JP2005222370A - 印刷結果をシミュレーションする情報処理装置および印刷装置 - Google Patents

印刷結果をシミュレーションする情報処理装置および印刷装置 Download PDF

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Abstract

【課題】従来、ユーザはSoft RIP処理後、対象プリンタに対して、目標印刷速度、印刷品位を確保できるのか経験則と技能で判断する以外に、方法はなかった。
【解決手段】本発明のスプールデータシュミレータシステムを利用することで、情報処理装置内のSoft RIPが生成した1つのスプールデータに対して、どのような後工程(機器属性、階調、色変換)を設定すれば、いかなる印刷速度、精度が確保できるのか瞬時に検証できるようになった。
【選択図】 図1

Description

本発明は、情報処理装置とプリンタ装置の構成において、情報処理装置内の印刷用ドライバが一度だけ生成するデバイス非依存のラスタライズデータに対して、情報処理装置内にて、複数の印刷機器属性をかけ合わせ、付加することにより、どの印刷機器への出力が最適であるか、動的検証し、文書印刷の生産性を上げ、同時に、印刷精度を向上させることを目的とした技術である。
プリンタ装置は、PCなどの情報処理装置に接続され、当該情報処理装置に格納されたプリンタドライバソフトウェアから印刷要求を受けて文書を出力する。
その際、ドライバソフトウェアからプリンタ装置内のプリンタコントローラに送信される印刷情報として各プリンタがサポートするページ記述言語に準拠した文書情報が含まれる。プリンタコントローラは、受信した情報に基づき、必要な印刷イメージを生成する。ドライバソフトウェアには、ドライバ自身が全ての画像情報を生成し、当該生成された画像情報をそのままプリンタ装置に出力を行うモードとドライバが印刷指示情報だけをプリンタ装置に対して転送し、その指示情報に基づき、プリンタ装置内のプリンタコントローラが画像情報を生成するモードが存在する。
従来の技術では、ユーザ自身が経験や実績を踏まえ、使用するアプリケーションや扱う画像タイプ、要求される印刷速度に応じて、出力するプリンタ機器を特定し、その後、ドライバをインストールし、インストールしたドライバを用いることで、出力デバイス属性を組込んだ印刷用データを作成し、印刷処理を行ってきた。
また、特許文献1のような各種の処理機能を容易にかつ確実に設定して画像処理を行うことができる画像処理装置もあった。
特開2003−44242号公報
以上のように、従来の方式では、印刷用ドライバソフトウェアが搭載されている情報処理装置とプリンタ装置の構成において、印刷処理を行う場合、一度、紙を用いて印刷結果を得るか、もしくは、ドライバに付属されているプレビュー機能を利用して印刷イメージをディスプレイ上で目視にて確認し、ユーザが望む印刷結果を得ることができるかどうかを判断することになる。
この判断は、ユーザが経験則に基づき、行っているものであり、その適用には経験を踏まえたノウハウを必要とすることが課題であり、同課題を本発明において解決する。また、印刷結果の検証をプレビューまたは印刷結果で行う場合、どちらにしても利用者は印刷処理前にドライバソフトウェアをプリンタ機器毎に用意し、全てのプリンタドライバで結果を検証しなければならない。
そのためには、情報処理装置内で、何度も同様な印刷処理を繰り返さねばならず、画像生成機構が異なる多数のドライバを利用することでプレビュー利用時毎に段ずれ、フォントの置換えなどの不整合が生じる。
本発明は、軽印刷分野などで、ユーザがアプリケーション上からプリンタサーバを介し、対象カラープリンタに対して出力する場合、Soft RIPが1度生成したスプールデータに対してどのような後処理(プリンタ機種、属性掛け合わせ)で最終印刷結果がどのようになるかを自動検証できるシステムである。Soft RIPで生成されたデータはそれ自体デバイス依存情報を所有しておらず、後工程にて、具体的な解像度、階調、紙サイズ、回転処理、紙種といった属性が掛け合わされ最終画像となる。本発明では、実際に大量印刷処理を行う前に、Soft RIPが生成する画像を分析し、印刷時、どのような出力機器を選択すべきかを事前に可視化、対象出力機器への出力シミュレーションを行う。
