JP2005216353A - メモリ回路 - Google Patents
メモリ回路 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005216353A JP2005216353A JP2004020008A JP2004020008A JP2005216353A JP 2005216353 A JP2005216353 A JP 2005216353A JP 2004020008 A JP2004020008 A JP 2004020008A JP 2004020008 A JP2004020008 A JP 2004020008A JP 2005216353 A JP2005216353 A JP 2005216353A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- data
- output
- clock
- registers
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Tests Of Electronic Circuits (AREA)
- Static Random-Access Memory (AREA)
- For Increasing The Reliability Of Semiconductor Memories (AREA)
Abstract
【課題】 テスト時間の短縮化及びそれに加えて読み出し異常の内容の出力を図ることができる高速仕様のメモリ回路を提供する。
【解決手段】 上記クロックに同期して取り込まれたアドレス信号に従ってメモリセルから第1データと第2データを読み出して第1と第2レジスタを記憶する読み出し回路と、上記クロックの1サイクルの立ち上がりと立ち下がりに対応して上記第1と第2レジスタに記憶された第1データと第2データとを出力させる出力回路とを含むメモリ回路において、上記第1と第2レジスタに記憶された2つのデータ単位の各ビットに対応して一致/不一致を検出するデータ判定回路と、かかるデータ判定回路の一致/不一致信号を上記クロックの1サイクルに対応して上記出力回路を通して出力させるテスト回路を設ける。
【選択図】 図1
【解決手段】 上記クロックに同期して取り込まれたアドレス信号に従ってメモリセルから第1データと第2データを読み出して第1と第2レジスタを記憶する読み出し回路と、上記クロックの1サイクルの立ち上がりと立ち下がりに対応して上記第1と第2レジスタに記憶された第1データと第2データとを出力させる出力回路とを含むメモリ回路において、上記第1と第2レジスタに記憶された2つのデータ単位の各ビットに対応して一致/不一致を検出するデータ判定回路と、かかるデータ判定回路の一致/不一致信号を上記クロックの1サイクルに対応して上記出力回路を通して出力させるテスト回路を設ける。
【選択図】 図1
Description
この発明は、メモリ回路に関し、特に高速メモリ回路のテスト回路技術に適用して有効な技術に関するものである。
本願発明者等においては、高速仕様のSRAM(スタティック・ランダム・アクセス・メモリ)として、図9に示すように、1サイクルに2つのアドレスに対応したメモリセル出力LSB0,LSB1を読み出し、クロックCLK0,CLK1によりレジスタLT1,LT2に格納し、次サイクルのクロックの立ち上がりと立下りに対応した選択信号OSLによりスイッチS5とS6を制御して1サイクルに2つのデータを出力する高速出力仕様を検討した。
また、高速SRAMにおける出力インピーダンス調整及びスルーレート調整に関連するものとして、特開平10−242835号公報、特開2001―156618号公報、特開2002−135102号公報がある。
特開平10−242835号公報
特開2001―156618号公報
特開2002−135102号公報
現状のプローブテスト(製品組立前にウェハ上にて測定を行うテスト)では、サイクル前後半の読み出しデータを同時に測定することが、プローブテスタの性能上不可能なため、サイクル前半とサイクル後半の2回に分けて読み出しテストを行うことが必要となる。つまり、1回目の読み出しテストにて、サイクル前半のデータの判定を行い、2回目のテストにてサイクル後半のデータの判定を実施することになる。製品機能的には、1サイクルで2回の読み出しが可能であるのに、2回のプローブテストを行うことが必要になる為にテスト時間が大きくなるという問題が生じる。そこで、テスト時間の短縮を図る為、1回の読み出しテストにて、メモリセルからの読み出し動作の異常を検出可能な回路及び読み出し異常の内容の出力が可能な回路の検討を行つた。
