JP2005214741A - マイクロチップ - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明の目的は、簡単な機構で、高耐圧かつ高精度の流体操作を実現するためのマイクロチップを提供することにある。
【解決手段】 板状基材12を少なくとも2枚貼り合わすことで該板状基材(12a,12b)間に微細流路(14a〜14e)を形成したマイクロチップ10において、板状基材間の微細流路に達するように設けられた複数の貫通穴(16a〜16j)と、板状基板12aの外表面上に、該平面上を動くことが可能な外部流路手段18を備え、外部流路手段は流路(20a,20b)を有し、該流路が表出した面が板状基板に加圧して密着するよう構成され、外部流路手段の表出した流路により板状基材に設けられた異なる貫通穴を結ぶことで板状基材間の外部に流路が形成され、外部流路手段の流路の表出部を移動させることにより流路が切り替え可能であることを特徴とするマイクロチップ。
【選択図】 図1

Description

本発明は、マイクロチップ、特にその流路の切り替え機構及び流路の接続機構の改良に関する。
現在、各種反応、分析の分野では、例えばミクロカラム、マイクロチップ等の微小空間での反応、分析が行われている。
マイクロチップは、板状基材に微細な溝を刻み、該溝が板状基材に挟まれるように2枚の板状基材を貼り合わせて構成したものである。このようなマイクロチップを、電気泳動法、液体クロマトグラフィー(LC)、ガスクロマトグラフィー(GC)、フローインジェクション(FIA)等の様々な分析に用いることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−132783号公報 特開2003−275999号公報 特開2003−227574号公報 特開2003−227572号公報 特開2003−159697号公報
マイクロチップ内での化学反応を定量的に操作するためには、試料導入バルブは不可欠であり、多くの試みがなされている。例えば、マイクロチップ内に樹脂や金属で作ったダイヤフラムを挿入し空気圧や水圧で駆動するもの(特許文献2参照)、バイメタルや圧電素子などの微小なアクチュエーターでチャネルを開閉するもの(特許文献3〜5参照)、という方法が提案されている。しかしこれらの方法は非常に高度な生産技術を求められる上に、基本性能とも言える耐圧において数100kPa程度でしかなく、例えばマイクロチップ内でカラムによる分離分析がなかなか実現できない大きな要因となっていた。また、ダイヤフラム方式による流路切り替え方法は、その切り替え時に大きな容量変化を伴うため、いわゆる、ポンピングが発生してしまい、定量的な流体操作は非常に難しいものとなっている。
また、複数のマイクロチップを組み合わせて多機能のマイクロチップシステムを作ることが研究されている。その際に、マイクロチップ間の接続方式をどのようなものにするのかは重要な課題である。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、その目的は、簡単な機構で、高耐圧かつ高精度の流体操作を実現するためのマイクロチップを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明のマイクロチップは、板状基材を少なくとも2枚貼り合わすことで該板状基材間に微細流路を形成したマイクロチップにおいて、前記板状基材の少なくとも一方に設けられた複数の貫通穴と、前記板状基板の外表面上に、該平面上を動くことが可能な外部流路手段を備え、前記貫通穴は前記板状基材間の微細流路に達するように設けられ、前記外部流路手段は流路を有し、該流路が表出した面が前記板状基板に加圧して密着するよう構成され、前記外部流路手段の表出した流路により前記板状基材に設けられた異なる貫通穴を結ぶことで前記板状基材間の外部に流路が形成され、前記外部流路手段の流路の表出部を移動させることにより流路が切り替え可能であることを特徴とする。
上記のマイクロチップにおいて、前記外部流路手段の流路は、前記板状基板に密着する面に形成された溝部であることが好適である。
