JP2005222168A - 求人オークションシステム、求職オークションシステム、求人オークション方法、および求職オークション方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】求職/求人に対する応募を活性化してこれを効率的かつ的確に処理し、また求職者と求人企業との間の条件交渉も可能とする。
【解決手段】企業端末130より求人情報と処理基準情報とを受け付けて求人情報を出品情報データベース106に格納すると共に処理基準情報を落札基準データベース107に格納する出品受付部11と、求職者端末140に対し出品情報データベース106より求人情報を抽出しこれを含む画面データを生成し送信する求人情報提供部12と、求職者端末140から求人情報に対する入札情報を受け付けて入札情報データベース108に格納する応札部13と、求職者の待遇ポイントを判定するポイント判定部14と、入札ポイントを算定するポイント算定部15と、応募権利獲得可否を判定する落札判定部16と、応募権利獲得可否の判定の結果を送信する結果送信部17とからシステムを構成する。
【選択図】図1
【解決手段】企業端末130より求人情報と処理基準情報とを受け付けて求人情報を出品情報データベース106に格納すると共に処理基準情報を落札基準データベース107に格納する出品受付部11と、求職者端末140に対し出品情報データベース106より求人情報を抽出しこれを含む画面データを生成し送信する求人情報提供部12と、求職者端末140から求人情報に対する入札情報を受け付けて入札情報データベース108に格納する応札部13と、求職者の待遇ポイントを判定するポイント判定部14と、入札ポイントを算定するポイント算定部15と、応募権利獲得可否を判定する落札判定部16と、応募権利獲得可否の判定の結果を送信する結果送信部17とからシステムを構成する。
【選択図】図1
Description
本発明は、求人オークションシステム、求職オークションシステム、求人オークション方法、および求職オークション方法に関するものである。
昨今、従来より存在したいわゆる終身雇用の形態が崩れはじめ、以前より人材が流動しやい状況となっている。このような状況に沿うようにインターネット上での求人情報提供サービスが提案されてきた。
このようなサービスを実現する技術として例えば、人材のスキルの視点から、求人側の雇用条件と求職側の就職条件の適合性を客観的に判定した上で、その適合性が高い求人情報と求職情報を求職者と雇用者に提供して雇用と就職の間のミスマッチを減ずる。個々の雇用・就職事例のデータベースを基に雇用相場情報を生成し、また継続中の個々の求人・求職案件に対する時々刻々の人材流通市場情報を生成し、それら雇用相場情報を求人・求職当事者の閲覧に供することにより、オークション方式による雇用・就職決定の決断を短期で行なえるようにする(特許文献1参照)手法などが提案されている。
特開2003−108805号公報
しかしながら従来手法においては、例えばweb上で掲載される企業の求人情報と、このweb上で求職者が入力した求職情報とのマッチングを伴う検索処理を行って、いわゆる「人材のミスマッチ」を未然に抑制することを主旨とする提案が多かった。言い換えれば、“オークション”などとしていても、求人データベースにおける条件検索を行って、該当するデータを適宜な求人情報として求職者側に提示するといった、単なるデータベース検索の手法から脱却しきれていない手法が一般的であった。
一方で、年齢、待遇、およびスキルといった(企業側あるいは求職者側からの)要求条件にはいずれも許容度(例:年齢25〜30歳、年収550〜650万)があって、しかも各要求条件が互いの許容度に影響を与えている(例:スキルが高いと年齢が低くても年収は高く設定可)ことが普通であるのに、それらの事情をシステムとしてサービス内容に的確に反映させることができなかった。したがって、例えばweb上などで公開する求人/求職情報には一般的な条件しか掲載することができず、“ミスマッチ”な人材或いは企業からの応募も受付けざるをえない一方で、公開している条件の許容度は外れるが他の優れたスキルによって前記許容度の不足を補えるといった貴重な求職者の応募を遠ざける結果ともなっていた。
また、例えば求職者(或いは求人企業)が求人企業(或いは求職者)に対して希望する待遇(例:給与、職位など)などを交渉当初から条件提示し、入社交渉を行うことは「求職者と求人企業」という力関係からいって難しかった。しかし、従来手法では検索結果としての求人情報等を提供するのみで、システムとしてこうした入社交渉を利用者自らが行えるサービスが提供されることがなかった。
そこで本発明の目的は、求職/求人に対する応募を活性化してこれを効率的かつ的確に処理し、また求職者と求人企業との間の条件交渉も可能とする求人オークションシステム、求職オークションシステム、求人オークション方法、および求職オークション方法を提供することにある。
上記課題を解決する本発明の求人オークションシステムは、企業の求人情報を出品物とし求職者を入札者としたオークションをネットワーク上で実現するシステムであって、募集職種に応じて求められる要求スキルと予定待遇とに関するデータを少なくとも含む求人情報を格納する出品情報データベースと、前記要求スキルの有無または習熟度に応じたスキルポイントの判定基準と、前記予定待遇の高低に応じた待遇ポイントの判定基準と、前記スキルポイントおよび待遇ポイントを代入して入札ポイントを算定するポイント算定式と、求人情報に対する応募権利獲得の下限となる落札基準ポイントの情報とを含む処理基準情報を格納する落札基準データベースと、求職者の所有スキルと希望待遇との情報が少なくとも含まれる、前記求人情報に対する入札情報を格納する入札情報データベースと、企業が備える企業端末より、前記求人情報と当該求人情報に設定された前記処理基準情報とをネットワークを通じて受け付けて、前記求人情報を前記出品情報データベースに格納すると共に、前記処理基準情報を前記落札基準データベースに格納する、出品受付部と、ネットワークを通じてアクセスしてくる求職者端末に対し、前記出品情報データベースより前記求人情報を抽出し、これを含む画面データを生成し送信する、求人情報提供部と、前記求職者端末から、前記求人情報に対する入札情報を受け付けて、前記入札情報データベースに格納する応札部と、前記入札情報が含む求職者の所有スキルの情報を、前記落札基準データベースにおける該当求人情報のスキルポイントの判定基準に照合して当該求職者のスキルポイントを判定し、前記入札情報が含む求職者の希望待遇の情報を、前記落札基準データベースにおける該当求人情報の待遇ポイントの判定基準に照合して当該求職者の待遇ポイントを判定するポイント判定部と、前記判定したスキルポイントおよび待遇ポイントを、前記落札基準データベースにおける該当求人情報のポイント算定式に代入して入札ポイントを算定するポイント算定部と、前記算定した入札ポイントを、前記落札基準データベースにおける該当求人情報の落札基準ポイントに照合して応募権利獲得可否を判定する落札判定部と、前記応募権利獲得可否の判定の結果を、求職者端末または企業端末に送信する結果送信部と、を備えることを特徴とする(第1の発明)。
第2の発明は、第1の発明において、前記落札判定部が、当該落札判定部による判定の結果、1の求人情報に対し複数の入札情報が応募権利獲得に至った場合、前記複数の入札情報のうち、スキルポイント、待遇ポイント、および入札ポイントのいずれかについて所定ポイント以上のものを、応募権利獲得可と判定することを特徴とする。
第3の発明は、第1または第2の発明において、前記落札判定部が、当該落札判定部による判定の結果、所定の求人情報に対しいずれの入札情報も応募権利獲得に至らなかった場合に、該当入札情報毎に入札ポイントと前記落札基準ポイントと比して不足ポイントを算定し、当該不足ポイントを求職者端末に送信することを特徴とする。
第4の発明は、第3の発明において、前記落札判定部が、前記不足ポイントを補うスキルポイントまたは待遇ポイントの少なくともいずれかを取得できるスキルあるいは希望待遇を、出品情報データベースおよび前記落札基準データベースに基づき特定し、求職者端末に送信することを特徴とする。
