JP2005198074A - ネットワーク選択方法およびネットワーク選択方式 - Google Patents

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Abstract

【課題】 移動端末装置で動作するアプリケーションプログラムに適するネットワークの選択を実現する。
【解決手段】 この発明に係るネットワーク選択方法は、移動端末装置で動作するアプリケーションプログラムの要求に基づいて、前記移動端末装置に接続するネットワークを選択する選択工程を備えるものである。
この発明に係るネットワーク選択方式は、移動端末装置で動作するアプリケーションプログラムの要求に基づいて、前記移動端末装置に接続するネットワークを選択する選択手段を備えるものである。
【選択図】 図3

Description

この発明は、移動を伴ってネットワーク通信を行う移動端末装置に係る通信経路制御技術に関するものである。
複数のネットワークが相互に接続されたネットワークシステムにおいて、移動端末装置が通信中に移動する際に、移動した先々で通信を可能とするために、OSI(Open Systems Interconnection)モデルにおけるネットワーク層(レイヤー3)のプロトコルにより通信経路制御が行われる。このようなネットワーク上の移動をサポートするプロトコルとしては、例えばMobile IPv6(Internet Protocol version 6)が知られている。
移動端末装置に係る通信経路制御技術の1つとして、例えば特許文献1に従来のネットワーク選択方法が開示されている。このネットワーク選択方法によれば、回線制御装置は、移動端末装置から通知された属性から移動端末装置が利用可能なネットワークを判別し、移動端末装置は、回線制御装置から通知された利用可能なネットワークに関する情報に基づいて最適ネットワークを選択して接続要求を行い、最適なネットワークを選択することができる。
特開2000−13823号公報(第4頁、第5図)
今後の無線ネットワークシステムにおいては、移動端末装置のもつ機能が高度化し、今後出てくるであろう各種のアプリケーションプログラムが移動端末装置で動作することが想定される。しかし、特許文献1に開示された従来のネットワーク選択方法においては、移動端末装置で動作するアプリケーションプログラムについて考慮されていないため、必ずしも移動端末装置で動作するアプリケーションプログラムに適するネットワークを選択できるとは限らないという問題点があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、移動端末装置で動作するアプリケーションプログラムに適するネットワークの選択を実現することを目的としている。
この発明に係るネットワーク選択方法は、移動端末装置で動作するアプリケーションプログラムの要求に基づいて、前記移動端末装置に接続するネットワークを選択する選択工程を備えるものである。
この発明によれば、移動端末装置で動作するアプリケーションプログラムに適するネットワークの選択を実現することができる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるネットワーク選択方法を用いるネットワークシステムを示す構成図である。図1において、このネットワークシステムは、基幹IP(Internet Protocol)ネットワーク101と、この基幹IPネットワーク101を介して相互に接続されるネットワーク201、202、203及び204とからなる。
ネットワーク201には、通信中継装置であるアクセスルータ211が接続される。アクセスルータ211は、ネットワーク201上における移動端末装置601の現在の位置情報を、移動端末装置601に通知する機能をもつ。さらにアクセスルータ211は、移動端末装置601が通常端末装置501と通信を行う際のアクセス点としての機能をもつ。ネットワーク202には、同様の機能をもつ通信中継装置であるアクセスルータ221及び222が接続される。
アクセスルータ211、221、及び222は、それぞれ無線アクセスシステムを構成する。アクセスルータ211は無線エリア301を収容し、アクセスルータ221は無線エリア302を収容し、アクセスルータ222は無線エリア303を収容する。なお、無線エリア302及び303は、無線エリア301内にオーバーラップしている。
