JP2005229023A - 電気機器キャビネット - Google Patents

電気機器キャビネット Download PDF

Info

Publication number
JP2005229023A
JP2005229023A JP2004037984A JP2004037984A JP2005229023A JP 2005229023 A JP2005229023 A JP 2005229023A JP 2004037984 A JP2004037984 A JP 2004037984A JP 2004037984 A JP2004037984 A JP 2004037984A JP 2005229023 A JP2005229023 A JP 2005229023A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side plate
screw
head
hole
pressing surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004037984A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Akita
高士 秋田
Shintaro Hirano
真太郎 平野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Funai Electric Co Ltd filed Critical Funai Electric Co Ltd
Priority to JP2004037984A priority Critical patent/JP2005229023A/ja
Publication of JP2005229023A publication Critical patent/JP2005229023A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Mounting Components In General For Electric Apparatus (AREA)
  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)

Abstract

【課題】 樹脂シャーシのねじ孔の周囲の端面の形状ないし構造に工夫を講じることによって、内外の各側板部のねじ止め箇所でそれらの側板部に反り変形や波打ち変形が生じていても、電気機器キャビネットの強度や保形性が向上し、電磁シールド性能も向上するようにする。
【解決手段】 内外の側板部12,32の重なり箇所の挿通孔7に挿通した頭付き締付けねじ8を、樹脂シャーシ5のねじ孔51にねじ込む。樹脂シャーシ5のねじ孔51の周囲の端面52を、ボス部53の頂面54aでなる押圧面52aと、補強リブ54の外側端面54aでなる逃げ面52bとに区画し、押圧面52aと逃げ面52bとの間に段差hを確保する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電気機器キャビネット、特に、側板部同士が重なり状に配置された金属製のボトムパネルとトップケースとに分割されていて、それらのボトムパネルとトップケースとを合わせてねじ止めすることによって形作られる電気機器キャビネットに関する。
図2にこの種の電気機器キャビネットの一般的構造を説明的に示している。この電気機器キャビネットは、ボトムパネル1とトップケース3とに分割されていて、それらのボトムパネル1とトップケース3はいずれも電磁シールド性能を発揮する板金を用いて製作されている。そして、ボトムパネル1とトップケース3とを合わせることによって形成されるキャビネットの内部に樹脂シャーシ5が配備され、その樹脂シャーシ5に図示していない配線基板などが取り付けられる。また、ボトムパネル1の側板部12とトップケース3の側板部32とは互いに重なり状に配置されていて、その重なり箇所の適所をねじ止めすることによって連結されている。
この構成の電気機器キャビネットにおいて、その強度や保形性や強度、電磁シールド性能の良否などは、ボトムパネル1及びトップケース3の側板部12,32同士の重なり箇所での接触状態(接触効率)の影響を受けることが判っている。
その一方で、ボトムパネル1やトップケース3が板金製であるため、それらの側板部12,32が反り変形を生じていることがあり、ただ単にそれらの側板部12,32同士の重なり箇所の適所をねじ止めするだけでは、ねじ止め箇所での側板部12,32同士の接触信頼性や接触安定性が不十分になり、電気機器キャビネットに要求される強度や保形性、電磁シールド性能が低下するというおそれがあった。