上記のマイクロチップにおいて、前記板状基材間の微細流路及び前記外部流路手段の流路は、幅10〜200μm、深さ10〜100μmであることが好適である。
上記のマイクロチップにおいて、前記外部流路手段を構成する材質は、ガラス、セラミック、又は樹脂であることが好適である。
上記のマイクロチップにおいて、前記板状基材と前記外部流路手段との接触面にコーティングが施されていることが好適である。
上記のマイクロチップにおいて、前記板状基材に設けられる貫通穴として、一つの貫通穴を中心に複数の貫通穴がその周りに設けられ、前記外部流路手段に設けられた流路は、前記中心の貫通穴とその周りの貫通穴の一つとを結ぶよう構成され、前記外部流路手段は、前記板状基材の平面上を前記中心貫通穴を中心に回転可能に構成されており、前記中心の貫通穴と結ばれる貫通穴の切り替えが可能であることが好適である。
上記のマイクロチップにおいて、前記板状基板間の微細流路と該微細流路を外部へとつなぐ貫通穴と前記外部流路手段の流路とによって形成される流路の内、その一部分を試料計量部とし、前記外部流路手段によって流路を切り替えて、前記試料計量部への試料の貯留、試料計量部からの試料の流出、を行うことが好適である。
上記のマイクロチップにおいて、前記試料計量部となる流路は前記板状基板上の独立した溝として形成されており、前記外部流路手段は独立した流路を少なくとも2本有し、前記試料計量部となる溝の両端部と結ばれる流路を同時に切り替えることができることが好適である。
上記のマイクロチップにおいて、前記板状基板間の微細流路の少なくとも一部がカラムとしての分離機能を有することが好適である。
本発明のマイクロチップは、板状基材を少なくとも2枚貼り合わすことで該板状基材間に微細流路を形成したマイクロチップにおいて、板状基板間に存在する微細流路が該板状基板側面に表出しており、複数のマイクロチップに対し、該板状基板側面に表出した微細流路を接続することで異なるマイクロチップの流路を前記板状基板面に平行に接続可能であることを特徴とする。
上記のマイクロチップにおいて、前記板状基板側面に凹部を設け、該凹部と適合する凸部を両端に設けたコネクタを用い、該コネクタを前記凸部を前記凹部に嵌め込むことでマイクロチップ間の流路の接続の際の位置決めが可能であることが好適である。
上記のマイクロチップにおいて、前記板状基板側面の凹部は、該凹部の底部に微細流路が表出するように設けられ、前記コネクタは、前記凸部の頂点間を貫通する穴を有しており、該コネクタの凸部を前記凹部に嵌め込むことでマイクロチップ間の流路の接続が可能であることが好適である。
本発明のマイクロチップによれば、マイクロチップを構成する板状基板の外表面上に、該平面上を動くことが可能な外部流路手段を備え、該外部流路手段は流路を有し、該流路が表出した面が前記板状基板に加圧して密着するよう構成され、外部流路手段の表出した流路により板状基材に設けられた異なる貫通穴を結ぶことで前記板状基材間の外部に流路が形成され、前記外部流路手段の流路の表出部を移動させることにより流路が切り替え可能であるため、簡単な機構で、高耐圧かつ高精度な流体操作を行うことができる。
また、本発明のマイクロチップによれば、板状基板間に存在する微細流路が該板状基板側面に表出しているため、板状基板面に平行にマイクロチップ同士を連結することができ、良好な接続が可能となる。
以下に図面を参照して、本発明の好適な実施形態の説明を行う。図1は、電気泳動用の試料導入バルブを備えたマイクロチップの例である。図1(a)はマイクロチップ10の平面図、同図(b)はそのI−I断面図である。また、同図(c)は流路を切り換えたときの平面図、同図(d)はそのI−I断面図である。