第5の発明の求職オークションシステムは、求職者の求職情報を出品物とし企業を入札者としたオークションをネットワーク上で実現するシステムであって、求職者の所有スキルと希望待遇とに関するデータを少なくとも含む求職情報を格納する出品情報データベースと、前記所有スキルまたは当該所有スキルに応じた担当予定職務のいずれかの要求有無または要求レベルに基づく職務ポイントの判定基準と、前記希望待遇と企業側の予定待遇との高低に基づく予定待遇ポイントの判定基準と、前記職務ポイントおよび予定待遇ポイントを代入して入札ポイントを算定するポイント算定式と、求職情報に対する応募権利獲得の下限となる落札基準ポイントの情報とを含む処理基準情報を格納する落札基準データベースと、企業の要求スキルと予定待遇との情報が少なくとも含まれる、前記求職情報に対する入札情報を格納する入札情報データベースと、求職者が備える求職者端末より、前記求職情報と当該求職情報に設定された前記処理基準情報とをネットワークを通じて受け付けて、前記求職情報を前記出品情報データベースに格納すると共に、前記処理基準情報を前記落札基準データベースに格納する、出品受付部と、ネットワークを通じてアクセスしてくる企業端末に対し、前記出品情報データベースより前記求職情報を抽出し、これを含む画面データを生成し送信する、求職情報提供部と、前記企業端末から、前記求職情報に対する入札情報を受け付けて、前記入札情報データベースに格納する応札部と、前記入札情報が含む企業の要求スキルの情報を、前記落札基準データベースにおける該当求職情報の職務ポイントの判定基準に照合して当該企業の職務ポイントを判定し、前記入札情報が含む企業の予定待遇の情報を、前記落札基準データベースにおける該当求職情報の予定待遇ポイントの判定基準に照合して当該企業の予定待遇ポイントを判定するポイント判定部と、前記判定した職務ポイントおよび予定待遇ポイントを、前記落札基準データベースにおける該当求職情報のポイント算定式に代入して入札ポイントを算定するポイント算定部と、前記算定した入札ポイントを、前記落札基準データベースにおける該当求職情報の落札基準ポイントに照合して応募権利獲得可否を判定する落札判定部と、前記応募権利獲得可否の判定の結果を、企業端末または求職者端末に送信する結果送信部と、を備えることを特徴とする。
第6の発明は、第5の発明において、前記落札判定部が、当該落札判定部による判定の結果、1の求職情報に対し複数の入札情報が応募権利獲得に至った場合、前記複数の入札情報のうち、職務ポイント、予定待遇ポイント、および入札ポイントのいずれかについて所定ポイント以上のものを、応募権利獲得可と判定することを特徴とする。
第7の発明は、第5または第6の発明において、前記落札判定部が、当該落札判定部による判定の結果、所定の求職情報に対しいずれの入札情報も応募権利獲得に至らなかった場合に、該当入札情報毎に入札ポイントと前記落札基準ポイントと比して不足ポイントを算定し、当該不足ポイントを企業端末に送信することを特徴とする。
第8の発明は、第7の発明において、前記落札判定部が、前記不足ポイントを補う職務ポイントまたは予定待遇ポイントの少なくともいずれかを取得できる要求スキル或いは当該要求スキルに応じた担当予定職務、あるいは予定待遇を、出品情報データベースおよび前記落札基準データベースに基づき特定し、企業端末に送信することを特徴とする。
第9の発明の求人オークション方法は、企業の求人情報を出品物とし求職者を入札者としたオークションを情報処理装置を用いてネットワーク上で実現する方法であって、前記情報処理装置が、募集職種に応じて求められる要求スキルと予定待遇とに関するデータを少なくとも含む求人情報を格納する出品情報データベースと、前記要求スキルの有無または習熟度に応じたスキルポイントの判定基準と、前記予定待遇の高低に応じた待遇ポイントの判定基準と、前記スキルポイントおよび待遇ポイントを代入して入札ポイントを算定するポイント算定式と、求人情報に対する応募権利獲得の下限となる落札基準ポイントの情報とを含む処理基準情報を格納する落札基準データベースと、求職者の所有スキルと希望待遇との情報が少なくとも含まれる、前記求人情報に対する入札情報を格納する入札情報データベースとを備えて、企業が備える企業端末より、前記求人情報と当該求人情報に設定された前記処理基準情報とをネットワークを通じて受け付けて、前記求人情報を前記出品情報データベースに格納すると共に、前記処理基準情報を前記落札基準データベースに格納し、ネットワークを通じてアクセスしてくる求職者端末に対し、前記出品情報データベースより前記求人情報を抽出し、これを含む画面データを生成し送信し、前記求職者端末から、前記求人情報に対する入札情報を受け付けて、前記入札情報データベースに格納し、前記入札情報が含む求職者の所有スキルの情報を、前記落札基準データベースにおける該当求人情報のスキルポイントの判定基準に照合して当該求職者のスキルポイントを判定し、前記入札情報が含む求職者の希望待遇の情報を、前記落札基準データベースにおける該当求人情報の待遇ポイントの判定基準に照合して当該求職者の待遇ポイントを判定し、前記判定したスキルポイントおよび待遇ポイントを、前記落札基準データベースにおける該当求人情報のポイント算定式に代入して入札ポイントを算定し、前記算定した入札ポイントを、前記落札基準データベースにおける該当求人情報の落札基準ポイントに照合して応募権利獲得可否を判定し、前記応募権利獲得可否の判定の結果を、求職者端末または企業端末に送信することを特徴とする。
第10の発明の求職オークション方法は、求職者の求職情報を出品物とし企業を入札者としたオークションを情報処理装置を用いてネットワーク上で実現する方法であって、前記情報処理装置が、求職者の所有スキルと希望待遇とに関するデータを少なくとも含む求職情報を格納する出品情報データベースと、前記所有スキルまたは当該所有スキルに応じた担当予定職務のいずれかの要求有無または要求レベルに基づく職務ポイントの判定基準と、前記希望待遇と企業側の予定待遇との高低に基づく予定待遇ポイントの判定基準と、前記職務ポイントおよび予定待遇ポイントを代入して入札ポイントを算定するポイント算定式と、求職情報に対する応募権利獲得の下限となる落札基準ポイントの情報とを含む処理基準情報を格納する落札基準データベースと、企業の要求スキルと予定待遇との情報が少なくとも含まれる、前記求職情報に対する入札情報を格納する入札情報データベースとを備えて、求職者が備える求職者端末より、前記求職情報と当該求職情報に設定された前記処理基準情報とをネットワークを通じて受け付けて、前記求職情報を前記出品情報データベースに格納すると共に、前記処理基準情報を前記落札基準データベースに格納し、ネットワークを通じてアクセスしてくる企業端末に対し、前記出品情報データベースより前記求職情報を抽出し、これを含む画面データを生成し送信し、前記企業端末から、前記求職情報に対する入札情報を受け付けて、前記入札情報データベースに格納し、前記入札情報が含む企業の要求スキルの情報を、前記落札基準データベースにおける該当求職情報の職務ポイントの判定基準に照合して当該企業の職務ポイントを判定し、前記入札情報が含む企業の予定待遇の情報を、前記落札基準データベースにおける該当求職情報の予定待遇ポイントの判定基準に照合して当該企業の予定待遇ポイントを判定し、前記判定した職務ポイントおよび予定待遇ポイントを、前記落札基準データベースにおける該当求職情報のポイント算定式に代入して入札ポイントを算定し、前記算定した入札ポイントを、前記落札基準データベースにおける該当求職情報の落札基準ポイントに照合して応募権利獲得可否を判定し、前記応募権利獲得可否の判定の結果を、企業端末または求職者端末に送信することを特徴とする。
その他、本願が開示する課題、及びその解決方法は、発明の実施の形態の欄、及び図面により明らかにされる。
本発明によれば、求職/求人に対する応募を活性化してこれを効率的かつ的確に処理可能となり、また求職者と求人企業との間の条件交渉も可能となる。
