JP2005214865A - スリット幅測定装置及びスリット幅測定方法及びプログラム - Google Patents

スリット幅測定装置及びスリット幅測定方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2005214865A
JP2005214865A JP2004023938A JP2004023938A JP2005214865A JP 2005214865 A JP2005214865 A JP 2005214865A JP 2004023938 A JP2004023938 A JP 2004023938A JP 2004023938 A JP2004023938 A JP 2004023938A JP 2005214865 A JP2005214865 A JP 2005214865A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slit
distance
pair
mating
width
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004023938A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4111395B2 (ja
Inventor
Isamu Ko
偉 高
Satoshi Kiyono
慧 清野
Masaru Furukawa
勝 古川
Mutsumi Yasutake
睦実 安竹
Tsutomu Fukuda
努 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tohoku Techno Arch Co Ltd
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Tohoku Techno Arch Co Ltd
Mitsubishi Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tohoku Techno Arch Co Ltd, Mitsubishi Materials Corp filed Critical Tohoku Techno Arch Co Ltd
Priority to JP2004023938A priority Critical patent/JP4111395B2/ja
Publication of JP2005214865A publication Critical patent/JP2005214865A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4111395B2 publication Critical patent/JP4111395B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Abstract

【課題】 被測定対象物に設けられたスリット部の内部におけるスリット幅を適宜の位置において容易かつ精度良く測定する。
【解決手段】 一対の構成部材20a,20bをスリット幅が増大するように互いに離間させた状態で、一対の変位計12a,12bにより、各スリット面26a,26b同士の間の距離と各合わせ面27a,27b同士の間の距離とを検出する。各スリット面26a,26b同士の間の距離と各合わせ面27a,27b同士の間の距離とに基づき、一対の構成部材20a,20bをそれらの合わせ面27a,27b同士が互いに密着するように結合させることによってスリット面26a,26b間に画成されるスリット部21のスリット幅を算出する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、スリット幅測定装置及びスリット幅測定方法及びプログラムに関する。
従来、例えば図11に示すように、相対的に移動する被塗布物の表面に塗布液を塗布する際に使用される塗布工具1は、内部に塗布液の液溜めとされるマニホールド2を備え、このマニホールド2に通じる塗布幅方向に伸びたスリット3から塗布液が吐出されることで、塗布ヘッドの塗布表面1A上を相対的に移動する被塗布物の表面に塗布液を連続的に塗布するものであって(例えば特許文献1参照)、特に長尺の被塗布物に対して均一な塗布厚さの塗布面を形成するために、塗布液が吐出されるスリット3のスリット幅は精度良く形成される必要がある。
これに伴い、例えば塗布幅方向に伸びるスリット3の長さ(例えば、数m等)に比べ、相対的に小さいスリット幅(例えば、数10〜数100μm等)を有するスリット3に対して、スリット幅を精度良く測定する必要があり、従来、塗布工具1のスリット3のスリット幅測定では、例えば図11に示すように、隙間ゲージ5を用いて測定を行う方法が知られている。
特開昭62−241574号公報
しかしながら、上記従来技術の一例に係る隙間ゲージ5によるスリット幅測定では、スリット3の開口端つまりスリット3のエッジ部3aにおけるスリット幅のみが測定可能であり、スリット3の内部つまり深さ方向の適宜の位置におけるスリット幅の測定が困難であるという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、被測定対象物に設けられたスリット部の内部におけるスリット幅を適宜の位置において容易かつ精度良く測定することが可能なスリット幅測定装置及びスリット幅測定方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決して係る目的を達成するために、請求項1に記載の本発明のスリット幅測定装置は、スリット面と合わせ面とを有する一対の構成部材をそれらの合わせ面同士が互いに密着するように結合させることによって前記スリット面同士の間に画成されるスリット部のスリット幅を測定するスリット幅測定装置であって、前記一対の構成部材を前記スリット幅が増大するように互いに離間させた状態で、各前記スリット面あるいは各前記合わせ面に対して対向配置され、これらの対向配置された各面との間の距離を検出する一対の変位計と、前記変位計と前記構成部材とを前記スリット面に略平行な方向に相対移動させる移動手段と、前記移動手段の作動時に各前記スリット面に対して対向配置された前記一対の変位計から出力される検出値に基づき、前記相対移動に係る誤差を補正後の前記スリット面同士の間の距離を算出するスリット面間距離算出手段と、前記移動手段の作動時に各前記合わせ面に対して対向配置された前記一対の変位計から出力される検出値に基づき、前記相対移動に係る誤差を補正後の前記合わせ面同士の間の距離を算出する合わせ面間距離算出手段と、前記スリット面間距離算出手段から出力される算出値と前記合わせ面間距離算出手段から出力される算出値とに基づき、前記一対の構成部材を結合させることによって画成される前記スリット部のスリット幅を算出するスリット幅算出手段とを備えることを特徴としている。
また、請求項2に記載の本発明のスリット幅測定装置は、スリット面と合わせ面とを有する一対の構成部材をそれらの合わせ面同士が互いに密着するように結合させることによって前記スリット面同士の間に画成されるスリット部のスリット幅を測定するスリット幅測定装置であって、光源と、複数の入射光の干渉を測定可能な受光手段と、光源から出射される出射光を分岐してなる第1分岐光を前記受光手段へ入射させる第1分岐手段と、前記出射光を分岐してなる第2分岐光を前記スリット幅が増大するように互いに離間させた状態の前記一対の構成部材における各前記スリット面あるいは各前記合わせ面にて反射させた後に前記受光手段へ入射させる第2分岐手段とを具備する干渉計と、前記干渉計と前記構成部材とを前記スリット面に略平行な方向に相対移動させる移動手段と、前記移動手段の作動時に前記第2分岐光を各前記スリット面にて反射させた前記干渉計から出力される検出値に基づき、前記スリット面同士の間の距離を算出するスリット面間距離算出手段と、前記移動手段の作動時に前記第2分岐光を各前記合わせ面にて反射させた前記干渉計から出力される検出値に基づき、前記合わせ面同士の間の距離を算出する合わせ面間距離算出手段と、前記スリット面間距離算出手段から出力される算出値と前記合わせ面間距離算出手段から出力される算出値とに基づき、前記一対の構成部材を結合させることによって画成される前記スリット部のスリット幅を算出するスリット幅算出手段とを備えることを特徴としている。
