JP2005202618A - コンテンツ配信管理方法、コンテンツ配信装置、コンテンツ配信システム、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

コンテンツ配信管理方法、コンテンツ配信装置、コンテンツ配信システム、プログラムおよび記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP2005202618A
JP2005202618A JP2004007483A JP2004007483A JP2005202618A JP 2005202618 A JP2005202618 A JP 2005202618A JP 2004007483 A JP2004007483 A JP 2004007483A JP 2004007483 A JP2004007483 A JP 2004007483A JP 2005202618 A JP2005202618 A JP 2005202618A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
upper limit
content
terminal device
viewing
limit value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004007483A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4430951B2 (ja
Inventor
Akihiro Nishida
明宏 西田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2004007483A priority Critical patent/JP4430951B2/ja
Publication of JP2005202618A publication Critical patent/JP2005202618A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4430951B2 publication Critical patent/JP4430951B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

【課題】予めネットワークの性能から計算されたコンテンツの同時配信の上限を守ることにより、不安定なコンテンツの配信という状態の発生を防止して、効率よくコンテンツの配信を実現することができるコンテンツ配信管理方法を提供する。
【解決手段】複数の端末装置とコンテンツ配信装置とをネットワークで接続し、端末装置から視聴要求のあったコンテンツをコンテンツ配信装置から要求元に配信するときのコンテンツ配信管理方法であって、端末装置が属するグループごとに、端末装置の同時接続台数の上限値を登録する上限管理データベースを備えて、視聴要求のあった端末装置が属するグループの同時接続台数の上限値を上限管理データベースから取得し、端末装置が属するグループで同時に視聴要求している端末装置の台数と上限値とを比較することによって、コンテンツ配信装置へ同時に接続する端末装置の台数を制限するようにした。
【選択図】図3

