JP2005217754A - ネットワーク管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ルータ及びネットワークに負荷をかけず、ルーティングにおける遅延を極小化し、ノードの交換能力によるパス設定ブロック率を極小化し、制約ベースのルーティングをMandatory,Preferred条件についても可能にするネットワーク管理システムを提供する。
【解決手段】各サブネットワーク管理オブジェクト30a〜30dは、管理下のすべてのノードについて、あらかじめ考えられ得る起点と終点間でのルートのリストを作成・保持しておく。そして、マネージャシステム40から起点、終点およびルーティング制約条件が指定されたパス設定要求を受けると、各サブネットワーク管理オブジェクト30a〜30dが協働して、各々が保持するリストの中から前記ルーティング制約条件を満たし、かつ、コストが最小となるルートを抽出することにより候補ルートを設定して返却する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えばGMPLS(Generalized Multi-protocol Label Switching)ネットワーク等で利用される帯域を保証するRSVP(Resource Reservation Protocol)のように、起点のルータが終点のルータまでの明示的なルートを指定してパス設定を行う際のルーティングおよびその後のパス管理を行うネットワーク管理システムに関する。
OSPF(Open Shortest Path First:(非特許文献1,2等参照))プロトコルに基づいた各ルータのコントロールプレーンによるルーティング手法について、図10〜図11を用いて説明する。
図10は、OSPFでの同一エリア内のルーティング手法について説明するための図である。図10において、101〜105はルータであり(R:Router)、201は指名ルータ(DR:Designated Router)、301はバックアップ指名ルータ(BDR:Backup Designated Router)、401〜411はルータ間の両方向のリンクを示す。
ルータは、データパケットのルーティング処理を行うためのノードである。指名ルータ201は、ルータの機能も持つが、101〜105,301の各ルータと隣接関係を確立し、リンクステート情報のやり取りを行うことにより、同一エリア内でリンクステート情報の同期を取る中心的な役割を果たす。バックアップ指名ルータ301は、指名ルータ201が故障した際に他のルータとの間で隣接関係を築く事が出来るルータである。401〜411のリンクは両方向であり、方向毎に異なるリンクステート情報を持つことが可能である。リンクステート情報は、遅延、スループット、信頼性等の条件に応じて、数値で表されるが、リンクの利用頻度に応じて動的に反映されることが望ましい。各ルータは、そのルータに繋がっているリンクのリンクステート情報を指名ルータ201に送り、他のルータに繋がっているリンクのリンクステート情報は、指名ルータから得ることにより全エリア内のルータで同一のリンクステート情報を保持する。
エリア内でルーティングを行う際は、起点となるルータは終点のルータを指定されてパス設定の要求を受けたときに、ルータが保持しているエリア内すべてのリンクステート情報からダイクストラのアルゴリズムにより終点までの最短経路を求める。
一方、図11は、OSPFでの複数エリアに跨るルーティング手法について説明するための図である。図11において、106〜117はルータであり、202〜205は指名ルータ、302〜305はバックアップ指名ルータ、412〜451は各エリア内の両方向リンク、501〜504はエリア境界ルータ(ABR:Area Border Router)、601〜604はエリア間の両方向リンクを示す。
エリア境界ルータ501〜504は、エリア間のリンクステート情報と論理ノード(図では、論理NodeAから論理NodeD)の情報を数値としてやりとりする。エリア境界ルータ間で交換した情報も、各エリアの指名ルータ202〜205から得ることにより全てのルータで共用される。
エリア間にまたがるルーティングを行う際は、起点となるルータは終点のルータを指定されてパス設定の要求を受けたときに、ルータが保持しているエリア内のリンクステート情報からエリア境界ルータまでのルートを定めるとともに、論理ノード間のルーティングをエリア間のリンクステート情報および論理ノードのステート情報により行う。他のエリア内のルーティングは、他のエリアのエリア境界ルータが行う。
J.Moy, "OSPF Version 2," RFC 2328, April 1998.