ネットワーク203には、通信中継装置であるホームエージェント401が接続される。ホームエージェント401は、移動端末装置601に対してMobile IPv6(Internet Protocol version 6)による移動可能性(以下、IPモビリティと呼ぶ)を提供する。すなわち、移動端末装置601の位置情報(IPv6アドレス)がホームエージェント401に登録され、これにより、ホームエージェント401が移動端末装置601を管理する。また、ネットワーク204には、通常端末装置501が接続される。通常端末装置501は、移動端末装置601の通信相手であり、ホームエージェント401を経由し、アクセスルータ211、221、または222を経由して、ネットワーク通信が行われる。
移動端末装置601は、図示しない複数の無線ネットワークインタフェースを有する。移動端末装置601は、これらの無線ネットワークインタフェースを切り換えることにより、通信に用いる無線エリアとつながるアクセスルータ、ひいてはネットワークを選択することができる。例えば、移動端末装置601が、アクセスルータ211が収容する無線エリア301内に位置し、同時にアクセスルータ221が収容する無線エリア302内に位置するときには、アクセスルータ211とアクセスルータ221とのどちらとの通信も選択可能である。また、移動端末装置601が、アクセスルータ211が収容する無線エリア301内に位置し、同時にアクセスルータ222が収容する無線エリア303内に位置するときには、アクセスルータ211とアクセスルータ222とのどちらとの通信も選択可能である。
なお、移動端末装置601が有する複数の無線ネットワークインタフェースは、それぞれ異なるネットワーク特性をもつ。ネットワーク201と接続する無線ネットワークインタフェースは、通信帯域が狭く、通信コストが高く、かつ信頼性が高いネットワーク特性をもつ。一方、ネットワーク202と接続する無線ネットワークインタフェースは、通信帯域が広く、通信コストが低く、かつ信頼性が低いネットワーク特性をもつ。
次に動作について説明する。
この発明に係る実施の形態1によるネットワーク選択方法は、移動端末装置で動作するアプリケーションプログラムの要求に基づいて、選択手段としてのアプリケーションプログラムが、移動端末装置に接続するネットワークを選択する選択工程を備える。
特に、移動端末装置が通常端末装置との間で通信を行う場合には、この発明に係る実施の形態1によるネットワーク選択方法は、移動端末装置で動作するアプリケーションプログラムの属性に基づくアプリケーションプログラムの要求に基づいて、選択手段としてのアプリケーションプログラムが、移動端末装置に接続するネットワークを選択する選択工程を備える。
まず、図1を参照して、移動端末装置601が通常端末装置501との間で通信を行っていない場合の実施の形態1によるネットワーク選択方法を説明する。
移動端末装置601が、アクセスルータ211が収容する無線エリア301内に位置していることを前提として、移動端末装置601が通常端末装置501との間で通信を行っていない場合には、移動端末装置601で動作する図示しないアプリケーションプログラム(以下、アプリケーションと略称する)は、所定のネットワークに接続することというアプリケーションの要求に基づいて、ネットワーク201を選択する。そして、アプリケーションの指示により、移動端末装置601で動作する図示しないネットワーク上の移動をサポートするプロトコルが、アクセスルータ211から得られる情報に基づいて生成する移動端末装置601の位置情報(IPv6アドレス)をホームエージェント401に登録する。なお、移動端末装置601が無線エリア301と同時に無線エリア302あるいは303内に位置する時にも、同様にアプリケーションはネットワーク201を選択する。
次に、移動端末装置601が通常端末装置501との間で通信を行う場合の実施の形態1によるネットワーク選択方法について説明する。移動端末装置601が通信を開始する際に、移動端末装置601で動作するアプリケーションは、移動端末装置601で動作するネットワーク上の移動をサポートするプロトコルから、移動端末装置601が位置する無線エリアやホームエージェント401に登録されている位置情報、移動端末装置601に関する情報などを取得する。
ネットワーク上の移動をサポートするプロトコルのもつ種々の情報を取得したアプリケーションは、後で詳述するように、アプリケーションの属性に基づくアプリケーションの要求に基づいて、移動端末装置601に接続するネットワークを選択する。そして、アプリケーションは、ネットワーク上の移動をサポートするプロトコルに対して指示する内容を決定する。指示する内容は、ホームエージェント401に登録する位置情報(IPv6アドレス)、通常端末装置501との通信で使用する無線ネットワークインタフェース、移動端末装置の移動により利用可能なネットワークが変わった際にホームエージェント401に登録する位置情報における優先度、移動端末装置が移動したことの通知の要求などである。アプリケーションは、ネットワーク上の移動をサポートするプロトコルに対して、上記で決定した内容を指示する。その後、アプリケーションは、通信を開始する。
