JP2005196150A - 光通信装置およびその製造方法 - Google Patents

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奈月 福田
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Abstract

【課題】 小型の光通信装置およびその製造方法を提供する。
【解決方法】 光通信装置10は、2波長の光信号を多重化して伝送する線状の光伝送部11と、2波長の光信号を多重または分離するWDM12とを備えている。光伝送部11の端部は光伝送部11の軸線に斜交する斜端面を有し、WDM12は光伝送部11の斜端面上に設けられる。こうした構成により、光伝送部11およびWDM12の設置スペースを小さくすることができ、光通信装置を小型化することができる。
【選択図】 図1



Description

本発明は、2波長の光信号を多重化して通信を行う光通信装置およびこれを製造するための製造方法に関するものである。
従来の光通信装置として、光ファイバの一端から離れた位置に光分岐素子を配置したものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、フェルールの斜端面上に波長合分波フィルタを貼り付けた光通信装置がある(例えば、特許文献2参照)。ただし、光ファイバの端面はフェルールの斜端面から後退した位置にあり、この場合も、光ファイバの一端から離れた位置にフィルタを配置している。
この他の先行技術として、3次元フォトニック結晶の製造方法がある(例えば、特許文献3参照)。
特開平6−138347号公報(段落0014、図1) 特開2003−279808号公報(段落0028〜0029、図2) 特開2004−145145号公報(段落0029〜0034、図2)
以上のように従来の光通信装置では、光ファイバの一端から離れた位置に光分岐素子を配置しているので、設置スペースが大きくなり、光通信装置全体もその分だけ大きい構成となっていた。また、光ファイバの一端から離れた位置に光分岐素子を配置しているので、光ファイバの一端から出射された光は広がって光分岐素子に到達することとなり、これを透過または反射させるために光分岐素子も大きくせざるを得なくなり、この点も光通信装置が大きくなる要因となっていた。
本発明の目的は、小型の光通信装置およびその製造方法を提供することである。
本発明の光通信装置は、2波長の光信号を多重化して伝送する線状の光伝送部と、前記2波長の光信号を多重および/または分離する波長多重分離部とを備えた光通信装置であって、前記光伝送部の端部は前記光伝送部の軸線に斜交する斜端面を有し、前記波長多重分離部は前記斜端面上に設けられたことを特徴とする。
また本発明の製造方法は、2波長の光信号を多重化して伝送する線状の光伝送部材の一端に、前記光伝送部材の軸線に斜交する斜端面を形成する斜端面形成工程と、前記斜端面形成工程によって形成された光伝送部材の斜端面上に、前記2波長の光信号を多重および/または分離する波長多重分離部を形成する波長多重分離部形成工程とを含むことを特徴とする。
本発明の光通信装置によれば、線状の光伝送部の端面を光伝送部の軸線に斜交する斜端面とし、波長多重分離部をこの斜端面上に設けるので、設置スペースを小さくすることができ、光通信装置を小型化することができる。
また本発明の製造方法によれば、線状の光伝送部材の一端に、光伝送部の軸線に斜交する斜端面を形成し、この斜端面上に波長多重分離部を形成するので、簡単な方法で小型の光通信装置を製造できる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る光通信装置を示すブロック構成図である。光通信装置10は、光伝送部11、波長多重分離部(Wavelength Division Multiplexer;WDM)12、レンズ13,14、フォトダイオード(Photo Diode;PD)21、レーザダイオード(Laser Diode;LD)32、第1反射防止部41、第2反射防止部42および第3反射防止部43を備えている。
光伝送部11は、2波長λ1,λ2の光信号を多重化して伝送するための線状の光伝送部材、たとえば光ファイバケーブルによって構成されフェルールによって筐体等に保持される。フェルールは、光ファイバケーブルのコア部分を正確に位置合わせしておくための保持部品である。WDM12は、波長選択性を有する波長フィルタによって構成され、2波長λ1,λ2の光信号を多重および/または分離する膜である。この膜は、たとえば、3次元フォトニック結晶膜などであり、特定波長λ1を有する光を反射し、これ以外の波長の光を透過させる波長フィルタである。