以下に本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は本実施形態における求人/求職オークションシステムを含むネットワーク構成図である。本実施形態における求人/求職オークションシステムシステム100(以下、システム100とする)は、本発明の求人オークションシステムおよび求職オークションシステムが一体となったシステムであり、演算部101と、当該演算部101が実行するプログラム102を格納したメモリ103と、外部装置とのデータ授受の処理を担うI/O部104と、データベース106〜108を格納する記憶装置105とを有するサーバ装置である。
また、当該システム100は、適宜なネットワーク120を通じて、企業端末や求職者端末らの外部装置と接続することができる。なお、本実施形態においては、本発明の求人/求職オークションシステムとして前記システム100を示したが、求人オークションシステムと求職オークションシステムとがネットワーク120を介して適宜に協働し、別々に存在するものともできる。
システム100は、このような構成のもとプログラム102の実行を行い、本発明の求人オークション方法および求職オークション方法を実現する。以下に、前記システム100のプログラム102を構成する各構成部につき詳細な説明を行う。ここにおけるプログラム102は、求人オークションシステムおよび求職オークションシステムの両方について備えるべき構成部を含むものとし、一つの構成部に両システムの機能を併存させるものとしている。
前記プログラム102は、企業が備える企業端末130より、求人情報と当該求人情報に設定された処理基準情報とをネットワーク120を通じて受け付けて、前記求人情報を出品情報データベース106(後述)に格納すると共に、前記処理基準情報を落札基準データベース107(後述)に格納する、出品受付部11を備える(求人オークションシステム機能)。この出品受付部11は、更に、求職者が備える求職者端末140より、求職情報と当該求職情報に設定された処理基準情報とをネットワーク120を通じて受け付けて、前記求職情報を出品情報データベース106に格納すると共に、処理基準情報を落札基準データベース107に格納するものとする(求職オークションシステム機能)。
また、ネットワーク120を通じてアクセスしてくる求職者端末140に対し、前記出品情報データベース106より前記求人情報を抽出し、これを含む画面データを生成し送信する、求人/求職情報提供部12を備える(求人オークションシステム機能)。この求人/求職情報提供部12は、ネットワーク120を通じてアクセスしてくる企業端末130に対し、出品情報データベース106より前記求職情報を抽出し、これを含む画面データを生成し送信するものとする(求職オークションシステム)。
また、前記求職者端末140から、前記求人情報に対する入札情報を受け付けて、入札情報データベース108(後述)に格納する応札部13を備える(求人オークションシステム機能)。また、この応札部13は、企業端末130から、前記求職情報に対する入札情報を受け付けて、入札情報データベース108に格納するものとする(求職オークションシステム機能)。
また、前記入札情報が含む求職者の所有スキルの情報を、前記落札基準データベース107における該当求人情報のスキルポイントの判定基準に照合して当該求職者のスキルポイントを判定し、前記入札情報が含む求職者の希望待遇の情報を、前記落札基準データベース107における該当求人情報の待遇ポイントの判定基準に照合して当該求職者の待遇ポイントを判定するポイント判定部14を備える(求人オークションシステム機能)。
このポイント判定部14は、前記入札情報が含む企業の要求スキルの情報を、落札基準データベース107における該当求職情報の職務ポイントの判定基準に照合して当該企業の職務ポイントを判定し、前記入札情報が含む企業の予定待遇の情報を、前記落札基準データベース107における該当求職情報の予定待遇ポイントの判定基準に照合して当該企業の予定待遇ポイントを判定するものとする(求職オークションシステム機能)。
また、前記判定したスキルポイントおよび待遇ポイントを、前記落札基準データベース107における該当求人情報のポイント算定式に代入して入札ポイントを算定するポイント算定部15を備える(求人オークションシステム機能)。このポイント算定部15は、前記判定した職務ポイントおよび予定待遇ポイントを、前記落札基準データベース107における該当求職情報のポイント算定式に代入して入札ポイントを算定するものとする(求職オークションシステム機能)。
また、前記算定した入札ポイントを、前記落札基準データベース107における該当求人情報の落札基準ポイントに照合して応募権利獲得可否を判定する落札判定部16を備える(求人オークションシステム機能)。前記落札判定部16は、前記算定した入札ポイントを、落札基準データベース107における該当求職情報の落札基準ポイントに照合して応募権利獲得可否を判定するものとする(求職オークションシステム機能)。
なお、当該落札判定部16は、当該落札判定部16による判定の結果、1の求人情報に対し複数の入札情報が応募権利獲得に至った場合、前記複数の入札情報のうち、スキルポイント、待遇ポイント、および入札ポイントのいずれかについて所定ポイント以上のものを、応募権利獲得可と判定することとできる(求人オークションシステム機能)。
更に、当該落札判定部16は、当該落札判定部16による判定の結果、所定の求人情報に対しいずれの入札情報も応募権利獲得に至らなかった場合に、該当入札情報毎に入札ポイントと前記落札基準ポイントと比して不足ポイントを算定し、当該不足ポイントを求職者端末140に送信することとできる(求人オークションシステム機能)。
また、当該落札判定部16は、前記不足ポイントを補うスキルポイントまたは待遇ポイントの少なくともいずれかを取得できるスキルあるいは希望待遇を、出品情報データベース106および前記落札基準データベース107に基づき特定し、求職者端末140に送信することとできる(求人オークションシステム機能)。
また、当該落札判定部16は、当該落札判定部16による判定の結果、1の求職情報に対し複数の入札情報が応募権利獲得に至った場合、前記複数の入札情報のうち、職務ポイント、予定待遇ポイント、および入札ポイントのいずれかについて所定ポイント以上のものを、応募権利獲得可と判定することとできる(求職オークションシステム機能)。
また、当該落札判定部16は、当該落札判定部16による判定の結果、所定の求職情報に対しいずれの入札情報も応募権利獲得に至らなかった場合に、該当入札情報毎に入札ポイントと前記落札基準ポイントと比して不足ポイントを算定し、当該不足ポイントを企業端末130に送信することとできる(求職オークションシステム機能)。
また、当該落札判定部16は、前記不足ポイントを補う職務ポイントまたは予定待遇ポイントの少なくともいずれかを取得できる要求スキル或いは当該要求スキルに応じた担当予定職務、あるいは予定待遇を、出品情報データベース106および前記落札基準データベース107に基づき特定し、企業端末130に送信することとできる(求職オークションシステム機能)。
またプログラム102は、前記応募権利獲得可否の判定の結果を、求職者端末140または企業端末130に送信する結果送信部17を備える(求人オークションシステム機能および求職オークションシステム機能)。
上述したシステム100とネットワーク120を介しデータ通信を行うのが、企業端末130および求職者端末140である。これら企業端末130および求職者端末140は、そのいずれもが出品と入札とを行うことが可能とできる。また、前記企業端末130や求職者端末140が備える出力インターフェイスの一例として、例えば、プリンタ135、ICカードリーダ145(ICカード146)を備えることが想定できる。
この場合、企業端末130および求職者端末140における出力データの形態も、これら出力インターフェイスの仕様や通信プロトコル等に合わせたものとする。出力インターフェイスがプリンタ135であれば、本発明に基づき処理された落札結果(前記応募権利獲得可否の判定の結果)等がテキストデータや画像データの形態で出力される。また、ICカードリーダ146であれば、前記落札結果等が、ICカード148に格納可能なデータ形態となる。
