JP2005212723A - バルブホルダアッセンブリ - Google Patents

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Abstract

【課題】 車輪の動的バランスへの影響及び車輪の回転時の遠心力が空気圧センサに与える影響をより小さくすることができると共に、車両用ホイールの厚みが増加することを抑えることができるバルブホルダアッセンブリを提供する。
【解決手段】 タイヤバルブ8及び空気圧センサ31が組み込まれてホイールディスク11に装着されるバルブホルダユニット5と、空気圧センサ31から出力される圧力検出信号を無線送信する送信手段が組み込まれると共にタイヤバルブ8を挿通する挿通孔71が形成されている拡張ユニット7とを備える。
【選択図】 図3

Description

本発明は、タイヤの空気圧を測定するための空気圧センサを備えた車両用ホイールに関し、特に、この車両用ホイールに使用されるバルブホルダアッセンブリに関する。
一般に、車両用ホイールは、車体側のハブに取り付けられるホイールディスクと、タイヤが装着されるリムとから構成されている。リムは、チューブレスタイヤと共に空気室を形成する環状壁を有しており、この環状壁を貫通するバルブ取り付け孔には、タイヤバルブが取り付けられている。
近年、走行中にタイヤの空気圧の低下を検出する空気圧センサを取り付けた車両用ホイールが出現している。このような車両用ホイールとしては、タイヤバルブと一体となった空気圧センサをリムに装着した車両用ホイール(例えば、特許文献1参照)や、タイヤバルブと別体の空気圧センサをリムの環状壁に装着した車両用ホイール(例えば、特許文献2参照)が知られている。
特開2002−283801号公報(段落0024〜0025、図1、図2) 特開2003−200723号公報(段落0013、図1)
しかしながら、このような車両用ホイールでは、空気圧センサがリムに取り付けられていることから、空気圧センサの重量が車輪の動的バランスに与える影響が大きい。また、リムに取り付けた空気圧センサは、車両の走行時に車輪の回転による遠心力の影響を強く受けるため、その取り付けを強固にすると共に、空気圧センサの強度及び耐久性を向上させる必要がある。
そこで、本発明者は、このような従来の車両用ホイールの課題を解決するために、タイヤバルブがホイールディスクに取り付けられた車両用ホイールであって、空気圧センサとこの空気圧センサから出力される圧力検出信号を無線送信するための送信装置とを内蔵した拡張ユニット(空気圧センサユニット)が前記タイヤバルブに着脱自在に取り付けられた車両用ホイールを先の出願(特願2003−396782(未公開))で提案した。そして、この車両用ホイールでは、タイヤバルブから拡張ユニット内にエアが導かれるようにタイヤバルブと拡張ユニットとを接続するためのコネクタが設けられている。
この車両用ホイールでは、空気圧センサを内蔵する拡張ユニットがホイールディスクに装着されたタイヤバルブに取り付けられるようになっており、タイヤの空気圧がタイヤバルブを介してモニタリングされるようになっている。つまり、この車両用ホイールでは、空気圧センサがホイールディスクに配置されるようになっているので、リムに空気圧センサが取り付けられた従来の車両用ホイールと比較して、車輪の動的バランスに与える影響が低減され、そして車輪の回転時に遠心力が空気圧センサに与える影響が低減される。
しかしながら、この車両用ホイールでは、拡張ユニットがホイールディスクに装着されたタイヤバルブにコネクタを介して取り付けられるために、この拡張ユニットが車両用ホイールの幅方向に迫り出して車両用ホイールの厚みが増大する。
そこで、本発明は、車輪の動的バランスへの影響及び車輪の回転時の遠心力が空気圧センサに与える影響をより小さくすることができると共に、車両用ホイールの厚みが増加することを抑えることができるバルブホルダアッセンブリを提供することを課題とする。
前記課題を解決するための請求項1に係る発明は、タイヤの空気室に連通するエア流通路が形成された車両用ホイールのホイールディスクに取り付けられるバルブホルダアッセンブリであって、タイヤバルブ及び空気圧センサが組み込まれて前記ホイールディスクに装着されると共に、前記ホイールディスクの前記エア流通路及び前記タイヤバルブを連通させるように形成された連通孔を有し、当該連通孔に臨むように前記空気圧センサが配置されたバルブホルダユニットと、前記空気圧センサから出力される圧力検出信号を無線送信する送信手段が組み込まれた拡張ユニットとを備えており、前記拡張ユニットには、前記タイヤバルブを挿通する挿通孔が形成されていると共に、当該挿通孔に前記タイヤバルブが挿通されるようにして前記拡張ユニットが前記バルブホルダユニットに着脱自在に取り付けられていることを特徴とする。
このバルブホルダアッセンブリが、タイヤの空気室に連通するエア流通路が形成された車両用ホイールに取り付けられると、タイヤの空気室とタイヤバルブとは、ホイールディスクに形成されたエア流通路とバルブホルダユニットに形成された連通孔とによって連通する。そして、空気圧センサは、バルブホルダユニットの連通孔に臨むようにバルブホルダユニットに配置されている。その結果、空気圧センサは、タイヤの空気室の空気圧と等しいバルブホルダユニットの連通孔の空気圧を検出する。そして、空気圧センサから出力された圧力検出信号は、拡張ユニットに組み込まれた送信手段によって無線送信される。
このようにして無線送信された圧力検出信号は、例えば、車両の車体側受信装置に受信されると共に、受信されたこの圧力検出信号に基づいてタイヤの空気室の空気圧が低下しているか否かが判断される。
また、このバルブホルダアッセンブリでは、バルブホルダユニットの空気圧センサがタイヤの空気室と連通する連通孔に臨むように配置されている。その結果、このバルブホルダアッセンブリが車両用ホイールに組み込まれると、タイヤバルブを介して空気圧センサがタイヤの空気圧を検出する車両用ホイール(例えば、特願2003−396782(未公開)参照)と比較して、このバルブホルダアッセンブリは、その空気圧センサがタイヤの空気室により近い位置で、しかもタイヤバルブを介さずに空気圧を検出する。したがって、このバルブホルダアッセンブリは、より正確にタイヤの空気圧を検出する。
また、このバルブホルダアッセンブリでは、空気圧センサがバルブホルダユニットに配置されると共に、送信手段が拡張ユニットに配置されており、空気圧センサと送信手段とは相互に別体として分離されている。その結果、拡張ユニットのコンパクト化が図られる。
そして、このバルブホルダアッセンブリでは、拡張ユニットの挿通孔にタイヤバルブが挿通されるようにして拡張ユニットがバルブホルダユニットに取り付けられている。つまり、拡張ユニットはタイヤバルブの中心軸の周りに配置される。その結果、このバルブホルダアッセンブリは、その拡張ユニットがタイヤバルブよりも車両用ホイールの幅方向に迫り出すことが回避される。したがって、このバルブホルダアッセンブリによれば、前記した拡張ユニットのコンパクト化とも相俟って車両用ホイールの厚みが増加することが回避される。
また、このバルブホルダアッセンブリでは、拡張ユニットの挿通孔にタイヤバルブが挿通されるようにして拡張ユニットがバルブホルダユニットに取り付けられている。その結果、このバルブホルダアッセンブリが組み込まれた車両用ホイールは、空気圧センサを内蔵する拡張ユニットがタイヤバルブに取り付けられた車両用ホイール(例えば、特願2003−396782(未公開)参照)のように、タイヤバルブと拡張ユニットとの間のエアの流通を確保すると共にタイヤバルブと拡張ユニットとを気密に接続するコネクタを設けなくともよい。したがって、このバルブホルダアッセンブリは、タイヤバルブと拡張ユニットとの接続に特別なエアリーク防止手段を講じなくとも、タイヤの空気室におけるエアの高い密閉性を維持する。
