JP2005207133A - 清掃装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 清掃対象に沿って清掃作用部材を進行させながら清掃を行う場合に、前記清掃対象の形状の変化等に左右されることなく、的確な清掃を自動的に行うことができる清掃装置を提供する。
【解決手段】 清掃対象Sに沿って進行する清掃作用部材4を前記清掃対象Sへ近づく方向と該清掃対象Sから遠ざかる方向とに駆動するアクチュエータ43と、前記清掃対象Sに対する前記清掃作用部材4の接近離間距離が設定範囲L内にあるか否かを検知する接近離間距離検知機構52−53,54−55と、該接近離間距離検知機構52−53,54−55の作動に基づいて前記接近離間距離が前記設定範囲L内に維持されるように前記アクチュエータ43の動作を自動制御する制御機構51と、を備えている。
【選択図】 図8
【解決手段】 清掃対象Sに沿って進行する清掃作用部材4を前記清掃対象Sへ近づく方向と該清掃対象Sから遠ざかる方向とに駆動するアクチュエータ43と、前記清掃対象Sに対する前記清掃作用部材4の接近離間距離が設定範囲L内にあるか否かを検知する接近離間距離検知機構52−53,54−55と、該接近離間距離検知機構52−53,54−55の作動に基づいて前記接近離間距離が前記設定範囲L内に維持されるように前記アクチュエータ43の動作を自動制御する制御機構51と、を備えている。
【選択図】 図8
Description
本発明は、清掃対象に沿って進行しながら該清掃対象を清掃する清掃装置に関するものであり、例えば、トンネルの内壁面等のように、面積が非常に大きな清掃対象を清掃するのに用いて特に好適な清掃装置に関するものである。
道路トンネルや鉄道トンネルの内壁面は、通行車両の排気ガスや埃、あるいは地下水の漏出等によって汚染され易い。トンネル内壁面の汚染が進行すると、トンネル内が暗くなり、照明が効きにくなって見通しも悪くなるほか、トンネル内壁面への付着物が自然に剥離して、トンネル内に落下してしまう等の問題も生ずる。
そこで、トンネル内壁面等を効率的且つ安全に清掃できるようにするための洗浄装置として、洗浄対象としての壁面の位置及び形状に対応して洗浄液噴射ノズルランスの位置及び角度を変更せしめるノズル変位変向装置と、該ノズル変位変向装置及び前記洗浄液噴射ノズルランスを前記洗浄対象に沿って移動せしめる走行装置と、を備えたものが提案されている(特許文献1参照)。
また、洗浄液噴射ノズルから洗浄対象までの距離を、洗浄に最も適する設定距離に的確に位置調整できるようにした洗浄装置として、複数のマーカライトを前記洗浄液噴射ノズル側に設け、前記複数のマーカライトから照射される光が前記設定距離と一致する距離で交差するように、前記複数のマーカライトによる光の照射方向を予め設定し、洗浄対象面上で前記マーカライトからの光が一点で集中するか否かを目安にして、前記洗浄液噴射ノズルの噴射時の位置決めを行うようにしたものも提案されている(特許文献2参照)。
さらに、トンネルの内壁面に洗浄水を噴射しながら回転ブラシで清掃するトンネル内壁面清掃装置として、洗浄により生じた汚水を、バケット状に形成されたブラシカバーの底部の排水孔から、排水管を介して、トンネル内の道路脇に排水するようにしたものも提案されている(特許文献3参照)。
特開平9−111729号公報
特開平9−71916号公報
特開2002−146737号公報(0008段落第7行〜第13行)
しかしながら、前記特許文献2に記載のものによれば、ノズル・洗浄対象間距離が設定距離に一致しているか否かを、前記マーカライトによりオペレータが容易且つ的確に視認できる利点はあるものの、前記洗浄液噴射ノズルの位置調整自体は、前記オペレータ自身が手動遠隔操作で行うものとされていたので、前記洗浄対象に沿って前記洗浄液噴射ノズルを移動させながら洗浄を行う場合に、前記洗浄対象の形状の変化等に対応して、その都度前記洗浄液噴射ノズルの位置調整を手動で行わなければならず、前記オペレータへの操作上の負担が大きい等の問題があった。また、前記洗浄対象に急激な段差がある場合には、前記洗浄液噴射ノズルの手動による位置変更操作が遅れてしまう等の問題もあった。これらの問題は、暗いトンネル内での作業時には、特に顕著となる。
また、前記特許文献3に記載のもののように、洗浄により生じた汚水を、洗浄作業現場であるトンネル内の道路脇にそのまま排水することは、トンネル内及び周辺環境の汚染につかながるので、環境衛生上も好ましいことではない。
本発明は、前記の如き事情に鑑みてなされたもので、清掃対象に沿って清掃作用部材を進行させながら清掃を行う場合に、前記清掃対象の形状の変化等に左右されることなく、的確な清掃を自動的に行うことができる清掃装置を提供しようとするものである。
本発明はまた、清掃に使用した洗浄液で周辺環境が害されることを防止し得る清掃装置を提供しようとするものである。
前記課題を解決するため、本発明に係る清掃装置は、清掃対象に沿って進行しながら該清掃対象へ清掃作用を及ぼす清掃作用部材と、該清掃作用部材を前記清掃対象へ近づく方向と該清掃対象から遠ざかる方向とに駆動するアクチュエータと、前記清掃対象に対する前記清掃作用部材の接近離間距離が設定範囲内にあるか否かを検知する接近離間距離検知機構と、該接近離間距離検知機構の作動に基づいて前記接近離間距離が前記設定範囲内に維持されるように前記アクチュエータの動作を自動制御する制御機構と、を備えたものである(請求項1)。
本発明によれば、前記清掃作用部材の進行に伴う前記清掃対象の形状の変化等により、前記清掃作用部材から前記清掃対象までの距離が設定範囲を外れると、それを前記接近離間距離検知機構が検知し、その検知作動に基づいて、前記制御機構により、前記接近離間距離が前記設定範囲内となるように、前記アクチュエータの動作が自動制御される。これにより、前記接近離間距離が、常に自動的に前記設定範囲内に維持されるので、前記清掃対象に対して常に的確な清掃作用を及ぼすことができる。しかも、従来のように、オペレータがいちいち前記清掃作用部材の位置を手動操作で修正する必要がないので、オペレータへの操作上の負担が軽くなるほか、前記清掃作用部材の位置制御も確実となり、好適である。
なお、前記清掃作用部材としては、前記清掃対象へと洗浄液を高圧で噴射する洗浄水噴射ノズルを含むものや、前記清掃対象を擦る回転ブラシを含むもの等が挙げられる。
好適な実施の一形態として、前記接近離間距離検知機構が、前記清掃作用部材側から前記清掃対象に接触する接触式の検知機構であるものとすることもできる(請求項2)。このようにすれば、前記接近離間距離が前記設定範囲内にあるか否かの検知が確実に行え、コストも安く済む等の利点がある。