また、例えば企業端末130および求職者端末140が、携帯電話機150であれば、例えば携帯電話キャリアのWEBサービスを利用してネットワーク120に接続しシステム100とデータ授受を行うこととできる。またこの場合、前記落札結果等をこの携帯電話機150の画面或いは赤外線出力が出来る電子データやバーコードデータのデータ形態とする。
前記システム100は、上述した構成の他、前記記憶装置105において、データベース106〜108を備えるものとする。よって、以下に各データベースの例について説明する。図2は本実施形態における、(a)出品情報データベース106、(b)落札基準データベース107、(c)入札情報データベース108の例を示す図である。
前記出品情報データベース106は、募集職種に応じて求められる要求スキルと予定待遇とに関するデータを少なくとも含む求人情報と、求職者の所有スキルと希望待遇とに関するデータを少なくとも含む求職情報とを格納するデータベースであり、例えば、出品IDをキーとして、出品者ID、出品属性(求人か求職か)、年齢、スキル、待遇といった情報を関連づけたレコードの集合体となっている。
また、前記落札基準データベース107は、要求スキルの有無または習熟度に応じたスキルポイントの判定基準と、前記予定待遇の高低に応じた待遇ポイントの判定基準と、前記スキルポイントおよび待遇ポイントを代入して入札ポイントを算定するポイント算定式と、求人情報に対する応募権利獲得の下限となる落札基準ポイントの情報とを含む処理基準情報(求人オークションに伴う情報)と、所有スキルまたは当該所有スキルに応じた担当予定職務のいずれかの要求有無または要求レベルに基づく職務ポイントの判定基準と、前記希望待遇と企業側の予定待遇との高低に基づく予定待遇ポイントの判定基準と、前記職務ポイントおよび予定待遇ポイントを代入して入札ポイントを算定するポイント算定式と、求職情報に対する応募権利獲得の下限となる落札基準ポイントの情報とを含む処理基準情報(求職オークションに伴う情報)とを格納するデータベースである。
そして、出品ID毎に生成したシートにおいて、スキルポイントの判定基準、職務ポイント判定基準、待遇ポイント判定基準、予定待遇ポイント判定基準、年齢ポイント判定基準、前記各ポイントを代入して入札ポイントを算定するポイント算定式、求人情報または求職情報に対する応募権利獲得の下限となる落札基準ポイントといった情報が含まれるものとなる。
また、前記入札情報データベース108は、求職者の所有スキルと希望待遇との情報が少なくとも含まれる、求人情報に対する入札情報と、企業の要求スキルと予定待遇との情報が少なくとも含まれる、求職情報に対する入札情報と、を格納するデータベースであり、例えば入札IDをキーとして、入札者ID、入札属性(対求人か対求職か)、年齢、スキル、待遇といった情報が関連づけされたレコードの集合体となっている。
なお、これまで示した構成各部11〜17は、システム100においてハードウェアとして実現してもよいし、HDDやメモリなどの適宜な記憶装置に格納したプログラムとして実現するとしてもよい。この場合、前記システムの演算部101がプログラム実行に合わせて記憶装置より該当プログラムをメモリ103に読み出して、これを実行することとなる。
また、前記システム100と企業端末130、或いは求職者端末140らとをネットワーク120で結ぶ例を想定したが、このネットワーク120は、LANやインターネットの他、専用回線やWAN(Wide Area Network)、電灯線ネットワーク、無線ネットワーク、公衆回線網、携帯電話網など様々なネットワークを採用することも出来る。また、VPNなど仮想専用ネットワーク技術を用いれば、インターネットを採用した際にセキュリティ性を高めた通信が確立され好適である。
次に、本実施形態の求人オークション方法の実際手順について図を参照しつつ説明する。なお、以下で説明する求人オークション方法に対応する各種動作は、システム100におけるメモリやHDD等の記憶手段105が前記各構成部11〜17の機能を実現すべく備えるプログラム102によって実現される。そして、このプログラム102は、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されており、前記構成各部の機能を実装したものとなる。
図3は本実施形態における求人オークション方法の処理手順を示すフロー図である。まず、システム100は、予め企業端末130で生成・送信された(s1000、s1001)、求人情報と当該求人情報に設定された処理基準情報とをネットワーク120を通じて受け付ける(s1002)。
なお、企業端末130での求人情報および処理基準情報の生成処理は以下のごとく行われる。例えば、募集する人材のスキルや年齢、待遇といった項目毎に適宜な重み付けを行うとともに、これら項目毎のポイントを代入して入札ポイントを算定するポイント算定式と落札基準ポイントとを設定する。重み付けの値や落札基準ポイントとしては、数値の他、重みレベルを象徴する記号などを採用できる。これらの重み付けの値等については、入札者側に表示しないほうが、オークションの適正な運営上、好適である。
例えば、募集職種がシステムエンジニアで、優れたc言語のスキルを備えている人材であれば年齢にこだわらず給与はいくら出してもよく、一方で、若手であれば高い給与を望まない人材がほしい、という2重の許容範囲をもつ求人ポリシーを企業がもっていたとする。
この場合、従来における求人情報の検索サービス等では、年齢:23歳〜30歳、給与例:25万円〜30万円/月程度、資格:c言語、javaなどの経験者、というふうにぼやけた募集内容を告知するしかなかった。なぜなら、c言語、javaを使える人材であれば実際には35万円/月以上を出して是非採用したいと企業側が考えていたとしても、給与を35万円以上も可、とすることであまりキャリアを持たないが高給を希望しているような人物まで対応しなければならないといった懸念もあり、求人側の細かな実情を的確にシステム100に反映し処理を行うこが困難であった。
一方、本実施形態における求人オークションシステムにおいては、ポイント算定を行って様々な条件に対応した落札処理を行い、求人側が望む的確な人材を落札者とすることができる。そのために、前記出品情報データベース106に、求職者端末140に示すための一般的な出品情報、つまり求人情報を格納する一方で(s1003)、前記ポイントの判定基準を含む前記処理基準情報を落札基準データベース107に格納する(s1004)。
前記処理基準情報は、図2(b)に示したとおり、例えば、スキルポイントの判定基準として、開発可能な言語およびOSが、c言語:20ポイント、java:5ポイント、UNIX:1ポイント、Oracle:5ポイント、また、待遇ポイントの判定基準として、希望給与が、22万から25万円:6ポイント、25万から30万円:5ポイント、30万円以上:0ポイントと、また、年齢ポイントの判定基準として年齢が、22歳から25歳:10ポイント、26歳から30歳:5ポイント、31歳以上:1ポイントなどどできる。
また、スキルポイント:a、待遇ポイント:c、また、年齢ポイント:eとすると、ポイント算定式として、例えば“1.1a+c+e”といった式を想定できる。この場合はスキルに重きを置いた算定式となっているが、いずれのポイントに重み付けを負荷してもよい。
更に、落札基準ポイントとして、例えば20ポイント以上が落札、などとすることができる。この落札基準ポイントは入札者側に提示してもしなくてもよい。
また、スキルポイント:a、待遇ポイント:c、また、年齢ポイント:eとすると、ポイント算定式として、例えば“1.1a+c+e”といった式を想定できる。この場合はスキルに重きを置いた算定式となっているが、いずれのポイントに重み付けを負荷してもよい。
更に、落札基準ポイントとして、例えば20ポイント以上が落札、などとすることができる。この落札基準ポイントは入札者側に提示してもしなくてもよい。
続いて、上述のごとく出品情報データベース106および落札基準データベース107に求人情報および処理基準情報が格納された後、システム100が求職者端末140より入札を受け付ける処理について説明する。
求職者端末140が、求人情報の検索用のキーを生成し(s1005)、これを含む求人検索要求をシステム100側に送信したとする(s1006)。
