JP2005211835A - 精密濾過用カートリッジフィルター - Google Patents

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Abstract

【課題】果汁を濾過する場合であってもエンドキャップと精密濾過膜の液密性を失わず、濾過精度が高く、さらにプロテクターとエンドキャップが強固に固定された精密濾過用カートリッジフィルターを提供する。
【解決手段】精密濾過膜4との熱融着により精密濾過膜4を液密にシールするエンドキャップ10を備えたカートリッジフィルター1において、管状コア2、精密濾過膜4及びプロテクター7は、いずれもモノテルペン炭化水素耐性を有する熱可塑性高分子から構成されており、前記エンドキャップ10は、前記精密濾過膜4と溶融接着性を有する樹脂から構成されており、前記管状コア2とプロテクター7の前記エンドキャップ10との接合部には、前記精密濾過膜4との熱融着の際に溶融されたエンドキャップ10の樹脂が流れ込むことが可能な凹部が形成された形状であることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、液体中の微粒子や細菌等の濾過に使用する精密濾過用カートリッジフィルターに関するものであり、特に、食品工業における清涼飲料水等を製造する際に用いる果汁中に含まれる微小粒子や雑菌を除去するための精密濾過用カートリッジフィルターに関するものである。
精密濾過膜は、食品工業、医療分野、電子工業等の多方面の分野において液体等の中に存在する微粒子や細菌等の分離精製に用いられており、精密濾過膜を工業的に用いる場合は、単位体積あたりの濾過量を増やすため、精密濾過膜をプリーツ加工したカートリッジフィルターが多く用いられている。
このカートリッジフィルターを構成する精密濾過膜としては、セルロースアセテート、ポリスルホン、ポリアミド、ポリテトラフルオロエチレンなどの素材が使用され、またプロテクター、管状コア及びエンドキャップとしては、ポリプロピレン樹脂などの素材が使用されている(特許文献1)。
また、精密濾過膜ではなく不織布を濾材としたカートリッジフィルターとしては、濾材、プロテクター、管状コア、及びエンドキャップの全てをポリエステル系樹脂からなるものがある(特許文献2)。さらに、プロテクター及び管状コアとエンドキャップとの係止度を高める方法としてプロテクターの端部に溝を設けることが提案されている(特許文献3及び4)。
特開平11−47561号公報 特開昭63−296807号公報 特公昭63−27968号公報 特表2002−519169号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたプロテクターと管状コアがポリプロピレンからなるカートリッジフィルターの場合、清涼飲料水やアルコール飲料の製造に用いられている果汁を濾過すると、果汁に含まれる香料、特にモノテルペン炭化水素によりプロテクターと管状コアが膨潤し全長が長くなったり、劣化により強度が低下し、エンドキャップと濾過膜との液密性が失われることがある。
また、特許文献2の各部材がポリエステル系樹脂からなるカートリッジフィルターの場合、各部材は果汁濾過による膨潤は起こらないが、濾材が不織布から構成された清澄濾過であるため、濾過精度が低く、除菌などを目的とする精度の高い精密濾過を行うことができない。
さらに、特許文献3及び4に記載されたものは、プロテクター及び管状コアとエンドキャップとの溶融接着性を強めるため、それらの端部に周方向に延在する凹溝を形成し接着面積を増やしているが、この方法はプロテクター及び管状コアとエンドキャップとの素材が溶融接着性がある場合にのみ有効であり、溶融接着性がない素材の組合せの場合、カートリッジフィルターをハウジングから脱着する際に、プロテクターを持って回転させると、プロテクターがエンドキャップと分離し、回転してしまったり抜け落ちてしまったりする場合がある。