また、このバルブホルダアッセンブリがホイールディスクに装着されると、空気圧センサはそのバルブホルダアッセンブリに設けられているためホイールディスクに配置される。その結果、このバルブホルダアッセンブリによれば、リムに空気圧センサが取り付けられた従来の車両用ホイールと比較して、車輪の動的バランスに与える影響が低減された車両用ホイールが構成される。
また、このバルブホルダアッセンブリがホイールディスクに装着されると、空気圧センサはそのバルブホルダアッセンブリに取り付けられているためホイールディスクに配置される。その結果、このバルブホルダアッセンブリによれば、リムに空気圧センサが取り付けられた従来の車両用ホイールと比較して、車輪の回転時における空気圧センサへの遠心力の影響が低減された車両用ホイールが構成される。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のバルブホルダアッセンブリにおいて、前記バルブホルダユニット及び前記拡張ユニットを着脱自在に接続する接続手段と、前記バルブホルダユニットに対する前記拡張ユニットの着脱に連動して着脱自在に前記空気圧センサ及び前記送信手段を電気的に接続する電気接続端子とが設けられたことを特徴とする。
このバルブホルダアッセンブリでは、バルブホルダユニットと拡張ユニットとが接続手段によって着脱自在に接続される。このバルブホルダアッセンブリによれば、拡張ユニットの交換が容易になる。その結果、車両用ホイールに対する送信手段の交換が容易になる。
また、このバルブホルダアッセンブリでは、前記したように、空気圧センサがバルブホルダユニットに組み込まれていると共に、送信手段が拡張ユニットに組み込まれている。そして、拡張ユニットが、接続手段によってバルブホルダユニットに着脱自在に接続されると、このバルブホルダユニットに対する前記拡張ユニットの着脱に連動して電気接続端子は前記空気圧センサ及び前記送信手段を電気的に接続する。その結果、空気圧センサから出力される圧力検出信号は、送信手段によって無線送信される。無線送信された圧力検出信号は、前記したように、例えば車両の車体側受信装置に受信される。
このようなバルブホルダアッセンブリにおいて、接続手段はバルブホルダユニット自体と拡張ユニットとを接続するものであってもよいし、バルブホルダユニットに組み込まれたタイヤバルブと拡張ユニットとを接続するものであってもよい。
このバルブホルダアッセンブリによれば、拡張ユニットが強固にバルブホルダユニットに取り付けられる。
そして、以上のようなバルブホルダアッセンブリによれば、タイヤの空気室に連通するエア流通路が形成されたホイールディスクと、前記ホイールディスクの外周側に設けられてタイヤが装着されるリムと、タイヤバルブ及び空気圧センサが組み込まれて前記ホイールディスクに装着されると共に、前記ホイールディスクの前記エア流通路及び前記タイヤバルブを連通させるように形成された連通孔を有し、当該連通孔に臨むように前記空気圧センサが配置されたバルブホルダユニットと、前記空気圧センサから出力される圧力検出信号を無線送信する送信手段が組み込まれた拡張ユニットとを備えており、前記拡張ユニットには、前記タイヤバルブを挿通する挿通孔が形成されていると共に、当該挿通孔に前記タイヤバルブが挿通されるようにして前記拡張ユニットが前記バルブホルダユニットに着脱自在に取り付けられていることを特徴とする車両用ホイールを構成することができる。
この車両用ホイールでは、タイヤバルブがホイールディスクに装着されるバルブホルダユニットに取り付けられており、このタイヤバルブとタイヤの空気室とは、ホイールディスクに形成されたエア流通路及びバルブホルダユニットに形成された連通孔によって連通する。そして、空気圧センサは、バルブホルダユニットの連通孔に臨むようにバルブホルダユニットに配置されている。その結果、空気圧センサは、タイヤの空気室の空気圧と等しいバルブホルダユニットの連通孔の空気圧を検出する。
また、この車両用ホイールでは、空気圧センサがバルブホルダユニットに配置されると共に、送信手段が拡張ユニットに配置されており、空気圧センサと送信手段とは相互に別体として分離されている。その結果、拡張ユニットのコンパクト化が図られる。
そして、この車両用ホイールでは、拡張ユニットの挿通孔にタイヤバルブが挿通されるようにして拡張ユニットがバルブホルダユニットに取り付けられている。つまり、拡張ユニットはタイヤバルブの中心軸の周りに配置される。その結果、この車両用ホイールでは、バルブホルダアッセンブリの拡張ユニットがタイヤバルブよりも車両用ホイールの幅方向に迫り出すことが回避される。したがって、この車両用ホイールによれば、前記した拡張ユニット自体のコンパクト化とも相俟ってその厚みが増加することが回避される。
また、この車両用ホイールでは、空気圧センサはバルブホルダユニットに取り付けられているためホイールディスクに配置されることとなる。その結果、この車両用ホイールによれば、リムに空気圧センサが取り付けられた従来の車両用ホイールと比較して、車輪の動的バランスに与える影響が低減される。
また、この車両用ホイールでは、空気圧センサはバルブホルダユニットに取り付けられているためホイールディスクに配置されることとなる。その結果、この車両用ホイールによれば、リムに空気圧センサが取り付けられた従来の車両用ホイールと比較して、車輪の回転時における空気圧センサへの遠心力の影響が低減される。
本発明に係るバルブホルダアッセンブリによれば、車輪の動的バランスへの影響及び車輪の回転時の遠心力が空気圧センサに与える影響をより小さくすることができると共に、車両用ホイールの厚みが増加することを抑えることができる。
以下、本発明のバルブホルダアッセンブリの一実施形態について適宜図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係るバルブホルダアッセンブリを備えた車両用ホイール(以下、単に「ホイール」という)が組み付けられた車輪の全体斜視図、図2は、図1中のA−A線における断面図、図3は、図2中のBで示される部分を拡大した部分拡大図、図4は、図1中のホイールディスクからバルブホルダユニット、拡張ユニット及びカバーを順次に取り外していった様子を示す分解斜視図、図5は、図4中のD−D線におけるバルブホルダユニットの断面図、図6は、図3中のC−C線における断面図、図7は、バルブホルダユニット側に設けられた電気接続端子及びそのキャップを示す斜視図、図8は、図4中のE−E線における拡張ユニットの断面図、図9(a)は、拡張ユニットの裏側の様子を示す斜視図、図9(b)は、拡張ユニット側の電気接続端子の部分拡大図であって、図9(a)中、Fで示される部分の拡大図、図9(c)は、図9(b)中のG−G線における断面図、図10は、拡張ユニットの係止片の斜視図であって、図4中、Hで示される部分の拡大図である。
まず、本実施形態に係るバルブホルダアッセンブリを説明するに先立って、このバルブホルダアッセンブリが組み込まれたホイール1について説明する。
図1に示すように、ホイール1は、車両の図示しないハブに締結されるホイールディスク11と、ホイールディスク11の外周側に設けられてタイヤ2が装着されるリム12と、バルブホルダユニット5と、このバルブホルダユニット5に設けられた空気圧センサユニット3と、拡張ユニット7と、カバー14とを備えている。このホイール1において、後記する空気圧センサ31(図5参照)を含むバルブホルダユニット5及び拡張ユニット7は、本発明のバルブホルダアッセンブリ10を構成している。