光伝送部11の端部は、光伝送部11の軸線に斜交する斜端面を有し、WDM12はこの斜端面上に第1反射防止部41を介して設けられる。これにより、光伝送部11とWDM12との間隔が無くなるので、光通信装置10を小型化することができる。また、光伝送部11とWDM12との間隔が無くなることによって、光伝送部11から出射した光ビームが広がることなくWDM12に到達するので、WDM12も小型化でき、ひいては光通信装置10をも小型化できる。さらに、WDM12を光伝送部11の斜端面上に設けたことによって、光伝送部11の斜端面がWDM12を支持するので、WDM12を支持するための専用の支持構造が不要となり、ひいては光通信装置10をも小型化できる。
なお、光伝送部11が光ファイバケーブルである場合、光伝送部11の軸線は、光ファイバケーブルのコア部分を貫く中心軸線である(線状光学素子における光軸(光学軸線)であっても良い)。
レンズ13,14は球形の集光レンズである。ここでは、レンズ13をWDM12とPD21との間に介在させて設け、レンズ14をWDM12とLD32との間に介在させて設けている。
PD21は、波長λ1付近の波長の光信号を感度良く受光できる受光素子であり、光伝送部11を介して伝送されてきた波長λ1の入力光信号を受光する。このPD21は、光伝送部11の斜端面から光伝送部11の側方に離れた位置に配置され、光伝送部11から出射されてWDM12で反射されレンズ13で集光された光ビームの光軸に対して受光面がほぼ垂直になる向きに設置される。また、WDM12で反射した光ビームの光軸は、光伝送部11の軸線に対して垂直な方向であることが望ましく、こうするためには、光伝送部11の斜端面は光伝送部11の軸線に対し45度をなすことが望ましい。これにより、信号損失を極力減らすことができる。
LD32は、波長λ2に中心波長を有する光信号を発光できる発光素子である。このLD32は、その出射光ビームの光軸が光伝送部11の軸線に一致し、光伝送部11の斜端面から離れてこれに対向するように設置される。このように、PD21およびLD32のうち、光軸合せの精度が求められるLD32を、比較的光軸合せが容易である光伝送部11の軸線上に配置するので、光通信装置10を製造する過程における光軸合せが容易となる。また、完成した光通信装置10についても、LD32が発光した光を漏らすことなく光伝送部11に入射させることができ、出力光信号の損失を低減できる。
第1反射防止部41は、光伝送部11の斜端面を直接被覆することによって形成され、波長λ1および波長λ2の光反射を防止するための膜である。なお、第1反射防止部41は、光伝送部11の斜端面上に直接設けられるため、光伝送部11の斜端面とWDM12との間に介在することになる。第2反射防止部42は、光伝送部11の側面上であり、かつWDM12によって反射した光信号が通過する位置を直接被覆することによって形成され、少なくとも波長λ1の光反射を防止するための膜である。なお、第2反射防止部42は、波長λ1の光反射とともに波長λ2の光反射を防止する膜であっても良い。第3反射防止部43は、WDM12を直接被覆することによって形成され、少なくとも波長λ2の光反射を防止する膜である。なお、第3反射防止部43は、波長λ2の光反射とともに波長λ1の光反射を防止する膜であっても良い。このように、WDM12を光伝送部11の斜端面上に設けたので、WDMと光伝送部とを互いに離して設置した場合に各対向面上に反射防止膜がそれぞれ必要であったものを、ひとつの第1反射防止部41に共用化することができる。
次に、光通信装置10の動作を説明する。
LD32で発光した光信号は、レンズ14によって集光され、第3反射防止部43を透過してWDM12に入射する。入射した光信号の波長はλ2であり、WDM12が選択する特定波長λ1と異なるため、WDM12を透過する。透過した光信号は、第1反射防止部41を透過して光伝送部11に入射し、光伝送部11を介して外部に出力される。
一方、波長λ1の光信号が、波長λ2の光信号と光伝送部11内で多重化されて、外部から伝送されてくる。この光信号は、その波長がWDM12によって選択された特定波長λ1と同一であるため、第1反射防止部41を透過した後にWDM12で光伝送部11の側方に反射される。反射された光信号は、第2反射防止部42を透過してレンズ13で集光された後、PD21で受光される。
このように、光通信装置10では、入力光信号と出力光信号とを波長を変えて多重化することによって、1芯双方向の光通信を実現できる。