この時、システム100は、前記出品情報データベース106において前記検索キーに基づく求人情報検索を行って該当求人情報を抽出する(s1007)。そして、これを含む画面データを生成し求職者端末140に送信する(s1008)。求職者端末140では前記画面データを受信し、適宜な出力インターフェイスに出力する(s1009)。
この時、システム100は、前記出品情報データベース106において前記検索キーに基づく求人情報検索を行って該当求人情報を抽出する(s1007)。そして、これを含む画面データを生成し求職者端末140に送信する(s1008)。求職者端末140では前記画面データを受信し、適宜な出力インターフェイスに出力する(s1009)。
図4は本実施形態における画面例1を示す図であり、図5は本実施形態における、(a)画面例2、(b)画面例3を示す図である。前記求職者端末140において出力された画面データは、例えば画面400に示すように、入札できる企業名401をキーとして出品物たる求人情報が一覧となった画面であり、募集概要の情報402と個別の募集詳細の閲覧リンク403とが含まれている。この画面400において前記閲覧リンクがクリックされたならば、図5に示す画面500をシステム100が返す。この画面500では、募集詳細の情報として、会社概要の情報501と募集詳細の情報502とが含まれており、更に入札ボタン505が配置されている。この入札ボタン505がクリックされたならば、システム100は画面550を返す。システム100は、この画面550を通じて、前記求人情報に対する、入札者の年齢、希望給与、保有スキルといった入札情報を受け付けて、入札情報データベース108に格納することとなる(s1011)。
ここで、出品物たる求人情報(出品ID:s001)に、年齢37歳でc言語のスキルがある人材が月給30万円以上の待遇を望んだ入札(入札ID:n0001)があったとする。また、同じ求人情報に、年齢35歳でjava、とUNIXでの開発ができる人材が月給33万円以上の待遇を望んだ入札(入札ID:n000n1)と、年齢23歳でjavaでの開発ができる人材が月給25万円を望んだ入札(入札ID:n000n2)があったとする。
システム100では、前記の各入札情報が含む求職者の所有スキルの情報を、前記落札基準データベース107における該当求人情報のスキルポイントの判定基準に照合し(s1012)、当該求職者のスキルポイントを判定する(s1013)。
また、前記各入札情報が含む求職者の希望待遇の情報を、前記落札基準データベース107における該当求人情報の待遇ポイントの判定基準に照合し(s1014)、当該求職者の待遇ポイントを判定する(s1015)。更に、同様に、前記各入札情報が含む求職者の年齢の情報を前記落札基準データベース107における該当求人情報の年齢ポイントの判定基準に照合して年齢ポイントを判定する。
上記の例では、入札ID:n0001 は、年齢37歳:1ポイント、希望給与30万円以上:0ポイント、所有スキルc言語:20ポイントとなる。また、入札ID:n000n1は、年齢35歳:1ポイント、希望給与33万円以上:0ポイント、所有スキルjavaおよびUNIX:5+1=6ポイントとなる。また、入札ID:n000n2は、年齢23歳:10ポイント、希望給与25万円以上:5ポイント、所有スキルjava:5ポイントとなる。
システム100はこのように判定したスキルポイントおよび待遇ポイント(および年齢ポイント)を、前記落札基準データベース107における該当求人情報のポイント算定式に代入し、入札ポイントを算定する(s1016)。前記出品ID:s001におけるポイント算定式は、前記した通り“1.1a+c+e”ととなっていたから、上記例において入札ID:n0001 は、“1.1×20+0+1”=23ポイントを入札ポイントとして獲得する。また、入札ID:n000n1は、“1.1×6+0+1”=7.6ポイントを入札ポイントとして獲得する。また、入札ID:n000n2は、“1.1×5+5+10”=20.5ポイントを入札ポイントとして獲得する。
続いてシステム100は、前記算定した入札ポイントを、前記落札基準データベース107における該当求人情報の落札基準ポイントに照合して応募権利獲得可否を判定する(s1017)。上記例では、出品ID:s001における落札基準ポイントが20ポイントであるから、入札ID:n0001および、入札ID:n0002が落札となる。こうして、前記出品ID:s001の出品を行った企業は、年齢は37歳で掲載上の年齢範囲を外れているが求めるスキルを備えた人材(入札ID:n0001)と、年齢は23歳で他と比して若く、給与を高のぞみしない人材(入札ID:n0002)の両方について落札できたのである。
なお、前記ステップs1017に続き、前記応募権利獲得可否判定の結果、1の求人情報に対し応募権利を獲得した入札があったか判定し(s1018)、ここで権利獲得の入札があった場合(s1018:YES)、この入札は複数あったのか更に判定する(s1019)。複数ではなく一つの入札情報が応募権利獲得に至った場合(s1019:NO)、応募権利獲得可否の判定の結果を、求職者端末140または企業端末130に送信し(s1026)、システム100での処理は終了する。
一方、複数の入札情報が応募権利獲得に至った場合(s1019:YES)、前記複数の入札情報のうち、スキルポイント、待遇ポイント、および入札ポイントのいずれかについて所定ポイント以上のものを、応募権利獲得可と判定する(s1020)。これにより例えば、スキルが一番高いものを選択落札する、といったことが可能となる。そして、ここで判定した募権利獲得可否の結果は、求職者端末140または企業端末130に送信し(s1026)、システム100での処理は終了する。
他方、前記ステップs1018における判定の結果、所定の求人情報に対しいずれの入札情報も応募権利獲得に至らなかった場合(s1018:NO)、該当入札情報毎に入札ポイントと前記落札基準ポイントと比して不足ポイントを算定する(s1021)。また、前記不足ポイントを補うスキルポイントまたは待遇ポイントの少なくともいずれかを取得できるスキルあるいは希望待遇を、出品情報データベース106および前記落札基準データベース107に基づき特定し、求職者端末140に送信する(s1022)。
例えば、落札基準データベース107における各判定基準におけるポイントのうち、入札者(求職者)が獲得できていない一番大きなもの(例:前記出品ID:s001における「c言語」:20ポイントなど)から順に、前記不足ポイントを補って落札基準ポイントを越えられるか判定し、越えられると判定されたスキルまたは希望待遇(給与)を求職者端末140に送信するのである。
この場合、前記応募権利獲得可否の判定の結果(落札できなかった旨)を、求職者端末140または企業端末130に送信し(s1026)、システム100での処理を終了する。
この場合、前記応募権利獲得可否の判定の結果(落札できなかった旨)を、求職者端末140または企業端末130に送信し(s1026)、システム100での処理を終了する。
一方、前記応募権利獲得可否の判定結果を受信した求職者端末140では、これを受信して適宜な出力インターフェイスに表示し(s1027)、処理を終了する。
また、企業端末130では、前記不足ポイントを補うスキルポイントまたは待遇ポイントの少なくともいずれかを取得できるスキルあるいは希望待遇の情報を受信して適宜な出力インターフェイスに表示する(s1023)。ここで受信した情報に基づき不足ポイントを補うスキルや希望待遇の再入力を伴う再入札を行う場合(s1024:YES)、処理をステップs1010に戻す。一方、再入札を行わない場合(s1024:NO)、前記受信した応募権利獲得可否の判定結果を適宜な出力インターフェイスに表示し(s1025)、処理を終了する。
次に、本実施形態の求職オークション方法の実際手順について図を参照しつつ説明する。なお、以下で説明する求職オークション方法に対応する各種動作は、システム100におけるメモリやHDD等の記憶手段105が前記各構成部11〜17の機能を実現すべく備えるプログラム102によって実現される。そして、このプログラム102は、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されており、前記構成各部の機能を実装したものとなる。