本実施形態のマイクロチップ10は、2枚の板状基板12によって構成され、該板状基板12a,12bの間に微細流路14が形成されている。また、2枚のうち一方の板状基板12aには、微細流路14へ達するように貫通穴16が設けられ、板状基板間の微細流路14への流入、流出口となっている。そして、貫通穴16が設けられた板状基材12aの外表面に外部流路手段18を設けており、該外部流路手段18は板状基材12aの外表面上で動かすこと(回転、直線往復移動等)が可能なように構成されている。本実施形態では該外部流路手段18(ロータシール18)は、略円板形状の部材によって構成され、板状基材12aと密着する面に、流路としての溝部20a,20bが形成されている。この溝部20を貫通穴16の上に位置させることによって、板状基板内の微細流路から貫通穴16を通り、さらに外部流路手段の溝部、他の貫通穴、他の微細流路というような流路が形成される。また、板状基材に刻まれる微細流路及び外部流路手段の溝部のスケールは、幅10〜200μm、深さ10〜100μm程度のものである。
また、流路内の流体が漏れない程度に、ロータシール18を板状基材12aに対して加圧し、押し付けた状態を保っている。ロータシール18は、板状基材12aに押圧した状態を保ちつつ、ロータシールの中心を中心軸として板状基板面上で回転可能に構成されている。つまり、ロータシール18の溝部20a,20bの板状基材面12a上での位置が可動であるため、溝部20a,20bによって結ばれる貫通穴16の組を変更でき、流路の切り換えが可能となっている。
本実施形態では板状基材12aに設けられた貫通穴のうち、流路切り換え部として使用される6つの貫通穴16a〜16fは、略正六角形の頂点の位置にそれぞれ形成されている。ロータシール18の溝20aは、隣り合う貫通穴同士を結ぶよう上記正六角形の一辺となるように刻まれている。また、溝20bは、前記溝20aと平行なもう一つの辺となるように刻まれている。
板状基板12bに刻まれる溝は、前記正六角形の頂点に位置する貫通穴16a〜16fの内、一つの貫通穴16aと、その貫通穴16aの正六角形の中心を中心点として点対称な位置にある貫通穴16dとを結ぶように刻まれており、その他の頂点に位置する貫通穴は、正六角形の頂点位置にある以外の貫通穴(16g〜16j)と板状基板に刻まれた流路を介して結ばれている。つまり、貫通穴16fと貫通穴16i、貫通穴16bと貫通穴16g、貫通穴16cと貫通穴16j、貫通穴16eと貫通穴16h、がそれぞれ結ばれている。
図1(a)のようにロータシール18の回転位置を、溝部20aが貫通穴16aと貫通穴16bを結ぶ位置、溝部20bが貫通穴16dと貫通穴16eを結ぶ位置となるようにした場合、貫通穴16bと16gを結ぶ流路14dが、溝部20a、流路14b(貫通穴16aと16dとを結ぶ流路)、溝部20bを介して、貫通穴16eと16hとを結ぶ流路14eと接続される。また同様に、同図(c)のようにロータシール18の回転位置を、溝部20aが貫通穴16aと貫通穴16fを結ぶ位置、溝部20bが貫通穴16cと貫通穴16dを結ぶ位置となるようにした場合、貫通穴16iと16fを結ぶ流路14aが、溝部20a、流路14b、溝部20bを介して、貫通穴16cと16jとを結ぶ流路14cと接続される。このように、ロータシール18を回転することにより、板状基板12a,12b間に挟まれた流路の切り換えを行うことができる。
図1のマイクロチップは、図2に示すように、2枚の板状基材の内、一方の板状基材12aに貫通穴16a〜16jを設け、他方の板状基材12bに微細流路14a〜14eとなる溝を刻み、2枚の板状基材12a,12bを微細流路14a〜14eが該基材の間になるように貼り合わせることによって作成される。この溝は、例えば、フォトリソグラフィー、化学エッチング等の技術により形成することができる。また微細流路となる溝は、貫通穴を設けた基材側にも設けてもよい。また板状基材の材質としては従来公知のもの、例えば、ガラス、シリコン、セラミック、樹脂等を用いればよい。
外部流路手段は、図3に示すように、ロータシール18の平面上に2本の平行な溝部20a,20bを設けたものを用い、ロータシール18の溝部が形成された面を板状基材に密着させることで構成されている。ロータシール18の材質は、ガラス、セラミック、又は樹脂を用いることが好適である。また、耐圧性、耐久性、可動性を向上させるために、ロータシールの板状基材に密着する面にコーティングを行うことが好適である。用途に応じて形成する皮膜の種類を選び、必要な機能を得るようにすればよい。例えば、フッ素樹脂を接触面にコーティングすることにより、滑り性や液体シール性を向上させることができる。また、ODS化薬液により疎水膜を形成してガラス面間の水溶性シール性を向上させることができる。コーティング材自身は現在一般的に入手可能なスプレー式、浸置式、塗付式、スピニング式等のものを使用すればよい。