Description

本発明は、コンテンツ配信管理方法、コンテンツ配信装置、コンテンツ配信システム、プログラムおよび記録媒体に関し、具体的には、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)ネットワーク上で映像や音声等のコンテンツをIPパケットとして、効率よくコンテンツの配信を実現することができるコンテンツ配信管理技術に関する。
インターネットは、当初、静的なWebページの表示やテキストベースの電子メールを配送するのが主な役割であった。ところが、ここ数年、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)、CATV(cable television、community antenna television) など通信のインフラの整備に伴い、今や映像と音声、友人同士の気軽なコミュニケーションを中心とした、新たなエンターテイメントへと変貌しつつある。
そこには、インターネットの高速化が影響を与えているのは言うまでもない。このように、インターネットの高速化が加速して、受信者側で大量のデータの受信が可能となり、映像や音声等のコンテンツをインターネット上で配信することが可能になっている。
しかしながら、インターネットで映像や音声等のコンテンツなどの大量な情報を継続的に配信すると、特定のユーザが非常に多くのパケットを送出し、ネットワークの帯域を多く使用することになる。そのため、ネットワークを共有している他のユーザが利用できる資源が少なくなる。
その結果、ネットワークが高負荷となり、パケットの損失あるいはパケットの遅延が多発して、映像や音声等のコンテンツの途切れが発生するという問題がある。
また、多数のユーザから大量のコンテンツを要求されると、コンテンツ配信装置の能力を超えてしまい、コンテンツの配信ができないという問題があった。
このため、特許文献1の技術では、ほぼ同じ時間に複数の端末装置から同じコンテンツの視聴要求がなされると、そのコンテンツを各端末装置に同時に配信するようにして、コンテンツを各端末装置に個別に配信することによって生じるネットワークに対する負荷を軽減することができるコンテンツ配信管理方法を提案して、映像や音声等のコンテンツの途切れることを防止している。
特開2002−259267号公報
上述の特許文献1に記述されたコンテンツ配信管理方法では、端末装置aがコンテンツ配信装置へコンテンツ“A”の視聴要求をした場合、すぐに視聴要求をコンテンツ配信装置へ送らず一定期間待つ。コンテンツ配信装置は一定期間内に他の端末装置bが同じコンテンツ“A”の視聴要求をすると、端末装置a、端末装置bの視聴要求をそれぞれコンテンツ配信装置に送らず、仮想的なIPアドレスを持つ1つの端末装置のコンテンツ“A”の視聴要求としてコンテンツ配信装置へ送信し、コンテンツ配信装置から仮想的なIPアドレスの端末装置へ送られてきたコンテンツ“A”を端末装置a、端末装置bに配信することで、ネットワークに対する負荷の軽減を可能にして、コンテンツの途切れなどを防止するものである。
しかし、このコンテンツ配信管理方法は、ほぼ同じ時間に複数の端末装置から同じコンテンツの視聴要求がない場合、従来と同様にネットワークに対して高負荷になり、コンテンツの途切れやコンテンツ配信装置の能力の限界に伴うコンテンツの配信不可につながる。
また、端末装置がコンテンツ配信装置へ視聴要求をした場合、すぐに視聴要求をコンテンツ配信装置へ送らず一定期間待つための遅延と、通信するノードやトラフィックの増加による転送等の遅延が加わることにより、応答時間が長くなり、視聴要求者に不快感を与えるという問題を残している。
また、これまでのインターネット・プロトコルを用いたコンテンツの配信におけるネットワークの管理は、ネットワーク・トポロジー(ネットワークの接続形態)がわからないことを前提として、コンテンツの視聴要求のたびに、ネットワークの速度/スループットを測定し、その結果によってコンテンツの配信の許可/不許可あるいはコンテンツのデータのコーデック(CODEC、COmpression/DECompression)方式の選択を行うものが多かった。
一方、企業内では、インターネットを経由するにもかかわらず、拠点間を専用線のように相互に接続し、安全な通信を可能にするVPN(Virtual Private Network)の利用により、広域網(インターネット)を含めたイントラネットが拡充され、インターネット・プロトコル上での音声とデータの統合(VoIP)など、インターネット・プロトコルの重要性が高まる一方で、映像や音声コンテンツ再生といったさまざまなアプリケーションプログラムも普及し、静的なWebページの表示やテキストベースの電子メールをはるかに凌ぐ勢いで、大量のデータを継続的かつ安定的に送信する視聴要求も高くなるとともに、データトラフィックの総量も増えており、この傾向は今後も進むと思われる。
このような、企業内のイントラネットの拡充に伴い、ネットワークの監視や管理に関する業務の効率向上のために、総合的なネットワークの診断や監視を行うネットワーク管理ツールが普及している。このツールの普及により、企業内のネットワークの管理、あるいはネットワーク稼動状況の測定が可能となっている。
本発明は、上述の実情を考慮してなされたものであって、視聴要求する端末装置が属するグループにおけるネットワークの容量/性能がわかっているイントラネットにおいて、多数の端末装置から視聴要求が発行された際に、予めネットワークの性能から計算された同時配信の上限を守ることにより、視聴要求に対するコンテンツを配信するサービスの品質を確保し、ネットワークの資源を有効に活用し、確実に要求元へコンテンツを配信するようにし、また、コンテンツの配信を受けられない要求元には混雑状況とリトライを促すメッセージを応答することにより、不安定なコンテンツの配信という状態の発生を防止して、コンテンツの配信を効率よく実現するようにしたコンテンツ配信管理方法、コンテンツ配信装置、コンテンツ配信システム、プログラムおよび記録媒体を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するために、請求項1の発明は、複数の端末装置とコンテンツ配信装置とをネットワークで接続し、前記端末装置から視聴要求のあったコンテンツを前記コンテンツ配信装置から要求元に配信するときのコンテンツ配信管理方法であって、前記端末装置が属するグループごとに、端末装置の同時接続台数の上限値を登録する上限管理データベースを備えて、視聴要求のあった端末装置が属するグループの同時接続台数の上限値を前記上限管理データベースから取得し、該端末装置が属するグループで同時に視聴要求している端末装置の台数と該上限値とを比較することによって、前記コンテンツ配信装置へ同時に接続する端末装置の台数を制限するようにしたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載のコンテンツ配信管理方法において、前記上限管理データベースは、グループごとに、時刻別に同時接続台数の上限値を登録しておき、前記上限値を取得する場合には、前記端末装置から視聴要求を受付けたときの時刻情報に対応する上限値を取得するようにしたことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1に記載のコンテンツ配信管理方法において、前記上限管理データベースは、グループごとに、曜日別に同時接続台数の上限値を登録しておき、前記上限値を取得する場合には、前記端末装置から視聴要求を受付けたときの曜日情報に対応する上限値を取得するようにしたことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1に記載のコンテンツ配信管理方法において、前記上限管理データベースは、グループごとに、日付別に同時接続台数の上限値を登録しておき、前記上限値を取得する場合には、前記端末装置から視聴要求を受付けたときの日付情報に対応する上限値を取得するようにしたことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載のコンテンツ配信管理方法において、前記コンテンツ配信装置へ同時に視聴要求している端末装置の台数が上限値を超えない場合には前記視聴要求されたコンテンツを前記要求元の端末装置へ配信し、また、上限値を超えている場合には前記要求元の端末装置へコンテンツの配信ができない旨のメッセージを応答するようにしたことを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載のコンテンツ配信管理方法において、前記ネットワークの稼動状況を監視し、該稼動状況に応じて前記上限管理データベースの接続台数の上限値を更新することを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1乃至6のいずれかに記載のコンテンツ配信管理方法において、前記端末装置のIPアドレスで該端末装置をグループ化することを特徴とする。
