JP2005226883A - 空調制御システム、ベビーベッド、および介護用ベッド - Google Patents

空調制御システム、ベビーベッド、および介護用ベッド Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明の課題は、心拍のR波間隔を利用した快適空調制御においてより適切に空調制御を行うことができる空調制御システム100を提供することにある。
【解決手段】 空調制御システム100は、空気調和機10、心拍測定装置40、R波間隔導出装置24、音等測定装置30、および空調制御装置21,22,23,26を備える。心拍測定装置40は、心拍を測定する。R波間隔導出装置24は、心拍のR波の間隔を求める。音等測定装置30は、音、臭い、照度および振動の少なくとも1つを測定する。空調制御装置21,22,23,26は、心拍のR波の間隔の情報と音、臭い、照度および振動の少なくとも1つの情報とを利用して空気調和機10を制御する。
【選択図】 図7

Description

本発明は、空調制御システムに関する。また、本発明は、空気調和機を制御することができるベビーベッド、および介護用ベッドにも関する。
従来、心拍のR波間隔などから快適度やストレス度などの人体状態を判断し、その判断の結果に基づいて空気調和機を制御し、その人体に適切な空調環境を提供するという空調制御技術が公開されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−89927号公報
ところで、特許文献1に係る発明では、快適度やストレス度などの変動要因を室温や湿度などに限っている。しかし、実際、心拍のR波間隔は、音、臭い(例えば、タバコなど)、照度、および振動などにも依存する。このため、従来の空調制御技術では、例えば、騒音によって心拍のR波間隔が変動したにもかかわらず、室温や湿度が変更され、不快な空調環境が作り出されるおそれがある。本発明の課題は、心拍のR波間隔を利用した快適空調制御においてより適切に空調制御を行うことができる空調制御システムを提供することにある。また、本発明の別の課題は、そのような空調制御システムにおいて空気調和機を制御することができるベビーベッドおよび介護用ベッドを提供することにある。
請求項1に記載の空調制御システムは、空気調和機、心拍測定装置、R波間隔導出装置、音等測定装置、および空調制御装置を備える。なお、ここにいう「空気調和機」とは、エアコン、空気清浄機、除湿器、および加湿器などである。また、心拍測定装置、R波間隔導出装置、音等測定装置、および空調制御装置は1つの装置とされてもよい。また、これらの装置は、ベビーベッドや介護用ベッドなどに設けられてもよい。心拍測定装置は、心拍を測定する。なお、心拍測定装置としては、マット型センサ(静電式や空気圧式など)、マイクロ波センサ、および超音波センサなどの非接触型センサを利用してもよいし、接触型センサを利用してもよい。R波間隔導出装置は、心拍のR波の間隔を求める。音等測定装置は、音、臭い、照度および振動の少なくとも1つを測定する。空調制御装置は、心拍のR波の間隔の情報と音、臭い、照度および振動の少なくとも1つの情報とを利用して空気調和機を制御する。なお、心拍のR波の間隔の情報と音、臭い、照度および振動などの情報とは、それぞれ独立して利用されてもよいし他の制御パラメータを導出するための演算パラメータとして利用されてもかまわない。また、空気調和機と空調制御装置との通信は有線、無線、電灯線、または赤外線などを介して行うことができる。
ここでは、心拍測定装置が、心拍を測定する。そして、R波間隔導出装置が、心拍のR波の間隔を求める。さらに、空調制御装置が、心拍のR波の間隔の情報を利用して空気調和機を制御する。
心電図波形に見られるR波とR波との間隔(以下、R波間隔という)は、一定ではなく常に変動している。心臓の鼓動は自律神経の交感神経と副交感神経との拮抗的支配を受けているため、心拍のR波間隔の変動を解析することによって交感神経と副交感神経との活動状況を明らかにすることができる。交感神経は、身体的・精神的負荷に対して抵抗するため体を活性化させる働きを有する。一方、副交感神経は、休息・休憩を要求する働きを有する。具体的には、身体的・精神的負荷によって交感神経の亢進が起これば、心拍数が増加し、R波間隔が短縮する。このため、R波間隔が短くなれば緊張した状態であると、長くなればリラックスした状態と推定することができる。なお、この心拍のR波間隔の変動は周波数解析により行われることが多い。R波間隔を周波数解析すると、0.04〜0.15Hzの低周波領域(以下、LFという)と0.15Hz以上の高周波領域(以下、HFという)とにそれぞれピークをもつ二つの成分が現れる。交感神経系は、0.15Hz以上の心拍変動を伝達しない特性を有する。したがって、LFとHFとの比(以下、LF/HFと記す)を求め、そのLF/HF値が高いときには交感神経が主に活動していると推定することができ、LF/HF値が低いときには副交感神経が主に活動していると推定することができる。したがって、心拍の測定対象のR波間隔が長くなるように空調環境を制御すれば、その測定対象に快適な空調環境を提供することができる。
