JP2005199857A - 自動車ボディとその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動車のワイヤハーネスを削減する技術を提供する。
【解決手段】 自動車のボディであり、その強度を確保している金属製の構造パネルを有しており、その金属製の構造パネルの少なくとも一面を少なくとも部分的に覆う絶縁層が形成されており、その絶縁層に導電性材料によって導体パターンが形成されていることを特徴とする。この自動車のボディにより、自動車全体に亘る配線回路をワイヤハーネスを用いずに実現することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車に電気配線する技術に関し、特に自動車のボディの表面に導体パターンを形成することによって電気配線を構成する技術に関する。
自動車には多数の電装機器が搭載されている。従来、搭載された電装機器同士は、ワイヤハーネスによって電気的に接続されている。ワイヤハーネスとは、絶縁性材料で被覆された電線が、複数本束ねられた電線群である。ワイヤハーネスは自動車ボディ等と内面パネルの間に配置されることが一般的である。
自動車に搭載される電装機器は増加の一途を辿っており、必要とされるワイヤハーネスが急速に増加している。それにより、ワイヤハーネスの占めるスペースやその重量が、自動車全体に与える影響も大きくなっている。特に近年、キャビン空間の拡大や省燃費性の向上等が重要視されており、ワイヤハーネスを削減する要求が高まっている。
また、ワイヤハーネスの組み付け作業は労を要する作業であり、必要とするワイヤハーネスが増加すると、自動車の製造工程も面倒になってしまう。
特許文献1には、導体パターンが直接に形成された自動車のインストルメントパネルが記載されている。このインストルメントパネルを用いることによって、必要とするワイヤハーネスの削減を図るものである。
特開2002−225643号公報
自動車には多数のワイヤハーネスが自動車全体に配置されており、特許文献1のインストルメントパネルを利用しても、インストルメントパネル近傍のワイヤハーネスのみが削減されるに留まる。特許文献1に記載の技術を利用すれば、例えば絶縁性材料で形成されたドア内面パネルやルーフ内面パネル等にも導体パターンを形成することはできる。しかしながら、導体パターンは各パネル単位で形成されるので、各パネルに形成された導体パターン同士を接続するワイヤハーネスが必要となる。自動車全体に配置された電装機器を電気的に接続するためにはワイヤハーネスが不可欠であり、充分にワイヤハーネスを削減することができない。
本発明は、上記の課題を克服する。自動車のワイヤハーネスを充分に削減することができる技術を提供する。
本発明によって具現化される自動車のボディは、その強度を確保している金属製の構造パネルを有している。そして、その金属製の構造パネルの少なくとも一面を少なくとも部分的に覆う絶縁層が形成されており、その絶縁層に導電性材料によって導体パターンが形成されていることを特徴とする。
導体パターンは、絶縁層の表面に形成されていてもよいし、絶縁層の内部に形成されていてもよい。導体パターンと構造パネルの間に絶縁層が介在していればよい。
この自動車のボディでは、その強度を確保している構造パネルに導体パターンが形成されている。自動車のボディの構造パネルは、自動車のほぼ全体形状が形成された大型のパネルである。従来、このような大型のパネルに導体パターンを形成することは、設備の大型化を招くとして敬遠されてきた。しかしながら本発明者らは、自動車ボディの構造パネルに導体パターンを形成することを試み、自動車全体に亘って連続する導体パターンを構造パネルに形成することに成功した。
従来の技術では、内装パネル等の小型のパネル毎に導体パターン群を形成し、それらの導体パターン群をワイヤハーネス群で接続して、自動車全体の配線回路を形成していた。それに対して、この自動車のボディでは、自動車全体に亘る配線回路が一体の導体パターンで形成されている。
