JP2005228005A - 非接触読取媒体が有する情報の不正読取防御用収納体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 有価証券などの基材に付与された非接触ICの情報の不正な読取り及び書込みを防御し、付与されている情報を保護するための収納用の情報保護体を提供することを目的とする。
【解決手段】 非接触ICタグが付与された貴重製品を収納する情報の不正読取防御用収納体であって、前記情報の不正読取防御用収納体の構成部材に、不正な読取及び書込みを防御する防御材(アルミや金、銀、銅などの金属が蒸着されたシートや導電性プラスチックのシートが好適)を具備する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、有価証券などの基材に付与された非接触ICの情報の不正な読取り及び書込みを防御し、付与されている情報を保護するための収納用の情報保護体に関する。
現在、ICチップの技術進歩やネットワーク通信環境の整備に伴い、物流、サービス及びセキュリティなど多くの分野でICチップが実装実験や実証実験が行われている。さらに、有価証券を対象としたセキュリティ分野でも、非接触ICタグの利便性に着目して、通信により非接触で情報を書込み、書換え及び読取りができる非接触ICタグの利用方法が提案されている。
例えば、(1)用紙に非接触タグを付与し、用紙の履歴管理や物流管理をする方法(例えば、特許文献1参照)、(2)用紙に非接触方式のタグ部材を漉き込み、用紙に記載されたデータとタグ部材に記憶されたデータとを照合させる方法(例えば、特許文献2参照)(3)スレッドに半導体チップを接着し、前記スレッドを用紙に挿入し、用紙が偽造されたものであるか否かを認識する方法(例えば、特許文献3参照)などが提案されている。
このように非接触ICタグの利用分野及び利用方法は、急激に広がっているが、一方でスキミングという犯罪も問題となっている。スキミングは、全く知らない第三者のカードなどの磁気テープやICチップの秘匿情報をスキマーという装置を利用し、権限がない者が悪意をもった不正な目的で情報を盗むことである。特に、非接触ICタグの場合は、ある距離をもって通信により、情報の読取り、書換えが可能なため、利便性は高いが、前記スキミングが脅威となっており、その対策が重要となってきている。
例えば、銀行券に非接触ICタグを付与した場合、ICチップに記憶する情報として、銀行券の券面に印刷された料額や記番号をICチップの秘匿情報として記憶させたとする。この秘匿情報は、券面の印刷された料額と記番号を機械的に照合すれば、真偽判別の手段となりうる。しかし、銀行券は物品の売買契約の決裁手段として利用されるため、あらゆる場所で携帯され、電車やイベント会場など、比較的人と人とが近接する環境では、スキミングの被害に遭いやすい。例えば、全く知らない第三者が携帯する銀行券の金額情報をスキマーで盗みとられ、どれ位の金額を所持しているか把握されたり、銀行券の金額情報を書換えられたりして、真正な銀行券にもかかわらず、使用できなくなる恐れがあり、社会的に大きな混乱を来たすことが予想される。
これらのスキミングから防御する方法としては、IC部を含む無線情報記憶媒体に電気絶縁性材料を被覆する方法(例えば、特許文献4参照)が提案されている。前記方法のように、電気絶縁材料が物理的に付与できる物品には有効な技術であるが、しかし、物理的に寸法や厚み等の制約を受ける物品や外観上に電気絶縁性材料が被覆できない物品には、前記方法は適用できないという課題があった。
特開2002−155496号 特開2002−298118号 特開2002−319006号 特開2001−92934号
本発明は、上述した従来の技術を鑑み、非接触ICの情報を保護することを課題とする。
非接触ICタグが付与された貴重製品を収納する情報の不正読取防御用収納体であって、前記情報の不正読取防御用収納体の構成部材に不正な読取及び書込みを防御する防御材が具備されていることを特徴とする情報の不正読取防御用収納体である。
