JP2005196608A - リソース選択システム、リソース選択処理装置、リソース選択プログラム、およびリソース選択処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ユーザが利用するアプリケーションで提示できるリソースをユーザのリソースに対する知識や関心に適応させて選択できるようにする。
【解決手段】 ユーザがユーザ端末1からサーバ3のアプリケーションの利用を開始すると、ユーザオントロジーサーバ2は当該ユーザのユーザオントロジーをユーザ端末1へ転送する。リソースセレクタ10は、ユーザオントロジー、アプリケーションが作成するリソースのリスト、リソース選択のストラテジーをもとにリソースを選択する。オントロジーマネージャは18、選択されたリソースやユーザの操作に従ってユーザオントロジーを構築する。アプリケーション利用が終了すると、ユーザオントロジーサーバ2は、ユーザオントロジーをユーザ端末1から受け取り、次回の利用要求まで保存する。
【選択図】 図1
【解決手段】 ユーザがユーザ端末1からサーバ3のアプリケーションの利用を開始すると、ユーザオントロジーサーバ2は当該ユーザのユーザオントロジーをユーザ端末1へ転送する。リソースセレクタ10は、ユーザオントロジー、アプリケーションが作成するリソースのリスト、リソース選択のストラテジーをもとにリソースを選択する。オントロジーマネージャは18、選択されたリソースやユーザの操作に従ってユーザオントロジーを構築する。アプリケーション利用が終了すると、ユーザオントロジーサーバ2は、ユーザオントロジーをユーザ端末1から受け取り、次回の利用要求まで保存する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ユーザが任意の端末装置からネットワークを介してサーバが提供するアプリケーションを利用する際に、アプリケーションがユーザ提示できるリソースを、ユーザごとに適応的に選択できるリソース選択システムに関する。
さらに詳しくは、アプリケーションが提示できるリソースに対するユーザの知識や関心の体系を記述するオントロジーをユーザごとに構築し、ユーザのオントロジーにもとづいてアプリケーションが提示できるリソースを選択するリソース選択システムおよび前記システムとしてコンピュータを機能させるためのプログラムに関する。
ここで、オントロジーとは、概念の定義の集合および概念同士の関係の定義の集合から構成されるある知識の体系を記述するデータである。
近年では任意の場所で任意の端末装置を利用できるというユビキタスな環境が整備されつつあり、ネットワークで接続されたサーバが提供する各種のアプリケーションを任意の端末装置(パーソナルコンピュータなど)で利用する機会が増えている。そして、アプリケーションが扱うリソースは、アプリケーションやウェブサイト自身のに保持するものに加えて、ネットワーク上で保持されているリソース全体を対象としたものであることも多い。
このような状況の中で、任意の端末装置を利用するユーザに対して、任意のアプリケーションの利用中に、そのユーザに適応させて選択したリソースを提示できるような機能の実現が強く要求されている。その理由の一つとして、アプリケーションが取り扱い可能なリソースが増加することに伴い、膨大なリソースの中から適当なものを見つけるという作業がユーザの負担となっていることが挙げられる。例えば、キーワード検索によって適当なリソースを見つけようとする場合に、検索結果として膨大な量のリソースが提示されることが多い。
ユーザに適応的なリソース選択を実現するという要求に対して、選択したリソースや操作の履歴などの情報をユーザのプロファイルとして獲得し、このプロファイルにもとづいてリソース選択を行う手法が存在する。例えば、OBIWAN、Alipes、WebMateなどの手法がある(例えば、非特許文献1参照)。これらの既存の手法では、基本的に、ユーザからの入力語やウェブページのリンクを辿る操作に従って、対象となっているリソース(ウェブページ)に現れる語彙などをキーワードとして獲得し、獲得したキーワードにもとづいて適応度を求める処理を用いている。
また、ある種のオントロジーである階層化された概念構造をプロファイルとして用いるシステムとして、例えばSmartPushがある(例えば、非特許文献2参照)。アプリケーションによってリソースが提示されると、ユーザは、そのリソースの表す情報を理解し、既に提示されたリソースとの間で共通する要素の抽出、抽出した要素にもとづく分類などを行って、リソースに関する知識の体系を構築していると考えられることにもとづくものである。このような知識の体系は、ユーザの知識、関心、物事を理解する際の視点などを表していると考えられ、ある種のオントロジーとみなすことができるため、ユーザに適応的なリソース選択を行うために利用するのである。
また、近年提唱されているセマンティックウェブのように、意味的な推論処理を行うことにより、不要なリソースを省いて選択の処理精度の向上を図るものもある(例えば、非特許文献3参照)。
J.Chafee,S.Gauch, "Personal Ontologies for Web Navigation", In Proceedings of Conference on Information and Knowledge Management’00, 2000年 T.Kurki,S.Jokela,R.Sulonen,M.Turpeinen, "Agents in delivering personalized content based on semantic metadata", In Proceedings 1999 American Association for Artificial Intelligence Spring Symposium Workshop on Intelligent Agents in Cyberspace, 1999年, pp84−93 T.Berners−Lee,J.Hendler,O.Lassile, "The Semantic Web", Scientific American, 2001年
J.Chafee,S.Gauch, "Personal Ontologies for Web Navigation", In Proceedings of Conference on Information and Knowledge Management’00, 2000年 T.Kurki,S.Jokela,R.Sulonen,M.Turpeinen, "Agents in delivering personalized content based on semantic metadata", In Proceedings 1999 American Association for Artificial Intelligence Spring Symposium Workshop on Intelligent Agents in Cyberspace, 1999年, pp84−93 T.Berners−Lee,J.Hendler,O.Lassile, "The Semantic Web", Scientific American, 2001年
