JP2005223738A - 指示入力装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 指示入力情報(15)を照光するバックライト光の色調で、操作者により確実に指示入力で制御しようとする制御データの内容を伝達できる指示入力装置を提供する。
【解決手段】 赤、緑、青の3原色で発光する3個の発光素子12R、12G、12B))の発光強度又は発光時間を調整し、指示入力の指標となる指示入力情報(15)の内容に合わせた色調のバックライト光を表示パネル(4)の背面側に導光し、表示パネル(4)に表示された指示入力情報(15)を背面側から照光するので、操作者は、バックライト光の色調と合わせてより効果的に指示入力情報(15)を認識することができる
【選択図】 図3
Description
本発明は、主に家電機器へ種々の指示入力作を行う為の指示入力装置に関し、更に詳しくは、指示入力の指標として表示パネルで表示される指示入力情報を、背面側からバックライト光で照光し、指示入力情報を見やすくした指示入力装置に関する。
従来、液晶表示装置等で構成された表示パネルと操作パネルを積層させた指示入力装置が知られている(例えば特許文献1参照)。表示パネルには、種々の指示入力の指標となる指示入力情報が表示され、操作者は、操作パネルの操作領域において、これらの表示を参考に対応する位置を指示入力する。
以下、この種の従来の指示入力装置100を図9と図10で説明すると、指示入力装置100は、矩形状の筐体101内に、外方(前方)から液晶表示パネル102、導光板103、操作パネル104が積層配置されている。
液晶表示パネル102は、指示入力装置100に対する指示入力の内容に応じて、図示しない液晶ドライバにより、その表示領域へ複数の指示入力情報105、105(図10参照)を所定位置に表示するもので、操作者はこの指示入力情報105を目安に後述する指示入力を行う。
導光板103の側方には、端面に沿って冷陰極線管107が配置され、導光板103は、冷陰極線管107から発光されるバックライト光を散乱させながら液晶表示パネル102の背面側に導光する。これにより、液晶表示パネル102の表示領域は、その背面側からバックライト光で照光され、指示入力情報105が見やすいものとなる。
操作パネル104は、電磁誘導方式で位置指定ペン106による指示入力位置を検出するもので、位置指定ペン106から送出される電磁波を検出するために、XY方向に複数のループコイルが形成されている。これにより、液晶表示パネル102の表面側に表示領域に沿った操作エリアが形成され、操作エリアに接近させた位置指定ペン106の指示入力位置が検出される。
すなわち、操作者が所定の電磁波を送出する位置指定ペン106を操作エリアに接近させると、その指示入力位置でのループコイルに発生する誘導起電力の振幅が最大となり、XY方向それぞれで振幅が最大となるループコイルの位置から、指示入力位置のX、Y座標が検出される。
一般にこのように構成された指示入力装置100においては、操作エリア内の任意位置で互いに重ならない複数の指示入力エリアが設定されている。各指示入力エリアには、所定の制御データが関連づけられ、操作パネルで検出した指示入力位置が特定の指示入力エリア内にあると、その指示入力エリアに関連づけられた制御データが被制御機器へ出力される。
液晶表示パネル102に表示される指示入力情報105は、指示入力の指標として、この指示入力エリアに関連づけられた制御データに関連する内容が表示される。例えば図10に示すように、制御データが給湯器に対して給湯温度を制御するものである場合に、設定給湯温度を上昇させる制御データが関連づけられた指示入力エリアの表示領域に「上向き三角」の指示入力情報105aが、下降させる制御データが関連づけられた指示入力エリアの表示領域に「下向き三角」の指示入力情報105bが、また、その他の表示領域に、現在設定されている給湯温度等の給湯温度設定の指標となる指示入力情報105cが、それぞれ表示される。
