JP2005225289A - 車両の駆動力伝達部構造 - Google Patents
車両の駆動力伝達部構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005225289A JP2005225289A JP2004034152A JP2004034152A JP2005225289A JP 2005225289 A JP2005225289 A JP 2005225289A JP 2004034152 A JP2004034152 A JP 2004034152A JP 2004034152 A JP2004034152 A JP 2004034152A JP 2005225289 A JP2005225289 A JP 2005225289A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sprocket
- attached
- chain
- transmission
- hub
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Gears, Cams (AREA)
- Transmission Devices (AREA)
Abstract
【解決手段】 出力軸に駆動スプロケットを取付け、後輪の車軸54に回転自在にハブ87を取付け、このハブ87に一方向クラッチ88を介して被動スプロケット55を取付け、駆動スプロケットと被動スプロケット55とにチェーンを掛け、足漕ぎ式のペダルから駆動力を出力軸に伝えることで後輪を回転させるダウンヒルバイクの駆動力伝達部構造において、被動スプロケット55とハブ87との間に且つ一方向クラッチ88と並列に、摩擦力を発生させるOリング91を介在させた。
【選択図】 図4
Description
図22は従来の車両の駆動力伝達部構造を示す断面図であり、フリーホイールの本体301に複数の鋼球302を介してラチェットリング303を回転可能に取付けるとともに、ラチェットリング303の内周面からフリーホイールの本体301の外周面へラチェット爪304をほぼ径方向に揺動可能に起立させてラチェット爪304の先端をフリーホイールの本体301の外周面に設けたラチェット歯に係合させ、ラチェットリング303にスプロケットホイール306をねじ結合したことを示す。
ペダルを漕がずに足を載せたまま、自転車の慣性で坂道等を走行するときには、後輪が回転するだけでチェーンは回らないから、このときは変速不可能になる。
第2一方向クラッチの両側をOリング及びキャップ部材でシールすることが可能になる。
駆動力伝達部に大きな荷重が加わったときには、被動スプロケットと摩擦部材との間、又はハブと摩擦部材との間で滑らせることができ、駆動力伝達部各部に過負荷が作用するのを防止することができる。
図1は本発明に係る車両の側面図であり、車両としてのダウンヒルバイク10は、林道やシーズン以外のスキー場などに設けたコースを下ってタイムを競うダウンヒル競技用の自転車であり、車体フレーム11の前端に備えるヘッドパイプ12にフロントフォーク13を操舵自在に取付け、このフロントフォーク13の下端に前輪14を取付け、フロントフォーク13の上部にバーハンドル16を取付け、車体フレーム11の後部に上下スイング自在にリヤフォーク17を取付け、このリヤフォーク17の後端に後輪18を取付け、この後輪18へ駆動力を伝えるために車体フレーム11の下部に変速装置22を取付け、この変速装置22の入力軸となるクランク軸23の両端にそれぞれ左右のアーム24,26(手前側の符号26のみ示す。)を介して左右のペダル27,28(手前側の符号28のみ示す。)を取付けたものである。
(a)は側面図であり、後部フレーム33の後面33aに一体に板状突部33bを設け、この板状突部33bに縦長の長穴33cを開け、この長穴33cに六角穴付きボルト66を通し、板状突部33bにチェーン張力調整装置63を取付けたことを示す。
上記のハブ87、スポーク101、リム(不図示)、リムに装着したタイヤ(不図示)は、駆動輪としての後輪18(図1参照)を構成するものである。
アウタクラッチ104は、被動スプロケット55(図4参照)に一体に形成したものである。
以上に述べたペダル27,28(図1参照。符号27は不図示。)から一方向クラッチ88までが、ダウンヒルバイク10(図1参照)の駆動力伝達部である。
変速装置22は、ケース110を左ケース111と右ケース112とから構成し、これらの左ケース111及び右ケース112にベアリング161,162を介してクランク軸23を取付け、同じく左ケース111及び右ケース112にベアリング163,164を介して中空の出力軸52を取付け、これらの左ケース111及び右ケース112を後部フレーム32,33(図1参照)に設けた取付部32e,32f,33e,33fに複数の取付ボルト166で取付けたものである。なお、167,168,169はシール部材である。
変速用スプロケット121〜127は、歯数が最も多い(即ち、外径が最も大きい)1段目の変速用スプロケット121から歯数が最も少ない(即ち、外径が最も小さい)7段目の変速用スプロケット127までを変速装置22の左方(図の上方)から右方(図の下方)に順に並べたものである。