請求項8の発明は、ネットワークで接続した端末装置から視聴要求のあったコンテンツを要求元の端末装置へ配信するコンテンツ配信装置において、前記端末装置が属するグループごとに、端末装置の同時接続台数の上限値を登録する上限管理データベースと、前記端末装置からの視聴要求を受付けて、該視聴要求からIPアドレスを取得する配信受付部と、前記視聴要求のあった端末装置が属するグループの同時接続台数の上限値を前記上限管理データベースから取得し、該端末装置が属するグループで同時に視聴要求している端末装置の台数が該上限値に達している場合には要求元の端末装置へコンテンツの配信ができない旨のメッセージを応答する配信管理部と、前記配信管理部で該上限値を超えないと判断した場合には前記視聴要求されたコンテンツを要求元の端末装置へ配信する配信実行部とを有することを特徴とする。
請求項9の発明は、ネットワークで接続した端末装置から視聴要求のあったコンテンツを要求元の端末装置へ配信するコンテンツ配信装置において、前記端末装置が属するグループごとに、端末装置の同時接続台数の日時情報別の上限値を登録する上限管理データベースと、前記端末装置からの視聴要求を受付けて、該視聴要求からIPアドレスを取得するとともに、視聴要求を受付けたときの日時情報を取得する配信受付部と、前記視聴要求のあった端末装置が属するグループで、しかも視聴要求を受付けたときの日時情報と合致する同時接続台数の上限値を前記上限管理データベースから取得し、該端末装置が属するグループで同時に視聴要求している端末装置の台数が該上限値に達している場合には要求元の端末装置へコンテンツの配信ができない旨のメッセージを応答する配信管理部と、前記配信管理部で該上限値を超えないと判断した場合には前記視聴要求されたコンテンツを要求元の端末装置へ配信する配信実行部とを有することを特徴とする。
請求項10の発明は、ネットワークで接続した端末装置から視聴要求のあったコンテンツを要求元の端末装置へ配信するコンテンツ配信装置において、前記端末装置が属するグループごとに、端末装置の同時接続台数の日時情報別の上限値を登録する上限管理データベースと、前記端末装置からの視聴要求を受付けて、該視聴要求からIPアドレスを取得するとともに、視聴要求を受付けたときの日時情報を取得する配信受付部と、視聴要求のあったコンテンツに配信サービス条件が設定されていないときには、前記視聴要求のあった端末装置が属するグループの同時接続台数の上限値を前記上限管理データベースから取得し、また、視聴要求のあったコンテンツに配信サービス条件が設定されているときには、視聴要求を受付けたときの日時情報のうち前記配信サービス条件に合致した日時情報と一致する同時接続台数の上限値を前記上限管理データベースから取得し、該端末装置が属するグループで同時に視聴要求している端末装置の台数が該上限値に達している場合には要求元の端末装置へコンテンツの配信ができない旨のメッセージを応答する配信管理部と、前記配信管理部で該上限値を超えないと判断した場合には前記視聴要求されたコンテンツを要求元の端末装置へ配信する配信実行部とを有することを特徴とする。
請求項11の発明は、コンテンツの視聴要求と配信されたコンテンツを視聴する複数の端末装置と、該端末装置から視聴要求のあったコンテンツを要求元の端末装置に配信する前記コンテンツ配信装置をネットワークで接続したコンテンツ配信システムにおいて、前記コンテンツ配信装置は、請求項8乃至10のいずれかに記載されたコンテンツ配信装置で構成することを特徴とする。
請求項12の発明は、請求項11に記載のコンテンツ配信システムにおいて、さらに、前記ネットワークの稼動状況を測定して稼動状況情報を作成し、前記コンテンツ配信装置から要求のあった場合、該稼動状況情報を要求元へ送信するネットワーク監視装置を前記ネットワークに接続させるとともに、前記コンテンツ配信装置は、定期的に前記ネットワーク監視装置に要求してネットワークの稼動状況情報を要求し、該稼動状況情報に応じて前記上限管理データベースの接続台数の上限値を更新するレポート要求/分析部を有することを特徴とするコンテンツ配信システム。
請求項13の発明は、コンピュータに、請求項1乃至7のいずれかに記載のコンテンツ配信管理方法の処理手順、または、請求項8、9または10に記載のコンテンツ配信装置の機能、または、請求項11または12に記載のコンテンツ配信システムの機能を実行させるためのプログラムである。
請求項14の発明は、請求項13に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
本発明によれば、視聴要求をする端末装置が属するグループにおけるネットワークの容量/性能がわかっているイントラネットにおいて、多数の端末装置から視聴要求が発行された際に、予めネットワークの性能から計算された、同時に視聴する端末装置の台数の上限を守ることにより、視聴要求に対するサービスの品質を確保し、ネットワークの資源を有効に活用し、確実に要求元へコンテンツを配信できる。
また、コンテンツの配信を受けられない要求元には混雑状況とリトライを促すメッセージを応答することにより、不安定なコンテンツの配信という状態の発生を防止することができ、ユーザにコンテンツを得るための無駄な試行錯誤をさせることがなくなる。
さらに、コンテンツのストリームの流量を管理することができるため、配信の品質を低下させることなく、トラフィックを軽減することができ、ネットワーク負荷の軽減を可能にすることができる。
また、要求元では、出力される映像の乱れおよびフレーム落ちを防止することができるほか、音声再生機能によって出力される音声の音飛びを防止することにより品質の良いコンテンツを得ることができる。
このようにシステムの信頼性を向上させることができ、システムが提供するサービスの品質の向上に大きく貢献できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本発明のコンテンツ配信システムを次の3つの実施形態に分けて説明する。
実施形態1は、端末装置をIPアドレスでグループ化して、このグループごとに、端末装置の同時接続台数の上限値を上限管理データベース(後述)に登録して、視聴要求のあった端末装置の属するグループの上限管理データベースに登録した上限値を取得し、また、この端末装置が属するグループで同時に視聴要求している端末装置の台数を取得して、この台数と上限値とを比較することによって、コンテンツ配信装置へ同時に接続する端末装置の台数を制限するようにしたものである。
実施形態2は、端末装置をIPアドレスでグループ化して、このグループ内を日時情報別に細分化して、時刻別、曜日別および日付別の同時配信の上限値を上限管理データベースに登録して、端末装置から視聴要求を受付けたときの日時情報に対応する上限値を取得し、また、端末装置が属するグループで同時に視聴要求している端末装置の台数を取得し、この台数と上限値とを比較することによって、コンテンツ配信装置へ同時に接続する端末装置の台数を制限するようにしたものである。
実施形態3は、端末装置をIPアドレスでグループ化して、このグループごとに、同時配信の上限値およびグループ内を日時情報別に細分化して、時刻別、曜日別および日付別の同時配信の上限値を上限管理データベースに登録して、配信するコンテンツに配信サービス条件の指定があるときは、配信サービス条件に対応する上限値を取得し、また、端末装置が属するグループで同時に視聴要求している端末装置の台数を取得し、この台数と上限値とを比較することによって、コンテンツ配信装置へ同時に接続する端末装置の台数を制限するようにしたものである。
(実施の形態1)
まず、本発明の実施形態1を、図1乃至図6を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態1に係るコンテンツ配信システムの全体構成を示す構成図である。同図において、コンテンツ配信システムは、任意台数の端末装置100、100a、100b、100c、コンテンツ配信装置300とネットワーク監視装置500を相互接続するネットワーク200、200a、200b、600などを備えている。
コンテンツ配信装置300は、コンテンツ配信装置300に付設されている記憶装置302に格納されているコンテンツを、視聴要求を発行した端末装置100、100a、100b、100cに提供する。また、コンテンツ配信装置300とネットワーク監視装置500は、イントラネットのネットワーク200に接続され、ルータ(不図示)を介して、広域ネットワーク(WAN)600に接続されている。
端末装置100、100aは高速ネットワーク200aに接続され、高速ネットワーク200aはルータ(不図示)を介して、広域ネットワーク600に接続されている。
また、端末装置100b、100cは低速ネットワーク200bに接続され、低速ネットワーク200bはルータ(不図示)を介して、広域ネットワーク600に接続されている。ここで、ネットワークの構成で端末装置のIPアドレスをグループ化しておき、コンテンツ配信装置300では同じグループにおいて同時に接続可能な端末装置の台数の上限値(後述)を割り当てる。