また、請求項3に記載の本発明のスリット幅測定方法は、スリット面と合わせ面とを有する一対の構成部材をそれらの合わせ面同士が互いに密着するように結合させることによって前記スリット面同士の間に画成されるスリット部のスリット幅を測定するスリット幅測定方法であって、前記一対の構成部材を前記スリット幅が増大するように互いに離間させた状態で、各前記スリット面あるいは各前記合わせ面に対して対向配置され、これらの対向配置された各面との間の距離を検出する一対の変位計と、前記構成部材とを前記スリット面に略平行な方向に相対移動させ、前記移動手段の作動時に各前記スリット面に対して対向配置された前記一対の変位計から出力される検出値に基づき、前記相対移動に係る誤差を補正後の前記スリット面同士の間の距離を算出するスリット面間距離算出ステップと、前記一対の変位計と、前記構成部材とを前記スリット面に略平行な方向に相対移動させ、前記移動手段の作動時に各前記合わせ面に対して対向配置された前記一対の変位計から出力される検出値に基づき、前記相対移動に係る誤差を補正後の前記合わせ面同士の間の距離を算出する合わせ面間距離算出ステップと、前記スリット面間距離算出ステップでの算出値と前記合わせ面間距離算出ステップでの算出値とに基づき、前記一対の構成部材を結合させることによって画成される前記スリット部のスリット幅を算出するスリット幅算出ステップとを備えることを特徴としている。
また、請求項4に記載の本発明のスリット幅測定方法は、スリット面と合わせ面とを有する一対の構成部材をそれらの合わせ面同士が互いに密着するように結合させることによって前記スリット面同士の間に画成されるスリット部のスリット幅を測定するスリット幅測定方法であって、光源と、複数の入射光の干渉を測定可能な受光手段と、光源から出射される出射光を分岐してなる第1分岐光を前記受光手段へ入射させる第1分岐手段と、前記出射光を分岐してなる第2分岐光を前記スリット幅が増大するように互いに離間させた状態の前記一対の構成部材における各前記スリット面あるいは各前記合わせ面にて反射させた後に前記受光手段へ入射させる第2分岐手段とを具備する干渉計と、前記構成部材とを前記スリット面に略平行な方向に相対移動させ、前記移動手段の作動時に前記第2分岐光を各前記スリット面にて反射させた前記干渉計から出力される検出値に基づき、前記スリット面同士の間の距離を算出するスリット面間距離算出ステップと、前記干渉計と、前記構成部材とを前記スリット面に略平行な方向に相対移動させ、前記移動手段の作動時に前記第2分岐光を各前記合わせ面にて反射させた前記干渉計から出力される検出値に基づき、前記合わせ面同士の間の距離を算出する合わせ面間距離算出ステップと、前記スリット面間距離算出ステップでの算出値と前記合わせ面間距離算出ステップでの算出値とに基づき、前記一対の構成部材を結合させることによって画成される前記スリット部のスリット幅を算出するスリット幅算出ステップとを備えることを特徴としている。
また、請求項5に記載の本発明のプログラムは、コンピュータを、スリット面と合わせ面とを有する一対の構成部材をそれらの合わせ面同士が互いに密着するように結合させることによって前記スリット面同士の間に画成されるスリット部のスリット幅を測定する手段として機能させるためのプログラムであって、前記一対の構成部材を前記スリット幅が増大するように互いに離間させた状態で、各前記スリット面あるいは各前記合わせ面に対して対向配置され、これらの対向配置された各面との間の距離を検出する一対の変位計と、前記構成部材とを前記スリット面に略平行な方向に相対移動させ、前記移動手段の作動時に各前記スリット面に対して対向配置された前記一対の変位計から出力される検出値に基づき、前記相対移動に係る誤差を補正後の前記スリット面同士の間の距離を算出するスリット面間距離算出手段と、前記一対の変位計と、前記構成部材とを前記スリット面に略平行な方向に相対移動させ、前記移動手段の作動時に各前記合わせ面に対して対向配置された前記一対の変位計から出力される検出値に基づき、前記相対移動に係る誤差を補正後の前記合わせ面同士の間の距離を算出する合わせ面間距離算出手段と、前記スリット面間距離算出手段から出力される算出値と前記合わせ面間距離算出手段から出力される算出値とに基づき、前記一対の構成部材を結合させることによって画成される前記スリット部のスリット幅を算出するスリット幅算出手段として機能させることを特徴としている。
また、請求項6に記載の本発明のプログラムは、コンピュータを、スリット面と合わせ面とを有する一対の構成部材をそれらの合わせ面同士が互いに密着するように結合させることによって前記スリット面同士の間に画成されるスリット部のスリット幅を測定する手段として機能させるためのプログラムであって、光源と、複数の入射光の干渉を測定可能な受光手段と、光源から出射される出射光を分岐してなる第1分岐光を前記受光手段へ入射させる第1分岐手段と、前記出射光を分岐してなる第2分岐光を前記スリット幅が増大するように互いに離間させた状態の前記一対の構成部材における各前記スリット面あるいは各前記合わせ面にて反射させた後に前記受光手段へ入射させる第2分岐手段とを具備する干渉計と、前記構成部材とを前記スリット面に略平行な方向に相対移動させ、前記移動手段の作動時に前記第2分岐光を各前記スリット面にて反射させた前記干渉計から出力される検出値に基づき、前記スリット面同士の間の距離を算出するスリット面間距離算出手段と、前記干渉計と、前記構成部材とを前記スリット面に略平行な方向に相対移動させ、前記移動手段の作動時に前記第2分岐光を各前記合わせ面にて反射させた前記干渉計から出力される検出値に基づき、前記合わせ面同士の間の距離を算出する合わせ面間距離算出手段と、前記スリット面間距離算出手段から出力される算出値と前記合わせ面間距離算出手段から出力される算出値とに基づき、前記一対の構成部材を結合させることによって画成される前記スリット部のスリット幅を算出するスリット幅算出手段として機能させることを特徴としている。
請求項1,3,5に記載の本発明によれば、例えば塗布工具に設けられたスリット部のように、一対の構成部材が結合されることによって画成されるスリット部のスリット幅を測定するのに際し、一対の構成部材をスリット幅が増大するように互いに離間させた状態で、これら一対の構成部材同士の間に配置される一対の変位計によって、各スリット面同士の間の距離と各合わせ面同士の間の距離とを検出することにより、変位計と構成部材との相対移動における運動の真直度誤差、つまり変位計と構成部材との相対位置の変化にともなう誤差を相殺して、適宜の位置において各スリット面同士の間の距離及び各合わせ面同士の間の距離を算出することができる。
そして、一対の構成部材をそれらの合わせ面同士が互いに密着するように結合させたときには、各合わせ面同士の間の距離がゼロになるとすると、一対の構成部材を互いに離間させた状態で算出された各スリット面同士の間の距離から同じく一対の構成部材を互いに離間させた状態で算出された各合わせ面同士の間の距離を減算することにより、一対の構成部材を結合させることによってスリット面同士の間に画成されるスリット部のスリット幅を適宜の位置で容易かつ精度良く算出することができる。
請求項2,4,6に記載の本発明によれば、各スリット面同士の間の距離あるいは各合わせ面同士の間の距離が変化すると、出射光から分岐されてなる第1分岐光の光路は不変であるが、出射光から分岐され、各スリット面あるいは各合わせ面にて反射される第2分岐光の光路は変化するため、相対移動に係る運動の真直度誤差の有無に関わらず、第1分岐光と第2分岐光との干渉の変化に基づき、適宜の位置において各スリット面同士の間の距離及び各合わせ面同士の間の距離を算出することができる。
そして、一対の構成部材をそれらの合わせ面同士が互いに密着するように結合させたときには、各合わせ面同士の間の距離がゼロになるとすると、一対の構成部材を互いに離間させた状態で算出された各スリット面同士の間の距離から同じく一対の構成部材を互いに離間させた状態で算出された各合わせ面同士の間の距離を減算することにより、一対の構成部材を結合させることによってスリット面同士の間に画成されるスリット部のスリット幅を適宜の位置で容易かつ精度良く算出することができる。