ユーザによって選択されたリソースや操作の履歴などのプロファイルにもとづいてリソースの選択を行う従来の手法の場合には、アプリケーションごとにプロファイルを獲得する処理が必要となる。さらに、プロファイルがアプリケーションに固有のものであれば、他のアプリケーションとの共有や再利用が困難となり、またプロファイルの適応の度合いがアプリケーションごとにそれぞれ相違する可能性がある、といった問題が生じる。
例えば非特許文献1のような手法では、ユーザプロファイルおよびリソースを、ユーザプロファイルおよびリソースに出現するキーワードによってベクトル化し、さらにその距離を計算することにより、適当なリソースを選択する。このようなベクトル間の距離を計算する手法では、アプリケーションがそれぞれ異なった意図のもとでリソースの検索を行うような場合には、そのような意図をベクトルの距離に反映させる手段が必要となる。しかし、このようなアプリケーションの検索の意図をベクトルの距離に反映させる手段は実現されていない。
また、例えば非特許文献2の手法では、ユーザのプロファイルに重み付けがされ、プロファイルとリソースとの間で、その重みに従ってマッチングを行うことにより適合度を求めてリソース選択を行うようにしている。この場合、プロファイルの重みをどのようにして与えるかという点が重要な問題となるが、非特許文献2ではこの点について明示されていない。
また、例えば非特許文献3のようなセマンティックウェブは、各種リソースに意味的なメタデータが付与され、このメタデータにもとづく推論を行うことにより妥当なリソースを検出する点に特徴がある。また、メタデータはあるオントロジーにもとづいているため記述の一貫性などが保証され、異なったアプリケーション間での共有や再利用が可能である。しかし、セマンティックウェブは、不適切なリソースを排除できるが、ユーザ個人の情報を反映してリソースを選択するための仕組みを直接的に提供するものではない。
さらに、このような既存手法の多くは、個人に適したウェブサイトの発見を目的とするものであって、異なるアプリケーションの間でプロファイルを共有し、任意なアプリケーションや任意な端末装置においてユーザプロファイルを実現することを目的としたものではない。
本発明の目的は、ユーザがアプリケーションを利用する際のリソースに関する知識の体系をある種のオントロジーとみなし、このようなリソースに関するユーザのオントロジーを自動的に構築してネットワーク上に保管し、ユーザが使用する任意の端末装置で任意のアプリケーションを利用する際に、このユーザオントロジーをプロファイルとして利用して、ユーザに適応的なリソース選択が実行できるようなシステム、および前記システムとしてコンピュータを機能させるためのプログラムを提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明は、ユーザが、サーバによって提供されるアプリケーションを任意の端末装置で利用する場合に、前記アプリケーションが提示できるリソースをユーザに適応的に選択するシステムであって、以下の処理手段を備えるものである。
本発明のリソース選択システムは、1)サーバが提供するアプリケーションから、前記アプリケーションを利用するユーザによって選択されたリソースまたは操作の情報を取得し、前記選択されたリソースまたは操作の情報にもとづいてリソースに関するユーザの知識および関心の体系を前記リソースの記述体系と共通する記述体系により記述したユーザオントロジーを構築する処理手段と、2)前記アプリケーションから、前記アプリケーションで提示できるリソースのリストおよびリソース選択のストラテジーを取得し、前記ストラテジーおよび前記ユーザオントロジーにもとづいて、前記リソースのリストから提示すべきリソースを選択する処理手段と、3)前記アプリケーションから前記ユーザの利用終了の通知を受けた場合に、前記ユーザオントロジーをユーザ識別情報とともにユーザオントロジーサーバへ送信する処理手段と、4)前記アプリケーションからユーザの利用開始の通知を受けた場合に、当該ユーザのユーザ識別情報を通知して対応するユーザオントロジーを前記ユーザオントロジーサーバから取得して記憶部に格納する処理手段とを備える端末装置と、5)前記端末装置で構築された前記ユーザオントロジーをユーザ識別情報と対で保管するユーザオントロジーサーバとを備える。
また、本発明のリソース選択処理装置は、前記のユーザオントロジーを構築する処理手段、前記リソースを選択する処理手段、ユーザオントロジーをユーザオントロジーサーバへ送信する処理手段、およびユーザオントロジーをユーザオントロジーサーバから取得して記憶部に格納する処理手段を備える。また、本発明のリソース選択プログラムは、前記リソース選択処理装置としてコンピュータを機能させるためのものである。また、本発明のリソース選択処理方法は、前記リソース選択処理システムで実行される処理過程を備えるものである。
まず、ユーザがサーバが提供するアプリケーションの利用を開始すると、サーバが提供するアプリケーションから、このアプリケーションを利用するユーザによって選択されたリソースまたは操作の情報を取得し、選択されたリソースまたは操作の情報にもとづいてリソースに関するユーザの知識および関心の体系を前記リソースの記述体系と共通する記述体系により記述したユーザオントロジーを構築する。また、アプリケーションから、アプリケーションで提示できるリソースのリストおよびリソース選択のストラテジーを取得し、ストラテジーおよびユーザオントロジーにもとづいて、リソースのリストから提示すべきリソースを選択する。
その後、アプリケーションからユーザの利用終了の通知を受けると、ユーザオントロジーをユーザ識別情報とともにユーザオントロジーサーバへ送信する。ユーザオントロジーサーバは、端末装置で構築されたユーザオントロジーをユーザ識別情報と対で保管する。
次に、ユーザが別のアプリケーションを利用する場合には既にユーザオントロジーサーバにこのユーザのユーザオントロジーが保管されているので、アプリケーションからユーザの利用開始の通知を受けると、ユーザのユーザ識別情報を通知して対応するユーザオントロジーをユーザオントロジーサーバから取得して記憶部に格納する。そして、前記のように、ユーザオントロジーを構築する処理および提示すべきリソースを選択する処理を行う。
本発明により以下のような従来の問題点が解決される。
1)ユーザオントロジーの共有
複数のアプリケーションに対してそれぞれユーザのオントロジーを用意する場合には、アプリケーションごとにオントロジーを獲得するための枠組みが必要となる、あるいは、アプリケーションごとに獲得したオントロジーの適応の度合いが異なる、といった問題が生じていた。また、ユーザは常に同じ端末装置を利用するとは限らないため、端末装置ごとにオントロジーを用意しても同様の問題が生じる可能性があった。
複数のアプリケーションに対してそれぞれユーザのオントロジーを用意する場合には、アプリケーションごとにオントロジーを獲得するための枠組みが必要となる、あるいは、アプリケーションごとに獲得したオントロジーの適応の度合いが異なる、といった問題が生じていた。また、ユーザは常に同じ端末装置を利用するとは限らないため、端末装置ごとにオントロジーを用意しても同様の問題が生じる可能性があった。
本発明は、複数のアプリケーション間でユーザのオントロジーを共有し、任意のアプリケーションおよび任意の端末装置において、ユーザのオントロジーをプロファイルとして利用できるようにするための処理手段を備える。