そして、コンテンツ配信装置300は、ハードウェアおよびソフトウェアにより、以下の(A1)〜(A7)に示す各機能を果たす。
(A1)端末装置100が発行した視聴要求を受信して、端末装置100のIPアドレスを取得する機能、
(A2)(A1)の機能により取得されたIPアドレスをキーに、上限管理データベース(後述)を検索して、IPアドレスが属するグループの上限値を取得する機能、
(A3)(A2)の機能により取得されたIPアドレスが属するグループでコンテンツを視聴している端末装置の台数が上限値未満のときは、要求元の端末装置100にコンテンツの配信開始指示をする機能、
(A4)(A2)の機能により取得されたIPアドレスが属するグループでコンテンツを視聴している端末装置の台数がすでに上限値に達しているときは、要求元の端末装置100に「現在回線が込み合っており、コンテンツの配信ができない」というメッセージを応答する機能、
(A5)コンテンツ格納ファイルシステムに格納されているコンテンツをネットワーク経由で配信する機能、
(A6)ネットワーク監視装置500にネットワークの稼動状況情報を要求する機能、
(A7)(A6)の機能により取得した稼動状況情報を解析して、グループごとに上限値を更新する機能。
また、ネットワーク監視装置500は、ハードウェアおよびソフトウェアにより、以下の(B1)〜(B7)に示す各機能を果たす。
(B1)ネットワーク200、200a、200bに接続されているサーバ装置(不図示)の監視とアクセス状況を分析する機能、
(B2)ネットワーク200、200a、200bに不正接続する端末装置を検知する機能、
(B3)ネットワーク200、200a、200bに接続されているルータ(不図示)等のスイッチ環境下でのトラフィックおよびアクセス状況を分析する機能、
(B4)各ネットワーク200、200a、200bのトラフィックおよびアクセス状況を分析する機能、
(B5)ネットワーク200、200a、200bに接続されている機器を管理する機能、
(B6)(B1)、(B3)および(B4)で分析した情報から稼動状況情報を作成する機能、
(B7)(B6)の機能により作成した稼動状況情報を要求元に送信する機能。
ここで、上述した(B1)〜(B7)機能は、ネットワーク監視装置500で動作しているオペレーティングシステム下に搭載される汎用のネットワーク管理ツールの機能であってもよいことは勿論である。
さらに、端末装置100、100a、100b、100cは、ハードウェアおよびソフトウェアにより、以下の(C1)〜(C3)に示す各機能を果たす。
(C1)コンテンツの視聴要求をコンテンツ配信装置300へ要求する機能、
(C2)コンテンツ配信装置300から配信されたコンテンツを受信する機能、
(C3)(C2)の機能により受信されたコンテンツを出力する機能。
ここで、上述した(C1)〜(C3)の機能は、端末装置100、100a、100b、100cで動作しているオペレーティングシステム下に搭載される汎用の機能であってもよいことは勿論である。
本発明の実施形態1では、コンテンツ配信装置300、ネットワーク監視装置500および端末装置100、100a、100b、100c内のハードウェアおよびソフトウェアにより、上述した各機能を全て備えるが、必ずしもそうする必要はなく、上述した各機能を必要に応じて選択的に備えるようにしてもよいことは勿論である。
また、図2は、本発明の実施形態1に係るコンテンツ配信装置300で使用する一般的な装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。コンテンツ配信装置300は、メモリ301、各種データやプログラム等を記憶する記憶装置302、キーボードやマウスのようなデータや指示を入力する入力装置303、プログラムを実行するCPU304、入力や出力のデータを表示するCRTや液晶ディスプレイ等の表示装置305、ネットワーク200を介してデータの送受信を制御するネットワークボード等の通信制御部307、現在時刻情報を出力する時計部308から構成され、これらの各部はバス306を介して接続されている。
上述した各種機能((A1)〜(A7))を実現するプログラムは、記憶装置302に記憶され、必要に応じてメモリ301に読み出されてCPU304により実行される。これにより、コンテンツの配信並びに制御に係る機能を実現する。
図3は、本発明の実施形態1に係るコンテンツ配信装置300のソフトウェアの構成を示すブロック図であり、このソフトウェアは、配信受付部350、配信管理部351、配信実行部352、レポート要求/分析部353から構成され、コンテンツ配信装置300で動作しているオペレーティングシステム下で動作する。
さらに、コンテンツ配信装置300に付設されている記憶装置302上には、コンテンツを蓄積するコンテンツ格納ファイルシステム310と上限管理データベース360を格納している。
コンテンツ格納ファイルシステム310は、コンテンツごとに、コンテンツの書誌事項と内容とを対応させて保持している。
上限管理データベース360は、例えば、図4に示すようなデータ構造を有しており、IPアドレスが属するグループで同時に配信できる端末の台数の上限値(以下、同時配信の上限値という)を登録している。上限管理データベース360は、1つのIPアドレスに対して次の項目から構成される。
IPアドレス361a:
IPアドレスを格納する。
上限値登録アドレス361b:
IPアドレス361aに格納されているIPアドレスが属するグループの同時配信の上限値の情報が登録されたエントリのアドレスを格納する。この上限値登録アドレス361bに格納されているアドレスが示すエントリは次の項目から構成される。
IPアドレスグループ上限値362a:
IPアドレス361aに格納されているIPアドレスが属するグループの同時配信の上限値を格納する。
配信受付部350は、端末装置100が発行した視聴要求を受信して、端末装置100のIPアドレスを取得し、配信管理部351へ取得したIPアドレスと視聴要求を受け渡す。
配信管理部351は、配信受付部350によって通知されたIPアドレスをキーに上限管理データベース360を検索して、このIPアドレスが属するグループの同時配信の上限値を取得する。
次に、取得した上限値と通知のあったIPアドレスが属するグループで現在コンテンツを視聴している端末装置の台数と比較する。
検証した結果、要求元が属するグループで現在コンテンツを視聴している端末装置の台数が上限値未満のときは、視聴要求があったコンテンツの配信開始指示を配信実行部352に通知する。
また、比較した結果、要求元が属するグループで現在コンテンツを視聴している端末装置の台数がすでに上限値に達しているときは、視聴要求を発行した端末装置100に対して、通信制御部307を経由して、「現在回線が込み合ってコンテンツの配信ができない」旨のメッセージを応答する。
配信実行部352は、コンテンツ配信装置300に付設されている記憶装置302上のコンテンツ格納ファイルシステム310に蓄積されているコンテンツを読み出して、読み出したコンテンツをIPパケットのフォーマットに組立て、組み立てたIPパケットを通信制御部307とネットワーク200を経由して、要求元の端末装置100へ送出する役割を備える。
レポート要求/分析部353は、予め設定された周期に達すると、ネットワーク監視装置500に、稼動分析レポートのリクエストを要求する機能と、ネットワーク監視装置500から送信された稼動分析レポートを解析して、上限管理データベース360のグループごとに上限値を更新する。
例えば、各ネットワークのトラフィックおよびアクセス状況を分析して、負荷が大きい場合には回線容量に応じて上限値を減らすようにし、負荷が小さい場合には回線容量に応じて上限値を増やすようにする。ここで計算された上限値は、各ネットワークに接続されている端末装置のIPアドレスに対応する上限値登録アドレスが示すIPアドレスグループ上限値に格納するようにして上限管理データベース360を更新する。
これにより、予めネットワーク監視装置500が動的にネットワークの稼動状況を分析したレポートを基に、ネットワークの利用状況に合わせて、予測されたコンテンツの同時配信の上限値を設定することができる。
次に、端末装置100からコンテンツの視聴要求と、コンテンツ配信装置300に付設されている記憶装置302上のコンテンツ格納ファイルシステム310に蓄積されているコンテンツを配信する処理の詳細について、図5のフローチャートを参照して説明する。
尚、端末装置(ユーザ)がコンテンツ配信装置300に蓄積されているコンテンツの視聴要求に際し、端末装置100から入力されるユーザ名・パスワード等の認証情報をコンテンツ配信装置300で認証されることを前提とする。
まず、ユーザの視聴要求コマンドにより、端末装置100は、ネットワークを介して、視聴要求のリクエストをコンテンツ配信装置300に送信する(ステップS100)。
コンテンツ配信装置300が視聴要求のリクエストを受信すると、配信受付部350は、視聴要求のリクエストからIPアドレスを取得して、視聴要求と取得したIPアドレスを配信管理部351に通知する(ステップS101)。
