JP2005227278A - 流体通気試験装置および方法 - Google Patents

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ロイ・フュークス
James L Linden
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Abstract

【課題】流体の空気飛沫同伴特性を測定するための試験装置を提供すること。
【解決手段】本試験装置は、流体を含むためのリザーバ14と、流体に空気飛沫同伴させるエアレータ装置22と、流体密度に対する空気飛沫同伴の効果を測定する密度計26とを含む。試験装置により、流体の一時空気飛沫同伴行動をその場で測定することが可能になる。対応する方法が提供される。
【選択図】図1

Description

本発明は、流体の一時的な空気飛沫同伴特性の測定を可能にするために密度計を使用する流体通気試験装置および方法に関する。
自動伝達などの様々な機械デバイスにおいて、流体は、たとえばクラッチを適用する油圧流体として力を伝達するために、冷却剤、潤滑剤として循環する。通常、流体は、所与の流体応用分野についてある性能特性を有する流体を提供するために、基油および添加剤を含む。自動伝達における循環中に、液だめからの流体をポンプによって加圧し、管、バルブ、およびオリフィスなどを通って循環させ、次いで液だめ内に再び排出することが可能である。循環中、液体は、撹拌されて空気に暴露され、その結果、空気は、流体において飛沫同伴される。
空気飛沫同伴は、いくつかの理由で望ましくない。第1に、飛沫同伴空気は、流体を化学的に劣化させることがあり、流体は、所望の機能特性を失うことになる。飛沫同伴空気は、基油および添加剤の炭素鎖分子を劣化させることがある水蒸気、窒素、および酸素を含む。たとえば、酸素は、基油をヒドロペルオキシド、アルコール、または酸に変化させることがある。
第2に、飛沫同伴空気は、圧縮可能である。したがって、飛沫同伴空気を有する流体は、固有周波数および体積弾性率の変化のために、油圧流体として力を伝達するとき、所望通りに応答しない可能性がある。第3に、飛沫同伴空気は、流体膜の強度をも損ね、したがって、流体の潤滑性を低減する。
空気飛沫同伴の負の効果のために、自動伝達および他の機械装置では、たとえば、流体の飛沫同伴空気の量は、著しい撹拌および空気への暴露の後で、所定の量より少なくなければならないなど、所定の空気飛沫同伴の基準を満たすように考案される流体を使用することが所望される。従来の技術は、特定の応用分野における流体の適性を決定するために使用される様々な空気飛沫同伴試験装置および方法を含む。通常、従来の技術の装置および方法は、空気に暴露させるために流体を撹拌することと、次いで、流体の容積を測定することによって、または流体から飛沫同伴空気を分離することを試行することによって、空気飛沫同伴の量を決定することとを含む。そのような技法は、時間がかかり、測定の頻度を極端に限定する。従来の技術の空気飛沫同伴試験装置および方法は、撹拌の量または強度が変化した後、空気飛沫同伴率または空気非飛沫同伴率など、流体の一時的な空気飛沫同伴特性を測定し損ねる、または測定することができないという点で不十分である。たとえば、従来の技術の試験装置は、撹拌の変化に続く最初の数秒からも、撹拌中からも、空気飛沫同伴データを測定および計算することができない。
流体の空気飛沫同伴特性を決定する試験装置が、流体を含むためのリザーバと、リザーバに動作式に接続され、かつ流体に選択的に通気して、それにより、流体の飛沫同伴空気の量が時間に関して変化する一時空気飛沫同伴応答期間を流体が経験するように構成されるエアレータ装置とを含む。密度計が、リザーバに動作式に接続され、一時空気飛沫同伴応答期間中に複数の時間値において流体の密度を測定するように構成される。空気飛沫同伴を測定するために密度計を使用することにより、従来の技術と比較して精度の向上が提供される。たとえば、従来の技術の試験装置は、平衡で脱気された流体の空気含有量に関する仮定を必要とする。密度計は、試験装置のオペレータが、空気飛沫同伴によって生じる流体の密度効果を分離することを可能にすることによって、そのような仮定の必要性を排除する。密度計の使用により、試験中のあらゆる時点において、その場でのほぼ瞬間的な密度測定を可能にすることによって、従来の技術が改善される。したがって、密度計で可能な測定の周波数、すなわち単位時間当たりに得られる測定の数は、従来の技術より著しく多い。