操作者が「上向き三角」の指示入力情報105aへ位置指定ペン106を接近させると給湯温度を上昇させる制御データが関連づけられた指示入力エリア内の指示入力位置が検出され、設定給湯温度を上昇させる制御データが給湯器へ出力されると共に、上昇した設定温度の指示入力情報105cが新たに表示される。従って、操作者は、液晶表示パネル102の指示入力情報105を確認しながら、希望する指示入力を行うことができる。
このように構成された指示入力装置100では、表示パネル102自体が光源を持たないので、指示入力情報105を見やすくするために、導光板103をその背面側に配置し、背面側からバックライト光で照光している。
しかしながら、単純に液晶表示パネル102の背面側を単色光で照光するだけのものであることから、例えば、給湯設定温度を50℃とする制御を誤って指示入力してしまう場合のように、指示入力で制御しようとする制御内容が異常なものであっても、50℃と表示される指示入力情報105の表示のみでは、その制御内容が異常であることを操作者に伝達しにくく、誤った指示入力のまま制御が実行される危険があった。
また、この種の指示入力装置100は、被制御機器の付属装置であることから、CRTやフルカラーの液晶表示パネル等の高価若しくは構成が大型化する複雑な部品を、表示パネル102として採用することができず、デザイン上制約される単色で単調な表示とならざるを得なかった。
本発明は、このような従来の問題点を考慮してなされたものであり、指示入力情報を照光するバックライト光の色調で、操作者により確実に指示入力で制御しようとする制御データの内容を伝達できる指示入力装置を提供することを目的とする。
また、安価でかつ簡単な構成で、表示領域の背景を多彩な色調で、操作者の嗜好に合わせた種々のデザインとする指示入力装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、請求項1の指示入力装置は、表示領域に、任意の指示入力情報を表示可能な表示パネルと、赤、緑、青の3原色で発光する3個の発光素子の組み合わせで構成され、3個の発光素子の発光強度又は発光時間を調整して任意の色調のバックライト光を発光するバックライト光源と、表示パネルの背面側に沿って積層配置され、バックライト光源から発光されるバックライト光を表示パネルの背面側に導光する導光板と、表示領域が目視可能な状態で、表示領域の背面側若しくは表面側に沿って操作エリアが設定され、操作エリアへの指示入力位置を検出する操作パネルと、指示入力位置が、操作エリアの一部に設定された指示入力エリア内にあるときに、その指示入力エリアに関連づけられた制御データを出力するデータ出力部とを備え、指示入力の指標として表示領域に表示される指示入力情報を、背面側から指示入力情報の内容に合わせた色調のバックライト光で照光することを特徴とする。
3個の発光素子の光強度または発光時間をそれぞれ調整するだけで、指示入力情報の内容に合わせた色調のバックライト光が、任意の時間、背面側から照光される。
請求項2の指示入力装置は、指示入力情報は、給湯器から給湯される湯の温度を設定する指示入力の指標として、設定給湯温度を表示する表示情報であり、設定給湯温度によりバックライト光の色調が可変することを特徴とする。
給湯する湯の設定温度に合わせてバックライト光の色調が変化するので、操作者が設定しようとする温度をより確実に認識できる。
請求項3の指示入力装置は、設定給湯温度の温度上昇に伴って、バックライト光が青から赤に順次変化することを特徴とする。
給湯する湯の設定温度に合わせてバックライト光が青から赤に変化するので、温度設定の目安をバックライト光の色調から知ることかできる。特に、高温の給湯温度に設定しようとする場合には、指示入力情報の背面が赤くなるので、誤って高温の設定を指示することがない。
請求項4の指示入力装置は、操作パネルは、指示入力エリア毎に、少なくとも一対の発光手段と受光手段が表示パネルの背面側内方に配設され、指示入力エリアを通して発光手段から外方へ発光した固有光信号を、同一の指示入力エリアで対となる受光手段が受光した際に、その指示入力エリアへの指示入力位置を検出したものとする光学式操作パネルであることを特徴とする。