本発明の目的は、テスト時間の短縮化及びそれに加えて読み出し異常の内容の出力を図ることができる高速仕様のメモリ回路を提供することにある。この発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記の通りである。すなわち、上記クロックに同期して取り込まれたアドレス信号に従ってメモリセルから第1データと第2データを読み出して第1と第2レジスタを記憶する読み出し回路と、上記クロックの1サイクルの立ち上がりと立ち下がりに対応して上記第1と第2レジスタに記憶された第1データと第2データとを出力させる出力回路とを含むメモリ回路において、上記第1と第2レジスタに記憶された2つのデータ単位の各ビットに対応して一致/不一致を検出するデータ判定回路と、かかるデータ判定回路の一致/不一致信号を上記クロックの1サイクルに対応して上記出力回路を通して出力させるテスト回路を設ける。
上記クロックに同期して取り込まれたアドレス信号に従ってメモリセルから第1データと第2データを読み出して第1と第2レジスタを記憶する読み出し回路と、上記クロックの1サイクルの立ち上がりと立ち下がりに対応して上記第1と第2レジスタに記憶された第1データと第2データとを出力させる出力回路であって、オン抵抗値が異なる複数の出力MOSFETの並列回路を備えてインピーダンス制御信号によって出力インピーダンスの調整が可能にされるメモリ回路において、上記第1と第2レジスタに記憶された第1データと第2データの対応する各ビット毎の読み出し信号の4通りの組み合わせに対応して上記複数の出力MOSFETを用いてハイレベルとロウレベル及び2つの中間レベルからなる4通りの出力レベルを形成するテスト回路を設ける。
クロックの1サイクルで2データ分に対応した判定結果を得ることができ、テスト時間を短縮化させることができる。メモリセルから読み出されたデータのうち、どちらのデータが不良であるかの検出出力を得ることができる。
図1には、この発明に係るメモリ回路における出力系回路の一実施例の回路図が示されている。この実施例の出力系回路は、出力選択ブロック、出力制御回路及び出力MOS回路からなり、DQ0〜DQ35からなる入出力端子に対応した36個の回路から構成される。同図には、そのうちの1ビット(DQ0)に対応した出力選択ブロックの回路が代表として例示的に示されている。
メモリアレイの選択動作によって同時に読み出された読み出し信号LSB0とLSB1は、バッファ回路としてのインバータ回路N1とN2を通して取り込まれる。上記2つの信号は、トランスファ回路S1とS2を通してラッチ回路LT1とLT2に取り込まれる。上記2つの信号は、トランスファ回路S3とS4を通して交差的に上記ラッチ回路LT2とLT1に取り込まれる。信号a1とb1は、上記トランスファ回路S1とS2又はS3とS4のいずれかにより選択された信号であり、入力と出力とが交差接続された2つのインバータ回路からなる上記ラッチ回路LT1とLT2に入力される。信号a2とb2は、上記ラッチ回路LT1とLT2に保持された信号を表している。上記トランスファ回路S1とS2又はS3とS4は、クロックCLK0とCLK1によりいずれかがオン状態になるように選択される。
上記クロックCLK0とCLK1は、メモリアレイの選択動作に用いられるアドレスの特定の1ビットに対応して発生され、例えばアドレスの特定の1ビットが論理0のときにはトランスファ回路S1とS2を選択するように形成され、アドレスの特定の1ビットが論理1のときにはトランスファ回路S3とS4を選択するよう形成される。
上記ラッチ回路LT1,LT2の保持信号は、インバータ回路N6とN7を通して出力される。この実施例では、上記ラッチ回路LT1とLT2の保持信号a2,b2に対応した2つのデータa3とb3を入力とした排他的論理輪和回路EXが設けられる。上記排他的論理和回路EXの出力信号c3は、トランスファ回路S7を通して出力される。上記2つのデータa3とb3は、トランスファ回路S5,S6を通して出力される。
テスト信号TSTを受けるインバータ回路N5の出力信号d1と通常時の出力制御信号OSLとは、ナンドゲート回路G1に入力される。このナンドゲート回路G1の出力信号d2と上記TST信号を受けるノアゲート回路G2の出力信号が上記トランスァ回路S5を構成するNチャネルMOSFETのゲートに伝えられ、TST信号を受けるインバータ回路N8の出力信号d3と上記信号d2を受けるインバータ回路N9の出力信号d4を受けるナンドゲート回路G3の出力信号が上記トランスァ回路S5を構成するPチャネルMOSFETのゲートに伝えられTST信号と上記d4信号を受けるノアゲート回路G4の出力信号が上記トランスファ回路S6を構成するNチャネルMOSFETのゲートに伝えら上記d3信号と上記d2信号を受けるナンドゲート回路G5の出力信号がトランスファ回路S6を構成するPチャネルMOSFETのゲートに伝えられる。テスト信号TSTが上記トランスァ回路S7を構成するNチャネルMOSFETのゲートに伝えられ、上記信号d3が上記トランスァ回路S7を構成するPチャネルMOSFETのゲートに伝えられる。