好ましい実施形態では、試験装置は、伝達の既知の動作条件に従って流体を選択的に加熱するように構成された加熱要素などの温度制御装置と、所定のアルゴリズムまたは試験プロトコルに従ってエアレータ装置および温度制御デバイスを選択的に制御するように構成される制御装置とを含む。したがって、試験装置は、従来の技術と比較して、試験結果に対するオペレータの影響を低減するように自動化される。
制御装置は、一時空気飛沫同伴応答期間中の複数の時間値のそれぞれにおいて、流体の密度を記録するように構成されることが好ましい。したがって、試験装置は、流体の一時空気飛沫同伴応答に関する情報を提供することによって、従来の技術を改善する。空気飛沫同伴率および空気非飛沫同伴率などの特性は、本発明の試験装置によって提供される情報から決定することができる。そのような特性の知識は、自動伝達液だめにおける流体の比較的短い残留時間を考慮すると、特に重要である。
流体の空気飛沫同伴特性を決定するための対応する方法も提供される。本方法は、第1一時応答期間を含む第1所定時間期間、流体に通気することと、第1一時応答期間内の複数の時間値のそれぞれについて、流体の対応する測定密度を記録することによって1組のデータを生成することとを含む。本方法は、流体が脱気することを可能にする、すなわち、流体が、第2一時応答期間を含む第2所定時間期間、飛沫同伴空気を解放することを可能にすることと、データの組をさらに生成するために、第2一時応答期間内の複数の時間値のそれぞれについて、流体の対応する測定密度を記録することとをも含むことが好ましい。流体は、データの組が単一温度における流体の空気飛沫同伴行動と相関するように、第1所定時間期間および第2所定時間期間中に、ほぼ一定温度に維持されることが好ましい。本方法は、他の温度における流体の空気飛沫同伴行動を記述するデータの組を得るために、他の温度に維持された流体で繰り返すことができる。
本発明の上記の特徴ならびに利点、および他の特徴ならびに利点は、添付の図面とともに読むとき、本発明を実施するための最良の形態の以下の詳細な記述から容易に明らかになる。
図1を参照すると、通気試験装置8が、概略的に示されている。試験装置8は、試験を受ける流体18のリザーバ14を形成するアルミニウムボックス10を含む。試験装置8は、リザーバ14に動作式に接続され、かつ流体18に通気し、それにより流体を空気飛沫同伴させるように構成されたエアレータ装置22をも含む。本発明の文脈では、「通気する」は、「空気の作用もしくは効果に暴露させる」または「空気を流体内に導入する」ことを意味する。「空気飛沫同伴」は、通気の効果である。流体18は、飛沫同伴空気の量が時間に関して変化する一時応答期間を経験し、その後、一定の試験パラメータで、飛沫同伴空気の量がほぼ一定である準定常状態条件に到達する。密度計26が、リザーバ14に動作式に接続され、かつ流体18の密度を選択的に測定し、それにより内部の飛沫同伴空気の量の表示を得るように構成される。制御装置30が、空気飛沫同伴率および定常状態または最大空気飛沫同伴に到達する時間など、流体の一時空気飛沫同伴特性を示すのに十分な頻度で流体の密度を選択的に記録するように、密度計26に動作式に接続される。
試験装置8は、ボックス10のベースプレート38の内側に、加熱要素34などの温度制御デバイスを含む。加熱要素34は、流体と接触せずに流体18を選択的に加熱するように、リザーバ14に関して十分に構成および位置決めされる。
エアレータ装置22は、第1油圧回路42を含む。第1油圧回路42は、流体が通って流れる導管を少なくとも部分的に画定する管46を含む。回路42は、ボックス10の内側に位置する入口48および出口52を含む。出口52は、流体18が試験のためにリザーバ14に追加されるとき、入口が流体18の表面56より低くなり、かつ出口52が流体18の表面56より高くなるように、入口48より高い位置にある。流体が入口48内に吸い込まれて、回路42を通って向けられるように、流体18を加圧するために1次ポンプ60が使用される。好ましい実施形態の1次ポンプ60は、自動伝達の液だめからの流体吸込みを促進するために、流体レベル、すなわち流体の表面が1次ポンプの中間点より上にあるように、リザーバ14内に配置される。1次ポンプ60は、チェーンドライブ72によって相互接続されたスプロケット68を介して、電気モータ64によって給電される。チェーンドライブ72は、表面を撹拌し、それにより流体に通気するために、チェーンドライブ72が流体の表面56より下に少なくとも部分的に沈むように位置決めされる。
