JP2005227827A

JP2005227827A - 据え付け装置付き携帯電話の自動料金徴収システム車載器２

Info

Publication number: JP2005227827A
Application number: JP2004033122A
Authority: JP
Inventors: Kenji Ogaki; 憲治大垣
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2004-02-10
Filing date: 2004-02-10
Publication date: 2005-08-25

Abstract

【課題】高価で何時使うかわからない車載器を常時ダッシュボード上に据え付けておかなければならないことに多くのユーザーが拒否反応を示し、それが普及を阻む原因になっていた。そこで、誰もが常時携帯している携帯電話に自動料金徴収システム車載器の機能を付加しようとしたが、路側器と携帯電話の使用電波の違いが障害になって実現しなかった。
【解決手段】電子マネー用のＩＣカードを内蔵した携帯電話に狭域通信対応のＩＣタグを仕込み、高速道路入口で路側器がＩＣタグとの交信でメモリーから車に関する情報を読み取って車両を識別し、出口では携帯電話が路側器から発信される料金情報をＩＣタグのメモリーから自動的に読み取りＩＣカードで料金決済することで使用電波の問題を解決した。
【選択図】図１

Description

本発明は、ＩＣカードを内蔵した携帯電話にＩＣタグとプログラムを仕込んで自動料金徴収システム車載器にするもので、路側器に車に関する情報を読み取らせ、路側器から受信した料金情報を自動的に読み取りＩＣカードに接続して料金決済を行うタイプ。

携帯電話に内蔵したＩＣタグにより路側器と狭域通信用の電波で交信し、車に関する情報を読み取らせ、また、受信した料金情報をプログラムが自動的に読み取って電子メールで料金徴収会社専用のメールのサーバーへ転送し、その情報に基づいて料金徴収する決済方法が既に開発されている。
特願２００２−３４１７５１号特願２００３−２７３９９８号特願２００３−３７１７３７号

自動料金徴収システム車載器は全車が搭載することによって効果を発揮するもので、普及は１００％を目標にしなければならない。

携帯電話に自動料金徴収システム車載器の機能を付加することは、従来の考え方では路側器と携帯電話の使用電波が異なるため不可能とされてきた。

自動料金徴収システムのレーンを通過する車両中に複数の携帯電話が存在する場合に起こる複数の同時交信を回避しなければならない。

携帯電話を自動料金徴収システム車載器として使用中はその優先性を確保しなければならない。

偽造カード等の不正使用を防止するセキュリティが必要である。

高速道路の出口レーンを快適に通過できるよう不正使用車以外はストップのかからないような仕組みが望ましい。

万一、電子マネーの不足で決済できない場合、その不足額をインターネット経由で当該クレジット会社に発信し、クレジット会社はその不足額を直ちにインターネット経由で補給できるようにする。

路側器の使用電波は指向性が強いので路側器と相対する車載器の位置を適正な状態に保たなければならない。

据え付け装置には回路のスイッチに作用する装置と充電装置が求められると同時に、車載器をほぼワンタッチで確実に据え付けられるものでなければならない。

高価で使うかわからない車載器を常時ダッシュボード上に据え付けておくことに多くのユーザーが拒否反応を示し、それが普及を阻む原因になっていた。そこで誰もが常時携帯している携帯電話に自動料金徴収システム車載器の機能を付加することにした。

路側器からの料金情報を狭域通信対応のＩＣタグで交信できるようにした。

ＩＣタグと電源を繋ぐ回路にスイッチを設け、通常の携行中は回路を閉じ、車の専用据え付け台に据えると回路が開くようにした。

ＩＣタグと電源を繋ぐ回路が開くと自動的に携帯電話固有のアンテナの受信回路が遮断されるように設定した。

車と車載器とＩＣカードの三者が一体化しているので偽造カード等の不正使用は不可能であり、万一クレジット会社への不払いが発生しても不正者を特定できるので問題はない。

本件システムにおいて不正使用が不可能であり万一不正者が出ても不正者を特定できることを前提にすれば、出口レーンを通過する瞬間に決済が完了しなくても、路側器の料金情報を受けて自動的に電子マネーで決済する方法をとることが可能で、出口における快適な運行が約束される。

