JP2005228174A - タンク監視システム - Google Patents

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Hiroyuki Kurihara
弘行 栗原
Hideaki Maniwa
秀明 間庭
Junya Nakasone
純也 中曽根
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Abstract

【課題】 液体、液状体、気体、粉体などを扱うタンクを監視し、その異常判定時には異常発生を関係者などへ迅速に通知できるようにするタンク監視システムを提供する。
【解決手段】 タンク10にガス漏れセンサ11、温度センサ12、圧力センサ13、レベルセンサ14を取り付け、それぞれにより計測を行い、それぞれのセンサの計測データをセンササーバ20に取り込む。センササーバ20は、センサの1つにでもデータに異常があることを判定した場合、タンク10の異常の発生をインターネット40を通してPDA装置31、携帯電話機32、又は監視センター33の内のいずれかの指定先に自動的に接続し、指定先の機器に異常の発生を通知する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、タンク監視システムに関し、特に、石油会社、ガス会社などにおける燃料タンクなどのタンクを監視し、その異常発生を関係者などへ迅速に通知することができるタンク監視システムに関する。
例えば、石油会社においては、港の近くなどに複数の備蓄タンクを設置し、タンカーで運ばれてきた重油などを備蓄し、需要に対応できるようにしている。備蓄タンクの事故などの可能性については、多方面から検討され、火災や爆発などの発生を予め想定し、万一、事故が発生したときに迅速な対応がとれるような準備がなされている。例えば、放水設備、警報設備、社内消防隊などを設置し、万一の事態に備えている。
従来、タンク設備などに対する対応は、管理作業者や警備員による人的な対応が中心であり、コンピュータなどを用いた電子的な管理は、行われていなかった。しかし、近年、コンピュータ、インターネット、センサなどの統合化が急速に進み、人災や事故を事前に検知するシステムが開発されてきている。
例えば、燃料タンク、水タンクなどの液漏れを検出する液漏れ検出装置において、タンク末使用時にレベル計が液位低下を示していれば直ちに液漏れを検出し、使用時には使用量をコントローラで演算し、使用量に伴う液位以上の液位低下を検出したときにも液漏れを検出し、末使用時であるか使用時であるかにかかわらず、液漏れを検出できるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開平9−325084号公報(図1)
しかし、従来のタンク監視システムによると、液漏れ以外の検出は行っていないため、地震などの天災時に対応することが難しい。例えば、数秒から数十秒間隔の長周期の地震が発生した場合、タンク内の液位が揺れに同期して変動し、ついには浮上式の蓋をはね上げて液漏れを発生させ、同時に、液が可燃性であった場合、摩擦熱や金属の接触火花などにより液に着火する可能性が、従来より専門家から指摘されている。
従って、タンクにおける事故などの発生を未然に防止し、また、事故発生時などには、その対応が迅速にとれるような監視が望まれる。このためには、タンクの監視を多方面から実施し、的確に検出できるようにするシステムの構築が必要になる。
本発明の目的は、液体、液状体、気体、粉体などを扱うタンクを監視し、その異常判定時には異常発生を関係者などへ迅速に通知することができるタンク監視システムを提供することにある。
本発明は、上記の目的を達成するため、液体、液状体、気体、粉体などを収容する気密性のタンクにおける各種の物理量を計測して得られたデータを、有線又は無線により伝送する1種類以上及び1つ以上のセンサを含む計測手段と、前記計測手段により伝送されたデータを取り込み、前記データに基づいて前記タンクの異常の有無を判定し、異常判定時には、指定された通知先へ自動的に通知するセンササーバと、前記センササーバからの通知を公衆移動通信網又は公衆電話網を介して受信する1又は複数の監視側機器とを備えることを特徴とするタンク監視システムを提供する。