これにより、テスト信号TSTが論理1のハイレベルのテスト動作のとき、インバータ回路N8の出力信号d3がロウレベルとなり、ナンドゲート回路G3,G5がオン状態、ノアゲート回路G2,G4がオフ状態なって上記トランスァ回路S5,S6をオフ状態にする。上記テスト信号TSTの論理1とインバータ回路N8の出力信号d3がロウレベルより、上記トランスァ回路S7がオン状態となって排他的論理和回路EXの出力信号c3が出力される。
テスト信号TSTが論理0のロウレベルの通常動作のときには、インバータ回路N5の出力信号d1がハイレベルとなり、出力制御信号OSLの論理1のとき信号d2がロウレベル、d2信号を受けるインバータ回路N9の出力信号d4がハイレベル、上記TST信号を受けるインバータ回路N8の出力信号d3がハイレベルとなって上記トランスァ回路S5がオン状態にされる。出力制御信号OSLの論理0のときは、信号d2がハイレベル、d2信号を受けるインバータ回路N9の出力信号d4がロウレベルとなって上記トランスァ回路S6がオン状態にされる。この結果、ラッチLT1とLT2に保持された信号が出力制御回路よりクロックCLKのハイレベルエッジとロウレベルエッジに同期して出力される。このとき、上記テスト信号TSTの論理0のロウレベルにより、信号d3がハイレベルとなって上記トランスァ回路S7がオフ状態にされている。
図2には、図1の排他的論理和回路EXの動作を説明するための波形図が示されている。ラッチ回路LT1とLT2に取り込まれたメモリセル出力のデータ1とデータ2が共にハイレベル、ロウレベルのように一致していると論理1(ハイレベル)不一致だと論理0(ロウレベル)を出力する。これにより2つのメモリセルから読み出され、出力選択ブロック内に格納されているデータ1と2を比較した結果を出力することにより、出力された結果をプローブテスタによる期待値判定を行うことにより、1回の読み出しテストにて読み出し動作の不良検出が可能となる。
図3には、この発明に係るメモリ回路の通常動作における読み出しタイミングチャート図が示されている。通常動作では、テスト信号TSTはロウレベルにされている。メモリセル出力信号LSB0とLSB1は、外部クロックCLKのハイレベルのときに同時に読み出されて前記出力選択ブロックのラッチ回路LT1、LT2を介し、外部クロックの立ち上がりと立ち下がりに同期してデータQ1とQ2が出力される。
図4には、この発明に係るメモリ回路のテスト動作における読み出しタイミングチャート図が示されている。テスト動作では、テスト信号TSTはハイレベルにされている。メモリセル出力信号LSB0とLSB1は、外部クロックCLKのハイレベルのときに同時に読み出されて前記出力選択ブロックのラッチ回路LT1、LT2に取り込まれ、出力制御信号OSLに対応してその排他的論理和信号(Q1EORQ2)が出力される。このように2ビット分の一致/不一致結果(Q1EORQ2)を出力することで、外部クロックCLKの1サイクル中に2ビット分の判定結果を出力させることができる。
図4のように、前記のようにサイクル前後半にそれぞれデータを受け取るような高周波性能を持たないプローブテスタを用いても、その半分の周波数でのデータを受け取るようなプローブテスタを用いて上記判定結果を得ることができる。テスタでは上記判定結果が不一致のときには、いずれか一方にエラーが存在することを認識することができる。いずれかのメモリセルのデータが誤っているかを知るには、上記不一致出力のアドレスについて、個々のメモリセルのデータを取り出して期待値と比較することにより識別することができる。
つまり、テストの初期段階にて、総てのメモリセルに同一データを書き込み、それが正しく読み出すことができるかのテストを行う。出力選択ブロックに格納されている、2つのメモリセルから読み出されたデータの一致または不一致を判定し、その結果をプローブテスタによる期待値判定を行う。これにより、2回に分けて行っていた読み出しテストが、1回の読み出しテストにて可能となる。その結果テスト時間を約1/2に短縮することが可能である。
図1の実施例では、2つのメモリセルから読み出されたデータを取り込んで、排他的論理和回路EXを介すことによって、データ読み出し時間の短縮を実現している。しかし、2つのデータの比較結果を出力しているため、出力が期待値と違う結果、例えば、2つのメモリセルには論理1が書き込まれているが、読み出した結果が論理0の場合、どちらのメモリセルから読み出されたデータが不良なのか判定が不可能である。このため、不良アドレスについては、再度個々のメモリセルのデータの読み出しが必要となる。