配信受付部350から通知されたIPアドレスをキーに、上限管理データベース360を検索して、同時配信する上限値を取得する(ステップS102)。
検索で取得した上限値と、要求元が属するグループで現在コンテンツを視聴している端末装置の台数とを検証する。検証した結果、要求元が属するグループでコンテンツを視聴している端末装置の台数が上限値未満のときは(ステップS103のYES)、配信実行部352は、コンテンツ配信装置300に付設されている記憶装置302上のコンテンツ格納ファイルシステム310に蓄積されている視聴要求のコンテンツを読み出す(ステップS105)。
読み出したコンテンツをIPパケットのフォーマットに組立て、組み立てたIPパケットを通信制御部307とネットワークを経由して、要求元の端末装置100へ送出する(ステップS106)。
すべてのコンテンツの配信が終了すると(ステップS107のYES)、処理を終了する。まだ、コンテンツの配信が終了していないとき(ステップS107のNO)、残りのコンテンツを配信するため、制御をステップS105へ移し、処理を続ける。
また、検証した結果、要求元が属するグループで現在コンテンツを視聴している端末装置の台数がすでに上限値に達しているとき(ステップS103のNO)、配信管理部351は、要求元の端末装置100に対して、通信制御部307を経由して、「現在回線が込み合ってコンテンツの配信ができない」というメッセージを応答して(ステップS104)、処理を終了する。
次に、コンテンツ配信装置300からネットワーク監視装置500にネットワークの稼動分析レポートを要求して、取得した稼動分析レポートを解析して、上限値を更新する処理の詳細について、図6のフローチャートを参照して説明する。
本処理は、コンテンツ配信装置300に電源が投入され、初期化処理が終了後、電源が切断するまで、予め設定された周期に達すると起動される。
所定の周期に達すると、ネットワーク監視装置500に、ネットワークの稼動分析レポートのリクエストを発行する(ステップS201)。
ネットワーク監視装置500は、リクエストを受信すると、本装置が管理するネットワークの稼動分析レポートをコンテンツ配信装置300へ送信する(ステップS301)。
コンテンツ配信装置300は、ネットワーク監視装置500から送信された稼動分析レポートを受信すると(ステップS202のYES)、稼動分析レポートの情報を基にグループごとの上限値を更新して(ステップS203)、次の問い合せ周期となるまで待機する。
以上のように本発明の実施形態1を構成することによって、予めネットワークの性能から計算されたコンテンツの同時配信の上限を守ってコンテンツを配信するので、端末装置で出力される映像の乱れおよびフレーム落ちを防止することができるほか、音声再生機能によって出力される音声の音飛びを防止することにより品質の良いコンテンツを配信することができる。また、視聴要求コンテンツの配信を受けられない端末装置には混雑状況とリトライを促すメッセージを応答することにより、不安定なコンテンツの配信という状態の発生を防止して、ユーザには無駄な試行錯誤をさせなくてもすむ。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施形態2について、図7乃至図9を参照して説明する。
図7は、本発明の実施形態2に係るコンテンツ配信装置300のソフトウェアの構成を示すブロック図であり、このソフトウェアは、配信受付部350、配信管理部351、配信実行部352、レポート要求/分析部353、時計部308から構成され、コンテンツ配信装置300で動作しているオペレーティングシステム下で動作する。
さらに、コンテンツ配信装置300に付設されている記憶装置302上には、コンテンツを蓄積するコンテンツ格納ファイルシステム310と上限管理データベース360を格納している。
本発明の実施形態2においては、上述した本発明の実施の形態1と同じ構成要素には同一の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
本実施形態2の上限管理データベース360は、例えば、図8に示すようなデータ構造を有しており、IPアドレスが属するグループ内を日時情報別に細分化して、時刻別、曜日別および日付別の同時配信の上限値を必要に応じて登録している。上限管理データベース360は、1つのIPアドレスに対して次の項目から構成される。
IPアドレス361a:
IPアドレスを格納する。
上限値登録アドレス361b:
IPアドレス361aに格納されているIPアドレスが属するグループの同時配信の上限値の情報が登録されたエントリのアドレスを格納する。この上限値登録アドレス361bに格納されているアドレスが示すエントリは次の項目から構成される。
曜日上限値362w1n〜w7n:
視聴要求を受付けた曜日別の上限値を格納する。ここで、w1n〜w7nは、それぞれ日曜日〜土曜日に対応している。
時刻上限値362t1n〜t24n:
視聴要求を受付けた時刻別の上限値を格納する。ここで、t1n〜t24nは、それぞれ0時〜23時に対応している。
日付上限値362d1n〜d31n:
視聴要求を受付けた日付別の上限値を格納する。ここで、d1n〜d31nは、それぞれ1日〜31日に対応している。
本実施形態2では、実施形態1のコンテンツ配信装置300に次の機能を追加して、コンテンツの配信をはじめ各部の動作が行われる。
(A8)端末装置100が発行した視聴要求を受信した時の時刻、曜日、日付情報を取得する機能。
配信受付部350は、端末装置100が発行した視聴要求を受信して、端末装置100のIPアドレスを取得し、配信管理部351へ取得したIPアドレスと視聴要求を受け渡す。さらに、配信受付部350は、時計部308から視聴要求を受信した時の時刻、曜日、日付情報を取得し、配信管理部351へ取得した日時情報(時刻、曜日、日付情報)も受け渡す。
配信管理部351は、配信受付部350によって通知されたIPアドレスをキーに上限管理データベース360を検索して、IPアドレスが属するグループ内で取得した日時情報のいずれかに合致した上限値を取得する。例えば、あるグループの上限値が月や時間に対して設定されず曜日だけに設定されていれば、視聴要求のあった曜日に対応する上限値を取得する。
取得した上限値と通知のあったIPアドレスが属するグループで現在コンテンツを視聴している端末装置の台数と比較する。
比較した結果、要求元が属するグループで現在コンテンツを視聴している端末装置の台数が上限値未満のときは、視聴要求があったコンテンツの配信開始指示を配信実行部352に通知する。
また、比較した結果、要求元が属するグループで現在コンテンツを視聴している端末装置の台数がすでに上限値に達しているときは、視聴要求を発行した端末装置100に対して、通信制御部307を経由して、「現在回線が込み合ってコンテンツの配信ができない」旨のメッセージを応答する。
次に、端末装置100からコンテンツの視聴要求と、コンテンツ配信装置300に付設されている記憶装置302上のコンテンツ格納ファイルシステム310に蓄積されているコンテンツを配信する処理の詳細について、図9のフローチャートを参照して説明する。
まず、ユーザの視聴要求コマンドにより、端末装置100は、ネットワークを介して、視聴要求のリクエストをコンテンツ配信装置300に送信する(ステップS300)。
コンテンツ配信装置300が視聴要求のリクエストを受信すると、配信受付部350は、時計部308から時刻、曜日、日付情報の入手と、視聴要求のリクエストからIPアドレスを取得して、取得したIPアドレスと入手した日時情報を配信管理部351に通知する(ステップS301)。
通知を受けた配信管理部351は、配信受付部350から通知されたIPアドレスをキーに、IPアドレスが属するグループで検索し、その検索されたグループ内で配信受付部350から通知された日時情報のいずれかに合致した上限値を取得する(ステップS302)。
以下、検索で取得した上限値と、要求元が属するグループで現在コンテンツを視聴している端末装置の台数との検証処理と検証の結果後の処理は、上述した実施形態1と同様であるから、その説明は省略する。
以上のように本発明の実施形態2を構成することによって、ネットワークの構成で要求元の端末装置のIPアドレスでグループ化して、IPアドレスが属するグループ内を、時刻別、曜日別、日付別ごとに同時配信の上限値を登録しておき、この上限値を就業時間内と就業時間後で変更することによって、就業時間内でのコンテンツの配信によるネットワークに対する負荷の軽減を可能にし、基幹業務への影響を最低限に抑えることが可能となる。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施形態3について、図10と図11を参照して説明する。
本発明の実施形態3に係るコンテンツ配信装置300のソフトウェアの構成は、上述した本発明の実施形態2と同じであるから、相違点についてのみ説明する。