第1油圧回路42の流体は、線圧力を制御する圧力調整装置76、熱交換器80、および流体がリザーバ14に戻る出口52を経てポンピングされる。出口52の変位がリザーバにおける流体18の表面56より上にあることにより、さらに通気され、液だめ内への自動伝達流体の流れが促進される。入口48および出口52は、オペレータが入口および出口の位置および配向を調節することができるように、選択的に再配置可能であることが好ましい。リザーバに戻る流体の温度は、熱交換器80によって影響を受け、熱交換器80は、バルブ(図示せず)を介して熱交換器を通る水の流れを調節することによって制御される。第1油圧回路は、フィルタ84および空気解放バルブ88ならびにドレインを含むことが好ましい。
密度計26は、第2油圧回路92の一部である。流体18は、入口96を通ってリザーバ14から密度計26に吸い込まれる。好ましい実施形態では、密度計26は、コリオリ質量流量/密度計である。密度計26の下流にある第2ポンプ100が、第2油圧回路92を経て流体をポンピングする。第2油圧回路92は、流体がリザーバ14に通って戻る出口104を含む。
装置が第2密度測定デバイスを含むことが所望される可能性がある。たとえば、液体密度シンカが流体18に少なくとも部分的に沈んでいるように、白金ワイヤまたはチタニウムワイヤによって、スケールからリザーバ14内に液体密度シンカを吊るすことが可能である。次いで、撹拌前後の流体18に吊るされたシンカおよびワイヤの観測重量から、シンカおよびワイヤの乾燥重量を減算して、シンカの容積によって除算することによって、流体密度を計算することが可能である。チタニウムワイヤまたは白金ワイヤは、浮揚効果を最小限に抑えるように使用されることが好ましい。
同様に、流体の飛沫同伴空気の量を観測するために、密度計26の前に第2油圧回路92において、気密シリンジ(図示せず)を管46に接続することが可能である。流体サンプルの飛沫同伴空気を解放するために、ある容積の流体を気密シリンジ内に吸い込んで、部分真空に暴露させることが可能である。飛沫同伴空気の解放後の流体の容積は、流体に含まれる全空気容積を得るために、飛沫同伴空気を解放する前の流体の容積から減算される。
制御装置30は、試験装置8内の流体の条件を監視して、それを表す信号を送信するいくつかのセンサに動作式に接続される。より具体的には、制御装置30は、第1油圧回路42の圧力を表す信号を制御装置30に送信する第1油圧回路42の圧力変換器108と、流体18の温度を表す信号を制御装置30に送信するリザーバ14の温度センサ112とに動作式に接続される。
制御装置30は、流体の温度および圧力を含めて、試験パラメータを制御するようにも構成される。より具体的には、制御装置30は、流体の温度を制御するために、加熱要素34および熱交換器80に接続され、また、1次ポンプ60の速度、および対応して第1油圧回路42を通る流体の圧力ならびに流体の質量流量を選択的に制御するために、電気モータ64に接続される。ポンプの速度は2つの機構を通る流体通気の量および速度に影響を及ぼす。第1に、チェーンドライブ72の速度は、電気モータの速度と共に増大し、その結果、流体18の表面56の撹拌が増大される。第2に、流体がリザーバ内に落下する際に流体が通気される出口52を通る流体の流量は、ポンプの速度と共に増大する。
制御装置30は、変化する条件下において流体の空気飛沫同伴特性を観測するために、所定の試験プロトコルに従って試験パラメータを変更するようにプログラム可能であることが好ましい。図2を参照すると、好ましい試験プロトコルおよび方法が、概略的に示されている。
本方法は、通気データ獲得ステップ116を含む。このステップは、30分などの第1所定時間期間、流体に通気することと、第1所定時間期間内の複数の時間値のそれぞれについて流体の対応する測定密度を記録することによって、第1組のデータを生成することとを含む。流体に通気することは、空気への暴露中に流体を著しく撹拌させるのに十分な速度で1次ポンプを動作することによって実施される。第1組のデータを生成することは、制御装置が、第1所定時間期間中に、5Hzの率において、すなわち各0.2秒に1回、密度計によって測定される流体の密度を記録することによって実施されることが好ましい。制御装置は、複数の時間値のそれぞれについて対応する密度を、処理のためにアクセス可能であるランダムアクセスメモリ(RAM)、またはハードドライブなどの一時記憶媒体に記録することが好ましい。