好適な実施の一形態として、前記接近離間距離検知機構及び前記清掃作用部材進行方向前方に位置して前記清掃対象の段差を検知する段差検知機構を備え、前記制御機構が、前記段差検知機構の作動に基づいて前記接近離間距離検知機構及び前記清掃作用部材の前記段差との衝突を回避せしめるように前記アクチュエータの動作を自動制御するものとすることもできる(請求項3)。
この構成によれば、前記清掃対象に段差があった場合に、それを前記段差検知機構が検知し、その検知作動に基づいて、前記制御機構により、前記接近離間距離検知機構及び前記清掃作用部材と前記段差との衝突を回避するように、前記アクチュエータの動作が自動制御される。このため、前記清掃対象に段差があったとしても、前記清掃装置の損傷が自動的に防止される。
なお、前記段差には、前記清掃対象の表面にある大きな凸部も含まれるものとする。
好適な実施の一形態として、前記段差検知機構が、前記段差に衝突して起立状態から所定角度揺動することで作動するものとすることもできる(請求項4)。
好適な実施の一形態として、前記接近離間距離検知機構が、前記清掃作用部材の進行方向前方に配設された前側接近離間距離検知手段と、前記清掃作用部材の進行方向後方に配設された後側接近離間距離検知手段と、を備え、前記前後両側の接近離間距離検知手段の双方が前記接近離間距離が前記設定範囲より大きくなったことを示す作動をしたときにのみ、前記清掃作用部材が前記清掃対象へ近づく方向へと駆動されるように、前記制御機構により前記アクチュエータの動作が制御されるものとすることもできる(請求項5)。
このようにすれば、前記アクチュエータにより前記清掃作用部材が前記清掃対象へ近づく方向へと駆動されるのは、前記清掃作用部材の前後両側で前記清掃対象までの距離が前記設定範囲より大きいことが確認された時に限られるので、前記清掃作用部材が前記清掃対象へ近づく方向へと駆動される際の安全性のチェックが確実となり、前記清掃装置の前記清掃対象への衝突事故等が確実に防止されて、好適である。
好適な実施の一形態として、前記アクチュエータと前記清掃作用部材との間に、前記アクチュエータの作動量を拡大せしめて前記清掃作用部材側へと伝達する倍量伝達機構が介装されたものとすることもできる(請求項6)。このようにすれば、前記清掃作用部材を前記清掃対象に対する接近離間方向へと素早く移動せしめることができて、好適である。
好適な実施の一形態として、前記清掃作用部材を構成する洗浄液噴射ノズルから前記清掃対象へと噴射された洗浄液を回収し、所定の浄化処理を施して洗浄液源へと戻す洗浄液回収浄化装置を備えたものとすることもできる(請求項7)。
この構成によれば、前記清掃対象に接触して汚れた洗浄液は、前記洗浄液回収装置によって回収され、所定の浄化処理を施されて、前記洗浄液源へと戻される。このため、汚れた洗浄液によって周辺環境が害される心配がない。また、汚れた洗浄液を回収・浄化して、洗浄液として再利用するので、洗浄液の節約にもつながり、好適である。
なお、前記所定の浄化処理の具体的内容に制限はなく、単純な濾過でも良いし、化学的な処理等を含むものであっても良い。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る清掃装置の全体左側面図、図2は、図1の清掃装置の清掃作用部の拡大斜視図、図3は、図1の清掃装置によるトンネル内壁面の清掃作業状態を示す後面図、図4は、清掃作用部昇降機構の斜視図、図5は、清掃作用部左右傾動機構の斜視図、図6は、清掃対象に対する前記清掃作用部の接近離間動機構の斜視図、図7は、図6の接近離間動機構の動作説明概略側面図、図8は、接近離間距離検知機構及び段差検知機構を含む前記清掃作用部の一部切欠側面図、図9は、前記清掃作用部の下がり段差への対応動作を示す説明図、図10は、前記清掃作用部の上がり段差への対応動作を示す説明図である。
本実施の形態に係る清掃装置1は、図3に示すように、主としてトンネルの内壁面Sの洗浄清掃に適するように形成したものであり、清掃対象となるトンネル内壁面Sに沿ってトンネル内を進行しながら前記トンネル内壁面Sを清掃し得るように、走行装置としての車両2上に搭載されている。ここでは、該車両2として、それ自体は周知の構成の軌条と道路面の両方を走行できる軌陸両用車両を用いることにより、前記清掃装置1の作業現場までの搬送の便宜が図られ、また、鉄道トンネルのみならず道路トンネルの洗浄にも使用できるようになっている。また、図1に示すように、前記車両2による前進時Fと後進時Rの双方で洗浄清掃作業を容易に行えるように、同様構成の二台の軌陸両用車両2a,2bを、連結部材3を介して前後に互いに逆向きに連結して用いている。
図1に示すように、前記清掃装置1は、前記車両2で前記トンネル内を前方F及び後方Rへと往復走行しながら、清掃作用部材としての昇降自在なノズルホッパー4から洗浄液Wを高圧で前記トンネル内壁面Sに噴射して、該トンネル内壁面Sを清掃する。その際、前記ノズルホッパー4内の洗浄液噴射ノズル5から噴射された洗浄液Wは、洗浄液回収浄化装置50を構成するホッパー6により回収され、前記洗浄液回収浄化装置50により所定の浄化処理が施されて、洗浄液源としての洗浄液タンク7へと戻される。このため、汚れた洗浄液によって周辺環境が害される心配がない。また、汚れた洗浄液を回収・浄化して、洗浄液として再利用するので、洗浄液の節約にもつながる。
図2に示すように、前記ノズルホッパー4は、洗浄液回収用の前記ホッパー6内に、前記洗浄液噴射ノズル5を多数配設したものである。本実施の形態では、前記ノズルホッパー4は、図1に示すように、前記前側車両2aに搭載されている。
図2に示すように、全体が鋼板等で形成された前記ホッパー6の上向き開口部6aは、前記トンネル内壁面Sの周方向の平均的な湾曲形状に沿うように湾曲形成されている。そして、前記上向き開口部6aの全周に沿って、前記トンネル内壁面Sに触れても該トンネル内壁面Sを損傷させることのない、ゴム板等の可撓性遮蔽材9が、均一な上下幅で配設されている。したがって、前記ノズルホッパー4の上向き開口部4aも、前記トンネル内壁面Sの周方向の湾曲形状に沿うように湾曲形成されていることになる。前記可撓性遮蔽材9は、前記洗浄液噴射ノズル5から噴射された洗浄液Wが前記ノズルホッパー4外へと飛散するのを防止する。
前記ホッパー6は、互いに同一形状の前後一対の扇形板10,11と、該前後一対の扇形板10,11の左右の斜辺同士を互いに連結する左右の側板12,13と、を備えている。前記ホッパー6の底板14からは、前記洗浄液回収装置50を構成する筒体15が下向きに延び出している。該筒体15には、柔軟なシート材からなる防水スカート16が接続され、該防水スカート16は、図1に示すように、前記前側車両2aに搭載された洗浄液回収タンク17内へと垂れ下がっている。