以下、本発明のスリット幅測定装置及びスリット幅測定方法及びプログラムの一実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
本実施形態によるスリット幅測定装置10は、被測定対象物に設けられたスリット部のスリット幅を測定可能なものであって、例えば相対的に移動する被塗布物の表面に塗布液を塗布する際に使用される塗布工具20に設けられたスリット部21のスリット幅を測定するものとされている。
塗布工具20は、図1(a)に示すように、内部に塗布液の液溜めとされるマニホールド22を備え、このマニホールド22に通じる塗布幅方向に伸びたスリット部21から塗布液が吐出されることで、塗布ヘッド23の塗布表面23A上を相対的に移動する被塗布物の表面に塗布液を連続的に塗布するものであって、特に長尺の被塗布物に対して均一な塗布厚さの塗布面を形成するために、塗布液が吐出されるスリット部21のスリット幅(例えば、数10〜数100μm等)は、塗布幅方向に伸びるスリット部21の長さ(例えば、数m等)に比べて、相対的に小さく形成されている。
また、塗布工具20は、図1(b)に示すように、スリット部21の幅方向(Z方向)において、いわばスリット幅を増大させるようにして、一対の構成部材20,20(一方の構成部材20a,他方の構成部材20b)に分割可能とされている。
一対の構成部材20a,20bのそれぞれは、スリット面26(一方のスリット面26a,他方のスリット面26b)と合わせ面27(一方の合わせ面27a,他方の合わせ面27b)とを有する側面25(一方の側面25a,他方の側面25b)を備えており、これら一対の構成部材20a,20bをそれらの側面25a,25bにおける合わせ面27a,27b同士が互いに密着するように結合させることによって、側面25a,25bにおけるスリット面26a,26b同士の間にスリット部21が画成されている。
スリット幅測定装置10は、図2に示すように、レーザ変位計等をなす一対の変位計12,12(第1変位計12a,第2変位計12b)と、各変位計12a,12bから出力される変位データを処理する処理装置13と、制御装置14と、制御装置14により制御され、塗布工具20(一対の構成部材20a,20b)と各変位計12a,12bとを相対移動させる駆動装置15とを備えて構成されている。
そして、塗布工具20は、図2及び図3に示すように、一対の構成部材20a,20bをスリット幅が増大するようにスリット部21の幅方向(Z方向)に所定の距離だけ互いに離間させた状態で、駆動装置15によりスリット部21が伸びる方向に平行な方向(X方向)及びスリット部21の深さ方向、つまりX方向及びZ方向に直交する方向(Y方向)に移動可能とされたテーブル16上に載置されている。
また、テーブル16上においてスリット部21の幅方向(Z方向)に互いに離間させられた一対の構成部材20a,20bの側面25a,25b間に変位計固定部材17が配置されており、この変位計固定部材17には、手動によりZ方向等に、位置調節可能な各手動ステージ18a,18bのいずれかを介して、X方向の所定位置においてZ方向に沿って配置されるように、レーザ変位計等をなす各変位計12a,12bが接続されている。
一方の構成部材20aにおける側面25aに対して対向配置されるように第1の手動ステージ18aに固定された第1変位計12aは、一方の側面25aにおけるスリット面26aに対して対向配置されているときには、このスリット面26aとの間の距離m11(x,y)を検出し、一方の側面25aにおける合わせ面27aに対して対向配置されているときには、この合わせ面27aとの間の距離m10(x,y)を検出するようにされ、また、他方の構成部材20bにおける側面25bに対して対向配置されるように第2の手動ステージ18bに固定された第2変位計12bは、他方の側面25bにおけるスリット面26bに対して対向配置されているときには、このスリット面26bとの間の距離m21(x,y)を検出し、他方の側面25bにおける合わせ面27bに対して対向配置されているときには、この合わせ面27bとの間の距離m20(x,y)を検出するようにされている。
そして、各変位計12a,12bにより得られた距離m10(x,y),m11(x,y),m20(x,y),m21(x,y)のデータ(変位データ)は処理装置13へ出力されている。
処理装置13は、例えば、第1変位計12a,第2変位計12bから出力される変位データを取得する第1データ取得部31a,第2データ取得部32bと、一対の構成部材20a,20bを結合させる前の状態において各スリット面26a,26b同士の間の距離(スリット面間距離)を算出するスリット面間距離算出部32と、同じく一対の構成部材20a,20bを結合させる前の状態において各合わせ面27a,27b同士の間の距離(合わせ面間距離)を算出する合わせ面間距離算出部33と、一対の構成部材20a,20bを結合させた後の状態の各スリット面26a,26b同士の間の距離、つまり一対の構成部材20a,20bを結合させることによって画成されるスリット部21のスリット幅を算出するスリット幅算出部34とを備えている。
各変位データ取得部31a,31bは、各変位計12a,12bから出力される変位データを取得し、記憶部(図示略)に格納する。
スリット面間距離算出部32は、各スリット面26a,26bにおけるXY平面内での適宜の位置(x,y)において、第1変位計12aから出力される距離m11(x,y)と、第2変位計12bから出力される距離m21(x,y)とに基づき、塗布工具20の一対の構成部材20a,20bが駆動装置15によりX方向に移動させられる際に、変位計固定部材17と各スリット面26a,26bとのZ方向における相対位置が変動することに起因してスリット面間距離の算出結果に対して生じる誤差、つまり駆動装置15の駆動に係るZ方向運動の真直度誤差e(x,y)を補正した後のスリット面間距離Δm(x,y)を算出する。
そして、算出したスリット面間距離Δm(x,y)をスリット幅算出部34へ出力する。
合わせ面間距離算出部33は、各合わせ面27a,27bにおけるXY平面内での適宜の位置(x,y)において、第1変位計12aから出力される距離m10(x,y)と、第2変位計12bから出力される距離m20(x,y)とに基づき、塗布工具20の一対の構成部材20a,20bが駆動装置15によりX方向に移動させられる際に、変位計固定部材17と各合わせ面27a,27bとのZ方向における相対位置が変動することに起因して合わせ面間距離の算出結果に対して生じる誤差、つまり駆動装置15に駆動に係るZ方向運動の真直度誤差e(x,y)を補正した後の合わせ面間距離Δm(x,y)を算出する。
そして、算出した合わせ面間距離Δm(x,y)をスリット幅算出部34へ出力する。
スリット幅算出部34は、一対の構成部材20a,20bを結合させる前の状態においてスリット面間距離算出部32から出力されるスリット面間距離Δm(x,y)と、同じく一対の構成部材20a,20bを結合させる前の状態において合わせ面間距離算出部33から出力される合わせ面間距離Δm(x,y)とに基づき、一対の構成部材20a,20bを結合させることによって画成されるスリット部21のスリット幅W(x,y)を算出する。
制御装置14は、各変位計12a,12b及び駆動装置15の動作を制御しており、例えば図3に示すように、塗布工具20が載置されるテーブル16を駆動装置15によりX方向またはY方向に移動させることで、各変位計12a,12bが塗布工具20を構成する一対の構成部材20a,20bの側面25a,25b(スリット面26a,26b及び合わせ面27a,27b)を長さ方向または深さ方向に走査するように設定する。
すなわち、これらの走査時にはスリット部21の長さ方向(X方向)または深さ方向(Y方向)に亘って、各側面25a,25b(各スリット面26a,26b及び各合わせ面27a,27b)との間の距離を測定するように各変位計12a,12bを制御し、得られる変位データを処理装置13へ出力させる。そして、移動後あるいは移動中の所定時点におけるX方向の変位(X方向距離)またはY方向の変位(Y方向距離)の情報を処理装置13へ出力する。
