JP2005216316A - リーダ、及び判定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 商品の偽造防止を防ぎ、より本物性を高める。
【解決手段】 無線タグの読み取り機(リーダ)で無線タグ304のデータを読み取り、そのデータを暗号化し、商品302に印刷等で306に表示を行う。本物かどうかを確認する場合、対称暗号や加工処理を使った商品であれば、無線タグの読み取り機で、無線タグ304のデータを読み取り、それを暗号化したデータが表示されたデータ306と一致すれば、本物として確かめることができる。非対称暗号を使った場合は、表示されているデータ306を公開鍵で暗号化し、そのデータが無線タグ304のデータと一致すれば、本物とみなすことができる。
【選択図】 図14

Description

本発明は、非接触のICチップを利用して偽造防止を図る、リーダ、及び判定方法に関する。
かばんや靴などのブランド品では、偽造品が問題となっている。ブランド品などのかばんや靴などの商品は、その本物を示すために、商品そのものの材質や製造方法などによって本物性を示している。あるいは、ロゴやタグなどをつけて本物性を示している。
商品そのものの材質や製造方法、ロゴ、タグなどは、アナログ的な情報であるため、それらによって本物性を確認することは簡単ではなかった。そのため、材質や製造方法などのアナログ的な情報から本物性を判定できる人は限られていた。そして、限られた人しか判定できないため、偽造品が本物として扱われてしまうという問題が起きていた。尚、当然のことであるが、材質や製造方法の詳細は秘密にしておく必要があった。すなわち、そのような情報が漏れてしまうと、より本物に間違えられる偽造品ができるからである。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされるもので、偽造防止に優れた無線タグ、商品、商品付随物、商品セット、リーダ、印刷機、情報加工方法、及び判定方法を提供することを課題とする。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば以下のとおりである。
すなわち、本発明のリーダは、加工される情報であり、商品を識別するための情報を記憶するICを有する無線タグの前記加工される情報と、前記商品或いは該商品に付随する商品付随物に表示された前記加工される情報に基づく加工情報とを読み取る読み取り手段と、該読み取り手段によって読み取られた一又は複数の前記加工される情報を所定の加工条件により加工する加工手段と、該加工手段で加工された加工情報と前記読み取り手段で読み取られた前記加工情報とが一致するか、しないかを判定する判定手段と、を備えることを特徴としたものである。また、本発明のリーダは、加工される第一の情報であり、商品を識別するための情報を記憶するICを有する無線タグの前記加工される第一の情報と、前記商品或いは該商品に付随する商品付随物に表示された加工される第二の情報と、前記商品或いは前記商品付随物に表示された前記加工される第一の情報及び前記加工される第二の情報に基づく加工情報とを読み取る読み取り手段と、該読み取り手段によって読み取られた一又は複数の前記加工される第一の情報、及び前記加工される第二の情報を用いて所定の加工条件により加工する加工手段と、該加工手段で加工された加工情報と前記読み取り手段で読み取られた前記加工情報とが一致するか、しないかを判定する判定手段と、を備えることを特徴としたものである。
また、本発明の判定方法は、加工される情報であり、物或いはサービスを識別するための情報を記憶するICを有する無線タグの前記加工される情報と、前記物或いはサービスに表示された前記加工される情報に基づく加工情報とを読み取る読み取りステップと、該読み取りステップによって読み取られた一又は複数の前記加工される情報を所定の加工条件により加工する加工ステップと、該加工ステップで加工された加工情報と前記読み取りステップで読み取られた前記加工情報とが一致するか、しないかを判定する判定ステップと、を備えることを特徴としたものである。また、本発明の判定方法は、加工される第一の情報であり、物或いはサービスを識別するための情報を記憶するICを有する無線タグの前記加工される第一の情報と、前記物或いはサービスに表示された加工される第二の情報と、前記物或いはサービスに表示された前記加工される第一の情報及び前記加工される第二の情報に基づく加工情報とを読み取る読み取りステップと、該読み取りステップによって読み取られた一又は複数の前記加工される第一の情報、及び前記加工される第二の情報を用いて所定の加工条件により加工する加工ステップと、該加工ステップで加工された加工情報と前記読み取りステップで読み取られた前記加工情報とが一致するか、しないかを判定する判定ステップと、を備えることを特徴としたものである。
本発明において、本物性を証明するために、従来用いられてきたロゴやタグの代わりにデータを書き換えることができないROM(Read Only Memory)型無線タグを使用する。その無線タグあるいはデータ(加工される情報、加工される第一の情報)は、偽造ができないように管理することにより、本物性の確認を無線タグの存在で確かめることができる。商品などに取り付けられた無線タグから商品の製造元を識別できる正しい販売者情報などを読み取ることができれば、その商品を本物と認める。本物性の信頼性をより上げるために、無線タグのデータを所定の加工条件により加工したデータ(加工情報)を商品あるいは商品の例えば梱包箱(商品付随物)に表示する。ここで、加工とは、暗号処理(対称暗号、非対称暗号)、テーブルを用いた変換などであり、加工条件とは、前記暗号処理に用いる鍵、前記変換に用いるテーブルなどである。また、商品あるいは商品の梱包箱に表示された情報と無線タグのデータを所定の加工条件により加工したデータを商品あるいは商品の梱包箱に表示する。商品あるいは商品の梱包箱に表示した情報と無線タグのデータを組み合わせることにより、偽造がより困難になる。
本発明の商品及び商品付随物としては、かばんや靴などの商品及びこれを梱包する商品梱包箱、宝石及びその宝石の鑑定書、時計及びその時計の保証書、車両及びその車両の車検証などが一例として挙げられる。