2)ユーザオントロジーの処理動作の一貫性
アプリケーションにおいてユーザのオントロジーの構築や再編成といった処理ができるような枠組みを許容すると、アプリケーションによってそれぞれ異なる構築ポリシーにもとづいてオントロジーの構築処理や再編成処理が行われる状況が生じるため、構築されたオントロジーの一貫性などが損なわれる可能性があった。
アプリケーションにおいてユーザのオントロジーの構築や再編成といった処理ができるような枠組みを許容すると、アプリケーションによってそれぞれ異なる構築ポリシーにもとづいてオントロジーの構築処理や再編成処理が行われる状況が生じるため、構築されたオントロジーの一貫性などが損なわれる可能性があった。
本発明は、ユーザのオントロジーの構築処理や再編成処理を一貫したポリシーに従って行えるような処理手段を備える。
3)リソースの記述
ユーザのオントロジー構築処理は、アプリケーションの利用の際に選択されたリソースの属性などにもとづいて行われる。よって、もしリソースの記述がアプリケーションごとに異なる場合には、アプリケーションで共有できるオントロジーの構築が困難になったり矛盾が生じる可能性があった。
ユーザのオントロジー構築処理は、アプリケーションの利用の際に選択されたリソースの属性などにもとづいて行われる。よって、もしリソースの記述がアプリケーションごとに異なる場合には、アプリケーションで共有できるオントロジーの構築が困難になったり矛盾が生じる可能性があった。
本発明は、RDF(Resource Description Framework)/RDFスキーマ、OWL(Web Ontolgy Language)などの記述体系を用いてリソースやリソースのメタデータが記述されることを前提とし、リソースとオントロジーとが一貫した記述体系に従って記述できるようにオントロジーを構築することができる処理手段を備える。
本発明によれば、端末装置で構築されたユーザのオントロジーはネットワーク上のサーバで保管される。そして、ユーザがアプリケーションを利用する任意の端末装置のリソース選択手段が、アプリケーションを利用するときのみユーザのオントロジーをサーバから取得し、常に端末装置においてリソース選択およびユーザオントロジー構築を行うようにする。これにより、前記1)「ユーザオントロジーの共有」および2)「ユーザオントロジーの処理動作の一貫性」の要件を満たすことができる。
さらに、アプリケーションによって特定されたリソース選択のストラテジーに従ってリソースを行うことで、アプリケーションの処理の意図を反映したリソース選択を行うことができる。
また、アプリケーションによって特定されたリソース選択のストラテジーにもとづいて選択されたリソースを順位付けすることにより、ユーザの知識を反映させた順序で並べたリソースを提示できるようなリソース選択を行うことができる。
さらに、ユーザのオントロジー構築では、RDF/RDFスキーマ、OWLなどリソースやメタデータと共通する記述体系にしたがって記述されるオントロジーを構築をする。これにより、前記3)「リソースの記述」の要件を満たすことができる。
このように、本発明によれば、ユビキタスな環境において任意のアプリケーションを利用する場合でも、アプリケーション利用中のユーザのリソースの選択や操作にもとづいてリソースに関する知識の体系であるオントロジーを一貫したポリシーで構築でき、かつ、このようなユーザオントロジーにもとづいて選択されたリソースをアプリケーションがユーザに提示できる枠組みを実現することができる。
よって、汎用的な基準にもとづいて選択された多量のリソースから、そのユーザにとって必要なリソースを探し出さなければならないというユーザの作業負担を軽減することができる。
本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1に、本発明の一つの実施形態における構成例を示す。本発明は、ユーザ端末1、ユーザオントロジーサーバ2、および異なるアプリケーション・サーバ3(サーバ3a、3b、3c、…)から構成される。
ユーザ端末1は、ネットワーク4で接続されたサーバ3a、3b、3cなどが提供する各種のアプリケーションを利用するためのコンピュータ端末であって、一般的なパーソナルコンピュータ(PC)の他、PDA(Personal Digital Assistant)や携帯電話機などである。
ユーザオントロジーサーバ2は、ユーザ端末1で構築された、ユーザのリソースに関する知識の体系を記述するデータであるユーザオントロジーを受信して保管しておき、ユーザ端末1から要求された該当するユーザオントロジーを送信するサーバシステムである。
アプリケーション・サーバ(サーバ)3は、ユーザに対し、メタデータが付与されたリソースを提示するような処理動作を含むアプリケーションを提供するサーバシステムである。サーバ3が提供するアプリケーションを実行するためのアプリケーション・プログラムやモジュールは、サーバ3もしくはユーザ端末1のいずれかに、複数のサーバ3もしくはサーバ3およびユーザ端末1に分散的に存在してもよいように構成されるものとする。
図2に、ユーザオントロジーの例を示す。図2に示すユーザオントロジーは、例えばサーバ3aによって提供されたヴァーチャルミュージアムのようなアプリケーションの利用中に、ユーザに対してデジタルカメラに関する解説が行われた際に構築されるユーザオントロジーの例である。
図2(A)は、ユーザオントロジーをツリーで表現する場合の例を示す図である。ユーザオントロジーは、カテゴライズされる各リソース(ここではカメラの機種)への制約などを示すカテゴリ(Cat1、Cat2、Cat3、…)およびリソース(product_a、product_b、product_c、product_k、…)の階層で構成される。
図2(B)は、図2(A)のツリーで表現されたユーザオントロジーをRDFやOWLで記述した例を示す図である。
カテゴリはRDFスキーマやOWLのクラスに相当し、リソースは各クラスのインスタンスに相当する。カテゴリは、そこに属するリソースの属性(RDFスキーマやOWLのProperty要素)に関する制約(Restriction要素)を持ち、また上位のカテゴリの制約を継承する。例えば、カテゴリCat4は、そこにカテゴライズされるリソースの「Property要素SIZEの値がCOMPACTである」というこのカテゴリの制約およびカテゴリCat3から継承した制約を持つ。
図2に示すようなユーザオントロジーが構築された場合に、ユーザは、デジタルカメラを示すカテゴリ(Cat3)が存在し、カテゴリCat3の中にさらに大きさに従ってコンパクトというカテゴリ(Cat4)が存在するという知識の体系を持っているとみなすことができる。
そして、後述するユーザ端末1のリソース選択処理部(リソースセレクタ)10は、アプリケーションを利用しているユーザに対して提示するリソースとして、カテゴリCat4にカテゴライズされるリソースを選択する。これにより、ユーザが持っている「コンパクトという大きさによるカテゴリが存在する」という知識を反映させたリソースの選択が可能となる。
また、図2(B)に示すように、ユーザオントロジーは、RDFやOWLなどのウェブ上のリソースにメタデータを付与するための記述体系にしたがって記述される。これにより、サーバ3a、3b、3c、…で提供される異なるアプリケーション間でユーザオントロジーを共有することができるようになり、不特定のアプリケーションのプロファイルとして用いることが可能となる。