本発明の手段の概要は、印刷用ドライバを搭載する情報処理装置との通信手段を持つプリンタ装置において、一旦、情報処理装置内の印刷用ドライバが作成した画像データを本発明にある仮想デバイスシミュレーション機構経由で、自動的に複数のプリンタ形態、複数のファイル形態に変換し、最適な印刷結果を得るための検証を行うことを解決手段とする。
具体的な手段の説明としては、プリンタ機器に接続可能なデータ入出力インターフェースを搭載した情報処理装置であって、当該情報処理装置内に印刷用ドライバを搭載し、当該情報処理装置の基板上にラスターイメージプロセッシング後のプリンタ機器非依存画像情報を格納する記憶装置の機構を有し、ドライバソフトウェアが生成したプリンタ機器非依存画像情報に対して、ネットワーク上の出力機器情報、機器がサポートする出力フォーマット、解像度、階調、回転、サポート用紙といった各属性をかけ合わせることで、仮想的に印刷結果を表示させる。
一度、情報処理装置内のドライバソフトウェアが生成した機器非依存ラスタライズデータは情報処理装置内の記憶装置に格納され、何度でも、対象プリンタを変更させることができ、さまざまなオプション出力の検証を可能にする。検証時には、画像の可視化による分析に加え、印刷オプション毎のトータル印刷時間、対象プリンタでエラーを起こす可能性指数といった印刷処理に必要な付帯条件を表示させる手段をとる。
本発明の実施例では、情報処理装置内で印刷入力データを解釈し、機器非依存なラスタライズデータ生成するSoft RIPを搭載するが、情報処理装置内で稼働するSoft RIPの種別については、接続されるプリンタ装置にて受信可能なデータを生成できる機構を有するものであれば、どのようなSoft RIPであっても構わない。
プリンタ装置に搭載されるプリンタコントローラ装置の種別として、情報処理装置内のドライバソフトウェアにより生成された画像を受信する機能がある限り、ページ記述言語を搭載するプリンタであっても、ページ記述言語を搭載しないプリンタ装置、どちらの手段として用いても構わない。
本発明の実施例では、情報処理装置内のSoft RIPが作成したデバイス非依存ラスタライズデータに対して、出力属性をかけ合わせる手段として、PCL出力、画面出力、BMP出力といった出力設定の手段をとるが、プリンタが解釈可能な出力形態ならば、どのような出力設定であっても構わない。
本発明の実施例にて利用されるネットワーク上のプロトコルスタックはTCP/IPを利用するが、情報処理装置に対して、複数のプリンタ機器属性を送信可能なプロトコルスタックであれば、どのようなプロトコルスタックを手段としても構わない。
データ入出力装置の手段は、実施例として、Ethernet(R)などTCP/IPプロトコルの送受信可能なものを手段とするが、TCP/IP以外に、USBや1394など他のデータ入出力手段をとり、Ethernet(R)を手段としなくても構わない。
本発明の実施例においては、プリンタ装置内のコントローラ基板上に情報処理装置が生成した画像データ入出力装置を手段として用いるが、当該入出力装置はプリンタコントローラと別基板上に存在していても構わない。
本発明の実施例においては、コントローラ基板上に搭載された記憶装置は、コントローラ基板と同一基板上に設置する手段をとるが、コントローラ基板に接続された別基板上に搭載する手段をとっても構わない。
本発明の実施例において、プリンタ装置に割り振られるアドレスは任意のIPアドレスの手段をとるが、本発明においては、機器アドレスは固定アドレスでも、プリンタ起動時に動的に割り振られるアドレスでも構わない。
プリンタ装置にホスト名が設定されているか、設定されていないかは本発明においては問題とならず、プリンタがNAT制御下にある場合には、プリンタ装置内のデータ入出力インターフェース装置に対して、通信アドレスとポートナンバーが割り振られるが、本発明においてはダイナミックに割り振られるアドレス同様に問題は生じない。
本発明を利用することで、少ボリュームの印刷精度確認から軽印刷レベルの印刷シミュレーションを行うことができる。これまで、ユーザはSoft RIP処理後、対象プリンタに対して、目標印刷速度、印刷品位を確保できるのか経験則と技能で判断する以外に、事前に予想を立てることができなかった。そこで、本発案にあるスプールデータシミュレータシステムを利用することで、情報処理装置内の『Soft RIPが生成した1つのスプールデータ』に対して、どのような後工程(機器属性、階調、色変換)を設定すれば、いかなる印刷速度、精度が確保できるのか瞬時に検証できるようになった。
