JP2005229504A - データ送信装置、データ受信装置およびデータ送受信方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 誤り訂正機能を用いて視聴制限を行うことが可能なデータ送信装置、データ受信装置およびデータ送受信方法を提供すること。
【解決手段】 再配列部21は、データベース23を参照してデータパケットの配列を変更する。パリティパケット生成部22は、再配列部21によって配列が変更された後のデータパケットに対する誤り訂正符号を含んだパリティパケットを生成する。そして、PHY部3は、再配列部21によって配列が変更された後のデータパケットおよびパリティパケット生成部22によって生成されたパリティパケットを送信する。したがって、受信側が配列の種類を知らなければデータパケットの配列を元に戻すことができず、視聴制限機能および誤り訂正機能を実現することが可能となる。
【選択図】 図1
【解決手段】 再配列部21は、データベース23を参照してデータパケットの配列を変更する。パリティパケット生成部22は、再配列部21によって配列が変更された後のデータパケットに対する誤り訂正符号を含んだパリティパケットを生成する。そして、PHY部3は、再配列部21によって配列が変更された後のデータパケットおよびパリティパケット生成部22によって生成されたパリティパケットを送信する。したがって、受信側が配列の種類を知らなければデータパケットの配列を元に戻すことができず、視聴制限機能および誤り訂正機能を実現することが可能となる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、インターネットに接続されたルータやブリッジなどに用いられるデータ送信装置、データ受信装置およびデータ送受信方法に関し、特に、視聴制限機能を有するデータ送信装置、データ受信装置およびデータ送受信方法に関する。
近年、インターネットが広く普及しており、利用者は世界各地で運営されているサイトの様々な情報にアクセスし、その情報を入手することが可能である。それに伴って、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)、FTTH(Fiber To The Home)などのブロードバンドアクセスに対する要望も急速に高まってきている。
このような通信において、パケットのビット誤りに対してはリードソロモン符号やハミング符号などでビット誤りを訂正し、パケット全体の消失に対しては再送などによってパケットの復元が行なわれていた。これに関連する技術として、特開2000−307438号公報に開示された発明がある。
この特開2000−307438号公報に開示された誤り訂正符号化・復号化方法においては、データを横方向で並列状態のマトリクスに並べ替え、このマトリクスの各横列ブロックおよび各縦列ブロックに対して、それぞれチェックビットを付加してブロック符号を生成することにより、情報ビットについて2重に符号化を行なうものである。
インターネットにおいてパケットの欠損の発生は避けることができないため上述したような訂正機能が必要となるが、このような誤り訂正機能は必要に応じてアプリケーション側でサポートしていた。また、視聴制限を設ける場合にも、アプリケーション側で必要に応じてサポートしていた。
特開2000−307438号公報
映像などを高品質で伝送しようとすると誤り訂正が必要となるが、誤りが発生したときのみにパケットを再送するという方式では、アプリケーションの負荷は軽くなるが、放送などのブロードキャスト方式に対応するのは困難である。したがって、受信したパケットから欠損を補って訂正を行なう特開2000−307438号公報に開示された誤り訂正符号化・復号化方法などの方式を選択せざるを得ない。
このような訂正機能を実現するためには、映像などの高ビットレートのデータ処理に加えて、訂正処理も行なう必要があるため、パフォーマンスの高いCPU(Central Processing Unit)が必要であり、その機能をアプリケーション側の各々に持たせるのはコストが高くなるといった問題点があった。
また、視聴制限機能もアプリケーション側でサポートされていたが、この機能をアプリケーション側以外の部分に持たせるようにすれば、よりコストを少なくすることができる。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、第1の目的は、誤り訂正機能を用いて視聴制限を行うことが可能なデータ送信装置、データ受信装置およびデータ送受信方法を提供することである。