ディレイラー131は、ベース部136、ブラケット141間に第1リンク137及び第2リンク138を平行に取付けることで、ガイドプーリー143を変速装置22の左右方向に平行に移動させるとともに、支軸135の軸線135aに対して第1リンク137及び第2リンク138のそれぞれのスイング軸を傾けて取付けることで、図の表裏方向へも移動させるようにしたものである。
ディレイラー131は、第1リンク137(図8参照)及び第2リンク138(図8参照)によって、ガイドプーリー143及びテンションプーリー148を変速装置22の左右方向に移動させたときに、掛け替えた変速用スプロケット121〜127のいずれかとガイドプーリー143との距離ががほぼ同一となるように変速装置22の左右方向に移動しつつ変速装置22の前後方向に移動する。例えば、1段目の変速用スプロケット121に変速用チェーン128を掛け替えるときには、ガイドプーリー143は前方斜め左方に移動して変速用スプロケット121の前方に接近し、7段目の変速用スプロケット127に変速用チェーン128を掛け替えるときには、ガイドプーリー143は後方斜め右方へ移動して変速用スプロケット127の前方に接近する。
変速用ケーブル155は、アウタチューブ216と、このアウタチューブ216内に移動自在に挿入したインナワイヤ217とからなり、左ケース111に嵌めたグロメット218を貫通させ、ベース部136に一体成形したケーブル支持部136aにアウタチューブ216の端部を挿入し、第1リンク137のケーブル支持部137cにインナワイヤ217の先端に設けた係止片221を係止したものである。
ガイドプーリー143は、支軸142に、ブッシュ231、筒状部材232、複数のニードル233、カラー234を介して取付けた部材である。
テンションプーリー148は、プーリー支持プレート144,146に渡した支軸147にベアリング235を介して取付けた部材である。
図16(a),(b)は本発明に係るチェーン張力調整装置の作用を示す断面図である。なお、形状を理解しやすくするために、後部フレーム33の板状突部33bにクロスハッチングを施した。
(a)において、まず、六角穴付きボルト66を六角レンチで矢印の方向に回して弛める。次に、ロックナット74を矢印の方向に回転させて弛める。
この後、ロックナット74を矢印の方向に回転させて締め込む。そして、六角穴付きボルト66を六角レンチで矢印の方向に回して締め込む。これで、チェーン張力調整が完了する。
図4において、Oリング91をハブ87とアウタクラッチ104との間に介在させた状態では、Oリング91は圧縮されているために、ハブ87とアウタクラッチ104との間に相対回転させようとするトルクを加えると、ハブ87とOリング91との間、及びOリング91とアウタクラッチ104との間には大きな摩擦力が発生する。
図17は本発明に係る変速装置の作用を示す第1作用図である。
図12の状態から、図17において、変速用ケーブル155のインナワイヤ217を弛めて矢印の方向へ移動させると、第1リンク137と第2リンク138との内側に配置したスプリング237(図15参照)の弾性力によって、第1リンク137及び第2リンク138はケース110内の右方(図の下方である。)にスイングし、ガイドプーリー143は、白抜き矢印で示すように、ケース110内を右方に平行移動する。
図13の状態から、図18において、第1リンク137(図17参照)及び第2リンク138(図17参照)のケース110内の右方(図の下方である。)へのスイングに伴って、ブラケット141、ガイドプーリー143、テンションプーリー148は、白抜き矢印で示すように、ケース110内を右方で且つ出力軸52に接近するように平行に移動する。
図6の状態から、ディレイラー131のガイドプーリー143が、図19に示すように、第1リンク137及び第2リンク138のスイングに伴って、手前側で且つ出力軸52側へ移動し、変速用スプロケット121側から変速用スプロケット127側へ変速する。
またこのときに、歯数の少ない変速用スプロケット127に変速した状態では、変速用チェーン128の長さのうち、大スプロケット116及び変速用スプロケット127に掛けた変速用チェーン128の残りの長さが、図6に示した大スプロケット116及び変速用スプロケット121に掛けた変速用チェーン128の残りの長さよりも長くなるため、テンションプーリー148はトーションスプリング223,224(図13参照)の回転力によってガイドプーリー143の支軸142を中心にして矢印で示す方向、即ち時計回りに回転し、変速用チェーン128の張力を維持する。
図7の状態から、変速用チェーン128(ここでは、位置が理解しやすいように、黒く塗りつぶした。)が変速用チェーン121側から変速用チェーン127へ掛け替わると、これに伴って、大スプロケット116はケース110内をクランク軸23に沿ってスライド機構114の作用によってケース110内を左方から右方へ移動する。
一方向クラッチ250は、インナクラッチとしてのハブ251と、このハブ251に径方向にスイング自在に取付けた複数の爪部材252と、これらの爪部材252の先端が係合する係合凹部253を内周面に複数形成した筒状のアウタクラッチ254と、爪部材252を弾性力で係合凹部253に押し付けるスプリング(不図示)とからなり、アウタクラッチ254を被動スプロケット55に一体に形成したものである。なお、257はアウタクラッチ254がハブ251から抜けるのを防止するためにハブ251の端面258に複数のボルト94で取付けた抜け止め用キャップである。