結果、Soft RIPにて幾通りものラスタライズ処理をするのではなく、印刷前工程として、作成されたスプールデータに自動で多数の出力用属性を付加することで、Soft RIPの付加価値を高め、さらに、ユーザの生産性を向上させることが可能になった。
また、本発明は、デバイス非依存処理工程(前工程)とデバイス依存工程(後工程)を完全分離し、独立に機器属性を掛け合わせることから、メーカーにおける品質保証システムにも適している。
以下本発明を実施するための最良の形態を、実施例により詳しく説明する。
以下、図面を参照して本発明のプリンタ装置に関して説明する。
図1は本発明のプリンタ装置の構成図である。
101は、本発明の情報処理装置である。101は、プリンタ装置を接続し、文書データや画像データなどを印刷するために用いるドライバソフトウェアを稼動させる情報処理装置であり、当該装置内部にネットワークインターフェース機構を持つ。
通常のドライバソフトウェア搭載情報処理装置としてはマイクロソフト株式会社製のOSであるWindows(R) XPなどを搭載したパーソナルコンピュータが用いられる。ただし本発明では、OSやCPUなどの種類によらず情報処理装置として、印刷用ドライバが実行可能なものであれば、例えばサンマイクロシステムズ社のJava(R)あるいはブラウザの実行環境を搭載した携帯電話やPDAなど、もしくはUNIX(R)ワークステーションなどでも適用可能である。
102が本発明のプリンタ装置である。通常プリンタ装置は、複数の色のインクを用紙にノズルから吐出し画像を形成するインクジェットプリンタや、印字ドラムにレーザビームなどを当てることにより帯電させて、そのドラムを用いてトナーを用紙に付着させるレーザビームプリンタなどがある。
本発明では、プリンタの印字方式に関しては特定のものに依存しておらず、どのような出力方式のプリンタにおいても適用可能である。102プリンタ装置は、101情報処理装置の生成した画像データを受信し、当該画像データに対してプリンタ装置が所有する機能、印刷属性を付加し、印刷処理を行うプリンタ装置であれば、プリンタコントローラの機能に特定の制約は無く、ページ記述言語の有無を含めどのような機能のコントローラも適用可能である。
103は情報処理装置とプリンタ装置とを結ぶ通信手段であるネットワークを示している。通常のオフィス環境などでは、イーサネット(R)などのLANが用いられているが、WANとしては公衆アナログ回線、ISDN、ADSL、ATM、光ケーブルなども用いられる。
本発明においては、101情報処理装置と102プリンタ装置を接続するためにグローバルなネットワークを用いる必然性はなく、通常単独で情報処理装置とプリンタ装置を接続するために用いられるIEEE1284などのパラレルインターフェースやRS232C、USB,IEEE1394などのシリアルインターフェースでも何ら問題はない。
104は、プリンタ装置に内蔵されたプリンタコントローラであり、プリンタの起動、制御、印刷画像の生成、プリンタステータス管理などの処理を実行する。
104は、情報処理装置の生成した画像データを受信し、当該画像データに対してプリンタ装置が所有する機能、印刷属性を付加し、印刷機能を実現するのであれば、プリンタコントローラの機能に特定の制約は無く、ページ記述言語の有無を含めどのような機能のコントローラも適用可能である。
105は、104プリンタコントローラ上の記憶装置であり、104プリンタコントローラが受信したデータに対して、機器属性を加え、画像処理を行い、印刷処理を行う際に、画像データを一時格納するための装置である。
106は、クローンプリンタ装置であり、101情報処理装置の検証工程において、ユーザが102プリンタ装置への印刷結果が望ましくないと判断した場合、その印刷命令に従って、101情報処理装置からデバイス非依存画像データを受け取り、印刷処理を行う。
106クローンプリンタ装置は、102プリンタ装置同様に、印字方式に関しては特定のものに依存しておらず、どのような出力方式のプリンタにおいても適用可能である。
107はクローンプリンタ装置に内蔵されたプリンタコントローラであり、プリンタの起動、制御、印刷画像の生成、プリンタステータス管理などの処理を実行する。本発明では、101情報処理装置内でドライバ処理が行われ、その後、107プリンタコントローラが機器非依存の画像データを受信し、印刷処理に入る。
