JP2005226508A - ガバナ付きエンジン - Google Patents

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Abstract

【課題】 構成の簡素化及び小型軽量化が得られ、かつ円滑な動弁動作が確保できるガバナ付きエンジンを提供する。
【解決手段】 シリンダブロック2に支持軸12を介して回転自在に軸支された円筒状のガバナケース22内に回転に応じて揺動するフライウエイト25を設け、フライウエイト25の揺動に連動して軸方向に進退移動するガバナスリーブ26の進退移動にエンジン回転数を調速するガバナ20を有し、ガバナケース22にクランクシャフト6に設けられたガバナドライブギヤ11に噛み合うガバナドリブンギヤ21及び駆動側タイミングベルトプーリ13を一体に設け、駆動側タイミングベルトプーリ13とカムシャフト8に設けられた従動側タイミングベルトプーリ15とにタイミングベルト17を掛け渡す。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ガバナ付きエンジンに関し、特にシリンダブロックに支持軸を介して回転自在に装着されてクランクシャフトと同期回転する被駆動輪の回転に基づいてエンジン回転数を調速するガバナを備えたガバナ付きエンジンに関する。
吸排気弁のカムシャフトをシリンダヘッドの上部に配置するOHC(オーバヘッドカムシャフト)タイプの汎用エンジンは、例えば、図6にその断面図を示すように、シリンダ部101とクランクケース102が一体形成されたシリンダブロック100を有し、シリンダブロック100にシリンダヘッド103が取付けられている。そして、クランクケース102に回転自在に取り付けられたクランクシャフト104とシリンダ部101に往復動自在に配設された図示しないピストンとがコネクティングロッドを介しして連結され、ピストンの往復動によりクランクシャフト104が回転駆動される。
シリンダヘッド103には、吸気ポートを開閉する吸気弁、排気ポートを開閉する排気弁、点火プラグ(いずれも図示せず)が設けられている。また、吸気弁を開閉動作するカム105を有するカムシャフト106がクランクシャフト104と平行配置されてシリンダヘッド103に回転自在に設けられ、カム105のカム面に接触して揺動するロッカアームが吸気弁に連接されている。排気弁の開閉動作は、カムシャフト106にカム105と位相をずらして取り付けられたカム及びロッカアームによって行われる。シリンダヘッド103には、各ロッカアームやカムシャフト106等の動弁機構を覆うヘッドカバー103aが着脱自在に取付けられている。
クランクシャフト104の回転をカムシャフト106に伝達する動力伝達機構は、クランクシャフト104に設けられた駆動側タイミングベルトプーリ111と、カムシャフト106に設けられた従動側タイミングベルトプーリ112との間にタイミングベルト113が掛け渡されて構成される(例えば特許文献1参照)。
更に、クランクシャフト104にガバナドライブギヤ107が同軸上に設けられている。シリンダブロック100のクランクケース102内には、エンジン回転数を調速する遠心式ガバナ120が設けられている。ガバナ120は、クランクケース102に支持されてクランクシャフト104に対して平行配置された支持軸121を介して回転自在に軸支された円筒状で外周にガバナドライブギヤ107に噛み合うガバナドリブンギヤ123が形成されてクランクシャフト104と同期回転するガバナケース122と、ガバナケース122内に配置されてガバナケース122の回転に応じて揺動するフライウエイト124と、フライウエイト124の揺動に連動して軸方向に進退移動するガバナスリーブ125とを有し、ガバナスリーブ125の先端にクランクケース102に回転自在に装着されたガバナシャフト126の先端部が当接し、ガバナシャフト126の基端に回転自在に取付けられたガバナレバー127が図示しない気化器にスロットルレバー及びガバナロッドを介して連結されている。
この構成によりガバナケース122はクランクシャフト104の回転と同期して回転駆動され、エンジン負荷に変動が生じた場合にクランクシャフト104の回転速度変化に対応してガバナスリーブ125が所定量移動し、この移動量によりガバナシャフト126、ガバナレバー127等を介して気化器のスロットルレバーが動作され、エンジン回転数が調速される。なお、この種の遠心式ガバナについては、特許文献2に開示されている。