そこで、本発明は、果汁を濾過する場合であってもエンドキャップと精密濾過膜の液密性を失わず、濾過精度が高く、さらにプロテクター及び管状コアとエンドキャップが強固に固定された精密濾過用カートリッジフィルターを提供することを目的とする。
以上の目的を達成するため、本発明は、周面に多数の通液孔を有する管状コアと、該管状コアの周面に設けられ、プリーツ加工された精密濾過膜と、該精密濾過膜の周りを覆うように設けられた筒状のプロテクターと、これら管状コア、精密濾過膜及びプロテクターの軸方向両端に設けられ、前記精密濾過膜との熱融着により精密濾過膜を液密にシールするエンドキャップと、を備えたカートリッジフィルターにおいて、前記管状コア、精密濾過膜及びプロテクターは、いずれもモノテルペン炭化水素耐性を有する熱可塑性高分子から構成されており、前記エンドキャップは、前記精密濾過膜と溶融接着性を有する樹脂から構成されており、前記管状コアとプロテクターの前記エンドキャップとの接合部には、前記精密濾過膜との熱融着の際に溶融されたエンドキャップの樹脂が流れ込むことが可能な凹部が形成され、該凹部は、流れ込まれたエンドキャップの樹脂が凝固した際に、少なくともそのエンドキャップの周方向及び軸方向の力に抗することが可能な形状であることを特徴とする。
本発明に係る精密濾過用カートリッジフィルターにおいて、管状コア、精密濾過膜及びプロテクターは、いずれもモノテルペン炭化水素耐性を有する熱可塑性高分子から構成されているので、モノテルペン炭化水素を含む果汁の濾過においてもこれらが膨潤、劣化することはなく、エンドキャップと濾過膜との液密性が失われず長期間安定して使用することができる。また、管状コアとプロテクターのエンドキャップとの接合部に形成された凹部が、流れ込まれたエンドキャップが凝固した際に、少なくともそのエンドキャップの周方向及び軸方向の力に抗することが可能な形状であるので、プロテクター及び管状コアが、エンドキャップと溶融接着性がない素材によって構成された場合であっても、それぞれが強固に固着している。このため、カートリッジフィルターをハウジングから脱着する際に、プロテクターを持って回転させても、プロテクターがエンドキャップと分離したり、抜け落ちてしまうことがない。精密濾過膜とエンドキャップは、液密性を保つために互いに溶融接着性が良い素材で構成する必要があるが、濾過精度に優れた精密濾過膜と溶融接着性が良い素材で構成されたエンドキャップは、管状コア及びプロテクターを構成する素材と溶融接着性が悪い場合がある。しかし、そのような場合であっても、本発明に係る精密濾過用カートリッジフィルターは、管状コアとプロテクターのエンドキャップとの接合部に前記凹部を設けることにより、プロテクター及び管状コアとエンドキャップを強固に固定することができる。
以上のように本発明に係る精密濾過用カートリッジフィルターによれば、果汁を濾過する場合であってもエンドキャップと精密濾過膜の液密性を失わず、濾過精度が高く、さらにプロテクター及び管状コアとエンドキャップが強固に固定された精密濾過用カートリッジフィルターを提供することができる。
発明を実施するための形態
次に、本発明に係る精密濾過用カートリッジフィルターの実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施の形態に係る精密濾過用カートリッジフィルターの一部切開斜視図である。本実施の形態に係る精密濾過用カートリッジフィルター1は、芯部として利用され、周面に多数の通液孔8を有する管状コア2と、管状コア2の周面に設けられた精密濾過膜4と、精密濾過膜4の周りを覆うように設けられた筒状のプロテクター7と、これら管状コア2、精密濾過膜4及びプロテクター7の軸方向両端に設けられ、精密濾過膜4を液密にシールするエンドキャップ10と、を備えている。