自動車のボディの構造パネルは強度を確保するために金属で形成されている。このことも、構造パネルに導体パターンを形成することを困難とする一因であった。本発明の自動車ボディでは、金属製の構造パネルと導体パターンの間に絶縁層を介在させることにより、導電性を有する構造パネルにも導体パターンを設けることを可能にしている。
この自動車のボディにより、自動車全体に亘る配線回路をワイヤハーネスを用いず実現することができ、自動車のワイヤハーネスを充分に削減することができる。
前記導体パターンは、溶接することによって一体化して構造パネルを形成している少なくとも2以上の部分パネルに亘って連続して伸びていることが好ましい。
構造パネルが複数の金属製の部分パネルから構成されていても、それらの部分パネルが溶接されて一体化されていると、導体パターンを複数の部分パネルに亘って連続して形成することができる。導体パターンが複数の部分パネルに亘って連続して伸びていると、パネル毎に形成された導体パターン群を接続するワイヤハーネス群を必要としない。
本発明はまた、新規で有用な自動車のボディを製造する方法を提供する。この方法では、複数の金属製の部分パネルを溶接して一体化し、自動車のボディの強度を確保する金属製の構造パネルを成形する工程と、その構造パネルの少なくとも一面を少なくとも部分的に覆う絶縁層を形成する工程と、その絶縁層の表面に導電性材料によって導体パターンを形成する工程を有することを特徴とする。
この方法で製造される自動車のボディでは、その強度を確保している構造パネルに導体パターンが形成される。構造パネルは複数の金属製の部分パネルで構成されるが、複数の部分パネルを溶接して一体化した後に導体パターンを形成するので、複数の部分パネルに亘って連続して導体パターンを形成することができる。従来はパネル毎に導体パターン群を形成して、それらの導体パターンをワイヤハーネス群で接続して形成していた配線回路を、一体の導体パターンで形成することができる。
構造パネルは強度を確保するために金属で形成されているが、構造パネルと導体パターンの間に絶縁層を介在させるので、導電性を有する構造パネルにも導体パターンを設けることができる。
この自動車のボディにより、自動車全体に亘る配線回路をワイヤハーネスを用いず実現することができ、自動車のワイヤハーネスを充分に削減することができる。
導体パターンを形成する方式としては、形成する導体パターンに合わせて絶縁層の表面にめっき下地処理を行い、そのめっき下地処理された絶縁層の表面に金属めっき層を形成して導体パターンを形成することができる。
導体パターンに合わせて絶縁層の表面にめっき下地処理を行うことにより、導体パターンのパターン形状に合わせて金属めっき層が形成される。
導体パターンに合わせて絶縁層の表面にめっき下地処理を行うときは、例えば絶縁層の表面において導体パターンを形成する範囲のみをめっき下地処理してもよいし、あるいは絶縁層の表面を広くめっき下地処理しておき、導体パターンを形成する範囲以外をマスク等で覆ってもよい。
導体パターンを形成する他の方式としては、導電性インクをインクジェット法で塗布して導体パターンを描画することもできる。
自動車のボディの強度を確保している構造パネルの表面は起伏が大きい。導電性インクをインクジェット法で塗布する方式であると、導電性インクを吐出するヘッドの位置や方向を変えて描画することにより、起伏の大きい部位や広い範囲に任意の導体パターンを精度よく描画することができる。様々な表面形状に対応することができ、多品種混流ラインにも適用することができる。
導電性インクをインクジェット法で塗布して導体パターンを描画するに先立って、絶縁層の表面に導体パターンに合わせて溝を形成しておき、その溝内に導電性インクを塗布することが好ましい。
平面上に塗布された導電性インクは、その平面に対する導電性インクの親和性等に基づいて、所定の断面形状を形成する。例えばその平面に対して導電性インクの親和性が高い場合では、導電性インクをいかに細く塗布しても塗布された導電性インクは幅方向に広がってしまい、幅の広い素線しか形成することができない。