図5は、本発明に係る光通信装置の製造方法を示すフローチャートである。本製造方法は、斜端面形成工程S1、第1,第2反射防止部形成工程S2、WDM形成工程S3、第3反射防止部形成工程S4および組立工程S5を含む。
まず、斜端面形成工程S1では、光ファイバケーブルなど、線状の光伝送部材の一端を斜めに研磨することによって、光伝送部材の軸線に対し斜交する斜端面を形成する。または、線状の光伝送部材をねじりつつ両側から引っ張った状態で、超音波振動するダイヤモンドカッタを押し当て、光伝送部材を斜めに切断することによって、光伝送部材の軸線に対し斜交する斜端面を形成する。このように、光伝送部材の一端に斜端面を形成したものが、図1の光伝送部11に相当する。
続いて、第1,第2反射防止部形成工程S2では、斜端面形成工程S1によって形成された光伝送部材の斜端面を、透過する波長λ1の光および波長λ2の光による反射を防止する材料または構造を有した反射防止部材で直接被覆するとともに、光伝送部材の側面上でありWDMによって反射した光信号が通過する位置を、透過する波長λ1の光による反射を防止する材料または構造を有した反射防止部材で直接被覆する。これによって、図1の第1反射防止部41および第2反射防止部42が作成される。
続いて、WDM形成工程S3では、第1反射防止部41の表面上に、2波長の光信号を多重および/または分離する構造を有したWDMを直接形成する。このような構造を有したWDMとして、3次元フォトニック結晶がある。3次元フォトニック結晶は、誘電率の異なる誘電体材料を3次元的に周期的に繰り返し配列させたものであり、特定の入射角で入射する特定波長の光を反射し、それ以外の光を透過するものである。また、誘電体粒子を3次元的に規則正しく配列させ、その隙間に空気を介在させたものも、誘電体粒子とその隙間に介在する空気とによって3次元的に周期的な繰り返し構造が実現しているので、3次元フォトニック結晶である。
3次元フォトニック結晶は、たとえば、特許文献3(特開2004−145145号公報)に記載されるとおり、コロイド粒子分散液の分散媒を一定条件下で蒸発除去することによって作成可能である。3次元フォトニック結晶において、誘電体粒子が理想的な最密充填構造を形成できた場合、反射率が最大になるブラッグ波長λmaxは、下記の式で表される。
λmax=2d111(neff −sinθ)1/2
上記式において、neffは実効屈折率、d111は(111)両面間の結晶面間隔、θは<111>方向からの角度である。誘電体粒子が理想的な最密充填構造を形成できた場合、d111=0.816×D(Dは粒子径)である。(111)面は、図1のWDM12では、光伝送部11の斜端面に平行となる。<111>方向は、図1のWDM12では、光伝送部11の斜端面の法線方向に一致する。したがって、図1において、波長λ1の光は、WDM12に対しθ=45度の入射角をなして入射するため、θ=45度の条件下で波長λ1を上記式のλmaxに一致させることが望ましい。この場合、波長λ1は、下記の式で表される。
λ1=2d111(neff −1/2)1/2
たとえば、波長λ1=1310nmの光を使う場合、粒子径640nmのポリスチレン粒子を最密充填すれば良い(neff=1.439)。誘電体材料としては、ポリスチレン粒子の他に、酸化チタン粒子、シリカ粒子などが使用可能である。
続いて、第3反射防止部形成工程S4では、WDM形成工程S3によって形成されたWDM12の表面を、透過する波長λ1の光による反射を防止する材料または構造を有した反射防止部材で直接被覆する。これによって、図1の第3反射防止部43が作成される。
続いて、組立工程S5では、WDM12および第1〜第3反射防止部41〜43を設けた光伝送部11に対し、レンズ13,14、PD21およびLD32を、図1で説明したように設置することにより、光通信装置10を完成することができる。ただし、組み立ては、図1の配置に限るものではない。
なお、WDM12として、特定波長λ1の光を反射しそれ以外の波長の光を透過する波長フィルタを説明したが、3次元フォトニック結晶に所定の欠陥をつくることによって、逆に、特定波長λ2の光を透過しそれ以外の波長の光を反射する波長フィルタも適用可能である。また、WDM12として、3次元フォトニック結晶膜を説明したが、誘電率の異なる誘電体層を積層した誘電体多層膜も適用可能である。誘電体多層膜は、光伝送部材の斜端面上に誘電体を直接蒸着するか、または、光伝送部材とは別個のガラス基板またはポリイミド基板等に誘電体を蒸着したものを透明な接着剤を用いて貼り付けることによって作成される。蒸着法としては、たとえば、熱蒸着、スパッタ、イオンプレーティングなどがある。
実施の形態2.