第2の目的は、端末装置やアプリケーションの誤り訂正機能および視聴制限機能による負荷を軽減させること可能なデータ送信装置、データ受信装置およびデータ送受信方法を提供することである。
本発明のある局面に従えば、データ送受信方法は、データパケットの配列を変更し、配列が変更された後のデータパケットに対する誤り訂正符号を生成するステップと、配列が変更された後のデータパケットおよび誤り訂正符号を送信するステップと、配列が変更された後のデータパケットおよび誤り訂正符号を受信し、誤り訂正符号を用いてデータパケットの欠損を補うステップと、復元された後のデータパケットの配列を元に戻すステップとを含む。
好ましくは、配列の変更は複数種類があり、送信側と受信側とでそれぞれの変更の種類と識別符号との対応関係が記憶され、送信するステップは、識別符号をデータパケットに付加して送信するステップを含み、配列を元に戻すステップは、識別符号を参照して、配列の種類を抽出してデータパケットの配列を元に戻すステップを含む。
好ましくは、誤り訂正符号を生成するステップは、配列が変更された後のデータパケットをマトリックス状に配置し、水平方向のパリティを含んだパリティパケットおよび垂直方向のパリティを含んだパリティパケットを生成するステップを含み、データパケットの欠損を補うステップは、受信されたデータパケットおよびパリティパケットをマトリックス状に配置し、パリティパケットを用いてデータパケットの欠損を補うステップを含む。
好ましくは、送信するステップは、配列が変更された後のデータパケットのプリアンブル部にシーケンス番号を付加して送信するステップを含み、データパケットの欠損を補うステップは、データパケットのプリアンブル部に付加されたシーケンス番号を参照して、データパケットをマトリックス状に配置してデータパケットの欠損を補うステップを含む。
好ましくは、データパケットが、コンテンツを分割して得られるものであり、受信側で復元可能な配列の変更の種類を用いて送信されたデータパケットは、視聴を可能にするコンテンツを分割して得られたものであり、受信側で復元不可能な配列の変更の種類を用いて送信されたデータパケットは、視聴を不可能にするコンテンツを分割して得られたものである。
好ましくは、データ送受信方法はさらに、受信側において用いる配列の変更の種類を外部から指示するステップを含む。
本発明の別の局面に従えば、データ送信装置は、データパケットの配列を変更するための再配列手段と、再配列手段によって配列が変更された後のデータパケットに対する誤り訂正符号を生成するための生成手段と、再配列手段によって配列が変更された後のデータパケットおよび生成手段によって生成された誤り訂正符号を送信するための送信手段とを含む。
本発明のさらに別の局面に従えば、データ受信装置は、データパケットおよび誤り訂正符号を受信するための受信手段と、受信手段によって受信された誤り訂正符号を用いてデータパケットの欠損を補うための復元手段と、復元手段によって復元された後のデータパケットの配列を元に戻すための逆再配列手段とを含む。
本発明のある局面によれば、配列が変更された後のデータパケットおよび誤り訂正符号を送信するので、受信側が配列の種類を知らなければデータパケットの配列を元に戻すことができず、視聴制限機能および誤り訂正機能を実現することが可能となった。
また、識別符号をデータパケットに付加して送信するので、受信側でデータパケットを元の配列に戻すことが容易に行なえるようになった。
また、配列が変更された後のデータパケットをマトリックス状に配置し、水平方向のパリティを含んだパリティパケットおよび垂直方向のパリティを含んだパリティパケットを生成するので、受信側でデータパケットの欠損を容易に補うことが可能となった。
また、配列が変更された後のデータパケットのプリアンブル部にシーケンス番号を付加して送信するので、受信側でデータパケットを容易に配列することが可能となった。
また、受信側で復元可能な配列の変更の種類を用いて送信されたデータパケットは、視聴を可能にするコンテンツを分割して得られたものであり、受信側で復元不可能な配列の変更の種類を用いて送信されたデータパケットは、視聴を不可能にするコンテンツを分割して得られたものであるので、視聴制限を容易に行なうことが可能となった。
また、受信側において用いる配列の変更の種類を外部から指示するので、視聴制限機能をさらに強化することが可能となった。