このように、あるアプリケーションでのユーザの操作などにもとづいて構築されたオントロジーを、他のアプリケーションにおいてもプロファイルとして用いることができれば、初めて利用するアプリケーションにおいてもユーザに適応的なリソースの選択を実現することも可能となる。
図1に示すように、ユーザ端末1は、リソース選択処理部(リソースセレクタ)10およびユーザオントロジー記憶部20を備える。
リソースセレクタ10は、ユーザの識別情報(ユーザID)などの入力を受け取ってユーザオントロジーサーバ2へ通知してユーザオントロジーサーバ2からユーザIDに対応するユーザオントロジーを受信してユーザオントロジー記憶部20へ格納し、もしくは構築されたユーザオントロジーをユーザIDとともにユーザオントロジーサーバ2へ送信するなどのインタフェース処理を行い、ユーザオントロジー記憶部20に格納したユーザオントロジーおよびアプリケーションから受け取ったアプリケーションが提示できるリソースの情報(リソースリスト)にもとづいて、所定のリソース選択のストラテジーにしたがってリソース選択処理を行う手段である。
リソースセレクタ10は、リソース選択のストラテジーとして、どのような処理を行うかを予め決定しておき、サーバ3が提供するアプリケーションでは、リソースセレクタ10によって用意されたリソース選択のストラテジーの中からそのアプリケーションで採用するストラテジーを決定する。
リソースセレクタ10は、類推的選択部12、対比的選択部14、順位付け部16、およびオントロジー管理部(オントロジーマネージャ)18を備える。
類推的選択部12は、リソースリストおよびユーザオントロジーにもとづいて、類推的ストラテジーによりリソースを選択する処理手段である。類推的ストラテジーは、既に提示されたリソース(その時点で利用しているアプリケーション以外のアプリケーションが提示したリソースでもよい)と同じ機能や構成要素を持った対象を表すリソースを選択するストラテジーである。すなわち、オントロジーマネージャ18による直前のユーザオントロジー構築処理において変化が生じたカテゴリの制約(Restriction要素)を満足させるProperty要素を持つようなリソースを選択する。
ここでは、ユーザに対して既知のリソースと新たに提示するリソースとの間の類似性を示すことによって、リソースの効果的な理解を促すように選択が行われることになる。
また、類推的選択部12は、前記の類推的ストラテジーに該当するリソースが存在しない場合に、ユーザオントロジー構築処理時に変化があったカテゴリから最も距離が近いカテゴリにカテゴライズされるリソースを選択する。ここで、距離は、オントロジー上の当該カテゴリと目的となるカテゴリとの間に存在するカテゴリの数とする。
また、類推的選択部12は、前記の類推的ストラテジーではリソースが唯一に定まらない場合に、リソースの持つ属性(Property要素)が少ないリソースを選択する。
なお、類推的選択部12は、類推的ストラテジーとして、リソースの選択の際に、あらゆるProperty要素について制約を満たすか否かを判断するのではなく、そのリソースを特徴づけるようなProperty要素にのみついて判断するようにしてもよい。ここで、リソースを特徴づけるProperty要素は、例えばリソースが持つ機能に対する貢献度によって決定されるものとする。
対比的選択部14は、リソースリストおよびユーザオントロジーにもとづいて、対比的ストラテジーによりリソースを選択する処理手段である。対比的ストラテジーは、既に提示されたリソースと共通の機能や構成要素を持つ一方で、異なった要素をも持つ対象を示すリソースを選択するストラテジーである。
ここでは、ユーザに対してリソース間の差異を示すことによって、リソースの効果的な理解を促すように選択が行われることになる。
また、対比的選択部14は、ユーザオントロジー構築処理においてそのリソースが提示されることによって直前に変化の生じたカテゴリの下位に、新たに別のカテゴリが作成されるようなProperty要素を持つリソースを選択する。
また、対比的選択部14は、前記の対比的ストラテジーに該当するリソースが存在しない場合に、変化のあったカテゴリの制約の一部のみを満足するようなProperty要素を持つリソースを選択する。
また、対比的選択部14は、前記の対比的ストラテジーではリソースが唯一に定まらない場合に、属性を多く持つリソースが選択される。
なお、対比的選択部14は、類推的選択部12と同様に、あらゆるProperty要素を用いるのではなく、リソースの特徴となるProperty要素のみを用いて選択するリソースを判断するようにしてもよい。
順位付け部16は、順位付けストラテジーとして、類推的選択部12または対比的選択部14のいずれかにより選択されたリソースに対して、リソース選択のストラテジーに応じて順序付けを行い、提示候補となるリソースのリストを作成する処理手段である。すなわち、順位付け部16は、各リソースがカテゴライズされるカテゴリを、変化があったカテゴリからの距離が近いものから、選択に使用されたストラテジーにしたがって順序付けることにより、提示するリソースに順位を付ける。
これにより、直前に変化があったカテゴリにカテゴライズされるリソースが、より上位(リストの先頭に近く)となるような順位付けが可能となる。
このように、リソース選択がユーザ端末1に備えられたリソースセレクタ10で実行されることにより、アプリケーション間でのユーザオントロジーの共有が可能となる。すなわち、ユーザがその時点で利用しているユーザ端末1のリソースセレクタ10は、ユーザオントロジーサーバ2で保管されたユーザオントロジーを取得してリソース選択を行うので、どのアプリケーションを利用する場合でも、同じユーザオントロジーにもとづいてリソースの選択が行われることになる。
また、一回のリソースの選択の処理において、類推的ストラテジーまたは対比的ストラテジーのいずれかによりリソースが選択されていればよく、選択されたリソースについて順位付けストラテジーによるリストの並び替えが行われない場合があってもよい。
オントロジーマネージャ18は、アプリケーションから得たユーザの選択したリソースまたは操作にもとづいてユーザオントロジーを構築し、またはユーザオントロジー記憶部20に一時的に格納されるユーザオントロジーの再構成を行う処理手段である。
ユーザオントロジーの構築・再構成処理は、アプリケーションを利用している間に各種のリソースがユーザに提示されると、以下のような操作にしたがって自動的かつ継続的に行われる。図3〜図6は、ユーザオントロジー構築における処理動作を説明するための図である。
1)既存カテゴリへのカテゴライズ
既存カテゴリへのカテゴライズは、アプリケーションで提示されたリソースを、既存のカテゴリの中から最も制約の厳しいカテゴリへカテゴライズする処理である。カテゴライズの可否は、そのリソースの属性(Property要素)がカテゴリの制約を満足するか否かによって判断される。
既存カテゴリへのカテゴライズは、アプリケーションで提示されたリソースを、既存のカテゴリの中から最も制約の厳しいカテゴリへカテゴライズする処理である。カテゴライズの可否は、そのリソースの属性(Property要素)がカテゴリの制約を満足するか否かによって判断される。
