JP2005221755A - 光ファイバの接続構造及び光ファイバの接続方法 - Google Patents

光ファイバの接続構造及び光ファイバの接続方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 高精度な位置決め部品を使用することなく簡単な構造により光接続を実現する光ファイバの接続構造を提供する。
【解決手段】 光ファイバ収納用の溝が設けられた出射側台座4及び受側台座6に、端面に誘電体多層膜の設けられた光ファイバ3を接着固定し、台座同士を当接させることにより出射側光ファイバ3と受側光ファイバ5を光接続する光ファイバの接続構造であって、前記出射側光ファイバ3先端が露出されている接続端面12を有している出射側台座4と、前記受側台座6に形成された当接面22とを突き合わすことにより、前記出射側台座4の接続端面12に露出している出射側光ファイバ3と前記受側台座6の斜面23に露出している受側光ファイバ5との間にクリアランスを確保した状態で光接続することを特徴とする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、光ファイバレーザなどに用いられる光ファイバの接続構造及び光ファイバの接続方法に関する。
近年、エルビウム(Er)、ネオジウム(Nd)、イッテルビウム(Yb)、ホルミウム(Ho)などの希土類元素が添加された石英ガラスやフッ化物ガラスをホストガラスとした光ファイバ(以下、「希土類元素添加光ファイバ」と称する。)をレーザ媒質とした光ファイバレーザや光ファイバ増幅器が盛んに研究されている。
光ファイバレーザは、高効率で、装置を小型化できる上に、レーザ発振媒質と伝搬媒質に同じものを用いることができるという特徴がある。この特徴を生かして、光ファイバレーザは、光通信、光センサ、材料加工、医療などの幅広い分野で活用されている。
図6は、一般的なファイバレーザを示す概略構成図であり、図6に示すように、このファイバレーザ101は、所望の出力特性が得られるように希土類添加光ファイバ102の長さが調整され、この希土類添加光ファイバ102の両端側に共振器ミラー103a,103bが配置された概略構成とされている。このファイバレーザ101は、これらの構成により光学的共振器を形成するものである。
共振器ミラー103a,103bには、例えば誘電体多層膜が用いられており、レーザ出力光を反射し、励起光を通過するような特性を有している。このような共振器ミラー103a,103bを介して、励起光源104から励起光が注入されるものである。励起光源104は、励起光を伝送するガイドファイバ105が設けられており、該ガイドファイバ105からの出力光が前記希土類添加光ファイバ102へと出射される。
ところで、産業応用において、レーザ出力は、光ファイバによって導光されて任意の場所に出射されることが望まれる。したがって、希土類添加光ファイバ102の出力側には、伝送用光ファイバ106が接続される。
このような従来の光ファイバレーザ101においては、光ファイバ端面において光反射が生じ、レーザ出力光の一部が再び共振器内に入射されたり、励起光の一部が励起光源7内に入射したりすることにより、レーザ動作が不安定になることが知られており、この反射光を低減するためにガイドファイバ端面105aや伝送用ファイバの端面106a,106bには、無反射誘電体多層膜が設けられている。
これらの光ファイバの端面は、光コネクタ化されており高精度な接続が可能であるが、一般的に光コネクタでの接続は、光ファイバの端面同士を物理的に接触させて接続を行うものであり、誘電体多層膜同士が接触してしまい損傷する恐れがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開平1−297874号公報
本発明者などは、前述の問題を鑑みて、図7(a),(b)に示すように、接続等の誘電体多層膜の損傷を防止できるようにしたコネクタ構造をすでに提案している。図7(a)の構造は、先端面に誘電体多層膜112,112が設けられた光ファイバ111,111(ここで、符号111aは出射側光ファイバ、符号111bは受側光ファイバである)の端部に、フェルール113,113などを取り付けてコネクタ部114,114を組み立て、このコネクタ部114のフェルール113,113をスリーブ115に挿入していくとフェルール113,113の後端側(前記先端面に対向する側)に突設されているフランジ部116,116がスリーブ115に当たるところで、それ以上の挿入が規制される。これにより、誘電体多層膜112,112の間には僅かなクリアランス117が確保されるようになっているので、誘電体多層膜112,112が損傷を受けるという問題を回避できるものである。