107プリンタコントローラは、104同様に、101情報処理装置の生成した画像データを受信し、情報処理装置内の当該画像データに対してプリンタ装置が所有する機能、印刷属性を付加する。
107は、印刷機能を実現するのであれば、プリンタコントローラの機能に特定の制約は無く、ページ記述言語の有無を含めどのような機能のコントローラも適用可能である。
108は、107プリンタコントローラ上の記憶装置であり、107プリンタコントローラが受信したデータに対して、機器属性を加え、画像処理を行い、印刷処理を行う際に、画像データを一時格納するための装置である。
109は、101情報処理装置内部で実行されるドライバ処理全体説明であり、当該内部処理を便宜的にスプールデータシミュレーションシステムと呼ぶ。
110は、109スプールデータシミュレーションシステムの入り口の処理で、アプリケーションデータから印刷入力対象データを抽出する機能である。
111は、109スプールデータシミュレーションシステム中、これから印刷される印刷入力データである。
112は、スプールデータシミュレーションシステム中、利用される任意のSoft RIPであり、代表的なものにPostScriptがあるが、本発明においては、デバイス非依存な画像データが生成される限り、どのようなタイプのSoft RIPを用いても構わない。
113は、112任意のSoft RIPが生成したデバイス非依存画像ファイルに対して、出力用デバイス情報を掛け合わせ検証をする機構であり、出力デバイスシミュレータと呼ぶ。本機構は、112により生成されたデータに対して、ネットワーク上に接続されている各種のプリンタ機器属性を格納し、マクロに従い、出力機器検証、出力フォーマット検証、階調検証、解像度検証、色変換検証、中間調検証を自動的に実行する。113出力デバイスシミュレータによって検証されたデータをもとに、再度、出力機器を変えて精度を検証したい場合には、再度、パラメータ、出力機器の選択を変えて、112任意のSoft RIPが生成したデータに特性を掛け合わせ、最終印刷精度、印刷時間といった生産性事項を確認する。
114は、113出力デバイスシミュレータに対して検証実行を指定する際の検証パラメータの設定画面である。本実施例における設定画面においては、112任意のSoft RIPが生成した画像データに対して、PCL出力、解析用BMPファイル出力、可視化用画面出力オプションの複合選択が可能になるような検証パラメータの設定を行い、同パラメータに準じた後工程の処理を自動化する。
図2に本発明のプリンタ装置が動作するための流れ図を示す。
本発明において、101情報処理装置から106プリンタ装置へ109スプールデータシミュレーションを介して印刷処理を完了するまでの例を示す。
201は、プリンタ利用者が101情報処理装置を内のSoft RIPドライバにて印刷実行するステップである。同印刷実行はSoft RIP用のドライバコンソールから実行される。
202は、RIPされたデータをスプーリングデータとして取り込むステップである。202にて生成されるデータは110プリントプロセッサを介して、111印刷入力データとして抽出され、112任意のSoft RIPの処理の結果得られる画像データであり、本データには、印刷用デバイスの属性は反映されていない。
203は、202で生成された画像データに印刷機器属性を加えたシミュレーションを実行するステップである。112任意のSoft RIPが生成したデータを113出力デバイスシミュレータが処理し、最初の印刷対象である102プリンタ装置の属性を反映させて、シミュレーションを実行する。
204は、203の実行結果を表示するステップである。203シミュレーションに利用されたパラメータとして、103ネットワークを介して102プリンタ装置機器情報を取得し、104プリンタコントローラが搭載する色変換処理、階調、中間調、解像度、紙種、給排紙オプション、105情報記憶装置内に格納できる画像ファイル容量、出力可能な階調、解像度の検証を行い、印刷時間を予想する。さらに、オプション変更した場合の画像データを可視化し、要求どおりの画像が取得可能か検証する。
205は、204で得た検証結果に対して、102プリンタ装置が、希望通りの印刷結果を得ることが出来るプリンタであるかどうかを判断するステップである。
