JP2005209023A - プログラム及び記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】ファイルを種類別に正しく分類して情報記録媒体に記録する。
【解決手段】データの種類毎に設けられた複数のフォルダを備える情報記録媒体に、指定されたファイル(指定ファイル)を記録するときに、指定ファイルの拡張子に基づいて、その拡張子に応じたフォルダを複数のフォルダのなかから選択する(ステップ555、557)。これにより、ユーザが指定ファイルを格納するフォルダを指定しなくても、指定ファイルは、そのデータの種類に応じたフォルダに格納されることとなる。
【選択図】図12
【解決手段】データの種類毎に設けられた複数のフォルダを備える情報記録媒体に、指定されたファイル(指定ファイル)を記録するときに、指定ファイルの拡張子に基づいて、その拡張子に応じたフォルダを複数のフォルダのなかから選択する(ステップ555、557)。これにより、ユーザが指定ファイルを格納するフォルダを指定しなくても、指定ファイルは、そのデータの種類に応じたフォルダに格納されることとなる。
【選択図】図12
Description
本発明は、プログラム及び記録媒体に係り、更に詳しくは、情報記録媒体への情報の記録が可能な情報処理装置で用いられるプログラム及び該プログラムが記録された記録媒体に関する。
近年、パーソナルコンピュータ(以下、「パソコン」という)は、その機能向上及び低価格化に伴い、企業だけでなく一般家庭でも広く用いられるようになった。そして、記録容量の大きな情報記録媒体としてCD(compact disc)などの光ディスクが注目されるようになり、その低価格化とともに、光ディスクにアクセスするためのドライブ装置としての光ディスク装置を内蔵したパソコンが普及するようになった。
CD−R(CD−recordable)及びCD−RW(CD−rewritable)の規格書である、いわゆるオレンジブック(Orange Book)によると、1枚のディスクに読取専用領域と記録可能領域とが混在することが認められている。このような光ディスクは、ハイブリッドディスクとも呼ばれ、特定のシステムで用いられている(例えば、特許文献1〜特許文献4参照)。例えば、読取専用領域にアプリケーションソフトが格納されており、そのアプリケーションソフトに対応したデータが記録可能領域に記録されるようになっている。
ところで、デジタル技術の進歩及びデータ圧縮技術の向上に伴い、パソコンは、従来の文書データ及び表計算データなどに加えて、音楽データ、写真データ及び動画データなどを扱うことが可能となった、また、例えば音楽データであっても、データの圧縮方法や再生に用いられるアプリケーションソフトによって、そのデータ形式が異なっている。さらに、同じアプリケーションソフトであっても、そのバージョンによってデータ形式が異なる場合がある。
一般のユーザは、光ディスクの記録容量が大きいため、データの種類毎に異なる光ディスクを用いるのではなく、通常1つの光ディスクに複数種類のデータを混在させている。また、上記ハイブリッドディスクにおいても、光ディスクを有効に利用するため、読取専用領域に格納されているアプリケーションソフトとは無関係のデータを記録可能領域に記録することも行われている。しかしながら、データファイルの増加、及びデータの種類の増加に伴い、光ディスクに記録されたデータの管理が非常に煩雑となっている。
本発明は、かかる事情の下になされたもので、その目的は、情報記録媒体への情報の記録が可能な情報処理装置で用いられ、ファイルを種類別に正しく分類して情報記録媒体に記録することができるプログラム及びそのプログラムが記録された記録媒体を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、データの種類毎に設けられた複数のフォルダを備える情報記録媒体への情報の記録が可能な情報処理装置で用いられるプログラムであって、指定されたファイル名に含まれる拡張子に基づいて、前記複数のフォルダのうち、前記指定されたファイル名に含まれる拡張子に応じたフォルダを選択する手順を、前記情報処理装置に実行させるプログラムである。
これによれば、本発明のプログラムが所定のメモリにロードされ、その先頭アドレスがプログラムカウンタにセットされると、情報処理装置は、データの種類毎に設けられた複数のフォルダを備える情報記録媒体に、指定されたファイル(指定ファイル)を記録するときに、指定ファイルのファイル名に含まれる拡張子に基づいて、その拡張子に応じたフォルダを複数のフォルダのなかから選択する。すなわち、ユーザがファイルを情報記録媒体に記録する際に、ファイルを格納するフォルダを指定しなくても、ファイルはそのデータに応じたフォルダに格納されることとなる。従って、結果としてファイルをデータの種類別に正しく分類して情報記録媒体に記録することが可能となる。
この場合において、請求項2に記載のプログラムの如く、前記選択する手順として、前記複数のフォルダについて予め取得された、ファイルの拡張子とフォルダとの対応情報を参照して、前記フォルダを選択する手順を、前記情報処理装置に実行させることとすることができる。
この場合において、請求項3に記載のプログラムの如く、前記複数のフォルダのうち、指定されたフォルダの名称を指定された新たな名称に変更し、その変更に応じて前記対応情報を更新する手順を、前記情報処理装置に更に実行させることとすることができる。
上記請求項2及び3に記載の各プログラムにおいて、請求項4に記載のプログラムの如く、前記複数のフォルダに、指定された新たな種類のデータに対応するフォルダを追加し、その追加に応じて前記対応情報を更新する手順を、前記情報処理装置に更に実行させることとすることができる。
上記請求項2〜4に記載の各プログラムにおいて、請求項5に記載のプログラムの如く、前記複数のフォルダにおいて、指定されたフォルダに対応する種類をさらに下位の複数の種類に分割するために、前記指定されたフォルダを前記下位の複数の種類にそれぞれ対応する複数の新たなフォルダに変更し、その変更に応じて前記対応情報を更新する手順を、前記情報処理装置に更に実行させることとすることができる。
この場合において、請求項6に記載のプログラムの如く、前記指定されたフォルダにファイルが格納されているときに、該ファイルを対応する前記新たなフォルダに格納する手順を、前記情報処理装置に更に実行させることとすることができる。
上記請求項3〜6に記載の各プログラムにおいて、請求項7に記載のプログラムの如く、前記情報記録媒体に前記更新された対応情報を記録する手順を、前記情報処理装置に更に実行させることとすることができる。
この場合において、請求項8に記載のプログラムの如く、前記情報記録媒体が情報の追記もしくは書き換えが可能な領域と読取専用の領域とを有する場合に、前記更新された対応情報は、前記情報記録媒体における情報の追記もしくは書き換えが可能な領域に記録されることとすることができる。
上記請求項1〜7に記載の各プログラムにおいて、請求項9に記載のプログラムの如く、前記選択されたフォルダに前記指定されたファイルを格納する手順を、前記情報処理装置に更に実行させることとすることができる。
この場合において、請求項10に記載のプログラムの如く、前記情報記録媒体が情報の追記もしくは書き換えが可能な領域と読取専用の領域とを有する場合に、前記指定されたファイルは、前記情報記録媒体における情報の追記もしくは書き換えが可能な領域に記録されることとすることができる。
請求項11に記載の発明は、請求項1〜10のいずれか一項に記載のプログラムが記録された領域を含む記録領域を有するコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
これによれば、請求項項1〜10のいずれか一項に記載のプログラムが記録されているために、コンピュータに実行させることにより、ファイルを種類別に正しく分類して情報記録媒体に記録することが可能となる。
この場合において、請求項12に記載の記録媒体の如く、前記記録領域が情報の追記もしくは書き換えが可能な領域と読取専用の領域とを有する場合に、前記プログラムが前記読取専用の領域に記録されていることとすることができる。
この場合において、請求項13に記載の記録媒体の如く、前記記録領域に記録されるファイルの拡張子と、その拡張子に応じたフォルダとの対応情報が、前記情報の追記もしくは書き換えが可能な領域又は前記読取専用の領域に記録されていることとすることができる。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図19(C)に基づいて説明する。図1には、本発明の一実施形態に係る記録媒体としての光ディスク15が示されている。
図1に示される光ディスク15は、読取専用部(読取専用の領域)と記録可能部(追記が可能な領域)とを有する、いわゆるハイブリッド型のCD−Rである。この読取専用部には、一例として図2に示されるように、5つのデータファイル(sample.mp3、sample.wav、sample.txt、sample1.jpg、sample2.jpg)と、kakikomi.exeと、info.iniとが記録されている。なお、記録可能部はブランクである。
前記各データファイルは、そのデータの種類に応じて分類され、対応するフォルタ(以下「カテゴリフォルダ」という)にそれぞれ格納されている。本実施形態では、テキストデータ用のカテゴリフォルダ「text」と、画像データ用のカテゴリフォルダ「picture」と、音楽データ用のカテゴリフォルダ「music」とが設定されている。そして、前記sample.mp3及びsample.wavはそれぞれカテゴリフォルダ「music」に格納され、前記sample.txtはカテゴリフォルダ「text」に格納され、前記sample1.jpg及びsample2.jpgはそれぞれカテゴリフォルダ「picture」に格納されている。
前記kakikomi.exeは、本発明に係るプログラムが含まれるプログラムを、後述するパソコンにて解読可能なコードで記述した実行形式のファイルである。
前記info.iniは、カテゴリフォルダと該カテゴリフォルダに格納されるファイルの拡張子との関係を示す情報(以下「フォルダ対応情報」ともいう)が含まれているファイルである。本実施形態では、一例として図3に示されるように、カテゴリフォルダ「text」に対応する拡張子として「.txt」、カテゴリフォルダ「picture」に対応する拡張子として「.jpg」、カテゴリフォルダ「music」に対応する拡張子として「.wav」及び「.mp3」が設定されているものとする。なお、フォルダ対応情報の記述形式については、kakikomi.exeが認識できるものであれば、どのような記述形式であっても良い。
また、図4には、前記光ディスク15に対する情報の記録及び再生を行なう情報処理装置としてのパソコン10の概略構成が示されている。
この図4に示されるパソコン10は、マイクロコンピュータ(以下「MPU」という)92、RAM93、ハードディスク(HDD)94、入力装置95、表示装置96、インターフェース97、メインメモリ98、及び光ディスク装置20などを備えている。なお、図4における接続線は、代表的な信号や情報の流れを示すものであり、各ブロックの接続関係の全てを表すものではない。
前記MPU92は、メインメモリ98にロードされているプログラムを実行する。
前記RAM93には、MPU92の処理に必要なデータ等が一時的に保存される。
前記HDD94には、MPU92にて解読可能なコードで記述されたオペレーティングシステム(以下「OS」ともいう)を含むプログラムが格納されている。パソコン10に電源が投入されると、OSの一部はメインメモリ98にロードされ、メインメモリ98に常駐する。また、HDD94には、ユーザが作成した複数のデータファイルが格納されている。ここでは、一例として、gazou1.jpg、gazou2.jpg、gazou1.bmp、ongaku1.mp3、ongaku2.mp3、ongaku3.mp3、ongaku1.wav、ongaku2.wav、ongaku3.wav、アイコン1.ico、テキスト1.txt、及びテキスト2.txtが、「file」というフォルダに格納されているものとする。また、HDD94にはドライブ番号Cが割り当てられているものとする。
前記表示装置96は、例えばCRT、液晶ディスプレイ(LCD)及びプラズマ・ディスプレイ・パネル(PDP)などを用いた表示部(図示省略)を備え、MPU92から指示された各種情報を表示する。
前記入力装置95は、例えばキーボード、マウス、タブレット、トラックボール、ライトペン及びタッチパネルなどのうち少なくとも1つの入力媒体(図示省略)を備え、ユーザから入力された各種情報をMPU92に通知する。なお、入力媒体からの情報はワイヤレス方式で入力されても良い。また、表示装置96と入力装置95とが一体化されたものとして、例えばタッチパネル付きLCDなどがある。
前記インターフェース97は、前記光ディスク装置20との双方向の通信インターフェースであり、ATAPI(AT Attachment Packet Interface)及びSCSI(Small Computer System Interface)などの標準インターフェースに準拠している。なお、光ディスク装置20との接続形態は、通信ケーブルなどの通信線を用いたケーブル接続だけでなく、赤外線及び無線などを利用したワイヤレス接続であっても良い。
光ディスク15はユーザによって前記光ディスク装置20にセット(「ローディング」又は「マウント」とも呼ばれる)される。そして、光ディスク装置20は、MPU92から再生要求を受信すると、光ディスク15に記録されている情報を再生する。また、光ディスク装置20は、MPU92から記録要求及び記録用データを受信すると、該記録用データを光ディスク15の記録可能部に記録する。本実施形態では、光ディスク装置20にはドライブ番号Dが割り当てられているものとする。そこで、光ディスク装置20に光ディスク15をセットし、OSを介してドライブDにおけるファイルを参照すると、一例として図5に示されるようなツリー構造が表示装置96に表示される。
次に、前記kakikomi.exeを実行するときのパソコン10での処理について図6〜図19(C)を用いて説明する。図6、図8、図10、図12、図14、図16及び図18の各フローチャートは、kakikomi.exeが起動されたときに、MPU92によって実行される一連の処理アルゴリズムに対応している。ユーザが入力装置95を介してkakikomi.exeの実行を指示すると、光ディスク装置20及びインターフェース97を介してkakikomi.exeが光ディスク15からメインメモリ98に転送されるとともに、その先頭アドレスがMPU92のプログラムカウンタにセットされ、kakikomi.exeが起動する。なお、光ディスク15に記録されているすべてのファイルのディレクトリ構造、格納位置などを含む情報(以下「ファイル管理情報」ともいう)は、光ディスク15が光ディスク装置20にセットされたときに読み出され、RAM93にすでに保存されているものとする。
図6の最初のステップ401では、info.iniを光ディスク15から読み出し、前記フォルダ対応情報をRAM93に保存する。
次のステップ403では、後述する各種フラグをリセットし初期化する。
次のステップ405では、メイン画面を表示装置96に表示する。このメイン画面には、一例として図7に示されるように、3つの表示領域(第1表示領域、第2表示領域、第3表示領域とする)が設けられている。ここでは、第1表示領域は画面左側に配置され、HDD94のフォルダ「file」に格納されているファイルの一覧が表示される領域である。第2表示領域は画面右上に配置され、フォルダ対応情報が表示される領域である。第3表示領域は画面右下に配置され、光ディスク15に書き込まれるファイルのリスト(以下「書込みファイルリスト」という)に登録されているファイルの一覧が表示される領域である。なお、各表示領域の配置は、図7に示される位置に限定されるものではない。
前記第1表示領域には2つのボタン(登録ボタン、終了ボタンとする)が配置されている。また、前記第2表示領域には3つのボタン(変更ボタン、分割ボタン、追加ボタンとする)が配置されている。さらに、前記第3表示領域には2つのボタン(削除ボタン、書込みボタンとする)が配置されている。なお、各ボタンの配置は、図7に示される位置に限定されるものではない。さらに、各ボタンのタイトルについても図7に示されるものに限定されるものではない。
前記第3表示領域の下部には、光ディスク15の空き容量(ここでは、値は約541MB)、及び書込みファイルリストに登録されているファイルの合計容量として書込み容量(ここでは、値はブランク)が表示される。
ユーザが入力装置95を介して上記各ボタンを選択(例えばマウスでクリック)すると、OSにより対応する割り込み処理が発生し、予め設定されているフラグがセットされるようになっている。ここでは、終了ボタンが選択されると終了フラグがセットされ、変更ボタンが選択されると変更フラグがセットされ、分割ボタンが選択されると分割フラグがセットされ、追加ボタンが選択されると追加フラグがセットされる。また、登録ボタンが選択されると登録フラグがセットされ、削除ボタンが選択されると削除フラグがセットされ、書込みボタンが選択されると書込みフラグがセットされる。
図6に戻り、次のステップ407では、前記終了フラグを参照し、終了要求が有るか否かを判断する。終了フラグがセットされていれば、ここでの判断は肯定され、kakikomi.exeを終了する。一方、終了フラグがセットされていなければ、ここでの判断は否定され、ステップ409に移行する。
このステップ409では、前記登録フラグを参照し、書込みファイルリストへの登録要求が有るか否かを判断する。登録フラグがセットされていなければ、ここでの判断は否定され、ステップ413に移行する。一方、登録フラグがセットされていれば、ここでの判断は肯定され、ステップ411に移行する。
このステップ411では、書込みファイルリストへの登録処理を行う。ここでの処理の詳細は後述する。書込みファイルリストへの登録処理が終了するとステップ413に移行する。
このステップ413では、削除フラグを参照し、書込みファイルリストからの削除要求が有るか否かを判断する。削除フラグがセットされていなければ、ここでの判断は否定され、ステップ417に移行する。一方、削除フラグがセットされていれば、ここでの判断は肯定され、ステップ415に移行する。
このステップ415では、書込みファイルリストからの削除処理を行う。ここでの処理の詳細は後述する。書込みファイルリストからの削除処理が終了するとステップ417に移行する。
このステップ417では、書込みフラグを参照し、書込みの実行要求が有るか否かを判断する。書込みフラグがセットされていなければ、ここでの判断は否定され、ステップ421に移行する。一方、書込みフラグがセットされていれば、ここでの判断は肯定され、ステップ419に移行する。
このステップ419では、書込みの実行処理を行う。ここでの処理の詳細は後述する。書込みの実行処理が終了するとステップ421に移行する。
このステップ421では、変更フラグを参照し、カテゴリフォルダ名の変更要求が有るか否かを判断する。変更フラグがセットされていなければ、ここでの判断は否定され、ステップ425に移行する。一方、変更フラグがセットされていれば、ここでの判断は肯定され、ステップ423に移行する。
このステップ423では、カテゴリフォルダ名の変更処理を行う。ここでの処理の詳細は後述する。カテゴリフォルダ名の変更処理が終了するとステップ425に移行する。
このステップ425では、分割フラグを参照し、カテゴリフォルダの分割要求が有るか否かを判断する。分割フラグがセットされていなければ、ここでの判断は否定され、ステップ429に移行する。一方、分割フラグがセットされていれば、ここでの判断は肯定され、ステップ427に移行する。
このステップ427では、カテゴリフォルダの分割処理を行う。ここでの処理の詳細は後述する。カテゴリフォルダの分割処理が終了するとステップ429に移行する。
このステップ429では、追加フラグを参照し、カテゴリフォルダの追加要求が有るか否かを判断する。追加フラグがセットされていなければ、ここでの判断は否定され、前記ステップ407に戻る。一方、追加フラグがセットされていれば、ここでの判断は肯定され、ステップ431に移行する。
このステップ431では、カテゴリフォルダの追加処理を行う。ここでの処理の詳細は後述する。カテゴリフォルダの追加処理が終了すると前記ステップ407に戻る。
以下、ステップ407での判断が肯定されるまで、ステップ407以降の判断及び処理を繰り返し行う。
次に、前記書込みファイルリストへの登録処理、書込みファイルリストからの削除処理、書込みの実行処理、カテゴリフォルダ名の変更処理、カテゴリフォルダの分割処理、及びカテゴリフォルダの追加処理の詳細をそれぞれ説明する。
《書込みファイルリストへの登録処理》
前記ステップ411における書込みファイルリストへの登録処理の詳細を図8〜図9(B)を用いて説明する。
前記ステップ411における書込みファイルリストへの登録処理の詳細を図8〜図9(B)を用いて説明する。