それに対して、予め絶縁層の表面に溝を形成しておき、その溝内に導電性インクを塗布する方式であれば、塗布された導電性インクはその溝内に留まる。溝の開口幅を狭く形成すれば、導電性インクによって幅の狭い素線を形成することができる。この方式により、導体パターンの素線を導電性インクで形成するときに、平面上に同一量の導電性インクを塗布するよりも、幅の狭い素線を形成することができる。
本発明によって具現化される自動車のボディにより、自動車のワイヤハーネスを充分に削減することができる。
以下、本発明を具現化した実施例について図面を参照して説明する。最初に実施例の主要な特徴を列記する。
(形態1): 自動車ボディの強度を確保している構造パネルは、複数の金属製の部分パネルが溶接されて一体化されている。自動車ボディの構造パネルでは、フロントフェンダ部や、ルーフ部や、フロア部や、リアフェンダ部や、トランクルーム底部等は、それぞれが別々に成形された部分パネルであり、それらの部分パネルが溶接されて一体化されている。
(形態2): 導体パターン群は、自動車ボディの強度を確保している構造パネルの車内側表面に形成されている。
(形態3): 導体パターン群は、自動車ボディの構造パネルの表面に形成された絶縁層で囲繞されている。
(形態4): 導電性インクで形成された導体パターンの素線の幅は、平面状の絶縁層表面に同一量の導電性インクを塗布したときの幅よりも狭い。
以下に、本発明を利用した実施例を、図面を参照して説明する。図1、図2は、本発明を利用した自動車2を示している。図1は、自動車2を側方から見たときの図である。図2は、自動車2を上方から見たときの図である。なお、図1、図2では、自動車2の特徴をよく示すために、自動車2のボディ等の一部を透過して示している。
図1、図2に示すように、自動車2は自動車ボディ10を有している。本実施例でいう自動車ボディ10とは、自動車のボディの強度を確保している構造パネルを指す。自動車ボディ10は、エンジンルーム壁部12や、フロントフェンダ部14や、ルーフ部18や、フロア部20や、リアフェンダ部22や、トランクルーム底部24等から構成されている。エンジンルーム壁部12や、フロントフェンダ部14や、ルーフ部18や、フロア部20や、リアフェンダ部22や、トランクルーム底部24等は、それぞれが別々に成形された金属製の部分パネルである。それらの部分パネルが溶接されて一体化され、金属製の自動車ボディ10が構成されている。自動車ボディ10は導電性を有している。
自動車ボディ10には、エンジンフード32やトランクフード34が取り付けられている。エンジンフード32は、自動車ボディ10に成形されたエンジンルームの開口部4を開閉する。トランクフード34は、自動車ボディ10に成形されたトランクルームの開口部8を開閉する。エンジンフード32やトランクフード34では、複数の金属製のパネルが溶接されて一体化されている。
自動車ボディ10には、4つのドア外板36a〜36dが取り付けられている。ドア外板36a〜36dは、自動車ボディ10に成形された乗降口6を開閉する。ドア外板36a〜36dは、金属で構成されている。ドア外板36a〜36dでは、複数の金属製のパネルが溶接されて一体化されている。自動車ボディ10には、フロントバンパ38やリアバンパ40等が取り付けられている。
図1、図2に示されるように、自動車ボディ10には、導体パターン群52、54、56、58、60、62、64が形成されている。
導体パターン群52は、自動車ボディ10のエンジンルーム壁部12の表面に形成されている。導体パターン群54は、自動車ボディ10のフロントフェンダ部14の後方領域の内側表面に形成されている。導体パターン群56は、自動車ボディ10のAピラー部16aからルーフ部18を経由してCピラー部16cにまで亘る領域の内側表面に形成されている。導体パターン群58は、自動車ボディ10のルーフ部18の内側表面に形成されている。導体パターン群60は、自動車ボディ10のフロア部20の内側表面に形成されている。導体パターン群62は、自動車ボディ10のリアフェンダ部22の内側表面に形成されている。導体パターン群64は、自動車ボディ10のトランクルーム底部24の表面に形成されている。