206は、204で得た検証結果に対して、102プリンタ装置のサポートできる印刷オプションを利用することで、希望通りの印刷結果を得ることができるかどうかを判断するステップである。
207は、205および206の判断に基づき、113出力デバイスシミュレータ内で、再度、検証実行を指定するパラメータを設定するステップである。
102プリンタ装置では、望ましい印刷結果、生産性を得ることができないことから、新たに103ネットワーク上に接続されている106プリンタ装置を印刷対象として検証する。
ここでは、112任意のSoft RIPが生成した画像データに対して、106プリンタ装置が所持する属性を反映し、PCL出力、解析用BMPファイル出力、可視化用画面出力オプションの複合選択が可能になるような検証パラメータを設定する。
同パラメータに準じた後工程の処理を自動検証する。本設定画面により、出力先、出力オプションをダイナミックにレジストリに設定し、112任意のSoft RIPが生成する1つのスプールデータからネットワーク上の106プリンタ装置のシミュレーションを実行する。
208は、207ステップにて設定された106プリンタ装置のオプション中、紙種、給排紙オプションを選択するステップである。
209は、207にて設定された106プリンタ装置のオプション中、印刷時の色変換オプションをセットするステップである。
210は、207ステップにて設定された106プリンタ装置のオプション中、印刷時の中間調、階調をセットするステップである。
211は、207ステップにて設定された106プリンタ装置のオプション中、印刷時ファイルサイズ印刷時間の計算をセットするステップである。
212は実際に再検証を実行するステップである。212に利用されるパラメータとして、103ネットワークを介して106プリンタ装置機器情報を取得し、107プリンタコントローラが搭載する色変換処理、階調、中間調、解像度、紙種、給排紙オプション、108情報記憶装置内に格納できる画像ファイル容量、出力可能な階調、解像度の検証を行い、印刷時間を予想する。さらに、オプション変更した場合の画像データを可視化し、要求どおりの画像が取得可能か検証する。
213は、212の検証実行を受けて、解析用画像ファイル、可視化データ、印刷時間予想の数値データを生成するステップである。
214は、213により取得されたデータによる検証結果より、希望品質を実現できるかどうかを判断し、再検証するか、または、印刷処理を行うか判断するステップである。再検証の必要がある場合には、再度、207ステップに移る。
215は、検証したパラメータに準じて実際に印刷処理を行うステップである。
本発明のプリンタ装置と情報処理装置とネットワークのシステムブロック図である。 本発明の情報処理装置とプリンタ装置のネットワークの構成で利用者が、印刷工程をシミュレーションし、効率的に印刷するまでの流れ図である。
符号の説明
101は、本発明の情報処理装置である。
102は、本発明のプリンタ装置である。
103は、情報処理装置とプリンタ装置とを結ぶ通信手段であるネットワークを示している。
104は、プリンタ装置に内蔵されたプリンタコントローラであり、プリンタの起動、制御、印刷画像の生成、プリンタステータス管理などの処理を実行する。
105は、104プリンタコントローラ上の記憶装置である。
106は、本発明のクローンプリンタ装置である。
107は、クローンプリンタ装置に内蔵されたプリンタコントローラである。
108は、107プリンタコントローラ上の記憶装置である。
109は、101情報処理装置内部で実行されるドライバ処理全体説明であり、当該内部処理を便宜的にスプールデータシミュレーションシステムと呼ぶ。
110は、109スプールデータシミュレーションシステムの入り口の処理で、アプリケーションデータから印刷入力対象データを抽出する機能である。
111は、109スプールデータシミュレーションシステム中、これから印刷される印刷入力データである。
112は、スプールデータシミュレーションシステム中、利用される任意のSoft RIPである。
113は、112任意のSoft RIPが生成したデバイス非依存画像ファイルに対して、出力用デバイス情報を掛け合わせ検証をする機構である。
114は、113出力デバイスシミュレータに対して検証実行を指定する際の検証パラメータの設定画面である。
201は、プリンタ利用者が101情報処理装置を内のSoft RIPドライバにて印刷実行するステップである。