特開平10−89444号公報 特開平8−338278号公報
前記汎用エンジンにあっては、クランクシャフト104に駆動側タイミングベルトプーリ111とガバナドライブギヤ107が同軸上で併設されることから、クランクシャフト104が長大になり、かつシリンダブロック100がクランクシャフト104の軸方向に増大してエンジンの大型化及び重量増加の要因となり、かつ構成部品が多く構造が複雑になり製造コストの増大が懸念される。
一方、クランクシャフト104に設けられた駆動側タイミングベルトプーリ111とカムシャフト106に設けられた従動側タイミングベルトプーリ112との間に掛け渡されるタイミングベルト113は、比較的長尺であることから、長期間の使用や過負荷を伴う使用により延びが発生することが懸念される。タイミングベルト113に延びが発生すると、吸気弁や排気弁の開閉タイミングにずれが発生する要因となり、円滑な動弁動作に影響することが懸念される。
また、クランクシャフト104に駆動側スプロケットを設け、カムシャフト106に従動側スプロケットを設け、これらのスプロケット間にチェーンを掛け渡してカムシャフトを駆動するチェーンを用いた動弁機構においても同様なことが懸念される。
従って、かかる点に鑑みなされた本発明の目的は、構成の簡素化及び小型軽量化が得られ、かつ円滑な動弁動作が確保できるガバナ付きエンジンを提供することにある。
前記目的を達成する請求項1に記載のガバナ付きエンジンの発明は、シリンダブロックに支持軸を介して回転自在に装着されてクランクシャフトと同期回転する被駆動輪の回転に基づいてエンジン回転数を調速するガバナを備えたガバナ付きエンジンにおいて、前記被駆動輪が、前記クランクシャフトとカムシャフトとの間に配設され、かつ前記クランクシャフトに設けられたガバナドライブギヤと噛み合うガバナドリブンギヤ及び駆動側タイミングベルトプーリを備え、該駆動側タイミングベルトプーリと前記カムシャフトに設けられた従動側タイミングベルトプーリとの間にタイミングベルトが掛け渡されたことを特徴とする。
前記目的を達成する請求項2に記載のガバナ付きエンジンの発明は、シリンダブロックに支持軸を介して回転自在に装着されてクランクシャフトと同期回転する被駆動輪の回転に基づいてエンジン回転数を調速するガバナを備えたガバナ付きエンジンにおいて、前記被駆動輪が、前記クランクシャフトとカムシャフトとの間に配設され、かつ前記クランクシャフトに設けられたガバナドライブギヤと噛み合うガバナドリブンギヤ及び駆動側スプロケットを備え、該駆動側スプロケットと上記カムシャフトに設けられた従動側スプロケットとの間にチェーンが掛け渡されたことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2のガバナ付きエンジンにおいて、前記ガバナは、前記シリンダブロックに支持軸を介して回転自在に軸支された円筒状のガバナケースと、該ガバナケース内に配置されてガバナケースの回転に応じて揺動するフライウエイトと、該フライウエイトの揺動に連動して軸方向に進退移動するガバナスリーブとを有し、該ガバナスリーブの進退移動に従ってエンジン回転数を調速する遠心式ガバナであって、前記被駆動輪が、前記ガバナケースであることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、ガバナの被駆動輪にクランクシャフトに設けられたガバナドライブギヤに噛み合うガバナドリブンギヤ及び駆動側タイミングベルトプーリを備え、駆動側タイミングベルトプーリとカムシャフトに設けられた従動側タイミングベルトプーリとの間にタイミングベルトを掛け渡すことによって、従来クランクシャフトに設けられていた駆動側タイミングベルトプーリが省略でき、クランクシャフトの短縮化及びシリンダブロックの小型軽量化が得られる。更に、被駆動輪に駆動側タイミングベルトプーリを設けることによって構成部品の削減及び構造の簡素化が得られ、製造コストの削減が期待できる。また、被駆動輪をクランクシャフトとカムシャフトとの間に配設することによって、タイミングベルトの短縮化が得られ、タイミングベルトの短縮に伴ってタイミングベルトの延びによる影響が抑制されて吸気弁や排気弁の開閉タイミングのずれが減少して円滑な動弁動作が確保できる。