非接触操作で、その指示入力エリアの指示入力位置が検出される。操作者は、任意の色調のバックライト光がその指示入力エリアの背面側に導光されることによって、非接触であっても指示入力が検出されたことを認識できる。
請求項1の発明によれば、3個の発光素子を用いるだけで、任意の色調のバックライト光を表示パネルの背面側に導光させることができ、安価で装置全体の厚みを変えることなく、表示領域を多種多彩なデザインで表示可能となる。
また、指示入力情報は、その内容に合わせた色調のバックライト光で背面側から照光されるので、操作者はバックライト光の色調と合わせてより効果的に指示入力情報を認識することができる。
また、請求項2の発明によれば、操作者は、給湯する湯の設定温度を表示する指示入力情報の背面側を照光するバックライト光の色調変化で、確実に給湯温度を認識できる。
これに加えて請求項3の発明によれば、給湯する湯の設定温度に合わせてバックライト光が青から赤に変化するので、指示入力情報の表示が操作者に見えづらい状況にあっても、バックライト光の色調を目安に適温に設定できる。
給湯温度の設定では、異常値となる高温が設定されると、指示入力情報の背景が赤くなるので、誤って異常値を設定することを防止できる。
これに加えて請求項4の発明によれば、指示入力エリアへ指若しくは操作体を接近させるだけの非接触操作で、その指示入力エリアに関連づけられた制御データが出力されるので、指示入力検出のための可動部品を持たず、耐久性、防水性にすぐれた指示入力装置とすることできる。
以下、本発明に係る指示入力装置1の一実施の形態を、図1乃至図8を用いて説明する。図1は、指示入力装置1の斜視図で、防水性が求められる風呂の給湯器を制御する指示入力装置として、図示しないバスタブから操作できるバスルームの壁面に沿って取り付けられるものである。本実施の形態に係る指示入力装置は、後述するように光学式操作パネルを用いて指示入力を検出するので、防水性が要求される給湯器、洗濯機などを制御する指示入力装置に特に適しているが、音響機器、空調機器など他の電気機器を制御する指示入力装置としてこれらの筺体に取り付けられるものでもよい。
指示入力装置1は、矩形の透明アクリル板3で表面が保護された内方(図2において下方)に、外方から液晶表示パネル4、拡散シート5、導光板6、反射シート7及び遮光板8が互いの対向面を貼り付けて積層配置されるとともに、その更に内方に赤外発光素子9と赤外受光素子10を実装したプリント配線基板11が配置され、これらの全体が合成樹脂製の筐体2内に収容されている。
プリント配線基板11の端部の複数箇所には、発光面を導光板6の端面と対向させた3色発光ダイオード12が実装されている。3色発光ダイオード12は、導光板6に向けて液晶表示パネル4のバックライト光を発光させるバックライト光源となるもので、赤色、緑色及び青色をそれぞれ発光する発光ダイオード12R、12G、12Bを樹脂モールドで一体化して形成されている。
3色発光ダイオード12の各発光ダイオード12R、12G、12Bは、図3に示す3色LEDドライバ18によって個別に発光制御され、各素子の発光時間と発光タイミングを制御することで、所望の色調のバックライト光が発光される。例えば、図5に示すタイミングで、緑色を発光する発光ダイオード12Gの発光を停止し、赤色を発光する発光ダイオード12Rと青色を発光する発光ダイオード12Bを発光させると、赤みがかった紫色のバックライト光が発光される。また、バックライト光の色調は、この他、各発光ダイオード12R、12G、12Bの発光強度を相対的に調整するすることによっても、任意の色合いが得られる。
筐体2は、外方に開口する枡形に形成され、枡形の上方に突き出た固定枠の段差に、透明アクリル板3の周囲の段部を係合させることにより、透明アクリル板3とその周囲の筐体2の表面が同一平面上に整列する。また、ここでは、筐体2と透明アクリル板3間を防水性接着剤により密封した状態で接着し、筐体2内に水滴、埃等が侵入しないようにしている。