(ホイールディスク及びリム)
図1に示すように、本実施形態でのホイールディスク11は、その外周側でリム12を連結する4本の連結部13を有している。これら連結部13には、図1及び図2に示すように、中空部17aが形成されている。これら中空部17aは、タイヤ2の空気室21(図2参照)に開口すると共に、ホイールディスク11内で延びて後記するバルブホルダ装着孔16に開口している。この中空部17aは、特許請求の範囲にいう「ホイールディスクのエア流通路」に相当する。
リム12の外周側には、図2に示すように、環状壁15が形成されている。この環状壁15は、タイヤ2の内面と共に空気室21を画成している。
ホイールディスク11の軸心にはバルブホルダユニット5が装着されるバルブホルダ装着孔16が形成されている。このバルブホルダ装着孔16は、ホイールディスク11の軸方向からみた断面形状が円形であり、図3及び図4に示すように、ホイール1の表側X(図3参照)から裏側Y(図3参照)に向けて内径が段階的に小さくなっていく第1内周面16a、第2内周面16b及び第3内周面16cと、第1内周面16a及び第2内周面16bの間に形成された第1テーパ面16dと、第2内周面16b及び第3内周面16cの間に形成された第2テーパ面16eとからなっている。そして、第2内周面16bには、この第2内周面16bを周回するように環状溝18が形成されている。前記中空部17aの一端は、この環状溝18に開口するようになっている。この環状溝18は、中空部17aと、後記するバルブホルダユニット5のバルブホルダ本体51に形成される連通孔64(図6参照)との間のエアの流通を仲介するものであり、中空部17aの位置と連通孔64の位置とがバルブホルダユニット5の周方向にずれたとしても、中空部17aと連通孔64との間のエアの流通を維持させるようになっている。なお、本実施形態でのホイールディスク11及びリム12は、アルミニウム合金を素材とする一体鋳造成形品である。
(バルブホルダユニット)
バルブホルダユニット5は、図3に示すように、主に、バルブホルダ本体51と、空気圧センサユニット3と、電気接続端子34と、タイヤバルブ8とで構成されている。
バルブホルダ本体51は、厚みをもった円盤状の部材であり、図3に示すように、ホイール1の表側Xから裏側Yに向けてその外径が段階的に小さくなっていく第1外周面61a、第2外周面61b及び第3外周面61cと、第1外周面61a及び第2外周面61bの間に形成された第1テーパ面61dと、第2外周面61b及び第3外周面61cの間に形成された第2テーパ面61eとを有している。これら第1外周面61a、第2外周面61b及び第3外周面61c、並びに第1テーパ面61d及び第2テーパ面61eは、バルブホルダ装着孔16の第1内周面16a、第2内周面16b及び第3内周面16c、並びに第1テーパ面16d及び第2テーパ面16eとそれぞれ対応している。そして、バルブホルダユニット5の第1外周面61a、第2外周面61b及び第3外周面61cは、第1内周面16a、第2内周面16b及び第3内周面16cに所定の締め代をもって内嵌されるように圧入されている。また、バルブホルダユニット5の第1テーパ面61dと、バルブホルダ装着孔16の第1テーパ面16dとの間及びバルブホルダユニット5の第2テーパ面61eと、バルブホルダ装着孔16の第2テーパ面16eとの間には、シール材S1が挟み込まれている。このシール材S1は、第1テーパ面16d及び第1テーパ面61dの間、並びに第2テーパ面16e及び第2テーパ面61eの間の気密を保つものであり、このシール材S1としては、例えば、金属シール、シリコーンゴム等の樹脂シール、シリコーングリス等の液状シール、紙等が挙げられる。
バルブホルダ本体51には、図4に示すように、その軸心に拡張ユニット7が嵌め入れられる凹部5aが形成されている。本実施形態での凹部5aは、略円柱状の空間を形成している。凹部5aの底面には、図5を併せて参照すると明らかなように、タイヤバルブ8を保持するタイヤバルブ保持孔5bが形成されている。このタイヤバルブ保持孔5bは、次に説明する連通孔64(図6参照)に通じている。
連通孔64は、図6に示すように、タイヤバルブ保持孔5bから90°の角度間隔で4方向に延びると共に、延びた先端のそれぞれが前記第2外周面61bに開口して、バルブホルダ装着孔16の第2内周面16b(図3参照)に形成された環状溝18に臨んでいる。
このような連通孔64と中空部17aとの開口は、環状溝18を介して向き合うように配置されている。そして、連通孔64と中空部17aとのエアの流通は、前記したように、この環状溝18を介して行われるため、中空部17aの位置と連通孔64の位置とが周方向にずれたとしても、エアの流通は維持される。
そして、バルブホルダ本体51の凹部5aには、図4に示すように、拡張ユニット7が嵌め入れられた際に、拡張ユニット7を凹部5aに保持するための保持溝53が形成されている。この保持溝53は、後記する拡張ユニット7の係止片72と共に、特許請求の範囲にいう「接続手段」を構成する。この保持溝53は、図5に示すように、その横断面が矩形であって、凹部5aの内周面を周回するように形成された環状の溝である。この保持溝53には、拡張ユニット7側に設けられた後記する係止片72の突起部78(図10参照)が嵌り込むようになっている。そして、図5に示すように、保持溝53内の上面、つまり凹部5aの開口側の面は、突起部78の後記垂直面78b(図10参照)が当接する当接面53aとなっている。
バルブホルダ本体51には、図4及び図5に示すように、凹部5aの開口を取り囲むように環状のカバー装着溝14aが形成されている。このカバー装着溝14aには、後記するカバー14(図4参照)の縁部が嵌め込まれるようになっている。このカバー14は、凹部5aに嵌め入れられた拡張ユニット7を保護するためのものである。
このようなバルブホルダ本体51の材質としては、例えば、ABS(Acrylonitrile Butadiene Styrene)樹脂、変性PPE(PolyPhenilene Ether)樹脂等の合成樹脂が挙げられる。中でもノリル(登録商標)樹脂といった変性PPE樹脂は好ましい。
図5に示すように、空気圧センサユニット3は、バルブホルダ本体51の凹部5aと連通孔64の間に位置するようにバルブホルダ本体51に埋め込まれている。この空気圧センサユニット3は、連通孔64内の空気圧及び温度を検出するものであり、空気圧センサ31と温度センサ32とを備えている。つまり、この空気圧センサユニット3は、空気圧センサ31が連通孔64内の空気圧を検出し、そして温度センサ32が連通孔64内の温度を検出するように、連通孔64に窓33を介して臨んでいる。温度センサ32は、その感温部を連通孔64内に突出させるように臨ませることが好ましい。
図4に示すように、電気接続端子34は、バルブホルダ本体51の凹部5a内に拡張ユニット7が嵌め入れられた際に、この拡張ユニット7と空気圧センサユニット3とを電気的に接続するものである。この電気接続端子34は、拡張ユニット7に設けられた後記する電気接続端子75と共に、特許請求の範囲にいう「電気接続端子」を構成する。電気接続端子34は、凹部5aの底面に設けられており、凹部5aの底面から凹部5a内に向けて突出するように形成されている。この電気接続端子34は、図7に示すように、空気圧センサ31(図5参照)及び温度センサ32(図5参照)に電力を供給するための電源端子41と、空気圧センサ31が出力する圧力検出信号及び温度センサ32が出力する温度検出信号を取り出すための信号端子42と、接地電位が設定される接地端子43とを備えている。そして、電源端子41は、空気圧センサ31用の電源端子41aと温度センサ32用の電源端子41bとで構成され、信号端子42は、空気圧センサ31用の信号端子42aと温度センサ32用の信号端子42bとで構成され、接地端子43は、空気圧センサ31用の接地端子43aと温度センサ32用の接地端子43bとで構成されている。これら電源端子41、信号端子42及び接地端子43は、拡張ユニット7(図4参照)側に設けられる後記電気接続端子75(図9(a)参照)を構成する電源端子91、信号端子92及び接地端子93(図9(b)参照)に対応するように配置されている。
