JP2005201805A - 回転検出センサ装置 - Google Patents

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Masashi Sugimoto
雅司 杉本
Kyungwoo Kim
京佑 金
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Abstract

【課題】磁力形成用磁石の磁化度の向上及びポールピースの形状工夫以外の手段で磁束変化量を高める。
【解決手段】コイル14を巻回保持するボビン10の内側にポールピース11を設け、そのポールピース11後側に磁石12を有する電磁ピックアップ式回転検出センサに、回転中心外側全周縁に亘ってN極とS極をその周方向に交互に配置したセンサロータ22を対向させる。センサP内の磁石12から生じた磁束aは、ポールピース11を通ってセンサロータ22に向かい、そのセンサロータ22を通過してセンサP内の磁石12に戻る。このとき、そのセンサロータ22を通る磁束aには、センサロータ22のN極とS極が交互に働いて、その磁束aを弱めたり、強めたりする。このため、その磁束aは大きく変化し、その結果、コイル14の出力も大きくなって、検出精度は向上する。
【選択図】図1

Description

この発明は、自動車などの車輪速、エンジン回転数などの回転を検出するセンサ装置に関するものでる。
例えば、自動車にABS(アンチロック・ブレーキ・システム)を装備するには、その自動車の車輪速を測定する必要がある。その測定には車輪速センサ等の回転検出センサが使用され、その回転検出センサの例として、図6に示すように、コイル14を巻回保持するボビン10の内側にポールピース11を設け、そのポールピース11後側に磁石12を有する電磁ピックアップ式のもの、及び磁気検出用ICチップ及びその制御用電子部品(回路)から成る半導体式のものがあり(特許文献1参照))、コスト面では、前者が後者に対し有利なものである。
特開2001−174471号公報
その電磁ピックアップ式車輪速センサPは、同図矢印aで示すように、磁石12からポールピース11を通り、そのポールピース11の先端から磁石12に戻る磁束(磁気回路)aが生じ、そのポールピース11の先端部を平歯車形状のセンサロータ2に対向させると、そのセンサロータ2に磁束aが通って磁石12に戻る回路となる。
このため、図7(a)に示すように、ポールピース11がセンサロータ2の歯形部2aに対向した時と、同(b)に示すように、ポールピース11がセンサロータ2の歯形部2a間に対向した時とでは、両者間のギャップgが異なり(前者が後者に対し狭い)、前者は後者に対し磁気抵抗が小さい。このギャップgの変化により、磁気抵抗が変化して、磁束aの強弱(変化)が生じ、その変化(磁束変化)に基づきコイル14に電圧(電流)を発生させ、その電圧(電流)変化を電気信号として、引出端子5を介してケーブル6によりABSの制御器などの外部に出力する。
また、半導体式車輪速センサPには、センサロータ2にその回転中心外側全周に亘ってN極とS極をその周方向に交互に配置したものが使用され、そのセンサロータ2の回転に基づく、半導体式車輪速センサPへのそのN極とS極との交互の対向によるその磁力変化をICチップで検出し、その検出信号を電気信号として、ケーブルによりABSの制御器などの外部に出力する。
ところで、近年、自動車の高性能化につれ、車輪速の検出精度も高いものが要求され、そのためには磁束変化を大きくする必要がある。この磁束変化量を大きくする手段として、従来の電磁ピックアップ式車輪速センサPでは、磁石の起磁力を大きくしたり、センサロータ2を大きくしている。
その磁石12の起磁力を高める手段は、一般には、磁石の大型化を図るか、高磁化を図ることとなる。しかし、前者は、車輪速センサPが大型化して、今日の小型化傾向に反することとなり、後者は、高価なものとなって、コストアップに繋がる。また、センサロータ2の大型化も、センサ装置全体の大型化に繋がり、やはり今日の小型化傾向に反することとなる。
また、ポールピースの形状、例えば、その先端部を二又状とする等の工夫をすることにより、磁束変化を大きくすることも考えられるが、その形状が複雑となり、切削加工しか対応できない等の理由により、コスト高となる。
さらに、そのポールピース11とセンサロータ2のギャップgは、車輪速センサPの取付位置が変化すると変化するため、その取付態様に大きく影響される。このため、その取付態様によっては、ギャップgが大きくなって、センサロータ2と磁石12との間の磁気抵抗が大きくなり、これにより、ポールピース11を通る磁束aが小さく(弱く)なって、結果、センサロータ2の回転による磁束変化量が小さくなり、コイル14に十分な出力を得ることができない場合が生じる。すなわち、検出精度の低下を招く。
この発明は、安価な電磁ピックアップ式回転検出センサにおいて、磁石の磁化度の向上及びポールピースの形状工夫以外の手段で磁束変化量を高めることを課題とする。
上記課題を達成するため、この発明は、センサロータに、半導体式回転検出センサに使用している「回転中心外側全周に亘ってN極とS極をその周方向に交互に配置したもの(以下、「磁石式センサロータ」という)」を使用することとしたのである。
すなわち、半導体式回転検出センサにおける磁石式センサロータは、各磁石により回転検出用磁束そのものを発生させ、回転により、その磁束を変化させるものであるのに対し、この発明における電磁ピックアップ式回転検出センサにおける磁石式センサロータは、各磁石の回転により、センサ側の磁石による検出用磁束を変化させるようにしたのである。
このように、電磁ピックアップ式回転検出センサに磁石式センサロータを使用すれば、そのセンサ内の磁石から生じた磁束は、ポールピースを通ってセンサロータに向かい、そのセンサロータを通過してセンサ内の磁石に戻る。このとき、そのセンサロータを通る磁束には、センサロータのN極とS極が交互に働いて、その磁束を弱めたり、強めたりする。このため、その磁束は大きく変化し、その結果、コイルの出力も大きくなって、検出精度は向上する。