図3に示すように、前記ノズルホッパー4は、上下方向Xに高さ調整可能であるとともに、前記車両2の進行方向に対して左右方向Yへと傾斜角度調整可能とされ、且つ、前記トンネル内壁面Sに対して接近離間方向Zに位置調整可能となっている。このため、前記トンネル内壁面Sの周方向のいずれの個所に対しても、前記ノズルホッパー4の前記上向き開口部4aを正確に対面配置せしめることが可能となる。
洗浄清掃作業に当たっては、前記ノズルホッパー4は、前記可撓性遮蔽材9が前記トンネル内壁面Sに触れるか触れないかという状態となるように、トンネル内での上下位置、左右傾斜角度及び前記トンネル内壁面への接近離間距離を調整される。そして、例えば、前記ノズルホッパー4を、図3に実線で示す傾斜状態にして、前記車両2を前方Fへと適宜の距離走行させながら、図3のA領域を清掃する。次いで、前記ノズルホッパー4を、図3に仮想線で示す傾斜状態にして、前記車両2を後方Rへと走行させながら、図3のB領域を清掃する。同様にして、前記車両2の再度の前後往復走行により、図3のC領域及びD領域を清掃することができる。
図2に示すように、前記洗浄液噴射ノズル5は、前後一対のノズル管18,19のそれぞれに、その左右長さ方向に沿って等間隔をおいて複数(多数)配設されている。前記前後一対のノズル管18,19は、それぞれ、前記ホッパー6の前記上向き開口部6aの湾曲形状に沿うように湾曲形成されていて、一方の前記前側ノズル管18は、前記ホッパー6を構成する前記前側扇形板10の内面の上部に沿って固定され、他方の前記後側ノズル管19は、前記前側ノズル管18と同じ高さ位置となるように、前記後側扇形板11の内面の上部に沿って固定されている。
前記ノズルホッパー4の縦断側面を含む図8に示すように、前記後側ノズル管19の前記各洗浄液噴射ノズル5は、前記車両2の前進時における前方F斜め上方へ向くように配設され、逆に、前記前側ノズル管18の前記各洗浄液噴射ノズル5は、前記車両2の前進時における後方R斜め上方へ向くように配設されている。そして、前記車両2が前方Fへ進行する時には、前記後側ノズル管19からの洗浄液噴射で前記トンネル内壁面Sを清掃し、前記車両2が後方Rへ進行する時には、前記前側ノズル管18からの洗浄液噴射で前記トンネル内壁面Sを清掃するようになっている。このように、前記トンネル内壁面Sに対して洗浄液を、進行方向へ斜めに角度を付けて噴射せしめることにより、前記トンネル内壁面Sに付着した汚れを確実に剥離させて除去することができる。
図1に示すように、前記前後一対のノズル管18,19には、前記前側車両2aに搭載された高圧の洗浄液圧送ポンプ20によって、前記後側車両2bに搭載された前記洗浄液タンク7内の洗浄液Wが圧送される。オペレータMは、前記後側車両2bに搭載された操縦室21で、図示しない噴射方向切換操作部材としてのコックレバーを手動操作することにより、前記車両2の前進時Fと後進時Rで、前記前後一対のノズル管18,19のいずれから洗浄液Wを噴射せしめるかを切換制御することができる。
図8に示すように、前記洗浄液噴射ノズル5から噴射された洗浄液Wは、前記ノズルホッパー4の内部で前記トンネル内壁面Sに衝突し、該トンネル内壁面Sから除去された汚れ成分とともに、前記ノズルホッパー4内に落下する。そして、前記洗浄液Wと前記汚れ成分は、図1に示すように、前記ノズルホッパー4の下部の前記筒体15と、前記防水スカート16と、を介して、前記洗浄液回収装置50を構成する前記洗浄液回収タンク17内に流下する。該洗浄液回収タンク17内の前記洗浄液Wは、前記洗浄液回収タンク17内に配設された浄化手段としての洗浄液濾過フィルタ22と、洗浄液回収用ストレーナ23と、を介して、洗浄液回収ポンプ24によって吸入され、洗浄液回収用ホース25を介して、前記洗浄液タンク7へと戻される。前記洗浄液濾過フィルタ22、前記洗浄液回収用ストレーナ23及び前記洗浄液回収ポンプ24も、前記洗浄液回収浄化装置50を構成している。
図1中、符号26は、前記洗浄液圧送ポンプ20の図示しない吸入口と前記洗浄液タンク7とを連通せしめる吸水ホース、27は、前記洗浄液圧送ポンプ20からの余水を前記洗浄液タンク7へ戻すための余水ホースである。
前記ノズルホッパー4の上下方向Xでの高さ調整は、図1及び図4に示すように、前記前側車両2aに搭載された、高さ調整用アクチュエータ28を含む平行リンケージ式昇降機構29によって行われる。前記高さ調整用アクチュエータ28としては、油圧式又は電動式の直線動アクチュエータを使用することができる。
前記高さ調整用アクチュエータ28が伸縮作動することにより、前記平行リンケージ式昇降機構29を構成する後側固定リンク30を中心として、左右一対の上側揺動リンク31,32及び左右一対の下側揺動リンク33,34を介して、それらの前端部に枢支された縦長の昇降フレーム35が、起立状態を維持したままで上下動せしめられる。
図5に示すように、前記昇降フレーム35の前部には、該昇降フレーム35上において前記ノズルホッパー4の左右方向Yへの傾斜角度を調整可能とするための、ホッパー左右傾動機構36が配設されている。
すなわち、前記昇降フレーム35の前部には、その下部に配設された前後方向に延びる枢支軸37を介して、縦長の長方形の左右傾動フレーム38が枢支されている。該左右傾動フレーム38は、その下部に連結された前記枢支軸37を中心として、その上部側が左右方向Yに揺動可能となっている。前記昇降フレーム35と前記左右傾動フレーム38との間には、前記枢支軸37の左右両側に、左右一対の傾斜角度調整用アクチュエータ39,40が架設されている。該左右一対の傾斜角度調整用アクチュエータ39,40のそれぞれが、伸長・収縮の動作を同時に逆方向に行うことにより、前記枢支軸37を中心として、前記左右傾動フレーム38が、前記昇降フレーム35上で左右方向Yへ傾動駆動される。前記傾斜角度調整用アクチュエータ39,40としては、油圧式又は電動式の直線動アクチュエータを使用することができる。
図6に示すように、前記左右傾動フレーム38には、前記ノズルホッパー4を前記トンネル内壁面Sに対して接近離間方向Zへと移動せしめるための接近離間動機構41として、前記左右傾動フレーム38に案内されてその長さ方向に沿って移動自在な直線動フレーム42が係合せしめられ、該直線動フレーム42の上端部には、前記ノズルホッパー4が固着されている。また、前記直線動フレーム42と前記左右傾動フレーム38との間には、該左右傾動フレーム38の長さ方向に沿って前記直線動フレーム42を直線動せしめるアクチュエータとして、前記接近離間動機構41を構成する接近離間距離調整用アクチュエータ43が架設されている。該接近離間距離調整用アクチュエータ43としては、油圧式又は電動式の直線動アクチュエータを使用することができる。