ところで、心拍は、空調環境のみならず音、臭い、照度、および振動などによっても変動する。なお、不快な音、臭い、照度や激しい振動があると、心拍数が増加し、R波間隔が短縮する。このため、心拍のみを利用して測定対象の空調環境を制御すると、空気調和機が測定対象にとって快適な空調環境を作り出しているにもかかわらず、空調制御装置が、不快な空調環境を生み出していると誤判断し、せっかく快適に設定された空調環境を不快なものに変化させてしまうおそれがある。しかし、ここでは、音等測定装置が、音、臭い、照度および振動の少なくとも1つを測定する。このため、空調制御装置は、心拍が空調環境により変動しているのか音、臭い、照度および振動などにより変動しているのかを判断することができる。そして、空調制御装置が、音、臭い、照度および振動の少なくとも1つの情報を利用して空気調和機を制御する。したがって、測定対象の空調環境が快適な方から不快な方へ導かれるおそれを排除することができる。その結果、心拍のR波間隔を利用した快適空調制御においてより適切に空調制御を行うことができる。
請求項2に記載の空調制御システムは、請求項1に記載の空調制御システムであって、体動測定装置をさらに備える。体動測定装置は、体動を測定する。なお、体動測定装置としては、マット型センサ(静電式や空気圧式など)、マイクロ波センサ、および超音波センサなどの非接触型センサを利用してもよいし、接触型センサを利用してもよい。また、空調制御装置は、心拍のR波の間隔の情報、音、臭い、照度および振動の少なくとも1つの情報、ならびに体動の情報を利用して空気調和機を制御する。
ここでは、体動測定装置が、体動を測定する。そして、空調制御装置が、心拍のR波の間隔の情報、音、臭い、照度および振動の少なくとも1つの情報、ならびに体動の情報を利用して空気調和機を制御する。
心拍は、身体的・精神的負荷(気温、湿度、音、臭い、照度および振動などを含む)のみならず体動によっても変動する。なお、体動があると、心拍数が増加し、R波間隔が短縮する。このため、心拍や音、臭い、照度、および振動などのみを利用して測定対象の空調環境を制御すると、測定対象が空調環境に不満がなく、また音、臭い、照度、振動の変動なく、単に体を動かしている場合に、空気調和機が測定対象にとって快適な空調環境を作り出しているにもかかわらず、空調制御装置が、空気調和機が不快な空調環境を生み出していると誤判断し、せっかく快適に設定された空調環境を不快なものに変化させてしまうおそれがある。しかし、ここでは、体動測定装置が、体動を測定する。このため、空調制御装置が、心拍が空調環境への不満により変動しているのか、音、臭い、照度および振動などへの不満により変動しているのか、それとも体動により変動しているのかを判断することができる。そして、空調制御装置が、体動の情報をも利用して空気調和機を制御する。したがって、空調環境が快適な方から不快な方へ導かれるおそれを排除することができる。その結果、心拍のR波間隔を利用した快適空調制御においてさらに適切に空調制御を行うことができる。
請求項3に記載の空調制御システムは、請求項1または2に記載の空調制御システムであって、心拍測定装置および体動測定装置は、測定対象に接触した状態で、測定対象の心拍および体動を測定する。なお、ここにいう「測定対象」とは乳児または寝たきりとなっている老人や身体的ハンディキャップを有する人などである。
ここでは、心拍測定装置および体動測定装置が、測定対象に接触した状態で、測定対象の心拍および体動を測定する。このため、精確に測定対象の心拍や体動を測定することができる。
請求項4に記載の空調制御システムは、請求項1または2に記載の空調制御システムであって、心拍測定装置および体動測定装置は、測定対象と非接触の状態で、測定対象の心拍および体動を測定する。なお、ここにいう心拍測定装置および体動測定装置とはマット型センサ(静電式や空気圧式など)、マイクロ波センサ、および超音波センサなどである。
ここでは、心拍測定装置および体動測定装置が、測定対象と非接触の状態で、測定対象の心拍および体動を測定する。このため、測定対象の自由が確保される。したがって、測定対象にストレスを与えることなく心拍や対象を測定することができる。
請求項5に記載の空調制御システムは、請求項4に記載の空調制御システムであって、心拍測定装置および体動測定装置は、静電式マットセンサ、空気圧式マットセンサ、マイクロ波センサ、または超音波センサである。
ここでは、心拍測定装置および体動測定装置が、静電式マットセンサ、空気圧式マットセンサ、マイクロ波センサ、または超音波センサである。このため、1つのセンサで心拍と体動とをほぼ同時に測定することができる。したがって、空調制御システムをより簡易な構成とすることができる。
請求項6に記載の空調制御システムは、請求項1から5のいずれかに記載の空調制御システムであって、音等測定装置は、少なくとも音を測定する。また、空調制御装置は、音の大きさが所定の閾値を第1期間継続して超過する場合には、第2期間空気調和機を停止させる。