本実施形態によるスリット幅測定装置10は上記構成を備えており、以下に、このスリット幅測定装置10によってスリット幅を測定する処理について説明する。
まず、Z方向に互いに離間させられた状態でテーブル16上に載置された一対の構成部材20a,20bに対し、第1変位計12a及び第2変位計12bと一対の構成部材20a,20bとの相対位置をXY平面内における所定位置(x,y)、例えば各変位計12a,12bが一対の構成部材20a,20bの各側面25a,25bにおける各合わせ面27a,27bに対して対向配置されるような所定位置(x,y)に設定する。
次に、一対の構成部材20a,20bを駆動装置15によりX方向に移動させ、これら一対の構成部材20a,20bの各側面25a,25bにおける各合わせ面27a,27bに対して対向配置された各変位計12a,12bにより、各合わせ面27a,27bとの間の距離m10(x,y),m20(x,y)の検出を開始する。
次に、第1変位計12aから出力される距離m10(x,y)と、第2変位計12bから出力される距離m20(x,y)とに基づき、一対の構成部材20a,20bが駆動装置15によりX方向に移動させられる際に、変位計固定部材17と各合わせ面27a,27bとのZ方向における相対位置が変動することに起因して合わせ面間距離の算出結果に対して生じる誤差、つまり、駆動装置15の駆動に係るZ方向の真直度誤差e(x,y)を補正した後の合わせ面間距離Δm(x,y)を算出する。
次に、適宜のY方向位置(例えば2カ所以上)でのX方向における合わせ面間距離Δm(x,y)の測定終了が指示されているか否かを判定し、測定終了が指示されていなければ、第1変位計12a及び第2変位計12bと一対の構成部材20a,20bとの相対位置を、各変位計12a,12bが各合わせ面27a,27bに対して対向配置されたままとなるように、Y方向に所定位置だけ変更し、上記工程により合わせ面間距離Δm(x,y)の測定を再び繰り返す。
また、測定終了が指示されていれば、第1変位計12a及び第2変位計12bと一対の構成部材20a,20bとの相対位置を、各変位計12a,12bが各スリット面26a,26bに対して対向配置されるように、Y方向に所定位置だけ変更し、スリット面間距離Δm(x,y)の測定を開始する。
スリット面間距離Δm(x,y)の測定も、上記の合わせ面間距離Δm(x,y)の測定と同様に行われるものであり、まず、一対の構成部材20a,20bを駆動装置15によりX方向に移動させ、これら一対の構成部材20a,20bの各側面25a,25bにおける各スリット面26a,26bに対して対向配置された各変位計12a,12bにより、各スリット面26a,26bとの間の距離m11(x,y),m21(x,y)の検出を開始する。
次に、第1変位計12aから出力される距離m11(x,y)と、第2変位計12bから出力される距離距離m21(x,y)とに基づき、一対の構成部材20a,20bが駆動装置15によりX方向に移動させられる際に、変位計固定部材17と各合わせ面27a,27bとのZ方向における相対位置が変動することに起因してスリット面間距離の算出結果に対して生じる誤差、つまり、駆動装置15の駆動に係るZ方向の真直度誤差e(x,y)を補正した後のスリット面間距離Δm(x,y)を算出する。
次に、適宜のY方向位置(例えば2カ所以上)でのX方向におけるスリット面間距離Δm(x,y)の測定終了が指示されているか否かを判定し、測定終了が指示されていなければ、第1変位計12a及び第2変位計12bと一対の構成部材20a,20bとの相対位置を、各変位計12a,12bが各スリット面26a,26bに対して対向配置されたままとなるように、Y方向に所定位置だけ変更し、上記工程によりスリット面間距離Δm(x,y)の測定を再び繰り返す。
また、測定終了が指示されていれば、適宜のY方向位置でのX方向において算出された合わせ面間距離Δm(x,y)と、適宜のY方向位置でのX方向において算出されたスリット面間距離Δm(x,y)とに基づき、一対の構成部材20a,20bをそれらの合わせ面27a,27b同士が互いに密着するように結合させることによってそれらのスリット面26a,26b同士の間に画成されるスリット部21のスリット幅W(x,y)を適宜の位置において算出し、一連の処理を終了する。
ここで、このような適宜の位置におけるスリット幅W(x,y)の算出は、一対の構成部材20a,20bをそれらの合わせ面27a,27bが互いに密着するように結合させたときには、合わせ面間距離Δm(x,y)がゼロになるとして、一対の構成部材20a、20bがZ方向に互いに離間させられた状態で算出されたスリット面間距離Δm(x,y)から、同じく一対の構成部材20a,20bがZ方向に互いに離間させられた状態で算出された合わせ面間距離Δm(x,y)を減算することによって求められる。
以下、このようなスリット幅測定方法を用いて、図4〜図7に示すような4つのケースの塗布工具20のスリット幅を測定する方法を説明する。
まず、ケース1として、図4(a)に示すように、Y方向(スリット部21の深さ方向)から見たときに、各スリット面26a,26bの形状がfL1(x,y),fR1(x,y)、各合わせ面27a,27bの形状が直線状であり、駆動装置15に駆動に係るZ方向運動の真直度誤差がある場合のモデルを考える。なお、真直度誤差は、合わせ面測定時はe(x,y)、スリット面測定時はe(x,y)で表す。
一方の合わせ面27aに対して対向配置された状態の第1変位計12aから出力される一方の合わせ面27aとの間の距離m10(x,y)は以下の数式(1)、他方の合わせ面27bに対して対向配置された状態の第2変位計12bから出力される他方の合わせ面27bとの間の距離m20(x,y)は以下の数式(2)で置くことができ、また、一方のスリット面26aに対して対向配置された状態の第1変位計12aから出力される一方のスリット面26aとの間の距離m11(x,y)は以下の数式(3)、他方のスリット面26bに対して対向配置された状態の第2変位計12bから出力される他方のスリット面26bとの間の距離m21(x,y)は以下の数式(4)と置くことができる。
Figure 2005214865
Figure 2005214865
Figure 2005214865
Figure 2005214865
上記数式(1)と数式(2)とを加算することによって得られる合わせ面間距離Δm(x,y)は以下の数式(5)となって、合わせ面測定時における駆動装置15に駆動に係るZ方向運動の真直度誤差e(x,y)を取り除いた合わせ面間距離Δm(x,y)を求めることができ、また、上記数式(3)と数式(4)とを加算することによって得られるスリット面間距離Δm(x,y)は以下の数式(6)となって、スリット面測定時における駆動装置15の駆動に係るZ方向運動の真直度誤差e(x,y)を取り除いたスリット面間距離Δm(x,y)を求めることができる。
Figure 2005214865
Figure 2005214865
ここで、図4(b)に示すように、一対の構成部材20a,20bをそれらの合わせ面27a,27bが互いに密着するように結合させることによってスリット面26a,26b同士の間にスリット部21を画成させたときには、合わせ面間距離Δm(x,y)を示す上記数式(5)がゼロになるとすると、スリット面間距離Δm(x,y)が合わせ面間距離Δm(x,y)の分だけ小さくなる。
このスリット面間距離Δm(x,y)から合わせ面間距離Δm(x,y)を減算したものが、一対の構成部材20a,20bを結合させたときに画成されるスリット部21のスリット幅W(x,y)となって以下の数式(7)で表すことができる。
Figure 2005214865
次に、ケース2として、図5(a)に示すように、テーブル16上に一対の構成部材20a,20bを設置してY方向から見たときに、他方の構成部材20bにZ方向の傾斜成分αがある場合のモデルを考える(ケース2〜4では、簡略化のため駆動装置15に駆動に係るZ方向運動の真直度誤差を省略して考える)。