本発明の別の局面によれば、送信手段が、再配列手段によって配列が変更された後のデータパケットおよび生成手段によって生成された誤り訂正符号を送信するので、受信側が配列の種類を知らなければデータパケットの配列を元に戻すことができず、視聴制限機能および誤り訂正機能を実現することが可能となった。
本発明のさらに別の局面によれば、逆再配列手段が、復元手段によって復元された後のデータパケットの配列を元に戻すので、視聴制限機能および誤り訂正機能を実現することが可能となった。また、この機能をルータやブリッジに持たせることにより、端末装置やアプリケーションの誤り訂正機能および視聴制限機能による負荷を軽減させること が可能となった。
図1は、本発明の実施の形態におけるデータ送信装置の概略構成を示すブロック図である。このデータ送信装置は、端末装置との間のフレーム転送を制御するMAC(Media Access Control)部1と、FEC(Forward Error Correction)処理部2と、インターネットに接続され、物理層を制御するPHY(PHYsical layer device)部3とを含む。
また、FEC処理部2は、データパケットの再配列を行なう再配列部21と、再配列部21によって再配列された後のデータパケットからパリティパケットを生成するパリティパケット生成部22と、データパケットの再配列の際に用いられる配列の種類を格納するデータベース23とを含む。
再配列部21は、MAC部1によって受信されたデータパケットを受けると、データベース23に格納された再配列の種類の中から指定された配列の種類によって、そのデータパケットの並びを変更する。再配列部21は、データパケットをその並びの順に受けるので、その順番に基づいてデータパケットの再配列を行なう。そして、再配列部21は、データパケットのプリアンブル部に配列の種類を識別するための情報(配列情報)を付加する。なお、再配列部21はバッファを有しており、バッファにMAC部1から受けたデータパケットを一旦格納した後、データパケットの再配列を行なう。
パリティパケット生成部22は、再配列部21によって再配列された後のパケットからパリティパケットを生成し、データパケットとパリティパケットとを所定の順序でPHY部3に送出する。このパリティパケットの生成方法は、本出願人が出願した特開2003−59812号に開示した方法が使用される。ここで、このパリティパケットの生成方法を簡単に説明する。
図2は、パリティパケットの生成方法を概念的に示す図である。n個のパケット1〜nは、水平方向にm個、垂直方向にk個のマトリクス状に並べられる。そして、水平方向に並べられた各パケット内の対応するビットのパリティ(以下、水平パリティと呼ぶ。)が計算され、対応するビットに格納したパリティパケットが生成される。たとえば、パケット1〜mの各パケットの対応するビットのパリティが計算され、それらのパリティが格納されたパリティパケットHP1が生成される。水平パリティパケットは、行数に対応してk個だけ生成される。
また、垂直方向に並べられた各パケット内の対応するビットのパリティ(以下、垂直パリティと呼ぶ。)が計算され、対応するビットに格納したパリティパケットが生成される。たとえば、パケットm,2m,3m,…,nの各パケットの対応するビットのパリティが計算され、それらのパリティが格納されたパリティパケットVPmが生成される。垂直パリティパケットは、列数に対応してm個だけ生成される。
図3は、パケットの復元方法を概念的に説明するための図である。図3においては、9個のパケット(1)〜(9)から、水平パリティパケットHP1〜HP3および垂直パリティパケットVP1〜VP3が生成された場合を示している。たとえば、パケット(1)が欠損した場合でも、パケット(2)、(3)および水平パリティパケットHP1の対応するビットのパリティ(排他的論理和(以下、EX−ORとも呼ぶ。))を計算することによって、パケット(1)を復元することができる。
また、パケット(1)〜(3)が全て欠損した場合でも、パケット(4)、(7)および垂直パリティパケットVP1の対応するビットのパリティ(EX−OR)を計算することによって、パケット(1)を復元することができる。同様にして、パケット(5)、(8)および垂直パリティパケットVP2によってパケット(2)が復元でき、パケット(6)、(9)および垂直パリティパケットVP3によってパケット(3)が復元できる。
このように、バースト欠損が発生した場合でも、連続的に欠損したパケットがm個以下であれば、復元できることが分かる。