次に、図2は、この発明の実施の形態1によるネットワーク選択方法におけるアプリケーションの属性に基づくアプリケーションの要求を説明するための説明図である。
まず、図2において、アプリケーションの属性が、通信時間が長く、即応性が必要というものである場合の例について説明する。このアプリケーションの属性に基づくアプリケーションの要求は、即応性の高いすぐに利用可能なネットワークの中で、最適な(広帯域で低コストな)ネットワークを利用することというものである。このアプリケーションの要求に基づいて、アプリケーション611aはネットワーク202を選択する。
図3は、この発明の実施の形態1によるネットワーク選択方法の手順を説明するための説明図である。なお、図1において、移動端末装置601は、アクセスルータ211が収容する無線エリア301内に位置し、同時にアクセスルータ221が収容する無線エリア302内に位置するとする。
図3において、移動端末装置601で動作するアプリケーション611aが通信を開始しようとする時(T701)、アプリケーション611aは、ネットワーク上の移動をサポートするプロトコルであるMobile IPv6を実現するMobile IPv6アプリケーション612に対して、移動端末装置が利用可能なネットワークなどの情報の問合せを行う(T702)。Mobile IPv6アプリケーション612は、情報の問合せに対して情報の通知を行う(T703)。ここでは、移動端末装置601は、アクセスルータ211が収容する無線エリア301内に位置すると共にアクセスルータ221が収容する無線エリア302内に位置するため、アクセスルータ211及び221を利用可能であることがアプリケーション611aに通知される。また、Mobile IPv6アプリケーション612よりアプリケーション611aに情報が通知される際に、各無線エリアのもつ特性(例えば、通信帯域や通信コスト、信頼性など)も併せて通知する。
以上のシーケンスによりMobile IPv6アプリケーション612から情報を取得したアプリケーション611aは、アクセスルータ221が収容する無線エリア302のほうが無線エリア301よりも通信帯域が広く、通信コストが低いと判断する。ここで、アプリケーション611aの属性は、通信時間が長く、即応性が必要というものである。このアプリケーション611aの属性に基づくアプリケーション611aの要求は、即応性の高いすぐに利用可能なネットワークの中で、最適な(広帯域で低コストな)ネットワークを利用することというものである。このアプリケーション611aの要求に基づいて、アプリケーション611aはネットワーク202を選択する。そして、アプリケーション611aは、利用する無線エリアを無線エリア301から無線エリア302に変更すること(Handoverと呼ばれる)をMobile IPv6アプリケーション612に対して指示する(T704)。Mobile IPv6アプリケーション612は、アプリケーション611aからのHandover指示に従い、移動端末装置601の現在の位置情報として、アクセスルータ221から得られる情報に基づいて生成する情報(IPv6アドレス)をホームエージェント401に登録する(T705)。位置登録が完了すると、Mobile IPv6アプリケーション612は、アプリケーション611aに対して、位置登録が完了したことを通知し(T706)、アプリケーション611aは、ネットワーク202と接続される無線ネットワークインタフェースを介して通常端末装置501との通信データの送受信を開始する(T707)。
次に、図2において、アプリケーションの属性が、通信時間が長く、一定時間後までの完了が必要というものである場合の例について説明する。このアプリケーションの属性に基づくアプリケーションの要求は、所望の時間が経過するまでは、広帯域な指定のネットワークのみを利用すること、ただし、所望の時間が経過しても、指定のネットワークを利用できない場合、アプリケーションの要求は、所望の時間が経過するまでは、広帯域な指定のネットワークのみを利用することというものである。このアプリケーションの要求に基づいて、所望の時間が経過するまでは、アプリケーション611bはネットワーク201を選択する。ただし、所望の時間が経過しても、指定のネットワークを利用できない場合、アプリケーション611bはネットワーク202を選択する。
図4は、この発明の実施の形態1によるネットワーク選択方法の手順を説明するための説明図である。