測定対象が乳児である場合、空調環境に対する不満、音、臭い、照度および振動などへの不満、あるいは体動など以外で心拍があがるケースが知られている。例えば、乳児が空腹で泣いているときなどである。また、乳児が泣き止んだ後一定時間も乳児の心拍が乱れることが知られている。このため、乳児が泣いているときや泣き止んだ後一定時間にもR波間隔を利用して空調制御を行うと、乳児にとって不快な空調環境を生み出してしまうおそれがある。しかし、ここでは、音等測定装置が、少なくとも音を測定する。このため、乳児の泣き声を検出することができる。そして、空調制御装置が、音の大きさが所定の閾値を第1期間継続して超過する場合には、第2期間空気調和機を停止させる。このため、乳児にとって不快な空調環境を生み出してしまうおそれを排除することができる。
請求項7に記載の空調制御システムは、請求項1から6のいずれかに記載の空調制御システムであって、警報機をさらに備える。警報機は、心拍のR波の間隔が所定の閾値を超過すると警報を発する。なお、ここにいう「警報機」には、警報音を発するものだけでなく警報ランプも含まれる。
ここでは、警報機が、心拍のR波の間隔が所定の閾値を超過すると警報を発する。このため、測定対象が異常な状態にあることを第三者に対して知らせることができる。
請求項8に記載の空調制御システムは、請求項7に記載の空調制御システムであって、空調制御装置は、警報機の動作中は空気調和機に対する制御を停止させる。
ここでは、空調制御装置が、警報機の動作中は空気調和機に対する制御を停止させる。このため、測定対象の異常時に不快な空調環境を生み出すことを防ぐことができる。
請求項9に記載のベビーベッドは、心拍測定部、R波間隔導出部、音等測定部、および空調制御部を備える。心拍測定部は、心拍を測定する。R波間隔導出部は、心拍のR波の間隔を求める。音等測定部は、音、臭い、照度および振動の少なくとも1つを測定する。空調制御部は、心拍のR波の間隔の情報と音、臭い、照度および振動の少なくとも1つの情報とを利用して空気調和機を制御する。
ここでは、心拍測定部が、心拍を測定する。R波間隔導出部が、心拍のR波の間隔を求める。音等測定部が、音、臭い、照度および振動の少なくとも1つを測定する。空調制御部が、心拍のR波の間隔の情報と音、臭い、照度および振動の少なくとも1つの情報とを利用して空気調和機を制御する。このため、心拍の測定対象のR波間隔が長くなるように空気調和機を制御すれば、その測定対象に快適な空調環境を提供することができる。また、ここでは、空調制御装置が、心拍が空調環境への不満により変動しているのか音、臭い、照度および振動などへの不満により変動しているのかを判断することができる。したがって、測定対象の空調環境が快適な方から不快な方へ導かれるおそれを排除することができる。その結果、心拍のR波間隔を利用した快適空調制御においてより適切に空調制御を行うことができる。
請求項10に記載の介護用ベッドは、心拍測定部、R波間隔導出部、音等測定部、および空調制御部を備える。なお、介護用ベッドは、老人向けであってもよいし身体的ハンディキャップを有する人向けであってもよい。心拍測定部は、心拍を測定する。R波間隔導出部は、心拍のR波の間隔を求める。音等測定部は、音、臭い、照度および振動の少なくとも1つを測定する。空調制御部は、心拍のR波の間隔の情報と音、臭い、照度および振動の少なくとも1つの情報とを利用して空気調和機を制御する。
ここでは、心拍測定部が、心拍を測定する。R波間隔導出部が、心拍のR波の間隔を求める。音等測定部が、音、臭い、照度および振動の少なくとも1つを測定する。空調制御部が、心拍のR波の間隔の情報と音、臭い、照度および振動の少なくとも1つの情報とを利用して空気調和機を制御する。このため、心拍の測定対象のR波間隔が長くなるように空気調和機を制御すれば、その測定対象に快適な空調環境を提供することができる。また、ここでは、空調制御装置が、心拍が空調環境への不満により変動しているのか音、臭い、照度および振動などへの不満により変動しているのかを判断することができる。したがって、測定対象の空調環境が快適な方から不快な方へ導かれるおそれを排除することができる。その結果、心拍のR波間隔を利用した快適空調制御においてより適切に空調制御を行うことができる。
請求項1に係る空調制御システムでは、心拍の測定対象のR波間隔が長くなるように空調環境を制御すれば、その測定対象に快適な空調環境を提供することができる。また、ここでは、空調制御装置が、心拍が空調環境により変動しているのか音、臭い、照度および振動などにより変動しているのかを判断することができる。したがって、測定対象の空調環境が快適な方から不快な方へ導かれるおそれを排除することができる。その結果、心拍のR波間隔を利用した快適空調制御においてより適切に空調制御を行うことができる。
請求項2に係る空調制御システムでは、空調制御装置が、心拍が空調環境への不満により変動しているのか、音、臭い、照度および振動などへの不満により変動しているのか、それとも体動により変動しているのかを判断することができる。したがって、空調環境が快適な方から不快な方へ導かれるおそれを排除することができる。その結果、心拍のR波間隔を利用した快適空調制御においてさらに適切に空調制御を行うことができる。
請求項3に係る空調制御システムでは、精確に測定対象の心拍や体動を測定することができる。
請求項4に係る空調制御システムでは、測定対象の自由が確保される。したがって、測定対象にストレスを与えることなく心拍や対象を測定することができる。
