JP2005228553A - 車両用灯具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 市街路走行時における運転者の視認性を高めることができ、市街路走行用の配光と高速走行用の配光とを光量ではなく照射範囲として切り替えることができる車両用灯具を提供する。
【解決手段】 本発明に係る車両用灯具1は、車両の前部にすれ違い灯具及び走行灯具に追加して設けられ、バルブ17と、バルブ17からの光を遮光する固定シェード22及び可動シェード23を有し、可動シェード23が上下動して固定シェード22とともにバルブ17からの光の遮光方法を変えることにより、市街路走行用の配光と高速道路走行用の配光とを切り替える。
【選択図】 図2
【解決手段】 本発明に係る車両用灯具1は、車両の前部にすれ違い灯具及び走行灯具に追加して設けられ、バルブ17と、バルブ17からの光を遮光する固定シェード22及び可動シェード23を有し、可動シェード23が上下動して固定シェード22とともにバルブ17からの光の遮光方法を変えることにより、市街路走行用の配光と高速道路走行用の配光とを切り替える。
【選択図】 図2
Description
本発明は、車両が市街路を走行しているときと高速走行しているときとで配光を切替可能な車両用灯具に関する。
車両の走行環境や走行状況に応じて配光が切り替えられる車両用灯具として、市街路走行時と高速走行時とで配光を切替可能なものが知られている。例えば特許文献1に記載された車両用前照灯では、すれ違いビーム用灯具に設けられた複数の光源の光量配分を変化させたり、レベリングによりアップエイミング/ダウンエイミングを切り替えたりすることによって、灯具の照射状態を変更している。
しかしながら、この特許文献1に記載の車両用前照灯では、市街路走行時、高速走行時のいずれも基本的にはすれ違い用の配光パターンを崩さず照明するので、市街路走行時には路肩側が暗くその視認性の向上が望まれていた。
また、市街路走行用の配光と高速走行用の配光との切替を光量配分ではなく照射範囲として変更することにより、運転者の視線をそれぞれの走行に適した位置に(高速走行時には遠方に、市街路走行時には手前に)自然に誘導することも可能となる。
特開平7−246873号公報
本発明は、上記の問題に鑑みて為されたもので、市街路走行時における運転者の視認性を高めることができ、市街路走行用の配光と高速走行用の配光とを光量ではなく照射範囲として切り替えることができる車両用灯具を提供することを課題としている。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、車両の前部にすれ違い灯具及び走行灯具に追加して設けられ、市街路走行用の配光と高速走行用の配光とを切替可能な車両用灯具であって、光源と、該光源からの光を遮光する複数のシェードとを有し、該複数のシェードのうちの少なくとも一つが可動して他のシェードとともに前記光源からの光の遮光方法を変えることにより、前記市街路走行用の配光と前記高速道路走行用の配光とを切り替えることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の車両用灯具において、前記光源及び前記複数のシェードを略水平な面内でスイブルさせるスイブル手段を有することを特徴とする。
本発明に係る車両用灯具は、車両の前部にすれ違い灯具及び走行灯具に追加して設けられるので、車両の前方をすれ違い灯具、走行灯具の照明に重ねて照明することにより、市街路走行時における運転者の視認性を高めることができる。
また、市街路走行用の配光と高速走行用の配光とを光量ではなく照射範囲として切り替えることができるので、運転者の視線を高速走行時には遠方に、市街路走行時には手前に自然に誘導することも可能となる。
本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2は、本実施例に係る車両用灯具の概略構成を示す。この車両用灯具1は、車両2(図3参照)の前部に前照灯3の一部として、かつ、すれ違い灯具(ロービーム)4及び走行灯具(ハイビーム)5とは別途に追加して設けられ、車両2の車体前面に固定されるブラケット6及びスイブルユニット7と、スイブルユニット7により略水平面内でスイブルする灯具本体8とを有する。