図3(A)に、リソースr1が既存のカテゴリCat1にカテゴライズされた状態をツリーの例で示し、図3(B)に、同じ状態をRDFやOWLなどにより記述した例を示す。
2)新規カテゴリの作成
新規カテゴリの作成は、前記1)の既存カテゴリへのカテゴライズが達成できない場合に、ユーザオントロジーの最上位のカテゴリCat Topの下に、新規カテゴリを作成し、リソースを新規カテゴリへカテゴライズする処理である。新規カテゴリは、そこへカテゴライズされたリソースに固有の属性を制約として持つ。
新規カテゴリの作成は、前記1)の既存カテゴリへのカテゴライズが達成できない場合に、ユーザオントロジーの最上位のカテゴリCat Topの下に、新規カテゴリを作成し、リソースを新規カテゴリへカテゴライズする処理である。新規カテゴリは、そこへカテゴライズされたリソースに固有の属性を制約として持つ。
図4(A)および(C)に、現在のユーザオントロジーの状態をツリー表示およびRDFやOWLなどにより記述する例を示す。また、図4(B)および(D)に、リソースr1が既存のカテゴリCat1〜Cat3にカテゴライズできない場合に、新規カテゴリCat Newを作成し、リソースr1を新規カテゴリCat Newにカテゴライズした状態を、ツリー表示およびRDFやOWLなどにより記述する例を示す。
3)カテゴリの再編成
カテゴリの再編成は、前記1)既存カテゴリへのカテゴライズの処理あるいは2)新規カテゴリの作成の処理によって、同一のカテゴリに3つ以上のリソースもしくはカテゴリが存在するようになった場合に、それらのリソースやカテゴリに共通の属性を、Restriction要素として制約に持つ新規カテゴリCat Newを作成し、カテゴリの再編成を行う処理である。
カテゴリの再編成は、前記1)既存カテゴリへのカテゴライズの処理あるいは2)新規カテゴリの作成の処理によって、同一のカテゴリに3つ以上のリソースもしくはカテゴリが存在するようになった場合に、それらのリソースやカテゴリに共通の属性を、Restriction要素として制約に持つ新規カテゴリCat Newを作成し、カテゴリの再編成を行う処理である。
図5(A)および図6(A)に、現在のユーザオントロジーの状態を、ツリー表示およびRDFやOWLなどにより記述する例を示す。また、図5(B)および図6(B)に、前記1)既存カテゴリへのカテゴライズの処理によってカテゴリCat3にリソースr1〜r3がカテゴライズされた場合に、新規カテゴリCat Newを作成してカテゴリの再構築が行われた状態を、ツリー表示およびRDFやOWLなどにより記述する例を示す。
これらの処理は、対象とするリソースの全ての属性(Property要素)にもとづいて行われなくてもよい。オントロジーマネージャ18は、リソースセレクタ10におけるリソース選択のストラテジーと同様に、そのリソースの特徴となるようなProperty要素にもとづいてカテゴライズの可否やカテゴリの制約の決定などを行って、ユーザオントロジーを構築してもよい。
このように、ユーザオントロジー更新が、ユーザ端末1のオントロジーマネージャ18で行なわれることにより、「ユーザオントロジーの処理動作の一貫性」が満たされる。すなわち、ユーザが使用するユーザ端末1のオントロジーマネージャ18によって、常にユーザオントロジー構築が実行されるため、オントロジーの処理主体が一意に定まり、オントロジー構築ポリシーの統一をはかることができ、その結果、ユーザオントロジーの処理動作の一貫性が保たれる。
図1に示すユーザオントロジーサーバ2は、ユーザ端末1やアプリケーションを提供するサーバ3a、3b、3cが接続されているのと同じネットワーク4に接続され、アプリケーションを利用するユーザのユーザオントロジーをユーザ端末1へと配信するサーバである。ユーザオントロジーサーバ2は、ユーザ識別情報(ユーザID)とユーザオントロジーを対で管理し、
1)ユーザのアプリケーション利用開始時に、ユーザ端末1のリソースセレクタ10からユーザIDを受け取り、該当するユーザオントロジーを送信する、
2)ユーザのアプリケーション利用終了後には、ユーザ端末1において構築・再構成されたユーザオントロジーを受け取り、次の利用要求があるまで保管する、という2つの処理機能を持つ。
1)ユーザのアプリケーション利用開始時に、ユーザ端末1のリソースセレクタ10からユーザIDを受け取り、該当するユーザオントロジーを送信する、
2)ユーザのアプリケーション利用終了後には、ユーザ端末1において構築・再構成されたユーザオントロジーを受け取り、次の利用要求があるまで保管する、という2つの処理機能を持つ。
ユーザオントロジーサーバ2が、ユーザオントロジーを保管し、ユーザオントロジーをアプリケーション利用時にのみユーザ端末1に提供することにより、どのユーザ端末1からアプリケーションを利用しても同じユーザオントロジーにもとづいてリソース選択ができるようになる。また、ユーザオントロジーをユーザ端末1に送信することにより、一つのユーザ端末1で同時に複数のアプリケーションを利用する場合でも、リソース選択の対応ができるようになる。これにより、「ユーザオントロジーの共有」が実現される。
サーバ3a、3b、3cは、ユーザが利用する各種のアプリケーションを提供するサーバである。サーバ3が提供するアプリケーションは、ユーザオントロジーと共通する記述体系に従ったリソースのうちリソースセレクタ10で選択されたリソースを提示する処理を含むアプリケーション処理のほか、リソース選択のためのストラテジーを特定する処理、リソースセレクタ10との応答を行う処理などの処理機能を備えるものとする。
例えば、アプリケーションが提示できるリソースは、RDFやOWLのインスタンスとして表現され、検索要求などがあった場合にProperty要素などの属性にもとづいて処理が行われるものである。
アプリケーションにおいて、例えばRDFやOWLなどによって記述されるリソースを扱うことにより「リソースの記述」に関する要件を満足する。すなわち、RDFやOWLなどはウェブ上のリソースにメタデータを付与するために制定された記述体系であるから、これらの記述体系を用いることによりリソース記述に関する一貫性や一意性が保証される。
図7に、ユーザ端末1における処理過程を示す。
図7の処理過程では、サーバ3のアプリケーションを使用するユーザのユーザオントロジーが既に構築され、ユーザオントロジーサーバ2で保管されているとする。
ユーザ端末1のリソースセレクタ10は、ユーザの利用開始をサーバ3が提供するアプリケーションから受け付けると、ユーザIDをユーザオントロジーサーバ2に通知する(ステップS10)。そして、ユーザIDをもとに特定されたユーザオントロジーをユーザオントロジーサーバ2から受信し(ステップS11)、ユーザオントロジーをユーザオントロジー記憶部20に格納する(ステップS12)。
さらに、リソースセレクタ10は、ユーザの操作や利用要求に応じて作成した提示できるリソースリストを、そのアプリケーションが採用を決定したリソース選択のストラテジーとともにアプリケーションから受け取る(ステップS13)。
なお、リソースセレクタ10は、アプリケーションから、前記のリソースリストとともにユーザの関心を受け取るようにしてもよい。ユーザの関心は、リソースが持つ属性のうちユーザが注目しているもの、もしくはそのリソースを最も特徴づけるものであって、アプリケーションが所定の規則にもとづいて特定するものである。たとえば、アプリケーションで、「リソースrの大きさに関する質問があれば、ユーザは属性”大きさ(SIZE)”に関心がある」というような規則をもとに、ユーザの関心を特定する。
そして、リソースセレクタ10は、アプリケーションから受け取ったリソース選択のストラテジーにしたがって類推的選択部12または対比的選択部14のいずれかの処理部を選択し、いずれかの処理手段により、リソースリストおよびユーザオントロジーにもとづいて当該ユーザに適当なリソースを選択し(ステップS14)、順位付け部16により、選択に使用されたストラテジーに応じてリソースを並び替え(ステップS15)、並び替えたリソースリストをアプリケーションおよびオントロジーマネージャ18に通知する(ステップS16)。これにより、アプリケーションは、選択されたリソースに関する解説やグラフィックスの付与などの処理を行い、ユーザへリソースを提示する。
さらに、オントロジーマネージャ18により、アプリケーションで選択されたリソースにもとづいてユーザオントロジーの再構築(更新)を行い、また、どのような更新を行ったかを示す更新履歴を保存する(ステップS17)。なお、ユーザオントロジーの更新は、選択されたリソースおよびユーザの関心にもとづいて行うようにしてもよい。たとえば、オントロジーマネージャ18は、ユーザの関心として特定されたリソースの属性が、より上位のカテゴリの制約となるようにユーザオントロジーを更新する。
ここで、アプリケーションでユーザが他のリソースを要求した場合、すなわちさらに検索操作などを行った場合には、更新されたユーザオントロジーにもとづいて、ステップS13〜ステップS17の処理過程を繰り返す。
そして、アプリケーションから、ユーザの利用終了を受け付けると、リソースセレクタ10は、ユーザID、更新履歴およびユーザオントロジーをユーザオントロジーサーバ2へ送信する(ステップS18)。これにより、ユーザオントロジーサーバ2は、送信されたユーザオントロジーとユーザIDとを対で保存する。
以下に、本発明のより詳細な実施例を示す。
本実施例において、図1に示すサーバ3a、3b、3cは、以下のようなアプリケーションを提供するものとする。
サーバ3aは、ヴァーチャルミュージアムとして、カメラに関する“展示”を行うアプリケーションを提供する。サーバ3aのアプリケーションは、対比的ストラテジーまたは類推的ストラテジーに従って、カメラに関するリソースを選択し、機能等に関する解説をテキストや図などで行う。
サーバ3bは、オンライン・ショッピングとして、デジタルカメラの販売を行うアプリケーションを提供する。サーバ3bのアプリケーションによって、ユーザは複数の条件で検索を行い、特定のデジタルカメラを購入することができる。ここでのリソース選択は、類推的ストラテジーおよび順位付けストラテジーで行われる。また、サーバ3aおよびサーバ3bのアプリケーションにおいて、リソースはデジタルカメラなどを意味し、リソースには、メーカ、レンズ(倍率)、重量、マクロ機能などのメタデータが付与されているものとする。
まず、ユーザがサーバ3aにアクセスしてアプリケーション(ヴァーチャルミュージアム)を利用した際に、どのようにしてリソースが選択され、ユーザオントロジーが構築されるかを説明する。ここでは、既に何らかの操作が行われてユーザオントロジーが既に構築されているとする。
図8に、既に構築されたユーザオントロジーをツリーで表示した例(図8(A))およびRDFまたはOWLにより記述した例(図8(B))を示す。具体的には、アプリケーション(ヴァーチャルミュージアム)でリソースproduct_aおよびリソースproduct_b(ともにデジタルカメラの機種名とする)が提示されたことにより、カテゴリCat3がカテゴリCat1の下に作成された直後であるとし、「カテゴリCat3に属するリソースのProperty要素hasPropの値はP1である」という制約を持つ。また、「Property要素SIZEがCOMPACTであるとは、リソースの重量が200g以下である」と仮定する。
この時、アプリケーション(ヴァーチャルミュージアム)でユーザから別のデジタルカメラに関する説明要求があると、リソースセレクタ10は、アプリケーションから、そのアプリケーションで採用が決定されたリソース選択のストラテジーを受け取る。また、ユーザオントロジーサーバ2からユーザオントロジーとを受信する。そして、リソース選択のストラテジーおよびユーザオントロジーにもとづいてリソース選択を行う。
まず、アプリケーション(ヴァーチャルミュージアム)は提示できるリソースのリソースリストを作成する。説明を簡単にするため、ここではリソースproduct_kとリソースproduct_cの2つのデジタルカメラだけが候補になるものとする。図9(A)に、リソースproduct_kをRDFまたはOWLで記述した例を示し、図9(B)に、リソースproduct_cをRDFまたはOWLで記述した例を示す。
そして、ユーザ端末1ではリソース選択およびユーザオントロジー構築が行われる。アプリケーション(ヴァーチャルミュージアム)が採る類推的ストラテジーまたは対比的ストラテジーそれぞれの場合について説明する。
(a)類推的ストラテジーの場合
アプリケーション(ヴァーチャルミュージアム)が類推的ストラテジーを採用する場合に、リソースセレクタ10は、アプリケーションから通知されたリソース選択のストラテジーによって類推的選択部12を選択して起動させる。
アプリケーション(ヴァーチャルミュージアム)が類推的ストラテジーを採用する場合に、リソースセレクタ10は、アプリケーションから通知されたリソース選択のストラテジーによって類推的選択部12を選択して起動させる。
この場合に、リソースproduct_kおよびリソースproduct_cのProperty要素hasPropの値はP1で、共に直前に変化のあったカテゴリCat3にカテゴライズできる。しかし、同一のカテゴリ内のリソースのうち、product_cはProperty要素SIZEを持っている。そのため、類推的選択部12において「より少ない属性のリソース」が選択されるため、リソースセレクタ10は、リソースproduct_kを選択したリソースとして決定する。
一方、オントロジーマネージャ18は、ユーザオントロジー構築処理として、選択されたリソースproduct_kをCat3にカテゴライズする。その結果、カテゴリCat3には3つのリソースがカテゴライズされることになる。しかし、共通するProperty要素P1は、既にCat3の制約であるので、オントロジーマネージャ18は、新規カテゴリの作成を行わない。
図10に、リソースproduct_kをカテゴリCat3にカテゴライズして更新した後のユーザオントロジーの状態をツリーで表示する例(図10(A))およびRDFまたはOWLにより記述した例(図10(B))を示す。
(b)対比的ストラテジーの場合
アプリケーション(ヴァーチャルミュージアム)が対比的ストラテジーを採用する場合に、リソースセレクタ10は、アプリケーションから通知されたリソース選択のストラテジーによって対比的選択部14を選択して起動させる。
アプリケーション(ヴァーチャルミュージアム)が対比的ストラテジーを採用する場合に、リソースセレクタ10は、アプリケーションから通知されたリソース選択のストラテジーによって対比的選択部14を選択して起動させる。