図4は、本発明の実施の形態におけるデータ受信装置の概略構成を示すブロック図である。このデータ受信装置は、インターネットに接続され、物理層を制御するPHY部4と、FEC処理部5と、端末装置との間のフレームの転送を制御するMAC部6とを含む。
また、FEC処理部5は、データパケットの復元を行なうデータパケット復元部51と、データパケット復元部51によって復元が行なわれた後のデータパケットに対して逆再配列を行なう逆再配列部52と、データパケットの逆再配列の際に用いられる配列の種類を格納するデータベース53とを含む。
データパケット復元部51は、PHY部4によって受信されたデータパケットを受けると、図3を用いて説明したパケットの復元方法で欠損したパケットを復元する。
逆再配列部52は、データパケット復元部51からパケット欠損が復元された後のデータパケットを受けると、データベース53に格納された配列の種類の中から指定された配列の種類によってデータパケットの並びを元に戻す。逆再配列部52は、データパケットのプリアンブル部に付加された配列情報を参照し、それに対応する配列をデータベース53から取得してデータパケットの逆再配列を行なう。なお、逆再配列部52はバッファを有しており、バッファにデータパケット復元部51から受けたデータパケットを一旦格納した後、データパケットの逆再配列を行なう。
図5は、本発明の実施の形態におけるデータ送信装置およびデータ受信装置の処理を模式的に示す図である。なお、映像パケットとしてv1〜v9の9個のパケットがデータ送信装置からデータ受信装置へ送信される場合について説明する。
データ送信装置のFEC処理部2は、MAC部1によって受信された映像パケットをv1,v2,…,v9の順に受けると、データベース23に格納された配列(9の階乗通り)の中から指定された配列によって、パケットに対する再配列を行なう。図5においては、TYPE(III)によって再配列が行なわれる。
FEC処理部2は、再配列された後の映像パケットから水平パリティおよび垂直パリティを計算し、パリティパケットH1〜H3およびV1〜V3を生成して順次PHY部3へ送出する。PHY部3は、v4,v8,v9,H1,v6,v1,v7,…,v5,H3,V1,V2,V3の順に映像パケットおよびパリティパケットを送信する。なお、映像パケットおよびパリティパケットには、シーケンス番号n,n+1,n+2…がプリアンブル部に付加されてデータ受信装置へ送信される。
データ受信装置のFEC処理部5は、PHY部4によって受信された映像パケットおよびパリティパケットを受けると、映像パケットのプリアンブル部に付加された配列情報およびシーケンス番号を抽出し、シーケンス番号に応じてパケットを配列する。ここで、シーケンス番号が飛んでいる場合にはパケット欠損が発生しているため、パリティパケットを用いてパケット欠損を補う。
そして、FEC処理部5は、配列情報を参照することによりTYPE(III)の配列で再配列が行なわれていることが判るので、TYPE(III)の配列を用いて逆再配列を行ない、映像パケットの並びを元に戻す。そして、映像パケットをv1,v2,…,v9の順にMAC部6に送出する。
図6は、データパケットのプリアンブル部を説明するための図である。データパケットは、プリアンブル部と、DA(宛先アドレス)と、SA(送信元アドレス)と、ペイロード部と、FCS(Flame Check Sequence)とを含む。プリアンブル部は、SSD、MTP(マトリックスの先頭を示す情報:1ビット)と、Type(配列情報:15ビット)と、シーケンス番号と、SFDとを含む。
FEC処理部2は、先頭のパケットのMTPに1を書込み、それ以外のパケットのMTPに0を書込む。また、配列情報をTypeに書込み、パケットの送信順にシーケンス番号を付加する。
このように、データ送信装置は、プリアンブル部に配列情報(Type)を付加してデータ受信装置へ送信する。視聴許可を持つユーザは配列情報のデータベースを有しているため、データ受信装置はプリアンブル部に付加された配列情報を参照することによりパケットの再配列を行なうことができる。一方、視聴許可を持たないユーザは配列情報のデータベースを有していないので、データ受信装置はデータパケットの再配列を行なうことができない。これによって、視聴制限機能を実現することができる。データ送信装置側でプリアンブルに付加する配列情報を定期的に変えることによって、視聴制限の解読をより困難にすることが可能である。
また、視聴許可を持たないユーザが配列情報のデータベースを不正に取得することも考えられるため、データベース自体を定期的に更新することが好ましい。この場合、データベースを暗号化して定期的にユーザに送信する。視聴許可を持つユーザは、データベースを復号するための鍵を有しており、それによってデータベースを復号してデータ受信装置に保持する。