OSPF(Open Shortest Path First)、インターネット <URL:http://www.wakhok.ac.jp/~kida/semi/OSPF/>
OSPFでのルーティングは、ルータがユーザデータを転送する帯域の他にルータ間でのリンクステート情報のやりとりのためのデータ帯域を確保する必要があるとともに、ルータに対する負荷が大きくなる。また、ルータ間で同じ情報を共有するので、情報の絶対量がルータの数に応じて大きくなる。
そして、OSPFでは、パス設定のたびにダイクストラのアルゴリズムを走らせて最短パスを求める必要があるが、ダイクストラの計算量のオーダはNをノード数、Lをリンク数とした場合、O(L log(N))となり、1秒間にいくつものパス設定要求がある場合は遅延が生じることが懸念される。
また、OSPFでは、リンクステート情報を元にルーティングを行うが、ルータの交換機能をリンクステート情報で考慮出来ない問題がある。特に、光の波長をスイッチングするようなルータは、非常に高価であり、全ての波長を交換できるとは限らない。その場合はルータの交換能力が原因でルーティング出来ない場合がある。
例えば、図12は、図11の論理NodeAのエリアの中でのルーティングを示したものであるが、ここでは、各リンクにそれぞれ分数で示された数値が割り当てられていると仮定する。その場合、起点ルータ108から終点ルータ302までのリンクのコストが最も小さいルートは図中の矢印が示すルートになるが、もしルータ501で波長の交換能力が不十分等の場合は、このルートにパスを設定することができない。
また、制限付きルーティング(Exclude(省く)、Mandatory(必須)、Preferred(望ましい))を行うときに、その制限を付けられる範囲に限りがある。これらの条件で指定する対象は、リンク及びルータ等のノードがある。
Excludeで指定する対象は、ルートを選択する際に通過してはならないものである。Exclude指定はノード、リンク等の故障時に故障箇所を避けるために利用されるほかに、VPNを実現するために利用する事が考えられる。
Mandatoryで指定する対象は、ルートを選択する際に必ず通過しなければならないものである。Mandatory指定は、交換能力の高いルータを指定する際、あるいは大群化効果が特に高い区間に適用する事が考えられる。
Preferredで指定する対象は、ルートを選択する際に通過するほうが望ましいものである。Preferred指定は、一時的な輻輳に対処する手法として輻輳していない区間をPreferred指定する際に適用する事が考えられる。
Exclude指定は、OSPFでルーティングを決める際のダイクストラのアルゴリズムの中で、Exclude指定の対象がルート選択の仮定で現れたときに、それを候補からはずすことで実現可能であるが、Mandatory指定、Preferred指定についてはOSPFで実現することは難しい。例えば、Mandatory指定で指定される対象が2個以上になった場合は、どのMandatory対象を先に通るかなどすべて計算することはOSPFでは実現されていない。また実現した場合も、計算量は膨大になる。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、ルータ及びネットワークに負荷をかけず、ルーティングにおける遅延を極小化し、ノードの交換能力によるパス設定ブロック率を極小化し、制約ベースのルーティングをMandatory,Preferred条件についても可能にするネットワーク管理システムを提供することを目的とする。
前述した目的を達成するために、本発明は、階層分散型で配置されたサブネットワーク管理システム間で連携して、パスルーティングの管理を行うネットワーク管理システムにおいて、前記各サブネットワーク管理システムは、管理下のすべてのノードについて、あらかじめ考えられ得る起点と終点間でのルートのリストを保持するリスト保持手段と、起点、終点およびルーティング制約条件が指定されたパス設定要求を受け付け、前記リスト保持手段に保持されたリストの中から前記ルーティング制約条件を満たし、かつ、コストが最小となるルートを抽出して返却するパス設定手段とを具備することを特徴とする。
また、本発明は、前記各サブネットワーク管理システムが、ルート抽出条件が指定された前記リストの作成要求を受け付け、前記あらかじめ考えられ得る起点と終点間でコストが最小となる最適ルートを各々抽出するとともに、前記抽出した各最適ルートで通過する各ノードについて、そのノードから導出される最適ルートにて不採用のいずれかのリンクを通って当該ノードから最小のコストで他のノードに至るルートをその最適ルートの起点から当該ノードまで以後に加えたサブルートを、前記ルート抽出条件を満たす範囲で抽出し、前記リスト保持手段に保持させるルートのリストを作成するリスト作成手段をさらに具備することを特徴とする。
また、本発明は、前記各サブネットワーク管理システムが、ルート抽出条件が指定された前記リストの作成要求を受け付け、前記あらかじめ考えられ得る起点と終点間でコストが最小となる最適ルートを各々抽出するとともに、前記抽出した各最適ルートで通過する各ノードについて、そのノードから導出される最適ルートにて不採用の各リンク毎に、そのリンクを通って当該ノードから最小のコストで他のノードに至るルートをその最適ルートの起点から当該ノードまで以後に加えたサブルートを、前記ルート抽出条件を満たす範囲で抽出し、前記リスト保持手段に保持させるルートのリストを作成するリスト作成手段をさらに具備することを特徴とする。