一方の合わせ面27aに対して対向配置された状態の第1変位計12aから出力される一方の合わせ面27aとの間の距離m10(x,y)は以下の数式(8)、他方の合わせ面27bに対して対向配置された状態の第2変位計12bから出力される他方の合わせ面27bとの間の距離m20(x,y)は以下の数式(9)で置くことができ、また、一方のスリット面26aに対して対向配置された状態の第1変位計12aから出力される一方のスリット面26aとの間の距離m11(x,y)は以下の数式(10)、他方のスリット面26bに対して対向配置された状態の第2変位計12bから出力される他方のスリット面26bとの間の距離m21(x,y)は以下の数式(11)と置くことができる。
Figure 2005214865
Figure 2005214865
Figure 2005214865
Figure 2005214865
上記数式(8)と数式(9)とを加算することによって得られる合わせ面間距離Δm(x,y)は以下の数式(12)となり、また、上記数式(10)と数式(11)とを加算することによって得られるスリット面間距離Δm(x,y)は以下の数式(13)となる。
Figure 2005214865
Figure 2005214865
ここで、図5(b)に示すように、一対の構成部材20a,20bをそれらの合わせ面27a,27bが互いに密着するように結合させることによってスリット面26a,26b同士の間にスリット部21を画成させたときには、合わせ面間距離Δm(x,y)を示す上記数式(12)がゼロになるとすると、スリット面間距離Δm(x,y)が合わせ面間距離Δm(x,y)の分だけ小さくなる。
このスリット面間距離Δm(x,y)から合わせ面間距離Δm(x,y)を減算したものが、一対の構成部材20a,20bを結合させたときに画成されるスリット部21のスリット幅W(x,x)となって以下の数式(14)で表すことができ、傾斜成分αが消え、このスリット幅W(x,y)を求めることができる。
Figure 2005214865
次に、ケース3として、図6(a)に示すように、Y方向から見たときに、各スリット面26a,26bの形状がfL1(x,y),fR1(x,y)であるだけではなく、各合わせ面27a,27bに任意の形状fL0(x),fR0(x)がある場合のモデルを考える。
一方の合わせ面27aに対して対向配置された状態の第1変位計12aから出力される一方の合わせ面27aとの間の距離m10(x,y)は以下の数式(15)、他方の合わせ面27bに対して対向配置された状態の第2変位計12bから出力される他方の合わせ面27bとの間の距離m20(x,y)は以下の数式(16)で置くことができ、また、一方のスリット面26aに対して対向配置された状態の第1変位計12aから出力される一方のスリット面26aとの間の距離m11(x,y)は以下の数式(17)、他方のスリット面26bに対して対向配置された状態の第2変位計12bから出力される他方のスリット面26bとの間の距離m21(x,y)は以下の数式(18)と置くことができる。
Figure 2005214865
Figure 2005214865
Figure 2005214865
Figure 2005214865
上記数式(15)と数式(16)とを加算することによって得られる合わせ面間距離Δm(x,y)は以下の数式(19)となり、また、上記数式(17)と数式(18)とを加算することによって得られるスリット面間距離Δm(x,y)は以下の数式(20)となる。
Figure 2005214865
Figure 2005214865
ここで、図6(b)に示すように、一対の構成部材20a,20bをそれらの合わせ面27a,27bが互いに密着するように結合させることによってスリット面26a,26b同士の間にスリット部21を画成させたときには、合わせ面間距離Δm(x,y)を示す上記数式(19)がゼロになるとすると、スリット面間距離Δm(x,y)が合わせ面間距離Δm(x,y)の分だけ小さくなる。
このスリット面間距離Δm(x,y)から合わせ面間距離Δm(x,y)を減算したものが、一対の構成部材20a,20bを結合させたときに画成されるスリット部21のスリット幅W(x,y)となって以下の数式(21)で表すことができる。
Figure 2005214865
次に、ケース4として、図7に示すように、X方向から見たときに、各スリット面26a,26bの形状がfL1(x,y),fR1(x,y)であるだけではなく、各合わせ面27a,27bにY方向の傾斜成分β,γがある場合のモデルを考える(β,γは、塗布工具20設置時の傾斜成分と、各合わせ面27a,27bの形状の一次成分によるものを含んだ値である)。
一方の合わせ面27aに対して対向配置された状態の第1変位計12aから出力される一方の合わせ面27aとの間の距離m10(x,y)は以下の数式(22)、他方の合わせ面27bに対して対向配置された状態の第2変位計12bから出力される他方の合わせ面27bとの間の距離m20(x,y)は以下の数式(23)で置くことができ、また、一方のスリット面26aに対して対向配置された状態の第1変位計12aから出力される一方のスリット面26aとの間の距離m11(x,y)は以下の数式(24)、他方のスリット面26bに対して対向配置された状態の第2変位計12bから出力される他方のスリット面26bとの間の距離m21(x,y)は以下の数式(25)と置くことができる。
Figure 2005214865
Figure 2005214865
Figure 2005214865
Figure 2005214865
上記数式(22)と数式(23)とを加算することによって得られる合わせ面間距離Δm(x,y)は以下の数式(26)となり、また、上記数式(24)と数式(25)とを加算することによって得られるスリット面間距離Δm(x,y)は以下の数式(27)となる。
Figure 2005214865
Figure 2005214865
ここで、一対の構成部材20a,20bをそれらの合わせ面27a,27bが互いに密着するように結合させることによってスリット面26a,26b同士の間にスリット部21を画成させたときには、合わせ面間距離Δm(x,y)を示す上記数式(26)がゼロになるとすると、スリット面間距離Δm(x,y)から各合わせ面27a,27bの傾斜成分(β+γ)の影響を取り除く必要がある。
傾斜成分(β+γ)の値は、各合わせ面27a,27bにおける任意の位置yとyi+nでの測定結果から以下の数式(28)として求めることができる。
Figure 2005214865
よって、合わせ面間距離Δm(x,y)とスリット面間距離Δm(x,y)とから傾斜成分を除いた結果をΔm’(x,y),Δm’(x,y)とすると、Δm’(x,y)は以下の数式(29)、Δm’(x,y)とは以下の数式(30)となり、一対の構成部材20a,20bを結合させたときに画成されるスリット部21のスリット幅W(x,y)は以下の数式(31)で表すことができる。
Figure 2005214865
Figure 2005214865
Figure 2005214865
以上説明したように、本実施形態によるスリット幅測定装置10及びスリット幅測定方法によれば、一対の構成部材20a,20bを互いに離間させた状態で、駆動装置15により塗布工具20を各変位計12a,12bに対してX方向またはY方向に相対移動させるだけで、駆動装置15の駆動に係るZ方向運動の真直度誤差eを補正した後の、X方向またはY方向におけるスリット面間距離Δm(x,y)及び合わせ面間距離Δm(x,y)を適宜に位置において算出することができる。
そして、一対の構成部材20a,20bをそれらの合わせ面27a,27b同士が互いに密着するように結合させたときには、各合わせ面27a,27b同士の間の距離がゼロになるとすると、上記真直度誤差eを補正した後のスリット面間距離Δm(x,y)から合わせ面間距離Δm(x,y)を減算することにより、一対の構成部材20a,20bを結合させた後にスリット面26a,26b同士の間に画成されるスリット部21の適宜の位置でのスリット幅W(x,y)を適宜の位置で容易かつ精度良く算出することができる。