図4において、移動端末装置601が、アクセスルータ211が収容する無線エリア301内に位置するが、アクセスルータ221が収容する無線エリア302内に位置しない時には、移動端末装置601で動作するネットワーク上の移動をサポートするプロトコルであるMobile IPv6を実現するMobile IPv6アプリケーション612は、アクセスルータ211が周期的に広告する情報(Router Advertisement)を受信するが(T711)、アクセスルータ221が周期的に広告する情報(Router Advertisement)を受信しない(T712)。
ここで、移動端末装置601で動作するアプリケーション611bが通信を開始しようとする時(T713)、アプリケーション611bは、Mobile IPv6アプリケーション612に対して、例えば、移動端末装置601が利用可能なネットワークなどの情報の問合せを行う(T714)。Mobile IPv6アプリケーション612は、情報の問合せに対して情報の通知を行う(T715)。ここでは、移動端末装置601は、アクセスルータ211が収容する無線エリア301内に位置するため、アクセスルータ211を利用可能であることがアプリケーション611bに通知される。Mobile IPv6アプリケーション612から情報を取得したアプリケーション611bは、無線エリア301よりも通信帯域が広い無線エリア(例えば、無線エリア302や303)が存在すると判断する。ここで、アプリケーション611bの属性は、通信時間が長く、一定時間後までの完了が必要というものである。このアプリケーション611bの属性に基づくアプリケーション611bの要求は、所望の時間が経過するまでは、広帯域な指定のネットワークのみを利用というというものである。このアプリケーション611bの要求に基づいて、通信の開始要求(T713)から所望の時間が経過するまでは、アプリケーション611bは、無線エリア302あるいは無線エリア303につながるネットワーク202を選択する。そして、アプリケーション611bは、Mobile IPv6アプリケーション612に対して無線エリア302及び無線エリア303へのHandoverを指示する(T716)。
その後、Mobile IPv6アプリケーション612は、移動端末装置601の移動に伴い、ネットワーク202に属するアクセスルータ221からRouter Advertisementを受信する(T717)。このRouter Advertisementの受信により、Mobile IPv6アプリケーション612は、ネットワーク202のアクセスルータ221が収容する無線エリア302内に位置すると判断する。Mobile IPv6アプリケーション612は、アプリケーション611bから受けていたHandover指示に従い、アクセスルータ221から得られる情報に基づいて生成する移動端末装置601の位置情報(IPv6アドレス)をホームエージェント401に登録する(T718)。そして、Mobile IPv6アプリケーション612は、アプリケーション611bに対して、移動端末装置601がネットワーク202に属するアクセスルータ221が収容する無線エリア302へのHandoverが完了したことを通知する(T719)。その後、アプリケーション611bは、ネットワーク202と接続される無線ネットワークインタフェースを介して通常端末装置501との通信データの送受信を開始する(T720)。
ただし、通信開始の要求から所望の時間が経過し、ネットワーク202と接続される無線ネットワークインタフェースとの通信ができない場合には、アプリケーションの要求は、所望の時間が経過しても、指定のネットワークを利用できない場合、すぐに利用可能な他のネットワークを利用することというものである。このアプリケーションの要求に基づいて、アプリケーション611bはネットワーク201を選択する。そして、アプリケーション611bは、ネットワーク201と接続される無線ネットワークインタフェースを介して通常端末装置501との通信を行う。
次に、図2において、アプリケーションの属性が、確実に到達することや、一定時間内での即応性などの高い信頼性が必要、あるいは、より強いセキュリティが必要というものである場合の例について説明する。このアプリケーションの属性に基づくアプリケーションの要求は、信頼性が高い指定のネットワークのみを利用することというものである。このアプリケーションの要求に基づいて、アプリケーション611cはネットワーク201を選択する。
図5は、この発明の実施の形態1によるネットワーク選択方法の手順を説明するための説明図である。