本発明によると、商品あるいは商品付随物に無線タグを添付することにより、商品の本物性の確認手段を与え、本物性の確認を容易にすることができる。
本発明の特徴は、後述する実施の形態の中で記述する。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1に非接触のICチップの構成を示す。ICチップ102は、アンテナ部104と電源部106、論理部108、メモリ部110からなる。非接触ICチップは、接点を持たず、読み取り機からアンテナ部104に電波を送ることにより、電源の供給及びクロック、データの送受信を行う。アンテナ部104は、ICチップのチップ内にあるものと、外部にあるものとがある。図1は、チップ内にアンテナ部を持つICチップを想定したものである。チップ外にアンテナ部を持つものは、アンテナ部がチップの外付けになっている。本発明は、アンテナ部がチップ内にあるかチップ外にあるかの方式に拘わらず、いずれの方式のICチップも利用できる。また、読み取り機とアンテナ部の間で非接触に情報を送受信する方式として、電磁誘導などいくつかの方式がある。本発明はいずれの送受信方式のICも利用できる。
次に、ICチップ102の動作について説明する。まず、アンテナ部104で電波を受け、電源部106で電源に変え、ICチップ全体の回路で使用する電源を生成する。アンテナ部104で受けた電波から、クロック成分が取り出され、ICチップ全体の回路のクロックとして使用される。論理部108は、読み取り機から送られてきた指令に従い、処理を行う。メモリ部110は、ICチップに記憶すべき情報を格納する領域である。ICチップには、さまざまな方式があり、メモリもROMしかもたない書き換え不可能なタイプから、EEPROMのように電気的に書き換え可能なメモリを持ち、書き換え可能なタイプがある。本発明においては、これらのいずれの方式のICチップも利用可能である。
本発明では、製造者情報などがかかれた無線タグが他の者に渡らないように管理されたICチップを使用する。本物性の確認を無線タグの存在やデータを使って行うため、無線タグが偽造を行う者に渡らないようにするなどの管理が必要である。
ICチップには、商品を提供しているメーカの情報、あるいは個々のICチップを識別するユニークな識別情報、あるいはこれらを組み合わせた情報が格納される。
図2は、カバンなどの商品に無線タグをつけ、無線タグのデータを暗号処理したデータを表示した実施例である。無線タグのデータを読み、対称暗号あるいは非対称暗号で暗号化(所定の加工)した結果を商品に表示した例である。
対称暗号の一つであるDES(Data Encryption Standard、(暗号理論の基礎、Douglas R. Stinson著、共立出版、76ページから88ページを参照))を使った実施例を示す。暗号鍵をdとし、無線タグのデータMとすると、以下の(1)の処理を行い、暗号文Cを作成する。
C=DES(M、d) (1)
そのすべてあるいは一部をカバンに表示する。ここで、DES()は、DESの暗号化処理を示す。また、データMは、ICチップ102のメモリ部110に格納されているデータである。
データMは、特許請求の範囲に記載された加工される情報であり、暗号文Cは加工情報である。また、暗号化処理は所定の加工の一つである。
商品に無線タグが装着され、そのデータの暗号化された物が表示されている商品の本物性を確認するためには、無線タグのデータMを読み出し、暗号処理した結果が、カバンに表示されているCあるいはその一部と同じであることを確認することにより行う。無線タグを商品につけ、商品につけられた無線タグを読み取り正しい製造者あるいは販売者のデータがつけられていたならば、本物であると確かめることもできるが、本実施例は、そのように無線タグをつけただけの場合に比べると、暗号鍵がわからないと、表示データを生成できないため、無線タグだけに比べると安全性が高まる。
この処理は、暗号処理でもなく秘密の加工処理でも良い。たとえば、無線タグのデータを簡略化し、秘密のテーブルを使った変換でも良い。第三者にそのデータが漏れなければ、正当性を証明するために使うことができる。
対称暗号ではなく、RSA(暗号理論の基礎、Douglas R. Stinson著、共立出版、123ページから139ページを参照)のような非対称暗号を使うこともできる。非対称暗号の利用は、対称暗号や加工処理に比べて、暗号化する鍵と確認する鍵を分けることができるため、安全性が高い。非対称暗号RSAを使う実施例では、無線タグのデータを秘密鍵(d、n)で、以下の操作(2)で無線タグのデータMの暗号化を行い、Cを生成する。
C=M**d mod n (2)
ここで、“**”は、べき乗を示す。このようにして生成したデータCを商品あるいは商品の梱包箱に表示する。
RSAを使った場合、商品の本物性を確認する場合には、公開鍵(e、n)を使って商品あるいは商品の梱包箱に表示されているデータCを以下の処理(3)を行い、Mを生成する。
M=C**e mod n (3)
生成したMが無線タグのデータMと同じであれば、商品あるいは商品の梱包箱が本物であることを確かめることができる。この場合、Mを加工(暗号化)してCにし、Cを逆加工(復号化)してMに戻していることになる。なお、本願では、ここでいう逆加工も加工の一種とする。
その他、データCを所定の加工条件で加工し、判定用データと比較させて商品あるいは商品の梱包箱が本物であるかどうかを確かめることもできる。
無線タグのデータを暗号処理したデータを商品に表示した図2の実施例では、無線タグの読み取り機(リーダ)で無線タグ304のデータを読み取り、そのデータを暗号化し、商品302に印刷等で306に表示を行う。実際の表示は、デザイン上の理由から商品302の内側に行われることが多い。本物かどうかを確認する場合、対称暗号や加工処理を使った商品であれば、無線タグの読み取り機で、無線タグ304のデータを読み取り、それを暗号化したデータが表示されたデータ306と一致すれば、本物として確かめることができる。非対称暗号を使った場合は、表示されているデータ306を公開鍵で復号化し、そのデータが無線タグ304のデータと一致すれば、本物とみなすことができる。
図5は、商品の梱包箱(商品付随物)に、商品の無線タグのデータを暗号処理したデータを表示した実施例である。梱包箱に入っている商品504につけられた無線タグ506のデータを読み取り機(リーダ)で読み、そのデータを暗号化する。暗号化されたデータを商品504の梱包箱502の508に表示する。