また、図7(b)に示す構造は、各フェルール113,113のフランジ部116,116が挿入限界を決めるストッパとなって、誘電体多層膜112,112の損傷を防止するためのクリアランス117を確保できるという点で、図7(a)と同様の構造であるが、さらに、スリーブ115の内部にフェルール113,113が直接当接されることで、コネクタ部114,114のスリーブ115への押し込みを規制するストッパの突部が当接されている(例えば、本願の出願人が先に特許出願している、特願2003−166464。)。
ところで、上述した光ファイバの接続構造においては、光ファイバ111,111同士の接続に際して、フェルール113,113やスリーブ115の機械的な位置決めにより端面間隔を設定するものであるが、低損失な光接続を実現するためには、フェルール113,113やスリーブ115の内部の構造を高精度(例えば、サブミクロン単位)で作成しなければならないという問題があった。具体的に説明すると、光ファイバ111,111同士の光接続は、わずかでも横方向のずれ(心ずれ)があると、出射側光ファイバ111aより出射した光の一部が受側光ファイバ111bのコア内に入射できずに損失となり、光特性に悪影響を与える可能性がある。このため、光ファイバ111,111の接続には、フェルール113,113の外径及びスリーブ115の内径による高精度の位置決めが必要となるので、高精度で作成する必要があり、非常に手間となるという問題もあった。また、クリアランス117も高精度に設定されていないと、出射側光ファイバ111aから出射され、受側光ファイバ111bへと入射する入射光のスポット径が受側光ファイバ111bのコア径よりも大きくなってしまうため、出射側光ファイバ111aより出射した光の一部が受側光ファイバ111bのコア内に入射できずに損失となり、光特性に悪影響を与える可能性があるという問題があった。このため、光ファイバ111,111同士の軸方向の位置決めも高精度に行う必要があるので、高精度なフェルール113,113及びスリーブ115を作成する必要があり、作成上非常に手間となるという問題もあった。
また、フェルール113,113と光ファイバ111,111とを接続するために熱硬化型接着剤を使用しなければならず、接着に時間がかかるという問題もあった。
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、高精度な位置決め部品を使用することなく簡単な構造により光接続を実現する光ファイバの接続構造を提供することにある。
上記目的を達成するために、この発明は以下の手段を提案している。
請求項1に係る発明は、光ファイバ収納用の溝が設けられた出射側台座及び受側台座に、端面に誘電体多層膜の設けられた光ファイバが接着固定されており、台座同士を当接させることにより出射側光ファイバと受側光ファイバが光接続されている光ファイバの接続構造であって、前記出射側台座は、前記出射側光ファイバ先端が露出されている接続端面を有し、前記受側台座は、前記出射側台座の前記接続端面に当接される当接面と、前記受側光ファイバ先端が露出されている斜面とを有しており、前記出射側台座の前記接続端面と前記受側台座の前記当接面とが突き合わされたとき、前記出射側台座の前記接続端面に露出している前記出射側光ファイバと前記受側台座の斜面に露出している前記受側光ファイバとの間にクリアランスが確保された状態で、前記出射側光ファイバと前記受け側光ファイバとが光接続されることを特徴とする光ファイバの接続構造である。
請求項2に係る発明は、前記受側光ファイバのコア径rが、前記出射側光ファイバのコア径rより大きいことを特徴とする光ファイバの接続構造である。
請求項3に係る発明は、前記出射側光ファイバの端面と前記受側光ファイバのコアの斜面の先端部との間隔である端面間隔Dが、下記数式(1)に示される条件で表されることを特徴とする光ファイバの接続構造である。
Figure 2005221755
請求項4に係る発明は、下記数式(2)で示される接続損失Lが、L<0.1とされていることを特徴とする光ファイバの接続構造である。
Figure 2005221755
請求項5に係る発明は、前記端面角度αが、下記数式(3)で表されることを特徴とする光ファイバの接続構造である。
Figure 2005221755
請求項6に係る発明は、光ファイバ収納用の溝が設けられた出射側台座及び受側台座に、端面に誘電体多層膜の設けられた光ファイバを接着固定し、台座同士を当接させることにより出射側光ファイバと受側光ファイバを光接続する光ファイバの接続方法であって、前記出射側光ファイバ先端が露出されている接続端面を有している出射側台座と、前記受側台座に形成された当接面とを突き合わすことにより、前記出射側台座の前記接続端面に露出している前記出射側光ファイバと前記受側台座の斜面に露出している前記受側光ファイバとの間にクリアランスを確保した状態で、前記出射側光ファイバと前記受側光ファイバとを光接続することを特徴とする光ファイバの接続方法である。