図8の最初のステップ501では、第1表示領域でファイルが指定されているか否かを判断する。第1表示領域でファイルが指定されていれば、ここでの判断は肯定され、ステップ503に移行する。ここでは、一例として図9(A)に反転表示で示されるように、gazou2.jpgが指定されているものとする。なお、複数のファイルが指定されても良い。
次のステップ503では、指定されたファイルの拡張子(以下「指定拡張子」ともいう)を取得する。ここでは、「.jpg」が取得される。
次のステップ505では、フォルダ対応情報を参照し、指定拡張子に対応するカテゴリフォルダが有るか否かを判断する。ここでは、拡張子「.jpg」に対応するカテゴリフォルダ「picture」が有るので、ステップ505での判断は肯定され、ステップ507に移行する。
このステップ507では、指定されたファイルを書込みファイルリストに登録し、RAM93に保存する。
次のステップ509では、第3表示領域の表示を更新する。ここでは、一例として図9(B)に示されるように、カテゴリフォルダ「picture」の下に「gazou2.jpg」が表示される。これに伴って書込み容量に値(ここでは、約3MB)が表示される。
次のステップ515では、登録フラグをリセットし、書込みファイルリストへの登録処理を終了する。そして、前記ステップ413に移行する。
なお、上記ステップ501において、第1表示領域でファイルが指定されていなければ、ステップ501での判断は否定されてステップ511に移行する。このステップ511では、例えば「書込みファイルを指定してください」というエラーメッセージを表示装置96に表示する。そして、ユーザがこのエラーメッセージを確認すると前記ステップ515に移行する。
また、上記ステップ505において、指定拡張子に対応するカテゴリフォルダがなければ、ステップ505での判断は否定され、ステップ513に移行する。このステップ511では、例えば「対応するカテゴリフォルダがありません」というエラーメッセージを表示装置96に表示する。そして、ユーザがこのエラーメッセージを確認すると前記ステップ515に移行する。
《書込みファイルリストからの削除処理》
前記ステップ415における書込みファイルリストからの削除処理の詳細を図10〜図11(B)を用いて説明する。
前記ステップ415における書込みファイルリストからの削除処理の詳細を図10〜図11(B)を用いて説明する。
図10の最初のステップ531では、第3表示領域でファイルが指定されているか否かを判断する。第3表示領域でファイルが指定されていれば、ここでの判断は肯定されてステップ533に移行する。ここでは、一例として図11(A)に示されるように、書込みファイルリストには、gazou2.jpg、ongaku1.mp3、テキスト1.txt、及びテキスト2.txtが登録されており、そのうちテキスト2.txtが削除対象ファイルとして指定されているものとする。なお、複数のファイルが指定されても良い。
次のステップ533では、指定された削除対象ファイルの登録情報を書込みファイルリストから削除する。
次のステップ535では、第3表示領域の表示を更新する。ここでは、図11(B)に示されるように、テキスト2.txtが削除されている。これに伴って書込み容量の値が減少している。
次のステップ539では、削除フラグをリセットし、書込みファイルリストからの削除処理を終了する。そして、前記ステップ417に移行する。
なお、上記ステップ531において、第3表示領域でファイルが指定されていなければ、ステップ531での判断は否定され、ステップ537に移行する。このステップ537では、例えば「書込みファイルリストから削除するファイルを指定してください」というエラーメッセージを表示装置96に表示する。そして、ユーザがこのエラーメッセージを確認すると前記ステップ539に移行する。
《書込みの実行処理》
前記ステップ419における書込みの実行処理の詳細を図12〜図13(B)を用いて説明する。
前記ステップ419における書込みの実行処理の詳細を図12〜図13(B)を用いて説明する。
図12の最初のステップ551では、書込みファイルリストにファイルが登録されているか否かを判断する。書込みファイルリストにファイルが登録されていれば、ここでの判断は肯定され、ステップ553に移行する。ここでは、一例として図13(A)に示されるように、書込みファイルリストには、gazou2.jpg、ongaku1.mp3、及びテキスト1.txtが登録されているものとする。以下では、書込みファイルリストに登録されているファイルを登録ファイルともいう。
次のステップ553では、書込みファイルリストから1つの登録ファイル(ここではgazou2.jpg)を抽出し、書込み対象ファイルとする。
次のステップ555では、書込み対象ファイルの拡張子(ここでは「.jpg」)を取得する。
次のステップ557では、フォルダ対応情報を参照し、書込み対象ファイルの拡張子に対応するカテゴリフォルダ(ここでは「picture」)を取得する。
次のステップ559では、ステップ557で取得したカテゴリフォルダに書込み対象ファイルが格納されるように光ディスク装置20に指示する。これにより、書込み対象ファイルは光ディスク15の記録可能部に書き込まれる。また、前記ファイル管理情報には、ここで書き込まれたファイル(ここではgazou2.jpg)に関する情報及びそのファイルが格納されているカテゴリフォルダ(ここでは「picture」)に関する情報などが追加される。書込み対象ファイルの光ディスク15への書き込みが終了すると、次のステップ561に移行する。
このステップ561では、書込みファイルリストに未記録の登録ファイルが有るか否かを判断する。ここでは、3つの登録ファイルのうち1つの登録ファイルが記録されただけであるため、ステップ561での判断は肯定され、前記ステップ553に戻る。
以下、ステップ561での判断が否定されるまで、ステップ553〜ステップ561のループ処理を繰り返し行う。すべての登録ファイルが記録されると、ステップ561での判断が否定され、ステップ563に移行する。これにより、各登録ファイルはデータの種類別に光ディスク15の記録可能部に格納されることとなる。
このステップ563では、書込みファイルリストをクリアする。
次のステップ565では、第3表示領域の表示を更新する(図13(B)参照)。ここでは、書込みファイルリストが消去され、ディスクの空き容量の値が減少し、書込み容量の値がブランク表示となる。
次のステップ569では、RAM93に保存されているinfo.iniが更新されているか否かを判断する。info.iniが更新されていれば、ここでの判断は肯定され、ステップ571に移行する。
次のステップ571では、更新されたinfo.iniが記録されるように光ディスク装置20に指示する。これにより、更新されたinfo.iniは、新たなinfo.iniとして光ディスク15の記録可能部に書き込まれる。そして、あらかじめ読取専用部に記録されていたinfo.iniは無効とされ、以後参照されることはない。なお、すでに記録可能部にinfo.iniが存在する場合には、そのinfo.iniに更新されたinfo.iniが上書きされることとなる。
次のステップ573では、書込みフラグをリセットし、書込みの実行処理を終了する。そして、前記ステップ421に移行する。
なお、前記ステップ569において、info.iniが更新されていなければ、ステップ569での判断は否定され、前記ステップ573に移行する。
また、前記ステップ551において、書込みファイルリストにファイルが登録されていなければ、ステップ551での判断は否定されてステップ567に移行する。このステップ567では、例えば「書込みファイルリストにファイルを登録してください」というエラーメッセージを表示装置96に表示する。そして、ユーザがこのエラーメッセージを確認すると前記ステップ573に移行する。
《カテゴリフォルダ名の変更処理》
前記ステップ423におけるカテゴリフォルダ名の変更処理の詳細を図14〜図15(C)を用いて説明する。
前記ステップ423におけるカテゴリフォルダ名の変更処理の詳細を図14〜図15(C)を用いて説明する。
図14の最初のステップ601では、変更対象のカテゴリフォルダ名及び変更後のカテゴリフォルダ名の入力をユーザーに要求するダイアログボックスを表示する。ここでは、一例として図15(A)に示されるように、変更対象のカテゴリフォルダ名が入力される入力欄(第1入力欄とする)と、変更後のカテゴリフォルダ名が入力される入力欄(第2入力欄とする)と、2つのボタン(OKボタン、キャンセルボタンとする)とが設けられている。なお、OKボタンが選択されると割り込み処理が発生し、第1入力欄及び第2入力欄がいずれも空欄でなければ、OKフラグがセットされるようになっている。また、キャンセルボタンが選択されると割り込み処理が発生し、キャンセルフラグがセットされるようになっている。
次のステップ603では、前記OKフラグ及びキャンセルフラグをリセットする。
次のステップ605では、OKフラグを参照し、OKボタンが選択されたか否かを判断する。OKフラグがセットされていれば、ここでの判断は肯定され、ステップ607に移行する。
このステップ607では、第1入力欄の内容(図15(A)では、「music」)を取得し、変更前フォルダ名とする。
次のステップ609では、フォルダ対応情報を参照し、変更前フォルダ名のカテゴリフォルダが存在するか否かを判断する。変更前フォルダ名のカテゴリフォルダが存在すれば、ここでの判断は肯定され、ステップ611に移行する。
このステップ611では、第2入力欄の内容(図15(A)では、「sound」)を取得し、変更後フォルダ名とする。
次のステップ613では、フォルダ対応情報を参照し、変更後フォルダ名がすでに設定されているカテゴリフォルダ名と重複するか否かを判断する。変更後フォルダ名が重複していなければ、ここでの判断は否定され、ステップ615に移行する。
このステップ615では、RAM93に保存されているinfo.iniを更新する。すなわち、フォルダ対応情報における変更前フォルダ名を変更後フォルダ名に変更する。ここでは、図15(B)に示されるように、「music」を「sound」に変更する。
次のステップ617では、ファイル管理情報における変更前フォルダ名を変更後フォルダ名に変更する。
次のステップ629では、変更フラグをリセットする。
次のステップ631では、ダイアログボックスを消去する。
次のステップ633では、メイン画面を再表示する。ここでは、図15(C)に示されるように、第2表示領域において「music」が「sound」に変更されている。そして、カテゴリフォルダ名の変更処理を終了し、前記ステップ425に移行する。
なお、前記ステップ613において、変更後フォルダ名が重複していれば、ステップ613での判断は肯定され、ステップ621に移行する。このステップ621では、例えば「変更後のカテゴリフォルダ名が重複しています」というエラーメッセージを表示装置96に表示する。そして、ユーザがこのエラーメッセージを確認するとステップ625に移行する。このステップ625では、OKフラグをリセットする。そして、前記ステップ605に戻る。
また、前記ステップ609において、変更前フォルダ名が存在しなければ、ここでの判断は否定され、ステップ623に移行する。このステップ623では、例えば「変更対象のカテゴリフォルダ名は存在しません」というエラーメッセージを表示装置96に表示する。そして、ユーザがこのエラーメッセージを確認すると前記ステップ625に移行する。
また、前記ステップ605において、OKフラグがセットされていなければ、ステップ605での判断は否定され、ステップ627に移行する。
このステップ627では、キャンセルフラグを参照し、キャンセルボタンが選択されたか否かを判断する。キャンセルフラグがセットされていれば、ここでの判断は肯定され、前記ステップ629に移行する。一方、キャンセルフラグがセットされていなければ、ここでの判断は否定され、前記ステップ605に戻る。
《カテゴリフォルダの分割処理》
前記ステップ427におけるカテゴリフォルダの分割処理の詳細を図16〜図17(C)を用いて説明する。
前記ステップ427におけるカテゴリフォルダの分割処理の詳細を図16〜図17(C)を用いて説明する。
図16の最初のステップ701では、分割対象のカテゴリフォルダ名、分割後のカテゴリフォルダ名及び分割後のカテゴリフォルダに対応する拡張子の入力をユーザーに要求するダイアログボックスを表示する。ここでは、一例として図17(A)に示されるように、分割対象のカテゴリフォルダ名が入力される入力欄(第3入力欄とする)と、分割後のカテゴリフォルダ名が入力される2つの入力欄(第4入力欄、第5入力欄とする)と、第4、第5入力欄に入力された各カテゴリフォルダに対応する拡張子がそれぞれ入力される2つの入力欄(第6入力欄、第7入力欄とする)とが設けられている。さらに、ダイアログボックスには、2つのボタン(OKボタン、キャンセルボタンとする)が設けられている。なお、OKボタンが選択されると割り込み処理が発生し、第3入力欄〜第7入力欄がいずれも空欄でなければ、OKフラグがセットされるようになっている。また、キャンセルボタンが選択されると割り込み処理が発生し、キャンセルフラグがセットされるようになっている。
次のステップ703では、前記OKフラグ及びキャンセルフラグをリセットする。
次のステップ705では、OKフラグを参照し、OKボタンが選択されたか否かを判断する。OKフラグがセットされていれば、ここでの判断は肯定され、ステップ707に移行する。
このステップ707では、第3入力欄の内容(図17(A)では、「sound」)を取得し、分割前フォルダ名とする。
次のステップ709では、フォルダ対応情報を参照し、分割前フォルダ名のカテゴリフォルダが分割可能であるか否かを判断する。分割前フォルダ名のカテゴリフォルダが存在し、かつ該カテゴリフォルダに複数の拡張子が対応していれば、ここでの判断は肯定され、ステップ711に移行する。
このステップ711では、第4入力欄の内容(図17(A)では、「wav」)を取得し、分割後フォルダ名1とするとともに、第5入力欄の内容(図17(A)では、「mp3」)を取得し、分割後フォルダ名2とする。