請求項5に係る空調制御システムでは、1つのセンサで心拍と体動とをほぼ同時に測定することができる。したがって、空調制御システムをより簡易な構成とすることができる。
請求項6に係る空調制御システムでは、乳児にとって不快な空調環境を生み出してしまうおそれを排除することができる。
請求項7に係る空調制御システムでは、測定対象が異常な状態にあることを第三者に対して知らせることができる。
請求項8に係る空調制御システムでは、測定対象の異常時に不快な空調環境を生み出すことを防ぐことができる。
請求項9に係るベビーベッドでは、心拍の測定対象のR波間隔が長くなるように空気調和機を制御すれば、その測定対象に快適な空調環境を提供することができる。また、ここでは、空調制御装置が、心拍が空調環境への不満により変動しているのか音、臭い、照度および振動などへの不満により変動しているのかを判断することができる。したがって、測定対象の空調環境が快適な方から不快な方へ導かれるおそれを排除することができる。その結果、心拍のR波間隔を利用した快適空調制御においてより適切に空調制御を行うことができる。
請求項10に係る介護用ベッドでは、心拍の測定対象のR波間隔が長くなるように空気調和機を制御すれば、その測定対象に快適な空調環境を提供することができる。また、ここでは、空調制御装置が、心拍が空調環境への不満により変動しているのか音、臭い、照度および振動などへの不満により変動しているのかを判断することができる。したがって、測定対象の空調環境が快適な方から不快な方へ導かれるおそれを排除することができる。その結果、心拍のR波間隔を利用した快適空調制御においてより適切に空調制御を行うことができる。
[空気制御システムの構成]
本実施の形態に係る空調制御システムを図1に示す。
この空調制御システム100は、図1に示すように、主に、エアコン10、制御命令受信装置15、空調コントローラ20、環境センサ30、および空気圧式マット型センサ40から構成される。
[空調制御システムの構成要素]
(1)エアコン
エアコン10は、室内を冷房または暖房する。なお、このエアコン10には、制御命令受信装置15をオプションとして接続するための専用ポートが設けられている。
(2)制御命令受信装置
制御命令受信装置15は、エアコン10のオプション部品であり、エアコン10に設けられる専用ポートに接続される。なお、この制御命令受信装置15は、空調コントローラ20から送信される制御命令信号を受信して、さらにその制御命令信号をエアコン10に送信する役目を担う。
(3)空調コントローラ
空調コントローラ20は、図3に示すように、主に、第1センサ信号受信部21、第2センサ信号受信部22、制御命令送信部23、R波間隔算出部24、警報部25、および制御命令選択部26から構成される。
第1センサ信号受信部21は、環境センサ30から音圧レベル信号、臭気レベル信号、および振動レベル信号を受信する。また、この第1センサ信号受信部21は、音圧レベル、臭気レベル、および振動レベルの情報に基づいて制御命令送信部23を制御する機能をも有する。第2センサ信号受信部22は、空気圧式マット型センサ40から心拍信号および体動信号を受信する。また、この第2センサ信号受信部22は、空気圧式マット型センサ40から閾値を超過する心拍信号を受信すると制御命令送信部23を介してエアコン10を起動させる機能を有する。また、この第2センサ信号受信部22は、心拍および体動の情報に基づいて制御命令送信部23を制御する機能をも有する。制御命令送信部23は、種々の制御命令信号を制御命令受信装置15に送信する。R波間隔算出部24は、心拍情報に基づいてR波間隔を算出する。心電図波形に見られるR波とR波との間隔(以下、R波間隔という)は、一定ではなく常に変動している。心臓の鼓動は自律神経の交感神経と副交感神経との拮抗的支配を受けているため、心拍のR波間隔の変動を解析することによって交感神経と副交感神経との活動状況を明らかにすることができる(図2参照、なお図中、CV−RRとは心拍変動係数である)。交感神経は、身体的・精神的負荷に対して抵抗するため体を活性化させる働きを有する。一方、副交感神経は、休息・休憩を要求する働きを有する。具体的には、身体的・精神的負荷によって交感神経の亢進が起これば、心拍数が増加し、R波間隔が短縮する。このため、R波間隔が短くなれば緊張した状態であると、長くなればリラックスした状態と推定することができる。なお、この心拍のR波間隔の変動は周波数解析により行われることが多い。R波間隔を周波数解析すると、0.04〜0.15Hzの低周波領域(以下、LFという)と0.15Hz以上の高周波領域(以下、HFという)とにそれぞれピークをもつ二つの成分が現れる。交感神経系は、0.15Hz以上の心拍変動を伝達しない特性を有する。したがって、LFとHFとの比(以下、LF/HFと記す)を求め、そのLF/HF値が高いときには交感神経が主に活動していると推定することができ、LF/HF値が低いときには副交感神経が主に活動していると推定することができる。警報部25は、エアコン10の制御が途中で停止されたときに鳴動する。制御命令選択部26は、後述する快適空調制御機能においてエアコン10の設定温度を上昇させるのか下降させるのかを選択する役目を担う。
(4)環境センサ
