバ44に登録されているID番号101と個人データ102との照合が行われる。この照合の結果は、金融機関の窓口に備えられている端末装置43の画面上に表示される。前記画面上には、図11に示したように、ID番号101、口座番号、氏名、住所、顔写真、印影、指紋が表示される。これによって、金融機関側では、使用された印鑑11の自動照合と共に、窓口で手続きを行っている人物が登録した本人であるかの目視による二重のチェックを行うことができるので、より安全性を高めた取引が行える。
なお、本実施形態の印鑑認証システム41では、顔写真データまたは指紋データによって本人確認を行うようにしたが、このような顔写真データや指紋データ以外にアイリスパターン等の個人の生体情報を利用することによって、より正確な本人認証を行わせることも可能である。
本発明に係る印鑑の第1実施形態の斜視図である。 上記第1実施形態の印鑑の分解斜視図である。 本発明に係る印鑑の第2実施形態の斜視図である。 本発明の印鑑認証システムの装置構成を示す概念図である。 上記印鑑認証システム内のリーダ・ライタ装置の構成を示す図である。 データサーバ内のデータベースの構成を示す図である。 印鑑認証システムのスタート画面を示す図である。 印鑑認証システムの印鑑登録画面を示す図である。 印鑑認証システムのデータ変更画面を示す図である。 印鑑認証システムの照合・検索画面を示す図である。 印鑑認証システムの印鑑照合結果画面を示す図である。
符号の説明
11,31 印鑑
12,32 印鑑本体
14,34 印面
15,16 空間部
21 ICタグ(無線ICユニット)
22 回路基板
23 半導体メモリ部
24 アンテナ部
35 凹設部
41 印鑑認証システム
42 リーダ・ライタ装置
43 端末装置
44 データサーバ
45 押印台
46 押印領域
47 第2アンテナ部
101 ID番号
102 個人データ
141 顔写真
142 印影
143 指紋

Claims (9)

  1. 一端に印面を有する印鑑本体と、
    この印鑑本体に組み込まれ、固有の識別データが記憶される半導体メモリ部及び前記識別データを発信するアンテナ部からなる無線ICユニットとを備えたことを特徴とする印鑑。
  2. 前記無線ICユニットが前記印鑑本体に設けられた空間部に配設される請求項1記載の印鑑。
  3. 前記空間部は、印鑑本体の内部に設けられた空洞部または印鑑本体の表面に設けられた凹設部である請求項2記載の印鑑。
  4. 前記無線ICユニットは、アンテナ部を印鑑本体の印面に向けて配設される請求項1乃至3のいずれかに記載の印鑑。
  5. 半導体メモリ部及びこの半導体メモリ部にデータを送受信する第1アンテナ部からなる無線ICユニットを組み込んだ印鑑と、
    前記第1アンテナ部との間でデータの送受信を行う第2アンテナ部を有すると共に、前記無線ICユニットに対して、前記印鑑に固有の識別データの読出しまたは書込みを行うリーダ・ライタ装置と、
    前記識別データ及びこの識別データと対応する個人データを登録及び管理するデータサーバと、
    前記リーダ・ライタ装置によって読み取られた半導体メモリ部内の識別データと前記データサーバ内に登録されている識別データ及び個人データとを照合する端末装置とを備えたことを特徴とする印鑑認証システム。
  6. 前記リーダ・ライタ装置は、所定の押印領域を有する押印台と、前記押印領域の裏面側に配設される第2アンテナ部とを備えた請求項5記載の印鑑認証システム。
  7. 前記第1アンテナ部が印面に向かって配設され、前記印面を前記押印領域上に近接あるいは接触させたときに、識別データの書込みまたは読出しを行う請求項5または6記載の印鑑認証システム。
  8. 前記端末装置は、前記印鑑から読み取られた識別データに対応する個人データが前記データサーバに登録されている場合に個人データを表示する請求項5記載の印鑑認証システム。
  9. 前記個人データには、少なくとも前記印面の印影データ、指紋データ、識別データを登録する本人の顔写真データのいずれかを備える請求項5記載の印鑑認証システム。
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