コンテンツ格納ファイルシステム310は、コンテンツごとに、コンテンツの配信サービス条件、書誌事項および内容を対応させて保持している。この配信サービス条件は、例えば、コンテンツの配信量を制限する時間帯を次のいずれかで指定したものである。
(1)「時間制限」:特定の時間帯、例えば、就業時間内や就業時間外等、
(2)「日にち制限」:特定の日にち、例えば、祝日やイベントがある日にち等、
(3)「曜日制限」:特定の曜日、例えば、土曜や日曜等の就業日でない日。
上限管理データベース360は、上述した実施形態1と実施形態2とを組み合わせた、例えば、図10に示すようなデータ構造を有しており、IPアドレスが属するグループの同時配信の上限値およびIPアドレスが属するグループ内を日時情報別に細分化して、時刻別、曜日別および日付別の同時配信の上限値を登録している。上限管理データベース360の各項目については、上述した実施形態1と実施形態2と同一であるから説明を省略する。
配信管理部351は、コンテンツ格納ファイルシステム310を参照して、視聴要求されたコンテンツの配信サービス条件を取り出す。
(1)配信サービス条件が設定されていないとき:
配信受付部350によって通知されたIPアドレスをキーに上限管理データベース360を検索して、このIPアドレスが属するグループの同時配信の上限値を取得する。
(2)配信サービス条件が設定されているとき:
配信サービス条件(「時間制限」、「曜日制限」または「日にち制限」)によって、配信受付部350から通知された日時情報のいずれかを取り出す。
例えば、配信サービス条件が「曜日制限」の場合には、視聴要求のあった曜日(端末装置から視聴要求のあった日の曜日)を取り出す。
次に、配信受付部350によって通知されたIPアドレスをキーに上限管理データベース360を検索して、IPアドレスが属するグループ内で配信サービス条件に合致した上限値を取得する。例えば、上例では、視聴要求のあった曜日に対応する上限値を取得する。
上記の(1)または(2)で取得した上限値と通知のあったIPアドレスが属するグループで現在コンテンツを視聴している端末装置の台数と比較する。
比較した結果、要求元が属するグループでコンテンツを視聴している端末装置の台数が上限値未満のときは、視聴要求があったコンテンツの配信開始指示を配信実行部352に通知する。
また、比較した結果、要求元が属するグループで現在コンテンツを視聴している端末装置の台数がすでに上限値に達しているときは、視聴要求を発行した端末装置100に対して、通信制御部307を経由して、「現在回線が込み合ってコンテンツの配信ができない」旨のメッセージを応答する。
次に、図11のフローチャートを用いて、端末装置100からコンテンツの視聴要求と、コンテンツ配信装置300に付設されている記憶装置302上のコンテンツ格納ファイルシステム310に蓄積されているコンテンツを配信する処理手順を詳細に説明する。
まず、ユーザの視聴要求コマンドにより、端末装置100は、ネットワークを介して、視聴要求のリクエストをコンテンツ配信装置300に送信する(ステップS400)。
コンテンツ配信装置300が視聴要求のリクエストを受信すると、配信受付部350は、時計部308から時刻、曜日、日付情報の入手と、視聴要求のリクエストからIPアドレスを取得して、取得したIPアドレスと入手した日時情報を配信管理部351に通知する(ステップS401)。
通知を受けた配信管理部351は、コンテンツ格納ファイルシステム310を参照して、要求されたコンテンツに配信サービスに条件が設定されているか否かの検証をして、設定されているときは(ステップS402のYES)、配信受付部350から通知された日時情報(時間、曜日または日付)から要求されたコンテンツに設定された配信サービス条件に対応する情報を取得する(ステップS403)。
配信受付部350から通知されたIPアドレスをキーに、上限管理データベース360を検索して、同時配信する上限値を取得する(ステップS404)。但し、この検索時に、配信サービスに条件が設定されているときは、初めに、IPアドレスが属するグループで検索し、次に、検索結果から設定されている配信サービスの条件で検索する。例えば、設定されている配信サービスの条件が曜日別に設定されているときは、IPアドレスが属するグループで検索して、検索した結果のグループから曜日別で検索して視聴要求のあった曜日と一致した曜日の上限値を取得する。
以下、検索で取得した上限値と、要求元が属するグループで現在コンテンツを視聴している端末装置の台数との検証処理と検証結果後の処理は、上述した実施形態1および実施形態2と同様であるから、その説明は省略する。
以上のように実施形態3を構成することによって、予めネットワークの性能から計算されたコンテンツの同時配信の上限を守ってコンテンツを配信するので、端末装置で出力される映像の乱れおよびフレーム落ちを防止することができるほか、音声再生機能によって出力される音声の音飛びを防止することにより品質の良いコンテンツを配信することができる。また、視聴要求コンテンツの配信を受けられない端末装置には混雑状況とリトライを促すメッセージを応答することにより、不安定なコンテンツの配信という状態の発生を防止して、ユーザには無駄な試行錯誤をさせなくてもすむ。
また、ネットワークの構成で要求元の端末装置のIPアドレスでグループ化して、IPアドレスが属するグループの同時配信の上限値を登録し、さらにIPアドレスが属するグループ内を、時刻別、曜日別、日付別ごと同時配信の上限値を登録しておき、この上限値を就業時間内と就業時間後で変更することによって、就業時間内でのコンテンツの配信によるネットワークに対する負荷の軽減を可能にし、基幹業務への影響を最低限に抑えることが可能となる。
本発明は、上述した実施形態に係るコンテンツ配信システム、コンテンツ配信装置、端末装置およびネットワーク監視装置を構成する各機能をそれぞれプログラム化し、予めCD−ROMのような記録媒体に書き込んでおき、コンテンツ配信装置、端末装置およびネットワーク監視装置に備えられた記録媒体読取装置にそのCD−ROMを装着して、それぞれ対応するプログラムをインストールして、それらの装置が備えるCPUで実行することによって、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記録媒体から読み出されて実行された状態が上述した実施形態に係る機能を実現することになり、そのプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体も本発明を構成することになる。
なお、このような機能を実現するプログラムは、半導体媒体(例えば、ROM、不揮発性メモリなど)、光媒体(例えば、DVD、MO、MD、CDなど)、磁気媒体(例えば、磁気テープ、フレキシブル外部記憶装置など)などのいずれの形態に係る記録媒体で提供されてもよい。
あるいは、ネットワークなどの通信網を介して記憶装置に格納されたプログラムをサーバ装置から直接供給を受けるようにしてもよい。この場合、このサーバ装置の記憶装置も本発明の記録媒体に含まれる。
また、プログラムを実行することにより上述した実施形態に係る機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、オペレーティングシステムあるいは他のアプリケーションプログラムなどと共同して処理することによって上述した実施形態に係る機能が実現される場合も含まれる。
コンテンツ配信システムの全体構成を示す構成図である。 コンテンツ配信装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 コンテンツ配信装置のソフトウェアの構成を示すブロック図である。 上限管理データベースのフォーマットを記述したデータ構造図である。 端末装置から視聴要求されたコンテンツを配信する処理手順を示すフローチャートである。 ネットワークの稼動分析レポートを解析して、上限値を更新する処理手順を示すフローチャートである。 コンテンツ配信装置のソフトウェアの他の構成を示すブロック図である。 上限管理データベースの他のフォーマットを記述したデータ構造図である。 端末装置から視聴要求されたコンテンツを配信する他の処理手順を示すフローチャートである。 上限管理データベースの他のフォーマットを記述したデータ構造図である。 端末装置から視聴要求されたコンテンツを配信する他の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
100,100a,100b,100c…端末装置、200…ネットワーク、200a…高速ネットワーク、200b…低速ネットワーク、300…コンテンツ配信装置、301…メモリ、302…記憶装置、303…入力装置、304…CPU、305…表示装置、306…バス、307…通信制御部、308…時計部、310…コンテンツ格納ファイルシステム、350…配信受付部、351…配信管理部、352…配信実行部、353…レポート要求/分析部、360…上限管理データベース、500…ネットワーク監視装置、600…広域ネットワーク。

Claims (14)

  1. 複数の端末装置とコンテンツ配信装置とをネットワークで接続し、前記端末装置から視聴要求のあったコンテンツを前記コンテンツ配信装置から要求元に配信するときのコンテンツ配信管理方法であって、前記端末装置が属するグループごとに、端末装置の同時接続台数の上限値を登録する上限管理データベースを備えて、視聴要求のあった端末装置が属するグループの同時接続台数の上限値を前記上限管理データベースから取得し、該端末装置が属するグループで同時に視聴要求している端末装置の台数と該上限値とを比較することによって、前記コンテンツ配信装置へ同時に接続する端末装置の台数を制限するようにしたことを特徴とするコンテンツ配信管理方法。
  2. 請求項1に記載のコンテンツ配信管理方法において、前記上限管理データベースは、グループごとに、時刻別に同時接続台数の上限値を登録しておき、前記上限値を取得する場合には、前記端末装置から視聴要求を受付けたときの時刻情報に対応する上限値を取得するようにしたことを特徴とするコンテンツ配信管理方法。
  3. 請求項1に記載のコンテンツ配信管理方法において、前記上限管理データベースは、グループごとに、曜日別に同時接続台数の上限値を登録しておき、前記上限値を取得する場合には、前記端末装置から視聴要求を受付けたときの曜日情報に対応する上限値を取得するようにしたことを特徴とするコンテンツ配信管理方法。
  4. 請求項1に記載のコンテンツ配信管理方法において、前記上限管理データベースは、グループごとに、日付別に同時接続台数の上限値を登録しておき、前記上限値を取得する場合には、前記端末装置から視聴要求を受付けたときの日付情報に対応する上限値を取得するようにしたことを特徴とするコンテンツ配信管理方法。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載のコンテンツ配信管理方法において、前記コンテンツ配信装置へ同時に視聴要求している端末装置の台数が上限値を超えない場合には前記視聴要求されたコンテンツを前記要求元の端末装置へ配信し、また、上限値を超えている場合には前記要求元の端末装置へコンテンツの配信ができない旨のメッセージを応答するようにしたことを特徴とするコンテンツ配信管理方法。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載のコンテンツ配信管理方法において、前記ネットワークの稼動状況を監視し、該稼動状況に応じて前記上限管理データベースの接続台数の上限値を更新することを特徴とするコンテンツ配信管理方法。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載のコンテンツ配信管理方法において、前記端末装置のIPアドレスで該端末装置をグループ化することを特徴とするコンテンツ配信管理方法。
  8. ネットワークで接続した端末装置から視聴要求のあったコンテンツを要求元の端末装置へ配信するコンテンツ配信装置において、前記端末装置が属するグループごとに、端末装置の同時接続台数の上限値を登録する上限管理データベースと、前記端末装置からの視聴要求を受付けて、該視聴要求からIPアドレスを取得する配信受付部と、前記視聴要求のあった端末装置が属するグループの同時接続台数の上限値を前記上限管理データベースから取得し、該端末装置が属するグループで同時に視聴要求している端末装置の台数が該上限値に達している場合には要求元の端末装置へコンテンツの配信ができない旨のメッセージを応答する配信管理部と、前記配信管理部で該上限値を超えないと判断した場合には前記視聴要求されたコンテンツを要求元の端末装置へ配信する配信実行部とを有することを特徴とするコンテンツ配信装置。
  9. ネットワークで接続した端末装置から視聴要求のあったコンテンツを要求元の端末装置へ配信するコンテンツ配信装置において、前記端末装置が属するグループごとに、端末装置の同時接続台数の日時情報別の上限値を登録する上限管理データベースと、前記端末装置からの視聴要求を受付けて、該視聴要求からIPアドレスを取得するとともに、視聴要求を受付けたときの日時情報を取得する配信受付部と、前記視聴要求のあった端末装置が属するグループで、しかも視聴要求を受付けたときの日時情報と合致する同時接続台数の上限値を前記上限管理データベースから取得し、該端末装置が属するグループで同時に視聴要求している端末装置の台数が該上限値に達している場合には要求元の端末装置へコンテンツの配信ができない旨のメッセージを応答する配信管理部と、前記配信管理部で該上限値を超えないと判断した場合には前記視聴要求されたコンテンツを要求元の端末装置へ配信する配信実行部とを有することを特徴とするコンテンツ配信装置。
  10. ネットワークで接続した端末装置から視聴要求のあったコンテンツを要求元の端末装置へ配信するコンテンツ配信装置において、前記端末装置が属するグループごとに、端末装置の同時接続台数の日時情報別の上限値を登録する上限管理データベースと、前記端末装置からの視聴要求を受付けて、該視聴要求からIPアドレスを取得するとともに、視聴要求を受付けたときの日時情報を取得する配信受付部と、視聴要求のあったコンテンツに配信サービス条件が設定されていないときには、前記視聴要求のあった端末装置が属するグループの同時接続台数の上限値を前記上限管理データベースから取得し、また、視聴要求のあったコンテンツに配信サービス条件が設定されているときには、視聴要求を受付けたときの日時情報のうち前記配信サービス条件に合致した日時情報と一致する同時接続台数の上限値を前記上限管理データベースから取得し、該端末装置が属するグループで同時に視聴要求している端末装置の台数が該上限値に達している場合には要求元の端末装置へコンテンツの配信ができない旨のメッセージを応答する配信管理部と、前記配信管理部で該上限値を超えないと判断した場合には前記視聴要求されたコンテンツを要求元の端末装置へ配信する配信実行部とを有することを特徴とするコンテンツ配信装置。
  11. コンテンツの視聴要求と配信されたコンテンツを視聴する複数の端末装置と、該端末装置から視聴要求のあったコンテンツを要求元の端末装置に配信する前記コンテンツ配信装置をネットワークで接続したコンテンツ配信システムにおいて、前記コンテンツ配信装置は、請求項8乃至10のいずれかに記載されたコンテンツ配信装置で構成することを特徴とするコンテンツ配信システム。
  12. 請求項11に記載のコンテンツ配信システムにおいて、さらに、前記ネットワークの稼動状況を測定して稼動状況情報を作成し、前記コンテンツ配信装置から要求のあった場合、該稼動状況情報を要求元へ送信するネットワーク監視装置を前記ネットワークに接続させるとともに、前記コンテンツ配信装置は、定期的に前記ネットワーク監視装置に要求してネットワークの稼動状況情報を要求し、該稼動状況情報に応じて前記上限管理データベースの接続台数の上限値を更新するレポート要求/分析部を有することを特徴とするコンテンツ配信システム。
  13. コンピュータに、請求項1乃至7のいずれかに記載のコンテンツ配信管理方法の処理手順、または、請求項8、9または10に記載のコンテンツ配信装置の機能、または、請求項11または12に記載のコンテンツ配信システムの機能を実行させるためのプログラム。
  14. 請求項13に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
JP2004007483A 2004-01-15 2004-01-15 コンテンツ配信管理方法、コンテンツ配信装置、コンテンツ配信システム、プログラムおよび記録媒体 Expired - Fee Related JP4430951B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004007483A JP4430951B2 (ja) 2004-01-15 2004-01-15 コンテンツ配信管理方法、コンテンツ配信装置、コンテンツ配信システム、プログラムおよび記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004007483A JP4430951B2 (ja) 2004-01-15 2004-01-15 コンテンツ配信管理方法、コンテンツ配信装置、コンテンツ配信システム、プログラムおよび記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005202618A true JP2005202618A (ja) 2005-07-28
JP4430951B2 JP4430951B2 (ja) 2010-03-10