Claims (3)
- 支軸に駆動スプロケットを取付け、駆動輪の車軸に回転自在にハブを取付け、このハブに第1一方向クラッチを介して被動スプロケットを取付け、前記駆動スプロケットと被動スプロケットとに主チェーンを掛け、足漕ぎ式のペダルから駆動力を前記支軸に伝えることで駆動輪を回転させる車両の駆動力伝達部構造において、
前記被動スプロケットと前記ハブとの間に且つ前記第1一方向クラッチと並列に、摩擦力を発生させる摩擦部材を介在させたことを特徴とする車両の駆動力伝達部構造。 - 前記ペダルと前記支軸との間に、ペダルで回転させるクランク軸と、このクランク軸に取付けたクランク軸側スプロケットと、前記支軸に取付けた歯数違いの複数の変速用スプロケットと、前記クランク軸側スプロケット及び前記変速用スプロケットに掛けた副チェーンと、前記変速用スプロケットのいずれかに前記副チェーンを掛け替えるために副チェーンを側方へ移動させるディレイラーとを備え、
前記クランク軸に第2一方向クラッチを介して前記クランク軸側スプロケットを取付けたことを特徴とする請求項1記載の車両の駆動力伝達部構造。 - 前記摩擦部材はOリングであり、前記車軸の軸方向であって前記第1一方向クラッチの一側方に前記Oリングを配置し、他側方に前記ハブの側面を覆うキャップ部材を配置したことを特徴とする請求項2記載の車両の駆動力伝達部構造。
Priority Applications (10)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004034152A JP2005225289A (ja) | 2004-02-10 | 2004-02-10 | 車両の駆動力伝達部構造 |
TW094103084A TWI283219B (en) | 2004-02-10 | 2005-02-01 | Chain tension structure |
CN200510068538.7A CN1676416B (zh) | 2004-02-10 | 2005-02-07 | 链条张紧结构 |
CN2007101099917A CN101074040B (zh) | 2004-02-10 | 2005-02-07 | 车辆的驱动力传输单元结构 |
CA002496408A CA2496408C (en) | 2004-02-10 | 2005-02-09 | Chain tension structure |
US11/053,429 US8371974B2 (en) | 2004-02-10 | 2005-02-09 | Chain tension structure |
EP05002823A EP1564128B1 (en) | 2004-02-10 | 2005-02-10 | Transmission overload prevention structure |
ES05002823T ES2285581T3 (es) | 2004-02-10 | 2005-02-10 | Estructura de prevencion de sobrecarga de transmision. |
DE602005000939T DE602005000939T2 (de) | 2004-02-10 | 2005-02-10 | Überlastverhinderungsstruktur für Getriebe |
AT05002823T ATE360568T1 (de) | 2004-02-10 | 2005-02-10 | Überlastverhinderungsstruktur für getriebe |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004034152A JP2005225289A (ja) | 2004-02-10 | 2004-02-10 | 車両の駆動力伝達部構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005225289A true JP2005225289A (ja) | 2005-08-25 |
Family
ID=35000349
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004034152A Pending JP2005225289A (ja) | 2004-02-10 | 2004-02-10 | 車両の駆動力伝達部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005225289A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005225285A (ja) * | 2004-02-10 | 2005-08-25 | Honda Motor Co Ltd | チェーンテンション構造 |
JP2008044556A (ja) * | 2006-08-18 | 2008-02-28 | Honda Motor Co Ltd | 2輪車用車輪の軸受構造 |
JP2014532007A (ja) * | 2011-10-17 | 2014-12-04 | ベッティーン・カルステン | コンパクトな折り畳み自転車 |
-
2004