図5には、この発明に係るメモリ回路における出力系回路の他の一実施例の回路図が示されている。この実施例の出力系回路は、2つのメモリセルから読み出されたデータのうち、どちらのデータが不良なのか検出を可能にする。図5の回路構成では、テスト時に同じ出力選択ブロックに格納されている、2つのメモリセルから読み出されたデータとテスト制御信号を出力制御回路に入力して出力MOSのインピーダンスを変化させる。
図6には、出力MOSFETのインピーダンス制御の説明図が示されている。メモリセルからの読み出し信号LSB0とLSB1の2ビットの組み合わせにより、ハイレベル/ロウレベルと2つの中間レベルの4通りのレベルを形成する。特に制限されないが、上記2つの出力信号が論理0と1のときには1/4レベル、2つの出力信号が論理1と0のときにはハイレベル、出力信号が論理0と0のときにはロウレベル、2つの出力信号が論理1と1のときには3/4レベルを出力する。
この実施例では、2つのメモリセルから読み出されたデータの組み合わせに応じて、出力レベルを変化させることによって、2つの読み出しデータうち1つの不良データを特定し、検出することが可能となる。つまり、期待値1のときに1/4レベルが出力されたなら、メモリセル出力LSB0が論理0で誤っており、ハイレベルならメモリセル出力LSB1の論理0が誤っており、ロウレベルならメモリセルLSB0とLSB1の両方が論理0で誤っており、3/4レベルならメモリセルLSB0とLSB1の両方が論理1で正しいと判定できる。期待値0のときに1/4レベルが出力されたなら、メモリセル出力LSB1が論理1で誤っており、ハイレベルならメモリセル出力LSB0の論理1が誤っており、ロウレベルならメモリセルLSB0とLSB1の両方が論理0で正しいと判定でき、3/4レベルならメモリセルLSB0とLSB1の両方が論理1で誤っていると判定ができる。
出力MOS回路においては、MOSサイズ大からMOSサイズ小の複数MOSFETが並列接続されており、それの出力制御回路によりオン状態にさせるMOSFETの組み合わせをインピーダンスコード制御回路で形成された制御信号により設定することにより、端子DQに接続される線路のインピーダンスと整合させることにより、高速な信号伝達を行うようにするものである。
メモリLSI(大規模集積回路)とMPU(マイクロプロセッサ)間等のデータ転送を高速(高周波数)に行うためには、伝送系のインピーダンス整合をとり、反射による転送波形の歪みを抑える必要がある。高速シンクロナスSRAM(スタティック・ランダム・アクセス・メモリ)製品においては、インピーダンス整合をとるために出力ドライバのインピーダンスを専用のLSIピンに接続した抵抗素子の抵抗値と等しくなるように調整する仕様のものがある。
この実施例では、このような出力インピーダンスの調整回路を利用して、本来は出力インピーダンスの調整に用意されている複数の出力MOSFETを組み合わせて、通常動作ときのハイレベル/ロウレベルの2値、つまりはハイレベル又はロウレベル側のいずれかのMOSFETのみをオン状態にさせる動作の他に、ハイレベルとロウレベル側のMOSFETを同時にオン状態にして、前記のような約1/4の中間レベルと、約3/4の中間レベルを出力させるようにするものである。このように出力回路の両MOSFETをオン状態にして直流電流を流す動作は、通常動作ではあり得ないが、上記テストモードのときには上記前記出力させる2つのデータに対応して動作させるものである。
図5のような出力回路においても、同様に2ビット分の出力信号を1回で出力させるものであるので、前記図1の実施例と同様にデータ読み出し時間の短縮が可能であり、かつ不良検出率も大きいものとすることができる。
図7には、この発明が適用されるシンクロナスSRAM(以下、単にSSRMという)の一実施例のブロック図が示されている。この実施例のSSRAMは、公知のCMOS集積回路の製造技術により、単結晶シリコンのような1つの半導体基板上において形成される。
この実施例のSSRAMは、アドレス端子SA0〜SA19からなる20ビットによって約1M(メガ)のアドレス空間を持つ。データ端子DQ0〜DQ35により36ビットずつパラレルに読み出しと書き込みが行われるから、メモリアレイMARYには約36Mビットの記憶容量をもつようにされる。メモリアレイMARYは、スタティック型メモリセルがワード線と相補のビット線との交点にマトリクス配置されて構成される。
上記アドレス端子SA0〜SA19のアドレス信号は、アドレスバッファを通してリードアドレスレジスタRARに取り込まれる。非反転と反転からなる相補のクロック信号CLK、/CLKはクロックバッファを通して取り込まれる。そして、リード/ライト制御のための制御信号B1〜B3はコントロールバッファを通して取り込まれてコントロールロジックCLOGに伝えられる。基準電圧発生回路VREFGは、上記アドレスバッファやクロックバッファ及びコントロールバッファを構成する入力回路に入力信号のレベルを判定するための基準電圧(参照電圧)を形成する。ライトアドレスレジスタWAR1とWAR2は、上記リードアドレスレジスタRARを通した上記アドレス信号を取り込み保持する。