本発明によれば、出射側接続端面と受側当接面が突き合わされることにより、出射側光ファイバと受側光ファイバとが光接続され、受側台座の受側光ファイバが露出する面に斜面が形成されるので、受側光ファイバのスポット径が拡大されることとなり、横方向のずれがあっても、低損失を維持することができる。従って、従来のように位置決めするための部品を高精度に作成する必要が無く、低コスト化を実現することができる。
また、接続端面と当接面との当接により、出射側光ファイバの端面と受側光ファイバの端面との間にクリアランスが確保されるので、光ファイバに設けられた誘電体多層膜同士が接触しないで光接続できる。この結果、光ファイバの端面に設けられた誘電体多層膜の損傷を防止できる。
また、受側光ファイバのコア径rが出射側光ファイバのコア径rと同じかそれ以上とされていることにより、受側光ファイバのスポット径をより大きく設定することができるので、光接続の低損失化をより確実に実現することができる。
また、着脱を必要としない光コネクタなどに本発明の光ファイバの接続構造を用いることにより、低コスト化を実現することができる。
以下、図面を参照し、この発明の実施の形態について説明する。図1から図4はこの発明の一実施の形態を示す図であって、この発明を光ファイバレーザの接続部に適用した場合のものであり、はじめに、光ファイバレーザについて説明する。
図6において光ファイバレーザ101は、上述した光ファイバレーザと同様に、光ファイバに励起光を注入する励起光源104と、この励起光源104から注入された励起光を伝送するガイドファイバ105と、ガイドファイバ105からの出力光が入射される希土類添加光ファイバ102と、希土類添加光ファイバ102の出力光が注入される伝送用ファイバ106とから概略構成されている。
前述したように、それぞれの光ファイバの端面には、誘電体多層膜が設けられており、これにより、光反射によるレーザ出力光の一部が再び共振器内に入射すること及び励起光の一部が励起光源に入射することを防止する。
図1は、図6の光ファイバレーザ101における光ファイバの接続構造1の詳細を示すものであり、光ファイバの接続に使用される出射側台座と受側台座との光ファイバの接続構造を示すものである。
光ファイバの接続構造1は、端面に誘電体多層膜(図示略)の設けられた一対の光ファイバ2を光接続するものであり、光ファイバ2のうち出射側光ファイバ3が接着固定された出射側台座4と、光ファイバ2のうち受側光ファイバ5が接着固定された受側台座6とから概略構成されている。
この光ファイバの接続構造1で用いられる光ファイバ2は、一対の光ファイバ心線と、光ファイバ心線の端部の被覆層を除去して露出した裸光ファイバとから概略構成されている。図3に示すようにこの裸光ファイバは、光信号の伝播路となるコア3A,5Aと、コア3A,5A外周をガラスで覆ったクラッド3B,5Bとから構成とされている。また、この光ファイバ3,5の端面3C,5Cには、それぞれ特定の波長の光のみを反射する特
性を有する誘電体多層膜が形成されている。
図2(a)に示すように、出射側台座4は、図1に示す出射側光ファイバ3を挿入固定するために形成された収納溝11と、収納溝11に挿入された出射側光ファイバ3の端面(先端)3Cが露出されている接続端面12とを有している。図1に示すように出射側光ファイバ3が挿入固定される収納溝11の上面は、開口しているため、出射側光ファイバ3を収納溝11に挿入した後、例えば、UV硬化型接着剤を用いることにより、数秒で接着固定することができ、従来のようにフェルール内部に光ファイバを挿入し、熱硬化型の接着剤を使用する場合に比べて接続作業時間を大幅に短縮することができ、作業効率を大幅に向上させることができる。なお、出射側光ファイバ3を接着固定した後、接続端面12の垂直研磨を行うものである。
図2(b)に示すように、受側台座6は、図1に示す受側光ファイバ5を挿入固定するために形成された収納溝21と、出射側台座4に対する接続端面12に突き当てられる当接面22と、受側光ファイバ5先端が露出されている斜面23とを有している。図1に示すように、受側光ファイバ5が挿入固定される収納溝21の上面は、開口しているため、前述した出射側台座4の出射側光ファイバ3の固定方法と同様に、受側光ファイバ5を収納溝21に挿入した後、UV硬化型接着剤を用いて接着固定する。
なお、受側光ファイバ5を収納溝21に収容した後に、受側光ファイバ5の露出した面に斜め研磨を行って、斜面23を形成するものである。
また、収納溝11,21の形状は、図1においては角溝であるが、光ファイバを挟持できるものであればこれに限るものではなく、例えば、V溝、U溝、半円状の丸溝などであってもよい。
上記の構成からなる光ファイバの接続構造1において、光接続する方法について説明する。即ち、図1に示すように、一方の側である出射側光ファイバ3を収納溝11に収納固定した後、UV硬化型接着剤で接着固定し、出射側光ファイバ3が露出した面に垂直研磨を行い、接続端面12を形成する。また、他方の側である受側光ファイバ5も、出射側光ファイバ3と同様に、収納溝21に収納固定した後に接着固定し、受側光ファイバ5の露出した面に研磨を行い、斜面23を形成する。そして、出射側台座4の接続端面12と、受側台座6の当接面22とを突き合わせて、光接続部の損失が最小となるように調心した後に、接続端面12と当接面22とを接着固定する。
上記方法により光ファイバ同士の光接続を行う場合、この光接続部に生じる接続損失は、図3に示すように、出射側光ファイバ3のコア3Aのコア径rと受側光ファイバ5のコア5Aのコア径rと、出射側光ファイバ3の開口数NAと,受側光ファイバ5の開口数NAと、出射側光ファイバ3の接続端面12と受側光ファイバ5のコア5Bの先端部5Dとの間隔である端面間隔Dと、出射側光ファイバ3の接続端面12と受側台座6に形成された斜面23との端面角度αによって変化するものである。
図4に示すように、出射側光ファイバ3から出射されて光は、光軸に対してsin−1(NA)(rad)の角度で広がりながら端面間を伝播する。このときのスポット径Rは、
Figure 2005221755
で表される。受側光ファイバ5のコア径rがスポット径Rよりも小さければ、受側光ファイバ5にすべての光が入射されないので接続損失が増加することとなる。即ち、前記受側光ファイバ5のコア径rが前記出射側光ファイバ3のコア径r以上であることを前提として、R<rとなるように端面間隔Dを設定することにより、接続損失を低減させることができる。ここで、図3に示すように受側台座6には斜面23が形成されているので、受側光ファイバ5におけるコア5Aの部分の出射側光ファイバ3の接続端面12から最も端面間隔の大きいところで、スポット径Rが受側光ファイバ5のコア径rより小さい範囲とならなければならない。即ち、数式(1)に示す関係が示される。
Figure 2005221755
上記数式(1)の条件に設定することにより、出射側光ファイバ3から出射された光は、すべて受側光ファイバ5に入射され、受側光ファイバ5内を伝播することになるので、良好な光接続の光特性を得ることができる。即ち、ここで上記数式(1)の条件に設定したのは、上記数式(1)で示された端面間隔Dが、数式(1)の条件を上回ると出射側光ファイバ3から出射された光は、受側光ファイバ5に入射せず、接続不良の原因となってしまうからである。したがって、端面間隔Dを上記数式(1)で示される条件に設定するものである。
また、出射側光ファイバ3からsin−1(NA)の角度で出射された光が、受側光ファイバ5に入射され、図4に示すように、受側光ファイバ5のコア5B内においてθt1,θt2で伝播するならば、数式(5),(6)に示す式が与えられる。
Figure 2005221755
ここで、nは、受側光ファイバ5のコア5Bの屈折率である。このうち、受側光ファイバ5の開口数NAから決定される最大伝播角度θt_maxは数式(7)により与えられる。
Figure 2005221755
従って、受側光ファイバ5の入射された光のうち、光ファイバ内を伝播できる光は、
Figure 2005221755
で表される条件を満たさなければ、コア5Bに閉じ込められずに漏れてしまうため、損失となってしまう。つまり、受側光ファイバ5の端面に到達した光θt_max/θがファイバ内を伝播する。
また、光接続による接続損失Lは、数式(2)で与えられる。
Figure 2005221755
一般に、光コネクタの接続損失Lは10%程度であるので、L<0.1となるように、端面角度αを設定することが望ましい。
従って、端面角度αは、数式(3)で与えられる範囲であることが望ましい。
Figure 2005221755
上記数式(3)の範囲に設定することにより、出射側光ファイバ3から出射された光は、すべて受側光ファイバ5に入射され、ファイバ内を伝播するので、良好な光接続の光特性を得ることができる。