より安全性をあげるには、無線タグのデータと商品あるいは商品の梱包箱に表示されている情報とを使う方法がある。
対称暗号のDESを使った実施例は次のとおりである。無線タグのデータをMとし、商品あるいは商品の梱包箱にあらかじめ表示されているデータをSとする。まず、無線タグのデータMとあらかじめ表示されているデータSから、データTを生成する(処理(4))。その処理を関数fとする。関数fは、本発明では本質的ではない。関数fはMとSを単純につなぐ関数やMとSの論理和をとる関数であってもかまわない。
T=f(M、S) (4)
DES暗号の暗号鍵をdとし、以下の処理(5)を行い、暗号文Cを作成する。
C=DES(T、d) (5)
そのすべてあるいは一部をカバン(商品)に表示する。ここで、表示されているデータSは、Cを表示するときに一緒に印刷で表示することも可能である。
商品の本物性を確認するためには、無線タグのデータMを読み出し、表示されているデータSとを組み合わせてTをつくり、Tを暗号処理した結果Cが、すべてあるいはその一部がカバンに表示されていることを確認することにより行う。
この処理は、先の実施例と同じく、暗号処理でなく秘密の加工処理でも良い。非対称暗号RSAを使うには、先の実施例でのデータMの代わりに、データT(=f(M、S))を使い、データTを秘密鍵(d、n)で、暗号化を行い、Cを生成する(処理(6))。
C=T**d mod n (6)
このようにして生成したデータCを商品あるいは商品の梱包箱に表示する。
RSAを使った場合、商品の本物性を確認するためには、公開鍵(e、n)を使って商品あるいは商品の梱包箱に表示されているデータCを以下の処理(7)を行い、Tを生成する。
T=C**e mod n (7)
無線タグのデータMと商品あるいは商品の梱包箱に表示されているデータSとから関数fで生成したTと同じであれば、商品あるいは商品の梱包箱が本物であることを確かめることができる。
その他、データCを所定の加工条件で加工し、判定用データと比較させて商品あるいは商品の梱包箱が本物であるかどうかを確かめることもできる。ここで、データMは、特許請求の範囲に記載された加工される第一の情報であり、データSは加工される第二の情報である。
図3は、無線タグのデータを暗号処理したデータを商品に表示した実施例である。無線タグの読み取り機で無線タグ404のデータを読み取り、商品に表示されている情報406を組み合わせて、データTを作成し、そのデータTを暗号化し、商品402に印刷等で408に表示を行う。実際の表示は商品402の内側に行われる。本物かどうかを確認する場合、対称暗号や加工処理を使った商品であれば、無線タグの読み取り機で読み取った無線タグ404のデータと商品に表示されているデータ406とからデータTを作り、データTを暗号化したデータが表示されたデータ408と一致すれば、本物として確かめることができる。非対称暗号を使った場合は、表示されているデータ408を公開鍵で復号化し、そのデータが無線タグ404のデータと表示されているデータ406から関数fで生成された物と同じであれば、本物とみなすことができる。
図6は、商品の梱包箱に、商品の無線タグのデータを暗号処理したデータを表示した実施例である。梱包箱に入っている商品604につけられた無線タグ606のデータを読み取り機で読み、梱包箱602に表示されている608のデータSを組み合わせて、データTを生成する。そのデータTを暗号化し、暗号化されたデータを商品604の梱包箱602の610に表示する。本物かどうかを確認する場合、対称暗号や加工処理を使った商品であれば、無線タグの読み取り機で読み取った無線タグ606のデータと梱包箱602に表示されているデータ608とからデータTを作り、データTを暗号化したデータが表示されたデータ610と一致すれば、本物として確かめることができる。非対称暗号を使った場合は、表示されているデータ610を公開鍵で復号化し、そのデータが無線タグ606のデータと表示されているデータ608から関数fで生成された物と同じであれば、本物とみなすことができる。
図4は、無線タグのデータを暗号処理したデータを商品に表示した実施例である。無線タグの読み取り機で無線タグ414のデータを読み取り、読み取り機で読み取られる加工される第二の情報であり、無線タグ414とは別の第二の無線タグ416に記憶されている情報を組み合わせて、データTを作成し、そのデータTを暗号化し、商品412に印刷等で418に表示を行う。実際の表示は商品412の内側に行われる。本物かどうかを確認する場合、対称暗号や加工処理を使った商品であれば、無線タグの読み取り機で読み取った無線タグ414のデータと商品412に付加されている第二の無線タグ416のデータとからデータTを作り、データTを暗号化したデータが表示されたデータ418と一致すれば、本物として確かめることができる。非対称暗号を使った場合は、表示されているデータ418を公開鍵で復号化し、そのデータが無線タグ414のデータと第二の無線タグ416のデータから関数fで生成された物と同じであれば、本物とみなすことができる。
図7は、商品の梱包箱に、商品の無線タグのデータを暗号処理したデータを表示した実施例である。梱包箱に入っている商品614につけられた無線タグ616のデータを読み取り機で読み、梱包箱612に付加されている第二の無線タグ618のデータSを組み合わせて、データTを生成する。そのデータTを暗号化し、暗号化されたデータを商品614の梱包箱612の620に表示する。本物かどうかを確認する場合、対称暗号や加工処理を使った商品であれば、無線タグの読み取り機で読み取った無線タグ616のデータと梱包箱612に付加されている第二の無線タグ618のデータSとからデータTを作り、データTを暗号化したデータが表示されたデータ620と一致すれば、本物として確かめることができる。非対称暗号を使った場合は、表示されているデータ620を公開鍵で復号化し、そのデータが無線タグ616のデータと第二の無線タグ618の表示されているデータから関数fで生成された物と同じであれば、本物とみなすことができる。