液晶表示パネル4は、液晶ドライバ34により、給湯器に対する制御データを表す指示入力情報15aや、給湯器の動作状態や操作のための種々の案内を示す指示入力情報15bを、透明アクリル板3を通して任意の位置に表示(図6乃至図8参照)自在としている。
導光板6は、その表面(液晶表示パネル4との対向面)に貼り付けられた拡散シート5と、背面側に貼り付けられた白色の反射シート7とに挟まれ、3色発光ダイオード12から発光されるバックライト光を、内部で散乱させながら液晶表示パネル4の背面側に導光している。本実施の形態では、図1に示すように、透明アクリル板3の表面が操作エリア20となり、その操作エリア20に破線で表示する複数の指示入力エリア21が設定され、導光板6は、遮光板8から立設されたしきい板16で指示入力エリア21毎に仕切られている。前述した3色発光ダイオード12は、しきい板16で仕切られた指示入力エリア21毎に導光板6の端面に対向して配設され、これにより指示入力エリア21毎に異なるバックライト光が導光されるようになっている。
表面に貼り付けられた拡散シート5は、導光板6から外方に発光される光を拡散して、3色発光ダイオード12や赤外発光素子9の光源が、透明アクリル板3の外方から直接目視できないようするものであり、あたかも液晶表示パネル4による表示の背景全体がバックライト光でむらなく照光されたように見える。
反射シート7は、上述のように表面に白色の塗料を塗布することにより、導光板6との対向面を白色としているので、バックライト光の色彩が変化することによって、液晶表示パネル4による表示の背景も、その色彩より変化したように目視される。反射シート7と遮光板8には、赤外発光素子9と赤外受光素子10の上方にそれぞれ対応して小孔17が穿設されている。これらの小孔17は、例えば、内径が1乃至1.5mm程度の小孔17であり、また、導光板6の表面側の拡散シート5により光路が散乱されるので、透明アクリル板3の外方からは、目視されない。
プリント配線基板11は、遮光板8の背面側に沿って取り付けられ、このプリント配線基板11に各指示入力エリア21毎に対となる赤外発光素子9と赤外受光素子10で構成される操作検出ユニットUが実装されている。操作検出ユニットUは、ここでは、9種類の指示入力エリア21A、21B、・・21Iに対応して、対となる赤外発光素子9と赤外受光素子10とからなる操作検出ユニットU1、U2・・U9が配置されている。これらの操作検出ユニットUと、指示入力エリア21が設定された透明アクリル板3及び後述のマイコン30で、指示入力エリア21に対する指示入力位置を検出する操作パネル25が構成される。
発光手段となる赤外発光素子9は、赤外発光ダイオードで構成され、図2に示すように、小孔17を通して外方へ固有光信号である赤外光を発光する。また、受光手段となる赤外受光素子10は、受光面が赤外フィルター(図示せず)で覆われたフォトダイオードで構成され、小孔17を通過して到達する固有光信号を受光するようになっている。
図3に示すように、赤外発光素子は、例えば、455kHzの固有周波数の固有周波数でLEDドライバ31により駆動制御されるもので、LEDドライバ31から駆動制御データが出力されている間、赤外発光素子から455kHzの赤外信号である固有光信号が発光される。
LEDドライバ31の入力側には、マイコン30の制御出力端子が接続され、マイコン30によって、各操作検出ユニットUのLEDドライバ31の駆動制御データが、互いに重複しない周期Tで出力制御され、各操作検出ユニットUから発光される固有光信号は、図4に示すタイミングでそれぞれの赤外発光素子9から発光される。
赤外受光素子10の出力には、バンドパスフィルタ32が接続されている。バンドパスフィルタ32は、赤外受光素子10で光電変換された455kHzの固有周波数の光電変換信号を波形整形回路33へ出力するものであり、従って、赤外受光素子10が、固有光信号を受光した場合にのみ、その光電変換信号を波形整形回路33を介してマイコン30へ出力することとなる。これにより、自然光、他のリモコン送信信号などと、対となる赤外発光素子9が発光した固有光信号とを、識別することができる。