図1、2に示すように、自動車ボディ10では、導体パターン群52と導体パターン群54は連続して形成されている。また、導体パターン群54と導体パターン群56は連続して形成されている。また、導体パターン群54と導体パターン群60は連続して形成されている。また、導体パターン群56と導体パターン群62は連続して形成されている。また、導体パターン群60と導体パターン群62は連続して形成されている。また、導体パターン群62と導体パターン群64は連続して形成されている。
このように、自動車ボディ10に形成された導体パターン52〜64は連続しており、導体パターン群52〜64は一体の導体パターン群を形成している。導体パターン群52〜64が形成する一体の導体パターン群は、自動車ボディ10のエンジンルーム壁部12、フロントフェンダ部14、Aピラー部16a、ルーフ部18C、Cピラー部16c、フロア部20、リアフェンダ部22、トランクルーム底部24に亘って連続して伸びている。
自動車2のドア外板36bには、導体パターン群66が設けられている。導体パターン66は、ドア外板36bの内側表面に形成されている。導体パターン群66は、導体パターン群54等と電気的に接続されている。
自動車2は、端子台72、74、76、78を有している。端子台72は、自動車ボディ10のエンジルーム壁部12近傍に設けられており、自動車ボディ10の導体パターン群52と電気的に接続されている。端子台74は、自動車ボディ10のルーフ部18近傍に設けられており、自動車ボディ10の導体パターン群58と電気的に接続されている。端子台76は、自動車ボディ10のトランクルーム底部24近傍に設けられており、自動車ボディ10の導体パターン群64と電気的に接続されている。また、端子台78は、ドア外板36b近傍に設けられており、ドア外板36bの導体パターン群66と電気的に接続されている。
端子台72、74、76、78には、自動車2に取り付けられた電装機器が接続されている。電装機器とは、例えばヘッドライト92やテールランプ94が含まれる。また、例えば図示しない発電機、バッテリ、コンピュータ、点火プラグ、計器類、表示機類、スイッチ類等が含まれる。
自動車2に取り付けらた電装機器は、導体パターン群52〜66と端子台72、74、76、78を介して、互いに電気的に接続されている。
図3、図4、図5は、自動車ボディ10において導体パターン群52〜64が形成された領域の一部を示す断面図である。
図3、図4、図5に示すように、自動車ボディ10の図面上方の表面10aには絶縁層110が形成されている。絶縁層110は、例えば絶縁性塗料を塗布して形成することができる。絶縁層110は、自動車ボディ10の表面において、導体パターン群52〜64を形成する領域のみに形成してもよいし、表裏両側の全面に形成してもよい。自動車ボディ10は金属で形成されているので、自動車ボディ10の表面に絶縁層110を形成すると、自動車ボディ10やドア外板36b等の腐食を抑止することができる。表裏両側の全面に絶縁層110を形成することにより、従来の防錆塗装を省略してもよい。
また、自動車ボディ10の図面下方の表面10bと、絶縁層110の図面上方の表面110aには、塗装膜120が形成されている。
図3には、絶縁層110の内部に形成された第1素線101が示されている。図4には、絶縁層110の内部に形成された第2素線103が示されている。図5には、絶縁層110の内部に形成された第3素線1
05が示されている。導体パターン群52〜64では、第1素線101や第2素線103や第3素線105によって複数の導体パターンが形成されている。
第1素線101や第2素線103や第3素線105の一部は、導体パターン群52〜64の複数に亘って連続して伸びて形成されており、導体パターン群52〜64の複数に亘る導体パターンを形成している。
図3に示す第1素線101は、比較的大きな電流を流すための素線である。第1素線101は金属で形成されている。本実施例では、第1素線101は銅で形成されている。図3は第1素線101の断面を示しており、第1素線101は図面垂直方向に伸びて形成されている。
図3に示すように、第1素線101は絶縁層110で囲繞されており、他の第1素線101や自動車ボディ10等から電気的に絶縁されている。