請求項2の発明によれば、ガバナの被駆動輪にクランクシャフトに設けられたガバナドライブギヤに噛み合うガバナドリブンギヤ及び駆動側スプロケットを備え、駆動側スプロケットと前記カムシャフトに設けられた従動側スプロケットとの間にチェーンを掛け渡すことによって、従来クランクシャフトに設けられていた駆動側スプロケットが省略でき、クランクシャフトの短縮化及びシリンダブロックの小型軽量化が得られる。更に、ガバナの被駆動輪に駆動側スプロケットを設けることによって構成部品の削減及び構造の簡素化が得られ、製造コストの削減が期待できる。また、被駆動輪をクランクシャフトとカムシャフトとの間に配設することによって、チェーンの短縮化が得られ、チェーンの短縮に伴ってチェーンの延びによる影響が抑制されて吸気弁や排気弁の開閉タイミングのずれが減少して円滑な動弁動作が確保できる。
請求項3の発明は、ガバナの具体的例を示すもので、シリンダブロックに支持軸を介して回転自在に軸支された円筒状のガバナケース内にガバナケースの回転に応じて揺動するフライウエイトを設け、フライウエイトの揺動に連動して軸方向に進退移動するガバナスリーブの進退移動に従ってエンジン回転数を調速する遠心式ガバナであって、被駆動輪をガバナケースによって形成することで、既存のガバナを大きく変更することなく容易に構成することができる。
以下、図を参照して本発明におけるガバナ付きエンジンの実施の形態について詳細に説明する。
(第1実施の形態)
本発明の第1実施の形態を図1乃至図4を参照して説明する。図1は本実施の形態の概要を示すガバナ付き汎用エンジン1の全体断面図、図2は図1のA部拡大図、図3はガバナの概要説明図、図4はガバナのガバナケースの概要を示す断面図である。
エンジン1は図1乃至図3に示すように、シリンダ部3とクランクケース4が一体結合されたシリンダブロック2を有し、シリンダブロック2にシリンダヘッド5が取付けられている。そして、クランクケース4にベアリングを介して回転自在に取付けられたクランクシャフト6とシリンダ部3のシリンダボアに往復自在に配設された図示しないピストンとがコネクティングロッドを介して連結され、ピストンの往復動によりクランクシャフト6が回転駆動される。
シリンダヘッド5には、吸気ポートを開閉する吸気弁、排気ポートを開閉する排気弁、点火プラグ(いずれも図示せず)が設けられ、吸気弁を開閉動作するカム7を有するカムシャフト8がクランクシャフト6と平行配置されてシリンダヘッド5に回転自在に設けられている。このカムシャフト8の回転によってカム7のカム面に接触して揺動するロッカアームが吸気弁に連接されている。排気弁の開閉動作は、カムシャフト8にカム7と位相をずらして取り付けられたカム及びロッカアームによって行われる。シリンダヘッド5には、ロッカアームやカムシャフト8等の動弁機構を覆うヘッドカバー9が着脱自在に取付けられている。
クランクシャフト6の回転をカムシャフト8に伝達する動力伝達機構10は、クランクシャフト6に設けられたガバナドライブギヤ11と、クランクシャフト6とカムシャフト8との間において、シリンダブロック2にクランクシャフト6と平行に設けられた支持軸12によって回転自在に軸支され、被駆動輪である有底円筒状で先端外周にガバナドライブギヤ11と噛み合うガバナドリブンギヤ21及び駆動側タイミングベルトプーリ13が併設して形成されたガバナケース22と、カムシャフト8に設けられた従動側タイミングベルトプーリ15と、駆動側タイミングベルトプーリ13と従動側タイミングベルトプーリ15との間に掛け渡された無端状のタイミングベルト17によって構成されている。これら、クランクシャフト6と支持軸12とカムシャフト8は直線状に配列されている。
ガバナケース22に形成される駆動側タイミングベルトプーリ13は、円板状で外周に等ピッチで略矩形状の歯14が突設形成され、従動側タイミングベルトプーリ15も同様にその外周に等ピッチで略矩形状の歯16が突設形成されている。タイミングベルト17は、その内周に略矩形状の内歯18が等ピッチで突設した無端状で、駆動側タイミングベルトプーリ13の歯14に隣接する内歯18間の歯溝19が係合し、同様に従動側タイミングベルトプーリ15の歯16に内歯18間の歯溝19が係合して駆動側タイミングベルプーリ13と従動側タイミングベルトプーリ15の間に掛け渡されている。