図5は、NA=0.35,NA=0.35,n=1.47,θt_max=0.24(rad)とした場合において、端面角度αを変化させたときの損失の実測値を計測した結果を示すグラフである。ここで、光接続による接続損失は、前述したようにL<0.1であれば良好な光接続が確保されることになる。この計測結果によれば、この光ファイバの接続構造は、端面角度α≦17°であるならば、接続損失Lは、L<0.1におさまっていることがわかる。この結果、この光ファイバの接続構造は、斜面を設けたことにより、端面角度α≦17°の角度において、良好な光接続を確保することができる。また、端面角度α≦6°内であれば、損失は0となっており、良好な接続状態を得られることがわかる。
上記の実施の形態によれば、受側光ファイバ5のスポット径Rが拡大されることとなり、横方向のずれがあっても、低損失を維持したままで光接続できる。また、出射側光ファイバ3と受側光ファイバ5との間に接続端面12と当接面22とによってクリアランスを確保するので、簡単に光接続を行うことができる。
また、このクリアランスにより、出射側光ファイバ3の端面3Cと受側光ファイバ5の端面5Cとに形成された誘電体多層膜同士が接触しないので、この誘電体多層膜を損傷することがない。従って、光特性に影響を与えることなく、接続作業も簡単に行うことができる。
この発明の一実施形態に係る光ファイバの接続構造を示す斜視図である。 この発明の一実施形態に係る光ファイバの接続構造の台座を示す斜視図であって、(a)は、出射側台座部を示す斜視図、(b)は、受側台座部を示す斜視図である。 この発明の一実施形態に係る光ファイバの接続構造の要部断面図である。 この発明の一実施形態に係る光ファイバの接続構造の要部拡大断面図である。 実施例における、端面角度αが変化したときの損失を示すグラフである。 光ファイバレーザを示す概略構成図である。 従来の光ファイバの接続構造を示す拡大断面図であって、(a)は、スリーブ後端側で軸方向の位置決めする光ファイバの接続構造を示す拡大断面図、(b)は、スリーブ内部で軸方向の位置決めする光ファイバの接続構造を示す拡大断面図である。
符号の説明
1…光ファイバの接続構造、3…出射側光ファイバ、4…出射側台座、5…受側光ファイバ、6…受側台座、12…接続端面、22…当接面、23…斜面。

Claims (6)

  1. 光ファイバ収納用の溝が設けられた出射側台座及び受側台座に、端面に誘電体多層膜の設けられた光ファイバが接着固定されており、台座同士を当接させることにより出射側光ファイバと受側光ファイバが光接続されている光ファイバの接続構造であって、
    前記出射側台座は、前記出射側光ファイバ先端が露出されている接続端面を有し、前記受側台座は、前記出射側台座の前記接続端面に当接される当接面と、前記受側光ファイバ先端が露出されている斜面とを有しており、
    前記出射側台座の前記接続端面と前記受側台座の前記当接面とが突き合わされたとき、前記出射側台座の前記接続端面に露出している前記出射側光ファイバと前記受側台座の斜面に露出している前記受側光ファイバとの間にクリアランスが確保された状態で、前記出射側光ファイバと前記受け側光ファイバとが光接続されることを特徴とする光ファイバの接続構造。
  2. 前記受側光ファイバのコア径rが、前記出射側光ファイバのコア径rより大きいことを特徴とする請求項1記載の光ファイバの接続構造。
  3. 前記出射側光ファイバの端面と前記受側光ファイバのコアの斜面の先端部との間隔である端面間隔Dが、下記数式(1)に示される条件で表されることを特徴とする請求項1また請求項2記載の光ファイバの接続構造。
    Figure 2005221755
  4. 下記数式(2)で示される接続損失Lが、L<0.1とされていることを特徴とする請求項3記載の光ファイバの接続構造。
    いることを特徴とする光ファイバの接続構造。
    Figure 2005221755
  5. 前記端面角度αが、下記数式(3)で表されることを特徴とする請求項3または請求項4記載の光ファイバの接続構造。
    Figure 2005221755
  6. 光ファイバ収納用の溝が設けられた出射側台座及び受側台座に、端面に誘電体多層膜の設けられた光ファイバを接着固定し、台座同士を当接させることにより出射側光ファイバと受側光ファイバを光接続する光ファイバの接続方法であって、前記出射側光ファイバ先端が露出されている接続端面を有している出射側台座と、前記受側台座に形成された当接面とを突き合わすことにより、前記出射側台座の前記接続端面に露出している前記出射側光ファイバと前記受側台座の斜面に露出している前記受側光ファイバとの間にクリアランスを確保した状態で、前記出射側光ファイバと前記受側光ファイバとを光接続することを特徴とする光ファイバの接続方法。

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