アプリケーションの属性は、確実に到達することや、一定時間内での即応性などの高い信頼性が必要、あるいは、より強いセキュリティが必要というものである。このアプリケーションの属性に基づくアプリケーションの要求は、信頼性が高い指定のネットワークのみを利用することというものである。このアプリケーションの要求に基づいて、アプリケーション611cは、信頼性が高い無線ネットワークインタフェースと接続されるネットワーク201を選択する。そして、図5において、アプリケーション611cは、通信を開始しようとする時(T721)、ネットワーク上の移動をサポートするプロトコルであるMobile IPv6を実現するMobile IPv6アプリケーション612に対して、ネットワーク201との通信のみを許可する情報の設定を行う(T722)。
情報の設定を受けたMobile IPv6アプリケーション612は、ネットワーク201に属するアクセスルータ211から得られる情報に基づいて生成する移動端末装置601の位置情報(IPv6アドレス)をホームエージェント401に通知する(T723)。その後、アプリケーション611cは、ネットワーク201と接続される無線ネットワークインタフェースを介して通常端末装置501との通信データの送受信を開始する(T724)。
なお、移動端末装置601の移動に伴い、移動端末装置601が無線エリア302あるいは303へ移動し、ネットワーク202の利用が可能となる場合にも、上述のようにMobile IPv6アプリケーション612に対して、ネットワーク201との通信のみを許可する情報の設定が行われているので、ネットワーク201と接続される無線ネットワークインタフェースを介する通常端末装置501との通信が継続される。
次に、その他の例として、図2において、アプリケーションの属性が、通信時間が短いというものである場合の例について説明する。このアプリケーションの属性に基づくアプリケーションの要求は、すぐに利用可能な任意のネットワークを利用することというものである。このアプリケーションの要求に基づいて、アプリケーションが例えばネットワーク201を選択するようにしてもよい。この場合、アプリケーションは、通信を開始しようとする時、ネットワーク上の移動をサポートするプロトコルであるMobile IPv6に対して、ネットワーク201との通信を許可する情報の設定を行う。その後、図5に示す手順と同様に、アプリケーションは通常端末装置501との通信を行う。
以上のように、この実施の形態1によるネットワーク選択方法では、移動端末装置で動作するアプリケーションの要求に基づいて、選択手段としてのアプリケーションが、移動端末装置に接続するネットワークを選択する選択工程を備えるようにしたので、アプリケーションに適するネットワークの選択が可能になるという効果がある。
アプリケーションに適するネットワークの選択により、ネットワークの選択の幅が広がり、ネットワーク資源の有効利用が図れる。
また、運用後に追加されるアプリケーションに対しても、その追加アプリケーションに適するネットワークの選択が可能となるので、容易に種々のアプリケーションを追加することができる。
また、この実施の形態1によるネットワーク選択方法では、移動端末装置で動作するアプリケーションの属性に基づくアプリケーションの要求に基づいて、選択手段としてのアプリケーションが、移動端末装置に接続するネットワークを選択する選択工程を備えるようにしたので、アプリケーションの属性に適するネットワークの選択が可能になるという効果がある。
また、この実施の形態1によるネットワーク選択方法では、ネットワークの情報に基づく移動端末装置で動作するアプリケーションの要求に基づいて、選択手段としてのアプリケーションが、移動端末装置に接続するネットワークを選択する選択工程を備えるようにしたので、様々なネットワークシステムへの適応が図れるという効果がある。
ただし、この実施の形態1では、移動端末装置で動作するアプリケーションが、ネットワーク上の移動をサポートするプロトコルであるMobile IPv6からネットワークの情報を取得するようにしているが、予めアプリケーションがネットワークの情報を保持するようにしてもよい。
なお、この実施の形態1では、選択手段としてのアプリケーションがネットワークを選択するようにしているが、この発明はこれに限定されるものではなく、例えば、アプリケーションが要求を出し、この要求に従い、移動端末装置またはネットワーク機器に実装される他の選択手段が、移動端末装置に接続するネットワークを選択する選択工程を備えるようにしてもよい。
これにより、例えば、アプリケーションは、複数のネットワークに対する優先度付けを行い、この優先度としての要求に基づいて、アプリケーションに適するネットワークの選択が可能になるという効果がある。
また、この実施の形態1では、移動端末装置の移動可能性を実現するネットワーク上の移動をサポートするプロトコルとしてMobile IPv6を示したが、この発明はこれに限定されるものではなく、その他のモバイルプロトコルでも同様に適用でき、同様の効果を奏する。
実施の形態2.