ブラケット6は、後述するリフレクター9の前部外形に対応する取付穴10が形成された枠体状のブラケット本体11と、ブラケット本体11に取り付けられる押さえ部材12とを備える。ブラケット本体11の上部前面には略鉛直方向に延びる凹部13が形成され、押さえ部材12の後面には同じく略鉛直方向に延びる凹部14が形成され、押さえ部材12がブラケット本体11の上部前面に取り付けられることにより、凹部13及び凹部14が対向するようになっている。スイブルユニット7は、そのブラケット本体11の下部前面に固着され、スイブルユニット7の上部には略水平面内で回動するともに差込孔15が形成された回動部16が設けられている。
灯具本体8は、リフレクター9と、バルブ17と、ベース18と、ソレノイド19と、フレーム20と、レンズ21と、固定シェード22と、可動シェード23とを備える。リフレクター9は前方に開放された碗状を呈し、その後部には挿通孔24が、下部には切欠部25が、前部には段部26が形成されている。バルブ17はリフレクター9の後方から挿通孔24に挿通され、リフレクター9に固定される。
ベース18は、矩形状の板体27の下面に下方に突出するピン28が形成されてなる。ソレノイド19はベース18の板体27の上面に固定され、ベース18に対して上下動する可動鉄心29を有する。フレーム20は板体27の上面であってソレノイド19の前方に固定され、筒状を呈して前部にレンズ21が固着されたフレーム本体30を備える。フレーム本体30の後部上端には側面視L字状のL字片31が形成され、L字片31の上部には上方に突出するピン32が形成されている。フレーム本体30の左右側部には、後方から切り込まれるように形成された切込部33,34が設けられている。
固定シェード22は金属板を切削・折曲加工して形成され、バルブ17からの光を遮光する遮光部35と、遮光部35の下部左右から前方に延在する平面視L字状の延伸部36,37とを有する。遮光部35には、バルブ17の出射光の透光を許容する左右方向に延びる長方形状の透光部38が設けられている。可動シェード23は、固定シェード22と同様に金属板を切削・折曲加工して形成され、上記遮光部35とともにバルブ17からの光を遮光する遮光部39と、遮光部39の下部中央から前方に延在する延伸部40とを有する。遮光部39には、バルブ17の出射光の透光を上記透光部38とともに許容する左右方向に延びる長方形状の透光部41が設けられている。
可動シェード23の延伸部40は、ソレノイド19の可動鉄心29の上端に固着され、ソレノイド19の駆動により可動シェード23が上下動する。また、可動シェード23の遮光部39は、固定シェード22の遮光部35と延伸部36,37との間に下方から挿通されて遮光部35の前面に接するように位置し、固定シェード22の透光部38と可動シェード23の透光部41とが重なり合っている。固定シェード22の遮光部35は、リフレクター9の段部26上に位置した状態で、リフレクター9の前面上部(段部26よりも上の部分)に固着されている。さらに、固定シェード22の延伸部36,37がフレーム20の切込部33,34に係合されて遮光部35がフレーム本体30の後面上部に固着され、リフレクター9の前面下部(段部26よりも下の部分)がフレーム本体30の後面下部に固着されることにより、リフレクター9、バルブ17、ベース18、ソレノイド19、フレーム20、レンズ21、固定シェード22及び可動シェード23が灯具本体8として一体となっている。
この灯具本体8のピン28は、スイブルユニット7の差込孔15に差し込まれて固定され、灯具本体8のピン32は、ブラケット6のブラケット本体11の凹部13に位置した状態で押さえ部材12の凹部14に押さえられる。これにより、灯具本体8がブラケット6及びスイブルユニット7に回動可能に保持され、スイブルユニット7の回動部16の往復回動に伴い略水平面内でスイブルする。なお、回動部16の往復回動及びソレノイド19の上下動は、制御回路42(図2参照)により制御される。
本実施例では、すれ違い灯具4又は走行灯具5が点灯しているときに、制御回路42はナビゲーションシステムやETCの情報、あるいは、速度センサの検出速度等に基づいて、市街路走行用の配光(Town 配光)と高速走行用の配光(Motorway 配光)とを自動的に切り替える。市街路走行用の配光とするときには、制御回路42は図2(A)に示すように可動シェード23を上昇させる。このとき、バルブ17の出射光の出射エリア(通過可能領域)Sは透光部38の上縁と透光部41の下縁とにより規定され、灯具本体8による照射範囲は図4(A)に示すように広範に及ぶ。そして、この灯具本体8による照射がすれ違い灯具4又は走行灯具5による照射に重なり合うので、すれ違い灯具4や走行灯具5のみでは十分に照明することができない車両2の近くの路肩も含めた広い範囲が照明され、その視認性を高めることができる。
一方、高速走行用の配光とするときには、制御回路42は図2(B)に示すように可動シェード23を下降させる。このとき、バルブ17の出射光の出射エリアSは透光部38の下縁と透光部41の上縁とにより規定され、灯具本体8による照射範囲は図4(B)に示すように車両2から一定距離先の特定範囲に集められる(手前側の配光パターンがカットされる。)。この灯具本体8による照射がすれ違い灯具4又は走行灯具5による照射に重なり合うので、高速走行時に運転者が特に注視する可能性が高い遠方領域が集中的に明るくなる。そして、このように市街路走行用の配光と高速走行用の配光とが光量ではなく照射範囲として切り替えられることにより(たとえすれ違い灯具4や走行灯具5の照明と重なっていても灯具本体8の配光が照射範囲として切り替えられることにより)、運転者の視線を高速走行時には遠方に、市街路走行時には手前に自然に誘導することが可能である。
本実施例では、上記車両用灯具1において、制御回路42が市街路走行用の配光時にスイブル機能を用いて灯具本体8をスイブルさせる。すなわち、制御回路42は市街路走行用の配光になると、あるいは、市街路走行用の配光になってさらに所定の速度以下になると、灯具本体8を車幅方向外側に向けてスイブルさせ、路肩周辺を集中的に照明する。これにより、市街路走行時における路肩側の視認性がより一層向上する。
なお、本発明は上述した形態に限られるものではなく、例えば上記各実施例では車両用灯具1がすれ違い灯具4及び走行灯具5とともに前照灯3のユニットを構成したが、前照灯ユニットとは別途に設けられていてもよい。また、配光を可変とするならばシェードは三つ以上あってもよく、市街路走行用の配光と高速走行用の配光とは運転者の手動操作により切り替えられてもかまわない。
1 車両用灯具
2 車両
4 すれ違い灯具
5 走行灯具
7 スイブルユニット(スイブル手段)
22 固定シェード
23 可動シェード
2 車両
4 すれ違い灯具
5 走行灯具
7 スイブルユニット(スイブル手段)
22 固定シェード
23 可動シェード
Claims (2)
- 車両の前部にすれ違い灯具及び走行灯具に追加して設けられ、市街路走行用の配光と高速走行用の配光とを切替可能な車両用灯具であって、
光源と、該光源からの光を遮光する複数のシェードとを有し、該複数のシェードのうちの少なくとも一つが可動して他のシェードとともに前記光源からの光の遮光方法を変えることにより、前記市街路走行用の配光と前記高速道路走行用の配光とを切り替えることを特徴とする車両用灯具。 - 請求項1に記載の車両用灯具において、
前記光源及び前記複数のシェードを略水平な面内でスイブルさせるスイブル手段を有することを特徴とする車両用灯具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004034901A JP2005228553A (ja) | 2004-02-12 | 2004-02-12 | 車両用灯具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004034901A JP2005228553A (ja) | 2004-02-12 | 2004-02-12 | 車両用灯具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005228553A true JP2005228553A (ja) | 2005-08-25 |
Family
ID=35003092
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004034901A Abandoned JP2005228553A (ja) | 2004-02-12 | 2004-02-12 | 車両用灯具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005228553A (ja) |
-
2004
- 2004-02-12 JP JP2004034901A patent/JP2005228553A/ja not_active Abandoned
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
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A762 | Written abandonment of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20080807 |