JP2005229883A - 農業用有孔複合黒色マルチングフイルム - Google Patents

農業用有孔複合黒色マルチングフイルム Download PDF

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Abstract

【課題】この発明は防草効果を高め、強度を高め、透水性、通気性を確保した農業用有孔複合黒色マルチングフイルムを提供することを目的とするものである。
【解決手段】この発明に係る農業用有孔複合黒色マルチングフイルムは2枚以上の農業用黒色マルチングフイルムのそれぞれに小孔を穿設し、規則的に小孔を開けた場合は上下の小孔が重ならないように齟齬して複数枚の要所要所を接着し、不規則に孔を開けた場合は複数枚重ねて要所要所を接着してなるものである。規則的に小孔を穿設した3枚を重ねる場合の一番上のマルチングフイルムは黒色以外の小孔の入ったカラーマルチングフイルムにしても良い。小孔と説明したが切れ目をも表すものとする。
【選択図】 図1

Description

畑の表面を覆うのに使用し水分・空気を透過する農業用有孔複合黒色マルチングフイルムに関するものである。
シートとしては芝生等の植物等の種子を播種して栽培する際に、その種子を風や雨等による流出から保護するための不敷布シートに関して、不織布シートに複数の開口部を設け、かつその開口部の径を0.3mm〜10.0mmとした栽培植物保護用不織布シートがある。(例えば、特許文献1参照)
マルチング紙としては基材を構成する紙に、植付け孔が形成されていると共に、その植付け孔の開孔割合が畝幅を基準とした敷設面積に対して、0.5%以上である請求項1記載の農業用有孔マルチング紙がある。(例えば、特許文献2参照)
シートとしては生分解性ポリ乳酸繊維で作成した織布、不織布等の布状物で成る防草シートを使用し、布状物としてスパンボンド不織布を使用し、スパンボンド不織布の全面に多数の小さな透水孔(水を通過させる孔)を設けることにより、栽培植物が生長するまで比較的長い期間防草の役目をはたし、その後は分解、消失して自然環境を損なわない植栽用防草シートがある。(例えば、特許文献3参照)
特開平6−233632公報(第2頁) 特許公報第2886486号公報(第1頁) 登録実用新案公報第3063244号公報(第2頁)
黒色マルチングフイルムに開けた小孔が小さい孔の場合は孔を通って生えてきた草を抜くと根が意外に大きいため大きな孔になり、そのマルチングフイルムの孔から雑草が生えてくる。
従来の黒色の農業用マルチングフイルムは除草と言う点に着目すればたいへん有効である。しかし、0.02mmの農業用黒色マルチングフイルム1枚をそのまま使用すると非常に破れ易く、土の角、石の角、草の茎等でいったん破れるとそこから必ず草が生えてきた。また、雨が降ると水が溜まり、蚊が発生したり水が腐ったりした。また、黒色のマルチングフイルムは奇麗ではなかった。また、水不足のときは潅水が困難であり、追肥も困難で、殺虫剤を株の近くに掛けることも困難であった。また、その上を歩いたり、物を置いたり、落としたりした場合にも簡単に孔が開く等の欠点があった。水分を吸収するマルチングフイルムは、いったん水分を吸収した後で土の中に水分を補給するため効率が悪い。
すなわち、通気性、通水性があり、土の側からの物理的な破壊力や上からの破壊力にも強く、除草効果もあり、マルチングフイルムの上から施肥や消毒もできる農業用マルチングフイルムが求められていた。本発明はこれらについて改善された農業用有孔複合黒色マルチングフイルムを提供することにある。
上記課題を達成するために、本発明に係る農業用有孔複合黒色マルチングフイルムは、マルチングフイルムの全面に適宜間隔に規則的に小孔を穿設し、それらの小孔を齟齬して重ね合わせ要所要所を接着して成ることを特徴とするものである。(請求項1)
また、直径0.3mm〜10mmの小孔を規則的に適宜間隔で穿設した黒色のマルチングフイルム複数枚を小孔が重ならないように齟齬して重ね要所要所を接着してなることを特徴とするものである。すなわち、畑に敷設する以前から接合してある場合である(請求項2)。
また、直径0.3mm〜10mmの小孔を規則的に適宜間隔で穿設した黒色のマルチングフイルムを小孔が重ならないようにして齟齬してマルチングフイルムを重ねられるように印(10)を付けてなる農業用の黒色マルチングフイルム、すなわち畑で規則的に穿設した小孔(9)を上下に重ならないようにして重ねて敷設することを特徴とするものである。(請求項3)