図7は、本発明の実施の形態におけるデータ送信装置およびデータ受信装置を含んだシステムの一例を示す図である。このシステムは、送信側の配列データベース23と、端末装置から受信したコンテンツの配列を入換える配列入換部24と、配列入換部24によって配列が入換えられた後のコンテンツから誤り訂正符号を生成し、コンテンツをエンコードして送信する誤り訂正符号生成/エンコード部25と、送信側の視聴制限を制御する視聴制限制御部26と、ネットワーク7と、受信側の配列データベース53と、ネットワーク7を介してコンテンツおよび誤り訂正符号を受信し、コンテンツのデコードおよび復元を行なう誤り訂正/デコード部54と、誤り訂正/デコード部54から出力されたコンテンツの配列を入換える配列入換部55と、受信側の視聴制限を制御する視聴制限制御部56と、システム全体の視聴制限を管理する視聴制限管理センタ6とを含む。
配列入換部24は、端末装置からコンテンツを受けると共に、配列データベース23から適用する配列を受け、コンテンツの配列を入換える。この配列入換部24は、図1に示すMAC部1および再配列部21に対応する。
誤り訂正符号生成/エンコード部25は、配列入換部24から配列が入換えられた後のコンテンツを受け、誤り訂正符号を生成すると共に、コンテンツをエンコードする。また、誤り訂正符号生成/エンコード部25は、視聴制限制御部26から配列指示番号(配列情報)を受け、パケットのヘッダにその情報を付加して送信する。この誤り訂正符号生成/エンコード部25は、図1に示すパリティパケット生成部22およびPHY部3に対応するが、誤り訂正符号の生成方法は、これに制限されるものではない。
視聴制限制御部26は、視聴制限管理センタ6から定期的に/不定期に更新される配列データベースを受けて配列データベース23に格納すると共に、視聴制限管理センタ6から定期的に/不定期に更新されるコンテンツと配列指示番号との対応を示す情報を受けて保持する。視聴制限制御部26はコンテンツの属性を受けると、そのコンテンツに対応する配列指示番号を抽出して配列データベース23および誤り訂正符号生成/エンコード部25に与える。なお、配列データベース23に複数の配列データベースが格納されている場合には、視聴制限管理センタ6からどの配列データベースを使用するかを示す情報を受け、その情報に応じて使用する配列データベースを選択する。また、複数の配列データベースが格納されたICカード等を用い、視聴制限管理センタ6から送られる情報に応じて配列データベースを選択するようにしてもよい。
誤り訂正/デコード部54は、ネットワーク7を介してデータパケットおよび誤り訂正符号を受けると、誤り訂正を行なうと共に、データパケットの内容をデコードしてコンテンツを抽出する。データパケットに含まれる配列指示番号は、視聴制限制御部56に与えられる。
視聴制限制御部56は、配列指示番号を受けると、それに対応する配列を出力するように配列データベース53に指示する。また、視聴制限制御部56は、視聴制限管理センタ6から定期的に/不定期に更新される配列データベースを受けて配列データベース53に格納する。なお、配列データベース53に複数の配列データベースが格納されている場合には、視聴制限管理センタ6からどの配列データベースを使用するかを示す情報を受け、その情報に応じて使用する配列データベースを選択する。また、複数の配列データベースが格納されたICカード等を用い、視聴制限管理センタ6から送られる情報に応じて配列データベースを選択するようにしてもよい。
配列入換部55は、誤り訂正/デコード部54から誤り訂正後のコンテンツを受けると共に、配列データベース53から適用する配列を受け、コンテンツの配列を入換えて端末装置へ送信する。この配列入換部55は、図4に示す逆再配列部52およびMAC部6に対応する。
以上説明したように、本実施の形態におけるデータ送信装置によれば、データパケットを再配列した後、FEC機能によりパリティパケットを生成して送信するようにしたので、配列のデータベースを持たない不正ユーザはデータパケットを復元することができず、映像の視聴制限などを実現することが可能となった。
また、配列情報やデータベースを定期的に更新することによって、視聴制限機能をさらに強化することが可能となった。また、データ受信装置は、FEC機能によってパケット欠損を補うことが可能となった。