ここで、本実施形態によるスリット幅測定装置10及びスリット幅測定方法によって、試験用塗布工具20の一対の構成部材20a,20bを互いに離間させた状態で求めたスリット面間距離及び合わせ面間距離の結果を図8(a)に示し、この図8(a)の結果に基づいて求めた一対の構成部材20a,20bを結合させた後のスリット幅の結果を図8(b)に示す。なお、変位計の平均回2048回であり、試験用塗布工具20の高さは50mm、スリット幅(設計値)は80μmである。
なお、上述した本実施形態においては、駆動装置15によって塗布工具20を移動させるとしたが、これに限定されず、各変位計12a,12bをX方向及びY方向に移動させてもよい。
なお、上述した本実施形態においては、適宜のY方向位置でのX方向におけるスリット面間距離Δm(x,y)及び合わせ面間距離Δm(x,y)だけを算出し、適宜のX方向位置でのY方向におけるスリット面間距離Δm(x,y)及び合わせ面間距離Δm(x,y)を算出していないが、これは一対の構成部材20a,20bのX方向での長さに対してY方向での長さが十分に小さく、X方向におけるスリット面間距離Δm(x,y)及び合わせ面間距離Δm(x,y)の変化量に対してY方向におけるスリット面間距離Δm(x,y)及び合わせ面間距離Δm(x,y)の変化量は小さいためである。
もちろん、適宜のX方向位置でのY方向におけるスリット面間距離Δm(x,y)及び合わせ面間距離Δm(x,y)をも算出するようにしてもよい。
なお、上述した本実施形態においては、一対の変位計12a,12bによってスリット面間距離Δm(x,y)と合わせ面間距離Δm(x,y)とを検出することにより、スリット幅W(x,y)を算出するだけの構成となっているが、例えば、第1変位計12a及び第2変位計12bに対してX方向に所定距離だけ離間した位置に、一方の側面25a(一方のスリット面26a,一方の合わせ面27a)との間の距離を検出する第3変位計を設けたり、第1変位計12aに対してY方向に所定距離だけ離間した位置に、一方の側面25a(一方のスリット面26a,一方の合わせ面27a)との間の距離を検出する第4変位計を設けたりするようにすれば、例えば、スリット面26a,26b及び合わせ面27a,27bについてのX方向及びY方向での真直度や平面度などを算出することも可能となる。
なお、上述した本実施形態においては、第1変位計12aと第2変位計12bとから出力される変位データに基づき、スリット面間距離Δm(x,y)及び合わせ面間距離Δm(x,y)を測定するとしたが、これに限定されず、例えば図9及び図10に示すように、単一の差動干渉計等によりスリット面間距離Δm(x,y)及び合わせ面間距離Δm(x,y)を測定してもよい。
以下に、本実施形態の変形例に係るスリット幅測定装置40及びスリット幅測定方法について説明する。
この変形例によるスリット幅測定装置40は、例えば図9及び図10に示すように、テーブル16上に載置された、光源41と、ビームスプリッタ42と、第1反射鏡43と、受光部44と、偏光ビームスプリッタ45と、第1〜第3の1/4波長板46a,46b,46cと、第2反射鏡47とを備えて構成され、例えばX方向に沿って、順次、光源41と、ビームスプリッタ42と、偏光ビームスプリッタ45と、第2反射鏡47とが配置され、さらに、Z方向においてビームスプリッタ42を両側から挟み込むようにして第1反射鏡43と、受光部44とが配置されている。
ここで、受光部44(受光手段)は、光源41から出射され、第1反射鏡43にて反射された第1反射光L1と、第2反射鏡47にて反射された第2反射光L2との干渉を検出し、この光路差に応じた検出結果を処理装置13等を出力する。そして、処理装置13では、検出された干渉に基づき、スリット面間距離Δm(x,y)及び合わせ面間距離Δm(x,y)が算出される。
例えば図9に示すように、第1反射光L1(第1分岐光)は、光源41からX方向に出射されたレーザ光のうち、ビームスプリッタ42によってZ方向に取り出され、第1反射鏡43にて反射された後に、受光部44へ入射されるものである。
一方、第2反射光L2(第2分岐光)は、例えば図10に示すように、光源41からX方向に出射され、ビームスプリッタ42を通過した後に、偏光ビームスプリッタ45によってZ方向に取り出され、第1の1/4波長板46aを介して塗布工具20の一方の構成部材20aのスリット面26aあるいは合わせ面27aにて反射された後に、第2の1/4波長板46bを介して塗布工具20の他方の構成部材20bのスリット面26bあるいは合わせ面27bにて反射された後に、偏光ビームスプリッタ45によってX方向に取り出され、第3の1/4波長板46cを介して第2反射鏡47にてX方向に光源41へ向かって反射された後に、ビームスプリッタ42によってZ方向に取り出され、受光部44へ入射されるものである。
ここで、スリット面間距離Δm(x,y)あるいは合わせ面間距離Δm(x,y)が変化しても、第1反射光L1の光路は不変であるが、第2反射光L2の光路は変化するため、受光部44にて検出される第1反射光L1と第2反射光L2との干渉の変化に応じて、スリット面間距離Δm(x,y)及び合わせ面間距離Δm(x,y)が算出される。
なお、本発明の一実施形態によるスリット幅測定方法を実現するスリット幅測定装置10,40は、専用のハードウェアにより実現されるものであっても良く、また、メモリおよびCPUを備えて構成され、スリット幅測定装置10,40の処理装置13および制御装置14の機能を実現するためのプログラムをメモリにロードして実行することによりその機能を実現するものであっても良い。
また、上述した本発明に係るスリット幅測定方法を実現するためのプログラムをコンピュータ読みとり可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより結晶形状の測定を行っても良い。なお、ここで言うコンピュータシステムとはOSや周辺機器等のハードウェアを含むものであっても良い。
また、コンピュータ読みとり可能な記録媒体とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことを言う。さらに、コンピュータ読みとり可能な記録媒体とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記憶されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
本実施形態によるスリット幅測定装置の測定対象物である塗布工具を示す斜視図である。 本実施形態によるスリット幅測定装置を示す構成図である。 図2に示すスリット幅測定装置において、塗布工具の移動方向を示す斜視図である。 本実施形態によるスリット幅測定方法を説明するための概略図である。 本実施形態によるスリット幅測定方法を説明するための概略図である。 本実施形態によるスリット幅測定方法を説明するための概略図である。 本実施形態によるスリット幅測定方法を説明するための概略図である。 本実施形態によるスリット幅測定装置で塗布工具のスリット幅を測定した結果の一例を示す図である。 本実施形態の変形例によるスリット幅測定装置における第1反射光L1の光路を示す図である。 本実施形態の変形例によるスリット幅測定装置における第2反射光L2の光路を示す図である。 従来技術の一例によるスロットダイの溝部の溝幅測定におけるスロットダイと隙間ゲージとの配置状態を示す断面図である。
符号の説明
10,40 スリット幅測定装置
12a 第1変位計(変位計)
12b 第2変位計(変位計)
13 処理装置
14 制御装置
15 駆動装置(移動手段)
20 塗布工具
20a 一方の構成部材
20b 他方の構成部材
21 スリット部
25a 一方の側面
25b 他方の側面
26a 一方のスリット面
26b 他方のスリット面
27a 一方の合わせ面
27b 他方の合わせ面
32 スリット面間距離算出部(スリット面間距離算出手段)
33 合わせ面間距離算出部(合わせ面間距離算出手段)
34 スリット幅算出部(スリット幅算出手段)
41 光源
42 ビームスプリッタ(第1分岐手段、第2分岐手段)
43 第1反射鏡(第1分岐手段)
44 受光部(受光手段)
45 偏光ビームスプリッタ(第2分岐手段)
46a 第1の1/4波長板(第2分岐手段)
46b 第2の1/4波長板(第2分岐手段)
46c 第3の1/4波長板(第2分岐手段)
47 第2反射鏡(第2分岐手段)