そこで、従来の電気機器キャビネットでは、図3(A)に示したねじ止め構造を採用していた。図3(A)は図2に示した側板部12,32同士のねじ止め箇所イの拡大垂直断面図である。同図のように、側板部12,32同士のねじ止め箇所イでは、それぞれの側板部12,32に形成された円形の挿通孔13,33が位置合わせされて挿通孔7を形成していると共に、その挿通孔7に外側から挿通された頭付き締付けねじ8が樹脂シャーシ5のねじ孔51にねじ込まれ、その頭付き締付けねじ8の締付け荷重によって樹脂シャーシ5のねじ孔51の周囲の端面52と頭付き締付けねじ8の頭部81とにより側板部12,32が挟圧されている。そして、内側の側板部12の挿通孔13の孔縁部によって形成されている外向き切起し状の突出リング部14が、外側の側板部32の挿通孔33の孔縁部34に押圧状態で接触している。さらに、外側の側板部32の挿通孔33の孔縁部34は、その側板部32を内向きに絞り成形することによって形成された円錐台形状の座部35の頂板部36でなり、頭付き締付けねじ8には、その頭部81の裏面の直径が上記突出リング部14の直径よりも大きいものが用いられている。
図3(B)は樹脂シャーシ5のねじ孔51の周囲の端面52の形状を示している。すなわち、この端面52は、樹脂シャーシ5から突出された円筒状のボス部53(図3(A)参照)の平坦な円形の頂面53aと、そのボス部53の周方向2箇所で径外方向に突出した補強リブ54,54の外側端面54a,54aとを含んでいて、それらの頂面53aと外側端面54a,54aとは面一に連続している。
一方、他の従来例として、電気機器筐体のボトムシャーシとトップカバーとの側板部同士の重なり箇所において、トップカバーの側板部に形成した所定長さの横側突条部の両端部分をトップカバーの側板部にビス止めすることによってシールド効果を高めるようにしたものがあった(特許文献1参照)。さらに他の従来例として、電気機器のキャビネットのトップカバーの側板部と金属製のシャーシの側壁部との重なり箇所をビスとナットとで締め付けたものがあった(特許文献2参照)。さらに他の従来例として、段付ビスによって操作パネルをシャーシの側面に回転可能に取り付けることによって、操作パネルの傾斜を変えられるようにした電子機器があった(特許文献3参照)。さらにこの従来例として、機器類の化粧パネル取付装置において、パネルベースのねじ座の両側にスリットを設け、そのねじ座にサイドパネルをビス止めするようにしたものがあった(特許文献4参照)。
特開2002−217556号公報 特開2002−314259号公報 特開平3−108799号公報 特開平1−110470号公報
しかしながら、図3(A)(B)を参照して説明したねじ止め構造を採用した従来の電気機器キャビネットでは、内側の側板部12の挿通孔13の孔縁部によって外向き切起し状の突出リング部14を形成してあり、かつ、外側の側板部32に円錐台形状の座部35の頂板部36を形成してあるとしても、頭付き締付けねじ8の締付荷重が、樹脂シャーシ5のねじ孔51の周囲の端面52の全体、具体的には、円筒状のボス部53の平坦な頂面53a及び補強リブ54,54の外側端面54a,54aと内側の側板部12との重なり箇所の全体に広く分散することになるので、突出リング部14と円錐台形状の座部35の頂板部36との接触状態が不安定になり、そのために電気機器キャビネットの強度や保形性が不十分になったり電磁シールド性能が低下したりすることがあるという問題があった。特に、内外の各側板部12,32のねじ止め箇所イでそれらの側板部12,32に反り変形や波打ち変形が生じていたりすると、樹脂シャーシ5のねじ孔51の周囲の端面52の全体のうち、補強リブ54,54の外側端面54a,54aが内側の側板部12を押圧する荷重が大きくなり過ぎる一方で、ボス部53の頂面53aが突出リング部14を押圧する荷重が小さくなってしまうという事態が起こり、そのような状況下では、上記したような問題が顕著に現れる傾向があった。
この点に関し、上掲の特許文献1〜4は、頭付き締付けねじの頭部と樹脂シャーシのねじ孔の周囲の端面とによってボトムパネルとトップケースとの側板部同士の重なり箇所を挟圧する構造を開示したものではない。そのため、それらの特許文献1〜4によって開示されている技術によって上記したような問題点を改善するすることができるものではない。
本発明は以上の問題や状況に鑑みてなされたものであり、樹脂シャーシのねじ孔の周囲の端面の形状ないし構造に工夫を講じることによって、内外の各側板部のねじ止め箇所でそれらの側板部に反り変形や波打ち変形が生じていたりしても、頭付き締付けねじの締め付けによって発生する上記端面による押圧荷重の全部が内側の側板部に形成されている外向き切起し状の突出リング部に集中して、突出リング部が外側の側板部の挿通孔の孔縁部に強く押圧されるようになり、それによって電気機器キャビネットの強度や保形性が向上し、併せて、電磁シールド性能が向上する電気機器キャビネットを提供することを目的とする。
特に、本発明は、図3(A)(B)を参照して説明したねじ止め構造を採用した従来の電気機器キャビネットにおいて、補強リブによるボス部53の補強作用を損なうことなく、当該電気機器キャビネットの強度や保形性、電磁シールド性能を改善することを目的とする。