きれいに見せるために全面に2枚以上の規則的に小孔を穿設した農業用黒色マルチングフイルムを重ねた場合、もう一枚その上側に黒色以外のマルチングフイルムの全面に小孔を穿設した有色マルチングフイルムを使うことも可能である。
さらに、請求項4の農業用有孔複合黒色マルチングフイルムは黒色のマルチングフイルムの全面に径が0.3mm〜1mm程の小孔を乱数的不規則さで穿設した農業用有孔黒色マルチングフイルムを2枚以上重ねて要所要所を接着してなることを特徴とするものである。
図9は接着の方法を示している、接着する部分(9)の面積が広いと透水性に支障をきたすことになる。したがって全ての場合について要所要所を接着するだけでよい。
小孔を規則的に穿設する方法は図2・図3・図4等のようにいろいろ考えられる。また、各ブロックが規則的に配列されているがそのブロックの内部では不規則な場合もある。
小孔の開いた2枚のマルチングフイルムを小孔と小孔が重ならないように重ねると小孔が他のマルチングフイルムに塞がれるのだが小孔の周囲を接着してないので水や空気が通過できる。
また、2枚を重ねると例えば下の1枚が草の茎で傷んだ場合でもその茎を押さえてくれるので2枚目の上側のマルチングフイルムが傷まないこともあり非常に丈夫になる。
マルチングフイルムの上からの施肥、潅水、消毒液の注入が可能で、溜まった水も土にしみ込んでいくため敷きわらを敷いた状態とやや似た状態になる。規則的に小孔を穿設した複数のマルチングフイルムを小孔と小孔が重ならないように齟齬して合わせた場合は防草効果は完璧である。2枚の不規則に小孔を穿設した複数のマルチングフイルムを重ねてある場合は少しだけだが草が小孔を通って出てくるため除草が必要であるが、3枚重ねてある場合は草の生え方は非常に少なくなる。
以下、本発明に係る農業用有孔複合黒色マルチングフイルムの実施の態様につき、添付図面に基づいて説明する。
図1は図2〜図4までのような規則的に適宜間隔で小孔(9)を穿設したマルチングフイルムを上側のマルチングフイルムの小孔(3)と下側のマルチングフイルムの小孔(4)が重ならないように齟齬して図9のように要所要所を接着してなる農業用有孔複合黒色マルチングフイルムである。
図1で例えば一辺2cmの長方形の各頂点に直径6mmの小孔を穿設したマルチングフイルム(5)を上と下のマルチングフイルムの小孔が重ならないように2枚重ねることは畑の作業では困難な作業であるため予め要所要所を接着しておくのが良い。
図2〜図5は適宜間隔で規則的な小孔(9)等を穿設した例を示した図で、この外にも1ブロックの内部では不規則に小孔が穿設されているが、各ブロックは規則的に並べてある場合も考えられる。
図5は適宜間隔で規則的に小孔を穿設したマルチングフイルム(5)を小孔が重ならないように重ね合わせやすいように印(10)のついたマルチングフイルムである。
図6は2枚の乱数的不規則さで小孔を穿設したマルチングフイルム(6)を重ね合わせた場合の例で請求項4のように初めから2枚を重ねて要所要所を接着して成る有孔複合黒色マルチングフイルムである。この場合は小孔が不規則に穿設してあるため孔と孔が重なる場合がある。しかし、孔の位置を考慮しないで重ねられるため、取り扱いは便利なのだが草は少しだが生えてくるものと考えておかなければならない。ただし、3重にすれば非常に雑草が生えにくくなる。
図7は適宜間隔で規則的に小孔(9)等を穿設した3枚のマルチングフイルムを小孔がそれぞれ重ならないように齟齬して重ねて要所要所を接着してなる場合の図で一番上側のマルチングフイルムは黒色以外のカラーマルチングフイルムでも良い。
図8は乱数的不規則さで適宜間隔で小孔を穿設した3枚のマルチングフイルムを重ね要所要所を接着して成る場合の図である。
図9は2枚のマルチングフイルムを接着する場合の図で、透水性を高めるためにも全面に接着剤を塗布して貼り付けるのではなく要所要所(7)を接着してなるものとする。
1枚の農業用マルチングフイルムを使って透水性の働きをさせるためにはマルチングフイルムに小孔を開けるかまたはマルチングフイルムそのものに透水性を持たせなければらない。しかし1枚だけの場合は小孔を空けると孔が大きい場合には孔の直径が0.6mmでも雑草がその小孔から生えて出てくる。しかし、2枚のマルチングフイルムを使う場合は私の実験では図1の場合1辺の長さ2cm〜5cmの正方形に於ける各頂点に直径1.6mm〜6mmの規則的に小孔を穿設し、小孔と小孔が齟齬して重ならないように2枚のマルチングフイルムを重ねて使用した場合で雑草は1本も生えてこなかった。しかも、マルチングフイルムに小孔が開いているため透水性・通気性は保たれる。