図8は、梱包箱内の商品に、商品の無線タグのデータを暗号処理したデータを表示した実施例である。梱包箱に入っている商品624につけられた無線タグ626のデータを読み取り機で読み、梱包箱622に表示されている628のデータSを組み合わせて、データTを生成する。そのデータTを暗号化し、暗号化されたデータを商品624の630に表示する。本物かどうかを確認する場合、対称暗号や加工処理を使った商品であれば、無線タグの読み取り機で読み取った無線タグ626のデータと梱包箱622に表示されているデータ628とからデータTを作り、データTを暗号化したデータが表示されたデータ630と一致すれば、本物として確かめることができる。非対称暗号を使った場合は、表示されているデータ630を公開鍵で復号化し、そのデータが無線タグ626のデータと表示されているデータ628から関数fで生成された物と同じであれば、本物とみなすことができる。
図9は、梱包箱内の商品に、商品の無線タグのデータを暗号処理したデータを表示した実施例である。梱包箱に入っている商品634につけられた無線タグ636のデータを読み取り機で読み、梱包箱632に付加されている第二の無線タグ638のデータSを組み合わせて、データTを生成する。そのデータTを暗号化し、暗号化されたデータを商品634の640に表示する。本物かどうかを確認する場合、対称暗号や加工処理を使った商品であれば、無線タグの読み取り機で読み取った無線タグ636のデータと梱包箱632に付加されている第二の無線タグ638のデータSとからデータTを作り、データTを暗号化したデータが表示されたデータ640と一致すれば、本物として確かめることができる。非対称暗号を使った場合は、表示されているデータ640を公開鍵で復号化し、そのデータが無線タグ636のデータと第二の無線タグ638のデータから関数fで生成された物と同じであれば、本物とみなすことができる。
図10は、商品の梱包箱に、商品の無線タグのデータを暗号処理したデータを表示した実施例である。梱包箱に入っている商品644につけられた無線タグ646のデータを読み取り機で読み、商品644に表示されている648のデータSを組み合わせて、データTを生成する。そのデータTを暗号化し、暗号化されたデータを商品644の梱包箱642の650に表示する。本物かどうかを確認する場合、対称暗号や加工処理を使った商品であれば、無線タグの読み取り機で読み取った無線タグ646のデータと商品644に表示されているデータ648とからデータTを作り、データTを暗号化したデータが表示されたデータ650と一致すれば、本物として確かめることができる。非対称暗号を使った場合は、表示されているデータ650を公開鍵で復号化し、そのデータが無線タグ646のデータと表示されているデータ648から関数fで生成された物と同じであれば、本物とみなすことができる。
図11は、商品の梱包箱に、商品の無線タグのデータを暗号処理したデータを表示した実施例である。梱包箱に入っている商品654につけられた無線タグ656のデータを読み取り機で読み、商品654に付加されている第二の無線タグ658のデータSを組み合わせて、データTを生成する。そのデータTを暗号化し、暗号化されたデータを商品654の梱包箱652の660に表示する。本物かどうかを確認する場合、対称暗号や加工処理を使った商品であれば、無線タグの読み取り機で読み取った無線タグ656のデータと商品654に付加されている第二の無線タグ658のデータSとからデータTを作り、データTを暗号化したデータが表示されたデータ660と一致すれば、本物として確かめることができる。非対称暗号を使った場合は、表示されているデータ660を公開鍵で復号化し、そのデータが無線タグ656のデータと第二の無線タグ658のデータから関数fで生成された物と同じであれば、本物とみなすことができる。
図12は、商品の梱包箱に、複数の商品の無線タグのデータを暗号処理したデータを表示した実施例である。梱包箱に入っている商品514、514、514(同じ商品とは限らない)につけられた各無線タグ516、516、516の各データを読み取り機で読み、その各データに基づいて暗号化する。暗号化されたデータを梱包箱512の518に表示する。本物かどうかを確認する場合、対称暗号や加工処理を使った商品であれば、無線タグの読み取り機で読み取った各無線タグ516の各データを読み出し、暗号処理した結果が、梱包箱512のデータ518と一致すれば、本物として確かめることができる。非対称暗号を使った場合は、表示されているデータ518を公開鍵で復号化し、そのデータが各無線タグ516のデータと一致すれば、本物とみなすことができる。
図13は、商品の梱包箱に、複数の商品の無線タグのデータを暗号処理したデータを表示した実施例である。梱包箱に入っている商品664、664、664(同じ商品とは限らない)につけられた各無線タグ666、666、666の各データを読み取り機で読み、梱包箱662に表示されている668のデータSを組み合わせて、データTを生成する。そのデータTを暗号化し、暗号化されたデータを梱包箱662の670に表示する。本物かどうかを確認する場合、対称暗号や加工処理を使った商品であれば、無線タグの読み取り機で読み取った各無線タグ666、666、666の各データと梱包箱662に表示されているデータ668とからデータTを作り、データTを暗号化したデータが表示されたデータ670と一致すれば、本物として確かめることができる。非対称暗号を使った場合は、表示されているデータ670を公開鍵で復号化し、そのデータが各無線タグ666の各データと表示されているデータ668から関数fで生成された物と同じであれば、本物とみなすことができる。
図14は、商品の無線タグを読み取り、データを確認する読み取り機(リーダ)である。読み取り機の読み取り手段としてのアンテナ704で無線タグを読み取り、読み取り機に内蔵されている加工手段としての暗号処理でデータを加工し(所定の加工条件、ここでは暗号処理で加工)、その結果をディスプレイ706に表示する。そのデータが商品あるいは商品の梱包箱に印刷されているデータ(306、408、508、610等)と同じであれば、本物と確認することができる。商品あるいは梱包箱に印刷されているデータ406あるいは608を使って加工する場合は、文字認識装置を使って読み込むか、キー708から入力し(これらも読み取り手段とする)、無線タグのデータと暗号処理することにより、データを作成し、そのデータが表示されているデータ(408、610)と同じであるかを確認することができる。