凹部5aの底面には、図7に示すように、電気接続端子34を取り囲むように環状に掘り込まれたキャップ嵌入溝35が形成されている。このキャップ嵌入溝35には、有底円筒状のキャップ36の縁部が嵌め入れられるようになっている。なお、このキャップ36は、図4に示すように、拡張ユニット7が凹部5aから取り外された際に、電気接続端子34を保護するためのものである。
タイヤバルブ8は、図5に示すように、タイヤバルブ本体81と、このタイヤバルブ本体81をその内周面で保持する外筒部82とで構成されている。タイヤバルブ本体81は、公知の構造のものでよく、例えば、管状の胴部材81aと、この胴部材81a内に挿通されて胴部材81aの先端からその一部を突出させた軸部材81bと、この軸部材81bに取り付けられて胴部材81aの後端を塞ぐ弁81cと、胴部材81a内に設けられて軸部材81bを胴部材81aの先端方向に付勢するバネ(図示せず)とを主に備えている。
このタイヤバルブ本体81は、胴部材81aの先端から突出した軸部材81bをバネの付勢力に抗して胴部材81aの後端方向に押し付けると、胴部材81aの後端を塞ぐ弁81cが開かれるようになっている。また、このタイヤバルブ本体81は、軸部材81bが押し付け力から解放されると、軸部材81bがバネの付勢力で胴部材81aの先端方向に移動することによって、弁81cが胴部材81aの後端を塞ぐようになっている。このタイヤバルブ本体81は、外筒部82内で保持されており、タイヤバルブ本体81と外筒部82の間には、シール材S2が設けられている。このシール材S2の材質としては、例えば、シリコーンゴム等の弾性ゴム材が挙げられる。
このようなタイヤバルブ本体81を保持する外筒部82は、タイヤバルブ本体81の胴部材81aの先端が、凹部5aの開口側に位置し、そして胴部材81aの後端が連通孔64側に位置するようにタイヤバルブ保持孔5bに圧入されて保持されている。また、凹部5a内で延びるタイヤバルブ8は、次に説明する拡張ユニット7に形成された挿通孔71(図4参照)に挿通されるようになっている。
(拡張ユニット)
拡張ユニット7は、図4に示すように、その外形がバルブホルダユニット5(バルブホルダ本体51)の凹部5aの空間と略同じ形状を有しており、本実施形態では、その外形が高さの低い円柱状に形成されている。そして、この拡張ユニット7の軸心には、バルブホルダユニット5のタイヤバルブ8が挿通される挿通孔71が形成されている。
この拡張ユニット7は、図8に示すように、送受信装置70及び電気接続端子75を備えている。この送受信装置70は、特許請求の範囲にいう「送信手段」に相当し、電気接続端子75は、前記したように、バルブホルダユニット5の電気接続端子34(図5参照)と共に、特許請求の範囲にいう「電気接続端子」を構成する。
送受信装置70は、空気圧センサ31が出力する圧力検出信号及び温度センサ32が出力する温度検出信号を車体側に配置された図示しない車体側送受信機に無線送信し、そして、例えば、後記するTPMS(Tire Pressure Monitoring System:タイヤ空気圧監視装置)の起動信号のような車体側送受信機から無線送信される種々の信号を受信するものである。本実施形態での送受信装置70は、バッテリ74、CPU(Central Processing Unit)73a、メモリIC73b、送受信機73c及びアンテナ73dで主に構成されている。
バッテリ74は、空気圧センサユニット3の空気圧センサ31(図3参照)及び温度センサ32(図3参照)、並びにこの拡張ユニット7に配設されるCPU73a、メモリIC73b及び送受信機73c(図8参照)に電力を供給するものである。
このバッテリ74は、図8に示すように、拡張ユニット7の裏側、つまりバルブホルダユニット5(図4参照)に対向する側に穿たれたバッテリ装填穴74aに装填されている。そして、バッテリ74は、バッテリ装填穴74aの開口に着脱自在に取り付けられる蓋体74bでバッテリ装填穴74a内に保持されている。このバッテリ74は、蓋体74bを取り外すことによって交換可能になっている。なお、本実施形態では、前記したようにバッテリ74が空気圧センサユニット3等の電源として使用されているが、このバッテリ74に代えて、RFID(Radio Frequency Identification)方式のように、外部から受けた電波を電力に変換する方式の電源が使用されてもよい。
CPU73a、メモリIC73b、送受信機73c及びアンテナ73dは、バルブホルダユニット5の空気圧センサユニット3(図5参照)及び車体側に配置された図示しない車体側送受信機と共に、TPMSを構成している。つまり、空気圧センサ31(図5参照)からの圧力検出信号と温度センサ32からの温度検出信号を入力したCPU73aは、メモリIC73bに記録されたタイヤ2(図1参照)の識別IDを参照して圧力検出信号及び温度検出信号に識別IDフラグを付与すると共に、送受信機73cに対してこれら圧力検出信号及び温度検出信号を前記車体側送受信機に向けて送信するように指令する指令信号を出力するようになっている。そして、この指令信号を入力した送受信機73cは、これら圧力検出信号及び温度検出信号を、アンテナ73dを介して前記車体側送受信機に向けて送信するようになっている。なお、このTPMSの起動は、公知のTPMSと同様でよく、例えば、図示しないイグニッションスイッチがオンされることによって前記車体側送受信機から送信される起動信号を、送受信機73cがアンテナ73dを介して受信することによって行われる。
図9(a)に示すように、電気接続端子75は、拡張ユニット7の裏側であって、バルブホルダユニット5側の電気接続端子34(図4参照)に対応する位置に配置されている。この電気接続端子75は、図9(b)及び図9(c)を併せて参照すると明らかなように、バルブホルダユニット5側の電気接続端子34を受け入れる受け入れ穴75aと、この受け入れ穴75aの底部に設けられた端子部76と、この端子部76を受け入れ穴75a内に向けて突出させるように付勢するバネ75b(図9(c)参照)とを備えている。
受け入れ穴75aは、バルブホルダユニット5側の電気接続端子34(図7参照)の外形と略同じ形状の空間を形成している。この受け入れ穴75aは、バルブホルダユニット5側の電気接続端子34を受け入れることによって、バルブホルダユニット5の周方向への拡張ユニット7の動きを制止するようになっている。
端子部76には、図9(b)及び図9(c)に示すように、バルブホルダユニット5側の電気接続端子34における電源端子41、信号端子42及び接地端子43(図7参照)に対応するように、電源端子91、信号端子92及び接地端子93が配設されている。そして、図9(b)に示すように、電源端子91は、空気圧センサ31用の電源端子91aと温度センサ32用の電源端子91bとで構成され、信号端子92は、空気圧センサ31用の信号端子92aと温度センサ32用の信号端子92bとで構成され、接地端子93は、空気圧センサ31用の接地端子93aと温度センサ32用の接地端子93bとで構成されている。これら電源端子91、信号端子92及び接地端子93は、受け入れ穴75a内に向けて突出するように形成されている。ここで再び図8を参照すると明らかなように、電源端子91は、バッテリ74と電気的に接続されており、信号端子92は、CPU73aと電気的に接続されており、接地端子93は接地されることによって接地電位が設定されるようになっている。