管状コア2は、モノテルペン炭化水素耐性素材であるポリエステル系樹脂又はポリアミド系樹脂から構成されていることが好ましく、特にポリブチレンテレフタレートから構成されていることが好ましい。この管状コア2は、エンドキャップ10との相互係止を図るため、エンドキャップ10との接合部に凹部を設けており、この凹部の形状、大きさは、精密濾過膜4との熱融着の際に溶融されたエンドキャップ10の樹脂が流れ込むことが可能であり、流れ込まれたエンドキャップの樹脂が凝固した際に、少なくともそのエンドキャップの周方向及び軸方向の力に抗することが可能な形状であれば良く特に限定されず、周方向及び軸方向に形成された溝、貫通孔、斜め方向に形成された溝などがある。例えば、管状コア2は、図2に示すように、軸方向の両端部外周には、周方向に延在する第1溝11、及び軸方向に延在する第2溝12が前記凹部として形成されている。第1溝11及び第2溝12は、エンドキャップ10を精密濾過膜4に熱融着させる際にエンドキャップ10の溶解された樹脂がこれら第1溝11及び第2溝12に流れ込むことが可能な形状であれば良く、例えば、第1溝11は、管状コア2の両端部それぞれから1〜2mmの位置に全周に亘って設けられ、又は周方向に等間隔をおいて複数設けられている。第1溝11の幅は、1.5〜2.5mmであることが好ましく、その深さは、管状コア2の肉厚3〜4mmに対し25〜50%であることが好ましい。第1溝11を複数設けた場合、それぞれの周方向の長さは、同一であることが好ましく、またそれぞれの長さの合計が全周の1/2以上になるように形成されていることが好ましい。また、第2溝12は、管状コア2の両端部それぞれから1.5〜4mmの長さを有するとともに1〜2mmの幅を有することが好ましく、周方向に1〜8個形成されていることが好ましい。これら第1溝11及び第2溝12としては、貫通しているものを用いても良く、また複数の孔を用いても良い。例えば、図2、図4及び図5は、全周に亘って形成された第1溝11と一つの貫通した第2溝12を有する管状コア2を示し、図6及び7は、等間隔をおいて形成された二つの第1溝11とこれら第1溝11の間に等間隔をおいて形成された二つの第2溝12を有する管状コア2を示す。
精密濾過膜4は、モノテルペン炭化水素耐性素材であるポリテトラフルオロエチレン又はポリアミドから構成されていることが好ましく、特に親水性ポリテトラフルオロエチレンから構成されていることが好ましい。この精密濾過膜4は、その表裏面がサポート材3、5によって挟まれ、これらサポート材3、5とともにプリーツ状に折り畳まれることによってプリーツ濾材6を形成する。このプリーツ濾材6は、軸方向両端がヒートシールなどによって接着することにより筒状に形成されている。サポート材3、5は、モノテルペン炭化水素に耐性があるポリエステル樹脂で構成されている。図1に示すプリーツ濾材6は、精密濾過膜4の表裏面にサポート材3、5を配置した3層構成であるが、捕捉すべき粒子や菌の大きさ及び濾過寿命の関係で、膜を複数層重ね、さらにその表裏面にサポート材を複数層重ねた構成であっても良い。また、サポート材3、5としては、不織布、ネット、織物などを用いることができるが、厚みの薄い精密濾過膜4を保護する場合、不織布がエンドキャップ10との溶融接着性が良いため、不織布を用いることが好ましい。
プロテクター7は、管状コア2と同様にモノテルペン炭化水素耐性素材であるポリエステル系樹脂又はポリアミド系樹脂から構成されていることが好ましく、特にポリブチレンテレフタレートから構成されていることが好ましい。このプロテクター7は、プリーツ濾材6を保護するものであり、その周面には多数の通液孔9を有する。また、プロテクター7は、エンドキャップ10との相互係止を図るため、エンドキャップ10との接合部に凹部を設けており、この凹部の形状、大きさは、精密濾過膜4との熱融着の際に溶融されたエンドキャップ10の樹脂が流れ込むことが可能であり、流れ込まれたエンドキャップの樹脂が凝固した際に、少なくともそのエンドキャップの周方向及び軸方向の力に抗することが可能な形状であれば良く特に限定されず、周方向及び軸方向に形成された溝、貫通孔、斜め方向に形成された溝などがある。例えば、プロテクター7の軸方向の両端部には、図3に示すように、複数の貫通孔13が周方向に等間隔を置いて設けられている。この貫通孔13は、孔の形状、数、大きさなどに特に制限はなく楕円形状であっても良い。例えば、孔が円形の場合、孔の中心がプロテクター7の両端部それぞれから1.5〜3.5mmの位置に周方向3〜8個設けていることが好ましく、それぞれの直径は、1〜3mmであることが好ましい。また、これら貫通孔13の代わりに、凹部として周方向及び軸方向に延在する溝であっても良い。