図2は、本発明の実施の形態2に係る光通信装置を示すブロック構成図である。光通信装置20は、図1で説明した実施の形態1に係る光通信装置10において、PD21に替えてLD31を、LD32に替えてPD22を配置したものである。LD31は、波長λ1の光信号を発光する発光素子である。PD22は、波長λ2の光信号を受光する受光素子である。このように、LD31およびPD22のうち、受光面が小さいことから位置精度が求められるPD22を、比較的位置合せが容易である光伝送部11の延長線上に配置するので、光通信装置20を製造する過程における位置合せが容易となる。また、完成した光通信装置20についても、光伝送部11から出射された光を漏らすことなくPD22で受光することができ、入力光信号の損失を低減できる。
その他の構成として、光伝送部11、WDM12、レンズ13,14、第1反射防止部41、第2反射防止部42および第3反射防止部43については、図1で説明した実施の形態1に係る光通信装置10と同一であるため説明を省略する。
次に、光通信装置20の動作を説明する。
LD31で発光した光信号は、レンズ13によって集光され、光伝送部11側面上の第2反射防止部42に入射する。入射した光信号は、第2反射防止部42、光伝送部11および第1反射防止部41を順次透過してWDM12に入射する。入射した光信号の波長はλ1であり、WDM12が選択する特定波長λ1と同一であるため、WDM12で反射される。反射された光信号は、再び第1反射防止部41を透過した後、光伝送部11を介して外部に出力される。
一方、波長λ2の光信号が、波長λ1の光信号と光伝送部11内で多重化されて、外部から伝送されてくる。この光信号は、第1反射防止部41を透過してWDM12に入射する。入射した光信号は、その波長がWDM12によって選択された特定波長λ1と異なるため、WDM12を透過する。透過した光信号は、第3反射防止部43を透過してレンズ14で集光された後、PD22で受光される。
このように、本実施の形態に係る光通信装置20と実施の形態1に係る光通信装置10とは、入力光信号の光路と出力光信号の光路とを入れ替えた関係にある。このため、光通信装置20においても、光通信装置10と同様に、入力光信号と出力光信号とを波長を変えて多重化することによって、1芯双方向の光通信を実現できる。
実施の形態3.
図3は、本発明の実施の形態3に係る光通信装置を示すブロック構成図である。光通信装置30は、図1で説明した実施の形態1に係る光通信装置10において、PD21に替えてLD31を配置したものである。LD31は、波長λ1の光信号を発光する発光素子である。その他の構成として、光伝送部11、WDM12、レンズ13,14、LD32、第1反射防止部41、第2反射防止部42および第3反射防止部43については、図1で説明した実施の形態1に係る光通信装置10と同一であるため説明を省略する。
次に、光通信装置30の動作を説明する。
LD31で発光した光信号は、レンズ13によって集光され、光伝送部11側面上の第2反射防止部42に入射する。入射した光信号は、第2反射防止部42、光伝送部11および第1反射防止部41を順次透過してWDM12に入射する。入射した光信号の波長はλ1であり、WDM12が選択する特定波長λ1と同一であるため、WDM12で反射される。反射された光信号は、再び第1反射防止部41を透過した後、光伝送部11を介して外部に出力される。
一方、LD32で発光した光信号は、レンズ14によって集光され、第3反射防止部43を透過した後、WDM12に入射する。入射した光信号の波長はλ2であり、WDM12が選択する特定波長λ1と異なるため、WDM12を透過する。透過した光信号は、第1反射防止部41を透過した後、光伝送部11に入射し、光伝送部11内で波長λ1の光信号と多重化され、光伝送部11を介して外部に出力される。
このように、本実施の形態に係る光通信装置30は、実施の形態1に係る光通信装置10における光信号出力系統と、実施の形態2に係る光通信装置20における光信号出力系統とを組み合わせたものである。このため、光通信装置30では、2つの出力光信号を波長を変えて多重化することによって、1芯単方向の波長多重送信を実現できる。
実施の形態4.