- 2004-02-10 JP JP2004034152A patent/JP2005225289A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005225285A (ja) * | 2004-02-10 | 2005-08-25 | Honda Motor Co Ltd | チェーンテンション構造 |
JP4516326B2 (ja) * | 2004-02-10 | 2010-08-04 | 本田技研工業株式会社 | チェーンテンション構造 |
JP2008044556A (ja) * | 2006-08-18 | 2008-02-28 | Honda Motor Co Ltd | 2輪車用車輪の軸受構造 |
JP2014532007A (ja) * | 2011-10-17 | 2014-12-04 | ベッティーン・カルステン | コンパクトな折り畳み自転車 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1564128B1 (en) | Transmission overload prevention structure | |
EP1564126B1 (en) | Structure of transmission for bicycle | |
JP2005271911A (ja) | 自転車用変速装置 | |
US5971884A (en) | Power changing apparatus of bicycle hub | |
NL1031375C2 (nl) | Overbrenging voor een rijwiel. | |
US7621834B2 (en) | Bicycle transmission apparatus including a one-way clutch and a slide mechanism, and bicycle incorporating same | |
US11459062B2 (en) | Bicycle derailleur | |
US20060068956A1 (en) | Transmission system for a bicycle, and bicycle incorporating same | |
US6439592B1 (en) | Two-wheel drive two-wheeled vehicle | |
US20030034627A1 (en) | Bi-directional pedaling system | |
US7367575B2 (en) | Arrangement structure of speed-change cable | |
US20040192480A1 (en) | Transmission apparatus for a bicycle | |
JP4942423B2 (ja) | 2輪車用車輪の軸受構造 | |
US6004240A (en) | Bicycle hub transmission having a two-piece driver | |
JP2005225289A (ja) | 車両の駆動力伝達部構造 | |
JP4516326B2 (ja) | チェーンテンション構造 | |
US9650106B1 (en) | Two wheel drive bicycle with a dual chain-and-sprocket drive mechanism driven by a two-sided paddle-sprocket system | |
JP2005225285A5 (ja) | ||
US6013005A (en) | Bicycle hub transmission with a cylindrical bolt for coupling a weight support to a hub shell | |
KR20140102588A (ko) | 자전거용 무단 변속 장치 | |
US20210371046A1 (en) | Pedal assembly for a gear driven cycle | |
US20210276663A1 (en) | Kits to convert single-speed bicycles to multi-speed bicycles | |
US667238A (en) | Changeable-speed gear for bicycles. | |
KR20090037266A (ko) | 운동용 자전거 | |
JP2004003564A (ja) | 自転車用クラッチ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20061129 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20081128 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081203 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20090130 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20090224 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |