JP2005211390A - 袖構造体、デスク - Google Patents

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Abstract

【課題】使い勝手をより向上させ、収納能力がユーザに十分に活用されるような袖構造体を実現する。
【解決手段】複数の抽斗12、13とこれら抽斗12、13を収容する筐体11とを具備しデスクの袖部に配される袖構造体1において、少なくとも最上段の抽斗12を、前記デスクにおける内側方から上方に亘って開口しているものとし、デスクを使用しているユーザが該収納空間SUに容易に物品を出し入れできるようにした。
【選択図】図2

Description

本発明は、デスクの袖部に配される袖構造体に関する。
従来より、デスクの側部には、固定された袖や移動可能なワゴン等の物品収納用の構造体が備えられることが少なくない。この種の構造体では、筐体より進退する抽斗が上下複数段に配置されることが通例であり、各抽斗の保有する収納空間に物品を収納可能となっている(例えば、下記特許文献を参照)。
特開2001−190337号公報 特開2003−199632号公報
しかしながら、現実には、袖構造体の収納能力が十分に活用されず、天板の上やユーザの足元に物品があふれがちになるというようなことも起こっている。
以上に鑑みてなされた本発明は、使い勝手をより向上させ、収納能力がユーザに十分に活用されるような袖構造体を実現しようとするものである。
上述した課題を解決するべく、本発明では、複数の抽斗とこれら抽斗を収容する筐体とを具備しデスクの袖部に配される袖構造体において、少なくとも最上段の抽斗を、前記デスクにおける内側方から上方に亘って開口しているものとした。即ち、デスクを使用しているユーザの側にも開口している抽斗を少なくとも最上段に設け、抽斗に対し物品を出し入れする行為をより簡便化した。デスクを使用しているユーザは、該抽斗の収納空間に容易にアクセスし得る。そして、こまめに抽斗に物品を収納し、あるいは所望の物品を抽斗から取り出することへの煩雑感が低減する。また、上方にある抽斗は、引き出したときにユーザが着座している椅子の脚羽根やユーザ自身の足と干渉するおそれが少なく、頻繁に出し入れされる物品の収納場所として好適である。結果として、袖構造体の収納能力がユーザに十分に活用されて、デスクの天板上やユーザの足元等に物品が散在する状況に陥ることを回避可能となる。なお、本発明に係る袖構造体は、デスクに一体的に設けられる固定の袖であってもよく、デスクより分離可能なワゴン、キャビネット等であってもよい。
前記抽斗を、底板と底板の両側縁部より立ち上がる一対の側板とを備え、両側板間に収納空間を有するとともに前記デスクにおける内側方の側板の高さ寸法をデスクにおける外側方の側板の高さ寸法よりも低く設定してあるものとすれば、収納された物品を抽斗が適切に保持し続けることができる。
近時のオフィスでは、書類用紙として所定サイズ(典型的には、A4)の紙を使用することが一般的であり、その用紙サイズに応じて規格化されたファイルを取り扱うこともしばしばである。ところが、既存の袖構造体は、このようなファイルを多く収納しておくためには必ずしも最適化されておらず、ファイルがあふれて作業スペースを圧迫してしまう問題も起こっていた。本発明では、上記の問題に初めて着目し、所定規格のファイルを多く収納しておく用途に最適化した抽斗を設けることとした。例えば、少なくとも最上段の抽斗を、幅方向の内寸が所定規格のファイルの表紙幅に対応している収納空間を有するものとする。ここで、表紙幅とは、ファイルの表表紙または裏表紙の、背に連なる方向の寸法を言い、対応とは、略同等かそれよりもやや大きい寸法であることを言う。このようなものであれば、表紙幅方向を収納空間の幅方向に沿わせた状態、つまり背をデスクにおける内側方に向けた状態で所定規格のファイルを効率よく収納することが可能である。デスクを使用しているユーザは、抽斗を引き出すのみで、そこに収納されているファイルの背を視認できる。さらに、前記収納空間が、前記所定規格のファイルをその表紙高さ方向を上下に向けた状態で収容し得るように構成されているならば、書棚に複数のファイルを並べて収納する場合の如く、背を内側方に向けて立てて複数のファイルを陳列し得るものとなる。