本発明に係る電気機器キャビネットは、側板部同士が重なり状に配置された金属製のボトムパネルとトップケースとに分割されていて、それらの側板部の重なり箇所に備わっている挿通孔に挿通された頭付き締付けねじがその重なり箇所の内側に配備された樹脂シャーシのねじ孔にねじ込まれ、その頭付き締付けねじの締付け荷重で上記側板部同士が樹脂シャーシのねじ孔の周囲の端面と上記頭付き締付けねじの頭部とにより挟圧されて、内側の側板部の挿通孔の孔縁部によって形成されている外向き切起し状の突出リング部が外側の側板部の挿通孔の孔縁部に押圧状態で接触するようになっている。そして、上記樹脂シャーシのねじ孔の周囲の端面を、上記突出リング部の基部に当接する大きさを有する円環状の押圧面と、この押圧面の周囲でその押圧面との間に段差を形成することによって上記突出リング部の基部から離れて位置する逃げ面とに区画しておくことによって、上記頭付き締付けねじの締付け荷重で上記側板部同士が上記押圧面と上記頭付き締付けねじの頭部とで挟圧されるように構成してある。
この構成であると、内外の各側板部のねじ止め箇所でそれらの側板部に反り変形や波打ち変形が生じていたりしても、頭付き締付けねじの締め付けによって発生する上記端面による押圧荷重の全部が、押圧面を介して内側の側板部に形成されている外向き切起し状の突出リング部に集中するので、逃げ面が内側の側板部を押圧するという事態が起こらない。そのため、内外の各側板部のねじ止め箇所でそれらの側板部に反り変形や波打ち変形が生じていたりしても、突出リング部が外側の側板部の挿通孔の孔縁部に強く押圧されるようになり、内側の側板部の突出リング部と外側の側板部との接触状態が安定して電気機器キャビネットの強度や保形性が向上し、併せて電磁シールド性能も向上する。
本発明では、上記押圧面が、上記樹脂シャーシに一体に成形されて上記ねじ孔を備える円筒状のボス部の平坦な頂面によって形成されていると共に、上記逃げ面が、そのボス部の周方向複数箇所で径外方向に突出した補強リブの外側端面によって形成されている、という構成を採用することができる。これによれば、補強リブによるボス部の補強作用を損なずに当該電気機器キャビネットの強度や保形性、電磁シールド性能が改善される。
本発明では、外側の上記側板部の挿通孔の孔縁部が、外側の側板部を内向きに絞り成形された台形状座部の頂板部でなる、という構成を採用することが望ましい。これによれば、頭付き締付けねじの締付け荷重が台形状座部の頂板部と突出リング部との重なり箇所に集中するだけでなく、内外の各側板部のねじ止め箇所でそれらの側板部に反り変形や波打ち変形が生じていたとしても、それらの反り変形や波打ち変形が突出リング部と頂板部との接触状態に悪影響を及ぼすことがなくなる。
本考案に係る電気機器キャビネットは、側板部同士が重なり状に配置された金属製のボトムパネルとトップケースとに分割されていて、それらの側板部の重なり箇所に備わっている挿通孔に挿通された頭付き締付けねじがその重なり箇所の内側に配備された樹脂シャーシのねじ孔にねじ込まれ、その頭付き締付けねじの締付け作用で上記側板部同士が樹脂シャーシのねじ孔の周囲の端面と上記頭付き締付けねじの頭部とにより挟圧されて、内側の側板部の挿通孔の孔縁部によって形成されている外向き切起し状の突出リング部が外側の側板部の挿通孔の孔縁部に押圧状態で接触するようになっている電気機器キャビネットにおいて、上記樹脂シャーシのねじ孔の周囲の端面を、上記突出リング部の基部に当接する大きさを有する円環状の押圧面と、この押圧面の周囲でその押圧面との間に段差を形成することによって上記突出リング部の基部から離れて位置する逃げ面とに区画すると共に、上記頭付き締付けねじの頭部の裏面の直径を上記突出リング部の直径よりも大きくしておくことによって、上記頭付き締付けねじの締付け作用で上記側板部同士が上記押圧面と上記頭付き締付けねじの頭部とで挟圧されるように構成してあり、上記押圧面が、上記樹脂シャーシに一体に成形されて上記ねじ孔を備える円筒状のボス部の平坦な頂面によって形成されていると共に、上記逃げ面が、そのボス部の周方向複数箇所で径外方向に突出した補強リブの外側端面によって形成され、外側の上記側板部の挿通孔の孔縁部が、外側の側板部を内向きに絞り成形して形成された台形状座部の頂板部でなる、という構成を採用することによっていっそう具体化される。この発明の作用については、後述の実施形態を参照して詳細に説明する。
以上のように、本発明によれば、樹脂シャーシのねじ孔の周囲の端面の形状ないし構造に工夫を講じるだけで、内外の各側板部のねじ止め箇所でそれらの側板部に反り変形や波打ち変形が生じていたりしても、頭付き締付けねじの締め付けによって発生する押圧荷重の全部を内側の側板部の外向き切起し状の突出リング部に集中するようになる。そのため、その突出リング部が外側の側板部の挿通孔の孔縁部に強く押圧されて電気機器キャビネットの強度や保形性が向上し、併せて、電磁シールド性能も向上する。したがって、ねじ止め箇所の不良に起因して当該電気機器キャビネットが容易に変形したりすることがなくなり、また、樹脂シャーシに取り付けられている配線基板の実装部品などが静電気による悪影響を受けたり信号系統にノイズが混入したりすることを抑えることが可能になる。
特に、本発明は、図3(A)(B)を参照して説明したねじ止め構造を採用した従来の電気機器キャビネットについては、そのボス部を補強している補強リブの補強作用を損なわない範囲でその補強リブを背低にするという対策を講じるだけで済むので、当該電気機器キャビネットの強度や保形性、電磁シールド性能を改善するための対策として好適に採用されるものである。
この実施形態は、図2で説明した一般的構造を有する電気機器キャビネットについての実施形態であって、図1(A)は本発明の実施形態に係る電気機器キャビネットに採用されている側板部12,32同士のねじ止め箇所イの拡大垂直断面図、同(B)は樹脂シャーシ5のねじ孔51の周囲の端面52の形状を示した説明図である。
この実施形態において、図2又は図3を参照して説明した従来の電気機器キャビネットと異なる点は、樹脂シャーシ5のボス部53をその周方向の2箇所で補強している補強リブ54,54を背低にすることによって、樹脂シャーシ5のねじ孔51の周囲の端面52を、内側の側板部12の突出リング部14の基部14aに当接する大きさを有する円環状の押圧面52aと、この押圧面52aの周囲でその押圧面52aとの間に段差hを形成している逃げ面52bとに区画してある点である。そして、上記押圧面52aにはボス部53の頂面53aの全体が相当し、上記逃げ面52bには、補強リブ54,54の外側端面54a,54aの全体が相当している。その他の構成は図3で説明したところの同様であるので、同一部分に同一符号を付すことによって説明が重複することを回避することとする。
この構成であると、逃げ面52bが突出リング部14の基部14aから離れて位置するので、頭付き締付けねじ8の締付け荷重で内外の側板部12,32同士が押圧面52aと頭付き締付けねじ8の頭部81とで挟圧され、逃げ面52bには頭付き締付けねじ8の締付け荷重が加わらない。そのため、内外の各側板部12,32のねじ止め箇所イでそれらの側板部12,32に反り変形や波打ち変形が生じていたりしても、頭付き締付けねじ8の締め付けによって発生する押圧荷重の全部が、ボス部53の狭少な平坦な頂面53aでなる押圧面52aを介して内側の側板部12の突出リング部14に集中するので、補強リブ54の外側端面54aでなる逃げ面52bが内側の側板部12を押圧するという事態が起こらない。したがって、ねじ止め箇所イで内側の側板部12に反り変形や波打ち変形が生じていたりしても、突出リング部14が外側の側板部32の挿通孔33の孔縁部34に強く押圧されるようになり、内側の側板部12の突出リング部14と外側の側板部32との接触状態が安定する。ここで、上記段差hはきわめす短い寸法、たとえば1mm程度であればよい。そのため、ボス部53は、その周方向の2箇所が背低の補強リブ54,54によって補強されているという状態がそのまま維持されることになり、補強リブ54,54によるボス部53の補強作用が損なわれずに、内側の側板部12の突出リング部14と外側の側板部32との接触状態が安定したものとなる。
さらに、この実施形態では、外側の側板部32の挿通孔33の孔縁部34が、外側の側板部32を内向きに絞り成形された台形状座部35の頂板部36でなり、しかも、頭付き締付けねじ8の頭部81の裏面の直径を突出リング部14の直径よりも大きくしてある。そのため、頭付き締付けねじ8の締付け荷重が、台形状座部35の頂板部36と突出リング部14との重なり箇所に集中するだけでなく、内外の各側板部12,32のねじ止め箇所いでそれらの側板部12,32に生じている反り変形や波打ち変形が、それらの側板部12,32の相互間に形成される隙間Sによって吸収されるようになり、それらの反り変形や波打ち変形が突出リング部14と頂板部36との接触状態に悪影響を及ぼすことがなくなる。
この実施形態では、樹脂シャーシ5のねじ孔51の周囲の端面52を、ボス部53の頂面53aでなる押圧面52aと、補強リブ54の外側端面54aでなる逃げ面52bとに区画してあるけれども、本発明に係る電気機器シャーシではこの構成は不可欠ではない。たとえば、樹脂シャーシのねじ孔51の周囲の端面が、樹脂シャーシの側面によって形成されているような場合には、その端面を、突出リング部の基部に当接する大きさを有する円環状の押圧面と、この押圧面の周囲でその押圧面との間に段差を形成することによって上記突出リング部の基部から離れて位置する逃げ面とに区画し、逃げ面を樹脂シャーシの側面に形成した凹所の底面によって形成することも可能である。
(A)は本発明の実施形態に係る電気機器キャビネットに採用されている側板部同士のねじ止め箇所の拡大垂直断面図、(B)は樹脂シャーシのねじ孔の周囲の端面の形状を示した説明図である。 電気機器キャビネットの一般的構造を示した説明図である。 (A)は従来の電気機器キャビネットに採用されていた側板部同士のねじ止め箇所の拡大垂直断面図、(B)は従来の電気機器キャビネットに採用されていた樹脂シャーシのねじ孔の周囲の端面の形状を示した説明図である。
符号の説明
1 ボトムパネル
3 トップケース
5 樹脂シャーシ
7 挿通孔
8 頭付き締付けねじ
12,32 側板部
13 内側の側板部の挿通孔
14 突出リング部
14a 突出リング部の基部
33 外側の側板部の挿通孔
34 外側の側板部の挿通孔の孔縁部
35 台形状座部
36 台形状座部の頂板部
51 ねじ孔
52 樹脂シャーシのねじ孔の周囲の端面
53 ボス部
53a ボス部の頂面
54 補強リブ
54a 補強リブの外側端面
52a 押圧面
52b 逃げ面
81 頭付き締付けねじの頭部
h 段差