次に再び図1を参照して、上記の流路切り換え機構を電気泳動用試料導入バルブとして使用する場合について説明を行う。
まず、図1(c)に示した状態で、溶媒を貫通穴16iから16jへ向けて流し、流路14a,14cを溶媒で満たしておく。次にロータシール18を回転させ、図1(a)に示した状態にし、貫通穴16gから試料を注入して、貫通穴16hに向けて試料を流して、流路14bに試料を満たす。つまり、流路14bは試料計量部として用いられ、所定の容積の試料を貯留することができる。そして、再び図1(c)の状態にして、貫通穴16iから16jへ向かう浸透流を起こすことで、試料計量部(流路14b)に貯留された試料が、貫通穴16iから16jへ向かう流れに注入される。
このように、本実施形態では、試料を注入するための流路となる溝及び分析のための流路となる溝の2本の独立した溝の他に、独立して試料計量部となる溝を板状基板上に設け、外部流路手段は独立した流路を少なくとも2本有し、試料計量部となる溝の両端部と結ばれる流路を同時に切り替え、試料計量部への試料の貯留、試料計量部からの試料の流出を行う。
一方、従来のマイクロチップを利用した電気泳動は、図13(a)に示すような十字に彫った溝114の交差部分122(図中一点鎖線で囲んだ部分)を電気浸透流で剪断することが多い。つまり、貫通穴116cから116dに向けて試料を流し、貫通穴116aから116bを結ぶ流路と交差する部分を含めて十分溶媒を置換した後、この流れを止める。そして図13(b)に示すように、次に貫通穴116aから116bに向けて進む浸透流により交差していた部分を剪断することで試料の注入を行っている。この方法では、試料成分が注入部に導入されたあと常に浸透流の成分と触れているため拡散などの影響でコンタミネーションや注入再現性において支障がでる。
しかしながら、本発明の実施形態に係る図1のマイクロチップでは、試料の導入を浸透流と非接触の状態で行うことができるため、従来のものよりも高い試料注入再現性が得られる。
本実施形態では、試料計量部となる流路を板状基板間に設けたものを説明したが、外部流路手段の内部に流路を形成、もしくはキャピラリ配管により流路を形成したものを用いて、この流路の部分を試料計量部とする構成も好適である。また、外部流路手段に形成した溝部を試料計量部とすることも可能であるが、外部流路手段の移動時に充填された試料が板状基板にこすれる面積が増加するため、コンタミネーションの原因になり得るという欠点がある。
また、図1で示した試料注入の方法は、マイクロチップ上で行う液体クロマトグラフィ(LC)、ガスクロマトグラフィ(GC)、フローインジェクション(FIA)においても有効である。従来これらのアプリケーションでは試料導入部をマイクロチップの外部に別途設けた構成がほとんどである。そのため、試料注入後の流路長がどうしても長くなり、試料の分散の原因となっていた。しかしながら、図1の実施形態のように、試料の注入を直接マイクロチップ上で行うことができれば、試料注入後の流路長の大幅な短縮ができ、ピークの広がりを抑えることができる。その結果、良好なクロマトグラフ等の測定が可能となる。
LC,GCでは複数の性質の異なるカラムを切り替え、分析を行う場合がある。圧力がかかるカラム上流で流路を切り換える必要があるため、この切り換えバルブには高い耐圧性が要求される。このような高耐圧の切り換えバルブをマイクロチップ内に作ることは従来実現されていなかった。しかしながら、本発明の技術を用いることで、上記の要求に応えることのできる切り替え機構をもつマイクロチップを得ることができる。そこで、次に本発明に係るマイクロチップの外部流路手段を溶媒切り替えバルブとして用いた場合の実施形態について説明を行う。
図4は、外部流路手段を溶媒切り換えバルブとして用いたマイクロチップの実施形態例である。図1と同一の部材には符号200を加え詳しい説明を省略する。