並びに、少なくとも最下段の抽斗を、奥行方向の内寸が所定規格のファイルの表紙高さ寸法の複数倍に対応している収納空間を有するものとしてもよい。ここで、表紙高さとは、ファイルの表表紙または裏表紙の、表紙幅方向に対して垂直な方向の寸法を言う。このようなものであれば、表紙高さ方向を収納空間の奥行方向に沿わせた状態で所定規格のファイルを前後に複数個並べて収納できるため、幾つものファイルを効率よく収納することが可能となる。さらに、前記収納空間が、前記所定規格のファイルをその表紙幅方向を上下に向けた状態で収容し得るように構成されているならば、ファイルの背を上方に向けて収納し得る。デスクを使用しているユーザは、抽斗を引き出すのみで、そこに収納されているファイルの背を視認できる。因みに、広汎に用いられているS(Side Opening)型のファイルでは、表紙高さ寸法よりも表紙幅寸法の方が小さいことが多い。よって、抽斗にファイルを収納するときに専ら短尺な表紙幅方向を収納空間の高さ方向に沿わせて収納するものとして、該抽斗の高さ寸法を小さくすることも考えられる。
前記抽斗の収納空間を前後に仕切る仕切板が、前記デスクにおける内側方の上隅部を切り落としてあるものであれば、抽斗への物品の出し入れの際の妨げとなりにくく、好ましい。
前記筐体の、前記デスクにおける内側方の側面に、前記デスクの下肢空間に配される棚の一端側を支持するための棚支持手段を設けていれば、この棚にファイルその他の物品を載置可能となり、デスクの下肢空間をも収納に利用できる。棚支持手段は、通常、筐体の側面に形成されるフック穴と、フック穴に係合して筐体の側面に取り付けられる棚受け具とを要素として構成され、棚受け具に棚の一端側を支持させる。但し、フック穴に係合させる以外の態様(即ち、ボルトによる締結、接着、溶接、他)で棚受け具を筐体の側面に取り付けることを妨げない。また、棚に係合爪が設けられており、該係合爪をフック穴に係合させることで棚の一端側を筐体の側面に支持させるような場合、棚受け具は不要となる。
上述した袖構造体を袖部に配したデスクは、物品を簡便に出し入れできる使い勝手のよいものとなる。とりわけ、所定規格のファイルを効率よく収納できることから、近時のオフィス等における使用に極めて好適である。
加えて、前記筐体の外側方の側面、言い換えるならば袖構造体の外方側面に、手指を掛けることができる凹部を形成してあれば、デスクの運搬の際にこれを利用できる。
本発明によれば、より使い勝手が向上し、その収納能力が十分に活用されるような袖構造体を実現できる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。図1、図2に示すものは、オフィス等で使用されるデスクである。本実施形態のデスクは、天板3と、天板3を支持する左右両側の袖構造体1、2と、デスクの後端(反使用端)に設けられ天板3下の下肢空間を隠蔽する幕板4とを具備する。
デスクを使用するユーザから見て左側にある左袖構造体1は、デスクに一体的に設けられている筐体11と、筐体11内に収容される複数段の抽斗12、13とを主要な構成要素とする。抽斗12、13を筐体11内に押し入れると、その鏡板121、131のみが正面に現れる。抽斗12、13を筐体11外に引き出せば、鏡板121、131の背後に形成された収納空間SU、SDを露出させることができる。
筐体11は、抽斗を収容し得る内部空間を内包する。筐体11の前面は開口しており、筐体11の内部空間はその開口を介して外部に連通するが、側方、後方及び上方からはそれぞれ遮蔽されている。
本実施形態では、左袖構造体1に上下2段の抽斗12、13を配している。図2、図3に示すように、上段の抽斗12は、底板122と、底板122の両側縁部より立ち上がる一対の側板123、124と、底板122及び両側板123、124の後縁に接合された後板125と、底板125及び両側板123、124の前縁に接合された鏡板121とを備え、これら底板122、側板123、124、後板125及び鏡板121によって包囲される収納空間SUを有している。そして、デスクにおける内側方の側板124即ち右側の側板124の高さを、外側方の側板123即ち左側の側板123よりも低く設定して、収納空間SUを内側方から上方に亘って開口させるようにしている。
下段の抽斗13もまた、底板132と、底板132の両側縁部より立ち上がる一対の側板133、134と、底板132及び両側板133、134の後縁に接合された後板135と、底板132及び両側板133、134の前縁に接合された鏡板131とを備え、これら底板132、側板133、134、後板135及び鏡板131によって包囲される収納空間SDを有している。下段の抽斗13においても、内側方の側板134の高さを外側方の側板133よりも低く設定して、収納空間SDを内側方から上方に亘って開口させてある。
筐体11の両側壁111、112の内向面には、奥行方向に延びるレール機構14、15が、上下段の抽斗12、13のそれぞれに対応して設けられている。各レール機構14、15は、例えば既知のスライドレール機構、サスペンションレール機構等を採用したものであって、レール機構14、15の固定部を前記側壁111、112の内向面に取り付け、可動部を抽斗12、13の側板123、124、133、134の外面に取り付けて、これら固定部と可動部との相対移動を通じて抽斗12、13を前後にスライド移動可能に支持している。通常、レール機構14、15は、左右の同じ高さ位置に対をなすように設けられる。なお、下段の抽斗13の収納空間SDの奥行方向の内寸は、上段の抽斗12の収納空間SUの奥行方向の内寸よりも大きい。これに応じて、図4及び図5に示すように、下段の抽斗13を支持するレール機構15の引き出しストロークは、上段の抽斗12を支持するレール機構14のそれと比較して長くなっている。
これら抽斗12、13は、所定規格のファイルF、とりわけ、A4サイズの紙葉を綴じ止めるべく規格化されたA4判のファイルを複数収納しておくのに適しているように構成される。詳述すると、上段の抽斗12が有する収納空間SUの幅方向の内寸、言い換えるならば両側板123、124間の距離を、所定規格のファイルFの表紙幅L1に対応させて設定している。さらに、該収納空間SUを、所定規格のファイルFをその表紙高さL2方向を上下に向けた状態で収容し得るものとしてある。より具体的には、上段の抽斗12の収納空間SUの高さ寸法、言い換えるならば底板122から鏡板121の上端近傍までの距離を、所定規格のファイルFの表紙高さL2寸法よりも大きく設定している。これにより、図4に示すように、ファイルFの背F1をデスクにおける内側方に向けた状態、つまりデスクを使用しているユーザの方に向けた状態で、複数のファイルFを奥行方向に沿って立てて陳列することが可能となっている。上段の抽斗12はユーザの目線に比較的近い位置に存在していることから、ユーザは上段の抽斗12の収納空間SUを側方より眺めることができ、該抽斗12を引き出すのみでそこに収納されているファイルFの背F1を容易に視認できる。その上で、該抽斗12の収納空間SUが内側方にも開口しているため、デスクを使用しているユーザがファイルFその他の物品を簡便に出し入れできる使い勝手のよいものとなる。上段の抽斗12は、比較的使用頻度の高いファイルFを収納しておくために好適である。
並びに、下段の抽斗13が有する収納空間SDの奥行方向の内寸、言い換えるならば鏡板131から後板135までの距離を、所定規格のファイルFの表紙高さL2寸法の複数倍に対応させている。さらに、該収納空間SDを、所定規格のファイルFをその表紙幅L1方向を上下に向けた状態で収容し得るものとしてある。より具体的には、下段の抽斗13の収納空間SDの高さ寸法を、所定規格のファイルFの表紙幅L1寸法よりも大きく設定している。よって、図5に示すように、ファイルFの背F1を上方に向けた状態に向けた状態で、ファイルFを奥行方向に沿って複数個(図示例では、2個)配列することが可能である。下段の抽斗13はユーザの目線から比較的遠い位置に存在していることから、ユーザは下段の抽斗13の収納空間SDを見下ろすこととなるが、上述のように複数のファイルFを収納しておけば、該抽斗13を引き出すのみでそこに収納されているファイルFの背F1を容易に視認できる。本実施形態では、下段の抽斗13もまたその収納空間SDが内側方に開口しており、デスクを使用しているユーザがファイルFその他の物品を簡便に出し入れできるものとなっている。下段の抽斗13は、比較的使用頻度の低いファイルFを収納しておくために好適である。