このような端子部76は、バネ75bでバルブホルダユニット5側に向けて付勢されているため、受け入れ穴75aにバルブホルダユニット5側の電気接続端子34が嵌り込んだ際に、電源端子91、信号端子92及び接地端子93が、図7に示すバルブホルダユニット5側に配設された電気接続端子34の電源端子41、信号端子42及び接地端子43のそれぞれにバネ75bの付勢力で押し当てられるようになっている。つまり、この電気接続端子75では、バルブホルダユニット5側の電気接続端子34が嵌り込んだ際に、電源端子91及び電源端子41、信号端子92及び信号端子42、並びに接地端子93及び接地端子43の電気的な接続が確実に行われるようになっている。
このような拡張ユニット7の周面には、図9(a)に示すように、係止片72が形成されている。この係止片72は、前記したように、バルブホルダ本体51の凹部5aに形成された保持溝53(図4参照)と共に、特許請求の範囲にいう「接続手段」を構成する。この係止片72は、バルブホルダユニット5(バルブホルダ本体51)の凹部5aに形成された保持溝53(図4参照)に係止されて、拡張ユニット7を凹部5a内に保持するものである。この係止片72は、図10(図4中のHで示される部分の拡大図)に示すように、拡張ユニット7の周面に沿うように形成された板バネ部77と、この板バネ部77上に形成された突起部78とで構成されている。
板バネ部77は、図10に示すように、拡張ユニット7の周面上に設定された固定端部77aと、この固定端部77aから拡張ユニット7の表側Z、つまりバルブホルダユニット5(図4参照)の反対側に向けて延びる先端側に設定された自由端部77bとを有している。そして、この板バネ部77は、その固定端部77aを支点として、その自由端部77bが拡張ユニット7の周面の半径方向に揺動可能となっている。
突起部78は、板バネ部77上に突出するように形成されており、この突起部78には、板バネ部77の固定端部77aから自由端部77bに向けて上り勾配となる傾斜面78aが形成されている。また、突起部78には、板バネ部の自由端部77b側で板バネ部77から垂直に立ち上がる垂直面78bが形成されている。このような突起部78の配置位置は、後記するように拡張ユニット7がバルブホルダユニット5の凹部5aに嵌め入れられて、バルブホルダユニット5側の電気接続端子34が拡張ユニット7側の電気接続端子75の受け入れ穴75aに受け入れられた際に(図11(b)参照)、突起部78がバルブホルダユニット5側の保持溝53に嵌り込む位置に設定されている。そして、
(カバー)
カバー14は、図3に示すように、一側が凹状に形成され、他側が凸状に形成された略皿状体であり、凹状に形成された一側がバルブホルダユニット5上で拡張ユニット7を覆うように配置されている。そして、このカバー14は、その縁部がバルブホルダユニット5に形成されたカバー装着溝14aに嵌め込まれることによってバルブホルダユニット5に取り付けられている。このカバー14の材質としては、例えば、ABS(Acrylonitrile Butadiene Styrene)樹脂、変性PPE(PolyPhenilene Ether)樹脂等の合成樹脂が挙げられる。中でもノリル(登録商標)樹脂といった変性PPE樹脂は好ましい。
このカバー14は、バルブホルダユニット5上で拡張ユニット7を覆うことによって、拡張ユニット7を跳ね石等から保護し、防水し、そして、外気温度の急激な変化から拡張ユニット7を保護するようになっている。また、このカバー14は、バルブホルダユニット5上で拡張ユニット7を覆うことによって、万が一、拡張ユニット7がバルブホルダユニット5の凹部5aから外れたとしても、外れた拡張ユニット7がホイールディスク11から脱離しないようにしている。また、このカバー14は、拡張ユニット7がバルブホルダユニット5から取り外されている場合には、バルブホルダユニット5側に設けられた電気接続端子34及びタイヤバルブ8を保護するようになっている。この際、電気接続端子34には、前記したように、キャップ36(図7参照)が取り付けられる。また、タイヤバルブ8の先端には、図示しないキャップが取り付けられてもよい。
次に、本実施形態に係るバルブホルダアッセンブリ10の作用について適宜図面を参照しながら説明する。参照する図面において、図11(a)は、拡張ユニット7の係止片72の動作を示す部分断面図、図11(b)は、バルブホルダユニット5に取り付けられた拡張ユニット7の様子を示す部分断面図である。
本実施形態のバルブホルダアッセンブリ10は、図4に示すように、ホイールディスク11のバルブホルダ装着孔16内に内嵌されることによって、ホイール1(図1参照)に組み付けられる。このバルブホルダアッセンブリ10は、バルブホルダユニット5に、拡張ユニット7が取り付けられることによって組み立てられる。拡張ユニット7がバルブホルダユニット5に取り付けられる際に、拡張ユニット7は、その挿通孔71にバルブホルダユニット5のタイヤバルブ8が挿通されるようにしてバルブホルダユニット5(バルブホルダ本体51)の凹部5aに嵌め入れられる。この際、図11(a)に示すように、拡張ユニット7に設けられた係止片72の突起部78は、凹部5aの開口縁5cに当接するが、開口縁5cが突起部78の傾斜面78aに乗り上げることによって、板バネ部77は凹部5aの内側に向かって撓る。つまり、突起部78は、このように板バネ部77が撓ることによって凹部5a内に押し込められていく。
そして、図11(b)に示すように、バルブホルダユニット5側の電気接続端子34が、拡張ユニット7側に形成された電気接続端子75の受け入れ穴75aに嵌り込むことによって、凹部5aの底面からの突起部78の高さと凹部5aの保持溝53の高さとが一致すると、撓った板バネ部77が復元することによって突起部78が保持溝53に嵌り込む。
このように突起部78が保持溝53に嵌り込むと、突起部78の垂直面78bは、保持溝53の当接面53aに当接する。その結果、拡張ユニット7がバルブホルダユニット5の凹部5aから抜け出る方向への動きが制止されることによって、バルブホルダユニット5と拡張ユニット7とは接続される。また、このように拡張ユニット7がバルブホルダユニット5に接続されることに連動するように、バルブホルダユニット5側の電気接続端子34は、拡張ユニット7の電気接続端子75の受け入れ穴75aに嵌り込む。
そして、このように電気接続端子75の受け入れ穴75aに嵌り込んだ電気接続端子34は、拡張ユニット7がバルブホルダユニット5の周方向へ動くことを制止すると共に、電気接続端子75と電気的に接続される。この際、図11(b)に示すように、その電気接続端子75の端子部76がバネ75bによってバルブホルダユニット5側の電気接続端子34に付勢されるので、電気接続端子75及び電気接続端子34の相互間における電源端子91及び電源端子41、信号端子92及び信号端子42、並びに接地端子93及び接地端子43の電気的な接続が確実に行われる。そして、このように電源端子91及び電源端子41同士、信号端子92及び信号端子42同士、並びに接地端子93及び接地端子43同士が電気的に接続されることによって、空気圧センサユニット3の空気圧センサ31及び温度センサ32には、バッテリ74から電力が供給されると共に、空気圧センサ31から出力される圧力検出信号及び温度センサ32から出力される温度検出信号は、CPU73aに向けて出力される。