エンドキャップ10は、その中央に管状コア2の開口と整合する液体連通口を有し、精密濾過膜4と溶融接着性がある樹脂、例えばポリプロピレン樹脂から構成されている。このエンドキャップ10は、その裏面を溶かした状態で精密濾過膜4、管状コア2及びプロテクター7からなる管状体の両端部に押し付けることによって、精密濾過膜4に熱融着して液密にシールし、溶解された樹脂を管状コア2の第1溝11及び第2溝12、並びにプロテクター7の貫通孔13に流れ込み、凝固させて管状コア2及びプロテクター7に強固に固定するよう構成されている。本発明に係る精密濾過膜用カートリッジフィルターにおいて溶融接着性とは、溶融した際に互いに接着性を有することをいう。
次に、本発明に係る精密濾過用カートリッジフィルターの実施例を作成した。本実施例に係る精密濾過用カートリッジフィルターにおいて、管状コア2は、肉厚3.5mmのポリブチレンテレフタレートから構成されたものを用いた。この管状コア2の第1溝11は、幅を2.0mm、深さを1.5mmとし、管状コア2の両端部それぞれから1.5mmの位置に周方向等間隔をおいて4つ形成した。これら4つの第1溝11の周方向の長さは、それぞれ同一に形成し、それぞれの長さの合計が全周の1/2となるように形成した。また、管状コア2の第2溝12は、周方向に等間隔をおいて4つ形成し、それぞれの長さを管状コア2の両端部それぞれから4mmとし、幅を2mmとした。
精密濾過膜4は、孔径0.45μmの親水性ポリテトラフルオロエチレンから構成されたものを使用し、サポート材3、5は、ポリエステル繊維からなり、目付100g/mの不織布から構成されたものを使用した。プリーツ濾材6は、精密濾過膜4とその表裏面から挟んだサポート材3、5を15mm/山ピッチのプリーツ状に折り畳みながら100℃の温度で型を付けることによって形成し、さらにその軸方向両端を約190℃の熱によるヒートシールなどによって接着することにより筒状に形成した。
プロテクター7は、管状コア2と同様にモノテルペン炭化水素耐性素材であるポリブチレンテレフタレートから構成されたものを用いた。貫通孔13としては、円状に形成したものを周方向に等間隔おいて4つ形成した。これら貫通孔13は、プロテクター7の両端部それぞれから中心が2mmの位置に2.5mmの直径を有するように形成した。
エンドキャップ10は、ポリプロピレンから構成した。本実施例に係る精密濾過用カートリッジフィルターは、筒状プリーツ濾材6の内側に管状コア2、外側にプロテクター7を組み付け、プロテクター7よりはみ出たプリーツ濾材両端面を切断することによってカートリッジフィルターの加工中間体である筒状体を得た。この筒状体の両端に、表面温度230〜300℃で加熱溶融したエンドキャップ10を0.4MPaで押圧埋没させることにより、管状コア2の第1溝11及び第2溝12、並びにプロテクター7の貫通孔13に溶融したポリプロピレン樹脂を流し込ませて長さ10インチ(25.4cm)、直径70mmのカートリッジフィルターを作製した。
次に、本実施例に係る精密濾過用カートリッジフィルターの性能試験を行なうため、その比較例を製作した。比較例に係る精密濾過用カートリッジフィルターは、精密濾過膜として孔径0.45μmのポリエーテルサルホン、精密濾過膜の表裏面のサポート材としてポリプロピレン製不織布、またポリプロピレン製の管状コア、プロテクター及びエンドキャップを用いた点、並びに管状コアに溝を設けず、プロテクターに貫通孔を設けなかった点以外は実施例と同じ方法によりカートリッジフィルターを作製した。