前記計測手段は、前記物理量として、前記タンクの収容物の温度、前記タンクの内部圧力、前記タンク内からのガス漏れ量、液面位、収容量の内の1又は複数を含むことができる。これにより、タンクを多方面から監視することができる。
前記計測手段は、制御部と、計測結果を記憶する記憶媒体と、前記センササーバとの間で通信を行う無線部と、電源としての電池とを備える構成とすることができる。これにより、無線によるデータ伝送が可能になる。
前記センササーバは、前記タンクの全体又は一部の外観を撮影するカメラが接続されている構成にすることができる。これにより、物理量のデータのみでなく視覚的な監視が可能になる。
前記監視側機器は、コンピュータ、携帯電話機、PHS(Personal Handyphone System)電話機、又はPDA(Personal Digital Assistant)装置にすることができる。これにより、あらゆる手段を通して関係者に異常を通知することができる。
本発明のタンク監視システムによれば、タンクに関する物理的なデータを無人で監視し、タンクに異常が発生したときには、監視センターなどの通報先の機器に接続し、タンクの異常発生を通知できるため、事故の発生を未然に防止することができるほか、事故に至った場合でも、周辺住民の避難誘導、火災対策などの対策に迅速に対応でき、安全の確保、及び事故の拡大防止が可能になる。更に、タンク内の残量を検知することにより、補充するタンクと補充時期が特定できるため、タンクを効率的に運用することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を基に説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るタンク監視システムを示す構成図である。以下においては、重油などの液体を扱うタンクを監視対象にした場合について説明する。なお、図1においては、タンク10が浮動式の蓋16を有する構造であるとしたが、固定式の蓋を有する構造や、蓋を有しない構造のタンクであってもよい。
〔タンク監視システムの全体の構成〕
タンク監視システム1は、タンク10の内部からのガスの漏洩を検出するガス漏れセンサ11と、タンク10内の液温を検出する温度センサ12と、タンク10内の圧力を検出する圧力センサ13と、タンク10内の液面レベルを検出するフロート式などのレベルセンサ14と、タンク10の全体又は監視したい部分を撮影するカメラ15と、前記各センサ及びカメラ15からの出力信号を処理し、異常判定時には異常に関する情報を監視側へ送信するセンササーバ(Sensor server) 20と、1又は複数の監視側機器30と、センササーバ20と監視側機器30を接続するインターネット(internet)40とを備えて構成されている。
フロート式のレベルセンサ14は、タンク10の収容物が液状体や粉体の場合には有効であるが、タンク10の収容物が気体の場合には計測ができない。そこで、収容物が気体の場合には、検出機能の異なる他のセンサを用いる必要がある。例えば、圧力計を用いてタンク内の収容量を計測する。また、インターネットによる接続に代えて、固定電話のための公衆電話網、又は携帯電話機などのための公衆移動通信網を介して接続する構成にしてもよい。
〔タンク監視システムの各部の構成〕
ガス漏れセンサ11は、重油などの気化したガスがタンク10の本体部の割れ目や、本体部分と蓋16との隙間などから漏れ出していないかどうかを検出するためのものである。温度センサ12は、タンク10内の液状体が高温になった場合に問題になるので、数百度以上の温度を検出できるものが適している。圧力センサ13は、タンク10内の圧力が高くなることにより、蓋16を浮き上がらせたり、ガスの漏洩を生じさせることが問題になるので、このような異常を発生させる兆候を示す圧力を事前に検知できるものを選定する。
ガス漏れセンサ11、温度センサ12、及び圧力センサ13については、予め閾値を後述するROM又はRAMに設定しておき、その閾値を越える計測値が発生すれば異常とみなす。また、レベルセンサ14については、タンク10内のレベル計測値をセンササーバ20に取り込むと共に、タンク10からの重油などの取り出し量と比較し、その減り具合から異常の有無を判定する。カメラ15による画像は、その画像を定期的又は連続的に監視側へ送信するものとするが、画像内容から異常を判定することもできる。例えば、火災が発生した場合、画面の炎や煙の色の面積から異常発生を判定することができる。
センササーバ20は、詳細構成については図2で説明するが、タンク10を保守管理する管理棟、又はタンク10の近傍に設される。各センサ及びカメラ15とセンササーバ20との接続は、耐熱性及び耐候性を備えるケーブルにより行われる。なお、センササーバ20とタンク10の距離が離れている場合、地理的にケーブルを布線しにくい場合などにおいては、センサに無線送信回路及び電源を設けた構成にし、センササーバ20に受信回路を設け、センサの計測データを無線により受信する構成にしてもよい。
カメラ15は、撮像素子にCCD(Charge Coupled Device)などを用いて構成され、撮像信号を所定のデジタル信号形式に変換して出力する。カメラ15は、遠隔操作により監視側からカメラアングル及びズーム倍率を変更できる構成にすることも可能である。
〔監視側機器30の構成〕
監視側機器30は、タンク10を所有する会社などの担当者などが所持するPDA(Personal Digital Assistant)装置31又は(及び)携帯電話機32と、タンク10を所有する会社などと契約を交わしている警備会社などの監視センター33と、前記担当者などが所持するノート型パソコン34などを含んでいる。監視センター33には、監視用のコンピュータが設置されている。
〔センササーバ20の構成〕
図2は、センササーバ20の詳細構成を示すブロック図である。全体を制御するCPU21と、CPU21に接続されたアドレスバス22aと、CPU21に接続されたデータバス22bと、CPU21に接続されたコントロールバス22cと、JAVA(登録商標)仕様などのプログラムが格納されたROM23と、処理結果などが一時的に格納されるRAM24と、前記各種センサとの接続を行うインターフェース部25と、カメラ15からの画像信号を記憶する画像メモリ26と、画像メモリ26に格納されている画像データに対して符号化の処理を行う符号化部27と、TCP/IPなどの通信プロトコル(protocol)に従ってインターネット40との通信制御を行い、画像データやその他の情報を監視側機器30へ伝送する回線制御部28と、センサから取り込んだ計測データを格納する記憶媒体としてのRAMディスク29とを備えて構成されている。
〔センササーバ20の処理〕
図3は第1の実施の形態におけるセンササーバ20の処理を示すフローチャートである。図中のフローチャートにおけるSは、ステップを表している。ここでは、重油タンクの監視を行う場合の処理を示しているが、他の用途のタンクの場合には計測対象を変更すればよい。
まず、CPU21により、インターフェース部25を介してガス漏れセンサ11、重油の温度を計測する温度センサ12、タンク内の圧力を計測する圧力センサ13、及び液面を計測するレベルセンサ14のそれぞれの計測結果を取り込み、データを収集し、RAMディスク29に格納する(S101〜S104)。この計測過程において現状についての問い合わせが監視側機器30側のいずれかから有った場合(S105)、各センサの計測値や現状のデータを送信する(S106)。
異常を示すデータを前記センサのいずれかが計測又は検知した場合(S107:YES)、CPUは異常を判定し、異常を報知するためのデータを作成(S108)すると共に、回線制御部28を起動して通報先の呼び出しを行い(S109)、作成した異常報知データを送信する。この通報先が複数である場合、その全てを呼び出し、異常報知データを送信する(S110)。この通報の後、再始動の要求(S111)が管理側からあったとき(又は、リセットがあったとき)には処理をS101に戻し、以降の処理を繰り返し実行する。なお、S107で異常無しが判定されたとき(S107:NO)、予め定めた時間が経過し(S112)、かつ電源オフが検知されなかったとき(S113)、処理はS101に戻され、次の計測が開始される。
異常報知データの受信先が監視センター33であった場合、その担当者は契約先の石油会社などへ直ちに連絡すると共に、必要に応じて消防署や警察署など、更には自治体などに連絡し、救助要請や事故の拡大を防止するための処置を実行する。また、受信先が管理部門や事故対策の責任者の携帯電話機32であれば、受信者は直ちに現場に向かい、或いは帰社するなどの行動をとることができる。