Claims (6)

  1. スリット面と合わせ面とを有する一対の構成部材をそれらの合わせ面同士が互いに密着するように結合させることによって前記スリット面同士の間に画成されるスリット部のスリット幅を測定するスリット幅測定装置であって、
    前記一対の構成部材を前記スリット幅が増大するように互いに離間させた状態で、各前記スリット面あるいは各前記合わせ面に対して対向配置され、これらの対向配置された各面との間の距離を検出する一対の変位計と、
    前記変位計と前記構成部材とを前記スリット面に略平行な方向に相対移動させる移動手段と、
    前記移動手段の作動時に各前記スリット面に対して対向配置された前記一対の変位計から出力される検出値に基づき、前記相対移動に係る誤差を補正後の前記スリット面同士の間の距離を算出するスリット面間距離算出手段と、
    前記移動手段の作動時に各前記合わせ面に対して対向配置された前記一対の変位計から出力される検出値に基づき、前記相対移動に係る誤差を補正後の前記合わせ面同士の間の距離を算出する合わせ面間距離算出手段と、
    前記スリット面間距離算出手段から出力される算出値と前記合わせ面間距離算出手段から出力される算出値とに基づき、前記一対の構成部材を結合させることによって画成される前記スリット部のスリット幅を算出するスリット幅算出手段と
    を備えることを特徴とするスリット幅測定装置。
  2. スリット面と合わせ面とを有する一対の構成部材をそれらの合わせ面同士が互いに密着するように結合させることによって前記スリット面同士の間に画成されるスリット部のスリット幅を測定するスリット幅測定装置であって、
    光源と、複数の入射光の干渉を測定可能な受光手段と、光源から出射される出射光を分岐してなる第1分岐光を前記受光手段へ入射させる第1分岐手段と、前記出射光を分岐してなる第2分岐光を前記スリット幅が増大するように互いに離間させた状態の前記一対の構成部材における各前記スリット面あるいは各前記合わせ面にて反射させた後に前記受光手段へ入射させる第2分岐手段とを具備する干渉計と、
    前記干渉計と前記構成部材とを前記スリット面に略平行な方向に相対移動させる移動手段と、
    前記移動手段の作動時に前記第2分岐光を各前記スリット面にて反射させた前記干渉計から出力される検出値に基づき、前記スリット面同士の間の距離を算出するスリット面間距離算出手段と、
    前記移動手段の作動時に前記第2分岐光を各前記合わせ面にて反射させた前記干渉計から出力される検出値に基づき、前記合わせ面同士の間の距離を算出する合わせ面間距離算出手段と、
    前記スリット面間距離算出手段から出力される算出値と前記合わせ面間距離算出手段から出力される算出値とに基づき、前記一対の構成部材を結合させることによって画成される前記スリット部のスリット幅を算出するスリット幅算出手段と
    を備えることを特徴とするスリット幅測定装置。
  3. スリット面と合わせ面とを有する一対の構成部材をそれらの合わせ面同士が互いに密着するように結合させることによって前記スリット面同士の間に画成されるスリット部のスリット幅を測定するスリット幅測定方法であって、
    前記一対の構成部材を前記スリット幅が増大するように互いに離間させた状態で、各前記スリット面あるいは各前記合わせ面に対して対向配置され、これらの対向配置された各面との間の距離を検出する一対の変位計と、前記構成部材とを前記スリット面に略平行な方向に相対移動させ、前記移動手段の作動時に各前記スリット面に対して対向配置された前記一対の変位計から出力される検出値に基づき、前記相対移動に係る誤差を補正後の前記スリット面同士の間の距離を算出するスリット面間距離算出ステップと、
    前記一対の変位計と、前記構成部材とを前記スリット面に略平行な方向に相対移動させ、前記移動手段の作動時に各前記合わせ面に対して対向配置された前記一対の変位計から出力される検出値に基づき、前記相対移動に係る誤差を補正後の前記合わせ面同士の間の距離を算出する合わせ面間距離算出ステップと、
    前記スリット面間距離算出ステップでの算出値と前記合わせ面間距離算出ステップでの算出値とに基づき、前記一対の構成部材を結合させることによって画成される前記スリット部のスリット幅を算出するスリット幅算出ステップと
    を備えることを特徴とするスリット幅測定方法。
  4. スリット面と合わせ面とを有する一対の構成部材をそれらの合わせ面同士が互いに密着するように結合させることによって前記スリット面同士の間に画成されるスリット部のスリット幅を測定するスリット幅測定方法であって、
    光源と、複数の入射光の干渉を測定可能な受光手段と、光源から出射される出射光を分岐してなる第1分岐光を前記受光手段へ入射させる第1分岐手段と、前記出射光を分岐してなる第2分岐光を前記スリット幅が増大するように互いに離間させた状態の前記一対の構成部材における各前記スリット面あるいは各前記合わせ面にて反射させた後に前記受光手段へ入射させる第2分岐手段とを具備する干渉計と、前記構成部材とを前記スリット面に略平行な方向に相対移動させ、前記移動手段の作動時に前記第2分岐光を各前記スリット面にて反射させた前記干渉計から出力される検出値に基づき、前記スリット面同士の間の距離を算出するスリット面間距離算出ステップと、
    前記干渉計と、前記構成部材とを前記スリット面に略平行な方向に相対移動させ、前記移動手段の作動時に前記第2分岐光を各前記合わせ面にて反射させた前記干渉計から出力される検出値に基づき、前記合わせ面同士の間の距離を算出する合わせ面間距離算出ステップと、
    前記スリット面間距離算出ステップでの算出値と前記合わせ面間距離算出ステップでの算出値とに基づき、前記一対の構成部材を結合させることによって画成される前記スリット部のスリット幅を算出するスリット幅算出ステップと
    を備えることを特徴とするスリット幅測定方法。
  5. コンピュータを、スリット面と合わせ面とを有する一対の構成部材をそれらの合わせ面同士が互いに密着するように結合させることによって前記スリット面同士の間に画成されるスリット部のスリット幅を測定する手段として機能させるためのプログラムであって、
    前記一対の構成部材を前記スリット幅が増大するように互いに離間させた状態で、各前記スリット面あるいは各前記合わせ面に対して対向配置され、これらの対向配置された各面との間の距離を検出する一対の変位計と、前記構成部材とを前記スリット面に略平行な方向に相対移動させ、前記移動手段の作動時に各前記スリット面に対して対向配置された前記一対の変位計から出力される検出値に基づき、前記相対移動に係る誤差を補正後の前記スリット面同士の間の距離を算出するスリット面間距離算出手段と、
    前記一対の変位計と、前記構成部材とを前記スリット面に略平行な方向に相対移動させ、前記移動手段の作動時に各前記合わせ面に対して対向配置された前記一対の変位計から出力される検出値に基づき、前記相対移動に係る誤差を補正後の前記合わせ面同士の間の距離を算出する合わせ面間距離算出手段と、
    前記スリット面間距離算出手段から出力される算出値と前記合わせ面間距離算出手段から出力される算出値とに基づき、前記一対の構成部材を結合させることによって画成される前記スリット部のスリット幅を算出するスリット幅算出手段と
    して機能させることを特徴とするプログラム。
  6. コンピュータを、スリット面と合わせ面とを有する一対の構成部材をそれらの合わせ面同士が互いに密着するように結合させることによって前記スリット面同士の間に画成されるスリット部のスリット幅を測定する手段として機能させるためのプログラムであって、
    光源と、複数の入射光の干渉を測定可能な受光手段と、光源から出射される出射光を分岐してなる第1分岐光を前記受光手段へ入射させる第1分岐手段と、前記出射光を分岐してなる第2分岐光を前記スリット幅が増大するように互いに離間させた状態の前記一対の構成部材における各前記スリット面あるいは各前記合わせ面にて反射させた後に前記受光手段へ入射させる第2分岐手段とを具備する干渉計と、前記構成部材とを前記スリット面に略平行な方向に相対移動させ、前記移動手段の作動時に前記第2分岐光を各前記スリット面にて反射させた前記干渉計から出力される検出値に基づき、前記スリット面同士の間の距離を算出するスリット面間距離算出手段と、
    前記干渉計と、前記構成部材とを前記スリット面に略平行な方向に相対移動させ、前記移動手段の作動時に前記第2分岐光を各前記合わせ面にて反射させた前記干渉計から出力される検出値に基づき、前記合わせ面同士の間の距離を算出する合わせ面間距離算出手段と、
    前記スリット面間距離算出手段から出力される算出値と前記合わせ面間距離算出手段から出力される算出値とに基づき、前記一対の構成部材を結合させることによって画成される前記スリット部のスリット幅を算出するスリット幅算出手段と
    して機能させることを特徴とするプログラム。
JP2004023938A 2004-01-30 2004-01-30 スリット幅測定装置及びスリット幅測定方法及びプログラム Expired - Lifetime JP4111395B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004023938A JP4111395B2 (ja) 2004-01-30 2004-01-30 スリット幅測定装置及びスリット幅測定方法及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004023938A JP4111395B2 (ja) 2004-01-30 2004-01-30 スリット幅測定装置及びスリット幅測定方法及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005214865A true JP2005214865A (ja) 2005-08-11
JP4111395B2 JP4111395B2 (ja) 2008-07-02