図4のマイクロチップ210は、板状基材212に設けられる貫通穴216として、一つの貫通穴216aを中心に複数の貫通穴216b〜216gがその周りに設けられている。そして、外部流路手段(ロータシール218)に、ロータシール218の中心から半径方向に直線状の溝部220が刻まれており、これが外部流路の役割を果たす。この外部流路(溝部220)は、前記中心の貫通穴216aとその周りの貫通穴216b〜216gの一つとを結ぶようになっている。また、貫通穴216b〜216bは、板状基材間の微細流路214b〜214gの端部にそれぞれつながっている。ここで、板状基材に刻まれる微細流路及び外部流路手段の溝部のスケールは、幅10〜200μm、深さ10〜100μm程度のものである。
ロータシール18は、板状基材212の平面上を前記中心貫通穴216aを中心に回転可能に構成されており、前記中心の貫通穴と結ばれる流路の切り替えが可能となっている。このような流路切り換え機構を用いることで、高い耐圧性をもった切り換えバルブを提供することが可能となった。
上記の流路切り替え機構が設けられたマイクロチップを用いLC分析のための構成例を図5に示す。
図5は、図4に示した溶媒切り換えバルブ機構付きマイクロチップを、送液部側と、検知部側に設けた例である。図5の送液部側のマイクロチップ310、検知部側のマイクロチップ410は、図4のものと同じ構成である。
また、送液側及び検知部側のマイクロチップの間に接続されるマイクロチップ510は、流路514にカラムとしての分離機能を持たせたものを用いている。カラムとしての機能を持たせるために、マイクロチップの板状基板間の流路には、充填材を詰めたり、内壁にシリカモノリス型の分離層を形成したりする。
また、本実施形態ではマイクロチップ間の接続は、それぞれの板状基板に設けられた貫通穴をキャピラリー配管524で接続することによって行っている。
上記のような構成は、薬物の光学異性体の純度検定、単離、光学異性体のスクリーニングなどの用途で用いられる。そして、上記分離機能を持たせたマイクロチップ内に形成された多数本の流路を、異なる分離性質、性質の異なる異性体分離カラムを使用した分析システムとして好適に用いることができる。
以上のように、本発明のマイクロチップは、板状基板内には可動部を設けずに、マイクロチップを構成する板状基板の外表面上に可動な外部流路手段を別途設けている。外部流路手段は流路を有し、該流路の表出面を板状基板に密着させた構成をとる。そして、溶液が漏れない程度に外部流路手段を板状基板に対して加圧して押し付けた状態を保ち、この状態で外部流路手段を移動させることで流路の切り替えを行っている。この方法は、従来のような板状基板内に機械式、電気式のバルブを設けたものと比べ、高度な生産設備が必要なく、高耐圧かつ高精度の流路切り替えを行うことができる。
上記の実施形態では、外部流路手段が有する流路をその表面に設けた溝部として構成した例を示したが、マイクロチップの流路のように、流路の本体を板状基材間に形成し、一部が貫通穴を通して表面に表出した部分を流路の表出部としたような構成でもよい。
なお、図1に示したような外部流路手段(ロータシール18)の移動、回転による流路切替操作は、手動で行っても、モータによる自動化も可能である。図6に手動による外部流路手段の回転機構の概略構成図を示す。図6(a)がその正面図、同図(b)が側面からの一部断面図である。図1と同一の部材については同一の符号を付け説明を省略する。
マイクロチップを構成する板状基材12a,12bは、バルブ切替のためのつまみ36等を備えた上部ホルダ30と、下部ホルダ32とに挟まれた形で保持されている。つまみ36は、軸34によってロータシール18と連結している。このつまみ36を手動で回転させることによって、軸34を通して板状基材上12a上でのロータシール18の回転操作を行うことができる。また、軸34がスムーズに回転するようにベアリング44、46が配置されている。
軸34の端部のロータシール18と接する側には、位置決めピン42が設けられており、ロータシール18には該ピン42に対応する穴が設けられている。つまり、ピン42によってロータシール18と軸34とを位置精度良く連結している。