アドレスレジスタRARに取り込まれたアドレス信号は、読み出し動作のときにはセレクタによりメモリアレイMARYのデコーダDECに伝えられる。書き込み動作のときには、書き込みアドレスレジスタWAR1、WAR2によって時間調整が行われてセレクタを通して上記デコーダDECに伝えられる。書き込み動作では、書き込みアドレスとそれに対応した書き込みデータとに1サイクルのずれがあるので、上記書き込みアドレスレジスタによってその調整が行われる。
特に制限されないが、メモリアレイMARYは、上記アドレス信号A0〜A19によって、36×2=72ビット分のデータがウェイ0(LSB0)とウェイ1(LSB1)のセンスアンプSAを通して読み出される。書き込みデータは、2つのデータレジスタDIR2を通してメモリアレイMARYのウェイ0(LSB0)とウェイ1(LSB1)に対等したライトアンプWAにそれぞれ伝えられる。上記センスアンプSAの読み出しデータと、データレジスタDIR2の書き込みデータとはセレクタにより選択されて出力レジスタOR(前記ラッチ回路LT1,LT2)に伝えられる。2つのデータレジスタDIR1の書き込みデータは、セレクタにより上記2つのデータレジスタDIR2又は交差的に選択されて伝えられる。
データ端子DQ0〜DQ35には、上記出力選択ブロックで選択された信号が伝えられる出力バッファ回路の出力端子が接続され、書き込みデータを受ける入力バッファの入力端子が接続される。上記セレクタの選択信号LSB,/LSBは、コントロールロジックCLOGにより形成される。2つの出力レジスタORは、クロックCLK,/CLKに同期して立ち上がりエッジと立ち下がりエッジに同期して出力セレクタにより選択されて出力バッファを通して端子DQ0〜DQ35から出力される。また、36ビットの書き込みデータは、入力バッファ、2つのデータレジスタDIR1,DIR2及びライトアンプWAを通してメモリアレイMARYに書き込まれる。DLLは、上記クロックに同期した内部クロックを生成し、上記レジスタDIR1,DIR2の動作に必要なクロックを生成する。
図8には、図7のSSRAMの動作の一例を説明するためのタイミング図が示されている。リードサイクルでは、取り込んだアドレスA0に対応するデータ(Q0)を、次サイクルのクロックからtKHCX後に発生されるエコークロック(CQ)に同期して出力される。以降、データ(Q1,Q2、Q3)をエコークロックのエッジ(立ち上がり/立ち下がり)に同期して順次バースト出力される。ライトサイクルでは、ライトサイクルで取り込んだアドレスA1に、次サイクルで取り込んだデータ(D0)を書き込む。以降データ(D1、D2、D3)を順次バーストで書き込む。データはクロックと同位相で入力されるため、セットアップ/ホールド時間を確保するためにLSI内部でDLLによりクロックを90°位相シフトして用いられる。
以上本発明者によってなされた発明を、前記実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。例えば、クロックに同期して入力されたアドレスに対応して2ビット分のメモリセルを選択しておいて、上記クロックの両エッジで上記2ビットのデータを出力させるいわゆるダブルレートでの出力選択を行う出力選択ブロックの構成は、種々の実施形態を採ることができる。また、同時に読み出された2つのメモリセルからの記憶データを中間レベルを含む4値の出力信号を形成する回路は、前記のような出力インピーダンス調整回路を利用するものの他、プローブテストのときに上記4値レベルを出力させる専用回路で構成するものであってもよい。一致/不一致回路は、前記のような排他的論理和回路の他に一致/不一致に対応した2つの出力信号を形成するものであれば何であってもよい。この発明は、ダブルレートでの出力動作を行うメモリ回路のテスト技術に広く利用することができる。メモリ回路は、1つの半導体集積回路装置に形成されてもよいし、システムLSIのような大規模集積回路に搭載されるメモリ回路であってもよい。
S1〜S7…トランスファ回路、N1〜N9…インバータ回路、G1…ゲート回路、EX…排他的論理和回路、LT1,LT2…ラッチ回路、
RAR…リードアドレスレジスタ、WAR1,2…ライトアドレスレジスタ、DEC…デコーダ、MARY…メモリアレイ、SA…センスアンプ、WA…ライトアンプ、VREFG…基準電圧発生回路、CLOG…コントロールロジック、DIR1,DIR2…データレジスタ。