一方、ガバナ20は、図2乃至図4示すように、シリンダブロック2にクランクシャフト6と平行配置されて取付けられた支持軸12に回転自在に軸支された有底円筒状のガバナケース22を有し、ガバナドライブギヤ11に噛み合うガバナドリブンギヤ21によってガバナケース22がクランクシャフト6と同期して回転駆動される。このガバナケース22内に支軸24によってガバナケース22の回転に伴う遠心力で揺動(拡開)するフライウエイト25が設けられている。フライウエイト25の基端部は支持軸12にその軸方向に摺動自由に備えられたガバナスリーブ26と当接し、フライウエイト25の遠心付勢力によってガバナスリーブ26を軸方向に摺動させる。ガバナスリーブ26の先端にクランクケース4に回転自在に装着されたガバナシャフト27の湾曲形成された先端部が当接し、ガバナシャフト27の基端に回転自在に固定されたガバナレバー28が図示しない気化器のスロットルレバーにガバナロッド29を介して連結されている(図3参照)。
ガバナレバー28と図示しないスピードコントロールレバーの間にはガバナスプリング30が張設されており、ガバナレバー28の回転量即ちガバナスリーブ26の移動量に応じた付勢力をガバナレバー28に付勢している。この付勢力はガバナシャフト27を介してガバナスリーブ26の先端に伝達され、上記遠心付勢力に対抗する方向に対抗付勢力を発生させている。
この構成により、エンジン運転中に負荷変動が生じた場合、これに起因するクランクシャフト6の回転速度変化に対応してガバナドライブギヤ11に噛み合うガバナドリブンギヤ21を介してクランクシャフト6と同期して回転するガバナケース22の回転速度が変化し、ガバナケース22の回転速度の変化に伴う遠心力によって揺動するフライウエイト25によりガバナスリーブ26が所定量移動し、この移動量に応じガバナシャフト27、ガバナレバー28等を介して気化器のスロットルレバーが動作され、エンジン回転数が調速される。
一方、クランクシャフト6に設けられたガバナドライブギヤ11に噛み合うガバナドリブンギヤ21によってクランクシャフト6と同期回転する駆動側タイミングベルトプーリ13とカムシャフト8に設けられた従動側タイミングベルトプーリ15との間に掛け渡されたタイミングベルト17は、駆動側タイミングベルトプーリ13がクランクシャフト6とカムシャフト8との間に配置されることから、駆動側タイミングベルトプーリ13が従動側タイミングベルトプーリ15に比較的接近して配置することができ、従来に比べ大幅に短縮できる。このタイミングベルト17の短縮に伴って、長期間の使用や過負荷を伴う使用によるタイミングベルト17の延びが減少して、タイミングベルト17の延びによる影響が抑制されて吸気弁や排気弁の開閉タイミングのずれが減少して円滑な動弁動作が確保でき、信頼性が向上する。
また、従来クランクシャフト6と同軸上に配置されていた駆動側タイミングベルトプーリの省略に伴って、そのための配置スペースが不要になりクランクシャフト6の短縮化が得られ、かつクランクケース4のクランクシャフト6の軸方向におけるクランクケース4の縮小が可能になり、シリンダブロック2の小型軽量化が得られる。また、ガバナケース22にガバナドリブンギヤ21と共に駆動側タイミングベルトプーリ13を一体形成することによって構成部品の削減が得られると共に構造の簡素化が得られ、エンジン1の製造コストの削減が期待できる。
また、ガバナケース22の外周にガバナドリブンギヤ21及び駆動側タイミングベルトプーリ13を形成することによって既存のガバナ20を大きく変更することなく、容易に本実施の形態を構成することができる。
更に、クランクシャフト6に設けられたガバナドライブギヤ11に対するガバナケース22に形成されたガバナドリブンギヤ21の減速比を大きく設定することによって、従動側タイミングベルトプーリ15の有効径を小さくでき、容易にシリンダブロック2並びにシリンダヘッド5の小型化を図ることもできる。
(第2実施の形態)
本発明の第2実施の形態について図5を参照して説明する。図5は第1実施の形態における図2に対応する要部断面図であり、図1乃至図4と対応する部分に同一符号を付することで該部の詳細な説明は省略する。