第1所定時間期間中に流体に通気することは、流体の空気飛沫同伴が時間に関して変化する第1一時応答期間をもたらす。流体密度の測定および記録の頻度は、第1一時応答期間中の流体の行動を記述するデータが得られるように十分頻繁である。したがって、第1組のデータを生成するステップは、第1一時応答期間内の複数の時間値のそれぞれについて、流体の対応する測定密度を記録することを含む。
流体は、第1所定時間期間の開始時において、ほぼ脱気されていることが好ましい。流体は、所与の組の試験パラメータについて、空気飛沫同伴の最大可能量によって特徴付けられる。最大可能空気飛沫同伴までの時間としてそのような流体特性を決定するために、流体に通気するステップは、流体を空気飛沫同伴の最大可能量に到達させることが好ましい。
空気非飛沫同伴率、すなわち飛沫同伴空気が流体から解放される率などの流体特性を決定するために、本方法は、脱気データ獲得ステップ120を含むことが好ましい。ステップ120は、流体の空気飛沫同伴が時間に関して変化する第2一時応答期間となる第2所定時間期間、流体が脱気することを可能にすることと、第1データ組をさらに生成するために、第2一時応答期間内を含めて第2時間期間内の複数の時間値のそれぞれについて、流体の対応する測定密度を記録することとを含む。
流体の密度は、流体の空気飛沫同伴量および温度の両方の関数である。いくつかの場合、空気飛沫同伴の密度効果を温度の密度効果から分離することが所望される可能性がある。したがって、第1組のデータを生成することは、複数の時間値のそれぞれについて、流体の対応する測定温度を記録することを含むことが好ましい。流体は、ステップ116および120中に第1温度に維持されることが好ましい。この場合、流体の対応する測定温度を記録することは、単純に、第1温度を1回記録することを備えることが可能である。
空気飛沫同伴の密度効果を温度の密度効果から分離するために、本方法は、第1組のデータにおいて複数の時間値のそれぞれについて、対応する理論的な通気されていない流体密度を決定することを含む。好ましい実施形態では、第1組のデータの複数の時間値のそれぞれについて、対応する理論的な通気されていない流体密度を決定することは、温度密度データ獲得ステップ124およびデータ処理ステップ128を含む。温度密度データ獲得ステップは、ステップ116の前に実施されることが好ましく、通気されていない状態において、流体を第2温度から第3温度に変化させる、またはそれを可能にすることと、第2温度と第3温度との間の複数の通気されていない流体の温度のそれぞれについて、対応する測定流体密度を記録することによって、第2組のデータを生成することとを含む。データ処理ステップ128は、第2組のデータを使用して、温度の関数として、流体の密度の線形回帰などの数学的表示を計算することを含む。したがって、第1データ組の各時間値の対応する理論的な通気されていない流体の密度は、対応する測定温度および数学的表示を使用することによって決定される。
密度に対する空気飛沫同伴の効果を分離することは、複数の時間値のそれぞれについて流体密度に対する空気飛沫同伴の効果を記述するプロファイルを生成することによって達成される。これは、空気飛沫同伴の結果として対応する密度変化を得るために、各時間値について、対応する理論的な通気されていない流体の密度値と対応する測定流体密度値との差を決定することによって達成される(ステップ132)。図3は、複数の時間値について、流体密度に対する空気飛沫同伴の効果を記述するサンプルプロファイルを示すグラフである。
そのように得られたデータは、流体の一時空気飛沫同伴特性を決定するために使用することができることが有利である。したがって、本方法は、第1所定時間期間の開始から流体が最大空気飛沫同伴に到達するときまでの時間量、または、流体が第2所定時間期間の開始時に最大可能空気飛沫同伴にあり、かつ第2時間期間内に大きく脱気される場合は、第2所定時間期間の開始時から流体がほぼ脱気されるまでの時間量など、空気飛沫同伴率を決定すること(ステップ136)をさらに含むことが可能である。最大可能空気飛沫同伴の時点を決定する好ましい方法は、図3にプロットされたデータの1次微分がほぼゼロであるときを決定する、たとえば、傾きが、第1一時応答期間後の2つの連続測定について、+/−0.005g/cm/分であるときを決定するものである。好ましい実施形態では、流体は、密度の変化が+/−0.0015g/cmであるとき、ほぼ脱気されていると見なされる。