RAR…リードアドレスレジスタ、WAR1,2…ライトアドレスレジスタ、DEC…デコーダ、MARY…メモリアレイ、SA…センスアンプ、WA…ライトアンプ、VREFG…基準電圧発生回路、CLOG…コントロールロジック、DIR1,DIR2…データレジスタ。
Claims (3)
- クロック入力回路と、
上記クロックに同期してアドレス信号を取り込む入力回路と、
上記入力回路により取り込まれたアドレス信号に従って第1データと第2データに対応した複数のメモリセルを選択し、かかるメモリセルから読み出された第1データと第2データを第1と第2レジスタを記憶する読み出し回路と、
上記クロックの1サイクルの立ち上がりと立ち下がりに対応して上記第1と第2レジスタに記憶された第1データと第2データとを出力させる出力回路とを含み、
上記第1と第2レジスタに記憶された2つのデータ単位の各ビットに対応して一致/不一致を検出するデータ判定回路と、かかるデータ判定回路の一致/不一致信号を上記クロックの1サイクルに対応して上記出力回路を通して出力させるテスト回路とを備えてなることを特徴とするメモリ回路。 - 請求項1において、
上記第1データと第2データは、上記第1レジスタと第2レジスタに対して相互に記憶可能にされ、
上記一致/不一致回路は、排他的論理和回路であることを特徴とするメモリ回路。 - クロック入力回路と、
上記クロックに同期してアドレス信号を取り込む入力回路と、
上記入力回路により取り込まれたアドレス信号に従って第1データと第2データに対応した複数のメモリセルを選択し、かかるメモリセルから読み出された第1データと第2データを第1と第2レジスタを記憶する読み出し回路と、
上記クロックの1サイクルの立ち上がりと立ち下がりに対応して上記第1と第2レジスタに記憶された第1データと第2データとを出力させる出力回路とを含み、
上記出力回路は、オン抵抗値が異なる複数の出力MOSFETの並列回路からなり、インピーダンス制御信号によって出力インピーダンスの調整が可能にされ、
上記第1と第2レジスタに記憶された第1データと第2データの対応する各ビット毎の読み出し信号の4通りの組み合わせに対応してハイレベルとロウレベル及び2つの中間レベルからなる4通りの出力レベルを形成する上記並列形態のMOSFETのうちの動作状態にさせるMOSFETを選ぶようにしてなるテスト回路を備えてなることを特徴とするメモリ回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004020008A JP2005216353A (ja) | 2004-01-28 | 2004-01-28 | メモリ回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004020008A JP2005216353A (ja) | 2004-01-28 | 2004-01-28 | メモリ回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005216353A true JP2005216353A (ja) | 2005-08-11 |
Family
ID=34904062
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004020008A Pending JP2005216353A (ja) | 2004-01-28 | 2004-01-28 | メモリ回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005216353A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008299993A (ja) * | 2007-06-01 | 2008-12-11 | Renesas Technology Corp | 半導体記憶装置 |
JP7509614B2 (ja) | 2020-08-27 | 2024-07-02 | 日清紡マイクロデバイス株式会社 | 半導体装置及びセルフテスト方法 |
-
2004
- 2004-01-28 JP JP2004020008A patent/JP2005216353A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008299993A (ja) * | 2007-06-01 | 2008-12-11 | Renesas Technology Corp | 半導体記憶装置 |
JP7509614B2 (ja) | 2020-08-27 | 2024-07-02 | 日清紡マイクロデバイス株式会社 | 半導体装置及びセルフテスト方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7444559B2 (en) | Generation of memory test patterns for DLL calibration | |