さらに、軸34には軸に垂直なガイドピン40が備えられ、上部ホルダ30には軸34を中心としたガイド溝38が設けられている。ガイド溝38は、図6(a)に示したように、軸34を中心とした所定角度の中心角を持つ略おうぎ形に形成されている。つまり、つまみ36を回して軸34を回転させたとき、軸34に設けられたガイドピン40は、ガイド溝38に沿って移動することになる。さらに、所定の角度に軸34を回したとき、ガイドピン40がガイド溝38の側壁面に当たり回転はそこで停止する。つまり、ガイドピン40がガイド溝38の側壁面に当たる位置をもって、ロータシール18の回転位置を精度よく調節することができる。図1の例では、上記のガイド溝は略60度の回転を行うことができるように形成すればよい。
また、つまみ36の下に設けられたネジ部50を締めこむことによって、スペーサー48を介して軸34をマイクロチップ側に押し付けることができ、ロータシール18を板状基板12aに適度に加圧して接触させることができる。
<マイクロチップ間の接続>
上記で示したような単機能マイクロチップを複数組み合わせることで、高機能なマイクロチップシステムを作り上げることが研究されている。本実施形態のマイクロチップは、このようなマイクロチップアレイを構成する際の流路切り替え機構を担う単機能チップとして好適である。例えば、合成を行うマイクロチップに添加物や触媒等を導入するユニットとして組み合わせることで高度な合成が可能となる。また、薬品などの合成において、品質管理等の目的で生成物の一部を取り出し分析する場合などにもサンプリング機構として最適である。
図7に本実施形態のマイクロチップの接続例を示す。図1の部材と対応する部分には符号700を加え説明を省略する。図7の2つのマイクロチップ710a,710bは、板状基板間に存在する微細流路714a,714bが該板状基板側面に表出している。そのため、異なるマイクロチップを接続する際に、微細流路714a,714bの板状基板側面に表出した部分を合わせることで、板状基板面に平行に流路の接続が可能となる。
本実施形態では、板状基板側面に表出した微細流路の周りを囲むように凹部726a,726bが設けられている。接続の際には、この凹部726a,726bと適合する凸部728a,728bを両端に設けたコネクタ730を用いる。このコネクタ730は、凸部728a,728bの頂点間を貫通する穴732(図で点線で示した部分)を有しており、コネクタ730の凸部728a,728bを凹部726a,726bに嵌め込むことによって、容易にマイクロチップ間の流路の接続が可能となる。
また、コネクタ730を2つのマイクロチップ710a,710bによって挟み込むように両側から加圧することで、耐圧性のある接続が可能となっている。また、取り付けが行い易いように、マイクロチップの板状基板を挟むようなガイド部734が設けられている。
コネクタは、剛性、耐溶媒性、シール性、鋳型による成形が可能等の特性をもつもので作成することが好適である。その材質としては、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、PFA(パーフルオロ樹脂)等が挙げられる。
図8は上記のコネクタの変形例である。図7と同一の部材に対しては符号700に換えて、符号800を加え説明を省略する。図8の実施形態では、マイクロチップの側面の凹部826a,826bを、流路814a,814bと離れた位置に設けた。また、コネクタ830の貫通穴832も、凸部828a,828bとは別の場所に設けてある。この例では、図7のものと比べ、コネクタの貫通穴832の流路長が短くすることができ、接続部の容量を小さくできるメリットがある。
図9は図7のコネクタを用いたマイクロチップの接続例である。図9の構成は、図6とほぼ同一であり、図6と同一の部材には同一の符号を付け、詳しい説明を省略する。
図9のマイクロチップ310,410,510の側面に設けられた凹部は、所定の間隔で設けられている。この間隔に合わせてコネクタ730の凸部を配置してマイクロチップ間の接続を行う。複数の凸部はそれぞれ架橋されており、一定の間隔で束ねられている。