各抽斗12、13には、収納空間SU、SDを前後に区切る一または複数の仕切板16を装着することができる。仕切板16は、正面視略台形状をなす薄板体であって、その下縁及び一方の側縁に外方に向けて突出する係合片161を形成してある。抽斗12、13の底板122、132及び外側方の側板123、133には、仕切板16の係合片161に対応する係合溝126、136が穿ってある。通常、係合溝126、136は、奥行方向に沿って間欠的に穿たれる。そして、係合溝126、136に係合片161を挿入することで、抽斗12、13に仕切板16を装着することができる。加えて、本実施形態における仕切板16は、係合片161が形成されていない他方の側縁の上端が一方の側縁の上端よりも低い位置にあるように、その上隅部を切り落としてある。抽斗12、13に仕切板16を装着した状態で、仕切板16の上隅部を切り落としてある側がデスクにおける内側方に位置し、その側縁の上端が抽斗12、13の同じ側の側板124、134の上端に近接する。これは、収納空間SU、SDが内側方から上方に亘って開口していることに伴うものであり、収納空間SU、SDにファイルF等を出し入れする際に仕切板16がユーザの手指と干渉してしまうのを回避する効用がある。
また、図6に示すように、左袖構造体1の筐体11の内側方の側面、言い換えるならば内側方にある側壁112の外面に、デスクの下肢空間に渡される棚5の一端側を支持するための棚支持手段17が設けられている。棚5は、デスクの奥行寸法の半分程度の前後幅を有するもので、デスクの後方寄りに配置され、左袖構造体1の筐体11の側面から後述する右袖構造体2の第二の収納空間S2にまで延伸する。本実施形態の棚支持手段17は、筐体11の側壁112の外面に形成されたフック穴171と、該フック穴171に係合させることで筐体11の側壁112に取り付けられる棚受け具172とを要素とする。通常、フック穴171は、高さ方向に沿って間欠的に形成される。棚5の一方の側端部は、棚受け具172を介して筐体11に支持されることとなる。
図7、図8に示すように、デスクを使用するユーザから見て右側にある右袖構造体2は、前方より物品を出し入れ可能な第一の収納空間S1と、側方より物品を収納可能な第二の収納空間S2とを有する。本実施形態における右袖構造体2は、第一の収納空間S1を内包する収納庫21をデスクに一体的に設け、かつ、該第一の収納空間S1の背後に第二の収納空間S2を形成したものである。
収納庫21は、第一の収納空間S1を遮蔽する上壁211、下壁212、左右の側壁213、214及び後壁215を備えてなり、前方に開口する。収納庫21の前面には、ヒンジを介して開き戸22が取り付けられており、この開き戸22によって第一の収納空間S1と外部とを連通する開口を開閉する。両側壁213、214の内向面には、高さ方向に沿って間欠的にフック穴216が形成されており、該フック穴216に係合させて棚受け具217を取り付けることができる。これらを利用して、第一の収納空間S1内に棚218を高さ位置変更可能に設置し得る。
収納庫21は、所定規格のファイルFを複数収納しておくのに適しているように構成される。詳述すると、収納庫21に内在する第一の収納空間S1の高さ方向の内寸、言い換えるならば上壁211から下壁212までの距離を、所定規格のファイルFの表紙高さL2寸法の複数倍に対応させている。さらに、第一の収納空間S1の奥行方向の内寸、言い換えるならば収納庫21の前端近傍から後壁215までの距離を、所定規格のファイルFの表紙幅L1寸法よりも大きく設定している。これにより、図9に示すように、ファイルFの背F1を前方に向けた状態で、複数のファイルFを立てて上下に複数段(図示例では、2段)陳列することが可能となっている。
しかして、第二の収納空間S2を、収納庫21の後壁215と幕板4との間に存在させている。第二の収納空間S2の奥行方向の内寸は、第一の収納空間S1の奥行方向の内寸に概ね等しい。第二の収納空間S2は、デスクにおける内側方即ち左方に開放され、下肢空間に連通する。一方で、外側方即ち右方は閉止される。図示例では、外側方にある収納庫21の側壁214を後壁215よりも後方に延伸させて、第二の収納空間S2を外側方より遮蔽している。第二の収納空間S2の後方は、幕板4によって遮蔽される。
第二の収納空間S2には、一または複数の棚5、6が設けられる。その一つは、既に述べたデスクの下肢空間に渡される棚5である。この棚5の一端側は左袖構造体1の筐体11に支持されているが、他端側は第二の収納空間S2を外側方より遮蔽している収納庫21の側壁214の後半部に支持される。棚5の他端側を支持するべく、収納庫21の側壁214の後半部には、左袖構造体1の筐体11に設けられたものと同様の棚支持手段23が設けられる。即ち、側壁214の後半部の内向面に高さ方向に沿って間欠的にフック穴231が形成され、フック穴231に係合させて棚受け具232が取り付けられて、棚5の他端側が棚受け具232を介して支持される。棚5の高さ位置は、棚受け具172、232を係合させるフック穴171、231を変更することを通じて調整可能である。但し、棚5の他端側が収納庫21の後壁215や幕板4に支持される態様を妨げない。もう一つは、両側端が第二の収納空間S2内に収まっている棚6である。この棚6は、下肢空間には突出しない。この棚6は、収納庫21の側壁214の後半部、収納庫21の後壁215、または幕板4によって支持される。本実施形態では、この棚6を上記の棚5よりも下方に設けるものとしている。図示例では、デスクの下端部、幕板4の下縁近傍に設置されている。この棚6は、デスクを使用するユーザの履き物、鞄等を載置することを主な用途として想定したもので、一部を肉抜きしてある。