このようなバルブホルダアッセンブリ10では、前記したように、通常はタイヤバルブ8の軸部材81b(図5参照)が胴部材81a(図5参照)内に設けられたバネ(図示せず)によって胴部材81aの先端から突出するように付勢されている。その結果、この軸部材81bの後端に設けられた弁81c(図5参照)によってタイヤバルブ8は閉じられている。したがって、タイヤ2の空気室21(図2参照)に充填されたエアは、タイヤバルブ8を介して漏れ出ることはない。そして、空気室21内にエアを充填する際、あるいはタイヤ2の空気室21からエアを抜く際には、軸部材81bが前記バネの付勢力に抗して押し下げられることによって、タイヤバルブ8の弁81cが開かれる。その結果、タイヤ2の空気室21内へのエアの充填及び脱気がタイヤバルブ8を介して可能となる。
タイヤ2の空気室21内にエアが充填されると、図2に示すように、空気室21とバルブホルダユニット5の連通孔64とが連結部13の中空部17aを介して連通しているため、タイヤ2の空気室21内の圧力とバルブホルダユニット5の連通孔64内の圧力とは等しくなる。一方、図3に示すように、空気圧センサユニット3は、窓33を介して連通孔64に臨んでいるため、空気圧センサ31は、連通孔64内の空気圧を検出してその圧力検出信号をCPU73aに向けて出力する。また、温度センサ32は、連通孔64内の温度を検出してその温度検出信号をCPU73aに向けて出力する。これら圧力検出信号及び温度検出信号を入力したCPU73aは、メモリIC73bに記録されたタイヤ2(図1参照)の識別IDを参照して圧力検出信号及び温度検出信号に識別IDフラグを付与する。そして、識別IDフラグを付与した圧力検出信号及び温度検出信号を送受信機73cに出力すると共に、送受信機73cに対してこれら圧力検出信号及び温度検出信号を車体側送受信機(図示せず)に向けて送信するように指令する指令信号を出力する。一方、この指令信号を入力した送受信機73cは、入力した圧力検出信号及び温度検出信号を、アンテナ73d(図8参照)を介して車体側送受信機に向けて送信する。この無線送信された圧力検出信号及び温度検出信号に基づいて車体側送受信機は、連通孔64内の空気圧及び温度をモニタリングする。このようにモニタリングされた連通孔64内の空気圧によって、タイヤ2(図1参照)の空気圧が正常値であるか否かが判断される。したがって、モニタリングされる連通孔64内の空気圧及び温度の変化によって、車両の走行時にタイヤ2がパンクしたか否かが瞬時に判断されるのはもちろんのこと、徐々にエアが漏れていくパンクをもが判断される。
そして、このようなバルブホルダアッセンブリ10では、拡張ユニット7をバルブホルダユニット5から取り外す際に、まず、バルブホルダユニット5のカバー装着溝14a(図4参照)に嵌め入れられたカバー14が取り外される。次いで、拡張ユニット7に形成された係止片72の板バネ部77(図11(b)参照)がバルブホルダユニット5の凹部5aの内側に向けて突き動かされると、バルブホルダユニット5の保持溝53(図11(b)参照)に嵌り込んでいた係止片72の突起部78(図11(b)参照)は、保持溝53から抜け出る。その結果、バルブホルダユニット5に対する拡張ユニット7の係止が解かれることによって、拡張ユニット7はバルブホルダユニット5からの取り外しが可能となる。そして、バルブホルダユニット5から拡張ユニット7が取り外されることに連動するように電気接続端子34及び電気接続端子75の電気的な接続が解かれることによって、空気センサユニット3と送受信装置70との電気的な接続は解かれる。
このようにバルブホルダユニット5から拡張ユニット7が取り外されると、バルブホルダユニット5の電気接続端子34にはキャップ36(図7参照)が取り付けられる。また、所望によりタイヤバルブ8(図4参照)の先端には、図示しないキャップが取り付けられる。そして、再び、バルブホルダユニット5のカバー装着溝14a(図4参照)にカバー14が取り付けられて、拡張ユニット7の取り外しは完了する。
以上のような本実施形態に係るバルブホルダアッセンブリ10では、バッテリ74、CPU73a、メモリIC73b、送受信機73c及びアンテナ73dで主に構成される送受信装置70が拡張ユニット7に組み込まれている。そして、この拡張ユニット7は、バルブホルダユニット5に着脱自在に取り付けられるようになっている。その結果、このようなバルブホルダアッセンブリ10が装着されたホイール1では、バッテリを含む送信装置がタイヤの空気室内に取り付けられた従来のホイールのように、タイヤを取り外さなくとも、拡張ユニット7を交換することによってバッテリ74を容易に交換することができる。また、バルブホルダユニット5から取り外された拡張ユニット7のバッテリ74は、蓋体74bを取り外すことによって交換することができる。また、このようにして拡張ユニット7が取り外されたホイール1のタイヤバルブ8は、通常のタイヤバルブとして使用することができるため、拡張ユニット7が取り外されたホイール1は、通常のホイールとして使用することができる。
また、このホイール1によれば、拡張ユニット7を交換することによって、CPU73a、メモリIC73b、送受信機73c及びアンテナ73dの交換を容易に行うことができる。
また、このバルブホルダアッセンブリ10では、バルブホルダユニット5の空気圧センサ31がタイヤ2の空気室21と連通する連通孔64に臨むように配置されている。その結果、このバルブホルダアッセンブリ10が取り付けられたホイール1では、空気圧センサがタイヤバルブを介してタイヤの空気圧を検出するホイール(例えば、特願2003−396782(未公開)参照)と比較して、空気圧センサ31がタイヤ2の空気室21により近い位置で空気圧を検出する。したがって、このバルブホルダアッセンブリ10によれば、より正確にタイヤ2の空気室21の空気圧を検出するホイール1を構成することができる。
また、このバルブホルダアッセンブリ10では、空気圧センサ31がバルブホルダユニット7に配置されると共に、送受信装置70が拡張ユニットに配置されており、空気圧センサ31と送受信装置70とは相互に別体として分離されている。その結果、拡張ユニット7のコンパクト化が図られる。
そして、このバルブホルダアッセンブリ10では、拡張ユニット7の挿通孔71にタイヤバルブ8が挿通されるようにして拡張ユニット7がバルブホルダユニット5に取り付けられている。その結果、このバルブホルダアッセンブリ10が取り付けられたホイール1では、例えば、拡張ユニットがタイヤバルブにコネクタを介して取り付けられたホイール(例えば、特願2003−396782(未公開)参照)と比較して、タイヤバルブ8よりもホイール1の幅方向に迫り出すことが回避される。したがって、このバルブホルダアッセンブリ10によれば、拡張ユニット7のコンパクト化とも相俟ってホイール1の厚みが増加することを回避することができる。
また、このバルブホルダアッセンブリ10では、拡張ユニット7がバルブホルダユニット5に形成された凹部5aに嵌め入れられており、拡張ユニット7がバルブホルダユニット5よりもホイール1の幅方向に迫り出すことが回避される。したがって、このバルブホルダアッセンブリ10によれば、拡張ユニット7自体のコンパクト化とも相俟ってホイール1の厚みが増加することを回避することができる。
また、このバルブホルダアッセンブリ10では、拡張ユニット7に形成された係止片72の突起部78がバルブホルダユニット5に形成された保持溝53に嵌り込むことによって、拡張ユニット7がバルブホルダユニット5に保持される。したがって、このバルブホルダアッセンブリ10によれば、拡張ユニット7を強固にバルブホルダユニット5に取り付けることができる。