一般にマイクロチップの流路サイズは、μmオーダーであり、マイクロチップ自体のサイズ自体も小さい(通常1〜50×10〜100mm程度の大きさ)ため、コネクタのサイズも小さく、側面に表出した流路毎に個別にコネクタを取り付けることは手間がかかる。しかし、上記のように複数のコネクタを架橋して一つに束ねて、マイクロチップ側面の凹部のピッチに合わせて配置することで、マイクロチップ間の接続が容易になっている。
また、従来では図14のように、マイクロチップA,B内の流路A,Bの接続は、2枚のマイクロチップA,Bを上下に重ね、板状基板に垂直に設けた貫通穴を通して行っていた。そのため、流路が直角となり、流れの停留(よどみ)を招き、いろいろな悪影響が出ていた。また、板状基板を位置精度よく接着することは手間がかかる。
一方、図9に示すような接続方式では、板状基板に形成する流路は位置精度よく作成することが可能であるため、良好な接続が可能となる。また、接続部の流路が直線状となるため、流れの滞留が発生しにくく、抜けのよい良好な流路が得られる。
図10は、マイクロチップ連結用の保持部材の例を示す。図10の保持部材は、断面が略コの字型のガイドレールを2本備え、それぞれのガイドレールA,Bは、溝を有する面を互いに向き合わせて、所定距離(それぞれの溝の底部間の距離がマイクロチップの横幅と略同じとなるような距離)だけ離して配置されている。つまり、マイクロチップは、その側面を前記溝に差し込むことで固定される。そして、連結するマイクロチップA,B間に図7,8に示したようなコネクタを挟み込み、マイクロチップ同士を押し付ける方向に加圧して保持する。このように加圧して保持することで、コネクタとマイクロチップ間を耐圧性を保ちながら連結することができる。
図11は上記のマイクロチップを利用したシステム構成の例である。最終生成物は1次合成により中間生成物が生成され、さらに合成過程を経て最終生成物が合成される。1次合成は、流路切り替え単機能マイクロチップにより原材料や添加物を適宜供給され、中間生成物が生成される。合成された中間生成物は、流路切り替えバルブにより、抽出マイクロチップに送られ未合成の原材料の回収や廃棄が行われる。また、合成された中間生成物は、流路切り替えバルブにより、分析マイクロチップに送られ、中間生成物の評価が行われる。そして、合成された中間生成物は、流路切り替えバルブにより、2次合成用マイクロチップにおくられ、最終生成物を得ることができる。
前記実施形態(図1参照)として述べた試料導入バルブのついたマイクロチップに対し、評価を行った。分析系はフローインジェクション方式とした。
まず、試験条件は、溶媒としてイソオクタンとエチルアセテートを90対10の割合で混ぜたものを用い、多環芳香族を試料として50nl注入した。そして、流量は10μl/minとし、UV吸光度検出器で検出を行った。測定光の波長は260nmとし、室温で試験を行った。
注入は5回行った。その結果(検出器からの信号応答量)を以下の表1に示す。
Figure 2005214741
また、得られたチャートの一例を図12に示す。上記の表から分かるように、試料の注入量が50nlという微小導入量であるにも関わらず、CV値(=標準偏差/平均値)で2%という実用上十分な導入量再現性が得られた。
本発明に係る実施形態のマイクロチップの概略構成図。 本発明に係る実施形態のマイクロチップの説明図。 外部流路手段の概略構成図。 本発明に係る実施形態のマイクロチップの概略構成図。 本発明に係る実施形態のマイクロチップを用いた分析系の説明図。 外部流路手段による流路切替機構の概略構成図。 本発明に係る実施形態のマイクロチップ間の接続の説明図。 本発明に係る実施形態のマイクロチップ間の接続の説明図。 本発明に係る実施形態のマイクロチップを用いた分析系の説明図。 本発明に係る実施形態のマイクロチップ連結用保持部材の説明図。 マイクロチップを用いたシステム構成の説明図。 試験データのグラフ。 従来の試料導入方法の説明図。 従来のマイクロチップ間の接続方法の説明図。
符号の説明
10 マイクロチップ
12 板状基板
14 微細流路
16 貫通穴
18 外部流路手段
20 外部流路手段の流路

Claims (12)

  1. 板状基材を少なくとも2枚貼り合わすことで該板状基材間に微細流路を形成したマイクロチップにおいて、