図4に示す第2素線103は、比較的小さな電流を流すための素線である。第2素線103は導電性インクで形成されている。導電性インクは、例えば導電体の粉末とバインダを溶剤に懸濁して、スラリー状にしたものを用いることができる。導電体の粉末には、銀、銅、ニッケル等の金属粉末や、カーボン等の粉末を用いることができる。図4は第2素線103の断面を示しており、第2素線103は図面垂直方向に伸びて形成されている。
図4に示すように、第2素線103は絶縁層110で囲繞されており、他の第2素線103や自動車ボディ10等から電気的に絶縁されている。図4に示す第2素線103群の間隔D2は、第2素線103群が互いに絶縁される距離に基づいて設定されている。
図5に示す第3素線105は、比較的小さな電流を流すための素線である。第3素線105は導電性インクで形成されている。図5は第3素線105の断面を示しており、第3素線105は図面垂直方向に伸びて形成されている。
図5に示すように、第3素線105は絶縁層110で囲繞されており、他の第3素線105や自動車ボディ10等から絶縁されている。図5に示す第3素線105群の間隔D3は、第3素線105群が互いに絶縁される距離に基づいて設定されている。第3素線105群の間隔D3は、図4に示した第2素線103群の間隔D2よりも狭い。
ドア外板36bの導体パターン群66が形成された領域の断面も、図3、図4、図5に示した自動車ボディ10に形成された導体パターン52〜64と同様である。ドア外板36bの導体パターン群66においても、第1素線101、第2素線103、第3素線105によって、複数の導体パターンが形成されている。ドア外板36bでは、複数の金属製のパネルが溶接されて一体化されており、導体パターン群66はその複数の金属製のパネルに亘って連続して伸びている。
図4に示す第2素線103と、図5に示す第3素線105は、共に導電性インクで形成されているが、断面形状が互いに異なっている。図4に示す第2素線103の断面形状は、平面に付着している水滴のような断面形状をしている。それに対し、図5に示す第3素線105の断面形状は矩形である。この断面形状の差は、第2素線103と第3素線105の形成方法の違いに由来する。第2素線と第3素線の形成方法については後述する。第2素線103の断面積と、第3素線105の断面積は同一であるが、第2素線103の幅W2よりも、第3素線105の幅W3の方が狭い。それにより、第2素線103群の間隔D2よりも、第3素線105群の間隔D3の方が、ほぼ等しい絶縁性を確保しつつ、狭く設定することができる。即ち、第2素線103よりも、第3素線105の方が、高い集積度で導体パターンを形成することができる。
上述のように、自動車2の自動車ボディ10は、エンジンルーム壁部12、フロントフェンダ部14、Aピラー部16a、ルーフ部18、Cピラー部16c、フロア部20、リアフェンダ部22、トランクルーム底部24等の複数の金属製の部分パネルから構成されている。自動車ボディ10は、それらの部分パネルが溶接されて一体化されて成形されている。自動車ボディ10に形成された導体パターン群52〜66は、それらの部分パネルに亘って連続して形成されて、一体の導体パターン群を形成している。
自動車2に取り付けられた電装機器は、導体パターン52〜66を介して電気的に接続される。それにより、従来から電装機器を電気的に接続するために利用されてきたワイヤハーネスが削減されている。また、導体パターン52〜66は、複数の部分パネルに亘って連続して伸びて形成されているので、部分パネル毎に形成された導体パターン群を互いに接続するワイヤハーネス等も必要としない。従来の自動車に比して自動車2では必要とするワイヤハーネスが少なく、ワイヤハーネスのスペースや重量が充分に削減されている。また、自動車2の製造においても、ワイヤハーネスの組付工数が削減されて、自動車2の製造工程が簡単化される。
絶縁層110が形成された自動車ボディ10等の表面は、絶縁層110によって保護されることとなり、例えば腐食することが防止される。それにより、絶縁層110が形成された自動車ボディ10等の表面は、従来の防錆塗装を省くこともできる。従来の防錆塗装膜に換えて絶縁層110を形成してもよく、自動車ボディ10等の重量が無用に重くなることがない。