この発明は、以上のように、磁石式センサロータにより、磁束変化を大きくしたので、電磁ピックアップ式回転検出センサにおいて、大きな起磁力の磁石を使用せず、また大きなセンサロータを使用せず、大型化を招くことなく、コンパクトなもので、高い検出精度を得ることができる。
この発明の一実施形態としては、磁石からポールピースを通り、そのポールピースの先端から前記磁石に戻る磁束を生じさせ、その磁束の変動をコイルを介し電気信号として出力する電磁ピックアップ式回転検出センサと、回転中心外側全周に亘ってN極とS極をその周方向に交互に配置したセンサロータとからなり、そのセンサロータのN極とS極の配置部に前記回転検出センサのポールピース先端を対向させた構成を採用できる。
この構成において、上記回転検出センサのコイルの外側に、上記磁束を磁石に戻すポールピースを設ければ、そのポールピースに磁束が収斂されるため、センサロータから磁石に磁束が円滑に導かれ、磁気抵抗が小さくなるとともに、そのポールピースとの間においてもギャップの変化が生じる。このため、磁束が弱まり難くなる上に、その磁束変化は大きくなり、コイルの出力も大きくなって、検出精度は向上する。また、磁束が収斂されるため、磁束密度も高くなり、センサの取付態様の影響も少なくなる。
このとき、上記コイル内外のポールピースをセンサロータの回転方向に並べた態様にするとよい。この態様が、各ポールピースにおいて、磁気抵抗が最も小さくなり、また、磁束変動も最も大きいものとなる。このため、検出精度も向上する。さらに、ポールピースのピッチをセンサロータのN極とS極の配列ピッチと同じにすれば、磁束変動量が大きくなって、より好ましい。
これらの回転検出センサ装置は、従来と同様に、自動車などの車輪速センサ装置、エンジン回転数センサ装置などとして使用し得るが、例えば、車輪用ハブに磁石式センサロータを同一心に取付け、ハブキャップにはそれらの電磁ピックアップ式回転検出センサを取付けたものにおいては、その回転検出センサを、その長さ方向を前記車輪用ハブの軸心方向に対し直交させたものとすることができる。
一実施例を図1に示し、この実施例の回転検出センサPは、その検出部が、ホルダー(ボビン)10の内部に、中心軸方向のポールピース11、磁石12、ヨーク13を内装し、そのホルダー10の外側に、ポールピース11に対応してコイル14を巻回して構成されている。そのコイル14の端は引出端子5に接続され、その引出端子5はホルダー10の樹脂成形時にインサートされる。
この検出部付きホルダー10は、金属製円筒形ケーシング15に挿入して装填されるとともに、その後部がケーシング15の開口部(図下端)に嵌合して突出する。引出端子5には出力線(ケーブル)6が接続され、開口部周囲をシールした後、それを金型内に装填してそのキャビティに樹脂を射出することにより、ケーシング開口部とホルダー10露出部の全周を両者に亘って樹脂被覆(モールド被覆)16されている。
この回転検出センサPに対向するセンサロータ22には、その回転中心外側縁全周に亘ってN極とS極をその周方向に交互に配置した磁石式のものが使用される。このため、回転検出センサP内の磁石12から生じた磁束aは、ポールピース11を通って磁石式センサロータ22に向かい、そのセンサロータ22を通過してセンサP内の磁石に戻るが、そのセンサロータ22を通る磁束aには、センサロータ22のN極とS極が交互に働いて、その磁束aを弱めたり、強めたりする。このため、その磁束aは大きく変化し、コイル14の出力も大きくなって、検出精度は向上する。
図2には他の実施例を示し、この実施例の回転検出センサPは、コイル14の外側にもポールピース21を設けたものであり、磁石12からの磁束aは、中心のポールピース11を通って、センサロータ22に至り、そのセンサロータ22から外側のポールピース21を通って磁石12に至る回路(磁束回路a)を形成する。各ポールピース11,21の間隔(ピッチ)t1は、センサロータ22のN極とS極の配列ピッチt2と同じに設定されている。外側ポールピース21とヨーク13は一体物とし得る。
この磁気回路aにおいて、いずれの回転状態においても、両ポールピース11、21が異なる極(N極かS極)に臨むため、磁気抵抗は、図6、図7の従来例に比べれば、小さくなり、また、センサロータ22とポールピース11、21間の各ギャップgに略同時に変化が生じるため、コイル14に生じる電圧(電流)が大きくなる。すなわち、十分な出力を得ることができる。この出力は電気信号として、引出端子5を介してケーブル6により外部に導かれる。
なお、ポールピース21の数及び位置は、この発明の作用効果を発揮する限りにおいて、図3に示すように、1本でも良く、また、必要に応じて3本以上と任意である。さらに、ポールピース21は、この発明の作用効果を発揮する限りにおいて、コイル14を囲む円筒状、半円筒状などと棒状に限定されない。
これらの回転検出センサPは、従来と同様に、自動車などの車輪速センサ、エンジン回転数センサ等として使用し得るが、車輪速センサにあっては、例えば、図4、図5に示すように、車輪用ハブ20に磁石式センサロータ22を同一心に取付け、ハブキャップ23にはその電磁ピックアップ式回転検出センサPを取付けた構造を採用できる。
このとき、同図に示すように、その回転検出センサPを、その長さ方向を車輪用ハブ20の軸心方向cに対し直交させたものとすることができる。このようにすれば、同図から理解できるように、各ポールピース11、21とセンサロータ22内面とのギャップgを極力狭くすることができるため、磁気回路aが短くなって、磁気抵抗が最も小さくなる。このため、検出精度も向上する。
一実施例の一部切断側面図 他の実施例の一部切断側面図 他の実施例の概略一部切断側面図 他の実施例の車輪速センサとしての一取付態様の一部切断正面図 同拡大切断側面図 従来例の一部切断側面図 同作用図
符号の説明
2、22 センサロータ
10 ホルダー(ボビン)
11、21 ポールピース
12 磁石
13 ヨーク
14 コイル
20 車輪用ハブ
23 ハブキャップ
P 回転検出センサ(車輪速センサ)
a 磁束
g ギャップ
1 ポールピースのピッチ(間隔)
2 センサロータのN極とS極の配列ピッチ