前記接近離間距離調整用アクチュエータ43、前記左右一対の傾斜角度調整用アクチュエータ39,40及び前記高さ調整用アクチュエータ28,28は、いずれも、前記操縦室21で前記オペレータMが、図示しないアクチュエータ操作部材としての操作レバー又は操作スイッチ等を操作することによって遠隔制御操作することができる。
図6に示すように、前記接近離間距離調整用アクチュエータ43と、前記直線動フレーム42と、の間には、前記接近離間距離調整用アクチュエータ43の伸縮量を拡大せしめて前記直線動フレーム42へと伝達する倍量伝達機構44が介装されている。このため、前記接近離間距離調整用アクチュエータ43を僅かに伸縮作動せしめるだけで、前記直線動フレーム42を大きく直線動せしめることができ、したがって、前記直線動フレーム42を素早く直線動せしめることができる。
具体的には、前記倍量伝達機構44として、左右一対の駆動リンク部材45,46のそれぞれの一端部45a,46aを、前記左右傾動フレーム38の左右両側面38a,38bのそれぞれに相対回動自在に止着し、前記左右一対の駆動リンク部材45,46の前記それぞれの一端部45a,46aより高い位置にあるそれぞれの他端部45b,46bに、左右一対の従動リンク部材47,48のそれぞれの一端部47a,48aを相対回動自在に止着し、前記左右一対の従動リンク部材47,48のそれぞれの他端部47b,48bを、その前記一端部47a,48aより高い位置で、前記直線動フレーム42の左右両側面42a,42bのそれぞれに相対回動自在に止着している。そして、前記左右一対の駆動リンク部材45,46の左右幅方向の中央部付近同士を連結棒49で互いに連結し、該連結棒49の左右幅方向中央部と、前記左右傾動フレーム38の上枠部38cの左右幅方向中央部と、の間に、前記接近離間距離調整用アクチュエータ43を伸縮自在に架設している。
前記構成において、前記直線動フレーム駆動用アクチュエータ43が伸縮作動すると、前記左右一対の駆動リンク部材45,46の前記他端部45b,46bが、前記一端部45a,46aを中心として上下に揺動する。この時、前記倍量伝達機構44の略図である図7に示すように、前記左右一対の駆動リンク部材45,46の長さ方向における前記連結棒49の配設位置関係により、前記接近離間距離調整用アクチュエータ43の伸縮量(作動量)E1に比べて、前記左右一対の駆動リンク部材45,46の前記他端部45b,46bの上下揺動量E2の方が大きくなる。さらに、前記左右一対の駆動リンク部材45,46の前記他端部45b,46bの上下揺動により、前記左右一対の従動リンク部材47,48の前記一端部47a,48aが、上下に揺動しながら前記直線動フレーム42に対して接近離間方向へと移動することから、前記左右一対の従動リンク部材47,48の前記他端部47b,48bの直線動量E3が、その前記一端部47a,48aの前記上下揺動量E2より大きくなる。したがって、前記接近離間距離調整用アクチュエータ43を僅かに伸縮作動せしめることにより、前記左右傾動フレーム38上で前記直線動フレーム42を大きく直線動せしめることができ、前記左右傾動フレーム38上における前記直線動フレーム42の高速直線動、すなわち、前記トンネル内壁面Sに対する前記ノズルホッパー4の高速での接近離間距離調整が実現される。
なお、図6の例では、前記接近離間距離調整用アクチュエータ43が伸長作動することで、前記ノズルホッパー4が前記トンネル内壁面Sから遠ざかる方向へと駆動され、前記接近離間距離調整用アクチュエータ43が収縮作動することで、前記ノズルホッパー4が前記トンネル内壁面Sへ近づく方向へと駆動されるようになっているが、これに限定されるものでないことは言うまでもない。
以上のように、前記接近離間動機構41に前記倍量伝達機構44を介装せしめれば、後で詳細に説明するように、例えば、前記トンネル内壁面Sにトンネル内方への大きな下がり段差がある場合等、前記ノズルホッパー4を急速に前記トンネル内壁面Sから遠ざかる方向へと変位させたい場合に、好適である。
ところで、図8に示すように、前記ノズルホッパー4内に配設された前記前後一対のノズル管18,19のそれぞれにおいて、前記各洗浄液噴射ノズル5から噴射された洗浄液Wは、前記可撓性遮蔽材9と前記トンネル内壁面Sとが触れるか触れないかという状態の時に、前記トンネル内壁面Sに対して最も高い洗浄効果が得られるように当たり、且つ、洗浄液の回収も最も確実に行われるようになっている。したがって、前記車両2の走行により前記ノズルホッパー4が前記トンネル内壁面Sに沿って進行する際に、前記ノズルホッパー4と前記トンネル内壁面Sとの接近離間位置関係を、前記ノズルホッパー4の進行に伴う前記トンネル内壁面Sの形状の変化等にかかわらず、常に所定の最適な状態に保持せしめることが望ましい。
しかし、前記トンネル内壁面Sに対する前記ノズルホッパー4の位置制御を、前記オペレータMが、前記トンネル内壁面Sの形状の変化を観察しながら、前記操縦室21からいちいち遠隔手動操作で行うのは煩雑であり、長時間の作業には適さない。そこで、本実施の形態では、前記接近離間距離調整用アクチュエータ43を手動で遠隔操作できることに加えて、該接近離間距離調整用アクチュエータ43を自動制御モードに切換え可能にし、前記ノズルホッパー4の前記トンネル内壁面Sに対する接近離間距離調整を自動制御可能とせしめている。すなわち、図8に示すように、前記ノズルホッパー4から前記トンネル内壁面Sまでの距離(接近離間距離)が、作業中の機体の振動による変位量、トンネル壁面の凸凹の程度等を考慮し、自動制御機構がチャタリング現象を生じない範囲で出来る限り小寸法に定められた設定範囲L内にあるか否かを検知する接近離間距離検知機構を設け、該接近離間距離検知機構からの、例えば、電気的信号に基づいて、前記接近離間距離が前記設定範囲L内に維持されるように、マイクロコンピュータ等を含む制御機構51で、前記接近離間距離調整用アクチュエータ43の伸縮動作を自動制御せしめるようにしている。
具体的には、図2に示すように、前記ノズルホッパー4に、前記接近離間距離検知機構として、前後一対の前進時用の接触式距離センサユニット52,53と、前後一対の後進時用の接触式距離センサユニット54,55と、を設けている。前記前後一対の前進時用距離センサユニット52,53は、前記ノズルホッパー4の前進時Fにおける前側接近離間距離検知手段及び後側接近離間距離検知手段として作用し、前記前後一対の後進時用距離センサユニット54,55は、前記ノズルホッパー4の後進時Rにおける前側接近離間距離検知手段及び後側接近離間距離検知手段として作用する。本実施の形態では、前記前進時用距離センサユニット52,53と前記後進時用距離センサユニット54,55は、前記ノズルホッパー4の前後において、左右反対の位置にそれぞれ配設されている。
前記各距離センサユニット52,53,54,55は、前記ノズルホッパー4に固定されたスイッチ本体52a,53a,54a,55aと、該各スイッチ本体52a,53a,54a,55aから斜め上方へ延び出してそれぞれが独立して上下に揺動自在なセンサアーム52b,53b,54b,55bと、該各センサアーム52b,53b,54b,55bの揺動先端部にそれぞれ取着されて、前記ノズルホッパー4の進行方向へと遊転自在な転動体としてのセンサ車輪52c,53c,54c,55cと、を備えている。
前記四つの距離センサユニット52,53,54,55において、前記前後一対の前進時用距離センサユニット52,53の前記各センサアーム52b,53bは、前記各スイッチ本体52a,53aから前記ノズルホッパー4の前進時の前方F及び後方Rに向かってそれぞれ斜め上方へと延び出し、前記前後一対の後進時用距離センサユニット54,55の前記各センサアーム54b,55bは、前記各スイッチ本体54a,55aから前記ノズルホッパー4の後進時の前方R及び後方Fに向かってそれぞれ斜め上方へと延び出している。
図8に示すように、前記各距離センサユニット52,53,54,55において、前記各センサアーム52b,53b,54b,55bは、設定上限角度位置Uと設定下限角度位置Dとの間の設定角度範囲θ内を上下揺動自在とされ、前記設定上限角度位置Uへ向けて上方へ揺動するように常時付勢されている。前記各センサアーム52b,53b,54b,55bの前記上限角度位置Uと前記下限角度位置Dは、清掃作業時における前記ノズルホッパー4と前記トンネル内壁面Sとの間の望ましい距離に応じて、予め任意に設定される。
前記各距離センサユニット52,53,54,55において、前記各センサアーム52b,53b,54b,55bが前記設定上限角度位置Uに達すると、前記各スイッチ本体52a,53a,54a,55a内の図示しない接近動スイッチがONとなり、その信号が前記制御機構51に送られる。一方、前記各センサアーム52b,53b,54b,55bが前記設定下限角度位置Dに達すると、前記各スイッチ本体52a,53a,54a,55a内の図示しない離間動スイッチがONとなり、その信号が前記制御機構51に送られる。また、前記各センサアーム52b,53b,54b,55bが、前記設定上限角度位置U及び前記設定下限角度位置Dを除く前記設定角度範囲θ内(中立角度範囲位置N)にある時には、前記接近動スイッチも前記離間動スイッチも共にOFF状態である。
本実施の形態では、前記車両2の前進時Fに作動する前記前進時用距離センサユニット52,53も、前記車両2の後進時Rに作動する前記後進時用距離センサユニット54,55も、前記ノズルホッパー4の進行方向の前方及び後方に対にして配設されている。このため、前記ノズルホッパー4の前進時Fには、進行方向に対して前側の前記距離センサユニット52からの信号と、進行方向に対して後側の前記距離センサユニット53からの信号とが、前記制御機構51に入力され、同様に、前記ノズルホッパー4の後進時Rには、進行方向に対して前側の前記距離センサユニット54からの信号と、進行方向に対して後側の前記距離センサユニット55からの信号とが、前記制御機構51に入力される。そこで、前記ノズルホッパー4の前進時Fにも後進時Rにも、前記接近離間距離調整用アクチュエータの動作は、次に述べる特定の場合を除き、進行方向に対して前側の距離センサユニット52,54からの信号に従って制御されるものとしている。
前記特定の場合とは、前記ノズルホッパー4を前記トンネル内壁面Sに近づく方向へと移動せしめる場合である。前記ノズルホッパー4の進行方向前側の距離センサユニット52,54で接近動スイッチがONになったとしても、進行方向後側の距離センサユニット53,55においても接近動スイッチがONにならない限り、前記制御機構51からは、前記ノズルホッパー4を前記トンネル内壁面Sに近づく方向へ駆動せしめるための前記接近離間距離調整用アクチュエータ43の駆動指令は出されず、したがって、前記ノズルホッパー4が前記トンネル内壁面Sへ近づく方向へ動き始めることはない。すなわち、前記前後一対の距離センサユニット52−53,54−55の双方において前記接近動スイッチがONになり、前記ノズルホッパー4と前記トンネル内壁面Sとの間の距離が前記ノズルホッパー4の前後両側で前記設定範囲Lより大きくなったことを示す信号が前記制御手段51に対して発せられたときにのみ、前記ノズルホッパー4が前記トンネル内壁面Sへ近づく方向へと駆動されるように、前記制御機構51による前記接近離間距離調整用アクチュエータ43の動作制御が行われる。このように、本実施の形態のものによれば、前記ノズルホッパー4を前記トンネル内壁面Sへ近づく方向へと駆動する際の安全性のチェックが、前記ノズルホッパー4の進行方向の前後両側で行われるため、前記トンネル内壁面Sとの衝突事故等や装置の破損等が確実に防止されて、好適である。
一方、前記ノズルホッパー4の進行方向前側の前記距離センサユニット52,54の前記センサアーム52b,54bが、前記中立角度範囲位置Nにある時には、進行方向前側となる前記距離センサユニット52,54の前記接近動スイッチも前記離間動スイッチも共にOFF状態であるから、進行方向後側となる前記距離センサユニット53,55のスイッチがどのような状態であっても、前記接近離間距離調整用アクチュエータ43は不動であり、前記ノズルホッパー4の前記トンネル内壁面Sへの接近離間動作は行われない。
また、前記トンネル内壁面Sが前記ノズルホッパー4に対して相対的に接近し、前記ノズルホッパー4の進行方向前側の前記距離センサユニット52,54の前記センサアーム52b,54bが、前記設定下限角度位置Dまで下方へ揺動すると、進行方向前側となる前記距離センサユニット52,54の前記離間動スイッチがONとなり、進行方向後側となる前記距離センサユニット53,55のスイッチがどのような状態であるかにかかわらず、前記ノズルホッパー4が前記トンネル内壁面Sから遠ざかる方向へと駆動されるように、前記制御機構51による前記接近離間距離調整用アクチュエータ43の動作制御が行われる。
図1に示すように、清掃作業開始時には、トンネル内において、前記オペレータMが、前記操縦室21から前記高さ調整用アクチュエータ28,28及び前記左右一対の傾斜角度調整用アクチュエータ39,40の操作を手動で行い、前記平行リンケージ式昇降機構29及び前記ホッパー左右傾動機構36を作動させ、前記ノズルホッパー4と前記トンネル内壁面Sとの間の距離を目視しながら、前記ノズルホッパー4を、前記トンネル内壁面Sの洗浄目標個所へと近づける。そして、前記ノズルホッパー4が前記トンネル内壁面Sの前記洗浄目標個所に近い位置となったところで、前記平行リンケージ式昇降機構29及び前記ホッパー左右傾動機構36の作動を停止させ、前記トンネル内壁面Sに対する前記ノズルホッパー4の接近離間方向の位置制御方式を、制御方式切換え操作部材としての切換えスイッチ等により、前記制御機構51による自動制御モードに切換える。