孔はあまり小さいと水や空気を通さないし、あまり大きくなるとマルチングフイルムが弱くなるため規則的に開ける場合は直径0.3mm〜10mmの大きさとする、不規則に開ける場合は孔が重なる場合もあるため0.3mm〜1mmの大きさとする。
小孔で説明したがこの小孔の形状は、円形または長方形ばかりでなく規則的に開ける場合も不規則に開ける場合も0.3mm〜10mmの切れ目状に設けるものであってもよい。
また、小孔として説明してきたがこれらは貫通孔のことを意味するものとする。
小孔を穿設した農業用黒色マルチングフイルムを2枚重ねて敷設すると1枚だけの場合と異なった高い強度、防草効果が生じてくる。例えば下側の1枚に草の茎が刺さって孔が開いた場合でもその茎を押さえつけるため2枚目が破れない。
図1は規則的に小孔を穿設し上下のマルチングフイルムの小孔が重ならないように齟齬して要所要所を接着して成る有孔複合黒色マルチングフイルムの例である。
図5はマルチングフイルムの印を見て、自分で小孔の大きさを選択して調節して、孔が上下で重ならないように齟齬して重ね合わすことのできる有孔複合黒色マルチングフイルムの例である。
図6は乱数的不規則さで小孔の開いた黒色マルチングフイルムを要所要所を接着してなる有孔黒色複合マルチングフイルムの例である。
規則的に小孔を穿設してなる2枚のマルチングフイルムを接着してなる農業用有孔複合黒色マルチングフイルムの斜視図である。 規則的に小孔を穿設してなる1枚の農業用黒色マルチングフイルムの斜視図である。 規則的に小孔を穿設してなる1枚の農業用黒色マルチングフイルムの他の例を示すもので斜視図である。 規則的に切れ目を入れた1枚の農業用黒色マルチングフイルムの例を示すもので斜視図である。 農業用黒色マルチングフイルムに印(10)のついた農業用有孔複合黒色マルチングフイルムの斜視図である。 乱数的不規則さで小孔を穿設して成る黒色マルチングフイルムを2枚重ねてなる、農業用有孔複合黒色マルチングフイルムの斜視図である。 規則的に小孔を穿設してなる3枚の農業用マルチングフイルムを重ねてなる農業用有孔複合黒色マルチングフイルムの斜視図である。1番上は黒色以外のマルチングフイルムでもよい。 乱数的不規則さで小孔を穿設してなる農業用黒色マルチングフイルムを3枚重ねてなる農業用有孔複合黒色マルチングフイルムの斜視図である。 規則的に切れ目を入れて成る2枚の黒色マルチングフイルムの要所要所を接着してなる農業用有孔複合黒色マルチングフイルムの斜視図である。
符号の説明
1 黒色マルチングフイルム
2 黒色以外の色のマルチングフイルム
3 上側のマルチングフイルムの小孔
4 下側のマルチングフイルムの小孔
5 規則的に小孔を穿設して成るマルチングフイルム
6 乱数的に不規則さで小孔を穿設して成るマルチングフイルム
7 マルチングフイルムとマルチングフイルムとの接着場所の1例
8 規則的に穿設して成る切れ目
9 規則的に穿設して成る小孔
10 マルチングフイルムの孔のない位置を示す印

Claims (4)

  1. 2枚以上の黒色の各マルチングフイルムの全面に適宜間隔に小孔を穿設しそれらの小孔を齟齬して重ね合わせ要所要所を接着してなる農業用有孔複合黒色マルチングフイルム。
  2. 2枚以上の黒色の各マルチングフイルムの全面に適宜間隔に直径0.3mm〜10mmの小孔を規則的に穿設しその小孔を齟齬して重ね合わせ要所要所を接着してなる農業用有孔複合黒色マルチングフイルム。
  3. 黒色マルチングフイルムの全面に適宜間隔に直径0.3mm〜10mmの小孔を規則的に穿設し、その小孔を齟齬して重ね合わせられるようにマルチングフイルムに印を付けてなる農業用有孔複合黒色マルチングフイルム。
  4. 黒色のマルチングフイルムの全面に直径0.3mm〜1mmの小孔を乱数的不規則さで穿設してなる農業用黒色マルチングフイルムの複数枚を重ね要所要所を接着してなる農業用有孔複合黒色マルチングフイルム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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