本発明の情報の不正読取防御用収納体に、非接触ICタグを付与した有価証券を収納すれば、スキミングとい犯罪に対抗でき、前記非接触ICタグの秘匿情報が漏えいされることなく、社会的混乱を招かない。また、今後、様々な種類の非接触ICタグが付与された有価証券が作製されても、様々な大きさや厚みに対応でき、適応性、汎用性がある。
本発明の形態は便宜上、非接触ICタグを付与した商品券に対しての情報の不正読取防御媒体で説明するが、特に商品券に制約されるものではない。例えば、情報を防御する対象としては、国債、銀行券、切手、印紙、証紙、回数通行券、身分証明書、クレジットカード、キャッシュカード、デビットカード及びパスポートなどがあるが、非接触ICタグが用紙やプラスチックなどの基材に付与され、その基材の性格が金券的な価値があるものや個人情報が流失してはならないものなど、貴重性が高い貴重製品を対象とする。また、基材に付与する非接触ICタグは、基材表層に接着剤などで貼付し視認できても良いし、基材の中に埋め込み、視認できなくても構わない。また、非接触ICタグの情報読書き方式として、情報を1回のみ書込み、それ以降、読取り専用として使用するタイプ(R)と、情報の読書きが自由に何回でも可能なタイプ(R/W)があるが、どちらでも構わない。更に、非接触ICタグの通信方式は、電磁誘導方式でも電波方式でも良いし、通信距離も任意である。また、非接触ICタグ内部に電池を備えるバッテリー方式でも、電池を備えないノンバッテリー方式でも構わない。
図1は、商品券1に非接触ICタグ2が貼付されたものである。非接触ICタグ2は、ICチップとアンテナ、接着層で構成され、場合によっては、高透磁率シート(フェライト)などを用いても良い。この非接触ICタグ2には、金額情報、番号情報などがあらかじめ記録されている。従って、この商品券1に情報読取装置(以下、リーダと称する)を用い、例えば、2.45GHzの電波を商品券1に照射すると、電池を保持しない非接触ICタグ2にはエネルギーが供給され、電磁誘導を生じリーダで金額情報、番号情報などの情報が読取れる。但し、リーダの周波数は、135KHz、13.56KHz、2.45GHzなど利用可能なものであれば良い。また、リーダの代りに情報の読書きできる装置(以下、リーダライタと称する)を用いても良い。なお、リーダライタを使用する場合は、非接触ICタグ2も、自由に読書き可能なICチップを適用する。
図2は、非接触ICタグ2を付与した商品券1を、不正なアクセスから防御する情報の不正読取防御用収納体3である。例えば、情報の不正読取防御用収納体3の大きさは、図示するX方向(横)が160mm以上、図示するY方向(縦)は76mm以上、図示するZ方向(厚み)は、10mm以上が望ましいが、商品券1が収納できる大きさであれば構わない。また、情報の不正読取防御用収納体3の構成部材4は、布、皮、紙、繊維、ゴム、樹脂、プラスチックなどで構成し、情報の不正読取防御用収納体の上部には開口部5を設け、商品券1を出し入れする。開口部には、図示しないチャックや被覆カバーを設けて、隙間が無いことが望ましい。
図3は、図2の情報の不正読取防御用収納体3の断面図(X−X’部)であり、情報の不正読取防御用収納体3の構成部材4の中央部に防御材6を配置したものである。この防御材6により、悪意による不正な電波や電磁波から防御でき、その結果、情報の不正読取防御用収納体3に収納された商品券1の非接触ICタグ2の秘匿情報が保護される。防御材は電波の漏洩を防ぐために、周囲全体に配置するとともに、防御材の接着部を出し入れ口以外は、2枚重ねて折り返すなど電波が漏洩しにくい構成とすることが望ましい。
図4は、図2に記した情報の不正読取防御用収納体3の断面図(X−X’部)であり、情報の不正読取防御用収納体3の構成部材4の内部(商品券と対峙する側)に防御材6を配置したものである。この防御材6により、悪意による不正な電波や電磁波から防御でき、その結果、情報の不正読取防御用収納体3に格納された商品券1の非接触ICタグ2の秘匿情報が保護される。