この場合、前記(a)類推的ストラテジーの場合の処理と同様に、リソースproduct_kおよびリソースproduct_cは共にカテゴリCat3にカテゴライズできる。しかし、対比的選択部14において「より属性の多いリソース」としてProperty要素SIZEを持つリソースproduct_cが選択されるので、リソースセレクタ10は、リソースproduct_cを選択されたリソースとして決定する。
一方、オントロジーマネージャ18は、ユーザオントロジー構築処理として、選択されたリソースproduct_cをカテゴリCat3にカテゴライズする。その結果、カテゴリCat3に3つのリソースがカテゴライズされることになる。リソースproduct_bおよびリソースproduct_cはともに、Property要素SIZEの値がCOMPACT という共通要素を持つ。
そこで、オントロジーマネージャ18は、この共通要素を制約とする新規カテゴリCat4を作成し、カテゴリCat4の下にリソースproduct_bおよびリソースproduct_cをカテゴライズする。この時、直前に変化のあったカテゴリは、カテゴリCat4となる。
図11に、カテゴリCat3の下に新規カテゴリCat4を作成し、カテゴリCat4の下にリソースproduct_bおよびリソースproduct_cをカテゴライズして更新した後のユーザオントロジーの状態を、ツリーで表示する例(図11(A))およびRDFまたはOWLにより記述した例(図11(B))を示す。
さらに、前記したアプリケーション(ヴァーチャルミュージアム)を利用したユーザが、その後サーバ3bのアプリケーション(オンライン・ショッピング)を利用して、所望する購入条件に合致するデジタルカメラを検索して購入すると仮定する。ユーザが、例えば「画素数300万以上、記録メディアは小型フラッシュメモリカード、光学ズーム3倍以上」の3つの購入条件を満たすデジタルカメラを検索すると仮定する。
ここで、本発明による効果を検証するために、本発明の処理結果を、所定のデジタルカメラの重量に着目してリストを表示するという従来の検索手法の処理結果と比較する。従来手法である検索手法では、複数の検索条件を入力し、それを満足する対象製品(デジタルカメラ)の表を出力として得ることができるとする。
デジタルカメラの44機種を処理対象として、前記の3つの購入条件による処理を行うとする。図12(A)に本発明による処理結果の例を示し、図12(B)に従来手法による処理結果の例を示す。
従来手法を用いて前記の3つの購入条件にもとづいた検索を行うと、図12(B)に示すように、デジタルカメラの44機種を列挙した結果が得られる。従来手法では、ユーザの個人情報を反映する手段が備えられていないため、この検索結果は、ユーザごとに適応していない、すなわちユーザオントロジーが構築されていない場合の処理結果と考えることができる。
本発明による処理の場合には、ユーザオントロジーとして、図10および図11に示すようなユーザオントロジーが構築されてユーザオントロジーサーバ2に格納されているとする。
デジタルカメラの44機種のうち、以下の6機種は、重量が200g以下であり、Property要素SIZEの値がCOMPACTとなるとする。
product_c(重量175g)、
product_b(同 150g)、
product_e(同 180g)、
product_g(同 180g)、
product_p(同 185g)、
product_d(同 180g)。
product_b(同 150g)、
product_e(同 180g)、
product_g(同 180g)、
product_p(同 185g)、
product_d(同 180g)。
図11の対比的ストラテジーにもとづくユーザオントロジーが構築されている場合には、前記の6機種のデジタルカメラ(リソース)はカテゴリCat4の下に、それ以外の機種のデジタルカメラはカテゴリCat3の下にカテゴライズされる。
リソースセレクタ10は、順位付け部16により、直前に変化があったカテゴリにカテゴライズされるリソースを優先して選択したリソースを並び替えるため、その選択結果は、図12(A)に示すように、前記の6機種のデジタルカメラがリストの先頭になる。
このように、本発明による処理結果を、従来の検索手法による検索結果すなわちユーザオントロジーのない場合の処理結果と比較すると、リストを選択する場合に、購入条件を満足させるような検索を行うことに加えて、デジタルカメラの重量が軽い6機種が上位に選択されており、ユーザのデジタルカメラの重量に関する知識を反映したリソースの選択が実現していることがわかる。
なお、図10の類推的ストラテジーにもとづくユーザオントロジーが構築されている場合には、ユーザオントロジーにデジタルカメラの重量に関する知識を反映した適当なカテゴリが存在しないため、44機種全てのリソースがカテゴリCat3にカテゴライズされてしまう。このため、従来手法による検索処理と同様の結果となる。
よって、同じユーザのユーザオントロジーであっても、アプリケーションが採るリソース選択のストラテジーが異なれば、アプリケーションが提示するリソースの結果も異なることがわかる。また、適切なリソース選択のストラテジーにもとづいて構築されたユーザオントロジーによって、ユーザへ適応した適切な結果(リソース選択)が得られることがわかる。
以上説明したように、サーバ3aのアプリケーション(ヴァーチャルミュージアム)において異なったストラテジーが採られることにより異なるユーザオントロジーが構築されることがわかった。また、サーバ3bのアプリケーション(オンライン・ショッピング)を利用する場合に、サーバ3aのアプリケーション(ヴァーチャルミュージアム)で構築されたユーザオントロジーを利用することにより、サーバ3bのアプリケーション(オンライン・ショッピング)でもユーザに適応したリソースの選択が実現できることがわかった。
すなわち、本発明によれば、サーバ3bのアプリケーション(オンライン・ショッピング)は、サーバ3aのアプリケーション(ヴァーチャルミュージアム)で構築されたユーザオントロジーを持つユーザに対して、サーバ3aを訪れていないユーザと比較してユーザの知識を反映したリソースを提示できることを示した。これは、本発明の適用におけるアプリケーションの任意性を示すものであり、ユビキタスな環境における本発明の有用性を示している。
なお、本発明は、コンピュータにより読み取られ実行される処理プログラムとして実施するものとして説明したが、本発明を実現する処理プログラムは、コンピュータが読み取り可能な、可搬媒体メモリ、半導体メモリ、ハードディスクなどの適当な記録媒体に格納することができ、これらの記録媒体に記録して提供され、または、通信インタフェースを介して種々の通信網を利用した送受信により提供されるものである。
以上、本発明をその実施の形態により説明したが、本発明はその主旨の範囲において種々の変形が可能であることは当然である。
1 ユーザ端末
2 ユーザオントロジーサーバ
3 アプリケーションサーバ(サーバ)
4 ネットワーク
10 リソース選択処理部(リソースセレクタ)
12 類推的選択部
14 対比的選択部
16 順位付け部
18 オントロジー管理部(オントロジーマネージャ)
20 ユーザオントロジー記憶部
2 ユーザオントロジーサーバ
3 アプリケーションサーバ(サーバ)
4 ネットワーク
10 リソース選択処理部(リソースセレクタ)
12 類推的選択部
14 対比的選択部
16 順位付け部
18 オントロジー管理部(オントロジーマネージャ)
20 ユーザオントロジー記憶部
Claims (8)
- ユーザが、サーバによって提供されるアプリケーションを任意の端末装置で利用する場合に、前記アプリケーションが提示できるリソースをユーザに適応的に選択するシステムであって、
サーバが提供するアプリケーションから、前記アプリケーションを利用するユーザによって選択されたリソースまたは操作の情報を取得し、前記選択されたリソースまたは操作の情報にもとづいてリソースに関するユーザの知識および関心の体系を前記リソースの記述体系と共通する記述体系により記述したユーザオントロジーを構築する処理手段と、
前記アプリケーションから、前記アプリケーションで提示できるリソースのリストおよびリソース選択のストラテジーを取得し、前記ストラテジーおよび前記ユーザオントロジーにもとづいて、前記リソースのリストから提示すべきリソースを選択する処理手段と、
前記アプリケーションから前記ユーザの利用終了の通知を受けた場合に、前記ユーザオントロジーをユーザ識別情報とともにユーザオントロジーサーバへ送信する処理手段と、
前記アプリケーションからユーザの利用開始の通知を受けた場合に、当該ユーザのユーザ識別情報を通知して対応するユーザオントロジーを前記ユーザオントロジーサーバから取得して記憶部に格納する処理手段とを備える端末装置と、
前記端末装置で構築された前記ユーザオントロジーをユーザ識別情報と対で保管するユーザオントロジーサーバとを備える、
ことを特徴とするリソース選択システム。 - ユーザが、サーバによって提供されるアプリケーションを任意の端末装置で利用する場合に、前記アプリケーションが提示できるリソースをユーザに適応的に選択する装置であって、
サーバが提供するアプリケーションから、前記アプリケーションを利用するユーザによって選択されたリソースまたは操作の情報を取得し、前記選択されたリソースまたは操作の情報にもとづいてリソースに関するユーザの知識および関心の体系を前記リソースの記述体系と共通する記述体系により記述したユーザオントロジーを構築する処理手段と、
前記アプリケーションから、前記アプリケーションで提示できるリソースのリストおよびリソース選択のストラテジーを取得し、前記ストラテジーおよび前記ユーザオントロジーにもとづいて、前記リソースのリストから提示すべきリソースを選択する処理手段と、
前記アプリケーションから前記ユーザの利用終了の通知を受けた場合に、前記ユーザオントロジーをユーザ識別情報とともにユーザオントロジーサーバへ送信する処理手段と、
前記アプリケーションからユーザの利用開始の通知を受けた場合に、当該ユーザのユーザ識別情報を通知して対応するユーザオントロジーを前記ユーザオントロジーサーバから取得して記憶部に格納する処理手段とを備える
ことを特徴とするリソース選択処理装置。 - 前記ストラテジーは、前記ユーザオントロジーにもとづいて、前記アプリケーションにおいて既に提示されたリソースと同じ機能や構成要素を持つ対象を表すリソースを、前記リソースのリストから選択する類推的ストラテジーである
ことを特徴とする請求項2記載のリソース選択処理装置。 - 前記ストラテジーは、前記ユーザオントロジーにもとづいて、前記アプリケーションにおいて既に提示されたリソースと共通する機能または構成要素を持ち、かつ異なった要素を持つ対象を示すリソースを、前記リソースのリストから選択する対比的ストラテジーである
ことを特徴とする請求項2記載のリソース選択処理装置。 - 前記リソースを選択する処理手段は、前記ストラテジーにしたがって選択したリソースに順位付けを行う
ことを特徴とする請求項2記載のリソース選択処理装置。 - ユーザが、サーバによって提供されるアプリケーションを任意の端末装置で利用する場合に、前記アプリケーションが提示できるリソースをユーザに適応的に選択する装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、
サーバが提供するアプリケーションから、前記アプリケーションを利用するユーザによって選択されたリソースまたは操作の情報を取得し、前記選択されたリソースまたは操作の情報にもとづいてリソースに関するユーザの知識および関心の体系を前記リソースの記述体系と共通する記述体系により記述したユーザオントロジーを構築する処理と、
前記アプリケーションから、前記アプリケーションで提示できるリソースのリストおよびリソース選択のストラテジーを取得し、前記ストラテジーおよび前記ユーザオントロジーにもとづいて、前記リソースのリストから提示すべきリソースを選択する処理と、
前記アプリケーションから前記ユーザの利用終了の通知を受けた場合に、前記ユーザオントロジーをユーザ識別情報とともにユーザオントロジーサーバへ送信する処理と、
前記アプリケーションからユーザの利用開始の通知を受けた場合に、当該ユーザのユーザ識別情報を通知して対応するユーザオントロジーを前記ユーザオントロジーサーバから取得して記憶部に格納する処理とを備える装置として、
コンピュータを機能させるためのリソース選択プログラム。 - ユーザが、サーバによって提供されるアプリケーションを任意の端末装置で利用する場合に、前記アプリケーションが提示できるリソースをユーザに適応的に選択する方法であって、
サーバが提供するアプリケーションから、前記アプリケーションを利用するユーザによって選択されたリソースまたは操作の情報を取得し、前記選択されたリソースまたは操作の情報にもとづいてリソースに関するユーザの知識および関心の体系を前記リソースの記述体系と共通する記述体系により記述したユーザオントロジーを構築する処理過程と、
前記アプリケーションから、前記アプリケーションで提示できるリソースのリストおよびリソース選択のストラテジーを取得し、前記ストラテジーおよび前記ユーザオントロジーにもとづいて、前記リソースのリストから提示すべきリソースを選択する処理過程と、
前記アプリケーションから前記ユーザの利用終了の通知を受けた場合に、前記ユーザオントロジーをユーザ識別情報とともにユーザオントロジーサーバへ送信する処理過程とを備える、
ことを特徴とするリソース選択処理方法。 - 前記アプリケーションからユーザの利用開始の通知を受けた場合に、当該ユーザのユーザ識別情報を通知して対応するユーザオントロジーを前記ユーザオントロジーサーバから取得して記憶部に格納する処理過程を備える
ことを特徴とする請求項7記載のリソース選択処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004003784A JP2005196608A (ja) | 2004-01-09 | 2004-01-09 | リソース選択システム、リソース選択処理装置、リソース選択プログラム、およびリソース選択処理方法 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2004
- 2004-01-09 JP JP2004003784A patent/JP2005196608A/ja active Pending
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