読み取り機の構成の他の例としては、無線タグのデータ(情報)と商品あるいは商品の梱包箱に表示されたデータ(加工情報)とを読み取る読み取り手段と、その読み取り手段によって読み取られた一又は複数の情報を所定の加工条件により加工する加工手段と、その加工手段で加工された加工情報と読み取り手段で読み取られた加工情報とが一致するか、しないかを判定する判定手段と、を備えて読み取り機を構成することができる。尚、本願におけるリーダのディスプレイには、ユーザーが判断しやすいように、前記判定手段で一致していると判定すれば、OK、YES、青など、前記判定手段で一致していないと判定すれば、NG、NO、赤など、文字、色で判定結果を表示することができる。また、文字、色の代わりに音で知らせるようにしてもよい。
また、無線タグのデータ(第一の情報)と商品あるいは商品の梱包箱に表示されたデータ(第二の情報、加工情報)とを読み取る読み取り手段と、その読み取り手段によって読み取られた一又は複数の第一の情報、及び第二の情報を用いて所定の加工条件により加工する加工手段と、その加工手段で加工された加工情報と読み取り手段で読み取られた加工情報とが一致するか、しないかを判定する判定手段と、を備えて読み取り機を構成することができる。
また、無線タグのデータ(第一の情報)と、商品あるいは商品の梱包箱に付加された第二の無線タグのデータ(第二の情報)と、商品あるいは商品の梱包箱に表示されたデータ(加工情報)とを読み取る読み取り手段と、その読み取り手段によって読み取られた一又は複数の第一の情報、及び第二の情報を用いて所定の加工条件により加工する加工手段と、その加工手段で加工された加工情報と読み取り手段で読み取られた加工情報とが一致するか、しないかを判定する判定手段と、を備えて読み取り機を構成することができる。
また、無線タグのデータ(情報)と商品あるいは商品の梱包箱に表示されたデータ(加工情報)とを読み取る読み取り手段と、その読み取り手段によって読み取られた加工情報を所定の加工条件により加工する加工手段と、その加工手段で加工された加工情報データと読み取り手段で読み取られた一又は複数の情報とが一致するか、しないかを判定する判定手段と、を備えて読み取り機を構成することができる。
また、無線タグのデータ(第一の情報)と商品あるいは商品の梱包箱に表示されたデータ(第二の情報、加工情報)とを読み取る読み取り手段と、その読み取り手段によって読み取られた加工情報を所定の加工条件により加工する加工手段と、その加工手段で加工された加工情報データと読み取り手段で読み取られた一又は複数の第一の情報、及び第二の情報に基づくデータとが一致するか、しないかを判定する判定手段と、を備えて読み取り機を構成することができる。
また、無線タグのデータ(第一の情報)と、商品あるいは商品の梱包箱に付加された第二の無線タグのデータ(第二の情報)と、商品あるいは商品の梱包箱に表示されたデータ(加工情報)とを読み取る読み取り手段と、その読み取り手段によって読み取られた加工情報を所定の加工条件により加工する加工手段と、その加工手段で加工された加工情報データと読み取り手段で読み取られた一又は複数の第一の情報、及び第二の情報に基づくデータとが一致するか、しないかを判定する判定手段と、を備えて読み取り機を構成することができる。
また、無線タグのデータ(情報)と商品あるいは商品の梱包箱に表示されたデータ(加工情報)とを読み取る読み取り手段と、その読み取り手段によって読み取られた加工情報を所定の加工条件により加工する加工手段と、その加工手段で加工された加工情報データと判定用データとが一致するか、しないかを判定する判定手段と、を備えて読み取り機を構成することができる。
また、無線タグのデータ(第一の情報)と商品あるいは商品の梱包箱に表示されたデータ(第二の情報、加工情報)とを読み取る読み取り手段と、その読み取り手段によって読み取られた加工情報を所定の加工条件により加工する加工手段と、その加工手段で加工された加工情報データと判定用データとが一致するか、しないかを判定する判定手段と、を備えて読み取り機を構成することができる。
また、無線タグのデータ(第一の情報)と、商品あるいは商品の梱包箱に付加された第二の無線タグのデータ(第二の情報)と、商品あるいは商品の梱包箱に表示されたデータ(加工情報)とを読み取る読み取り手段と、その読み取り手段によって読み取られた加工情報を所定の加工条件により加工する加工手段と、その加工手段で加工された加工情報データと判定用データとが一致するか、しないかを判定する判定手段と、を備えて読み取り機を構成することができる。
尚、読み取り機の上記他の例の説明中に記載された手段をステップに読み替えることで、読み取り機によって商品あるいは商品の梱包箱(これに限らず物あるいはサービスとしてもよい)が本物かどうか判定するための判定方法とすることができる。
無線タグのデータを暗号化したデータを印刷するためには、図14の実施例に印刷機能(印刷手段)を付加することにより実現できる。無線タグのデータをアンテナ704で読み取り、そのデータを加工し、印刷機能で商品あるいは梱包箱に印刷するものである。
読み取り機に印刷機能(印刷手段)を付加した印刷機としては、無線タグのデータ(情報)を読み取る読み取り手段と、その読み取り手段によって読み取られた一又は複数の情報を所定の加工条件により加工する加工手段と、その加工手段で加工された加工情報を、商品或いは該商品に付随する商品付随物に印刷する印刷手段と、を備えて印刷機を構成することができる。
また、無線タグのデータ(第一の情報)と商品あるいは商品の梱包箱に表示されたデータ(第二の情報)とを読み取る読み取り手段と、その読み取り手段によって読み取られた一又は複数の第一の情報、及び第二の情報を所定の加工条件により加工する加工手段と、その加工手段で加工された加工情報を、商品或いは該商品に付随する商品付随物に印刷する印刷手段と、を備えて印刷機を構成することができる。
また、無線タグのデータ(第一の情報)と、商品あるいは商品の梱包箱に付加された第二の無線タグのデータ(第二の情報)とを読み取る読み取り手段と、その読み取り手段によって読み取られた一又は複数の第一の情報、及び第二の情報を所定の加工条件により加工する加工手段と、その加工手段で加工された加工情報を、商品或いは該商品に付随する商品付随物に印刷する印刷手段と、を備えて印刷機を構成することができる。