その時点において、前記前後一対の距離センサユニット52−53,54−55の前記センサ車輪52c−53c,54c−55cの内のいずれもが、未だ前記トンネル内壁面Sに接触していない場合には、前記前後一対の距離センサユニット52−53,54−55の前記接近動スイッチがいずれもONになっているので、前記制御機構51を介して前記接近離間距離調整用アクチュエータ43が自動的に作動し、前記ノズルホッパー4が前記トンネル内壁面Sへ近づく方向へと移動せしめられる。そして、進行方向前側の前記距離センサユニット52,54の前記センサ車輪52c,54cが前記トンネル内壁面Sへと接触し、前記前側の距離センサユニット52,54の前記センサアーム52b,54bが前記設定上限角度位置Uより下方の前記中立角度範囲位置Nへと傾くと、前記接近動スイッチがOFFとなって前記接近離間距離調整用アクチュエータ43が停止し、前記トンネル内壁面Sに対する前記ノズルホッパー4の位置が確定する。そこで、前記洗浄液噴射ノズル5から前記トンネル内壁面Sへ向けて洗浄液Wを噴射させながら、前記車両2を前方F又は後方Rへ走行させて、前記ノズルホッパー4を前記トンネル内壁面Sに沿って移動させればよい。
前記前後一対の距離センサユニット52−53,54−55の前記各センサアーム52b−53b,54b−55bの傾きは、前記トンネル内壁面Sの凹凸や、前記トンネル内壁面Sの上方又は下方への緩やかな傾斜等によって、前記設定角度範囲θ内で時々刻々変化する。そして、前記前後一対の距離センサユニット52−53,54−55の前記各スイッチ本体52a−53a,54a−55aからの信号により、前記制御機構51を介して、前記接近離間距離調整用アクチュエータ43が随時伸縮駆動され、前記ノズルホッパー4から前記トンネル内壁面Sまでの距離が、前記トンネル内壁面Sの形状の変化等にかかわらず、常に前記設定範囲Lに保持される。
ところで、前記トンネル内壁面Sに、進行方向前側の前記センサ車輪52c,54cが滑らかに乗り越えることができないような、トンネルの周方向の内方へ向けての大きな下がり段差56,57があった場合には、該下がり段差56,57との衝突で、進行方向前側の距離センサユニット52,54や前記ノズルホッパー4等に破損が生ずることも予想される。
そこで、本実施の形態では、次のような手段を採用している。すなわち、図8に示すように、前記ノズルホッパー4の前進時における進行方向前側の前記距離センサユニット52より前記ノズルホッパー4の進行方向の前方Fに、前進時Fにおける前記下がり段差56を検知する前進時用段差検知機構58を配設し、前記ノズルホッパー4の後進時Rにおける進行方向前側の前記距離センサユニット54より前記ノズルホッパー4の進行方向の前方Rに、後進時における前記下がり段差57を検知する後進時用段差検知機構59を配設している。そして、前記ノズルホッパー4の前進時Fには、前記前進時用段差検知機構58からの信号に基づいて、前記制御機構51が、進行方向前側の前記距離センサユニット52及び前記ノズルホッパー4と、前記下がり段差56と、の衝突を回避せしめるように、前記接近離間距離調整用アクチュエータ43の動作を自動制御し、前記ノズルホッパー4の後進時Rには、前記後進時用段差検知機構59からの信号に基づいて、前記制御機構51が、進行方向前側の前記距離センサユニット54及び前記ノズルホッパー4と、前記下がり段差57と、の衝突を回避せしめるように、前記接近離間距離調整用アクチュエータ43の動作を自動制御する。
図2に示すように、前記ノズルホッパー4の前後両側には、該ノズルホッパー4の進行方向の前後に向かってそれぞれ水平に延びる前後一対のブラケット60,61が固着されている。該前後一対のブラケット60,61は、それぞれが長さ調整自在とされている。該前後一対のブラケット60,61のそれぞれの先端部には、前記前進時用段差検知機構及び前記後進時用段差検知機構として、前後一対の接触式段差センサユニット58,59のそれぞれが支持されている。
図8に示すように、前記前進時用段差センサユニット58は、前記ノズルホッパー4に固定されたスイッチ本体58aと、該スイッチ本体58aから上方へ延び出したコイルばね鋼線等からなるセンサアンテナ58bと、を備えている。該センサアンテナ58bは、前記ノズルホッパー4の前進時Fにその後方Rへ向けて作用する外力を受けることにより、起立状態から前記ノズルホッパー4の後方Rへ揺動する。これにより、前記スイッチ本体58a内の図示しない離間動スイッチがONとなり、その信号が前記制御機構51に送られ、該制御機構51により、前記接近離間距離調整用アクチュエータ43が、タイマによって予め設定された所定時間(例えば、0.5秒間以下)だけ作動せしめられ、前記ノズルホッパー4が前記トンネル内壁面Sから十分に遠ざかる方向へと所定量移動する。これにより、前記ノズルホッパー4の前進時Fにおける前側の前記距離センサユニット52及び前記ノズルホッパー4と、前記下がり段差56と、の衝突が回避される。
同様に、前記後進時用段差センサユニット59は、前記ノズルホッパー4に固定されたスイッチ本体59aと、該スイッチ本体59aから上方へ延び出したコイルばね鋼線等からなるセンサアンテナ59bと、を備えている。該センサアンテナ59bは、前記ノズルホッパー4の後進時Rにその後方Fへ向けて作用する外力を受けることにより、起立状態から前記ノズルホッパー4の後方Fへ揺動する。これにより、前記スイッチ本体59a内の図示しない離間動スイッチがONとなり、その信号が前記制御機構51に送られ、該制御機構51により、前記接近離間距離調整用アクチュエータ43が、タイマによって予め設定された所定時間だけ作動せしめられ、前記ノズルホッパー4が前記トンネル内壁面Sから十分に遠ざかる方向へと所定量移動する。これにより、前記ノズルホッパー4の後進時Rにおける前側の前記距離センサユニット54及び前記ノズルホッパー4と、前記下がり段差57と、の衝突が回避される。
本実施の形態では、前記トンネル内壁面Sに対する前記ノズルホッパー4の前記接近離間動機構41に前記倍量伝達機構44が介装されているので、前記トンネル内壁面Sから前記ノズルホッパー4を高速で離間せしめることができ、前記ノズルホッパーの前進時Fにも後進時Rにも、前記下がり段差56,57の回避を確実に行うことができる。