Claims (5)

  1. 磁石12からポールピース11を通り、そのポールピース11の先端から前記磁石12に戻る磁束aを生じさせ、その磁束aの変動をコイル14を介し電気信号として出力する電磁ピックアップ式回転検出センサPと、回転中心外側全周に亘ってN極とS極をその周方向に交互に配置したセンサロータ22とからなり、そのセンサロータ22のN極とS極の配列部に前記回転検出センサPのポールピース11先端を対向させたことを特徴とする回転検出センサ装置。
  2. 上記回転検出センサPのコイル14の外側に、上記磁束aを磁石12に戻すポールピース21を設けたことを特徴とする請求項1に記載の回転検出センサ装置。
  3. 上記コイル14の内外のポールピース11、21を上記センサロータ22の回転方向に並べたことを特徴とする請求項2に記載の回転検出センサ装置。
  4. 上記ポールピース11、21のピッチt1を上記センサロータ2のN極とS極の配列ピッチt2と同じにしたことを特徴とする請求項3に記載の回転検出センサ装置。
  5. 車輪用ハブ20にセンサロータを同一心に取付け、ハブキャップ23には回転検出センサを取付けた車輪速センサ装置において、
    上記センサロータ及び回転検出センサを請求項1乃至4のいずれかに記載のセンサロータ22及び回転検出センサPとし、かつ、その回転検出センサPを、その長さ方向を上記車輪用ハブ20の軸心方向cに対し直交させたことを特徴とする車輪速センサ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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CN114814270A (zh) * 2022-04-14 2022-07-29 四川新川航空仪器有限责任公司 一种变磁通转速传感器

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