試験されている流体の意図した動作条件に応じて、様々な異なる流体温度における処理を繰り返すことが所望される可能性がある。したがって、本方法は、流体の空気飛沫同伴が時間に関して変化する第3一時応答期間を含む第3所定時間期間、流体に通気すること(ステップ140)と、流体の空気飛沫同伴が時間に関して変化する第4一時応答期間を含む第4所定時間期間、流体が脱気することを可能にすること(ステップ144)と、第3および第4所定時間期間中に、第1温度とは異なる第4温度に流体をほぼ維持すること(ステップ140、144)と、第3および第4所定時間期間の複数の時間値のそれぞれについて、対応する測定流体密度を記録することによって、第2組のデータを生成すること(ステップ140、144)とを含むことも可能である。
本発明を実施するための最良の形態について詳細に記述したが、本発明が関係する当業者なら、添付の請求項の範囲内において、本発明を実施する様々な代替の設計および実施形態を理解するであろう。
主張される本発明による流体試験装置の概略的な前面図である。 流体の空気飛沫同伴特性を決定する方法を示すフローチャートである。 図2に示した方法から導出されたサンプルデータを示すグラフである。
符号の説明
8 試験装置
10 アルミニウムボックス
14 リザーバ
18 流体
22 エアレータ装置
26 密度計
30 制御装置
34 加熱要素
38 ベースプレート
42 第1油圧回路
46 管
48 入口
52 出口
56 表面
60 1次ポンプ
64 電気モータ
68 スプロケット
72 チェーンドライブ
76 圧力調整装置
80 熱交換器
84 フィルタ
88 空気解放バルブ
92 第2油圧回路
96 入口
100 第2ポンプ
104 出口
108 圧力変換器
112 温度センサ
114 リザーバ
116 通気データ獲得ステップ
120 脱気データ獲得ステップ
124 温度密度データ獲得ステップ
128 データ処理ステップ

Claims (17)

  1. 流体の空気飛沫同伴特性を決定するための試験装置であって、
    前記流体を含むためのリザーバと、
    前記リザーバに動作式に接続され、かつ前記流体に選択的に通気して、それにより、前記流体の飛沫同伴空気の量が時間に関して変化する一時空気飛沫同伴応答期間を流体に経験させるように構成されるエアレータ装置と、
    前記リザーバに動作式に接続され、かつ前記一時空気飛沫同伴応答期間中に複数の時間値のそれぞれにおいて前記流体の密度を測定するように構成される密度計とを備える試験装置。
  2. 前記エアレータ装置が、前記リザーバにある入口および前記リザーバにある出口を有する油圧回路を含み、前記入口が前記流体の表面より下にあることが可能であり、かつ前記出口が前記流体の表面より上にあることが可能であるように、前記出口が前記入口より上に位置決め可能であり、前記エアレータ装置が、前記流体が前記油圧回路を通って循環するように構成されたポンプを含む、請求項1に記載の試験装置。
  3. 前記ポンプに動作式に接続され、かつ前記油圧回路において前記流体の圧力に影響を与えるために前記ポンプを選択的に制御するように構成されるプログラム可能制御装置をさらに備える、請求項2に記載の試験装置。
  4. 前記流体を選択的に加熱するために、前記リザーバに関して十分に位置決めされた加熱要素をさらに備える、請求項3に記載の試験装置。
  5. 前記制御装置が、前記加熱要素に動作式に接続され、前記流体の前記温度に影響を与えるために前記加熱装置を選択的に制御するように構成される、請求項4に記載の試験装置。
  6. 前記密度計に動作式に接続され、かつ前記一時空気飛沫同伴応答期間中の複数の時間において、前記流体の前記密度を記録するように構成された制御装置をさらに備える、請求項1に記載の試験装置。
  7. 前記密度計が、コリオリ密度計である、請求項1に記載の試験装置。
  8. 流体の空気飛沫同伴特性を決定する方法であって、