環境センサ30は、図示しない音センサ、臭気センサ、および振動センサをパッケージ化したものである。なお、この環境センサ30は、ベビーベッド52に取り付けられる。また、この環境センサ30は、専用線を介して空調コントローラ20に通信接続される。
(5)空気圧式マット型センサ
空気圧式マット型センサ40は、ベビーマット51の下部に設けられ、ベビーマット51を介して伝達される乳児60の心拍および体動を空気圧の変動を利用して検出する。なお、この空気圧式マット型センサ40は、専用線を介して空調コントローラ20に通信接続される。
[空調制御システムの機能と制御内容]
(1)エアコン自動起動機能
エアコン自動起動機能を表すフローチャートを図4に示す。
図4において、ステップS11では、第2センサ信号受信部22が、空気圧式マット型センサ40から閾値を超過する心拍を受信したかを判定する。なお、第2センサ信号受信部22は、後述する快適空調制御モードに移るまで常に1分間隔で空気圧式マット型センサ40から心拍を受信している。ステップS11の判定の結果、閾値を超過する心拍を受信していない場合には、ステップS11に戻る。ステップS11の判定の結果、閾値を超過する心拍を検出した場合は、ステップS12に移る。ステップS12では、第2センサ信号受信部22が、制御命令送信部23を介してエアコン10を起動させる。ステップS13では、エアコン10が、自動モードになり、室温を所定の温度に維持する。ステップS14では、エアコン10が、起動時から5分を経過したかを判定する。ステップS14の判定の結果、起動時から5分を経過していない場合には、ステップS14に戻る。ステップS14の判定の結果、起動時から5分を経過している場合には、ステップS15に移る。ステップS15では、エアコン10が、快適空調制御モードに切り替わる。ステップS16では、R波間隔算出部24が起動し、R波間隔算出部24が、心拍の計測に同期してR波間隔を算出し始める。ステップS17では、第1センサ信号受信部21が起動する。ステップS18では、制御命令選択部26が起動する。ステップS19では、警報部45が起動する。
(2)快適空調制御機能
快適空調制御機能を表すフローチャートを図5および図6に示す。なお、図5および図6のフローチャートに示す処理は、定期的に、例えば、3分おきに行われる。
図5および図6において、ステップS21では、制御命令選択部26が、状態値が「上昇」であるか「下降」であるかを判定する。なお、この状態値は、「上昇」と「下降」との二値情報である。また、この状態値の初期値は、「上昇」である。ステップS21の判定の結果、状態値が「上昇」である場合は、ステップS22に移る。ステップS21の判定の結果、状態値が「下降」である場合は、ステップS25に移る。ステップS22では、制御命令送信部23が、設定温度上昇命令を制御命令受信装置15に送信する。なお、この処理は、後述する快適空調制御抑制機能において制御命令信号の送信が可能となっている場合に実行される。また、この設定温度上昇命令には、設定温度幅(例えば、1℃)および状態値が含まれている。ステップS23では、エアコン10が、図示しないサーミスタにより計測される計測室温が新たな設定温度に達したかを判定する。ステップS23の判定の結果、計測室温が新たな設定温度に達した場合は、ステップS24に移る。ステップS23の判定の結果、計測室温が新たな設定温度に達していない場合は、ステップS22に戻る。ステップS24では、エアコン10が、温度上昇を停止する。ステップS25では、制御命令送信部23が、設定温度下降命令を制御命令受信装置15に送信する。なお、この処理は、後述する快適空調制御抑制機能において制御命令信号の送信が可能となっている場合に実行される。また、この設定温度下降命令には、設定温度幅(例えば、1℃)および状態値が含まれている。ステップS26では、エアコン10が、図示しないサーミスタにより計測される計測室温が新たな設定温度に達したかを判定する。ステップS26の判定の結果、計測室温が新たな設定温度に達した場合は、ステップS27に移る。ステップS26の判定の結果、計測室温が新たな設定温度に達していない場合は、ステップS25に戻る。ステップS27では、エアコン10が、温度下降を停止する。ステップS28では、空気圧式マット型センサ40が乳児60の心拍を計測し、第2センサ信号受信部22がその心拍の計測信号を受信する。ステップS29では、R波間隔算出部24が、心拍の計測信号の情報からR波間隔を算出する。ステップS30では、制御命令選択部26が、現R波間隔が設定温度変更前のR波間隔よりも大きいかを判定する。ステップS30の判定の結果、現R波間隔が設定温度変更前のR波間隔よりも大きい場合は、ステップS31に移る。ステップS30の判定の結果、現R波間隔が設定温度変更前のR波間隔以下である場合は、ステップS32に移る。ステップS31では、制御命令選択部26が、状態値を維持する。ステップS32では、制御命令選択部26が、状態値を変更する。ステップS33では、制御命令選択部26が、この処理が第1回目の処理であるかを判定する。ステップS33の判定の結果、この処理が第1回目の処理でない場合は、ステップS34に移る。ステップS33の判定の結果、この処理が第1回目の処理である場合は、処理を終了する。ステップS34では、制御命令選択部26が、この処理において状態値が変更されたかを判定する。ステップS34の判定の結果、この処理において状態値が変更された場合は、ステップS35に移る。ステップS34の判定の結果、この処理において状態値が変更されていない場合は、処理を終了する。ステップS35では、制御命令送信部23が、設定温度維持命令を制御命令受信装置15に送信する。なお、この温度維持命令が制御命令受信装置15に送信されると、エアコン10は一つ前の設定温度で運転する。また、この設定温度維持命令が制御命令受信装置15に送信されると、エアコン10は、その時点から1時間、設定温度上昇命令にも設定温度下降命令にも従わなくなる。