マイコン30には、「電源」「給湯」「給湯温度設定」等の各種制御データや、液晶表示パネル4へ表示する指示入力情報15等の表示データ、その表示を表示制御するプログラム等が記憶されたROM35とROM35から読み出したプログラム、マイコン30に入力されたデータなどを一時記憶するRAM36が接続されている。この内、制御データは、マイコン30で制御される指示入力装置1のモード毎に各指示入力エリア21にそれぞれ関連づけて記憶されている。例えば、指示入力エリア21Fには、図6に示す初期モードで、「電源OFF」の制御データが、図7に示す給湯温度設定モードでは、「初期モードに戻る」制御データが、それぞれ関連づけられて記憶されている。
マイコン30は、いずれかの操作検出ユニットUから対となる赤外受光素子10の発光タイミングで光電変換信号が入力された場合に、その操作検出ユニットUが配置された指示入力エリア21内の指示入力位置が検出されたものとする。マイコン30内のデータ変換部では、特定の操作検出ユニットUから光電変換信号が入力されると、その操作検出ユニットUが配置された指示入力エリア21内の指示入力位置が検出されたものとして、当該指示入力エリア21に関連づけられた制御データへ変換する。制御データは、給湯器へ出力して給湯器の動作を制御したり、モード変更など指示入力装置1自体の動作を制御する。
液晶表示パネル4は、マイコン30に接続された液晶ドライバ34により表示制御されるもので、図6乃至図8に示すように、指示入力の指標となる指示入力情報15や、給湯器の動作や指示入力のための種々の案内の指示入力情報15を、ROM35に記憶された表示プログラムに従って表示する。
表示プログラムは、これらの表示を指示入力装置1のモード変換にともなって液晶表示パネル4の表示領域に可変表示するもので、その内、指示入力情報15は、各動作モードにおいて、指示入力エリア21に制御データが関連づけられている場合に、その指示入力エリア21に対応する表示領域に表示される。液晶表示パネル4の表示領域は、透明アクリル板3を通して上方(外方)から視認できるので、操作者は、指示入力情報15に指などを接近させて指示入力を行うことにより、指示入力情報15が表す制御データを出力することができる。
以下、このように構成された指示入力装置1の動作を更に詳細に説明する。図6に示す初期モードでは、例えば、各指示入力エリア21B乃至21Iにそれぞれ種々の制御データが関連づけられ、その下方の液晶表示パネル4の表示領域に、これらの制御データの内容を表す指示入力情報15aが表示されている。また、指示入力エリア21Aには、特に制御データが関連づけられていないが、その下方の表示領域に、現在の台所の給湯設定温度を示す「42℃」の指示入力情報15bが表示されている。
この初期モードにおいて、指示入力エリア21B乃至21Iに配置された3色発光ダイオード12、12・・は、3色LEDドライバ18により、緑色のバックライト光を発光するように制御され、制御データが関連づけられたこれらの指示入力エリア21B乃至21Iの背面側は、緑色となっている。一方、制御データが関連づけられていない指示入力エリア21Aに配置され3色発光ダイオード12は、発光制御されず、その背面には、白色の反射シート7がそのまま表れ、白色となっている。従って、操作者は、表示領域に表示された指示入力情報15のうち、入力操作によって所定の制御が行われる指示入力情報15aと単なる状態表示や操作の案内の為の指示入力情報15bとを、その背面側のバックライト光の色彩により判別できる。
初期モードにおいて、例えば、「給湯温度設定」を行うために指示入力エリア21Hの上方に指50を接近させると、指示入力エリア21Hに対応して設けられた操作検出ユニットU8の赤外発光素子9より、周期Tで指示入力エリア21Cの外方に固有光信号が発光されているので、固有光信号は指50で反射され、再び、指示入力エリア21H内の同じ操作検出ユニットU8の赤外受光素子10に入力される。マイコン30は、赤外受光素子10で光電変換された光電変換信号を、同じ操作検出ユニットU8の赤外発光素子9が固有光信号を発光したタイミングとほぼ同時に入力するので、その指示入力エリア21Hに対して指示入力が実行されたものと判定して、関連づけられた「給湯温度設定」の制御データを出力し、指示入力装置1は、給湯の設定温度を変更する図7に示す給湯温度設定モードに移行する。