なお、警備会社の監視センター33への通報は、警備会社とタンクを所有する会社との間で契約が交わされている場合であり、契約が無い場合には、管理者などが所持するPDA装置31、携帯電話機32、ノートパソコン34などに限られ、警察署や消防署への通報はセンササーバ20からの通報を入手した人が行うことになる。
以上の処理とは別に、カメラ15に対する処理が行われる。カメラ15により行われた撮影は(S114)、インターフェース部25を介して画像メモリ26に一旦記憶される(S115)。指定先への送信時に符号化部27によって画像の符号化が行われ、送信データが作成される(S116)。そして、予め指定された送信先、例えば、監視センター33へ回線制御部28及びインターネット40を介して送信される(S117)。
以上説明した通り、本発明の第1の実施の形態によれば、タンク10に関する物理的なデータを無人で監視し、タンク10の異常を判定したときには、監視センターその他の通報先の機器に接続してタンクの異常発生を通知できるため、可燃性や危険性の高いものが収容されている場合でも、事故の発生を未然に防止することができる。また、事故に至ったとしても、周辺住民の避難誘導、火災対策などの対策に迅速に対応でき、安全の確保、及び事故の拡大防止が可能になる。
〔第2の実施の形態の全体構成〕
図4は、本発明の第2の実施の形態を示す構成図である。図4のタンク監視システムは、図1の構成がセンサとの接続を有線で行っていたのに対し、無線によりデータの授受を行えるようにしたところに特徴がある。このような構成により、センササーバと各センサ側、カメラ15側とを接続するためのケーブル類が不要になり、設置工事が簡単になる。また、事故などが発生した場合でも、ケーブルが切断されたり焼き切れるなどの可能性が低減できるため、ぎりぎりまで計測データを取得できるようになる。
〔センササーバ50の構成〕
センササーバ50は、センササーバ20のインターフェースブロック25に代えて各センサ部及びカメラ部との通信を行うための無線部を設けた構成になっている。また、各センサ部は、図1に示したセンサと無線回路、信号処理回路などを一体化し、更にアンテナを接続した構成である。更に、カメラ部は、光学レンズ機構、画像処理回路などを含む構成の図1に示したカメラ15に無線通信機能及びアンテナを加えた構成になっている。
ガス漏れセンサ部61、温度センサ部62、及び圧力センサ部63は、図1に示したガス漏れセンサ11、温度センサ12、及び圧力センサ13を含み、それぞれにCPU、メモリ、無線回路、その他の回路、及びアンテナ66,67,68を備えて構成され、電池を電源として動作する。これらセンサ部の詳細については、図6で説明する。
〔レベルセンサ部14の構成〕
レベルセンサ部14には、無線部64が接続されている。この無線部64は、レベルセンサ部14によるレベル計測値をデジタル化するための回路、デジタル化信号に変調する信号処理を施すと共に受信信号を復調する信号処理回路、デジタル化信号を送信するための送信回路、及びセンササーバ50からの電波を受信する受信回路、アンテナ69などを備えて構成されている。
〔カメラ部65の構成〕
カメラ部65は、図1に示したカメラ15のほか、映像信号をデジタル化するための回路、デジタル化信号に変調などの処理を施すと共に受信信号を復調するなどの信号処理回路、デジタル化信号を送信するための送信回路、及びセンササーバ50からの電波を受信する受信回路、アンテナ65aなどを加えて構成されている。
〔センササーバ50の詳細構成〕
図5は、第2の実施の形態におけるセンササーバ50の構成を示すブロック図である。図中、図2と同じものについては同一引用数字を用いている。したがって、以下においては重複する説明は省略する。無線部51は、送受信回路、変調/復調回路、信号処理回路などを備えて構成され、送受信回路にはアンテナ52が接続されている。