202は、RIPされたデータをスプーリングデータとして取り込むステップである。
203は、202で生成された画像データに印刷機器属性を加えたシミュレーションを実行するステップである。
204は、203の実行結果を表示するステップである。
205は、204で得た検証結果に対して、102プリンタ装置が、希望通りの印刷結果を得ることができるプリンタであるかどうかを判断するステップである。
206は、204で得た検証結果に対して、102プリンタ装置のサポートできる印刷オプションを利用することで、希望通りの印刷結果を得ることができるかどうかを判断するステップである。
207は、205および206の判断に基づき、113出力デバイスシミュレータ内で、再度、検証実行用パラメータを設定するステップである。
208は、207ステップにて設定された106プリンタ装置のオプション中、紙種、給排紙オプションを選択するステップである。
209は、207にて設定された106プリンタ装置のオプション中、印刷時の色変換オプションをセットするステップである。
210は、207ステップにて設定された106プリンタ装置のオプション中、印刷時の中間調、階調をセットするステップである。
211は、207ステップにて設定された106プリンタ装置のオプション中、印刷時ファイルサイズ印刷時間の計算をセットするステップである。
212は、実際に再検証を実行するステップである。
213は、212の検証実行を受けて、解析用画像ファイル、可視化データ、印刷時間予想の数値データを生成するステップである。
214は、213により取得されたデータによる検証結果より、希望品質を実現できるかどうかを判断し、再検証するか、または、印刷処理を行うか判断するステップである。
215は、検証したパラメータに準じて実際に印刷処理を行うステップである。

Claims (5)

  1. ネットワークを介して印刷装置と接続されている情報処理装置であって、当該情報処理装置の印刷用ドライバにて、デバイス非依存なラスタライズデータを生成する機能を持ち、当該1つのラスタライズデータに対して、複数の印刷機器属性を動的に付加する手段をとることにより、各印刷装置の印刷結果をシミュレーションできることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記印刷装置との通信手段を持ち、前記印刷装置が作り出すデバイス非依存画像データに対して、動的に最適な印刷機器属性を掛け合わせることにより得られた数値データから最適な印刷用画像をシミュレーションし、最適な印刷用画像を生成することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記印刷装置との通信手段を持ち、前記印刷装置が作り出すデバイス非依存画像データに対して、動的に最適な印刷機器属性を掛け合わせることにより得られた可視化可能な画像から、最適な印刷用画像をシミュレーションし、最適な印刷用画像を生成することを特徴とした請求項1記載の情報処理装置。
  4. 情報処理装置との通信手段またはファイル共有手段を持ち、前記情報処理装置が作成したデバイス非依存な画像データに対して、印刷装置自身の属性を送付し付加する手段を持つことにより、より精度の高い印刷結果を得ることを特徴とする印刷装置。
  5. ファイル交換可能なインターフェースを搭載している印刷装置と接続された情報処理装置であって、当該情報処理装置内の印刷用ドライバにて、デバイス非依存な印刷用画像データを生成する機能を持ち、ファイル交換されたデバイス非依存な画像データに対して印刷装置自身の機器属性を画像データに付加する手段を持つことにより、印刷結果と印刷オプションをシミュレーションすることを特徴とする情報処理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US11520548B2 (en) * 2019-10-11 2022-12-06 Canon Production Printing Holding B.V. Method for simulating a printing process of print jobs in a digital high-capacity printing system

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