図6は本実施形態における求職オークション方法の処理手順を示すフロー図である。まず、システム100は、予め求職者端末140で生成・送信された(s1100、s1101)、求職情報と当該求職情報に設定された処理基準情報とをネットワーク120を通じて受け付ける(s1102)。
なお、求職者端末140での求職情報および処理基準情報の生成処理は以下のごとく行われる。例えば、出品者つまり求職者の所有スキルや年齢、希望待遇といった項目毎に適宜な重み付けを行うとともに、これら項目毎のポイントを代入して入札ポイントを算定するポイント算定式と落札基準ポイントとを設定する。重み付けの値や落札基準ポイントとしては、数値の他、重みレベルを象徴する記号などを採用できる。これらの重み付けの値等については、入札者側に表示しないほうが、オークションの適正な運営上、好適である。
例えば、希望職種がシステムエンジニアで、年齢38歳、c言語やJava を使った開発業務を行えるが、長年培ったOracleのスキルを活用した仕事を希望し、希望待遇としての給与は35万円以上という求職ポリシーを求職者がもっていたとする。
本実施形態における求職オークションシステムにおいては、ポイント算定を行って様々な条件に対応した落札処理を行い、求職者側が望む的確な企業を落札者とすることができる。そのために、前記出品情報データベース106に、企業端末130に示すための一般的な出品情報、つまり求人情報を格納する一方で(s1103)、前記ポイントの判定基準を含む前記処理基準情報を落札基準データベース107に格納する(s1104)。
前記処理基準情報は、例えば、職務ポイントの判定基準として、担当予定職務で使用する言語およびOSが、UNIX:1ポイント、Oracle:20ポイント、c言語:0ポイント、java:0ポイント、また、予定待遇ポイントの判定基準として、予定給与が、34万円以下:1ポイント、35万円以上:5ポイント、また、年齢ポイントの判定基準として採用予定年齢が、38歳 :1 ポイント、38歳以外を希望する場合:0ポイント、などどできる。
また、職務ポイント:b、予定待遇ポイント:d、また、年齢ポイント:eとすると、ポイント算定式として、例えば“1.1b+d+e”といった式を想定できる。この場合はスキルに重きを置いた算定式となっているが、いずれのポイントに重み付けを負荷してもよい。更に、落札基準ポイントとして、例えば21ポイント以上が落札、などとすることができる。この落札基準ポイントは入札者側に提示してもしなくてもよい。
続いて、上述のごとく出品情報データベース106および落札基準データベース107に求職情報および処理基準情報が格納された後、システム100が企業端末130より入札を受け付ける処理について説明する。
企業端末130が、求職情報の検索用のキーを生成し(s1105)、これを含む求職検索要求をシステム100側に送信したとする(s1106)。この時、システム100は、前記出品情報データベース106において前記検索キーに基づく求職情報検索を行って該当求職情報を抽出する(s1107)。そして、これを含む画面データを生成し企業端末130に送信する(s1108)。企業端末130では前記画面データを受信し、適宜な出力インターフェイスに出力する(s1109)。
図7は本実施形態における、(a)画面例4、(b)画面例5を示す図である。前記企業端末130において出力された画面データは、例えば画面700に示すように、入札できる求職者に対応する出品者IDをキーとして出品物たる求職情報が一覧となった画面であり、求職概要の情報702と個別の求職詳細の閲覧リンク703とが含まれている。この画面700において前記閲覧リンク703がクリックされたならば、同図(b)に示す画面750をシステム100が返す。この画面750では、求職詳細の情報として、求職概要の情報751と求職詳細の情報752とが含まれており、更に入札ボタン755が配置されている。この入札ボタン755がクリックされたならば、システム100は、図8(a)に示す画面800を返す。システム100は、この画面800を通じて、前記求職情報に対する、企業側が人材に希望する年齢幅、予定給与、必要スキルといった入札情報を受け付けて、入札情報データベース108に格納することとなる(s1111)。
ここで、出品物たるある求職情報に、年齢:関係なし、給与:40万/以上かつ希望通り、スキル:java必須といった入札(入札ID:n0101)があったとする。また、同じ求職情報に、年齢:25歳以下、給与:応相談、スキル:Oracleあれば最適といった入札(入札ID:n010n1)があったとする。
システム100では、前記の各入札情報が含む企業側の要求スキルの情報を、前記落札基準データベース107における該当求職情報の職務ポイントの判定基準に照合し(s1112)、当該企業の職務ポイントを判定する(s1113)。
システム100では、前記の各入札情報が含む企業側の要求スキルの情報を、前記落札基準データベース107における該当求職情報の職務ポイントの判定基準に照合し(s1112)、当該企業の職務ポイントを判定する(s1113)。
また、前記各入札情報が含む企業の予定待遇の情報を、前記落札基準データベース107における該当求職情報の予定待遇ポイントの判定基準に照合し(s1114)、当該企業の予定待遇ポイントを判定する(s1115)。更に、同様に、前記各入札情報が含む企業の希望年齢の情報を前記落札基準データベース107における該当求職情報の年齢ポイントの判定基準に照合して年齢ポイントを判定する。
上記の例では、入札ID:n0101 は、年齢:1 ポイント、給与:5ポイント、職務:0ポイントとなる。また、入札ID:n010n1は、年齢:0ポイント、給与:1ポイント、職務:20ポイントとなる。
システム100はこのように判定した職務ポイントおよび予定待遇ポイント(および年齢ポイント)を、前記落札基準データベース107における該当求職情報のポイント算定式に代入し、入札ポイントを算定する(s1116)。前記例におけるポイント算定式を、例えば“1.1b+d+e”としたならば、入札ID:n0001 は、“1.1×0+5+1”=6ポイントを入札ポイントとして獲得する。また、入札ID:n010n1は、“1.1×20+1+0”=23ポイントを入札ポイントとして獲得する。
続いてシステム100は、前記算定した入札ポイントを、前記落札基準データベース107における該当求職情報の落札基準ポイントに照合して応募権利獲得可否を判定する(s1117)。上記例で落札基準ポイントを21ポイントとしたならば、入札ID:n0101は落札不可、入札ID:n010n1が落札となる。こうして、前記出品を行った求職者は、希望としないjava とC 言語のキャリアを必要とする入札を落札させず、希望通りoracleのキャリアを活用できる企業(入札ID:n010n1)について落札できたのである。
なお、前記ステップs1117に続き、前記応募権利獲得可否判定の結果、1の求職情報に対し応募権利を獲得した入札があったか判定し(s1118)、ここで権利獲得の入札があった場合(s1118:YES)、この入札は複数あったのか更に判定する(s1119)。複数ではなく一つの入札情報が応募権利獲得に至った場合(s1119:NO)、応募権利獲得可否の判定の結果を、企業端末130または求職者端末140に送信し(s1126)、システム100での処理は終了する。
一方、複数の入札情報が応募権利獲得に至った場合(s1119:YES)、前記複数の入札情報のうち、職務ポイント、予定待遇ポイント、および入札ポイントのいずれかについて所定ポイント以上のものを、応募権利獲得可と判定する(s1120)。これにより例えば、求職者の所有スキルと担当予定職務とが一番近しい企業の入札を選択落札する、といったことが可能となる。そして、ここで判定した募権利獲得可否の結果は、企業端末130または求職者端末140に送信し(s1126)、システム100での処理は終了する。