携帯電話固有のアンテナの発信回路が作動すると受信回路が自動的に繋がるように設定し、クレジット会社と電子マネー補給の交信ができるようにした。

ダッシュボード上面の傾斜角度や曲面に合わせて自在に適切な位置や向きを確保できるように、据え付け装置の脚部両側面の前後の高さを決めた選択可能な複数のパターンを持ち、また、脚部両側面の先端から内側に薄くなって折れ込むシート状の接着面を持たせる。

据え付け装置台部内側を携帯電話と密着する形状にし、ばね式の蓋で押えて保持する。また、底面にＩＣタグと電源を繋ぐ回路のスイッチを押して回路を開く突起と携帯電話の充電装置を設ける。

据え付け装置台部の両側面に脱落防止装置を持ち、左側面に突起を備える。また、底面に携帯電話の充電装置と茸形の栓を持たせる。

本発明は、ドライバーの殆どが持っている携帯電話に自動料金徴収システム車載器の機能を付加するもので、標準装備にすれば低いコストで１００％近い普及が可能である。また、普及のスピードも速く携帯電話の買い替えが一巡する２〜３年が目標達成の目安となり、従来の車載器のように一定以上の普及が困難といわれているものとの比較において圧倒的な強みを持つ。また、二輪車にも使用できるし、必要に応じて何時何処ででも使えるので正月・盆の帰省ラッシュや日曜祭日の混雑時に威力を発揮する。更に、民間における狭域通信を利用した駐車場やチェーン底の自動料金支払いシステムや電子マネー事業にリンクさせることも可能で多様な活用が期待できる。

据え付け装置の底面または側面に設けた突起が、据え付ける携帯電話の底面又は側面の穴の奥に位置するスイッチを押して通電させ、携帯電話を取り外すとそのスイッチが切れる仕組みにする。図１・図２・図３・図４。

ＩＣタグと電源を繋ぐ回路が開くと、携帯電話固有のアンテナの受信回路はプログラムにより自動的に遮断される。図１。

ＩＣタグのメモリーに入った料金情報をプログラムが自動的に読み取りＩＣカードで決済するプロセスを示す。図１。

携帯電話固有のアンテナの発信回路が作動するとプログラムが受信回路を自動的に繋ぎ、作動が終わると自動的に遮断される。図２。

密着式保持タイプの台部は携帯電話を据えてばねの蓋で止める。図３。

ダブルストッパー式保持タイプの台部は底面の茸形の栓と両側面の脱落防止装置を備える。図４。

多様なダッシュボード上面の曲面に対応する脚部のシート状の部分の状態を示す。図５。

多様なダッシュボード上面の傾斜角度に対応する脚部両側面の前後の高さを決めた複数のパターンを示す。図６・図７・図８。

二輪車で使用するときは主に携帯電話を胸ポケットに入れるが、この場合は、据え付け装置の突起の代わりに栓を差し込んで通電状態にし、車に相乗りするときにはこの栓を抜くか緩めて回線を遮断する。

充電装置の２個の挿入栓は車内電源に通じ、緩やかなばねによって支えられる。

脚部のシート状の部分は両面テープでダッシュボード上面に貼り付ける。

ダブルストッパー式保持タイプは、携帯電話で右側面のばね式押し出し具を押しながら台部底面の２個の茸形の栓を携帯電話底面の穴に入れ込み、次に左へスライドさせると固定される。