Claims (4)

  1. 側板部同士が重なり状に配置された金属製のボトムパネルとトップケースとに分割されていて、それらの側板部の重なり箇所に備わっている挿通孔に挿通された頭付き締付けねじがその重なり箇所の内側に配備された樹脂シャーシのねじ孔にねじ込まれ、その頭付き締付けねじの締付け荷重で上記側板部同士が樹脂シャーシのねじ孔の周囲の端面と上記頭付き締付けねじの頭部とにより挟圧されて、内側の側板部の挿通孔の孔縁部によって形成されている外向き切起し状の突出リング部が外側の側板部の挿通孔の孔縁部に押圧状態で接触するようになっている電気機器キャビネットにおいて、
    上記樹脂シャーシのねじ孔の周囲の端面を、上記突出リング部の基部に当接する大きさを有する円環状の押圧面と、この押圧面の周囲でその押圧面との間に段差を形成することによって上記突出リング部の基部から離れて位置する逃げ面とに区画すると共に、上記頭付き締付けねじの頭部の裏面の直径を上記突出リング部の直径よりも大きくしておくことによって、上記頭付き締付けねじの締付け荷重で上記側板部同士が上記押圧面と上記頭付き締付けねじの頭部とで挟圧されるように構成してあり、
    上記押圧面が、上記樹脂シャーシに一体に成形されて上記ねじ孔を備える円筒状のボス部の平坦な頂面によって形成されていると共に、上記逃げ面が、そのボス部の周方向複数箇所で径外方向に突出した補強リブの外側端面によって形成され、
    外側の上記側板部の挿通孔の孔縁部が、外側の側板部を内向きに絞り成形して形成された台形状座部の頂板部でなることを特徴とする電気機器キャビネット。
  2. 側板部同士が重なり状に配置された金属製のボトムパネルとトップケースとに分割されていて、それらの側板部の重なり箇所に備わっている挿通孔に挿通された頭付き締付けねじがその重なり箇所の内側に配備された樹脂シャーシのねじ孔にねじ込まれ、その頭付き締付けねじの締付け荷重で上記側板部同士が樹脂シャーシのねじ孔の周囲の端面と上記頭付き締付けねじの頭部とにより挟圧されて、内側の側板部の挿通孔の孔縁部によって形成されている外向き切起し状の突出リング部が外側の側板部の挿通孔の孔縁部に押圧状態で接触するようになっている電気機器キャビネットにおいて、
    上記樹脂シャーシのねじ孔の周囲の端面を、上記突出リング部の基部に当接する大きさを有する円環状の押圧面と、この押圧面の周囲でその押圧面との間に段差を形成することによって上記突出リング部の基部から離れて位置する逃げ面とに区画しておくことによって、上記頭付き締付けねじの締付け荷重で上記側板部同士が上記押圧面と上記頭付き締付けねじの頭部とで挟圧されるように構成してあることを特徴とする電気機器キャビネット。
  3. 上記押圧面が、上記樹脂シャーシに一体に成形されて上記ねじ孔を備える円筒状のボス部の平坦な頂面によって形成されていると共に、上記逃げ面が、そのボス部の周方向複数箇所で径外方向に突出した補強リブの外側端面によって形成されている請求項2に記載した電気機器キャビネット。
  4. 外側の上記側板部の挿通孔の孔縁部が、外側の側板部を内向きに絞り成形された台形状座部の頂板部でなる請求項2又は請求項3に記載した電気機器キャビネット。
JP2004037984A 2004-02-16 2004-02-16 電気機器キャビネット Pending JP2005229023A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004037984A JP2005229023A (ja) 2004-02-16 2004-02-16 電気機器キャビネット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004037984A JP2005229023A (ja) 2004-02-16 2004-02-16 電気機器キャビネット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005229023A true JP2005229023A (ja) 2005-08-25