他方、前記ステップs1118における判定の結果、所定の求職情報に対しいずれの入札情報も応募権利獲得に至らなかった場合(s1118:NO)、該当入札情報毎に入札ポイントと前記落札基準ポイントと比して不足ポイントを算定する(s1121)。また、前記不足ポイントを補う職務ポイントまたは予定待遇ポイントの少なくともいずれかを取得できる担当予定職務あるいは予定待遇を、出品情報データベース106および前記落札基準データベース107に基づき特定し、企業端末130に送信する(s1022)。
例えば、落札基準データベース107における各判定基準におけるポイントのうち、企業が獲得できていない一番大きなもの(例:予定待遇30万円以上:20ポイントなど)から順に、前記不足ポイントを補って落札基準ポイントを越えられるか判定し、越えられると判定された担当予定職務または予定待遇(給与)を企業端末130に送信するのである。
この場合、前記応募権利獲得可否の判定の結果(落札できなかった旨)を、企業端末130または求職者端末140に送信し(s1126)、システム100での処理を終了する。
一方、前記応募権利獲得可否の判定結果を受信した求職者端末140では、これを受信して適宜な出力インターフェイスに表示し(s1127)、処理を終了する。
一方、前記応募権利獲得可否の判定結果を受信した求職者端末140では、これを受信して適宜な出力インターフェイスに表示し(s1127)、処理を終了する。
また、企業端末130では、前記不足ポイントを補う職務ポイントまたは予定待遇ポイントの少なくともいずれかを取得できる担当予定職務あるいは予定待遇の情報を受信して適宜な出力インターフェイスに表示する(s1123)。ここで受信した情報に基づき不足ポイントを補う担当予定職務や予定待遇の再入力を伴う再入札を行う場合(s1124:YES)、処理をステップs1110に戻す。一方、再入札を行わない場合(s1124:NO)、前記受信した応募権利獲得可否の判定結果を適宜な出力インターフェイスに表示し(s1125)、処理を終了する。
上記の実施形態に加え、例えば、図8(b)、および図9(a)、(b)に示す画面850のごとく、出品情報の他に、入札履歴、入札状況、入札締め切り時間などを表示することとすれば好適である。またこの場合、個人情報についてはIDで固有名称を示すなど匿名性を持たせた状態での表示を行うものとする。
本発明によれば、年齢、待遇、およびスキルといった(企業側あるいは求職者側からの)要求条件にはいずれも許容度があって、しかも各要求条件が互いの許容度に影響を与えている状況をシステムとしてサービス内容に的確に反映させることができる。したがって、例えばweb上などで公開する求人/求職情報には一般的な条件しか掲載することができないとしても、求める人材や企業の条件と“ミスマッチ”な応募を的確に排除する一方で、公開している条件の許容度は外れるが他の優れたスキルによって前記許容度の不足を補えるといった貴重な応募を誘引することが可能となる。
また、例えば求職者(或いは求人企業)が求人企業(或いは求職者)に対して希望する待遇(例:給与、職位など)などを交渉当初から条件提示し、入社交渉を行うことが「求職者と求人企業」という力関係に関わらず可能となる。
したがって、求職/求人に対する応募を活性化してこれを効率的かつ的確に処理し、また求職者と求人企業との間の条件交渉も可能とできる。
したがって、求職/求人に対する応募を活性化してこれを効率的かつ的確に処理し、また求職者と求人企業との間の条件交渉も可能とできる。
以上、本発明の実施の形態について、その実施の形態に基づき具体的に説明したが、これに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
11 出品受付部
12 求人情報提供部
13 応札部
14 ポイント判定部
15 ポイント算定部
16 落札判定部
17 結果送信部
100 システム
101 演算部
102 プログラム
103 メモリ
104 I/O部
105 記憶装置
106 出品情報データベース
107 落札基準データベース
108 入札情報データベース
120 ネットワーク
130 企業端末
140 求職者端末
12 求人情報提供部
13 応札部
14 ポイント判定部
15 ポイント算定部
16 落札判定部
17 結果送信部
100 システム
101 演算部
102 プログラム
103 メモリ
104 I/O部
105 記憶装置
106 出品情報データベース
107 落札基準データベース
108 入札情報データベース
120 ネットワーク
130 企業端末
140 求職者端末
Claims (10)
- 企業の求人情報を出品物とし求職者を入札者としたオークションをネットワーク上で実現するシステムであって、
募集職種に応じて求められる要求スキルと予定待遇とに関するデータを少なくとも含む求人情報を格納する出品情報データベースと、
前記要求スキルの有無または習熟度に応じたスキルポイントの判定基準と、前記予定待遇の高低に応じた待遇ポイントの判定基準と、前記スキルポイントおよび待遇ポイントを代入して入札ポイントを算定するポイント算定式と、求人情報に対する応募権利獲得の下限となる落札基準ポイントの情報とを含む処理基準情報を格納する落札基準データベースと、
求職者の所有スキルと希望待遇との情報が少なくとも含まれる、前記求人情報に対する入札情報を格納する入札情報データベースと、
企業が備える企業端末より、前記求人情報と当該求人情報に設定された前記処理基準情報とをネットワークを通じて受け付けて、前記求人情報を前記出品情報データベースに格納すると共に、前記処理基準情報を前記落札基準データベースに格納する、出品受付部と、
ネットワークを通じてアクセスしてくる求職者端末に対し、前記出品情報データベースより前記求人情報を抽出し、これを含む画面データを生成し送信する、求人情報提供部と、
前記求職者端末から、前記求人情報に対する入札情報を受け付けて、前記入札情報データベースに格納する応札部と、
前記入札情報が含む求職者の所有スキルの情報を、前記落札基準データベースにおける該当求人情報のスキルポイントの判定基準に照合して当該求職者のスキルポイントを判定し、前記入札情報が含む求職者の希望待遇の情報を、前記落札基準データベースにおける該当求人情報の待遇ポイントの判定基準に照合して当該求職者の待遇ポイントを判定するポイント判定部と、
前記判定したスキルポイントおよび待遇ポイントを、前記落札基準データベースにおける該当求人情報のポイント算定式に代入して入札ポイントを算定するポイント算定部と、
前記算定した入札ポイントを、前記落札基準データベースにおける該当求人情報の落札基準ポイントに照合して応募権利獲得可否を判定する落札判定部と、
前記応募権利獲得可否の判定の結果を、求職者端末または企業端末に送信する結果送信部と、
を備えることを特徴とする求人オークションシステム。 - 請求項1において、
前記落札判定部が、当該落札判定部による判定の結果、1の求人情報に対し複数の入札情報が応募権利獲得に至った場合、前記複数の入札情報のうち、スキルポイント、待遇ポイント、および入札ポイントのいずれかについて所定ポイント以上のものを、応募権利獲得可と判定することを特徴とする求人オークションシステム。 - 請求項1または2において、
前記落札判定部が、当該落札判定部による判定の結果、所定の求人情報に対しいずれの入札情報も応募権利獲得に至らなかった場合に、該当入札情報毎に入札ポイントと前記落札基準ポイントと比して不足ポイントを算定し、当該不足ポイントを求職者端末に送信することを特徴とする求人オークションシステム。 - 請求項3において、
前記落札判定部が、前記不足ポイントを補うスキルポイントまたは待遇ポイントの少なくともいずれかを取得できるスキルあるいは希望待遇を、出品情報データベースおよび前記落札基準データベースに基づき特定し、求職者端末に送信することを特徴とする求人オークションシステム。 - 求職者の求職情報を出品物とし企業を入札者としたオークションをネットワーク上で実現するシステムであって、
求職者の所有スキルと希望待遇とに関するデータを少なくとも含む求職情報を格納する出品情報データベースと、