図4は、本発明の実施の形態4に係る光通信装置を示すブロック構成図である。光通信装置40は、図1で説明した実施の形態1に係る光通信装置10において、LD32に替えてPD22を配置したものである。PD22は、波長λ2の光信号を受光する受光素子である。その他の構成として、光伝送部11、WDM12、レンズ13,14、PD21、第1反射防止部41、第2反射防止部42および第3反射防止部43については、図1で説明した実施の形態1に係る光通信装置10と同一であるため説明を省略する。
次に、光通信装置40の動作を説明する。
波長λ1の光信号が、光伝送部11を介して外部から伝送されてきて、第1反射防止部41を透過した後、WDM12に入射する。入射した光信号は、その波長がWDM12によって選択される特定波長λ1と同一であるため、WDM12で反射される。反射された光信号は、第1反射防止部41、光伝送部11および第2反射防止部42を順次透過して出射される。出射された光信号は、レンズ13で集光された後、PD21で受光される。
一方、波長λ2の光信号が、波長λ1の光信号と光伝送部11内で多重化されて、外部から伝送されてくる。伝送されてきた波長λ2の光信号は、第1反射防止部41を透過してWDM12に入射する。入射した光信号は、その波長がWDM12によって選択される特定波長λ1と異なるため、WDM12を透過する。透過した光信号は、更に第3反射防止部43を透過してレンズ14で集光された後、PD22で受光される。
このように、本実施の形態に係る光通信装置40は、実施の形態1に係る光通信装置10における光信号入力系統と、実施の形態2に係る光通信装置20における光信号入力系統とを組み合わせたものである。このため、光通信装置40では、2つの入力光信号を波長を変えて多重化することによって、1芯単方向の波長多重受信を実現できる。
本発明の実施の形態1に係る光通信装置を示すブロック構成図である。 本発明の実施の形態2に係る光通信装置を示すブロック構成図である。 本発明の実施の形態3に係る光通信装置を示すブロック構成図である。 本発明の実施の形態4に係る光通信装置を示すブロック構成図である。 本発明に係る光通信装置の製造方法を示すフローチャートである。
符号の説明
10,20,30,40 光通信装置
11 光伝送部
12 WDM
13,14 レンズ
21 PD(波長λ1)
22 PD(波長λ2)
31 LD(波長λ1)
32 LD(波長λ2)
41 第1反射防止部(波長λ1、λ2)
42 第2反射防止部(波長λ1)
43 第3反射防止部(波長λ2)

Claims (10)

  1. 2波長の光信号を多重化して伝送する線状の光伝送部と、前記2波長の光信号を多重および/または分離する波長多重分離部とを備えた光通信装置であって、
    前記光伝送部の端部は前記光伝送部の軸線に斜交する斜端面を有し、前記波長多重分離部は前記斜端面上に設けられたことを特徴とする光通信装置。
  2. 前記光伝送部は、光ファイバによって構成されることを特徴とする請求項1記載の光通信装置。
  3. 前記波長多重分離部は、特定波長の光信号を選択的に反射しこれと異なる波長の光信号を透過するか、または、特定波長の光信号を選択的に透過しこれと異なる波長の光信号を反射する波長フィルタによって構成されることを特徴とする請求項1または2記載の光通信装置。
  4. 前記波長フィルタは、3次元フォトニック結晶または誘電体多層膜によって構成されることを特徴とする請求項3記載の光通信装置。
  5. 前記光伝送部の斜端面と前記波長多重分離部との間に介在して設けられた第1反射防止部と、
    前記光伝送部の側面上であり、前記波長多重分離部によって反射した光信号が通過する位置に設けられた第2反射防止部と、
    前記波長多重分離部上に設けられた第3反射防止部とを備えたことを特徴とする請求項3記載の光通信装置。
  6. 前記光伝送部から出射し前記波長多重分離部で反射した前記特定波長の光信号を受光する受光素子と、前記特定波長と異なる波長の光信号を発光する発光素子とを備え、
    前記発光素子からの光信号は、前記波長多重分離部を透過して前記光伝送部に入射することを特徴とする請求項3記載の光通信装置。
  7. 前記特定波長の光信号を発光する発光素子と、前記光伝送部から出射し前記波長多重分離部を透過した前記特定波長と異なる波長の光信号を受光する受光素子とを備え、
    前記発光素子からの光信号は、前記波長多重分離部で反射して前記光伝送部に入射することを特徴とする請求項3記載の光通信装置。
  8. 前記特定波長の光信号を発光する第1発光素子と、前記特定波長と異なる波長の光信号を発光する第2発光素子とを備え、
    前記第1発光素子からの光信号は、前記波長多重分離部で反射して前記光伝送部に入射し、前記第2発光素子からの光信号は、前記波長多重分離部を透過して前記光伝送部に入射することを特徴とする請求項3記載の光通信装置。
  9. 前記光伝送部から出射し前記波長多重分離部で反射した前記特定波長の光信号を受光する第1受光素子と、前記光伝送部から出射し前記波長多重分離部を透過した前記特定波長と異なる波長の光信号を受光する第2受光素子とを備えたことを特徴とする請求項3記載の光通信装置。
  10. 2波長の光信号を多重化して伝送する線状の光伝送部材の一端に、前記光伝送部材の軸線に斜交する斜端面を形成する斜端面形成工程と、
    前記斜端面形成工程によって形成された光伝送部材の斜端面上に、前記2波長の光信号を多重および/または分離する波長多重分離部を形成する波長多重分離部形成工程とを含むことを特徴とする光通信装置の製造方法。


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