次のステップ713では、フォルダ対応情報を参照し、分割後フォルダ名1及び分割後フォルダ名2がそれぞれすでに設定されているカテゴリフォルダ名と重複するか否かを判断する。分割後フォルダ名1及び分割後フォルダ名2がいずれも重複していなければ、ここでの判断は否定され、ステップ715に移行する。
このステップ715では、第6入力欄の内容(図17(A)では、「wav」)を取得し、分割後拡張子1とするとともに、第7入力欄の内容(図17(A)では、「mp3」)を取得し、分割後拡張子2とする。
次のステップ717では、分割後拡張子1及び分割後拡張子2が分割対象のカテゴリフォルダに対応する拡張子であるか否かを判断する。分割後拡張子1及び分割後拡張子2がいずれも分割対象のカテゴリフォルダに対応する拡張子であれば、ここでの判断は肯定され、ステップ719に移行する。
このステップ719では、RAM93に保存されているinfo.iniを更新する。すなわち、フォルダ対応情報における分割対象のカテゴリフォルダに関する記述を削除するとともに、分割後フォルダ名1及び分割後フォルダ名2のカテゴリフォルダをそれぞれ追加する。そして、分割後フォルダ名1のカテゴリフォルダに対応する拡張子として分割後拡張子1を、分割後フォルダ名2のカテゴリフォルダに対応する拡張子として分割後拡張子2を記述する。これにより、フォルダ対応情報における分割対象のカテゴリフォルダは指定された各カテゴリフォルダに分割されることとなる。ここでは、図17(B)に示されるように、カテゴリフォルダ「sound」に関する記述が削除され、カテゴリフォルダ「wav」及びカテゴリフォルダ「mp3」が追加される。そして、カテゴリフォルダ「wav」に対応する拡張子として「.wav」、カテゴリフォルダ「mp3」に対応する拡張子として「.mp3」が記述される。
次のステップ721では、ファイル管理情報における分割対象のカテゴリフォルダを指定された各カテゴリフォルダに分割する。これにより、sample.mp3はカテゴリフォルダ「mp3」に格納され、sample.wavはカテゴリフォルダ「wav」に格納されることとなる。
次のステップ735では、分割フラグをリセットする。
次のステップ737では、ダイアログボックスを消去する。
次のステップ739では、メイン画面を再表示する。ここでは、図17(C)に示されるように、第2表示領域において、カテゴリフォルダ「sound」がカテゴリフォルダ「wav」とカテゴリフォルダ「mp3」とに分割されている。そして、カテゴリフォルダの分割処理を終了し、前記ステップ429に移行する。
なお、前記ステップ717において、分割後拡張子1及び分割後拡張子2の少なくとも一方が分割対象のカテゴリフォルダに対応する拡張子でなければ、ステップ717での判断は否定され、ステップ731に移行する。このステップ731では、例えば「分割後の拡張子が正しくありません」というエラーメッセージを表示装置96に表示する。そして、ユーザがこのエラーメッセージを確認するとステップ727に移行する。このステップ727では、OKフラグをリセットする。そして、前記ステップ705に戻る。
また、前記ステップ713において、分割後フォルダ名1及び分割後フォルダ名2の少なくとも一方が重複していれば、ステップ713での判断は肯定され、ステップ729に移行する。このステップ729では、例えば「変更後のカテゴリフォルダ名が重複しています」というエラーメッセージを表示装置96に表示する。そして、ユーザがこのエラーメッセージを確認すると前記ステップ727に移行する。
さらに、前記ステップ709において、分割前フォルダ名のカテゴリフォルダが分割可能でなければ、ここでの判断は否定され、ステップ725に移行する。このステップ725では、例えば「分割対象のカテゴリフォルダは分割できません」というエラーメッセージを表示装置96に表示する。そして、ユーザがこのエラーメッセージを確認すると前記ステップ727に移行する。
また、前記ステップ705において、OKフラグがセットされていなければ、ステップ705での判断は否定され、ステップ733に移行する。
このステップ733では、キャンセルフラグを参照し、キャンセルボタンが選択されたか否かを判断する。キャンセルフラグがセットされていれば、ここでの判断は肯定され、前記ステップ735に移行する。一方、キャンセルフラグがセットされていなければ、ここでの判断は否定され、前記ステップ705に戻る。
《カテゴリフォルダの追加処理》
前記ステップ431におけるカテゴリフォルダの追加処理の詳細を図18〜図19(C)を用いて説明する。
前記ステップ431におけるカテゴリフォルダの追加処理の詳細を図18〜図19(C)を用いて説明する。
図18の最初のステップ801では、追加するカテゴリフォルダのフォルダ名及び該カテゴリフォルダに対応する拡張子の入力をユーザーに要求するダイアログボックスを表示する。ここでは、一例として図19(A)に示されるように、追加するカテゴリフォルダのフォルダ名が入力される入力欄(第8入力欄とする)と、それに対応する拡張子が入力される入力欄(第9入力欄とする)と、2つのボタン(OKボタン、キャンセルボタンとする)とが設けられている。なお、OKボタンが選択されると割り込み処理が発生し、第8入力欄及び第9入力欄がいずれも空欄でなければ、OKフラグがセットされるようになっている。また、キャンセルボタンが選択されると割り込み処理が発生し、キャンセルフラグがセットされるようになっている。
次のステップ803では、前記OKフラグ及びキャンセルフラグをリセットする。
次のステップ805では、OKフラグを参照し、OKボタンが選択されたか否かを判断する。OKフラグがセットされていれば、ここでの判断は肯定され、ステップ807に移行する。
このステップ807では、第8入力欄の内容(図19(A)では、「movie」)を取得し、追加フォルダ名とする。また、第9入力欄の内容(図19(A)では、「mpg」と「avi」)を取得し、対応拡張子とする。
次のステップ809では、フォルダ対応情報を参照し、前記追加フォルダ名がすでに設定されているカテゴリフォルダのフォルダ名と重複しているか否か、及び前記対応拡張子がすでに設定されている拡張子と重複しているか否かを判断する。追加フォルダ名及び対応拡張子がいずれも重複していなければ、ここでの判断は否定され、ステップ815に移行する。
次のステップ815では、RAM93に保存されているinfo.iniを更新する。すなわち、フォルダ対応情報に追加フォルダ名のカテゴリフォルダ及び該カテゴリフォルダに対応する拡張子として対応拡張子を追加する。ここでは、図19(B)に示されるように、「.mpg」と「.avi」を対応する拡張子とするカテゴリフォルダ「movie」が追加される。
次のステップ817では、カテゴリフォルダの追加に応じてファイル管理情報を変更する。
次のステップ823では、追加フラグをリセットする。
次のステップ825では、ダイアログボックスを消去する。
次のステップ827では、メイン画面を再表示する。ここでは、図19(C)に示されるように、第2表示領域にカテゴリフォルダ「movie」が追加されている。そして、カテゴリフォルダの追加処理を終了し、前記ステップ407に戻る。