前記所有スキルまたは当該所有スキルに応じた担当予定職務のいずれかの要求有無または要求レベルに基づく職務ポイントの判定基準と、前記希望待遇と企業側の予定待遇との高低に基づく予定待遇ポイントの判定基準と、前記職務ポイントおよび予定待遇ポイントを代入して入札ポイントを算定するポイント算定式と、求職情報に対する応募権利獲得の下限となる落札基準ポイントの情報とを含む処理基準情報を格納する落札基準データベースと、
企業の要求スキルと予定待遇との情報が少なくとも含まれる、前記求職情報に対する入札情報を格納する入札情報データベースと、
求職者が備える求職者端末より、前記求職情報と当該求職情報に設定された前記処理基準情報とをネットワークを通じて受け付けて、前記求職情報を前記出品情報データベースに格納すると共に、前記処理基準情報を前記落札基準データベースに格納する、出品受付部と、
ネットワークを通じてアクセスしてくる企業端末に対し、前記出品情報データベースより前記求職情報を抽出し、これを含む画面データを生成し送信する、求職情報提供部と、
前記企業端末から、前記求職情報に対する入札情報を受け付けて、前記入札情報データベースに格納する応札部と、
前記入札情報が含む企業の要求スキルの情報を、前記落札基準データベースにおける該当求職情報の職務ポイントの判定基準に照合して当該企業の職務ポイントを判定し、前記入札情報が含む企業の予定待遇の情報を、前記落札基準データベースにおける該当求職情報の予定待遇ポイントの判定基準に照合して当該企業の予定待遇ポイントを判定するポイント判定部と、
前記判定した職務ポイントおよび予定待遇ポイントを、前記落札基準データベースにおける該当求職情報のポイント算定式に代入して入札ポイントを算定するポイント算定部と、
前記算定した入札ポイントを、前記落札基準データベースにおける該当求職情報の落札基準ポイントに照合して応募権利獲得可否を判定する落札判定部と、
前記応募権利獲得可否の判定の結果を、企業端末または求職者端末に送信する結果送信部と、
を備えることを特徴とする求職オークションシステム。 - 請求項5において、
前記落札判定部が、当該落札判定部による判定の結果、1の求職情報に対し複数の入札情報が応募権利獲得に至った場合、前記複数の入札情報のうち、職務ポイント、予定待遇ポイント、および入札ポイントのいずれかについて所定ポイント以上のものを、応募権利獲得可と判定することを特徴とする求職オークションシステム。 - 請求項5または6において、
前記落札判定部が、当該落札判定部による判定の結果、所定の求職情報に対しいずれの入札情報も応募権利獲得に至らなかった場合に、該当入札情報毎に入札ポイントと前記落札基準ポイントと比して不足ポイントを算定し、当該不足ポイントを企業端末に送信することを特徴とする求職オークションシステム。 - 請求項7において、
前記落札判定部が、前記不足ポイントを補う職務ポイントまたは予定待遇ポイントの少なくともいずれかを取得できる要求スキル或いは当該要求スキルに応じた担当予定職務、あるいは予定待遇を、出品情報データベースおよび前記落札基準データベースに基づき特定し、企業端末に送信することを特徴とする求人オークションシステム。 - 企業の求人情報を出品物とし求職者を入札者としたオークションを情報処理装置を用いてネットワーク上で実現する方法であって、
前記情報処理装置が、
募集職種に応じて求められる要求スキルと予定待遇とに関するデータを少なくとも含む求人情報を格納する出品情報データベースと、
前記要求スキルの有無または習熟度に応じたスキルポイントの判定基準と、前記予定待遇の高低に応じた待遇ポイントの判定基準と、前記スキルポイントおよび待遇ポイントを代入して入札ポイントを算定するポイント算定式と、求人情報に対する応募権利獲得の下限となる落札基準ポイントの情報とを含む処理基準情報を格納する落札基準データベースと、
求職者の所有スキルと希望待遇との情報が少なくとも含まれる、前記求人情報に対する入札情報を格納する入札情報データベースとを備えて、
企業が備える企業端末より、前記求人情報と当該求人情報に設定された前記処理基準情報とをネットワークを通じて受け付けて、前記求人情報を前記出品情報データベースに格納すると共に、前記処理基準情報を前記落札基準データベースに格納し、
ネットワークを通じてアクセスしてくる求職者端末に対し、前記出品情報データベースより前記求人情報を抽出し、これを含む画面データを生成し送信し、
前記求職者端末から、前記求人情報に対する入札情報を受け付けて、前記入札情報データベースに格納し、
前記入札情報が含む求職者の所有スキルの情報を、前記落札基準データベースにおける該当求人情報のスキルポイントの判定基準に照合して当該求職者のスキルポイントを判定し、前記入札情報が含む求職者の希望待遇の情報を、前記落札基準データベースにおける該当求人情報の待遇ポイントの判定基準に照合して当該求職者の待遇ポイントを判定し、
前記判定したスキルポイントおよび待遇ポイントを、前記落札基準データベースにおける該当求人情報のポイント算定式に代入して入札ポイントを算定し、
前記算定した入札ポイントを、前記落札基準データベースにおける該当求人情報の落札基準ポイントに照合して応募権利獲得可否を判定し、
前記応募権利獲得可否の判定の結果を、求職者端末または企業端末に送信することを特徴とする求人オークション方法。 - 求職者の求職情報を出品物とし企業を入札者としたオークションを情報処理装置を用いてネットワーク上で実現する方法であって、
前記情報処理装置が、
求職者の所有スキルと希望待遇とに関するデータを少なくとも含む求職情報を格納する出品情報データベースと、
前記所有スキルまたは当該所有スキルに応じた担当予定職務のいずれかの要求有無または要求レベルに基づく職務ポイントの判定基準と、前記希望待遇と企業側の予定待遇との高低に基づく予定待遇ポイントの判定基準と、前記職務ポイントおよび予定待遇ポイントを代入して入札ポイントを算定するポイント算定式と、求職情報に対する応募権利獲得の下限となる落札基準ポイントの情報とを含む処理基準情報を格納する落札基準データベースと、
企業の要求スキルと予定待遇との情報が少なくとも含まれる、前記求職情報に対する入札情報を格納する入札情報データベースとを備えて、
求職者が備える求職者端末より、前記求職情報と当該求職情報に設定された前記処理基準情報とをネットワークを通じて受け付けて、前記求職情報を前記出品情報データベースに格納すると共に、前記処理基準情報を前記落札基準データベースに格納し、
ネットワークを通じてアクセスしてくる企業端末に対し、前記出品情報データベースより前記求職情報を抽出し、これを含む画面データを生成し送信し、
前記企業端末から、前記求職情報に対する入札情報を受け付けて、前記入札情報データベースに格納し、
前記入札情報が含む企業の要求スキルの情報を、前記落札基準データベースにおける該当求職情報の職務ポイントの判定基準に照合して当該企業の職務ポイントを判定し、前記入札情報が含む企業の予定待遇の情報を、前記落札基準データベースにおける該当求職情報の予定待遇ポイントの判定基準に照合して当該企業の予定待遇ポイントを判定し、
前記判定した職務ポイントおよび予定待遇ポイントを、前記落札基準データベースにおける該当求職情報のポイント算定式に代入して入札ポイントを算定し、
前記算定した入札ポイントを、前記落札基準データベースにおける該当求職情報の落札基準ポイントに照合して応募権利獲得可否を判定し、
前記応募権利獲得可否の判定の結果を、企業端末または求職者端末に送信することを特徴とする求職オークション方法。
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JP2004027269A JP2005222168A (ja) | 2004-02-03 | 2004-02-03 | 求人オークションシステム、求職オークションシステム、求人オークション方法、および求職オークション方法 |
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- 2004-02-03 JP JP2004027269A patent/JP2005222168A/ja active Pending
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