ところで、デスクの両外側面、即ち左袖構造体1の筐体11の外方側面、右袖構造体2の収納庫21の外方側面にはそれぞれ、手指を掛けることができる凹部7を形成してある。これら凹部7は、デスクを運搬する際に利用される。
左袖構造体1と右袖構造体2との間、天板3の直下にも、抽斗8が設けられている。この中央の抽斗8は、ノート型のパーソナルコンピュータ等を収納可能であるようにその高さ方向の内寸を深めに設定してある。
本実施形態によれば、複数の抽斗12、13とこれら抽斗12、13を収容する筐体11とを具備しデスクの袖部に配される袖構造体1において、少なくとも最上段の抽斗12を、前記デスクにおける内側方から上方に亘って開口しているものとした。即ち、デスクを使用しているユーザの側にも開口している抽斗12を設け、抽斗12に対し物品を出し入れする行為をより簡便化した。デスクを使用しているユーザは、該抽斗12の収納空間SUに容易にアクセスし得るため、こまめに抽斗12に物品を収納し、あるいは所望の物品を抽斗12から取り出することへの煩雑感が低減する。また、上段の抽斗12は、引き出したときにユーザが着座している椅子の脚羽根やユーザ自身の足と干渉するおそれが少なく、頻繁に出し入れされる物品の収納場所として好適である。結果として、袖構造体1の収納能力がユーザに十分に活用されて、デスクの天板3上やユーザの足元等に物品が散在する状況に陥ることを回避可能となる。
前記抽斗12を、底板122と底板122の両側縁部より立ち上がる一対の側板123、124とを備え、両側板123、124間に収納空間SUを有するとともに前記デスクにおける内側方の側板124の高さ寸法をデスクにおける外側方の側板123の高さ寸法よりも低く設定してあるものとしたため、収納された物品を抽斗12が適切に保持し続けることができる。
少なくとも最上段の抽斗12を、幅方向の内寸が所定規格のファイルFの表紙幅L1に対応している収納空間SUを有するものとしたため、表紙幅L1方向を収納空間SUの幅方向に沿わせた状態、つまり背F1をデスクにおける内側方に向けた状態で所定規格のファイルFを効率よく収納することが可能である。デスクを使用しているユーザは、抽斗12を引き出すのみで、そこに収納されているファイルFの背F1を視認できる。さらに、前記収納空間SUが、前記所定規格のファイルFをその表紙高さL2方向を上下に向けた状態で収容し得るように構成されているため、書棚に複数のファイルFを並べて収納する場合の如く、背F1を内側方に向けて立てて複数のファイルFを陳列し得るものとなる。
少なくとも最下段の抽斗13を、奥行方向の内寸が所定規格のファイルFの表紙高さL2寸法の複数倍に対応している収納空間SDを有するものとしたため、表紙高さL2方向を収納空間SDの奥行方向に沿わせた状態で所定規格のファイルFを前後に複数個並べて収納でき、幾つものファイルFを効率よく収納することが可能となる。さらに、前記収納空間SDが、前記所定規格のファイルFをその表紙幅L1方向を上下に向けた状態で収容し得るように構成されているため、ファイルFの背F1を上方に向けて収納し得る。デスクを使用しているユーザは、抽斗13を引き出すのみで、そこに収納されているファイルFの背F1を視認できる。
前記抽斗12、13の収納空間SU、SDを前後に仕切る仕切板16が、前記デスクにおける内側方の上隅部を切り落としたものであるため、抽斗12、13への物品の出し入れの際の妨げとなりにくく、好ましい。
前記筐体11の、前記デスクにおける内側方の側面に、前記デスクの下肢空間に配される棚5の一端側を支持するための棚支持手段17を設けてあるため、この棚5にファイルFその他の物品を載置可能となり、デスクの下肢空間をも収納に利用できる。
上述した袖構造体1を袖部に配したデスクは、物品を簡便に出し入れできる使い勝手のよいものとなる。とりわけ、所定規格のファイルFを効率よく収納できることから、近時のオフィス等における使用に極めて好適である。