なお、前記後進時用段差センサユニット59の前記スイッチ本体59aは、前記ノズルホッパー4の前進時Fに障害物に衝突した場合には、後方Rへ退避揺動自在とされ、同様に、前記前進時用段差センサユニット58の前記スイッチ本体58aは、前記ノズルホッパー4の後進時Rに障害物に衝突した場合には、前方Fへ退避揺動自在とされ、前記各段差センサユニット58,59の破損防止が図られている。
また、前記前後一対のブラケット60,61の長さは、進行方向前側の前記距離センサユニット52,54が前記下がり段差56,57を確実に回避できるように、前記ノズルホッパー4(車両2)の進行速度に応じて適宜に調整される。
ところで、前記ノズルホッパー4に前記前後一対のブラケット60,61を付設した結果、前記ノズルホッパー4の位置変更時に、前記前後一対のブラケット60,61が大きく上下に揺動して、前記各段差センサユニット58,59の前記各センサアンテナ58b,59bが、前記トンネル内壁面Sに衝突し易くなる。そこで、本実施の形態では、図2及び図8に示すように、前記前後一対のブラケット60,61のそれぞれに、前後一対のブラケット揺動ストッパ62,63をそれぞれ配設し、前記各段差センサユニット58,59の破損を防止している。
図8に示すように、前記各ブラケット揺動ストッパ62,63は、前記各センサアンテナ58b,59bより前記ノズルホッパー4に近い位置に配置され、前記各センサアンテナ58b,59bより前記トンネル内壁面Sに近い位置まで延びている。そして、前記前後一対のブラケット62,63の上下揺動時に、前記各センサアンテナ58b,59bより先に前記トンネル内壁面Sに衝突して、前記各センサアンテナ58b,59bの前記トンネル内壁面Sへの衝突を防止する。
前記各ブラケット揺動ストッパ62,63の前記トンネル内壁面Sへの接触部62a,63aをラバーブロック等で形成すると、前記トンネル内壁面Sの破損も防止されて、好適である。
また、前記各ブラケット揺動ストッパ62,63を、前記ノズルホッパー4の進行方向の前後に退避揺動可能に構成すると、前記トンネル内壁面Sとの衝突による前記各ブラケット揺動ストッパ62,63自体の破損も防止できて、一層好適である。
次に、図9を参照し、前記ノズルホッパー4の前進時Fにおける前記下がり段差56への対応動作を説明する。
図9(a)に示すように、前記ノズルホッパー4の前進時Fに、前記前進時用段差センサユニット58の前記センサアンテナ58bが、前記下がり段差56に接触すると、前記センサアンテナ58bが後方Rへと揺動して、前記前進時用段差センサユニット58の前記離間動スイッチがONとなる。これにより、前記制御機構51の作用で、前記接近離間距離調整用アクチュエータ43が、タイマによって予め設定された所定時間だけ作動せしめられ、図9(b)に示すように、前記ノズルホッパー4が前記トンネル内壁面Sから遠ざかる方向へと所定量だけ大きく下降する。その結果、図9(c)に示すように、進行方向前側の前記距離センサユニット52及び前記ノズルホッパー4と、前記下がり段差56と、の衝突が回避される。
図9(d)に示すように、前記ノズルホッパー4の下降により、前記前後一対の前進時用距離センサユニット52,53の前記各センサ車輪52c,53cが前記トンネル内壁面Sから離れ、前記各センサアーム52b,53bが前記設定上限角度位置Uへと変位するので、前記制御機構51による前記接近離間距離調整用アクチュエータ43の動作制御により、前記ノズルホッパー4が前記トンネル内壁面Sに近づく方向へと上昇せしめられる。
図9(e)に示すように、前記ノズルホッパー4の上昇により、進行方向前側の前記センサ車輪52cが前記トンネル内壁面Sへと当接し、進行方向前側の前記センサアーム52bが前記中立角度範囲位置Nへと戻ると、前記制御機構51による前記接近離間距離調整用アクチュエータ43の動作制御により、前記ノズルホッパー4の上昇が停止せしめられる。
図9(f)に示すように、前記ノズルホッパー4の継続的な進行により、進行方向後側の前記センサ車輪53cも前記トンネル内壁面Sに当接し、進行方向後側の前記センサアーム53bも前記中立角度範囲位置Nへと戻る。
なお、前記ノズルホッパー4の後進時Rにおける前記下がり段差57への対応動作は、前進時Fにおける以上の説明から自明であるので、説明を省略する。
本実施の形態に係る前記清掃装置1は、前記下がり段差56,57のみならず、前記トンネル内壁面Sに、トンネルの周方向の外方へ向けての大きな上がり段差64がある場合にも対応することができる。前記ノズルホッパー4の前進時における前記上がり段差64への対応動作は、図10に示す通りである。
図10(a)に示すように、前記ノズルホッパー4の前進時Fに、その前方に前記上がり段差64がある場合、前記前後一対の距離センサユニット52,53の前記センサ車輪52c,53cの双方が前記上がり段差64を通過して、前記前後一対の距離センサユニット52,53の前記センサアーム52b,53bの双方が前記設定上限角度位置Uへと変位するまで、前記ノズルホッパー4の前記トンネル内壁面Sに対する接近離間距離調整は行われない。
図10(b)に示すように、前記ノズルホッパー4の進行により、前記前後一対の距離センサユニット52,53の前記センサ車輪52c,53cの双方が前記上がり段差64を通過し、前記前後一対の距離センサユニット52,53の前記センサアーム52b,53bの双方が前記設定上限角度位置Uへと変位すると、前記制御機構51による前記接近離間距離調整用アクチュエータ43の動作制御により、前記ノズルホッパー4が前記トンネル内壁面Sに近づく方向へと上昇せしめられる。
前記ノズルホッパー4の上昇により、図10(c)に示すように、進行方向後方の前記ブラケット揺動ストッパ63が前記上がり段差64より手前のトンネル内壁面S1に衝突するが、前記ブラケット揺動ストッパ63は後方へと退避揺動するので、該ブラケット揺動ストッパ63の破損等は起こらない。該ブラケット揺動ストッパ63の後方への退避揺動により、進行方向後側の前記段差センサユニット59の前記センサアンテナ59bも、前記上がり段差64より手前の前記トンネル内壁面S1に衝突するが、前記センサアンテナ59bとともに前記段差センサユニット59が後方へと退避揺動するので、該段差センサユニット59の破損等も起こらない。
図10(d)に示すように、前記ノズルホッパー4の上昇により、進行方向前側の前記センサ車輪52cが、前記上がり段差64の通過後のトンネル内壁面S2へと当接し、進行方向前側の前記センサアーム52bが前記中立角度範囲位置Nへと戻ると、前記制御機構51による前記接近離間距離調整用アクチュエータ43の動作制御により、前記ノズルホッパー4の上昇が停止せしめられる。