なお、ステップS33では、制御命令選択部26が、この処理が第1回目の処理であるかを判定している。ステップS33の処理が介在しないと、第1回目の処理においてR波間隔が短くなるように設定温度が変更されてしまった場合、ステップS34の処理で、すぐに温度設定維持命令が送信されてしまう。ステップS33の処理は、このような不具合を解消するために設けられている。
(3)快適空調制御抑制機能
快適空調制御抑制機能を表すフローチャートを図7および図8に示す。なお、図7および図8のフローチャートに示す処理は、定期的に、例えば、3分おきに行われる。また、この処理は、快適空調制御機能に先立って、例えば1分前に行われる。
図7および図8において、ステップS41では、第2センサ信号受信部22が、空気圧式マット型センサ40から心拍および体動の信号を受信する。ステップS42では、第1センサ信号受信部21が、環境センサ30から音圧レベルの信号を受信する。ステップS43では、第1センサ信号受信部21が、環境センサ30から臭気レベルの信号を受信する。ステップS44では、第1センサ信号受信部21が、環境センサ30から振動レベルの信号を受信する。ステップS45では、第2センサ信号受信部22が、心拍数が第1閾値未満であるかを判定する。ステップS45の判定の結果、心拍数が第1閾値未満である場合は、ステップS46に移る。ステップS45の判定の結果、心拍数が第1閾値以上である場合は、ステップS51に移る。ステップS46では、第1センサ信号受信部21が、臭気レベルが第2閾値未満であるかを判定する。ステップS46の判定の結果、臭気レベルが第2閾値未満である場合は、ステップS47に移る。ステップS46の判定の結果、臭気レベルが第2閾値以上である場合は、ステップS51に移る。ステップS47では、第1センサ信号受信部21が、振動レベルが第3閾値未満であるかを判定する。ステップS47の判定の結果、振動レベルが第3閾値未満である場合は、ステップS48に移る。ステップS47の判定の結果、振動レベルが第3閾値以上である場合は、ステップS51に移る。ステップS48では、第1センサ信号受信部21が、体動が第4閾値未満であるかを判定する。ステップS48の判定の結果、体動が第4閾値未満である場合は、ステップS49に移る。ステップS48の判定の結果、振動レベルが第4閾値以上である場合は、ステップS51に移る。ステップS49では、第1センサ信号受信部21が、音圧レベルが第5閾値未満であるかを判定する。ステップS49の判定の結果、音圧レベルが第5閾値未満である場合は、ステップS50に移る。ステップS48の判定の結果、音圧レベルが第5閾値以上である場合は、ステップS51に移る。ステップS50では、第1センサ信号受信部21が、音圧レベル≧第5閾値となった最近の時間帯(5分以上)の最終時点から3分が経過したかを判定する。ステップS50の判定の結果、音圧レベル≧第5閾値となった最近の時間帯(5分以上)の最終時点から3分が経過している場合は、ステップS51に移る。ステップS50の判定の結果、音圧レベル≧第5閾値となった最近の時間帯(5分以上)の最終時点から3分が経過していない場合は、ステップS53に移る。ステップS51では、警報部25が鳴動する。ステップS52では、制御命令送信部23が、制御命令信号の送信を可能とする。ステップS53では、制御命令送信部23が、制御命令信号の送信を不可とする。
(4)エアコン自動停止機能
第2センサ信号受信部22は、第2センサ信号受信部22が空気圧式マット型センサ40から心拍信号を受信しなくなって所定時間経過した場合、自動的にエアコン10を停止する。
[空調制御システムの特徴]
(1)
本実施の形態に係る空調制御システム100では、空気圧式マット型センサ40が、心拍を測定する。そして、R波間隔算出部24が、心拍のR波の間隔を求める。さらに、空調コントローラ20が、R波間隔ができるだけ長くなるようにエアコン10を制御する。したがって、この空調制御システム100は、乳児60に快適な空調環境を提供することができる。
(2)
本実施の形態に係る空調制御システム100では、環境センサ30が、音圧レベル、臭気レベル、および振動レベルを測定する。そして、空調コントローラ20は、閾値を超過する音圧レベル、臭気レベル、および振動レベルが検出された場合、制御命令受信装置15に制御命令信号を送信しない。つまり、空調コントローラ20は、心拍が空調環境により変動しているのか音、臭い、および振動などにより変動しているのかを判断していることになる。したがって、乳児60の空調環境が快適な方から不快な方へ導かれるおそれを低めることができる。その結果、心拍のR波間隔を利用した快適空調制御においてより適切に空調制御を行うことができる。