このときに、他の操作検出ユニット(例えばU3)の赤外発光素子においても、指50で反射された固有光信号を受光することがあるが、その操作検出ユニットU3の赤外発光素子9が固有光信号を発光するタイミングと異なるタイミングで、光電変換信号がマイコン30に入力されるので、その操作検出ユニットU3に対する指示入力とは認識しない。
指示入力エリア21Hに対して指示入力が実行されたとマイコン30が認識すると、そのエリア30Hの背面を照光する3色発光ダイオード12が点滅し、指示入力エリア21Hの背面側は、緑色に点滅する。従って、操作者は、指示入力エリア21Hへの指示入力が正しく検出されたかを、指示入力エリア21H背面のバックライト光の点滅によって知ることができる。
給湯温度設定モードでは、図7に示すように、給湯温度設定モードであることを示す「給湯温度の設定」と、現在の設定温度である「42℃」の指示入力情報15bが表示領域に表示される。また、「42℃」の指示入力情報15bの左側の表示領域には、指示入力エリア21Cに関連づけられた「設定温度を下げる」制御データを表す下向き三角の指示入力情報15aが、同様に、右側の表示領域には、指示入力エリア21Eに関連づけられた「設定温度を上げる」制御データを表す上向き三角の指示入力情報15aが表示される。
指示入力エリア21Cに配置された3色発光ダイオード12は、3色LEDドライバ18の制御によって青色に発光制御され、指示入力エリア21Eに配置された3色発光ダイオード12は、赤色に発光制御される。これにより、操作者は、設定温度を下げようとするときには、冷たさを表す青色で背面が照光された指示入力エリア21Cを、逆に設定温度を上げようとするときには、暖かさを表す赤色で背面が照光された指示入力エリア21Eを、それぞれの背景色を目安に入力操作することができる。
また、表示領域に給湯設定温度が表示される指示入力エリア21Dに配置された3色発光ダイオード12は、設定温度に応じてその発光色が変化するように3色LEDドライバ18で制御される。すなわち、適温と考えられる42℃を基準温度として、設定温度が基準温度である場合には、赤色を発光する発光ダイオード12Rと青色を発光する発光ダイオード12Bを同じ発光時間で同時に発光させ、ピンク色のバックライト光を発光させる。また、基準温度を超えて設定温度が設定された場合には、その越えた温度差に応じて青色を発光する発光ダイオード12Bの発光時間を減少させ、逆に設定温度が基準温度未満である場合には、基準温度との温度差に応じて赤色を発光する発光ダイオード12Rの発光時間を減少させる。これにより、給湯設定温度が表示された表示領域の背景は、給湯設定温度が低温から高温となるにつれて、青から赤に変化し、操作者は、その背景色を目安に、設定した給湯温度が適温であるかどうかを認識できる。
図8は、図6に示す初期モードにおいて「おいだき」と表示された指示入力エリア21Gを入力操作し、浴槽のおいだきモードに移行した指示入力装置1を示すもので、おいだきに移行してからの経過時間を示す指示入力情報15bが指示入力エリア21D、21Eの表示領域に、浴槽のおいだきの様子を図で表した指示入力情報15bが指示入力エリア21Gの表示領域にそれぞれ表示されている。
このおいだきモードにおいて、指示入力エリア21Gに配置された3色発光ダイオード12は、おいだきモードに移行してからの経過時間に応じてその発光色が青色から赤色に変化するように3色LEDドライバ18で制御される。従って、操作者は、おいだきによる浴槽内の湯の温度を、その背景色を目安に認識できる。
このおいだきモードにおいて、指示入力エリア21Gに配置された3色発光ダイオード12は、おいだきモードに移行してからの経過時間に応じてその発光色が青色から赤色に変化するように3色LEDドライバ18で制御される。従って、操作者は、おいだきによる浴槽内の湯の温度を、その背景色を目安に認識できる。