    前記板状基材の少なくとも一方に設けられた複数の貫通穴と、
    前記板状基板の外表面上に、該平面上を動くことが可能な外部流路手段を備え、
    前記貫通穴は前記板状基材間の微細流路に達するように設けられ、
    前記外部流路手段は流路を有し、該流路が表出した面が前記板状基板に加圧して密着するよう構成され、
    前記外部流路手段の表出した流路により前記板状基材に設けられた異なる貫通穴を結ぶことで前記板状基材間の外部に流路が形成され、前記外部流路手段の流路の表出部を移動させることにより流路が切り替え可能であることを特徴とするマイクロチップ。
  2. 請求項1に記載のマイクロチップにおいて、
    前記外部流路手段の流路は、前記板状基板に密着する面に形成された溝部であることを特徴とするマイクロチップ。
  3. 請求項1または2に記載のマイクロチップにおいて、前記板状基材間の微細流路及び前記外部流路手段の流路は、幅10〜200μm、深さ10〜100μmであることを特徴とするマイクロチップ。
  4. 請求項1〜3に記載のマイクロチップにおいて、
    前記外部流路手段を構成する材質は、ガラス、セラミック、又は樹脂であることを特徴とするマイクロチップ。
  5. 請求項1〜4に記載のマイクロチップにおいて、
    前記板状基材と前記外部流路手段との接触面にコーティングが施されていることを特徴とするマイクロチップ。
  6. 請求項1〜5に記載のマイクロチップにおいて、
    前記板状基材に設けられる貫通穴として、一つの貫通穴を中心に複数の貫通穴がその周りに設けられ、
    前記外部流路手段に設けられた流路は、前記中心の貫通穴とその周りの貫通穴の一つとを結ぶよう構成され、
    前記外部流路手段は、前記板状基材の平面上を前記中心貫通穴を中心に回転可能に構成されており、前記中心の貫通穴と結ばれる貫通穴の切り替えが可能であることを特徴とするマイクロチップ。
  7. 請求項1〜6に記載のマイクロチップにおいて、
    前記板状基板間の微細流路と該微細流路を外部へとつなぐ貫通穴と前記外部流路手段の流路とによって形成される流路の内、その一部分を試料計量部とし、
    前記外部流路手段によって流路を切り替えて、前記試料計量部への試料の貯留、試料計量部からの試料の流出、を行うことを特徴とするマイクロチップ。
  8. 請求項7に記載のマイクロチップにおいて、
    前記試料計量部となる流路は前記板状基板上の独立した溝として形成されており、
    前記外部流路手段は独立した流路を少なくとも2本有し、前記試料計量部となる溝の両端部と結ばれる流路を同時に切り替えることができることを特徴とするマイクロチップ。
  9. 請求項1から8に記載のマイクロチップにおいて、
    前記板状基板間の微細流路の少なくとも一部がカラムとしての分離機能を有することを特徴とするマイクロチップ。
  10. 板状基材を少なくとも2枚貼り合わすことで該板状基材間に微細流路を形成したマイクロチップにおいて、
    板状基板間に存在する微細流路が該板状基板側面に表出しており、
    複数のマイクロチップに対し、該板状基板側面に表出した微細流路を接続することで異なるマイクロチップの流路を前記板状基板面に平行に接続可能であることを特徴とするマイクロチップ。
  11. 請求項10に記載のマイクロチップにおいて、
    前記板状基板側面に凹部を設け、
    該凹部と適合する凸部を両端に設けたコネクタを用い、該コネクタを前記凸部を前記凹部に嵌め込むことでマイクロチップ間の流路の接続の際の位置決めが可能であることを特徴とするマイクロチップ。
  12. 請求項11に記載のマイクロチップにおいて、
    前記板状基板側面の凹部は、該凹部の底部に微細流路が表出するように設けられ、
    前記コネクタは、前記凸部の頂点間を貫通する穴を有しており、該コネクタの凸部を前記凹部に嵌め込むことでマイクロチップ間の流路の接続が可能なことを特徴とするマイクロチップ。
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