また、本発明は、前記リスト作成手段が、ルートコストおよびホップ数を前記ルート抽出条件の指定として受け付け、指定されたルートコストおよびホップ数が制限内に収まるサブルートを抽出することを特徴とする。
また、本発明は、前記パス設定手段が、前記ルーティング制約条件によってMandatory 指定がなされたノードを含まないルートおよびExclude 指定がなされたノードを含むルートを抽出対象から除外する手段を有することを特徴とする。
本発明においては、複数のルータで冗長に保持していたルーティング情報をサブネットワーク管理システムで一括に保持することにより、保持情報量の絶対量を減らし、ルータ間のリンクステート情報のやりとりを排除し、ルータの負荷を軽減する。
また、OSPFではルーティングの度に計算していたダイクストラのアルゴリズム走行を行わず、ルーティングとは異なるスレッドでプライオリティの高いルートリスト作成を行うことにより、ルーティング時における遅延を軽減し、そのルートリストの中からコストの安いものから順にリストの数だけパス設定のリトライをすることにより、ルータの交換能力が原因でルーティング出来ない場合を極小化する。
さらに、制限付きルーティング(Exclude(省く)、Mandatory(必須)、Preferred(望ましい))について、あらかじめ保持するルートリストの中でMandatory対象を含むルートを抽出した後に、コスト比較する手法でMandatory制約を実現し、あらかじめ保持するルートリストの中でPreferred対象をより多く含むルートを抽出する手法でPreferred制約を実現する。
この発明によれば、ルータ及びネットワークに負荷をかけず、ルーティングにおける遅延を極小化し、ノードの交換能力によるパス設定ブロック率を極小化し、制約ベースのルーティングをMandatory,Preferred条件についても可能にするネットワーク管理システムを提供することができる。
以下、図面を参照してこの発明の実施形態を説明する。
図1は、本実施形態のシステム構成図である。GMPLS(Generalized Multi-Protocol Label Switching)のルータに対しての適用例を示す。
図において、10a〜10jは管理対象のGMPLSルータである。11a〜11iは管理対象GMPLSネットワークの各ルータ間のリンクを示す。また、20a〜20jは10a〜10jにそれぞれ対応し、その対応するルータの監視、制御を行うためのネットワークエレメント(NE:Network Element)管理システムである。21a〜21iは11a〜11iのリンクにそれぞれ対応する管理オブジェクト(リンク)であり、システムとしては上位のGMPLSサブネットワーク管理システム(NMS)内で管理される。22a〜22dはリンクの中で実際にユーザのパスとして使われているリンクコネクションを管理するための管理オブジェクト(LC:Link Connection)である。例えばリンクが光ファイバーの場合は、リンクコネクションはその中で使用される波長が対応する。23a〜23cは管理対象のGMPLSルータ内であるユーザのパスに使われているスイッチングを管理するための管理オブジェクト(XC:Cross Connection)である。例えば波長のスイッチングをするルータでは赤の波長が青の波長に交換される事等を管理する。システム的にはクロスコネクトオブジェクトはNE管理システム内で管理される。
30a〜30dはGMPLSサブNMS(GSN:GMPLS Subnetwork)である。GMPLSサブNMS30a(GSN_i)は下位にあるNE管理システム20a〜20eへのポインタ、リンクオブジェクト21a〜21dおよびリンクコネクションオブジェクト22a,22bを保持する。また、リンクコネクション22a、クロスコネクション23a、リンクコネクション22c、クロスコネクション23bが形作る30a内でのエンドエンドコネクションを管理するための管理オブジェクト(SNC:SubnetworkConnection)31aを保持する。同様に、GMPLSサブNMS30b(GSN_j)は下位にあるNE管理システム20f,20h,20iへのポインタ、リンクオブジェクト21g,21hおよびリンクコネクションオブジェクト22dを保持し、クロスコネクション23cとリンクコネクション22dが形作るサブネットワークコネクションオブジェクト31bを保持する。GMPLSサブNMS30c(GSN_k)は下位にあるNE管理システム20g,20jのポインタとリンクオブジェクト21iとを保持する。GMPLSサブNMS30d(TOP_GSN)は、下位の3つのGMPLSサブNMSへのポインタと下位サブネットワーク間のリンクオブジェクトである、21e,21fおよび21e内のリンクコネクションオブジェクト22cを保持する。また、下位のサブネットワークコネクション31a、リンクコネクション22cおよび下位のサブネットワークコネクション31bが形作るGMPLSサブNMS30d内でのエンドエンドのコネクションであるサブネットワークコネクション31cを保持する。