そして、図10(e)に示すように、前記上がり段差64後の前記トンネル内壁面S2に沿って、洗浄に適する設定距離範囲を保ちながら、前記ノズルホッパー4は継続的に進行する。
なお、前記ノズルホッパー4の後進時Rにおける上がり段差への対応動作は、前進時Fにおける以上の説明から自明であるので、説明を省略する。
前記清掃装置1において、前記ノズルホッパー4とともに、又は前記ノズルホッパー4に代えて、前記トンネル内壁面Sに接触して回転する回転ブラシを清掃作用部材として用いることもできる。
また、前記実施の形態においては、検知機構及び制御機構として、電気的信号を利用する例を挙げて説明したが、例えば、機械的連動手段を用いて、各アクチュエータの作動を制御せしめることも可能である。
4 清掃作用部材(ノズルホッパー)
5 洗浄液噴射ノズル
7 洗浄液源(洗浄液タンク)
43 アクチュエータ(接近離間距離調整用アクチュエータ)
44 倍量伝達機構
50 洗浄液回収浄化装置
51 制御機構
52−53 接近離間距離検知機構(前後一対の前進時用距離センサユニット)
54−55 接近離間距離検知機構(前後一対の後進時用距離センサユニット)
56 前進時における下がり段差
57 後進時における下がり段差
58 段差検知機構(前進時用段差センサユニット)
59 段差検知機構(後進時用段差センサユニット)
E1 アクチュエータの作動量
F ノズルホッパーの前進時の前方(ノズルホッパーの後進時の後方)
L 接近離間距離の設定範囲
R ノズルホッパーの前進時の後方(ノズルホッパーの後進時の前方)
S 清掃対象(トンネル内壁面)
W 洗浄液
5 洗浄液噴射ノズル
7 洗浄液源(洗浄液タンク)
43 アクチュエータ(接近離間距離調整用アクチュエータ)
44 倍量伝達機構
50 洗浄液回収浄化装置
51 制御機構
52−53 接近離間距離検知機構(前後一対の前進時用距離センサユニット)
54−55 接近離間距離検知機構(前後一対の後進時用距離センサユニット)
56 前進時における下がり段差
57 後進時における下がり段差
58 段差検知機構(前進時用段差センサユニット)
59 段差検知機構(後進時用段差センサユニット)
E1 アクチュエータの作動量
F ノズルホッパーの前進時の前方(ノズルホッパーの後進時の後方)
L 接近離間距離の設定範囲
R ノズルホッパーの前進時の後方(ノズルホッパーの後進時の前方)
S 清掃対象(トンネル内壁面)
W 洗浄液
Claims (7)
- 清掃対象(S)に沿って進行しながら該清掃対象(S)へ清掃作用を及ぼす清掃作用部材(4)と、該清掃作用部材(4)を前記清掃対象(S)へ近づく方向と該清掃対象(S)から遠ざかる方向とに駆動するアクチュエータ(43)と、前記清掃対象(S)に対する前記清掃作用部材(4)の接近離間距離が設定範囲(L)内にあるか否かを検知する接近離間距離検知機構(52−53,54−55)と、該接近離間距離検知機構(52−53,54−55)の作動に基づいて前記接近離間距離が前記設定範囲(L)内に維持されるように前記アクチュエータ(43)の動作を自動制御する制御機構(51)と、を備えている、清掃装置。
- 前記接近離間距離検知機構が、前記清掃作用部材(4)側から前記清掃対象(S)に接触する接触式の検知機構(52−53,54−55)である、請求項1に記載の清掃装置。
- 前記接近離間距離検知機構(52−53,54−55)及び前記清掃作用部材(4)の進行方向前方(F,R)に位置して前記清掃対象(S)の段差(56,57)を検知する段差検知機構(58,59)を備え、前記制御機構(51)が、前記段差検知機構(58,59)の作動に基づいて前記接近離間距離検知機構(52−53,54−55)及び前記清掃作用部材(4)の前記段差(56,57)との衝突を回避せしめるように前記アクチュエータ(43)の動作を自動制御する、請求項1又は2に記載の清掃装置。
- 前記段差検知機構(58,59)が、前記段差(56,57)に衝突して起立状態から所定角度揺動することで作動するものである、請求項3に記載の清掃装置。
- 前記接近離間距離検知機構(52−53,54−55)が、前記清掃作用部材(4)の進行方向前方(F,R)に配設された前側接近離間距離検知手段(52,54)と、前記清掃作用部材(4)の進行方向後方(R,F)に配設された後側接近離間距離検知手段(53,55)と、を備え、前記前後両側の接近離間距離検知手段(52−53,54−55)の双方が前記接近離間距離が前記設定範囲(L)より大きくなったことを示す作動をしたときにのみ、前記清掃作用部材(4)が前記清掃対象(S)へ近づく方向へと駆動されるように、前記制御機構(51)により前記アクチュエータ(43)の動作が制御されることを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の清掃装置。
- 前記アクチュエータ(43)と前記清掃作用部材(4)との間に、前記アクチュエータ(43)の作動量(E1)を拡大せしめて前記清掃作用部材(4)側へと伝達する倍量伝達機構(44)が介装されている、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の清掃装置。
- 前記清掃作用部材(4)を構成する洗浄液噴射ノズル(5)から前記清掃対象(S)へと噴射された洗浄液(W)を回収し、所定の浄化処理を施して洗浄液源(7)へと戻す洗浄液回収浄化装置(50)を備えている、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の清掃装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2004015283A JP2005207133A (ja) | 2004-01-23 | 2004-01-23 | 清掃装置 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007031973A (ja) * | 2005-07-22 | 2007-02-08 | East Japan Railway Co | 鉄道用トンネル洗浄装置 |
CN111139773A (zh) * | 2020-01-14 | 2020-05-12 | 中铁六局集团有限公司 | 隧道管片清洗装置 |
CN114606890A (zh) * | 2022-03-17 | 2022-06-10 | 重庆交通大学 | 一种隧道高漫反射的侧壁清洗装置及方法 |
-
2004
- 2004-01-23 JP JP2004015283A patent/JP2005207133A/ja active Pending
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