本実施の形態は、クランクシャフト6の回転をカムシャフト8に伝達する動力伝達機構10としてチェーン32を採用する。すなわち、第1実施の形態におけるガバナケース22に形成される駆動側タイミングベルトプーリ13に代えてガバナケース22に駆動側スプロケット31を一体形成すると共に、カムシャフト8に従動側タイミングベルトプーリ15に代えて図示しない従動側スプロケットを設け、両スプロケット間にチェーン32を掛け渡し、クランクシャフト6の回転をカムシャフト8に伝達する。その他の構成は、上述の第1実施の形態と同一である。
この構成により、ガバナケース22に形成された駆動側スプロケット31と従動側スプロケットとに掛け渡されるチェーン32は、駆動側スプロケット31がクランクシャフト6とカムシャフト8との間に配置されることから、駆動側スプロケット31を従動側スプロケットに比較的接近して配置することができ、従来に比べ大幅に短縮できる。このチェーン32の短縮に伴って、長期間の使用や過負荷を伴う使用によるチェーン32の延びが減少して、チェーン32の延びによる影響が抑制されて吸気弁や排気弁の開閉タイミングのずれが減少して円滑な動弁動作が確保でき、信頼性が向上する。
また、第1実施の形態と同様に従来クランクシャフト6と同軸上に配置されていた駆動側スプロケットの省略に伴って、そのための配置スペースが不要になりクランクシャフト6の短縮化及びクランクケース4を含むシリンダブロック2の小型軽量化が得られる。また、ガバナケース22にガバナドリブンギヤ21と共に駆動側スプロケット31を一体形成することによって構成部品の削減が得られると共に構造の簡素化が得られ、エンジン1の製造コストの削減が期待できる。また、ガバナケース22の外周にガバナドリブンギヤ21及び駆動側スプロケット31を形成することによって既存のガバナ20を大きく変更することなく、容易に本実施の形態を構成することができる。
本発明の第1実施の形態に係り、汎用エンジンの全体断面図である。 同じく、図1のA部拡大図である。 同じく、ガバナの概要説明図である。 同じく、ガバナの概要を示す断面図である。 本発明の第2実施の形態に係り、汎用エンジンの要部断面図である。 従来の汎用エンジンの概要を示す全体断面図である。
符号の説明
1 エンジン
2 シリンダブロック
6 クランクシャフト
8 カムシャフト
10 動力伝達機構
11 ガバナドライブギヤ
12 支持軸
13 駆動側タイミングベルトプーリ
15 従動側タイミングベルトプーリ
17 タイミングベルト
20 ガバナ
21 ガバナドリブンギヤ
22 ガバナケース(回転部材)
25 フライウエイト
26 ガバナスリーブ
27 ガバナシャフト
31 駆動側スプロケット
32 チェーン

Claims (3)

  1. シリンダブロックに支持軸を介して回転自在に装着されてクランクシャフトと同期回転する被駆動輪の回転に基づいてエンジン回転数を調速するガバナを備えたガバナ付きエンジンにおいて、
    前記被駆動輪が、前記クランクシャフトとカムシャフトとの間に配設され、かつ前記クランクシャフトに設けられたガバナドライブギヤと噛み合うガバナドリブンギヤ及び駆動側タイミングベルトプーリを備え、
    該駆動側タイミングベルトプーリと前記カムシャフトに設けられた従動側タイミングベルトプーリとの間にタイミングベルトが掛け渡されたことを特徴とするガバナ付きエンジン。
  2. シリンダブロックに支持軸を介して回転自在に装着されてクランクシャフトと同期回転する被駆動輪の回転に基づいてエンジン回転数を調速するガバナを備えたガバナ付きエンジンにおいて、
    前記被駆動輪が、前記クランクシャフトとカムシャフトとの間に配設され、かつ前記クランクシャフトに設けられたガバナドライブギヤと噛み合うガバナドリブンギヤ及び駆動側スプロケットを備え、
    該駆動側スプロケットと上記カムシャフトに設けられた従動側スプロケットとの間にチェーンが掛け渡されたことを特徴とするガバナ付きエンジン。
  3. 前記ガバナは、前記シリンダブロックに支持軸を介して回転自在に軸支された円筒状のガバナケースと、該ガバナケース内に配置されてガバナケースの回転に応じて揺動するフライウエイトと、該フライウエイトの揺動に連動して軸方向に進退移動するガバナスリーブとを有し、該ガバナスリーブの進退移動に従ってエンジン回転数を調速する遠心式ガバナであって、
    前記被駆動輪が、前記ガバナケースであることを特徴とする請求項1または2に記載のガバナ付きエンジン。
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