さらには、データ送信装置およびデータ受信装置によってパケットの再配列/逆再配列およびFEC機能が実現されるので、アプリケーション側でこれらの処理を行なう必要がなくなった。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,6 MAC部、2,5 FEC処理部、3,4 PHY部、6 視聴制限管理センタ、7 ネットワーク、21 再配列部、22 パリティパケット生成部、23,53 データベース、24,55 配列入換部、25 誤り訂正符号生成/エンコード部、26,56 視聴制限制御部、51 データパケット復元部、52 逆再配列部、54 誤り訂正/デコード部。
Claims (8)
- データパケットの配列を変更し、配列が変更された後のデータパケットに対する誤り訂正符号を生成するステップと、
前記配列が変更された後のデータパケットおよび前記誤り訂正符号を送信するステップと、
前記配列が変更された後のデータパケットおよび前記誤り訂正符号を受信し、該誤り訂正符号を用いてデータパケットの欠損を補うステップと、
復元された後のデータパケットの配列を元に戻すステップとを含むデータ送受信方法。 - 前記配列の変更は複数種類があり、送信側と受信側とでそれぞれの変更の種類と識別符号との対応関係が記憶され、
前記送信するステップは、識別符号をデータパケットに付加して送信するステップを含み、
前記配列を元に戻すステップは、前記識別符号を参照して、配列の種類を抽出してデータパケットの配列を元に戻すステップを含む、請求項1記載のデータ送受信方法。 - 前記誤り訂正符号を生成するステップは、前記配列が変更された後のデータパケットをマトリックス状に配置し、水平方向のパリティを含んだパリティパケットおよび垂直方向のパリティを含んだパリティパケットを生成するステップを含み、
前記データパケットの欠損を補うステップは、前記受信されたデータパケットおよびパリティパケットをマトリックス状に配置し、前記パリティパケットを用いてデータパケットの欠損を補うステップを含む、請求項1または2記載のデータ送受信方法。 - 前記送信するステップは、前記配列が変更された後のデータパケットのプリアンブル部にシーケンス番号を付加して送信するステップを含み、
前記データパケットの欠損を補うステップは、データパケットのプリアンブル部に付加されたシーケンス番号を参照して、データパケットをマトリックス状に配置してデータパケットの欠損を補うステップを含む、請求項1〜3のいずれかに記載のデータ送受信方法。 - 前記データパケットが、コンテンツを分割して得られるものであり、
受信側で復元可能な配列の変更の種類を用いて送信されたデータパケットは、視聴を可能にするコンテンツを分割して得られたものであり、
受信側で復元不可能な配列の変更の種類を用いて送信されたデータパケットは、視聴を不可能にするコンテンツを分割して得られたものである、請求項2〜4のいずれかに記載のデータ送受信方法。 - 前記データ送受信方法はさらに、受信側において用いる配列の変更の種類を外部から指示するステップを含む、請求項2〜5のいずれかに記載のデータ送受信方法。
- データパケットの配列を変更するための再配列手段と、
前記再配列手段によって配列が変更された後のデータパケットに対する誤り訂正符号を生成するための生成手段と、
前記再配列手段によって配列が変更された後のデータパケットおよび前記生成手段によって生成された誤り訂正符号を送信するための送信手段とを含むデータ送信装置。 - データパケットおよび誤り訂正符号を受信するための受信手段と、
前記受信手段によって受信された誤り訂正符号を用いてデータパケットの欠損を補うための復元手段と、
前記復元手段によって復元された後のデータパケットの配列を元に戻すための逆再配列手段とを含むデータ受信装置。
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JP2004038276A JP2005229504A (ja) | 2004-02-16 | 2004-02-16 | データ送信装置、データ受信装置およびデータ送受信方法 |
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JP2010050809A (ja) * | 2008-08-22 | 2010-03-04 | Toshiba Corp | データ受信装置、データ受信方法、及びデータ受信プログラム |
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