実施の形態1では、移動端末装置で動作するアプリケーションの属性に基づくアプリケーションの要求に基づいて、ネットワークを選択する方法について示したが、次に、移動端末装置の移動状態の情報に基づくアプリケーションの要求に基づいて、ネットワークを選択する方法による実施の形態2を示す。
図6は、この発明の実施の形態2によるネットワーク選択方法を用いる移動端末装置の状態例を説明するための説明図である。
なお、図1におけるネットワークシステムの構成において、ネットワーク201に属するアクセスルータ211が収容する無線エリア301は、広域なエリアをカバーしており、移動端末装置601が、例えば自動車のように高速で移動している際にも通信が可能であるとする。一方、ネットワーク202に属するアクセスルータ221が収容する無線エリア302、及びネットワーク202に属するアクセスルータ222が収容する無線エリア303は、無線エリア301と比べて狭いスポット的なエリアしかカバーしないものとする。
まず、図6において、移動状態が高速移動である場合の例について説明する。この移動状態の情報に基づくアプリケーションの要求は、狭いスポット的な無線エリアに接続されるネットワークを利用しないことというものである。このアプリケーションの要求に基づいて、アプリケーションはネットワーク201を選択する。
図7は、この発明の実施の形態2によるネットワーク選択方法の手順を説明するための流れ図である。なお、図1において、移動端末装置601は、ネットワーク201に接続される広域な無線エリア301内に位置し、同時にネットワーク202に接続される狭いスポット的な無線エリア302内に位置する。
図7において、まず、移動端末装置601で動作するアプリケーションは、移動端末装置601で動作するネットワーク上の移動をサポートするプロトコルからネットワークの情報を取得する(ST801)。その情報から、狭いスポット的なエリアしかカバーしない無線エリアに接続されるネットワーク202に属するアクセスルータと通信が可能であることが判った場合には(ST802のYES)、アプリケーションは、ネットワーク上の移動をサポートするプロトコルから、例えば図6に示すような移動端末装置の状態の情報を取得する(ST803)。
ここで、移動端末装置の状態が高速移動、すなわち自動車のような高速で移動中の場合には(ST804のYES)、スポット的な無線エリア内に位置する時間が非常に短いものと想定される。この高速移動という移動状態の情報に基づくアプリケーションの要求は、狭いスポット的な無線エリアに接続されるネットワークを利用しないことというものである。このアプリケーションの要求に基づいて、アプリケーションはネットワーク201を選択する。すなわち、アプリケーションは、利用可能なネットワークのリストから、ネットワーク202に属するアクセスルータ221及び222を削除する(ST805)。このように、ネットワーク202と通信可能であっても、アプリケーションは、移動端末装置の移動状態の情報に基づき、ネットワーク202を利用しないことを要求する。
以上のように、この実施の形態2によるネットワーク選択方法では、移動端末装置が高速移動であるのか、移動を開始しようとしているのか、あるいは移動を停止しようとしているのかなど、移動端末装置の移動状態の情報に基づく移動端末装置で動作するアプリケーションの要求に基づいて、選択手段としてのアプリケーションが、移動端末装置に接続するネットワークを選択する選択工程を備えるようにしたので、移動端末装置の移動状態に適するネットワークの選択が可能になるという効果がある。
なお、この実施の形態2では、選択手段としてのアプリケーションがネットワークを選択するようにしているが、この発明はこれに限定されるものではなく、例えば、アプリケーションが要求を出し、この要求に従い、移動端末装置またはネットワーク機器に実装される他の選択手段が、移動端末装置に接続するネットワークを選択する選択工程を備えるようにしてもよい。
これにより、例えば、アプリケーションは、複数のネットワークに対する優先度付けを行い、この優先度としての要求に基づいて、移動端末装置の移動状態に適するネットワークの選択が可能になるという効果がある。
また、この実施の形態2では、ネットワーク上の移動をサポートするプロトコルから移動端末装置の移動状態の情報を取得したが、例えば移動端末装置に実装された速度センサを用いて、アプリケーション自身が移動端末装置の移動状態を計測し、その計測で得た移動状態の情報に基づくアプリケーションの要求に基づいて、選択手段としてのアプリケーションが、移動端末装置に接続するネットワークを選択する選択工程を備えるようにしてもよい。