(3)
本実施の形態に係る空調制御システム100では、空気圧式マット型センサ40が、体動を測定する。そして、空調コントローラ20は、閾値を超過する体動が検出された場合、制御命令受信装置15に制御命令信号を送信しない。つまり、空調コントローラ20は、心拍が空調環境により変動しているのか、音、臭い、および振動などにより変動しているのか、あるいは体動により変動しているのかを判断していることになる。したがって、空調環境が快適な方から不快な方へ導かれるおそれを低めることができる。その結果、心拍のR波間隔を利用した快適空調制御においてさらに適切に空調制御を行うことができる。
(4)
本実施の形態に係る空調制御システム100では、心拍測定および体動測定に空気圧式マット型センサ40が採用された。このため、1つのセンサで心拍と体動とをほぼ同時に測定することができる。したがって、空調制御システム100をより簡易な構成とすることができる。また、空気圧式マット型センサ40は、乳児60に接触することなく心拍および体動を測定する。このため、乳児60の自由が確保される。したがって、乳児60にストレスを与えることなく心拍や対象を測定することができる。
(5)
本実施の形態に係る空調制御システム100では、環境センサ30が、音圧レベルを測定する。このため、乳児の泣き声を検出することができる。そして、空調コントローラ20は、音圧レベルが第5閾値を5分間以上連続して超過した場合、その最終時点から3分間、制御命令受信装置15に制御命令信号を送信しない。つまり、空調コントローラ20は、乳児の心拍が安定するまでは制御命令信号を送信しないことになる。このため、乳児にとって不快な空調環境を生み出してしまうおそれを排除することができる。
(6)
本実施の形態に係る空調制御システム100では、心拍数が第1閾値以上である場合、警報部25が鳴動する。このため、乳児60が異常な状態にあることを親などに対して知らせることができる。
(7)
本実施の形態に係る空調制御システム100では、音圧レベル、臭気レベル、および振動レベルのいずれかが所定の閾値以上である場合、空調コントローラ20は、制御命令受信装置15に制御命令信号を送信しない。また、このとき、警報部25が鳴動する。このため、乳児にとって不快な空調環境を生み出してしまうおそれを排除することができる。また、乳児60の周辺に異常が起こっていることを親などに対して知らせることができる。
[変形例]
(A)
先の実施の形態に係る空調制御システム100では、心拍数が第1閾値以上である場合、警報部25が鳴動したが、R波間隔が所定の閾値以上となった場合に警報部25を鳴動させてもよい。
(B)
先の実施の形態に係る空調制御システム100では、警報部25が鳴動している場合、第1センサ信号受信部21がエアコン10への制御命令信号の送信を抑制したが、これに加えて制御命令送信部23が、エアコン10を停止させる制御命令信号を制御命令受信装置15に送信してもよい。
(C)
先の実施の形態に係る空調制御システム100では、乳児60の心拍および体動を測定するために空気圧式マット型センサ40を採用したが、これに代えて、静電式マット型センサを採用してもよい。
(D)
先の実施の形態に係る空調制御システム100では、乳児60の心拍および体動を測定するために空気圧式マット型センサ40を採用したが、これに代えて、マイクロ波センサや超音波センサなどを採用してもよい。
(E)
先の実施の形態に係る空調制御システム100では、音圧レベル、臭気レベル、および振動レベルを加味した空調制御が行われたが、これに照度レベルを加味してもよい。
(F)
先の実施の形態に係る空調制御システム100では、心拍測定および体動測定に空気圧式マット型センサ40を採用し、乳児60の自由を確保したが、心拍測定および体動測定用の接触部を乳児60に接触させて乳児60の心拍および体動を測定してもよい。このようにすれば、より精確に乳児60の心拍や体動を測定することができる。
(G)
先の実施の形態に係る空調制御システム100では、体動が第4閾値以上である場合は、警報部25が警報を鳴動し、制御命令送信部23が制御命令信号の送信を不可としたが、これに代えて、体動が第4閾値以上である時間が所定時間に達した場合は、警報部25が警報を鳴動し、制御命令送信部23が制御命令信号の送信を不可とするようにしてもよい。このようにすれば、偶発的に生じる体動を無視することができる。したがって、より適切な空調制御を実現することができる。
(H)
先の実施の形態に係る空調制御システム100では、エアコン10が制御対象とされたが、空気清浄機、除湿または加湿機などが制御対象とさせてもよい。
(I)
先の実施の形態に係る空調制御システム100では、乳児60に対して快適な空調環境を提供したが、寝たきりとなっている老人やハンディキャップを有する人に対して快適な空調環境を提供してもよい。なお、この場合、空調コントローラ20、環境センサ30、および空気圧式マット型センサ40を介護用ベッドに備え付けるようにしてもよい。
(J)
先の実施の形態に係る空調制御システム100では、警報部25が警報を鳴動したが、これに代えて、警報ランプを採用してもよい。