以下では、自動車ボディ10やドア外板36b等を製造する方法を説明する。自動車ボディ10の製造方法とドア外板36bの製造方法において、本実施例に特有の差異はないので、ここでは自動車ボディ10の製造方法について説明する。以下に説明する方法は、エンジンフード32やトランクフード34やドア外板36a〜36d等にも有効であることは自明である。
自動車ボディ10の製造では、最初に自動車ボディ10を成形する。先に説明したように、自動車ボディ10は複数の金属製の部分パネルから構成されている。部分パネルとは、例えばエンジンルーム壁部12や、フロントフェンダ部14や、ルーフ部18や、フロア部20や、リアフェンダ部22や、トランクルーム底部24等を形成する金属製のパネルである。これらの部分パネルを溶接して一体化して、図1、2に示すような自動車ボディ10を成形する。
次に、図6に示すように、自動車ボディ10の表面10aに絶縁層112を形成する。絶縁層112を形成するためには、例えば自動車ボディ10の表面10aに、絶縁性塗料を塗布すればよい。塗布方法は、例えば電着塗装や吹き付け塗装や刷毛塗り塗装等を用いることができる。塗料を湛えた浴槽に自動車ボディを浸漬させる方法であると、広い範囲への塗装を簡単に行うことがきる。
形成する絶縁層112の厚みは、後に形成する導体パターン群52〜64に予定される通電電流や印加電圧に応じて設定するとよい。
絶縁層112は、自動車ボディ10の表面10aの導体パターン群52〜66を形成する領域のみに形成してもよいし、自動車ボディ10の表面10aの全域に形成してもよい。また、自動車ボディ10の他の表面10bにも併せて形成してもよい。
以降の工程では、導体パターン群52〜64を図3に示した第1素線101で形成する場合と、導体パターン群52〜64を図4に示した第2素線103とで形成する場合と、導体パターン群52〜64を図5に示した第3素線105で形成する場合では、その形成方法が異なる。従って、第1素線101で導体パターン群52〜64を形成する方法と、第2素線103で導体パターン群52〜64を形成する方法と、第3素線105で導体パターン群52〜64を形成する方法を順に説明する。
最初に、第1素線101で導体パターン群52〜64を形成する方法を説明する。
形成した絶縁層112の表面112aを活性化させる。表面112aを活性化するためには、クロム酸溶液等を用いて表面112aを酸洗いすればよい。この酸洗い処理は、後の金属めっき処理のための下地処理である。図6において、絶縁層112の表面112a上に記された細かな斜線は、表面112aが活性化されていることを示している。
続いて、絶縁層112の表面112aにマスク層122を形成する。図7は、マスク層122が形成された様子を示す。マスク層122には、第1素線101を形成する範囲に開口部122aを形成しておく。即ち、形成する導体パターン52〜64群の形状に合わせて開口部122aを形成する。マスク層122は、例えば感光性フィルムを用いて形成することができる。絶縁層112の表面112aに感光性フィルムを貼付し、第1素線101を形成する位置に応じて露光し、現像液で処理すれば開口部122aを形成することができる。
絶縁層112の表面112aにマスク層122を形成することにより、活性化された絶縁層112の表面112aが、導体パターン群52〜64の形状に合わせて露出する。即ち、形成する導体パターン群52〜64のパターン形状に合わせて、絶縁層112の表面112aが活性化されてめっき下地処理がなされたこととなる。
続いて、導体パターン52〜64群を形成する範囲に、金属めっき処理を行う。めっきに用いる金属には、例えば銅を用いることができる。絶縁層112の表面112aは、先に説明した酸洗いによって活性化されており、その表面112aはマスク層122の開口部122aから導体パターン群52〜64のパターン形状で露出している。露出している表面112a上に金属めっき層が形成され、第1素線101群が導体パターン群52〜64のパターン形状で形成される。第1素線101群を形成した後に、マスク層122を除去する。