もし、サブネットワークコネクション31cがパスの起点と終点を両端に保持するのであれば、GMPLSサブNMS30dはエンドエンドのパスオブジェクト(トレイルオブジェクト)も保持する。トレイルオブジェクトはサブネットワークコネクションオブジェクトが持たない、パス利用者の情報など、そのパスに対するカスタマ情報を保持する。
マネージャーシステム40は、これらの階層分散型NMSに対して監視/制御の要求をする。監視については、リンクとノードの構成情報、ユーザパスの構成情報をサブネットワーク単位に表示することが可能である。また、リンクの中のリンクコネクション情報を要求することもできる。また、ルータ、リンクの故障をその影響するパスと合わせてGMPLSサブNMSから取得することが可能である。リンクの新規追加や、パスの新規追加は、対象のリンク、パスが収まるGMPLSサブNMSに対して要求することによって設定する。
なお、図は単なる例示であり、GMPLSサブNMSの階層数および同一階層中のサブNMS数、サブNMSが管理する下位サブNMS/NE管理システムのグループ単位は任意であって何ら制限はない。
図2に、階層分散型NMSでの階層型ルートの管理実施例を示す。図1で示したGMPLSネットワークを再度、実施例として説明する。なお、ルートの管理のため、ルータ間のリンクは束として扱い、その代表リンクをルート管理用に利用する。
12a〜12iは、図1のリンク11a〜11iに対応する区間の代表リンク(link1* 〜LINK9* )を示し、また、階層ルート32a,32bは、階層分散型NMSでのルートを管理するためのものであるが、その中では、上位階層のGMPLSサブネットワークが保持する下位サブネットワーク、その下位サブネットワークが保持するさらなる下位サブネットワークあるいはNEというように、階層的にエンドエンドのルートを表現する。
図中の階層ルート_1:32aはサブネットワークTOP_GSN30d内でサブネットワークGSN_i30a,代表リンクLink5* 12e,サブネットワークGSN_j30bのルートを持ち、GSN_i30a内でルータLER1:20a,代表リンクLink1* 12a,ルータLSR1:20b,代表リンクLink2* 12c,ルータLSR2:20dのルートを持ち、GSN_j30b内でルータLSR4:20f,代表リンクLink6* 12g,ルータLER3:20hのルートを持つ。一方、階層ルート_2:32bはサブネットワークTOP_GSN30d内でサブネットワークGSN_i30a,代表リンクLink8* 12f,サブネットワークGSN_k30cのルートを持ち、GSN_i30a内でルータLER1:20a,代表リンクLink1* 12a,ルータLSR1:20b,代表リンクLink3* 12d,ルータLSR3:20eのルートを持ち、GSN_k30c内でルータLSR5:20g,代表リンクLink9* 12i,ルータLER5:20jのルートを持つ。
階層型NMSを用いてのGMPLSネットワーク上で図2の階層ルート_1上でパス設定をする際のシーケンスを図3に示す。
マネージャシステム40は、設定するパスの始点と終点のルータを含む最小のGMPLSサブNMS30dに対してルーティング要求であるsetupRoute要求を行う(1)。この要求を受け取ったGMPLSサブNMS30dは、階層分散型NMS内のサブNMS間(30a,30b,30d)で連携してルートを定める(2)。このプロセスについては図5で詳細に記す。そして、この結果は、図2の階層ルート(HR)の形式でsetupRouteのリプライとしてマネージャシステムに返還される(3)。
次に、マネージャシステム40は、起点ルータ10aに対して、このHRの結果を基に明示的に経路を指定してパス設定要求を行う(4)。この際、ルータレベルで経路を設定することも可能であるし、HRのサブネットワークレベルで経路を指定し、ルータレベルでの経路はルータの自律分散に委せる事も可能である。
マネージャシステム40は、パス設定要求が正常に行われたことをReplyにより確認する(5)。このReplyは、実際に、パス設定時に使われたリンクと、GMPLSの場合はその中のリンクコネクションが使っているラベルとを返す。
マネージャシステム40は、次に設定するパスを管理するための管理オブジェクト群を作成するため、作成したパスが通るルータに対応するNE管理システム(20a,20b,20d,20f,20h)に対してsetupTrail要求をそれぞれ送信する(6)。その際の引数としては、パス設定に使われたルータ内のラベルスイッチングのためのラベルおよびHRがある。HRの代表リンクは、この際に本当に使われたリンクに置き換えられている。
要求を受けたNE管理システムは、ルータ内のスイッチングを管理するクロスコネクタ(XC)マネージドオブジェクト(MO)(図1の23a〜23c)と、その両端の終端点(TP)MOとを作成し(7)、その結果を上位のGMPLSサブNMS(30a,30b)に送信する(8)。その際にHR,XC,TPを引数として付与する。GMPLSサブNMSは、HRで下位から受け取ったXCの順番を確認して、対応するサブネットワークコネクションオブジェクト(SNC,図1の31a,31b)を作成する際に、そのコンポーネントとして下位XCの順列を保持する。またリンクコネクション(LC)オブジェクト(図1の22b,22d)を対応するHRに記載されているLinkの中に作成する(9)。