(K)
先の実施の形態に係る空調制御システム100では、時間的な変動要素を加味した制御を行っていなかったが、例えば、空調コントローラ20に時計機能(日付けを含む)を保持させ、季節を判断させてさらに精密な制御を行ってもよいし、昼夜を判断させて制御方法を変更するようにしてもよい。
(L)
先の実施の形態に係る空調制御システム100では、空調コントローラ20と制御命令受信装置15とが、無線で接続されたが、空調コントローラ20と制御命令受信装置15とは、有線で接続されてもよいし電灯線で接続されてもよいし、赤外線で接続されてもよい。
(M)
先の実施の形態に係る空調制御システム100では、環境センサ30および空気圧式マット型センサ40がベビーベッド52に取り付けられたが、さらに空調コントローラ20をベビーベッド52に取り付けてもかまわない。
本発明に係る空調制御システムは、心拍のR波間隔を利用した快適空調制御においてより適切に空調制御を行うことができるため、従来の心拍のR波間隔を利用した空調制御システムの置き換えを促進することができる。
空調制御システムの構成図。 心拍とR波間隔との関係を表す図。 空調コントローラの内部構造を示す図。 エアコン自動起動機能を表すフローチャート。 快適空調制御機能を表すフローチャート(1)。 快適空調制御機能を表すフローチャート(2)。 快適空調制御抑制機能を表すフローチャート(1)。 快適空調制御抑制機能を表すフローチャート(2)。
符号の説明
10 エアコン
15 制御命令受信装置
20 空調コントローラ
21 第1センサ信号受信部
22 第2センサ信号受信部
23 制御命令送信部
24 R波間隔算出部
25 警報部
26 制御命令選択部
30 環境センサ
40 空気圧式マット型センサ
51 ベビーマット
52 ベビーベッド
60 乳児
100 空調制御システム

Claims (10)

  1. 空気調和機(10)と、
    心拍を測定する心拍測定装置(40)と、
    前記心拍のR波の間隔を求めるR波間隔導出装置(24)と、
    音、臭い、照度および振動の少なくとも1つを測定する音等測定装置(30)と、
    前記心拍のR波の間隔の情報と前記音、臭い、照度および振動の少なくとも1つの情報とを利用して前記空気調和機(10)を制御する空調制御装置(21,22,23,26)と、
    を備える、空調制御システム(100)。
  2. 体動を測定する体動測定装置(40)をさらに備え、
    前記空調制御装置(21,22,23,26)は、前記心拍のR波の間隔の情報、前記音、臭い、照度および振動の少なくとも1つの情報、ならびに前記体動の情報を利用して前記空気調和機(10)を制御する、
    請求項1に記載の空調制御システム(100)。
  3. 前記心拍測定装置および前記体動測定装置は、測定対象(60)に接触した状態で、前記測定対象(60)の心拍および体動を測定する、
    請求項1または2に記載の空調制御システム。
  4. 前記心拍測定装置および前記体動測定装置は、測定対象(60)と非接触の状態で、前記測定対象(60)の心拍および体動を測定する、
    請求項1または2に記載の空調制御システム(100)。
  5. 前記心拍測定装置および前記体動測定装置は、静電式マットセンサ、空気圧式マットセンサ(40)、マイクロ波センサ、または超音波センサである、
    請求項4に記載の空調制御システム(100)。
  6. 前記音等測定装置(30)は、少なくとも音を測定し、
    前記空調制御装置(21,22,23,26)は、前記音の大きさが所定の閾値を第1期間継続して超過する場合には、第2期間前記空気調和機(10)を停止させる、
    請求項1から5のいずれかに記載の空調制御システム。
  7. 前記心拍のR波の間隔が所定の閾値を超過すると警報を発する警報機(25)をさらに備える、請求項1から6のいずれかに記載の空調制御システム(100)。
  8. 前記空調制御装置(21,22,23,26)は、前記警報機(25)の動作中は前記空気調和機(10)に対する制御を停止させる、
    請求項7に記載の空調制御システム。
  9. 心拍を測定する心拍測定部(40)と、
    前記心拍のR波の間隔を求めるR波間隔導出部(24)と、
    音、臭い、照度および振動の少なくとも1つを測定する音等測定部(30)と、
    前記心拍のR波の間隔の情報と前記音、臭い、照度および振動の少なくとも1つの情報とを利用して空気調和機(10)を制御する空調制御部(21,22,23,26)と、
    を備える、ベビーベッド(52)。
  10. 心拍を測定する心拍測定部(40)と、
    前記心拍のR波の間隔を求めるR波間隔導出部(24)と、
    音、臭い、照度および振動の少なくとも1つを測定する音等測定部(30)と、
    前記心拍のR波の間隔の情報と前記音、臭い、照度および振動の少なくとも1つの情報とを利用して空気調和機(10)を制御する空調制御部(21,22,23,26)と、
    を備える、介護用ベッド。
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