続いて、第1素線101群を囲繞するように、絶縁層112の表面112a上に絶縁層114を形成する。図9は、絶縁層114が形成された様子を示す。絶縁層114は、絶縁性材料で形成する。絶縁層114は、絶縁層112と同一の材料で形成してもよいし、異なる絶縁性材料で形成してもよい。絶縁層112と絶縁層114により、図3に示した絶縁層110が形成される。
続いて、自動ボディ10の図面下方の表面10bと、絶縁層110の図面上方の表面110aに、塗装色の塗装膜120を形成すると、図3に示した状態となる。
次に、第2素線102で導体パターン群52〜64を形成する方法を説明する。
第2素線103の形成においても、第1素線101の形成と同様に、自動車ボディ10の表面10aに絶縁層112を形成する(図6参照)。ただし、絶縁層112の表面112aを活性化する必要はない。
続いて、図10に示すように、絶縁層112の表面112aに導電性インクを塗布して第2素線103を形成して、導体パターン群52〜64を描画する。このとき、導電性インクをインクジェット法で塗布して第2素線103を描画するとよい。導電性インクを吐出するインクジェットノズルは、ヘッドの位置や方向を自由に変更することができ、第2素線103を形成する位置やパターン形状を自由に変更することができる。表面112aの起伏が大きい場合にも、導体パターン52〜54を正確に描画して形成することができる。
続いて、第2素線103群を囲繞するように、絶縁層112の表面112a上に絶縁層を形成し、図4に示した絶縁層110を形成する。そして、自動ボディ10の図面下方の表面10bと、絶縁層110の図面上方の表面110aに、塗装膜120を形成すると、図4に示した状態となる。
次に、第3素線105で導体パターン群52〜64を形成する方法を説明する。
図11に示すように、自動車ボディ10の表面10aに絶縁層116を形成する。絶縁層116は、図6に示した絶縁層112よりも厚く形成するとよい。このとき、図6に示した絶縁層112の表面112aに、絶縁層を追加して絶縁層116形成してもよいし、あるいは、自動車ボディ10の表面10aに最初から絶縁層116を形成してもよい。
続いて、第3素線105を形成する位置に対応して、絶縁層116の表面116aに溝116bを形成する。溝116bは、例えば収束イオン線を照射して形成することができる。この方式であれば、開口幅が狭くて深さが深い溝116bを形成することもできる。ここでは、溝116bの開口幅がW3であり、溝116b群の間隔をD3として並べて形成する。絶縁層116の厚みは、形成する溝116bの深さに応じて設定するとよい。
続いて、図12に示すように、絶縁層116の溝116b内に導電性インクを塗布する。このとき、導電性インクをインクジェット法で噴射すれば、開口幅の狭い溝116bにも導電性インクを注入することができる。溝116b内の塗布された導電性インクは、幅がW3の第3素線105を形成する。第3素線105群は、距離D3の間隔で並んで形成される。
続いて、第3素線105群を囲繞するように、絶縁層116の表面116a上に絶縁層を形成し、図5に示した絶縁層110を形成する。そして、自動ボディ10の図面下方の表面10bと、絶縁層110の図面上方の表面110aに、塗装色の塗装膜120を形成すると、図5に示した状態となる。
図10に示したように、第2素線103は、平面状である絶縁層112の表面112aに導電性インクが塗布されて形成される。塗布された第2素線103の断面形状は、絶縁層112の表面112aに対する導電性インクの親和性等に基づく。例えば、絶縁層112の表面112a対して導電性インクの親和性が高い場合では、導電性インクをいかに細く塗布しても、塗布された導電性インクは幅方向に広がってしまう。塗布された導電性インクの幅は、単位長さ当たりに塗布する導電性インクの量によっても決まる。即ち、第2素線103を太く形成しようとすると、塗布した導電性インクの量に応じて第2素線103は所定の幅まで広がって形成される。