次に、実施例及び比較例に係る精密濾過膜用カートリッジフィルターについて性能試験を行なった。先ず、実施例及び比較例に係る精密濾過膜用カートリッジフィルターを90℃のモノテルペン炭化水素1.0%希釈水中に40時間浸漬し、浸漬後の精密濾過用カートリッジフィルターの寸法、外観及び完全性を調べた。その結果、実施例に係る精密濾過用カートリッジフィルターの全長は、2mm伸びたが、外観に変化はなく、ディフュージョンレイトによる完全性試験の結果、破損はなく完全性が保たれていた。これに対し、比較例に係る精密濾過用カートリッジフィルターの全長は、10mm伸び、プロテクターが膨潤変形してエンドキャップと剥離していた。また、ディフュージョンレイトによる完全性試験の結果、破損があり完全性も失われていた。
また、実施例及び比較例に係る精密濾過用カートリッジフィルターによってオレンジ果汁を6ヶ月間濾過し、カートリッジフィルターの寸法、外観及び完全性を調べた。その結果、実施例に係る精密濾過用カートリッジフィルターは、全長が3mm伸びたが外観には変化がなく、ディフュージョンレイトによる完全性試験の結果、破損はなく完全性が保たれており、ラクトバチカル菌に対しLRV7以上の濾過精度を有していた。これに対し、比較例に係る精密濾過用カートリッジフィルターは全長が15.3mm伸び、プロテクターが膨潤変形しエンドキャップと剥離しており、ディフュージョンレイトによる完全性試験の結果、破損があり完全性も失われていた。
本発明に係る精密濾過用カートリッジフィルターの実施の形態を示す一部切開斜視図である。 本実施の形態に用いられた管状コアの斜視図である。 本実施の形態に用いられたプロテクターの斜視図である。 本実施の形態に用いられた管状コアの一部切欠一部拡大正面図である。 図4のA−A線に沿った断面図である。 管状コアの他の形状を示した図4に対応する図である。 図6のB−B線に沿った断面図である。
符号の説明
1 カートリッジフィルター
2 管状コア
3、5 サポート材
4 精密濾過膜
6 プリーツ濾材
7 プロテクター
8、9 液体通液孔
10 エンドキャップ
11 第1溝
12 第2溝
13 貫通孔


Claims (5)

  1. 周面に多数の通液孔を有する管状コアと、該管状コアの周面に設けられ、プリーツ加工された精密濾過膜と、該精密濾過膜の周りを覆うように設けられた筒状のプロテクターと、これら管状コア、精密濾過膜及びプロテクターの軸方向両端に設けられ、前記精密濾過膜との熱融着により精密濾過膜を液密にシールするエンドキャップと、を備えたカートリッジフィルターにおいて、
    前記管状コア、精密濾過膜及びプロテクターは、いずれもモノテルペン炭化水素耐性を有する熱可塑性高分子から構成されており、
    前記エンドキャップは、前記精密濾過膜と溶融接着性を有する樹脂から構成されており、
    前記管状コアとプロテクターの前記エンドキャップとの接合部には、前記精密濾過膜との熱融着の際に溶融されたエンドキャップの樹脂が流れ込むことが可能な凹部が形成され、
    該凹部は、流れ込まれたエンドキャップの樹脂が凝固した際に、少なくともそのエンドキャップの周方向及び軸方向の力に抗することが可能な形状であることを特徴とする精密濾過用カートリッジフィルター。
  2. 前記管状コア及びプロテクターに形成された少なくとも一つの凹部は、周方向及び軸方向に延在する溝であることを特徴とする請求項1又は2記載の精密濾過用カートリッジフィルター。
  3. 前記管状コア及びプロテクターに形成された少なくとも一つの凹部は、周方向に複数形成された貫通孔であることを特徴とする請求項1乃至3いずれか記載の精密濾過用カートリッジフィルター。
  4. 前記精密濾過膜がポリテトラフルオロエチレンまたはポリアミドから構成されていることを特徴とする請求項1乃至4いずれか記載の精密濾過用カートリッジフィルター。
  5. 前記管状コア及びプロテクターが、ポリエステル系樹脂又はポリアミド系樹脂から構成されていることを特徴とする請求項1乃至5いずれか記載の精密濾過用カートリッジフィルター。

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