尚、印刷機の上記説明中に記載された手段をステップに、また、印刷を表示に、商品あるいは商品の梱包箱を物あるいはサービスに読み替えることで、情報加工方法とすることができる。
本発明において、商品あるいは商品梱包箱に表示されている情報は、文字以外にバーコードのような方法でも可能であり、表示方法は問わないものとする。また、商品あるいは商品梱包箱に表示されている情報(加工情報)は、書き込み可能なICを有する無線タグを付加して、これに記憶させてもよいものとする。その他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
非接触ICチップの概略構成図である。 無線タグを商品に付加し、その無線タグのデータを暗号化したデータを商品に表示した例を示す説明図である。 無線タグを商品に付加し、その無線タグのデータと商品に印刷されたデータとを暗号化したデータを商品に表示した例を示す説明図である。 無線タグを商品に付加し、その無線タグのデータと商品に付加した第二のタグに記憶されたデータとを暗号化したデータを商品に表示した例を示す説明図である。 無線タグを商品に付加し、その無線タグのデータを暗号化したデータを梱包箱に表示した例を示す説明図である。 無線タグを商品に付加し、その無線タグのデータと梱包箱に表示したデータとを暗号化したデータを梱包箱に表示した例を示す説明図である。 無線タグを商品に付加し、その無線タグのデータと梱包箱に付加した第二のタグに記憶されたデータとを暗号化したデータを梱包箱に表示した例を示す説明図である。 無線タグを商品に付加し、その無線タグのデータと梱包箱に表示したデータとを暗号化したデータを商品に表示した例を示す説明図である。 無線タグを商品に付加し、その無線タグのデータと梱包箱に付加した第二のタグに記憶されたデータとを暗号化したデータを商品に表示した例を示す説明図である。 無線タグを商品に付加し、その無線タグのデータと商品に表示したデータとを暗号化したデータを梱包箱に表示した例を示す説明図である。 無線タグを商品に付加し、その無線タグのデータと商品に付加した第二のタグに記憶されたデータとを暗号化したデータを梱包箱に表示した例を示す説明図である。 無線タグを複数の商品に付加し、その無線タグのデータを暗号化したデータを梱包箱に表示した例を示す説明図である。 無線タグを複数の商品に付加し、その無線タグのデータと梱包箱に表示したデータとを暗号化したデータを梱包箱に表示した例を示す説明図である。 読み取り機(リーダ)の説明図である。
符号の説明
102…………ICチップ
302…………無線タグが実装されている商品
304…………無線タグ
306…………無線タグのデータを暗号化し、印刷されているデータ
402…………無線タグが実装されている商品
404…………無線タグ
406…………あらかじめ表示されているデータ
408…………無線タグのデータと406とを暗号化し、印刷されているデータ
502…………商品が入っている梱包箱
504…………無線タグ付き商品
508…………無線タグのデータを暗号化し、印刷されているデータ
602…………商品が入っている梱包箱
604…………無線タグ付き商品
608…………あらかじめ表示されているデータ
610…………無線タグのデータと608とを暗号化し、印刷されているデータ

Claims (23)

  1. 加工される情報であり、商品を識別するための情報を記憶するICを有する無線タグの前記加工される情報と、前記商品或いは該商品に付随する商品付随物に表示された前記加工される情報に基づく加工情報とを読み取る読み取り手段と、
    該読み取り手段によって読み取られた一又は複数の前記加工される情報を所定の加工条件により加工する加工手段と、
    該加工手段で加工された加工情報と前記読み取り手段で読み取られた前記加工情報とが一致するか、しないかを判定する判定手段と、
    を備える
    ことを特徴とするリーダ。
  2. 加工される第一の情報であり、商品を識別するための情報を記憶するICを有する無線タグの前記加工される第一の情報と、前記商品或いは該商品に付随する商品付随物に表示された加工される第二の情報と、前記商品或いは前記商品付随物に表示された前記加工される第一の情報及び前記加工される第二の情報に基づく加工情報とを読み取る読み取り手段と、
    該読み取り手段によって読み取られた一又は複数の前記加工される第一の情報、及び前記加工される第二の情報を用いて所定の加工条件により加工する加工手段と、
    該加工手段で加工された加工情報と前記読み取り手段で読み取られた前記加工情報とが一致するか、しないかを判定する判定手段と、
    を備える
    ことを特徴とするリーダ。
  3. 加工される第一の情報であり、商品を識別するための情報を記憶するICを有する無線タグの前記加工される第一の情報と、前記商品或いは該商品に付随する商品付随物に付加された前記無線タグとは別の第二の無線タグに記憶された加工される第二の情報と、前記商品或いは前記商品付随物に表示された前記加工される第一の情報及び前記加工される第二の情報に基づく加工情報とを読み取る読み取り手段と、
    該読み取り手段によって読み取られた一又は複数の前記加工される第一の情報、及び前記加工される第二の情報を用いて所定の加工条件により加工する加工手段と、
    該加工手段で加工された加工情報と前記読み取り手段で読み取られた前記加工情報とが一致するか、しないかを判定する判定手段と、
    を備える
    ことを特徴とするリーダ。
  4. 加工される情報であり、商品を識別するための情報を記憶するICを有する無線タグの前記加工される情報と、前記商品或いは該商品に付随する商品付随物に表示された前記加工される情報に基づく加工情報とを読み取る読み取り手段と、
    該読み取り手段によって読み取られた前記加工情報を所定の加工条件により加工する加工手段と、
    該加工手段で加工された加工情報データと前記読み取り手段で読み取られた一又は複数の前記加工される情報とが一致するか、しないかを判定する判定手段と、
    を備える
    ことを特徴とするリーダ。