なお、前記ステップ809において、追加フォルダ名及び対応拡張子の少なくとも一方が重複していれば、ステップ809での判断は肯定され、ステップ811に移行する。このステップ811では、例えば「カテゴリフォルダ名又は対応拡張子が重複しています」というエラーメッセージを表示装置96に表示する。そして、ユーザがこのエラーメッセージを確認するとステップ813に移行する。このステップ813では、OKフラグをリセットする。そして、前記ステップ805に戻る。
また、前記ステップ805において、OKフラグがセットされていなければ、ステップ805での判断は否定され、ステップ821に移行する。
このステップ821では、キャンセルフラグを参照し、キャンセルボタンが選択されたか否かを判断する。キャンセルフラグがセットされていれば、ここでの判断は肯定され、前記ステップ823に移行する。一方、キャンセルフラグがセットされていなければ、ここでの判断は否定され、前記ステップ805に戻る。
以上の説明から明らかなように、本実施形態では、図6、図8、図10、図12、図14、図16及び図18のフローチャートに対応するプログラムによって、本発明のプログラムが構成されている。すなわち、ステップ553〜ステップ557(図12)に対応するプログラムによって、フォルダを選択する手順が構成されている。そして、ステップ559(図12)に対応するプログラムによって、ファイルを格納する手順が構成されている。また、ステップ571(図12)に対応するプログラムによって、更新された対応情報を格納する手順が構成されている。
また、ステップ423(すなわち、図14のフローチャート)に対応するプログラムによって、フォルダの名称を変更する手順が構成され、ステップ427(すなわち、図16のフローチャート)に対応するプログラムによって、フォルダに対応する種類を分割する手順が構成され、ステップ431(すなわち、図18のフローチャート)に対応するプログラムによってフォルダを追加する手順が構成されている。
以上説明したように、本実施形態によると、ユーザが、パソコン10(情報処理装置)を用いて情報記録媒体としての光ディスク15の記録可能部(追記が可能な領域)にファイルを記録するときに、記録媒体としての光ディスク15の読取専用部(読取専用の領域)に記録されているkentei.exeを起動し、ファイルを指定して「登録ボタン」を選択すると、パソコン10のMPU92は、指定されたファイルを書込みファイルリストに登録する。続いて、ユーザによって「書込みボタン」が選択されると、MPU92は、書込みファイルリストに登録されているファイル(登録ファイル)について、光ディスク15の読取専用部に記録されているinfo.iniに記述されているフォルダ対応情報(対応情報)を参照し、登録ファイルのファイル名に含まれる拡張子に基づいて、該拡張子に応じたカテゴリフォルダを複数のカテゴリフォルダのなかから選択する。そして、MPU92は、その選択されたカテゴリフォルダに登録ファイルを格納するように光ディスク装置20に指示する。これにより、ユーザがファイルを格納するカテゴリフォルダを指定しなくても、そのファイルを、そのデータの種類に応じたカテゴリフォルダに格納することが可能となる。従って、結果としてファイルを種類別に正しく分類して情報記録媒体に記録することができる。
また、本実施形態によると、ユーザが、書込みファイルリストに登録されているファイル(登録ファイル)を指定して、「削除ボタン」を選択すると、MPU92は、指定された登録ファイルを書込みファイルリストから削除する。これにより、ユーザの書込みファイルリストへのファイルの過誤登録を容易に修正することができ、ユーザの作業性、操作性を向上させることができる。
また、本実施形態によると、カテゴリフォルダ名を容易に変更することができる。そして、カテゴリフォルダ名が変更されると、その変更に応じてinfo.iniが更新される。これにより、ユーザの好みに応じてカスタマイズすることが可能となり、利便性を向上させることができる。
また、本実施形態によると、カテゴリフォルダを分割することができる。そして、カテゴリフォルダが分割されると、その分割に応じてinfo.iniが更新される。これにより、1つのカテゴリフォルダに複数の拡張子が対応しているときに、例えば拡張子毎にカテゴリフォルダを設定しなおすことが可能となり、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、本実施形態によると、カテゴリフォルダを追加することができる。そして、カテゴリフォルダが追加されると、その追加に応じてinfo.iniが更新される。これにより、新たな種類のデータを光ディスク15に記録することが可能となり、光ディスク15を有効に利用することができる。
また、本実施形態によると、info.iniが更新されていると、該info.iniは光ディスク15の記録可能部に記録される。これにより、例えばパソコン10と異なる情報処理装置を用いる場合でも、ユーザはファイルを格納するカテゴリフォルダを指定しなくても、そのファイルを、そのデータの種類に応じたカテゴリフォルダに格納することが可能となる。
なお、上記実施形態では、メイン画面に3つの表示領域が設けられている場合について説明したが、これに限定されるものではない。ユーザの利便性を考慮して種々の情報を追加しても良い。また、不要と思われる情報を削除しても良い。
また、上記実施形態におけるカテゴリフォルダ名の変更処理では、ユーザがカテゴリフォルダ名を入力して変更対象のカテゴリフォルダを指定する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、ユーザがカテゴリフォルダの一覧から変更対象のカテゴリフォルダを選択するようにしても良い。この場合には、存在しないカテゴリフォルダが変更対象のカテゴリフォルダに指定されるおそれはないため、図14のステップ609及びステップ623の処理は不要となる。すなわち、ステップ607での処理が終了すると、ステップ611に移行しても良い。
また、上記実施形態におけるカテゴリフォルダの分割処理では、ユーザがカテゴリフォルダ名を入力して分割対象のカテゴリフォルダを指定する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、ユーザが分割可能なカテゴリフォルダの一覧から分割対象のカテゴリフォルダを選択するようにしても良い。この場合には、分割不可能なカテゴリフォルダが分割対象のカテゴリフォルダに指定されるおそれはないため、図16のステップ709及びステップ723の処理は不要となる。すなわち、ステップ707での処理が終了すると、ステップ711に移行しても良い。
また、上記実施形態では、ユーザに入力された内容が正しくないことを通知するために各種エラーメッセージを表示しているが、それぞれの文言は前述したものに限定されるものではない。
また、上記実施形態では、kakikomi.exeが、カテゴリフォルダに関する3つの処理(「カテゴリフォルダ名の変更処理」、「カテゴリフォルダの分割処理」、「カテゴリフォルダの追加処理」)機能を有する場合について説明したが、本発明がこれに限定されるものではない。これら3つの処理機能のうちの少なくとも1つの処理機能を他のプログラムで実現しても良い。