以上の実施の形態では、操作パネルとして非接触で指示入力を行う光学式操作パネルを用いたが、表示パネルに直接接触して指示入力を行うものであってもよく、また、操作エリアに設定したいずれかの指示入力エリアへの操作を検出できるものであれば、感圧式タブレットなど他の方式の操作パネルでもよい。この場合に、表示パネルは、指示入力エリア内の指示入力位置の検出が可能で、外方から目視できれば、操作パネルに対して鉛直方向のいずれに積層配置するものであってもよい。
また、3個の発光素子からなるバックライト光源は、指示入力エリア毎に配置したが、これに限らず、任意の数を任意の場所に配置してもよい。
更に、バックライト光源となる3色LEDは、3個の発光素子を樹脂で一体化したもので説明したが、それぞれを接近させてプリント配線基板上に実装するものであってもよい。
本発明は、指示入力の指標となる指示入力情報の背面側をバックライト光で照光する指示入力装置に適している。
1 指示入力装置
4 表示パネル
6 導光板
9 赤外発光素子(発光手段)
10 赤外受光素子(受光手段)
12 3色LED(バックライト光源)
12R 赤色発光ダイオード
12G 緑色発光ダイオード
12B 青色発光ダイオード
15 指示入力情報
20 操作エリア
21 指示入力エリア
25 操作パネル
30 マイコン(データ出力部)
4 表示パネル
6 導光板
9 赤外発光素子(発光手段)
10 赤外受光素子(受光手段)
12 3色LED(バックライト光源)
12R 赤色発光ダイオード
12G 緑色発光ダイオード
12B 青色発光ダイオード
15 指示入力情報
20 操作エリア
21 指示入力エリア
25 操作パネル
30 マイコン(データ出力部)
Claims (4)
- 表示領域に、任意の指示入力情報(15)を表示可能な表示パネル(4)と、
赤、緑、青の3原色で発光する3個の発光素子(12R、12G、12B))の組み合わせで構成され、3個の発光素子(12R、12G、12B))の発光強度又は発光時間を調整して任意の色調のバックライト光を発光するバックライト光源(12)と、
表示パネル(4)の背面側に沿って積層配置され、バックライト光源(12)から発光されるバックライト光を表示パネル(4)の背面側に導光する導光板(6)と、
表示領域が目視可能な状態で、表示領域の背面側若しくは表面側に沿って操作エリア(20)が設定され、操作エリア(20)への指示入力位置を検出する操作パネル(25)と、
指示入力位置が、操作エリア(20)の一部に設定された指示入力エリア(21)内にあるときに、その指示入力エリア(21)に関連づけられた制御データを出力するデータ出力部(30)とを備え、
指示入力の指標として表示領域に表示される指示入力情報(15)を、背面側から指示入力情報(15)の内容に合わせた色調のバックライト光で照光することを特徴とする指示入力装置。 - 指示入力情報(15)は、給湯器から給湯される湯の温度を設定する指示入力の指標として、設定給湯温度を表示する表示情報であり、設定給湯温度によりバックライト光の色調が可変することを特徴とする請求項1記載の指示入力装置。
- 設定給湯温度の温度上昇に伴って、バックライト光が青から赤に順次変化することを特徴とする請求項2記載の指示入力装置。
- 操作パネル(25)は、指示入力エリア(21)毎に、少なくとも一対の発光手段(9)と受光手段(10)が表示パネル(4)の背面側内方に配設され、指示入力エリア(21)を通して発光手段(9)から外方へ発光した固有光信号を、同一の指示入力エリア(21)で対となる受光手段(10)が受光した際に、その指示入力エリア(21)への指示入力位置を検出したものとする光学式操作パネルであることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の指示入力装置。
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