次に、サブNMS30a,30bは、上位のサブNMS30dに対して結果を送信する(10)。その際にHR,SNC,TPを引数として付与する。一方、上位サブNMS30dは、同様にMOを作成するが(11)、HRを参考にSNC(図1の31c)のコネクションとして下位SNCの順列(図1の31a,31b)を保持する。また、LC(図1の21e)をHRが示すLinkの中に作成する。ユーザのエンドエンドのコネクションは自身が持つSNCに対応するので、トレイルオブジェクトを作成する。
そして、最後に、サブNMS30dは、setupTrailに対するリプライを、Trailを引数として返す(12)。
ここでの特徴は、マネージャシステム40は、ルーティングの処理要求(1)と管理オブジェクトの作成の処理要求(6)とを別々の処理として階層分散型NMSに対して要求できるので、ルーティング処理要求が十分に早ければ、ルーティングによる負荷は軽減できる。
図4に、本実施形態の階層分散型NMSで制約付きルーティングをする際の各サブネットワーク単位の制約条件の付け方を例を用いて示す。
マネージャシステム40は、プロファイル設定ファイル41a,41bを用いて各サブネットワーク単位にルーティング制約を設定することを可能とする。1つのサブネットワークに複数のプロファイルを設定することは、プロファイルファイルを複数用いることにより可能となる。
プロファイル設定ファイル_1:41aは、TOP_GSN30dに対して適用されるが、これはGSNIdをTOP_GSN30dに設定することにより明示される。profileIdは、プロファイル設定ファイルのIDであり、この例ではProfile_1となっている。routingOptionは、TOP_GSN30dに適用する制約条件を記述する。excludedは、Link5* 12eを通らないようにルーティングする条件をつけている。excludedは、GSN_k30cを通らないようにルーティングする条件をつけている。そして、preferredは、Link8* 12fを通ることが望ましいとする条件をつけている。
ここで、明記するべきところは、TOP_GSN30dの制約の対象になるものは、そのサブNMSが保持するオブジェクト(例えば、Link5* 12e,Link8* 12f)か、1段階層が低いもの(例えば、GSN_i30a,GSN_j30b,GSN_k30c)である。ルータ群20a〜20jは、下位のサブNMSがその管理を行っているので制約条件の対象とならない。
一方、プロファイル設定ファイル_2:41bは、GSN_j30bに対して適用される。Mandatoryは、Link6* 12gを必ず通るようにルーティングする条件をつけている。そして、excludedは、LER4:20iを通らないようにルーティングする条件をつけている。
図5に、本実施形態の階層分散型NMS内サブNMS間の協調による階層ルートの抽出手法を示す。
マネージャシステム40からのsetupRoute要求(1)を受けたGMPLSサブNMSは、その始点のNE管理システムを持つサブネットワーク(あるいはルータ)と終点のNE管理システムを持つサブネットワーク(あるいはルータ)を始点と終点に持つルートをすべて抽出する(ステップA1)。マネージャシステムからのNE指定要求にはそのNEが含まれるサブネットワークに対する情報が階層構造で指定されているので、各サブネットワークは指定のNEが所属するサブネットワークを判別できる。
次に、ステップA1で抽出された中から、マネージャシステム40がプロファイルファイルで指定している場合は、Mandatory要素を含まないルート及びExcludeの要素を含むルートをすべて除外する(ステップA2)。ここで、残りのルートの数をチェックし(ステップA3)、もしルートがひとつも無くなった場合は(ステップA3のNO)、“No Resource”例外通知をマネージャシステムに返還する。一方、ルートが2つ以上ある場合には、ルートが持つPreferred要素の数を比較し、Preferred要素を多く含むルートを抽出する(ステップA4)。そして、このステップA4までの過程で、ルートが一意に定まらない場合は、ルートを構成するリンクコストの総和を比較してコストが小さいルートを選択する(ステップA5)。
また、下位GMPLSサブNMSがある場合は(ステップA6のYES)、サブNMS内を通るルートのコンポーネントの両端のNE管理システムを指定して、ルート作成要求を要求する。NE管理システムは、上位システムのリンクの属性として接続するNE管理システムへのポインタを持つことから導出可能である。
このステップA1〜ステップA6のプロセスを下位のサブNMSがなくなるまで繰り返した結果得られる階層的なルートは、マネージャシステム40からsetupRoute要求を受け取ったサブNMSが、マネージャシステム40に階層ルート(HR)形式で送信する。そして、マネージャシステム40は、始点ルータに対してルートを指定してパス設定するように要求する(図3の(4))。
本手法により、Excluded,Mandatory,Preferredのルーティングの制約を、リンクのコストの総和よりプライオリティを高くして設定することが可能になる。また、ステップA5におけるルートのリンクコスト総和は、あらかじめルートリスト作成時にコスト順にソーティングしているので、ルート設定のときにダイクストラのアルゴリズムを走らせる必要がない。
多くの場合は制約条件がなく、リンクコストのみのルーティングとなるが、その場合はあらかじめコストミニマムなルートが選ばれているので、スタティックルーティングと同様にルーティングによる遅延は極小化可能である。
図6乃至図8には、図5のステップA1で抽出する母集団のルートリストの作成手法が各々示されている。
図6は、N(Nは2以上の整数)個のノードを管理しているあるサブネットワーク管理システムが、ルート抽出条件を指定されてルートのリスト作成要求を受けた際に、コストミニマムなルートが通るノードからの最適なルートを除いた、次最適なルートを抽出する例を示すものである。
サブネットワーク管理システムは、まず、起点となるNE(NE管理システム)あるいはSN(サブネットワーク管理システム)を抽出する(ステップB1)。“起点計算済”フラグが設定されてない起点NE/SNがすでに存在しない場合は(ステップB2のNO)、アルゴリズムの終了となる。一方、もし、1つでも存在する場合は(ステップB2のYES)、ステップB1で選択した起点NE/SNからダイクストラのアルゴリズムを走行し、その起点から他のNE/SNまでの最短経路(ルート)を求め(ステップB3)、その求めた複数ルートのうちから1つのルートの終端NE/SNを抽出する(ステップB4)。
ここで、“計算済”のフラグが設定されてない終点NE/SNがすでに存在しない場合には(ステップB5のNO)、ステップB1で選択した起点のNE/SNに“起点計算済”フラグを設定し、他のNE/SNの“計算済”フラグを解除する(ステップB6)。一方、“計算済”フラグが設定されていない終点NE/SNが存在する場合は(ステップB5のYES)、ステップB3におけるダイクストラのアルゴリズムで対象とならなかったルータ間の区間代表Linkを選択する(ステップB7)。もし、このようなLinkが存在しない場合は(ステップB8のNO)、対象のNE/SNに“計算済”フラグを設定し、ステップB3で選ばれたルート上で起点のNE/SNに向けて1つ先のNE/SNを選択する(ステップB9)。そして、ステップB9で選択したNE/SNが“計算済”以外かどうかを判断し(ステップB10)、“計算済”の場合(ステップB10のNO)、ステップB4に移行して、次の終点NE/SNを選択する。一方、“計算済”でない場合は(ステップB10のYES)、そのNE/SNを選択して、ステップB7の処理に移行する。
また、区間代表リンクが存在する場合は(ステップB8のYES)、ステップB7の条件を満たす区間代表Linkだけ(条件を満たすものはすべて)を保持するとして当該NE/SNからダイクストラのアルゴリズムを走行する(ステップB11)。そして、ステップB1で選択した起点から当該NE/SNまでのルートの先に、ステップB11で得られたルートを追加したルートをサブNMSのルートリストの候補とし、マネージャシステム40によって指定されたルートリスト条件(最適ルートのコストに対する許容コスト(%)、ホップ数)を満たす場合は、この候補をサブNMS内のルートリストに追加する(ステップB12)。この後は、ステップB9に移行する。
ステップB1〜ステップB3の処理は、ノード数をN個としているので、N回操作される。また、最適なルートを通るノードの数回、ステップB4〜ステップB7の処理はループすることになるので、最大N回の処理が行われる。ダイクストラの計算量は、Lを区間代表のリンク数とした場合、O(L log(N))なので、この計算量はO(N2 L log(N))となる。
図7は、N個のノード、L(Lは1以上の整数)本の両方向リンクを管理しているあるサブネットワーク管理システムが、ルート抽出条件を指定されてルートのリスト作成要求を受けた際に、コストミニマムなルートを通るノードから出ているリンクでコストミニマムとなるもの以外のリンクを指定して、そのリンクを通るコストミニマムなルートを抽出する例を示すものである。
サブネットワーク管理システムは、まず、起点となるNE(NE管理システム)あるいはSN(サブネットワーク管理システム)を抽出する(ステップC1)。“起点計算済”フラグが設定されてない起点NE/SNがすでに存在しない場合は(ステップC2のNO)、アルゴリズムの終了となる。一方、もし、1つでも存在する場合は(ステップC2のYES)、ステップC1で選択した起点NE/SNからダイクストラのアルゴリズムを走行し、その起点から他のNE/SNまでの最短経路(ルート)を求め(ステップC3)、その求めた複数ルートのうちから1つのルートの終端NE/SNを抽出する(ステップC4)。
ここで、“計算済”のフラグが設定されてない終点NE/SNがすでに存在しない場合には(ステップC5のNO)、ステップC1で選択した起点のNE/SNに“起点計算済”フラグを設定し、他のNE/SNの“計算済”フラグを解除する(ステップC6)。一方、“計算済”フラグが設定されていない終点NE/SNが存在する場合は(ステップC5のYES)、ステップC3におけるダイクストラのアルゴリズムで対象とならなかった当該終点NE/SNからの区間代表Linkを選択する(ステップC7)。もし、このようなLinkが存在しない場合(ステップC8のNO)、対象のNE/SNに“計算済”フラグを設定し、ステップC3で選ばれたルート上で起点のNE/SNに向けて1つ先のNE/SNを選択する(ステップC9)。そして、ステップC9で選択したNE/SNが“計算済”以外かどうかを判定し(ステップC10)、“計算済”の場合(ステップC10のNO)、ステップC4に移行して、他の終点を選択する。一方、“計算済”ではない場合は(ステップC10のYES)、ステップC7の処理に移行する。