また、このバルブホルダアッセンブリ10では、拡張ユニット7の挿通孔71にタイヤバルブ8が挿通されるようにして拡張ユニット7がバルブホルダユニット5に取り付けられている。その結果、このバルブホルダアッセンブリ10が取り付けられたホイール1では、例えば、空気圧センサを内蔵する拡張ユニットがタイヤバルブに取り付けられたホイール(例えば、特願2003−396782(未公開)参照)のように、タイヤバルブと拡張ユニットとの間のエアの流通を確保すると共にタイヤバルブと拡張ユニットとを接続するコネクタを有していない。したがって、このバルブホルダアッセンブリ10によれば、タイヤバルブ8と拡張ユニット7との接続に特別なエアリーク防止手段を講じなくとも、タイヤ2の空気室21におけるエアの高い密閉性を維持するホイール1を構成することができる。
また、このバルブホルダアッセンブリ10が取り付けられたホイール1では、空気圧センサ31を備えたバルブホルダユニット5が、ホイールディスク11に取り付けられるので、空気圧センサがリムに取り付けられた従来のホイールと比較して、車両の走行時に車輪の回転による遠心力の影響が低減される。したがって、このホイール1によれば、従来のホイールと比較して、空気圧センサ31の取り付け構造を強固にしたり、空気圧センサ31の耐久性を高めなくともよい。つまり、このバルブホルダアッセンブリ10によれば、空気圧センサ31の取り付け構造や空気圧センサ31の構造を簡単化することができるのでホイール1の製造コストを低減化することができる。
また、このバルブホルダアッセンブリ10がホイール1のホイールディスク11に取り付けられると、拡張ユニット7はホイールディスク11に配置される。その結果、このバルブホルダアッセンブリ10が取り付けられたホイール1では、空気圧センサがリムに取り付けられた従来のホイールのように、タイヤの交換時にタイヤをリムに脱着する際に、タイヤの脱着に使用される治具が空気圧センサに接触する恐れがない。したがって、このバルブホルダアッセンブリ10によれば、タイヤ2の交換時における空気圧センサ31の破損を回避するホイール1を構成することができる。
また、このバルブホルダアッセンブリ10がホイール1のホイールディスク11に取り付けられると、空気圧センサ31がホイールディスク11の軸心に装着されたバルブホルダユニット5に配置される。その結果、このホイール1では、空気圧センサがリムに取り付けられた従来のホイールと比較して、空気圧センサ31の重量が車輪の動的バランスに与える影響が少ない。したがって、このバルブホルダアッセンブリ10によれば、タイヤ2へのバランスウェイトの取り付け量が低減されたホイール1を構成することができる。
また、このバルブホルダアッセンブリ10がホイール1のホイールディスク11に取り付けられると、送受信装置70が設けられた拡張ユニット7が、ホイールディスク11の軸心に装着されたバルブホルダユニット5に取り付けられる。その結果、ホイール1では、バッテリがリムに取り付けられた従来のホイールと比較して、バッテリ74の重量が車輪の動的バランスに与える影響が少ない。したがって、このバルブホルダアッセンブリ10によれば、タイヤ2へのバランスウェイトの取り付け量が低減されたホイール1を構成することができる。
また、このバルブホルダアッセンブリ10が取り付けられたホイール1では、バルブホルダユニット5(バルブホルダ本体51)の第1テーパ面61dと、バルブホルダ装着孔16の第1テーパ面16dとの間及びバルブホルダユニット5の第2テーパ面61eと、バルブホルダ装着孔16の第2テーパ面16eとの間に、シール材S1が挟み込まれている。したがって、このバルブホルダアッセンブリ10が取り付けられたホイール1によれば、バルブホルダユニット5とホイールディスク11との接合面における気密性が高められているので、タイヤ2の空気室21に充填されたエアのリークを回避することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態には限定されない。例えば、前記実施形態では、バルブホルダ本体51が合成樹脂で形成されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、アルミニウム等の金属で形成されるものであってもよい。また、このような金属製のバルブホルダ本体51は、図12(a)に示すように、凹部5aの底面にユニット装填穴5dを形成すると共に、このユニット装填穴5d内に空気圧センサユニット3を配置したものであってもよい。
また、図12(b)に示すように、ユニット装填穴5dには、その開口を塞ぐ蓋体5eが着脱自在に取り付けられていてもよい。なお、図12(b)に示すバルブホルダ本体51では、蓋体5eがユニット装填穴5dの開口に螺合している。また、図12(b)に示すように、蓋体5eとバルブホルダ本体51との間にはシール材S3が設けられていてもよい。このシール材S3の材質としては、例えば、シリコーンゴム等の弾性ゴム材が挙げられる。
また、前記実施形態では、バルブホルダ本体51として、ホイール1の表側Xから裏側Yに向けてその外径が段階的に小さくなっていくもの(図3参照)が使用されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、その外形が略円柱形状のバルブホルダ本体51が使用されてもよい。なお、このような略円柱形状のバルブホルダ本体51が装着されるバルブホルダ装着孔16は、このバルブホルダ本体51が内嵌可能なように、バルブホルダ本体51の外形と同形状の空間で形成されることは言うまでもない。
また、前記実施形態では、バルブホルダユニット5への拡張ユニット7の取り付けが、凹部5a側の保持溝53と拡張ユニット7側の係止片72とで構成される接続手段によって行われているが(図3参照)、本発明はバルブホルダユニット5に対する拡張ユニット7の取り付け構造に制限はなく、他の取り付け構造を採用したものであってもよい。他の取り付け構造としては、例えば、図13(a)に示すように、バルブホルダ本体51の凹部5aの内周面に形成した雌ねじ5fに、拡張ユニット7の外周面に形成された雄ねじ7fが螺合するものが挙げられる。なお、ここでの雌ねじ5f及び雄ねじ7fは、特許請求の範囲にいう「接続手段」を構成する。
このような取り付け構造では、図13(a)に示すように、バルブホルダユニット5側の電気接続端子34がタイヤバルブ8周りの凹部5aの底面に形成されている。図13(a)中のJ方向の矢視図である図13(b)に示すように、この電気接続端子34は、その電源端子41、信号端子42及び接地端子43がタイヤバルブ8を中心として同心円状に配設されている。なお、電源端子41は、空気圧センサ31用の電源端子41aと温度センサ32用の電源端子41bとで構成され、信号端子42は、空気圧センサ31用の信号端子42aと温度センサ32用の信号端子42bとで構成され、接地端子43は、空気圧センサ31用の接地端子43aと温度センサ32用の接地端子43bとで構成されている。
また、拡張ユニット7側には、図13(a)に示すように、バルブホルダユニット5と対向する面であって、その挿通孔71周りに電気接続端子75が形成されている。図13(a)中のK方向の矢視図である図13(c)に示すように、この電気接続端子75は、その電源端子91、信号端子92及び接地端子93が、バルブホルダユニット5側の電源端子41、信号端子42及び接地端子43(図13(a)及び図13(b)参照)に対応するように同心円状に配設されると共に、電源端子91、信号端子92及び接地端子93のそれぞれは、図13(a)に示すように、拡張ユニット7のバルブホルダユニット5と対向する面からバルブホルダユニット5側に向けて突出している。なお、電源端子91は、空気圧センサ31用の電源端子91aと温度センサ32用の電源端子91bとで構成され、信号端子92は、空気圧センサ31用の信号端子92aと温度センサ32用の信号端子92bとで構成され、接地端子93は、空気圧センサ31用の接地端子93aと温度センサ32用の接地端子93bとで構成されている。