KR100371425B1 (ko) | 반도체 기억 장치 및 그의 제어 방법 | |
US7751261B2 (en) | Method and apparatus for controlling read latency of high-speed DRAM | |
US6816422B2 (en) | Semiconductor memory device having multi-bit testing function | |
US7007215B2 (en) | Test circuit capable of testing embedded memory with reliability | |
US10261127B2 (en) | Semiconductor integrated circuit | |
US6339555B1 (en) | Semiconductor memory device enabling test of timing standard for strobe signal and data signal with ease, and subsidiary device and testing device thereof | |
US7694202B2 (en) | Providing memory test patterns for DLL calibration | |
US7607055B2 (en) | Semiconductor memory device and method of testing the same | |
JP5579972B2 (ja) | 半導体記憶装置及び半導体記憶装置のテスト方法 | |
US6421291B1 (en) | Semiconductor memory device having high data input/output frequency and capable of efficiently testing circuit associated with data input/output | |
US8639865B2 (en) | Method and apparatus for calibrating a memory interface with a number of data patterns | |
JP5554476B2 (ja) | 半導体記憶装置および半導体記憶装置の試験方法 | |
US7587645B2 (en) | Input circuit of semiconductor memory device and test system having the same | |
US6807116B2 (en) | Semiconductor circuit device capable of accurately testing embedded memory | |
JP2009289374A (ja) | 半導体記憶装置、及び該半導体記憶装置のテスト方法 | |
US20100125431A1 (en) | Compact test circuit and integrated circuit having the same | |
US8050135B2 (en) | Semiconductor memory device | |
US8243540B2 (en) | Semiconductor memory device and test method thereof | |
JP2005216353A (ja) | メモリ回路 | |
US20080155363A1 (en) | Bist circuit device and self test method thereof | |
US20100223514A1 (en) | Semiconductor memory device | |
JP2010040092A (ja) | 半導体集積回路 | |
KR101287863B1 (ko) | 반도체 메모리 장치의 입력회로, 및 이를 구비한 테스트시스템 | |
JP2002056694A (ja) | 半導体記憶装置およびそれにおけるテスト方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070117 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090824 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090902 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100106 |