また、区間代表リンクが存在する場合は(ステップC8のYES)、ステップC7の条件を満たす区間代表Linkを1本だけ保持するとして当該NE/SNからダイクストラのアルゴリズムを走行する(ステップC11)。そして、ステップC1で選択した起点から当該NE/SNまでのルートの先に、ステップC11で得られたルートを追加したルートをサブNMSのルートリストの候補し、マネージャシステム40によって指定されたルートリスト条件(最適ルートのコストに対する許容コスト(%)、ホップ数)を満たす場合は、この候補をサブNMS内のルートリストに追加する(ステップC12)。この後は、ステップC7で選択された区間代表リンクに“計算済”フラグを設定し(ステップC13)、ステップC7の処理に移行する。
ステップC1〜ステップC3の処理は、ノード数をN個としているので、N回操作される。また、最適なルートを通るノードから延びている代表リンクの数回、ステップC4〜ステップC9の処理はループすることになるので、最大L回の処理が行われる。ダイクストラの計算量は、Lを区間代表のリンク数とした場合、O(L log(N))なので、この計算量はO(NL2 log(N))となる。
図8は、図6と図7で選択するルートリストを視覚的に示すものである。10k〜10tはダイクストラのアルゴリズムで選択された10kのNEから10tのNEへの最短経路であるとする。また、例えば10kのNEから導出されている11j,11k等は、この最短経路以外のリンクである。
図6のアルゴリズムでは、10k〜10tから最短経路で通ったリンクを除いたリンク(11j,11k等)があるとして、再度、終点10tから順にダイクストラのアルゴリズムを走行するものである。10kまでダイクストラのアルゴリズムを走行した次には、10t以外の終点を選択して同じことを行う。ただし、すでに“計算されている”NEに到達した場合は、次の終点について行う。この処理をすべての終点について行った後、次は起点を10k以外で選択して同じ事を行う。そして、この処理をすべての起点について行ったときに終了となる。注意すべき点は、ダイクストラで得られたあるノードから終点までのルートを、起点からそのノードまでのルートに加えたものが新しいルートリストになることである。その時に、ルートコスト(最短経路比率)、ホップ数が制限より大きい場合はそのルートはリストから外される。
一方、図7のアルゴリズムでは、10k〜10tから最短経路で通ったリンクを除いたリンク1本ずつに対して、そのリンクだけがあるとして、終点10tから順にダイクストラのアルゴリズムを走行するものである。10tのすべてのリンクについてダイクストラを走らせたときには、10s,10rというように10kまで同じ処理を行う。ただし、すでに“計算されている”NEに到達した場合は、次の終点について行う。この処理をすべての終点について行った後、次は起点を10k以外で選択して同じ事を行う。そして、この処理をすべての起点について行ったときに終了となる。また、図6のアルゴリズムと同様に、注意すべき点は、ダイクストラで得られたあるノードから終点までのルートを、起点からそのノードまでのルートに加えたものが新しいルートリストになることである。その時に、ルートコスト(最短経路比率)、ホップ数が制限より大きい場合はそのルートはリストから外される。
図6および図7のルートリスト作成は、各サブネットワークで定期的に行われる必要がある。なぜならリンクのコストが利用される度に変更になるからである。ただし、この処理は図5のルーティングの度に行われるものではなく、ルーティングの処理とは別スレッドとして走行する。故にルーティングの度にダイクストラのアルゴリズムを走行する必要がなく、ルーティングによる遅延の減少につながる。
図9は、(先に図12で示した)光波長の交換が出来ない問題でパス設定に失敗する事を回避する本実施形態の例である。本実施形態では、パス設定要求(図3の(4))で起点ルータ108から終点ルータ302までの第1回目のパス設定(経路:108→501→302)が失敗した場合、失敗した箇所のサブネットワークを通知してもらい、そのサブネットワークのコスト的に2番目に小さい第2ルート候補(108→202→302)を通知してもらう。この処理を繰り返すことにより、ルータの波長能力によるパス設定ブロック率を低く抑える事が可能になる。
以上のように、本実施形態によれば、起点と終点間でのルートのリストを保持し、その中から制約条件を満たしコスト最小になるルートを抽出する手段を設けたことにより、ルータのリンクステート交換の必要性をなくし、リンクステート交換のための帯域負荷をなくすことができる。また、ルータ間で同じ情報を持っていたものをサブネットワーク単位のサブNMSで持つので情報の絶対量を減少させることが可能である。ルーティングの候補はあらかじめ別スレッドで計算されているので、ルーティングの際には遅延を最小化可能である。