密着式保持タイプの台部の内面にはゴム厚を付けて密着性を高める。

据え付け装置の台部と脚部の取り付けは接着テープまたは接着剤で貼り付けるか、または、填込み式にする。

ＩＣタグとＩＣカードと携帯電話のアンテナの受信回路を結ぶ回路とプログラムの平面配置図である。ＩＣタグとＩＣカードと携帯電話のアンテナの受信と発信の回路を結ぶ回路とプログラムの平面配置図である。据え付け装置台部の構造を示す斜視図Ａである。据え付け装置台部の構造を示す斜視図Ｂである。ダッシュボード上面の曲面に対応する脚部先端のシート状の部分の状態を示す断面図である。ダッシュボード上面の傾斜角度に対応して脚部両側面の前後の高さを決めたパターンを示す側面図Ａである。ダッシュボード上面の傾斜角度に対応して脚部両側面の前後の高さを決めたパターンを示す側面図Ｂである。ダッシュボード上面の傾斜角度に対応して脚部両側面の前後の高さを決めたパターンを示す側面図Ｃである。

符号の説明

１ＩＣタグ
２ＩＣタグのアンテナ
３ＩＣタグのメモリー
４ＩＣカード
５料金情報を読み取りＩＣカードで決済するプログラム
６携帯電話のアンテナ
７電源とＩＣタグを結ぶ回路のスイッチ
８電源
９アンテナの発信回路
10 アンテナの受信回路
11 受信回路の開閉を設定したプログラム
12 台部の底面
13 台部の側面
14 突起
15 ばね式の蓋
16 ちょうばん式接続部
17 取手
18 ばね
19 ゴム層
20 挿入栓
21 脱落防止装置の凸部
22 ばね式押し出し具
23 茸形の栓
24 脚部
25 脚部の側面
26 脚部の上面
27 脚部側面の先端部
28 シート状の部分
29 両面テープ
30 ダッシュボード上面

Claims

半導体チップ化した電子マネー用のＩＣカード（以下、ＩＣカードという）を内蔵した携帯電話に、狭域通信用の電波に対応するアンテナを持ち、路側器が読み取る車に関する情報記録用のメモリーと路側器からの料金情報を記録するメモリーを備えたＩＣタグと、路側器からの料金情報を自動的に読み取ってＩＣカードで決済するプログラムを仕込み、ＩＣタグと携帯電話の電源を繋ぐ回路にスイッチを設け、携行中は回路が閉じ車の専用据え付け台に据えるとその回路が開いて携帯電話固有のアンテナの受信回路が自動的に切れるように設定したプログラムを備え、携帯電話の充電装置と回路のスイッチに作用する突起を持ち、かつ多様なダッシュボード上面の形態に対応して安定的に保持できる据え付け装置付きの自動料金徴収システム車載器で、狭域通信用の電波を使用する路側器と携帯電話用の電波を使用する携帯電話を連携させて携帯電話に自動料金徴収システム車載器の機能を持たせることを特長とする「据え付け装置付き携帯電話の自動料金徴収システム車載器２」。
半導体チップ化した電子マネー用のＩＣカード（以下、ＩＣカードという）を内蔵した携帯電話に、狭域通信用の電波に対応するアンテナを持ち、路側器が読み取る車に関する情報記録用のメモリーと路側器からの料金情報を記録するメモリーを備えたＩＣタグと、路側器からの料金情報を自動的に読み取ってＩＣカードで決済するプログラムを仕込み、ＩＣタグと携帯電話の電源を繋ぐ回路にスイッチを設け、携行中は回路が閉じ車の専用据え付け台に据えるとその回路が開いて携帯電話固有のアンテナの受信回路が自動的に切れ、携帯電話固有のアンテナの発信回路が作動すると受信回路が自動的に繋がるように設定したプログラムを備え、携帯電話の充電装置と回路のスイッチに作用する突起を持ち、かつ多様なダッシュボード上面の形態に対応して安定的に保持できる据え付け装置付きの自動料金徴収システム車載器で、狭域通信用の電波を使用する路側器と携帯電話用の電波を使用する携帯電話を連携させて携帯電話に自動料金徴収システム車載器の機能を持たせることを特長とする「据え付け装置付き携帯電話の自動料金徴収システム車載器２」。