  5. 加工される第一の情報であり、商品を識別するための情報を記憶するICを有する無線タグの前記加工される第一の情報と、前記商品或いは該商品に付随する商品付随物に表示された加工される第二の情報と、前記商品或いは前記商品付随物に表示された前記加工される第一の情報及び前記加工される第二の情報に基づく加工情報とを読み取る読み取り手段と、
    該読み取り手段によって読み取られた前記加工情報を所定の加工条件により加工する加工手段と、
    該加工手段で加工された加工情報データと前記読み取り手段で読み取られた一又は複数の前記加工される第一の情報、及び第二の情報に基づくデータとが一致するか、しないかを判定する判定手段と、
    を備える
    ことを特徴とするリーダ。
  6. 加工される第一の情報であり、商品を識別するための情報を記憶するICを有する無線タグの前記加工される第一の情報と、前記商品或いは該商品に付随する商品付随物に付加された前記無線タグとは別の第二の無線タグに記憶された加工される第二の情報と、前記商品或いは前記商品付随物に表示された前記加工される第一の情報及び前記加工される第二の情報に基づく加工情報とを読み取る読み取り手段と、
    該読み取り手段によって読み取られた前記加工情報を所定の加工条件により加工する加工手段と、
    該加工手段で加工された加工情報データと前記読み取り手段で読み取られた一又は複数の前記加工される第一の情報、及び第二の情報に基づくデータとが一致するか、しないかを判定する判定手段と、
    を備える
    ことを特徴とするリーダ。
  7. 加工される情報であり、商品を識別するための情報を記憶するICを有する無線タグの前記加工される情報と、前記商品或いは該商品に付随する商品付随物に表示された前記加工される情報に基づく加工情報とを読み取る読み取り手段と、
    該読み取り手段によって読み取られた前記加工情報を所定の加工条件により加工する加工手段と、
    該加工手段で加工された加工情報データと判定用データとが一致するか、しないかを判定する判定手段と、
    を備える
    ことを特徴とするリーダ。
  8. 加工される第一の情報であり、商品を識別するための情報を記憶するICを有する無線タグの前記加工される第一の情報と、前記商品或いは該商品に付随する商品付随物に表示された加工される第二の情報と、前記商品或いは前記商品付随物に表示された前記加工される第一の情報及び前記加工される第二の情報に基づく加工情報とを読み取る読み取り手段と、
    該読み取り手段によって読み取られた前記加工情報を所定の加工条件により加工する加工手段と、
    該加工手段で加工された加工情報データと判定用データとが一致するか、しないかを判定する判定手段と、
    を備える
    ことを特徴とするリーダ。
  9. 加工される第一の情報であり、商品を識別するための情報を記憶するICを有する無線タグの前記加工される第一の情報と、前記商品或いは該商品に付随する商品付随物に付加された前記無線タグとは別の第二の無線タグに記憶された加工される第二の情報と、前記商品或いは前記商品付随物に表示された前記加工される第一の情報及び前記加工される第二の情報に基づく加工情報とを読み取る読み取り手段と、
    該読み取り手段によって読み取られた前記加工情報を所定の加工条件により加工する加工手段と、
    該加工手段で加工された加工情報データと判定用データとが一致するか、しないかを判定する判定手段と、
    を備える
    ことを特徴とするリーダ。
  10. 加工される情報であり、商品を識別するための情報を記憶するICを有する無線タグの前記加工される情報を読み取る読み取り手段と、
    該読み取り手段によって読み取られた一又は複数の前記加工される情報を所定の加工条件により加工する加工手段と、
    前記加工手段で加工された加工情報を、前記商品或いは該商品に付随する商品付随物に表示された前記加工される情報を所定の加工条件により加工した加工情報と比較するために表示する表示手段と、
    を備える
    ことを特徴とするリーダ。
  11. 加工される第一の情報であり、商品を識別するための情報を記憶するICを有する無線タグの前記加工される第一の情報と、前記商品或いは該商品に付随する商品付随物に表示された加工される第二の情報とを読み取る読み取り手段と、
    該読み取り手段によって読み取られた一又は複数の前記加工される第一の情報、及び前記加工される第二の情報を所定の加工条件により加工する加工手段と、
    前記加工手段で加工された加工情報を、前記商品或いは前記商品付随物に表示された前記加工される第一の情報及び前記加工される第二の情報に基づく加工情報と比較するために表示する表示手段と、
    を備える
    ことを特徴とするリーダ。
  12. 加工される第一の情報であり、商品を識別するための情報を記憶するICを有する無線タグの前記加工される第一の情報と、前記商品或いは該商品に付随する商品付随物に付加された前記無線タグとは別の第二の無線タグに記憶された加工される第二の情報とを読み取る読み取り手段と、
    該読み取り手段によって読み取られた一又は複数の前記加工される第一の情報、及び前記加工される第二の情報を所定の加工条件により加工する加工手段と、
    前記加工手段で加工された加工情報を、前記商品或いは前記商品付随物に表示された前記加工される第一の情報及び前記加工される第二の情報に基づく加工情報と比較するために表示する表示手段と、
    を備える
    ことを特徴とするリーダ。
  13. 請求項1ないし請求項14いずれか記載のリーダにおいて、
    前記加工は、暗号処理またはテーブルを用いた変換であり、
    前記加工条件は、前記暗号処理に用いる鍵または前記テーブルを用いた変換に用いるテーブルを含む
    ことを特徴とするリーダ。
  14. 加工される情報であり、物或いはサービスを識別するための情報を記憶するICを有する無線タグの前記加工される情報と、前記物或いはサービスに表示された前記加工される情報に基づく加工情報とを読み取る読み取りステップと、
    該読み取りステップによって読み取られた一又は複数の前記加工される情報を所定の加工条件により加工する加工ステップと、
    該加工ステップで加工された加工情報と前記読み取りステップで読み取られた前記加工情報とが一致するか、しないかを判定する判定ステップと、
    を備える