Family

ID=34906793

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004023938A Expired - Lifetime JP4111395B2 (ja) 2004-01-30 2004-01-30 スリット幅測定装置及びスリット幅測定方法及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4111395B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP4111395B2 (ja) 2008-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7948639B2 (en) Phase-shifting interferometry in the presence of vibration
US20120050749A1 (en) Apparatus and method for detecting optical profile
EP1840502B1 (en) Optical interferometer for measuring changes in thickness
EP2463617A1 (en) Systems for measuring distance by optic means
CN109975820A (zh) 基于Linnik型干涉显微镜的同步偏振相移检焦系统
JP4915943B2 (ja) 屈折率測定方法及び装置
JPH02173505A (ja) 光波干渉型微細表面形状測定装置
JP4427632B2 (ja) 高精度三次元形状測定装置
JP4111395B2 (ja) スリット幅測定装置及びスリット幅測定方法及びプログラム
JP2017198613A (ja) 屈折率計測方法、屈折率計測装置、及び光学素子の製造方法
US20040263840A1 (en) Calibration of reconfigurable inspection machine
JP4151778B2 (ja) 溝面形状測定装置および溝面形状測定方法およびプログラム
JP4100663B2 (ja) 絶対厚み測定装置
EP2577266A2 (en) Apparatus and method for compensating for sample misalignment
KR100686923B1 (ko) 스펙클패턴 전단간섭법에 있어서 파장판을 이용한 위상천이방법 및 이를 이용한 계측시스템
JP2000275022A (ja) 両面形状および厚みムラ測定装置
JP3907518B2 (ja) 形状測定装置
JP2009236706A (ja) 形状算出装置,形状算出プログラム,形状算出方法,形状測定装置
JP2003287403A (ja) ヘテロダイン干渉計を用いた形状測定装置、ヘテロダイン干渉計を用いた形状測定装置の光路長調整方法、及びヘテロダイン干渉計を用いた形状測定方法
JP2009103592A (ja) コリメーション検査装置
JP4151797B2 (ja) 溝面形状測定装置および溝面形状測定方法およびプログラム
JP2004347425A (ja) 二面間距離変化測定方法及び装置
JP2007298529A (ja) 溝面形状測定装置および溝面形状測定方法およびプログラム
JPS61155902A (ja) 干渉計測装置
JP6162499B2 (ja) 対向平面平行度測定装置の自動調整方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070130

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080325

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080403

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4111395

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110418

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110418

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110418

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120418

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140418

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term