    前記流体の前記空気飛沫同伴が時間に関して変化する第1一時応答期間となる第1所定時間期間、前記流体に通気するステップと、
    前記第1一時応答期間内の複数の時間値のそれぞれについて、前記流体の対応する測定密度を記録することによって、第1組のデータを生成するステップとを含む方法。
  9. 前記流体が、前記第1所定時間期間の開始時にはほぼ脱気されており、前記流体が、空気飛沫同伴の最大可能量によって特徴付けられ、前記流体を前記通気することにより、前記流体が空気飛沫同伴の前記最大可能量に到達する、請求項8に記載の方法。
  10. 前記流体の前記空気飛沫同伴が時間に関して変化する第2一時応答期間となる第2所定時間期間、前記流体が脱気することを可能にするステップをさらに含み、
    第1組のデータを前記生成するステップが、前記第2一時応答期間内の複数の時間値のそれぞれについて、前記流体の対応する測定密度を記録するステップを含む、請求項8に記載の方法。
  11. 前記第1組のデータを前記生成するステップが、前記複数の時間値のそれぞれについて、前記流体の対応する温度を記録するステップを含む、請求項10に記載の方法。
  12. 前記対応する測定流体温度を使用して、前記第1組のデータの前記複数の時間値のそれぞれについて、対応する理論的な脱気流体密度を決定するステップと、
    前記第1組のデータの前記複数の時間値のそれぞれについて、前記対応する理論的な脱気流体密度と前記対応する測定流体密度との差を決定することによって、空気飛沫同伴の前記密度効果を温度の前記密度効果から分離するステップとをさらに含む、請求項11に記載の方法。
  13. 前記第1組のデータの前記複数の時間値のそれぞれについて、対応する理論的な脱気流体密度を前記決定するステップが、
    脱気状態において前記流体を第1温度から第2温度に変化させる、またはそれを可能にするステップと、
    複数の脱気流体温度のそれぞれについて、対応する測定流体密度を記録することによって、第2組のデータを生成するステップとを含む、請求項12に記載の方法。
  14. 前記第1組のデータの前記複数の時間値のそれぞれについて、対応する理論的な脱気流体を前記決定するステップが、前記第2組のデータを使用して温度の関数として流体密度の数学的表示を計算するステップをさらに含む、請求項13に記載の方法。
  15. 空気飛沫同伴率または空気非飛沫同伴率を決定するステップをさらに含む、請求項12に記載の方法。
  16. 前記第1所定時間期間および前記第2所定時間期間中に、前記流体を第1温度にほぼ維持するステップと、
    前記流体の前記空気飛沫同伴が時間に関して変化する第3一時応答期間を含む第3所定時間期間、前記流体に通気するステップと、
    前記流体の前記空気飛沫同伴が時間に関して変化する第4一時応答期間を含む第4所定時間期間、前記流体が脱気することを可能にするステップと、
    前記第3所定時間期間および前記第4所定時間期間中に、前記流体を前記第1温度とは異なる第2温度にほぼ維持するステップと、
    前記第3所定時間期間および前記第4所定時間期間の複数の時間値のそれぞれについて、対応する測定流体密度を記録することによって、第2組のデータを生成するステップとをさらに含む、請求項10に記載の方法。
  17. 流体の空気飛沫同伴特性を決定する方法であって、
    前記流体の前記空気飛沫同伴が時間に関して変化する第1一時応答期間をもたらすように、前記流体に通気するステップと、
    前記流体の前記空気飛沫同伴が時間に関して変化する第2一時応答期間を得るように、前記流体が脱気することを可能にするステップと、
    前記第1一時応答期間および前記第2一時応答期間内の複数の時間値のそれぞれについて、前記流体の対応する測定密度を記録することによって、1組のデータを生成するステップと、
    前記データの組の前記複数の時間値のそれぞれについて、対応する理論的な脱気流体密度を決定するステップと、
    空気飛沫同伴の前記密度効果を温度の前記密度効果から分離するために、前記データの組の前記複数の時間値のそれぞれについて、前記対応する理論的な脱気流体を前記対応する測定流体密度から減算するステップとを含む方法。
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