また、上記実施形態では、光ディスク15に、予め3つのカテゴリフォルダが設定されている場合について説明したが、これに限定されるものではない。2つあるいは4つ以上のカテゴリフォルダが設定されていても良い。また、カテゴリフォルダのフォルダ名についても上記実施形態に限定されるものではない。
また、上記実施形態では、第1表示領域でファイルを指定し、登録ボタンを選択することによって、書込みファイルリストへの登録処理が行なわれる場合について説明したが、これに限らず、例えば第1表示領域から第3表示領域にファイルをドラッグ・アンド・ドロップすることにより、書込みファイルリストへの登録処理が行なわれても良い。さらに、第1表示領域でダブルクリックされたファイルを書込みファイルリストに登録しても良い。
また、上記実施形態では、第3表示領域でファイルを指定し、削除ボタンを選択することによって、書込みファイルリストからの削除処理が行なわれる場合について説明したが、これに限らず、例えば第3表示領域でダブルクリックされたファイルを書込みファイルリストから削除しても良い。
また、上記実施形態における書込みファイルリストへの登録処理では、指定拡張子に対応するカテゴリフォルダが存在しないときには、エラーとする場合について説明したが、例えばカテゴリフォルダ「others」を設けておき、指定拡張子に対応するカテゴリフォルダが存在しないときには、カテゴリフォルダ「others」に登録するようにしても良い。
また、上記実施形態におけるカテゴリフォルダの分割処理では、1つのカテゴリフォルダを2つの新たなカテゴリフォルダに分割する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば対応する拡張子が3個存在するカテゴリフォルダを、3つの新たなカテゴリフォルダに分割しても良い。要するに、対応する拡張子がn(n≧2)個存在するカテゴリフォルダは、m(2≦m≦n)個の新たなカテゴリフォルダに分割することが可能である。
また、上記実施形態におけるカテゴリフォルダの分割処理では、新たなカテゴリフォルダがそれぞれ1つの拡張子に対応する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば対応する拡張子が3つ存在するカテゴリフォルダを、対応する拡張子が1つの新たなカテゴリフォルダと、対応する拡張子が2つの新たなカテゴリフォルダとに分割しても良い。
また、上記実施形態では、前記光ディスク15がCD−Rの規格に準拠した光ディスクである場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えばCD−RWであっても良い。この場合には、前記記録可能部は書き換え可能な領域となる。また、DVDの規格に準拠した光ディスク、及び波長が約405nmのレーザ光に対応するいわゆる次世代の情報記録媒体であっても良い。
10…パーソナルコンピュータ(情報処理装置)、15…光ディスク(記録媒体、情報記録媒体)。
Claims (13)
- データの種類毎に設けられた複数のフォルダを備える情報記録媒体への情報の記録が可能な情報処理装置で用いられるプログラムであって、
指定されたファイル名に含まれる拡張子に基づいて、前記複数のフォルダのうち、前記指定されたファイル名に含まれる拡張子に応じたフォルダを選択する手順を、前記情報処理装置に実行させるプログラム。 - 前記選択する手順として、前記複数のフォルダについて予め取得された、ファイルの拡張子とフォルダとの対応情報を参照して、前記フォルダを選択する手順を、前記情報処理装置に実行させることを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
- 前記複数のフォルダのうち、指定されたフォルダの名称を指定された新たな名称に変更し、その変更に応じて前記対応情報を更新する手順を、前記情報処理装置に更に実行させることを特徴とする請求項2に記載のプログラム。
- 前記複数のフォルダに、指定された新たな種類のデータに対応するフォルダを追加し、その追加に応じて前記対応情報を更新する手順を、前記情報処理装置に更に実行させることを特徴とする請求項2又は3に記載のプログラム。
- 前記複数のフォルダにおいて、指定されたフォルダに対応する種類をさらに下位の複数の種類に分割するために、
前記指定されたフォルダを前記下位の複数の種類にそれぞれ対応する複数の新たなフォルダに変更し、その変更に応じて前記対応情報を更新する手順を、前記情報処理装置に更に実行させることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載のプログラム。 - 前記指定されたフォルダにファイルが格納されているときに、該ファイルを対応する前記新たなフォルダに格納する手順を、前記情報処理装置に更に実行させることを特徴とする請求項5に記載のプログラム。
- 前記情報記録媒体に前記更新された対応情報を記録する手順を、前記情報処理装置に更に実行させることを特徴とする請求項3〜6のいずれか一項に記載のプログラム。
- 前記情報記録媒体は、情報の追記もしくは書き換えが可能な領域と読取専用の領域とを有し、
前記更新された対応情報は、前記情報記録媒体における情報の追記もしくは書き換えが可能な領域に記録されることを特徴とする請求項7に記載のプログラム。 - 前記選択されたフォルダに前記指定されたファイルを格納する手順を、前記情報処理装置に更に実行させることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のプログラム。
- 前記情報記録媒体は、情報の追記もしくは書き換えが可能な領域と読取専用の領域とを有し、
前記指定されたファイルは、前記情報記録媒体における情報の追記もしくは書き換えが可能な領域に記録されることを特徴とする請求項9に記載のプログラム。 - 請求項1〜10のいずれか一項に記載のプログラムが記録された領域を含む記録領域を有するコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- 前記記録領域は、情報の追記もしくは書き換えが可能な領域と読取専用の領域とを有し、前記プログラムが前記読取専用の領域に記録されていることを特徴とする請求項11に記載の記録媒体。
- 前記記録領域に記録されるファイルの拡張子と、その拡張子に応じたフォルダとの対応情報が、前記情報の追記もしくは書き換えが可能な領域又は前記読取専用の領域に記録されていることを特徴とする請求項12に記載の記録媒体。
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- 2004-01-23 JP JP2004016027A patent/JP2005209023A/ja active Pending
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