センササーバ50において、CPU21がタンク側との送受信の必要を判断したとき、無線部51が起動され、センサ部14,61〜63、及びカメラ部65との間で無線による通信を開始する。このとき、センササーバ50は、センサ部14,61〜63、及びカメラ部65から一斉にデータが送信されると混信状態になり、センササーバ50ではデータを正しく受信できなくなる。そこで、センサ部14,61〜63、及びカメラ部65のそれぞれにIDを設定し、それぞれのメモリに登録しておき、センササーバ50からIDを順番に指定し、順次データ送信が行われるようにしている。なお、センサ部14,61〜63、及びカメラ部65のそれぞれから同時にデータを取得する方法もある。例えば、構成が複雑になるが、携帯電話で行われているようなスペクトラム拡散の技術を用いればよい。
〔センサ部の詳細構成〕
図6は、ガス漏れセンサ部61、温度センサ部62、及び圧力センサ部63の詳細構成を示すブロック図である。ここでは、ガス漏れセンサ部61、温度センサ部62、及び圧力センサ部63は、センサが異なるのみで、制御系、通信系、及び周辺回路部のそれぞれの構成は同じである。したがって、ここでは、各センサ部を代表したものをセンサ部70として説明する。
センサ部70は、全体を制御する制御部としてのCPU71と、このCPU71に接続されたガス漏れセンサ、温度センサ、及び圧力センサなどのセンサ72と、CPU71を動作させるためのプログラムが格納されたROM73と、接続されたアンテナ75を介してセンササーバ50と通信を行う無線部74と、計測データに計測時間を対応させるための時計回路76と、計測データを時間に対比させて格納するメモリ77と、及び各回路に電源を供給する電池78とを備えて構成されている。
センサ部70は、例えば、ワンチップ化されたマイクロコンピュータを主体に構成することができる。無線部74は、センササーバ50の送受信周波数と同一の周波数帯を用いている。アンテナ75は、センサ部70を屋外に設置する場合には内蔵型でもよいが、タンク10内に全体を設置する場合には、同軸ケーブルなどを介して屋外に設置する。電池78は、センサ部70をIC化して低消費電力化することにより、ボタン型電池を用いることができる。或いは、二次電池を用いてもよい。この場合、太陽電池により充電するようにすれば、電池交換が不要になる。
図4に示したタンク監視システムの動作は、IDを用いてセンサ部側からの送信を規制した場合の送受信の手順が異なるのみであり、その他の処理は図3で説明した通りである。例えば、センササーバ50がガス漏れセンサ部61のIDを付してデータの送信を要求する電波を発信した場合、ガス漏れセンサ部61のみが送信要求の指示を受け付け、前回の送信から今回までの間にメモリ77に蓄積したデータを自己のIDと共に送信する。このとき、他のセンサ部はIDが異なることからデータの送信は行わない。
センササーバ50では、電波を受信したときIDの識別から、ガス漏れセンサ部61から送信されたデータであることを認識することができる。センササーバ50はデータを受信し終わると、他のセンサ部、例えば温度センサ部62のIDを付してデータの送信を要求を送信する。この送信に対して、IDの一致する温度センサ部62のみがデータの送信を実行する。以下、同様にして、センササーバ50は、圧力センサ部63、レベルセンサ部14の無線部64、及びカメラ部65に対して送信要求を行い、それぞれからデータを取得する。
以上説明したように、本発明の第2の実施の形態によれば、センササーバ50とセンサ部との通信を無線により行えるため、ケーブルを布線する工事が不要になる。また、ケーブルを用いないために断線や焼損などの心配も無くなる。更に、地震などの災害によりタンク10の損傷や倒壊などが発生した場合でも、計測データ(又は検出データ)を継続して取得できる可能性が高くなる。そして、第1の実施の形態で説明した効果も併せて得ることができる。
〔本発明の実施の形態における変形例〕
上記第1および第2の実施の形態においては、タンクの収容物が、可燃性の液体、液状体、気体、粉体などであるとしたが、可燃性に限定されるものではない。危険性の高いもの、例えば、化学薬品等を貯蔵するタンクであってもよい。
また、図1及び図4に示したセンサの種類は一例に過ぎず、タンク10の用途、構造、形状などに応じて任意にセンサの種類を選ぶことができる。例えば、風力計、地震計、衝撃センサ、モータなどの配電線に大電流が流れているか否かを検出する電流センサ、酸素濃度センサなどがある。
更に、カメラ15による撮影画像は、実態を把握するためには動画が好ましいが、受信側がPDA装置31や携帯電話機32では、動画を表示できない場合がある。このような場合に対処できるように、受信先の機器仕様に応じて静止画が自動的に選択されるようにしてもよい。
また、図1及び図4の構成においては、センササーバ20からインターネット40を介して携帯電話機32に接続するものとしたが、インターネット40を通さずに携帯電話機32と通信することも可能である。この場合、センササーバ20に電話機を接続し、携帯電話機32の電話番号を呼び出す構成にすればよい。すなわち、有線電話回線網と移動電話回線網を接続する通信形態にすればよい。
また、移動端末装置については、携帯電話機とPDA装置を例示したが、これに限定されるものではない。インターネット、有線電話回線網、又は移動電話回線網を通して接続できるものであればよい。例えば、PHS(Personal Handyphone System)電話機や自動車電話機の使用が可能である。
本発明の第1の実施の形態に係るタンク監視システムを示す構成図である。 図1のセンササーバの詳細構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態における処理を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態を示す構成図である。 第2の実施の形態におけるセンササーバの構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態におけるガス漏れセンサ部、温度センサ部、及び圧力センサ部の詳細構成を示すブロック図である。
符号の説明
1、タンク監視システム 10、タンク 11、ガス漏れセンサ
12、温度センサ 13、圧力センサ 14、レベルセンサ
15、カメラ 16、蓋 20、センササーバ 21、CPU
22a、アドレスバス 22b、データバス 22c、コントロールバス
23、ROM 24、RAM 25、インターフェース部
26、画像メモリ 27、符号化部 28、回線制御部
29、RAMディスク 30、監視側機器 31、PDA装置
32、携帯電話機 33、監視センター 34、ノート型パソコン
40 インターネット 50 センササーバ 51、無線部
52、アンテナ 61、ガス漏れセンサ部 62、温度センサ部
63、圧力センサ部 64、無線部 65、カメラ 65a、アンテナ
66、アンテナ 67、アンテナ 68、アンテナ 69、アンテナ
75、アンテナ 70、センサ部 71、CPU 72、センサ
73、ROM 74、無線部 76、時計回路 77、メモリ
78、電池

Claims (5)

  1. 液体、液状体、気体、粉体などを収容する気密性のタンクにおける各種の物理量を計測して得られたデータを、有線又は無線により伝送する1種類以上及び1つ以上のセンサを含む計測手段と、
    前記計測手段により伝送されたデータを取り込み、前記データに基づいて前記タンクの異常の有無を判定し、異常判定時には、指定された通知先へ自動的に通知するセンササーバと、
    前記センササーバからの通知を公衆移動通信網又は公衆電話網を介して受信する1又は複数の監視側機器とを備えることを特徴とするタンク監視システム。
  2. 前記計測手段は、前記物理量として、前記タンクの収容物の温度、前記タンクの内部圧力、前記タンク内からのガス漏れ量、液面位、収容量の内の1又は複数を含むことを特徴とする請求項1記載のタンク監視システム。
  3. 前記計測手段は、制御部と、計測結果を記憶する記憶媒体と、前記センササーバとの間で通信を行う無線部と、電源としての電池とを備えることを特徴とする請求項1又は2記載のタンク監視システム。
  4. 前記センササーバは、前記タンクの全体又は一部の外観を撮影するカメラが接続されていることを特徴とする請求項1記載のタンク監視システム。
  5. 前記監視側機器は、コンピュータ、携帯電話機、PHS(Personal Handyphone System)電話機、又はPDA(Personal Digital Assistant)装置であることを特徴とする請求項1記載のタンク監視システム。

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