    ことを特徴とする判定方法。
  15. 加工される第一の情報であり、物或いはサービスを識別するための情報を記憶するICを有する無線タグの前記加工される第一の情報と、前記物或いはサービスに表示された加工される第二の情報と、前記物或いはサービスに表示された前記加工される第一の情報及び前記加工される第二の情報に基づく加工情報とを読み取る読み取りステップと、
    該読み取りステップによって読み取られた一又は複数の前記加工される第一の情報、及び前記加工される第二の情報を用いて所定の加工条件により加工する加工ステップと、
    該加工ステップで加工された加工情報と前記読み取りステップで読み取られた前記加工情報とが一致するか、しないかを判定する判定ステップと、
    を備える
    ことを特徴とする判定方法。
  16. 加工される第一の情報であり、物或いはサービスを識別するための情報を記憶するICを有する無線タグの前記加工される第一の情報と、前記物或いはサービスに付加された前記無線タグとは別の第二の無線タグに記憶された加工される第二の情報と、前記物或いはサービスに表示された前記加工される第一の情報及び前記加工される第二の情報に基づく加工情報とを読み取る読み取りステップと、
    該読み取りステップによって読み取られた一又は複数の前記加工される第一の情報、及び前記加工される第二の情報を用いて所定の加工条件により加工する加工ステップと、
    該加工ステップで加工された加工情報と前記読み取りステップで読み取られた前記加工情報とが一致するか、しないかを判定する判定ステップと、
    を備える
    ことを特徴とする判定方法。
  17. 加工される情報であり、物或いはサービスを識別するための情報を記憶するICを有する無線タグの前記加工される情報と、前記物或いはサービスに表示された前記加工される情報に基づく加工情報とを読み取る読み取りステップと、
    該読み取りステップによって読み取られた前記加工情報を所定の加工条件により加工する加工ステップと、
    該加工ステップで加工された加工情報データと前記読み取りステップで読み取られた一又は複数の前記加工される情報とが一致するか、しないかを判定する判定ステップと、
    を備える
    ことを特徴とする判定方法。
  18. 加工される第一の情報であり、物或いはサービスを識別するための情報を記憶するICを有する無線タグの前記加工される第一の情報と、前記物或いはサービスに表示された加工される第二の情報と、前記物或いはサービスに表示された前記加工される第一の情報及び前記加工される第二の情報に基づく加工情報とを読み取る読み取りステップと、
    該読み取りステップによって読み取られた前記加工情報を所定の加工条件により加工する加工ステップと、
    該加工ステップで加工された加工情報データと前記読み取りステップで読み取られた一又は複数の前記加工される第一の情報、及び第二の情報に基づくデータとが一致するか、しないかを判定する判定ステップと、
    を備える
    ことを特徴とする判定方法。
  19. 加工される第一の情報であり、物或いはサービスを識別するための情報を記憶するICを有する無線タグの前記加工される第一の情報と、前記物或いはサービスに付加された前記無線タグとは別の第二の無線タグに記憶された加工される第二の情報と、前記物或いはサービスに表示された前記加工される第一の情報及び前記加工される第二の情報に基づく加工情報とを読み取る読み取りステップと、
    該読み取りステップによって読み取られた前記加工情報を所定の加工条件により加工する加工ステップと、
    該加工ステップで加工された加工情報データと前記読み取りステップで読み取られた一又は複数の前記加工される第一の情報、及び第二の情報に基づくデータとが一致するか、しないかを判定する判定ステップと、
    を備える
    ことを特徴とする判定方法。
  20. 加工される情報であり、物或いはサービスを識別するための情報を記憶するICを有する無線タグの前記加工される情報と、前記物或いはサービスに表示された前記加工される情報に基づく加工情報とを読み取る読み取りステップと、
    該読み取りステップによって読み取られた前記加工情報を所定の加工条件により加工する加工ステップと、
    該加工ステップで加工された加工情報データと判定用データとが一致するか、しないかを判定する判定ステップと、
    を備える
    ことを特徴とする判定方法。
  21. 加工される第一の情報であり、物或いはサービスを識別するための情報を記憶するICを有する無線タグの前記加工される第一の情報と、前記物或いはサービスに表示された加工される第二の情報と、前記物或いはサービスに表示された前記加工される第一の情報及び前記加工される第二の情報に基づく加工情報とを読み取る読み取りステップと、
    該読み取りステップによって読み取られた前記加工情報を所定の加工条件により加工する加工ステップと、
    該加工ステップで加工された加工情報データと判定用データとが一致するか、しないかを判定する判定ステップと、
    を備える
    ことを特徴とする判定方法。
  22. 加工される第一の情報であり、物或いはサービスを識別するための情報を記憶するICを有する無線タグの前記加工される第一の情報と、前記物或いはサービスに付加された前記無線タグとは別の第二の無線タグに記憶された加工される第二の情報と、前記物或いはサービスに表示された前記加工される第一の情報及び前記加工される第二の情報に基づく加工情報とを読み取る読み取りステップと、
    該読み取りステップによって読み取られた前記加工情報を所定の加工条件により加工する加工ステップと、
    該加工ステップで加工された加工情報データと判定用データとが一致するか、しないかを判定する判定ステップと、
    を備える
    ことを特徴とする判定方法。
  23. 請求項14ないし請求項22いずれか記載の判定方法において、
    前記加工は、暗号処理またはテーブルを用いた変換であり、
    前記加工条件は、前記暗号処理に用いる鍵または前記テーブルを用いた変換に用いるテーブルを含む
    ことを特徴とする判定方法。
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