また、ルータの光波長の交換能力の問題でパス設定がブロッキングする問題は、NMSが複数のルート候補をコスト順に提案することにより解決できる。さらに、制約ベースのルーティングをMandatory,Preferred条件についてもあらかじめ保持するルートリストの中から選択することにより、コストの条件の前で反映することを可能とする。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
この発明の実施形態に係る階層分散型ネットワーク管理システムのパスルーティング管理構成図 同実施形態で用いる階層ルート例と対応するルートを示す図 同実施形態のネットワーク管理システムにおけるパス設定およびパス管理のための管理オブジェクトを作成するシーケンスチャート 同実施形態のネットワーク管理システムでルーティングの制約条件をつけるために用いるプロファイル設定ファイル例を示す図 同実施形態のネットワーク管理システムにおけるルーティングのフローチャート 同実施形態のネットワーク管理システムにおけるルートリスト作成(最大N2 個)のフローチャート 同実施形態のネットワーク管理システムにおけるルートリスト作成(最大NL個)のフローチャート 同実施形態のネットワーク管理システムにおいてルートリストで選択されるルートの構成図 同実施形態のネットワーク管理システムで光波長交換能力が問題でパス設定が出来ない事を解決する手法を示す構成図 従来方式[OSPF]の同一エリア内でのリンクステート情報のやりとりを示す際の構成図 従来方式の複数エリア間でのリンクステート情報のやりとりを示す際の構成図 従来方式の光波長交換能力が問題でパス設定がブロックされる問題点の構成図
符号の説明
10a〜10j…ルータ、11a〜11i…ルータ間リンク、20a〜20j…ネットワークエレメント管理システム、21a〜21i…リンク管理オブジェクト、22a〜22d…リンクコネクション管理オブジェクト、23a〜23c…クロスコネクション管理オブジェクト、30a〜30d…サブネットワーク管理システム、31a〜31c…サブネットワークコネクション管理オブジェクト、40…マネージャシステム。

Claims (6)

  1. 階層分散型で配置されたサブネットワーク管理システム間で連携して、パスルーティングの管理を行うネットワーク管理システムにおいて、
    前記各サブネットワーク管理システムは、
    管理下のすべてのノードについて、あらかじめ考えられ得る起点と終点間でのルートのリストを保持するリスト保持手段と、
    起点、終点およびルーティング制約条件が指定されたパス設定要求を受け付け、前記リスト保持手段に保持されたリストの中から前記ルーティング制約条件を満たし、かつ、コストが最小となるルートを抽出して返却するパス設定手段と
    を具備することを特徴とするネットワーク管理システム。
  2. 前記各サブネットワーク管理システムは、
    ルート抽出条件が指定された前記リストの作成要求を受け付け、前記あらかじめ考えられ得る起点と終点間でコストが最小となる最適ルートを各々抽出するとともに、前記抽出した各最適ルートで通過する各ノードについて、そのノードから導出される最適ルートにて不採用のいずれかのリンクを通って当該ノードから最小のコストで他のノードに至るルートをその最適ルートの起点から当該ノードまで以後に加えたサブルートを、前記ルート抽出条件を満たす範囲で抽出し、前記リスト保持手段に保持させるルートのリストを作成するリスト作成手段
    をさらに具備することを特徴とする請求項1記載のネットワーク管理システム。
  3. 前記各サブネットワーク管理システムは、
    ルート抽出条件が指定された前記リストの作成要求を受け付け、前記あらかじめ考えられ得る起点と終点間でコストが最小となる最適ルートを各々抽出するとともに、前記抽出した各最適ルートで通過する各ノードについて、そのノードから導出される最適ルートにて不採用の各リンク毎に、そのリンクを通って当該ノードから最小のコストで他のノードに至るルートをその最適ルートの起点から当該ノードまで以後に加えたサブルートを、前記ルート抽出条件を満たす範囲で抽出し、前記リスト保持手段に保持させるルートのリストを作成するリスト作成手段
    をさらに具備することを特徴とする請求項1記載のネットワーク管理システム。
  4. 前記リスト作成手段は、ルートコストおよびホップ数を前記ルート抽出条件の指定として受け付け、指定されたルートコストおよびホップ数が制限内に収まるサブルートを抽出することを特徴とする請求項2または3記載のネットワーク管理システム。
  5. 前記パス設定手段は、前記ルーティング制約条件によってMandatory 指定がなされたノードを含まないルートおよびExclude 指定がなされたノードを含むルートを抽出対象から除外する手段を有することを特徴とする請求項1記載のネットワーク管理システム。
  6. 前記パス設定手段は、前記ルーティング制約条件によってPreferred 指定がなされたノードをより多く含むルートを優先して抽出する手段を有することを特徴とする請求項1または5記載のネットワーク管理システム。
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