一方、図12に示したように、第3素線105は、絶縁層116に形成された溝116b内に導電性インクが塗布されて形成される。溝116b内に塗布された導電性インクの断面形状は、溝116bの断面形状に基づく。例えば、開口幅が狭くて深さの深い溝116bを形成しておけば、幅が狭くて断面積の大きい第3素線105を形成することができる。単位長さ当たり同一量の導電性インクを塗布する場合、平面上に導電性インクを塗布する第2素線103に比して、第3素線105では幅を狭く形成することができる。それにより、第3素線105を用いると高い集積度で導体パターン群52〜64を形成することができる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
例えば本発明は、電気自動車やハイブリッドカー等に採用することが有効である。電気自動車やハイブリッドカーでは、駆動用モータやバッテリ等が車両全体に配置される。それにより、必要とされるワイヤハーネスが大幅に増加する。本発明の技術を実施した自動車ボディ等を利用すれば、必要とされるワイヤハーネスを削減することができる。
また例えば、本発明で形成される導体パターンは、電装機器を接続するための配線回路用に限定されない。導体パターンを形成する素線の一部を、電気抵抗率の異なる導電性材料で形成して、抵抗体等の電気素子を形成することもできる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
自動車に形成された導体パターン群を示す図(立面図)。 自動車に形成された導体パターン群を示す図(平面図)。 導体パターン群を形成する第1素線付近の構成を示す断面図。 導体パターン群を形成する第2素線付近の構成を示す断面図。 導体パターン群を形成する第3素線付近の構成を示す断面図。 自動車ボディの表面に絶縁層が形成された様子を示す図。 絶縁層の表面にマスク層が形成された様子を示す図。 第1素線が形成された様子を示す図。 第1素線を囲繞する絶縁層が形成された様子を示す図。 絶縁層の表面に第2素線が形成された様子を示す図。 絶縁層に溝が形成された様子を示す図。 絶縁層に形成された溝内に第3素線が形成された様子を示す図。
符号の説明
2・・自動車
10・・自動車ボディ
32・・エンジンフード
34・・トランクフード
36a〜36d・・ドア外板
52、54、56、58、60、62、64、66・・導体パターン
72、74、76、78・・端子台
101・・第1素線
103・・第2素線
105・・第3素線

Claims (6)

  1. 自動車のボディであり、
    その強度を確保している金属製の構造パネルを有しており、
    その金属製の構造パネルの少なくとも一面を少なくとも部分的に覆う絶縁層が形成されており、
    その絶縁層に導電性材料によって導体パターンが形成されていることを特徴とする自動車のボディ。
  2. 前記導体パターンは、溶接することによって一体化して構造パネルを形成している少なくとも2以上の部分パネルに亘って連続して伸びていることを特徴とする請求項1に記載の自動車のボディ。
  3. 複数の金属製の部分パネルを溶接して一体化し、自動車のボディの強度を確保する構造パネルを成形する工程と、
    その構造パネルの少なくとも一面を少なくとも部分的に覆う絶縁層を形成する工程と、
    その絶縁層の表面に導電性材料によって導体パターンを形成する工程を有することを特徴とする自動車のボディの製造方法。
  4. 前記導体パターンを形成する工程では、形成する導体パターンに合わせて絶縁層の表面にめっき下地処理を行い、そのめっき下地処理された絶縁層の表面に金属めっき層を形成して導体パターンを形成することを特徴とする請求項3に記載の自動車のボディの製造方法。
  5. 前記導体パターンを形成する工程では、導電性インクをインクジェット法で塗布して導体パターンを描画することを特徴とする請求項3に記載の自動車のボディの製造方法。
  6. 前記導電性インクをインクジェット法で塗布して導体パターンを描画するに先立って、絶縁層の表面に導体パターンに合わせて溝を形成しておき、その溝内に導電性インクを塗布することを特徴とする請求項5に記載の自動車のボディの製造方法。
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