図5は、図2に記した情報の不正読取防御用収納体3の断面図(X−X’部)であり、情報の不正読取防御用収納体3の構成部材4の外部に防御材6を配置したものである。この防御材6により、悪意による不正な電波や電磁波から防御でき、その結果、情報の不正読取防御用収納体3に格納された商品券1の非接触ICタグ2の秘匿情報が保護される。防御材としては、アルミや金、銀、銅などの金属が蒸着されたシートや導電性プラスチックのシートが好適である。また、フェライトの皮膜を構成させたシートで電波の遮蔽を図っても良い。なお、前記シートの主要部分は、布、皮、紙、繊維、ゴム、樹脂、プラスチックなど一般に使用されているものでよい。また、防御材として、金属繊維や導電性プラスチック繊維、プラスチック繊維に金属めっきなどにより被覆した繊維などの導電性の高い繊維を用いて編上げた布をシートとして使用してもよい。更に、全体を導電性の金属ケースにして、電波の遮蔽を図っても良い。
(実施例1)
本実施例は、図6に示すように、情報の不正読取防御用収納体の物品として財布7を図示した。財布7の中には、非接触ICタグ2が付与された商品券1が収納されている。この財布7の構成部材には、図示しない不正な電波や電磁波を防御する防御材が付与され、その配置は、図3、図4、図5のどの方法を使用しても構わない。この財布7に、非接触ICタグ2を貼付した商品券1を収納して携帯すれば、非接触ICタグ2の情報が盗まれることがない。
(実施例2)
本実施例は、図7に示すように、情報の不正読取防御用収納体の物品としてバッグ8を図示した。バック8の中には、非接触ICタグ2が付与された商品券1が収納されている。このバック8の構成部材には、図示しない不正な電波や電磁波を防御する防御材が付与され、その配置は、図3、図4、図5のどの方法を使用しても構わない。このバッグ8に、非接触ICタグ2を貼付した商品券1を収納して携帯すれば、非接触ICタグ2の情報が盗まれることがない。
(実施例3)
本実施例は、図8に示すように、情報の不正読取防御用収納体の物品として上着9を図示した。上着9の内ポケット10の中には、非接触ICタグ2が付与された商品券1が収納されている。この内ポケット10の構成部材には、図示しない不正な電波や電磁波を防御する防御材が付与され、その配置は、図3、図4、図5のどの方法を使用しても構わない。この内ポケット10に、非接触ICタグ2を貼付した商品券1を収納して携帯すれば、非接触ICタグ2の情報が盗まれることが無い。また、本実施例では、上着9の内ポケット10で説明したが、外側のポケットでも良いし、ズボンやワイシャツ、Tシャツ、ポロシャツ、セータ、スカート、コートなど、ポケットが付加された洋服なら制約を受けるものではない。
商品券に非接触ICタグ付与した図である。 情報の不正読取防御用収納体の傾斜図である。 情報の不正読取防御用収納体の断面図である。 情報の不正読取防御用収納体の断面図である。 情報の不正読取防御用収納体の断面図である。 本発明を財布に利用した実施例である。 本発明をバックに利用した実施例である。 本発明を洋服のポケットに利用した実施例である。
符号の説明
1 商品券
2 非接触ICタグ
3 情報の不正読取防御用収納体
4 情報の不正読取防御用収納体の構成部材
5 情報の不正読取防御用収納体の開口部
6 防御材
7 財布
8 バッグ
9 上着
10 ポケット

Claims (1)

  1. 非接触ICタグが付与された貴重製品を収納する情報の不正読取防御用収納体であって、前記情報の不正読取防御用収納体の構成部材に、不正な読取り及び書込みを防御する防御材が具備されていることを特徴とする情報の不正読取防御用収納体。
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