加えて、前記筐体11の外側方の側面、言い換えるならば袖構造体1の外方側面に、手指を掛けることができる凹部7を形成してあれば、デスクの運搬の際にこれを利用できる。
なお、本発明は以上に詳述した実施形態に限られるものではない。まず、上記実施形態における左袖構造体1(の筐体11)はデスクに対して固定されているものであったが、ワゴン、キャビネットの如くデスクより離脱させ得るものとすることを妨げない。
本発明に係る袖構造体1を、デスクの左側にではなく右側に設けても構わない。左袖構造体1と右袖構造体2との配置は、入れ替えることができる。
袖構造体1が有する抽斗の数は、二段には限定されず、三段以上としてもよい。
本実施形態の袖構造体1では、上段の抽斗12の高さ方向の寸法と下段の抽斗13の高さ方向の寸法とが略同寸であったが、これらを相異なる寸法としてもよい。例えば、S型のファイルFでは、表紙高さL2寸法よりも表紙幅L1寸法の方が小さいことが多い。よって、S型のファイルFを収納の対象とする場合において、下段の抽斗13の高さ寸法をより小さくすることが考えられる。
勿論、左袖構造体1の抽斗12、13が有する収納空間SU、SD、右袖構造体2が有する第一の収納空間S1及び第二の収納空間S2が、必ずしもA4版のファイルを収納対象として構成されるとは限らない。B5判のファイルや領収書、請求書を綴じるファイル等、種々の規格のファイルが市場に流通しており、A4版以外のファイルに最適化されることも当然に考えられる。即ち、上記の収納空間の内寸は一意には限定されず、収納対象となるファイルの規格に応じて変更される。
その他各部の具体的構成は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明の一実施形態におけるデスクを示す斜視図。 同実施形態におけるデスクを示す正断面図。 左袖構造体を示す側断面図。 上段の抽斗を示す斜視図。 下段の抽斗を示す斜視図。 左袖構造体に設けられる棚支持手段を示す側断面図。 右袖構造体を示す平断面図。 右袖構造体を示す側断面図。 収納庫を示す斜視図。
符号の説明
1…袖構造体
11…筐体
12、13…抽斗
122、132…底壁
123、133…外側方の側壁
124、134…内側方の側壁
SU SD…収納空間
F…ファイル
L1…表紙幅
L2…表紙高さ

Claims (10)

  1. 複数の抽斗とこれら抽斗を収容する筐体とを具備し、デスクの袖部に配される袖構造体であって、
    少なくとも最上段の抽斗が、前記デスクにおける内側方から上方に亘って開口していることを特徴とする袖構造体。
  2. 前記抽斗は、底板と、底板の両側縁部より立ち上がる一対の側板とを備え、両側板間に収納空間を有するとともに、前記デスクにおける内側方の側板の高さ寸法をデスクにおける外側方の側板の高さ寸法よりも低く設定してあるものである請求項1記載の袖構造体。
  3. 少なくとも最上段の抽斗は、幅方向の内寸が所定規格のファイルの表紙幅に対応している収納空間を有する請求項1または2記載の袖構造体。
  4. 前記収納空間は、前記所定規格のファイルをその表紙高さ方向を上下に向けた状態で収容し得るように構成されている請求項3記載の袖構造体。
  5. 少なくとも最下段の抽斗は、奥行方向の内寸が所定規格のファイルの表紙高さ寸法の複数倍に対応している収納空間を有する請求項1、2、3または4記載の袖構造体。
  6. 前記収納空間は、前記所定規格のファイルをその表紙幅方向を上下に向けた状態で収容し得るように構成されている請求項5記載の袖構造体。
  7. 前記抽斗の収納空間を前後に仕切るべく設けられる仕切板をさらに具備し、
    前記仕切板は、前記デスクにおける内側方の上隅部を切り落としてあるものである請求項1、2、3、4、5または6記載の袖構造体。
  8. 前記筐体の前記デスクにおける内側方の側面に、前記デスクの下肢空間に配される棚の一端側を支持するための棚支持手段を設けている請求項1、2、3、4、5、6または7記載の袖構造体。
  9. 請求項1、2、3、4、5、6、7または8記載の袖構造体を袖部に配してなるデスク。
  10. 前記筐体の外側方の側面に、手指を掛けることができる凹部を形成してある請求項9記載のデスク。
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