Family

ID=35003470

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004037984A Pending JP2005229023A (ja) 2004-02-16 2004-02-16 電気機器キャビネット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005229023A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103661609A (zh) * 2013-12-29 2014-03-26 长城汽车股份有限公司 一种汽车车身与副车架安装结构
JP2020088167A (ja) * 2018-11-26 2020-06-04 河村電器産業株式会社 キャビネット

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103661609A (zh) * 2013-12-29 2014-03-26 长城汽车股份有限公司 一种汽车车身与副车架安装结构
CN103661609B (zh) * 2013-12-29 2016-03-02 长城汽车股份有限公司 一种汽车车身与副车架安装结构
JP2020088167A (ja) * 2018-11-26 2020-06-04 河村電器産業株式会社 キャビネット

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2463532B1 (en) Sealing washer assembly for large diameter holes on flat surfaces
US10218933B2 (en) Connecting structure, electrical device and television apparatus
JP2005229023A (ja) 電気機器キャビネット
US20090023008A1 (en) Imaging device
JP2015060959A (ja) 電子制御装置
JP2009231472A (ja) 電子機器
KR101718581B1 (ko) 체결 구조물
WO2014054460A1 (ja) プリント基板の固定構造
JP5813142B2 (ja) コンデンサ
JP2000340305A (ja) 外部インターフェースコネクタの接地構造
US6178095B1 (en) Structure for fixing an element to a printed wiring board, and electronic equipment having the structure
US11026322B2 (en) PCB strain relief
JP2013110358A (ja) シールド筐体、及び、取付構造
JP2011066148A (ja) 基板付き収容ケース
JP6176956B2 (ja) プログラマブル表示器、その製造方法、設置方法
TWI603304B (zh) 顯示裝置
KR20100126931A (ko) 체결유닛
JP2008172146A (ja) 電力半導体装置
JP2009004701A (ja) プリント配線基板
CN112136372A (zh) 屏蔽框体
US7072174B2 (en) Television tuner and housing structure for electronic equipment
KR100683224B1 (ko) 회로기판의 조립구조
JP4777097B2 (ja) 電子回路のシールドケース
JP2006165360A (ja) シールドケース、およびその取付方法
JPH10313154A (ja) プリント配線板の部品アース構造