このようなバルブホルダユニット5への拡張ユニット7の取り付け構造では、バルブホルダユニット5側の雌ねじ5fに拡張ユニット7の雄ねじ7fをねじ込んでいくと、バルブホルダユニット5に対する拡張ユニット7の回転角度にかかわらずに、拡張ユニット7側の電源端子91、信号端子92及び接地端子93のそれぞれは、バルブホルダユニット5側の電源端子41、信号端子42及び接地端子43のそれぞれに正確に対応するように接続される。
また、本発明は、図14に示すように、拡張ユニット7がタイヤバルブ8に保持されるものであってもよい。この拡張ユニット7は、その挿通孔71の内周面に形成された雌ねじ71aがタイヤバルブ8の外筒部82の外周面に形成された雄ねじ82aに螺合することによってタイヤバルブ8に取り付けられている。ここでの雌ねじ71a及び雄ねじ82aは、特許請求の範囲にいう「接続手段」を構成する。なお、拡張ユニット7側の電気接続端子75は、図13(a)に示す拡張ユニット7の電気接続端子75と同様に構成されており、バルブホルダユニット5側の電気接続端子34は、図13(a)に示すバルブホルダユニット5側の電気接続端子34と同様に構成されている。
また、前記実施形態では、拡張ユニット7側の接地端子93を接地すると共に、この接地端子93にバルブホルダユニット5側の接地端子43を接続することによって接地端子43に接地電位を設定しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、バルブホルダユニット5側の接地端子43を接地すると共に、この接地端子43に接地端子93を接続することによって接地端子93に接地電位を設定するものであってもよい。
また、前記実施形態では、電気接続端子75(図9(c)参照)には、その端子部76を受け入れ穴75a内に向けて突出させるように付勢するバネ75bが設けられているが、本発明はこれに限定されるものではなく、このバネ75bに代えて弾性ゴムが使用された電極接続端子75を有するものであってもよい。
また、前記実施形態では、バルブホルダユニット5(バルブホルダ本体51)に形成された連通孔64が4本で構成されているが、この連通孔64は1本乃至3本であっても、あるいは5本以上であってもよい。また、本実施形態での連通孔64は、直線状に延びているが、本発明は、これに限定されるものではなく、曲線状に延びるものであってもよい。
また、前記実施形態では、バルブホルダユニット5がホイールディスク11の軸心に取り付けられているが、本発明はこれに限定されるものではなく、バルブホルダユニット5が取り付けられるホイールディスク11の位置に制限はない。また、タイヤバルブ8が取り付けられる位置は、バルブホルダユニット5の軸心に限定されない。
また、前記実施形態では、タイヤ2の空気室21とタイヤバルブ8とが、ホイールディスク11の連結部13に形成された中空部17a(エア流通路)及びバルブホルダユニット5の連通孔64によって連通しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、特許請求の範囲にいう「エア流通路」及び「連通孔」が、例えばタイヤ2の空気室21とタイヤバルブ8とを繋ぐパイプ等の連通部材で構成されていてもよい。
本発明の実施形態に係るバルブホルダアッセンブリを備えたホイールが組み付けられた車輪の全体斜視図である。 図1中のA−A線における断面図である。 図2中のBで示される部分を拡大した部分拡大図である。 図1中のホイールディスクからバルブホルダユニット、拡張ユニット及びカバーを順次に取り外していった様子を示す分解斜視図である。 図4中のD−D線におけるバルブホルダユニットの断面図である。 図3中のC−C線における断面図である。 バルブホルダユニット側に設けられた電気接続端子及びそのキャップを示す斜視図である。 図4中のE−E線における拡張ユニットの断面図である。 図9(a)は、拡張ユニットの裏側の様子を示す斜視図、図9(b)は、拡張ユニット側の電気接続端子の部分拡大図であって、図9(a)中、Fで示される部分の拡大図、図9(c)は、図9(b)中のG−G線における断面図である。 拡張ユニットの係止片の斜視図であって、図4中、Hで示される部分の拡大図である。 図11(a)は、拡張ユニットの係止片の動作を示す部分断面図、図11(b)は、バルブホルダユニットに取り付けられた拡張ユニットの様子を示す部分断面図である。 図12(a)及び図12(b)は、本発明の他の実施形態に係るバルブホルダアッセンブリの部分断面図である。 図13(a)は、本発明の他の実施形態に係るバルブホルダアッセンブリにおけるバルブホルダユニット及び拡張ユニットの部分断面図、図13(b)は、バルブホルダユニット側の電気接続端子を示す図であり、図13(a)中のJ方向の矢視図、図13(c)は、拡張ユニット側の電気接続端子を示す図であり、図13(a)中のK方向の矢視図である。 本発明の他の実施形態に係るバルブホルダアッセンブリにおけるバルブホルダユニット及び拡張ユニットの部分断面図である。
符号の説明
1 ホイール
2 タイヤ
3 空気圧センサユニット
5 バルブホルダユニット
5a 凹部
7 拡張ユニット
8 タイヤバルブ
10 バルブホルダアッセンブリ
11 ホイールディスク
12 リム
16 バルブホルダ装着孔
17a 中空部(エア流通路)
21 空気室
31 空気圧センサ
32 温度センサ
64 連通孔
71 挿通孔
74 バッテリ

Claims (2)

  1. タイヤの空気室に連通するエア流通路が形成された車両用ホイールのホイールディスクに取り付けられるバルブホルダアッセンブリであって、
    タイヤバルブ及び空気圧センサが組み込まれて前記ホイールディスクに装着されると共に、前記ホイールディスクの前記エア流通路及び前記タイヤバルブを連通させるように形成された連通孔を有し、当該連通孔に臨むように前記空気圧センサが配置されたバルブホルダユニットと、
    前記空気圧センサから出力される圧力検出信号を無線送信する送信手段が組み込まれた拡張ユニットとを備えており、
    前記拡張ユニットには、前記タイヤバルブを挿通する挿通孔が形成されていると共に、当該挿通孔に前記タイヤバルブが挿通されるようにして前記拡張ユニットが前記バルブホルダユニットに着脱自在に取り付けられていることを特徴とするバルブホルダアッセンブリ。
  2. 前記バルブホルダユニット及び記拡張ユニットを着脱自在に接続する接続手段と、
    前記バルブホルダユニットに対する前記拡張ユニットの着脱に連動して着脱自在に前記空気圧センサ及び前記送信手段を電気的に接続する電気接続端子とが設けられたことを特徴とする請求項1に記載のバルブホルダアッセンブリ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102014103608A1 (de) * 2014-03-17 2015-09-17 Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft Rad für ein Kraftfahrzeug

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