また、この実施の形態2では、移動端末装置の移動状態の情報に基づく例を示したが、アプリケーションがもつ情報、例えば、TCP(Transmission Control Protocol)の再送回数やウィンドウサイズ、応答時間やその他の手段により得られるネットワークの状態の情報に基づくようにしてもよい。これにより、ネットワークの状態に適するネットワークの選択が可能になるという効果がある。
また、ネットワークの状態を得るために、アプリケーション自身が応答時間を計測することにより、ネットワークの混み具合を計測し、その計測で得たネットワークの状態の情報に基づくようにしてもよい。これにより、移動端末装置側においてネットワークの状態を判断するので、ネットワーク側からのネットワークの状態通知が不要なため、多様なネットワークに対して対応可能となる。
この発明の実施の形態1によるネットワーク選択方法を用いるネットワークシステムを示す構成図 この発明の実施の形態1によるネットワーク選択方法におけるアプリケーションの属性に基づくアプリケーションの要求を説明するための説明図 この発明の実施の形態1によるネットワーク選択方法の手順を説明するための説明図 この発明の実施の形態1によるネットワーク選択方法の手順を説明するための説明図 この発明の実施の形態1によるネットワーク選択方法の手順を説明するための説明図 この発明の実施の形態2によるネットワーク選択方法を用いる移動端末装置の状態例を説明するための説明図 この発明の実施の形態2によるネットワーク選択方法の手順を説明するための流れ図
符号の説明
201、202 ネットワーク
601 移動端末装置
611a、611b、611c アプリケーションプログラム

Claims (10)

  1. 移動端末装置で動作するアプリケーションプログラムの要求に基づいて、前記移動端末装置に接続するネットワークを選択する選択工程を備えることを特徴とするネットワーク選択方法。
  2. 移動端末装置で動作するアプリケーションプログラムの属性に基づく前記アプリケーションプログラムの要求に基づいて、前記移動端末装置に接続するネットワークを選択する選択工程を備えることを特徴とする請求項1に記載のネットワーク選択方法。
  3. 移動端末装置の移動状態の情報に基づく前記移動端末装置で動作するアプリケーションプログラムの要求に基づいて、前記移動端末装置に接続するネットワークを選択する選択工程を備えることを特徴とする請求項1、請求項2に記載のネットワーク選択方法。
  4. ネットワークの情報に基づく移動端末装置で動作するアプリケーションプログラムの要求に基づいて、前記移動端末装置に接続するネットワークを選択する選択工程を備えることを特徴とする請求項1〜請求項3に記載のネットワーク選択方法。
  5. 移動端末装置で動作するアプリケーションプログラムの要求に基づいて、前記アプリケーションプログラムが、前記移動端末装置に接続するネットワークを選択する選択工程を備えることを特徴とする請求項1〜請求項4に記載のネットワーク選択方法。
  6. 移動端末装置で動作するアプリケーションプログラムの要求に基づいて、前記移動端末装置に接続するネットワークを選択する選択手段を備えることを特徴とするネットワーク選択方式。
  7. 移動端末装置で動作するアプリケーションプログラムの属性に基づく前記アプリケーションプログラムの要求に基づいて、前記移動端末装置に接続するネットワークを選択する選択手段を備えることを特徴とする請求項6に記載のネットワーク選択方式。
  8. 移動端末装置の移動状態の情報に基づく前記移動端末装置で動作するアプリケーションプログラムの要求に基づいて、前記移動端末装置に接続するネットワークを選択する選択手段を備えることを特徴とする請求項6、請求項7に記載のネットワーク選択方式。
  9. ネットワークの情報に基づく移動端末装置で動作するアプリケーションプログラムの要求に基づいて、前記移動端末装置に接続するネットワークを選択する選択手段を備えることを特徴とする請求項6〜請求項8に記載のネットワーク選択方式。
  10. 移動端末装置で動作するアプリケーションプログラムの要求に基づいて、前記移動端末装置に接続するネットワークを選択する選択手段を、前記アプリケーションプログラムの実行手段の一部として備えることを特徴とする請求項6〜請求項9に記載のネットワーク選択方式。
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