Family

ID=34821093

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004007483A Expired - Fee Related JP4430951B2 (ja) 2004-01-15 2004-01-15 コンテンツ配信管理方法、コンテンツ配信装置、コンテンツ配信システム、プログラムおよび記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4430951B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015088051A (ja) * 2013-10-31 2015-05-07 富士通株式会社 情報処理装置、方法、及びプログラム
JP2017146797A (ja) * 2016-02-17 2017-08-24 富士通株式会社 情報配信システム、情報配信プログラム、情報配信方法および情報配信装置
US11223971B2 (en) 2018-01-19 2022-01-11 Mitsubishi Electric Corporation Communication control device, communication control method, and computer readable medium

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015088051A (ja) * 2013-10-31 2015-05-07 富士通株式会社 情報処理装置、方法、及びプログラム
JP2017146797A (ja) * 2016-02-17 2017-08-24 富士通株式会社 情報配信システム、情報配信プログラム、情報配信方法および情報配信装置
US11223971B2 (en) 2018-01-19 2022-01-11 Mitsubishi Electric Corporation Communication control device, communication control method, and computer readable medium

Also Published As

Publication number Publication date
JP4430951B2 (ja) 2010-03-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11374885B2 (en) Dynamic subscription and message routing on a topic between publishing nodes and subscribing nodes
Stallings Foundations of modern networking: SDN, NFV, QoE, IoT, and Cloud
JP4186776B2 (ja) フロー制御方式およびフロー制御方法
JP5974373B2 (ja) トランスペアレンシー機能を用いる適応ファイル送達のシステムおよび方法
CN101194489B (zh) 信息处理服务器,远程控制系统和远程控制方法
US7584510B2 (en) Network service processing method and system
JP2006526215A (ja) ストリーミング基盤のコンテンツ分散形ネットワークシステムとファイル分割、併合及び再生方法
EP2395700A2 (en) Managing access to stream hosted on duplicating switches
US20070091909A1 (en) Connection state control device, connection state control method, and connection state controlling program
US20220286415A1 (en) Dynamic Subscription and Message Routing on a Topic Between Publishing Nodes and Subscribing Nodes
US20020136204A1 (en) Method and system for routing network traffic based upon application information
CN110445723A (zh) 一种网络数据调度方法及边缘节点
CN103001891A (zh) 一种用于提升局域网整体服务质量的方法
JP2005346573A (ja) Webサービス提供方法、Webサービスシステムにおけるサーバ装置およびクライアント端末、Webサービスシステム、ならびに、Webサービスプログラムおよび記録媒体
JP4430951B2 (ja) コンテンツ配信管理方法、コンテンツ配信装置、コンテンツ配信システム、プログラムおよび記録媒体
JP2005149040A (ja) ピアツーピア通信システム
JP5399276B2 (ja) コンテンツ配信システムと方法およびプログラム
JP2001223732A (ja) 情報配信方法ならびに情報配信装置および情報受信装置
CN110086831A (zh) 用于网关的鉴权方法
JP2002116971A (ja) 情報通信システム
JP2012186577A (ja) データ配信システム,ノード,及びデータ配信方法
JP2005070884A (ja) 課金ポリシー生成装置、メタデータ配信サーバ、有料情報配信サーバ、有料情報配信システム、課金ポリシー生成方法、及び、有料情報課金方法
Kanellopoulos Quality of service in networks supporting cultural multimedia applications
CN101540884B (zh) 一种基于跳图的对等化VoD系统构建方法
US20130074118A1 (en) Service alert messages for customer premises communication devices

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060920

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20090210

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20090310

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090409

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090428

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090626

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091215

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091218

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121225

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131225

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees